ロト/読響の十字架上のキリストの最後の7つの言葉(サントリーホール)

昨日7月1日は、読響のコンサートにサントリーホールへ行ってきました。

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読売日本交響楽団:第550回定期演奏会

昨年末N響で第九を振って、日本でもちょっとメジャーになったフランソワ=グザヴィエ・ロト。その話題のロトが読響に客演しハイドンの十字架上のキリストの最後の七つの言葉を振るということでチケットをとってあったもの。もちろんハイドン目当てもあってこのコンサートのチケットをとったんですが、実はハイドン以外もブーレーズのノタシオンにベルクのバイオリン協奏曲と魅力的なプログラムということで、正直にいうと本当はブーレーズ目当てでとったもの。

当ブログのコアな読者の皆さんならご存知のことと想いますが、ブーレーズとかデュティユーとかメシアンとか嫌いではありません。数年前のラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポンで来日したアンサンブル・アンテル・コンテンポランの精緻な演奏に圧倒されて以来、ブーレーズにも目がありません。ハイドンは録音でもそこそこ楽しめますが、ブーレーズの生の演奏の衝撃は録音とは異次元でした。キリスト教徒が実は仏像も大好きみたいな変な流れになってしまいましたが、もちろんロトのハイドンとはいかなるものかという興味もあります。

いつもながらギリギリまで会社で仕事と奮闘しつつ、エイやと仕事をぶん投げサントリーホールに向かいます。こうした流れが定着しているせいか、嫁さんがホール内のドリンクコーナーでサンドウィッチと赤白ワインを注文して待っててくれます。

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開演まであまり間がないのでサンドウィッチをワインでさらりとかきこんで、いざ座席へ。

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座席は最近定番のRA席の1列目。オケを上から俯瞰できるお気に入りの席です。ステージ上には1曲目のブーレーズのノタシオンに合わせて大オーケストラの布陣。特に後方にパーカッション群がずらりと並び壮観です。

ほどなく開演時間となり、オケのメンバーが入場してきます。この日の観客の入りは6割ほどでしょうか、読響にしては珍しく空席が目立ちます。スクロヴァチェフスキのブルックナーなどでは満席となりますので、やはり現代音楽とハイドンでは興行的にはなかなか厳しいのでしょうか。

オケと大勢のパーカッション担当が入場したところで、フランソワ=グザヴィエ・ロト登場。気のいいフランスのおじさんという感じ。派手な色のネクタイにスーツというあんまり指揮者っぽくないいでたちで、ブーレーズの超巨大な指揮者用楽譜の前に立ち、指揮棒無しで振り始めます。

解説によればノタシオンはもともと1945年にピアノのための12のノタシオンが作曲され、それから31年後の1976年、バイロイトで指輪を振ったブーレーズはノタシオンにオーケストレーションを施すことを思い立ち、1978年に1番から4番を完成、その後1984年に改定、また最後に7番が加わり5曲となったもの。作曲者により1、7、4、3、2あるいは1、3、4、7、2の順番で演奏されるよう推奨され、この日は前者での演奏。

ロトは大きな身振りでオケに指示を出しながらブーレーズの精緻すぎる楽譜を巧みに音にしていきますが、冒頭から読響はちょっとリズムが重め。ただしRA席とオケを上から俯瞰するように眺めながら各楽器が巧みに音を紡いでゆく様子を見るのはまことにスペクタクルで、実に興味深い。各楽器が決して同じフレーズを演奏しないのにリズムの骨格だけは共有しながら巨大な音楽を作っていく、ブーレーズ独特の音楽の人間離れした造りは圧巻。音だけで聴くのとは別格の面白さです。やはりアンサンブル・アンテル・コンテンポランの研ぎたてのカミソリのような超精緻な演奏の印象が耳に残っているので、各奏者のわずかな入りのばらつきやキレきらないところが耳についてしまいます。それでも曲が進むにつれて、熱気と殺気のようなものをロトが引き出し、最後の曲を終えるクライマックスでは風圧のような迫力を伴ってオケが炸裂。生演奏ならではの迫力を味わえました。

もちろん少々入りの悪い会場からも万雷の拍手。ブーレーズがわかるコアなお客さんだからでしょうか、読響メンバーの熱演をたたえていました。いやいや、この曲を演奏するのは並のことではありません。ロトも読響には前月、幻想交響曲で初登場とのことですが、続いてブーレーズを持ってくるとはあっぱれです。

