Haydn Disk of the Month - July 2016
旅行記事については、書き始めるとなんだかダラダラ書いてしまいますが、家族や知り合いは読んでゲラゲラ笑ったり動静がつたわったりするので、なんだかやけに細くなってしまいます。個人のブログゆえお許しいただきたいと思います。
肝心なレビューの方は最近LPに関する記事が増えています。それもこれも新譜以外のCDの未入手盤に出会う機会が少なくなっていることと、VPIのレコードクリーニングマシーンを手に入れてから、少々コンディションの悪いアルバムでもかなり綺麗に洗浄されて、いいコンディションで聴けるようになるということが大きいですね。また、CD化されていない中にも魅力的な演奏が埋もれているからに他なりません。ここにきてのLPブームもこうしたことに影響されていることと思います。
さて、今月のベスト盤ですが、こちらを選定しました。
2016/07/11 : ハイドン–室内楽曲 : バセットホルン三重奏によるバリトントリオ(ハイドン)
ハイドンのバリトントリオというかなり特殊な曲を、バリトンではなくバセットホルンなどで演奏した、かなりの変わりダネのアルバム。一歩間違うとゲテモノになってしまいますが、どっこいこのアルバムは聴いていただくとわかりますが、バセットホルンやグラスハープで演奏する必然性を感じる非常に優れた企画。ハイドンのバリトントリオがいかに優れた曲かを楽器を変えて世に問うアルバムといったもの。1曲だけアダージョをグラスハープで演奏していますが、これもモーツァルトのグラスハーモニカのためのアダージョに勝るとも劣らぬ繊細な響きを聴かせます。これはハイドンの室内楽を愛する全ての人に聴いていただきたい名盤です。
他にリンゼイ四重奏団がもっとも油ののった時期のトスト四重奏曲、堅固なジュリアード四重奏団のトスト四重奏曲、そしてカイルベルト渾身の時計に王妃と並びましたが、それぞれ知っている人にとってはすでに評価が確立しているアルバムということで、上記アルバムを優先した次第。それぞれのアルバムのすばらしさは記事をよんでいただけれが伝わるかと思います。
2016/07/09 : ハイドン–交響曲 : ヨーゼフ・カイルベルト/バンベルク響の時計、王妃(ハイドン)
2016/07/03 : ハイドン–弦楽四重奏曲 : リンゼイ四重奏団のOp.54(ハイドン)
2016/07/02 : ハイドン–弦楽四重奏曲 : ジュリアード弦楽四重奏団のOp.54(ハイドン)
さて、来月は夏真っ盛り。仕事も多少余裕がでてくるはずですので、1件でも多くレビューできるよう頑張らせていただきます。皆様もいろいろあろうかと思いますが、楽しい夏をお過ごし下さい。
2016年7月のデータ(2016年7月31日)
登録曲数:1,358曲(前月比±0曲) 登録演奏数:9,448(前月比+37演奏)
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