ステージ上は次のベルクのヴァイオリン協奏曲に向けて配置をかなり修正します。ヴァイオリン独奏は郷古廉(ごうこ すなお)さん。この曲も生で聴くのは初めて。録音ではクレーメル/コリン・デイヴィス盤、スターン/バーンスタイン盤、ブラッハー/アバド盤などを愛聴しています。録音ではかなり静謐で精緻な印象を持っていたのに対し、意外と大きな音量でグイグイいくのに最初は面食らいました。精緻さという狙いではなくかなり雄弁。ソロの郷古さんも悪くありませんが、オケの雄弁さにちょっとインパクト負けしていなくもない感じ。透き通るような高音の音色で最後は天上に昇華していく様子は流石なところ。もちろん拍手喝采に包まれますが、ロトはさらりとかわして引っ込んでしまいます。

休憩を挟んで、いざハイドンです。

前半のステージいっぱいに配置されたオケとたくさんのパーカッションが休憩時間いっぱいを使って片付けられ、休憩終了間際に、ステージ中央部に小さくまとまった小編成オーケストラに配置が修正されます。よく考えるとプログラムの前半に大編成オケによる難曲2曲、そして休憩後は小編成オケによるハイドンと、普通はあまり組まないプログラム。後半迫力不足に感じるリスク大な構成です。

しかし、その心配は杞憂でした。ロトが組んだこのプログラムの真意に観客もすぐに気付いたでしょう。

序奏が始まるとすぐに、実に濃密なロトの音楽に釘付けになります。大きなアクションでオケを巧みに操りながら、このハイドンの名作を劇的に、かつ洗練されたモダンな表現も織り交ぜながらグイグイ煽っていきます。この曲を完全に掌握して、音楽は迫力のみではないとでも言いたげにオケを実に巧みに操ってイキイキとした音楽を作っていくではありませんか。これには観客もいきなり引き込まれ、みなさんオケのリズムに乗りながらハイドンの書いた名旋律を味わっていました。すべて緩徐楽章の7つのソナタを緊張感を保ちながら、やはり雄弁にデュナーミクの幅を大きくとりながら描いていきます。先日聴いてよかったテルプシコルド四重奏団の演奏などは、抑えた表現の中に音楽が息づいていましたが、こちらは大きな抑揚によって陰影の濃いわかりやすい表情の音楽。くどい感じはなく、上品な深い色を主体としたダイナミックな構図の油彩のような表現。面白かったのはピチカートの印象的な第5ソナタ。ピチカートの音量を抑えると同時にテンポも落とし、その間に鳴るメロディーがくっきりと印象的に浮かびあがるところ。音色に関する鋭敏な感覚を垣間見せる表現でした。終盤の第6、第7ソナタでは大波のうねりのような盛り上がりを見せ、そして最後の地震では、炸裂ではなく古典の均衡の中での感興で聴かせるあたり、流石なセンスでした。この曲でもオケを俯瞰しながらき、金管、木管がどこで音を重ねてくるのか手に取るようにわかり非常に勉強になりました。地震の場面のみ活躍するティンパニも渾身の演奏。今日はいつもの岡田さんではありませんでしたね。

ロト渾身の十字架に会場は割れんばかりの拍手。いやいや素晴らしかった。前半のブーレーズ、ベルクはもっと素晴らしい演奏はあるでしょうが、後半のハイドンは滅多に聴く事ができない素晴らしい感動を味わわせてくれました。かなり個性的な音楽をつくってくる人ですが、フランス人らしい、カンブルランとはまた違ったエスプリを感じさせながらも、古典期としてもふさわしいバランス感覚があり、この人のハイドンは期待できます。放送で見た第九もよかったので、今度は天地創造か四季を聴かせてほしいものです。

正直ブーレーズ目当てでチケットをとりましたが、ハイドンに圧倒されたコンサートでした。

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演奏の余韻を楽しみながら外に出ると、涼しい風が吹いていました。いつものようにホール向かいのplatesでパスタセットを楽しんで帰りました。

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食べログ:プレーツアーク森ビル店

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カジュアルで美味しい良いお店です!

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【番外】越後湯沢温泉紀行

全国の温泉ファン、ロープウェイファン、ダムファンの皆さま、ご無沙汰しております。

今週水曜日の秋分の日は、先週末に墓参りも済ませているため、温泉にでも行こうということで、いつものように行き先も渋滞次第で決めるというゆるい旅に出かけました。

特に記事にするつもりもなかったんですが、嫁さんからは「あれ、ブログに書かないの? 書いとかなくちゃ忘れちゃうじゃない!」と鋭いのツッコミ。というのも、先日もはじめて訪れたつもりの温泉が、過去のブログの記事で再訪だと判明したり、旅する側の記憶力にも高齢化の足音が忍び寄っているからに他なりません。ということで、外堀を埋められてしまったので1日置いてからの執筆開始です。ちなみにダムには行ってません(笑)

この日は体調も良かったので母親同行の3人旅。いつもこのような時は渋滞を避けるため朝は5時台に出発ですが、前の晩母親が、「早起きしなくてもいいなら行く!」と、旅の行程に重大な影響のある発言(笑) 致し方なしということで7時出発との合意を取り付け就寝しますが、翌朝いつものように早めに起きると、母親はすでに起きており、加えて風呂も済ませたとのこと。早くもやる気炸裂でした(笑)

ということで、一同簡単に荷造りなどをして、無事予定の7時を前に出発できました。天気は清々しい秋晴れ。高速の渋滞情報を見ると、なんとどこも渋滞なし! 皆さん墓参りなどで遠出をしていないからかと勝手に想像してます。いつものとおり海から山まで無限の選択肢がある中、中央か関越方面に行こうということになり、近所の調布インターに向かいます。

調布インターに入ろうとすると、なんとインター入口前に車が数珠繋ぎ。電光掲示板には事故発生とのこと。調布のすぐ先の稲城での事故とのことで、離脱可能なギリギリの所で調布を諦め、先の府中まで一般道で行くことに。無事に府中から乗れましたが、確認すると渋滞は悪化し、6キロにまでなっていましたので、離脱していなかったら、出ばなを相当くじかれていたことでしょう。ギリギリセーフでした。

さて、府中から先は至って快調。渋滞もなくスイスイ進みます。いつものように最初の分岐八王子ジョンクションで、山梨方面にブドウ狩りか長野、新潟方面に温泉かの選択。山梨へは最近よく行っていたので、ここは圏央道に入り、関越を目指すことに。いつも通り圏央道狭山パーキングエリアで休憩して、そのまま関越に合流。次なる分岐は藤岡ジャンクション。今度は先日小諸方面に行ったので、新潟方面に進むことに決定。ということで、なんとなく渋川以北に進む流れになりました。日帰りであることを考慮すると行っても越後湯沢くらいかなということで、行き先は越後湯沢に自然と落ち着きました。渋滞していないことは重要ですね(笑)

ということで、家を出てから3時間弱で越後湯沢インターに到着。この時間、訪れるところといえば選択肢は絞られます。そう、もちろん先ずは温泉です。越後湯沢で温泉といえば、ここしかありません。

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越後湯沢の街はずれにある共同浴場「山の湯」。ここは越後湯沢の温泉でもお湯の質が一番良く、幾度となく来ています。

2012/09/17 : 旅行・温泉巡り : 【番外】越後湯沢・四万温泉紀行
2011/06/05 : 旅行・温泉巡り : 【番外】新潟温泉紀行-1

ブログの記事を遡ってみると、直近では2012年9月、2011年6月に来ていました。越後湯沢には以前はカヌーでの魚野川下りに何度か来ていましたが、今はそのカヌー屋さんはお店をたたんでしまいましたので、温泉やイタリアンを楽しみにたまに寄るスポットです。温泉は越後湯沢の街の至る所にありますが、お湯はかなり異なり、やはりこの山の湯が最高。町営では近くに「駒子の湯」や土樽の「岩の湯」、町営以外では越後湯沢駅前の「江神共同浴場」など、また旅館ではこの山の湯のすぐ隣にある川端康成が泊まっていたことで有名な「高半」や「中屋」といった名旅館があり、何れの温泉も入った上での結論。この山の湯のすぐ裏に源泉があり、高半や中屋は同じ源泉のようですが、この山の湯が一番お湯がシャキっとします。

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たしか2011年の震災後に来た時には節電の影響か、営業時間が短縮されていた記憶があり、10時前に到着して営業しているか若干不安がよぎったのですが、看板を見ると、現在は朝6時から営業となっており一安心。やはり田舎の共同浴場は早朝からやっていませんと落ち着きませんな(笑) 券売機で入湯券を買ってそそくさと脱衣所に進むと、見慣れた暖簾に癒されます。あの素晴しいお湯がもう目の前。久々の名湯を前に過呼吸気味(笑)

先客が数人、お湯の中で昇天しておられました! 皆さんゆったりとお湯に身を沈め放心状態。早速掛け湯をしてトロリとしたお湯に身を沈めます。いつも通りお湯は42、3度。万人にちょうど良い温度です。窓際で入ってる方が窓を開けると、サッと涼しい風が通ります。ゆったりとお湯に浸かったり湯船の縁に腰掛けたりして3時間近いドライブの疲れを癒します。いやいや極楽浄土とはこのこと。しばらくのんびりとして、いつものように最後は水を何杯かかぶって上がります。なんたる爽快感。ハイドンのアダージョのような極上の癒しに包まれます(笑)

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上がって嫁さんと母親が上がってくるのを待つ間は、いつも通り建物の前に置かれた椅子に腰掛けて、越後湯沢の街を見下ろしながら風を楽しみます。

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温泉の周りには草花が茂りいつ来ても花を楽しむことができます。こうゆう些細なことを楽しめる年齢になってきたんですね(笑)

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程なく嫁さんたちも上がって来て、時刻は10時40分くらい。早起きしてのドライブ、そして温泉ということで、いい感じにお腹も減ってきました。



越後湯沢で昼といえば、いつもここです。



ピッツェリア イル・ロカンダ・デル・ピットーレ岩原

越後湯沢市街から車でちょっと登ったところにある岩原スキー場の前にある老舗イタリアンレストラン。



この季節はもちろんスキー客はいませんので人影はまばら。目の前のスキー場は一面緑の草原。この日は抜けるような青空に草原の緑がまぶしいほど。

この閑散としたオフシーズンのスキー場に、車が集まるスポットがピットーレ。外にはピッツァを焼く石窯用の牧が積まれ、いつもながらいい雰囲気です。

この日は11時開店ということで、湯沢に着いて、山の湯でのんびりとして、ちょうど開店時間にピットーレ。予定調和的完璧さです。



開店時間少し前に着いたので、この日は一番乗り。いつもの窓際の広い席に案内されます。



まずは喉を潤したいのですが、もちろん唯一のドライバーゆえ飲めません(涙)
嫁さんと母親のグラスワインを横目にノンアルコールビールで気持ちだけ乾杯。

オフシーズンだからかいつもの巨大なお勧め料理を描いた黒板は登場せず。定番の烏賊の窯焼きにピッツァとパスタを頼んで料理を待ちます。



烏賊をハラワタごとぶつ切りにして、窯で焼いたもの。濃厚な烏賊のハラワタにニンニクの香りが乗って実に旨い。ハラワタが高プリンな感じですが、余計なことは考えず烏賊に絡めていただきます。上に乗せられたルッコラも爽やかな香りが乗っていい感じ。ピットーレの名物なのでここに来ると必ず注文しちゃいます。



烏賊を平らげのんびり話しに興じていると、いいタイミングでピッツァが運ばれてきました。今日は店員さんに勧められてハーフ&ハーフ。自家製ピーマンとサラミとシチリアーナ。玉ねぎにブラックオリーブ、アンチョビなどをあしらったもの。石窯焼きなのでピッツァはホクホク。やはりピーマンの新鮮さがポイントでした。



そしてパスタは「秋ナスの窯焼きラディアトーリ」でミートソース、ベシャメルソースでショートパスタをグラタン風に焼いたもの。こちらは、ナスの風味がありながらグラタン風の濃厚なソースの味を楽しむもの。イカとピッツァとパスタを3人でとりわけながらいただきましたが、これで満腹。いつもだとこの後ドルチェとの声が飛ぶのですが、この日はカフェラテにエスプレッソで締めました(笑)

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のんびり食事を楽しんで、さてこれからどうしようかと思案。思いついたのはこちらです。


越後湯沢の商店街から一気に湯沢高原に登るロープウェイ。

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湯沢高原 ロープェイ

うちの母親はダムマニアでかつロープウェイマニア(笑) 以前箱根の芦ノ湖でロープェイに乗ってなかなか楽しいとわかった以降、伊豆の国、赤倉などいろいろロープウェイに乗ってます。ここ湯沢高原のロープウェイは上のリンクを参照いただきたいのですが、調べたところ以前乗った伊豆の国のパノラマパークと同じ運営会社が経営していることがわかりました。

越後湯沢には何度も来ていますが、このロープウェイに乗るのはもちろんはじめてです。岩原のピットーレから再び越後湯沢の街中にもどって、ロープウェイの駅の裏の駐車場に車を停め、3人分のチケットを買います。見るとロープウェイではありますが、籠が巨大で2つしかありません。空中を進むようすは明らかにロープウェイですが、2台の籠がバランスをとって交互に上り下がりするようすはケーブルカーと同じ仕組みのようです。案内によると籠は166人乗りということで世界最大級とのこと。毎時00分、20分、40分に出発するとのことで、早速乗り込むと確かに広い!

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しかも出発するとかなりの急勾配をグイグイ昇り、あっという間に越後湯沢の街を見下ろすようになります。街を取り囲むように黄金色に稲穂が実った田んぼが取り囲む絶景。中間地点で下りの籠とすれ違いますが、間近をすれ違う様子も大迫力。なかなかです(笑)

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山頂駅に着くと、越後湯沢市街はかなり小さく見えるほど。この日は天気が良かったので眺望も抜群です。なんだかあんまりちゃんと調べてきたわけではありませんでしたので、まわりをキョロキョロすると、バスが2台停まっています。そのうちの1台の行き先に高山植物園アルプの里行きとあるので、母親に「高山植物園、行ってみる?」と聞くと、「いいわね」と好感触。早速バスに乗り込むと、山頂駅から細道を下りながら5分ほど走ったところに着きます。まわりには高山植物が咲き乱れ、綺麗な池では鴨が水浴びをしていました。流石に湯沢からさらに高度を上げてきたところだけに高原の自然は素晴しいものがあります。高山植物も多く咲いていて、なかなか見応えがあります。

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池にそって木道を散歩。

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こちらはちょっと歩いた木陰に咲いていた白のシュウメイギク。花もいいんですがつぼみの着き方が面白い。

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ちょっと奥まで歩いて行くと、ヤギが数匹いるではありませんか。これは手元のマップによると「ふれあいヤギ牧場」というところ。やはり子供たちに大人気で、葉っぱなど差し出すがヤギがむしゃむしゃ食べてくれます。なんだか焦点のさだまらないヤギの目としばらくにらめっこしたりしてのんびりします。

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さらに奥に行くとガレバハウスという売店があり、そこにジェラートの看板が!

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もちろん、女性陣はかなり乗り気ということで、4種あるジェラートから嫁さんが3つ選んで買ってきました。私はもちろん、「地酒入り八海山ミルク」。地酒といっても甘酒のような味。その他「人気No.1フレッシュミルク」に「新潟の味コシヒカリ玄米」。秋にしては汗ばむような陽射しの中をしばらく歩いたので、日陰のベンチで風に当たりながらいただくジェラートはなかなかでした。

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しばらく涼しんだので、高山植物の咲き乱れるロックガーデンを通って先程の池までのんびりと散歩。秋の花がいろいろ咲いていましたが、一際綺麗だったのがアサマフウロ。陽の光を浴びて花が輝いています。

先程バスを降りた池の淵まで戻ると、今度はベンチ式のリフトが目に入ります。結構歩きましたが母親もまだ大丈夫そうですので、乗ってみます。

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このリフト、アトラクションのボブスレーの終点から出発点に戻るリフトのよう。轟音をたてて、氷の通路を駆け抜ける本当のボブスレーをまねて、金属製の通路を車輪付きの台車で降りるアトラクション。皆さん結構楽しそうに滑ってますが、流石に母親連れではムリ(笑) 次々と滑り降りてくる台車を横目にリフトに乗ってグイグイ登ります。

リフトの終点がちょうどボブスレーのスタート地点。流石に人気で10人くらい並んで順番を待ってました。突然母親が「ボブスレーするならこれが最後ね」と意味深なことをつぶやきます(笑)。もちろん滑りませんでしたが、楽しげに台車が下って行くようすを眺めているのを見ると、本当は滑りたかったのかもしれませんね。

ボブスレー乗り場のすぐそばから、またバスが出ていて、ロープウェイの山頂駅まで、あっと言う間に戻れました。照りつける陽射しの中、高山植物やヤギまで見ての散歩。ここはなかなか遊べました。母親も満足そうでしたので、下る事にします。タイミング良くロープウェイがやってきて、往きに見下ろした越後湯沢の街を見ながロープウェイで下ります。

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往きは赤い籠で、帰りは青い籠の方に乗りました。ロープウェイを降りるとお土産屋さんになっているので、いろいろお土産を物色。特に酒どころ新潟だけあって日本酒売場は充実。自分へのお土産に買ったのはこちら。

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売店には八海山をはじめ、越後の銘酒が並びますが、東京ではあまり見かけない、巻機(まきはた)純米吟醸生詰原酒ひやおろしをセレクト。湯沢よりちょっと北の魚沼市の高千代酒造のお酒。

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それからこのお店のロゴの入ったお猪口。ぽんしゅ館というそうで、お猪口にも「ぽんしゅ」と書かれてます。風情のあるいいお猪口ですね。

ほかに会社用におかきなどを買い込んで、旅のミッション終了。湯沢高原で結構のんびりしたので、時刻は3時近く。そろそろ帰りの渋滞が心配ですので、帰途につきます。湯沢インターのそばでガソリンを補充しますが、なんと東京より安いですね。リッター155円でした。

越後湯沢インターから関越に乗り、一路東京へ。途中事故渋滞などがちょこちょこありましたが、往路の3時間プラス1時間程度で練馬に到着。今回も無事故で無事自宅までたどり着きました。

いつも通り、行き当たりばったりの旅でしたが、好天にも恵まれ、いい気晴らしになりました。温泉にイタリアンに高山植物を楽しみながらの高原散歩。母親も結構歩いたのでいい運動になったのでしょう、翌日は足が痛いと言ってました(笑)
越後湯沢は駅のまわりや温泉街ばかりではなく、湯沢高原もかなり楽しめるスポットであることがわかりました。

こんど訪れるときは、しばらく行っていないうどんすきの森瀧にも寄らなくては、、、

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【番外】信州温泉紀行-2

(前記事)2014/09/01 : 旅行・温泉巡り : 【番外】信州温泉紀行-1

突然出来た田舎の蕎麦屋さんの前の人だかりに驚いて、あわてて列に並びます。訪れたのはこちら。

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食べログ:職人館

このあたりでは有名なお店のようです。構えは民家風でお店の前に5~6台車を停めるスペースがあります。すでに車が4台並んでいて、我々が停めるともう1台停められるかどうかというところ。入口前にはすでに10人以上の人がそわそわと開店を待っている様子。ほんの30分の間に激変です(笑)

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先程電話予約をしているので、入れないことは無いだろうということで、開店までの間、まわりの畑に咲いた花などをながめてのんびりします。

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ちょうどお店の向かいには蕎麦の花が咲いていました。

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さして広い面積ではありませんが、蕎麦屋の前に蕎麦畑があるというのも乙なもの。なんとなく脳内で新蕎麦の香りが漂い、これから蕎麦を喰らうのにいい心境になってきました。

さて、開店時間の11:30になるとお店の引き戸があいて中から店員さんが出てきて最初に並んでいた人から予約の有無を確認して、店内に順番に通されます。我々の前に並んでいた人でも予約が無かった人は、少し待たされるように案内されていました。いやいや電話を入れておいて良かった。

我々も入口を入って左の椅子席に案内されます。畳敷きの部屋に小綺麗におかれた椅子とテーブル。なかなかいい雰囲気です。食べログを見て、ヴォリュームがかなりあることはわかっていたので、頼んだのはランチコースの「そばと何かほしい膳」と「館主の野遊び膳」と品数が少ない方の2つのコース。

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最初に蕎麦茶と煮た豆がでてきますが、箸置きがヤマボウシの赤い実なのがいきなり風流。何やらこの店のすごさがつたわってきますね。

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私も何か一杯飲みたいところでしたが、車ゆえぐっとこらえてノンアルコールビール。嫁さんは白のグラスワイン。ちょっと土の香りののこる甲州のようだったとのこと。

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最初に供されたのは写真は撮り忘れましたが村の豆とうふ。ちょっと固めの木綿豆腐に生姜をちょっとあしらったもの。これが実に旨い。素朴な豆腐の旨さが溢れ出してくるよう。そして目にも鮮やかなサラダ。野菜が新鮮なせいか、シャキシャキ感が半端ではありません。ドレッシングも爽やかで、野菜の香りを引き立てるよう薄味。このサラダだけでもお店の志がわかります。この不便なところにこれだけのお客さんが来る理由がわかる気がします。

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つづいて「館主の野遊び膳」だけについてくる豆の煮込み。一皿で来るのかと思いきや、一人分ずつシェアして二皿で供されます。なかなかな心遣い。

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そして蕎麦はメニューでは両方十割そばとありましたが、二種にわけて出されました。奥が十割、手前が田舎です。ピシッと目が立つような裁ち方ではなく、適当に粗い裁ち方で、手打ち感満点。どちらも香り高いのですが、とりわけ田舎そばの噛むと滲み出る旨味というか甘みが秀逸。やはり蕎麦は逸品でした。

このあと巨大な片口に薄めのそば湯がたっぷりと供され、そば湯も含めて存分に楽しめとの館主のお告げのような構成。

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デザートも「館主の野遊び膳」だけにつくものですが、ちゃんと小分けにして二皿で供されました。二人とも「館主の野遊び膳」にすればよかったと詫びると、まったく気にする必要なしとの奥さんの粋な返し。なかなかのおもてなしです。

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流石に最後の抹茶は一杯でした。嫁さんと交互にいただいて、最後は爽やかな余韻で終われました。いやいや見事な構成。ここは車でしか来にくいところですが、次回は是非、うまい酒を飲みながらこの料理を堪能したいものですね。満足。

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さて腹も満ちて、店の外に出ると入口に「笑門(しょうもん)」の木札のついたしめ縄が飾られているではありませんか。「笑う門には福来る」の意かと思っていましたが、帰って調べると、これは伊勢地方のしめ縄。伊勢では一年中しめ縄を飾る風習があり、この笑門しめ縄は伊勢のものとのこと。いろいろ由来があるようですね。詳しくは下のリンクをご参照ください。

はてなキーワード:笑門

お店を出たのが13時近く。はて、このあとどうしようということになり、満腹で血流の鈍った脳でいろいろ検討して、このあたりの酒蔵を探そうということになり、助手席の嫁さんがいろいろ検索。すると、中山道の望月宿、茂田井宿あたりにいくつか酒蔵があることがわかりました。職人館のある春日温泉から車でさほどはなれてはいません。ということで、検索して見つかった酒蔵をナビにセットして行ってみる事にしました。

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訪れたのは茂田井宿の宿場にある大澤酒造。なんと1670年(寛文10年)より当地に住まい、茂田井村の名主を代々勤めた家柄で、1689年(元禄2年)より酒造を始めたということです。街道沿いの白壁の門に、車で入るように書かれているので、車を突っ込んでみると、広い中庭があり、まずは車を停めます。

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すぐに女性の方が出てきて案内してくれました。敷地内には、しなの山林美術館、民俗資料館、名主の館書道館などがありますが、もちろんお目当ては酒です。

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中に入ると古い酒蔵の雰囲気満点。昔の徳利やら道具、資料などがところ狭しとおいてあります。すぐに冷えた試飲用のお酒をならべてくれますが、こちらは車。嫁さんに一通り味見してもらって、辛口本醸造「善光寺秘蔵酒」、契約低農薬米純米酒「信濃のかたりべ」をお土産にいただきました。

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お土産を包んでいただいている間にまわりを見渡すと、なんと「蔵人募集」と書いてあるではありませんか。この中山道の宿場街の酒蔵で米や麹と格闘する姿を空想しながら、そういう人生もあるのだと妙にしんみり。だんだん人間が枯れてきたせいか、酒蔵で働くなどということにも憧れをもつようになりました。まあ、そんなに生易しいことではないのは承知しておりますが、、、(笑)

なんとなくいい気分で酒蔵見学を終えました。後で知ったのですが、この大澤酒造の隣にも武重本家酒造という酒蔵があったんですね。お隣の酒も是非仕入れておくべきでしたが、後の祭りでした。

さて、酒蔵を後にして近くの国道142号に戻ると、すぐに農産物の直売所のようなものが目に入ります。

信州蓼科農ん喜村(のんきむら)

異常気象で野菜が高い東京とはうってかわって新鮮な野菜がかなり安く手に入ります。 ピーマンの肉厚なことといったら、、、 そして茄子、オクラ、トマトなどいろいろ大人買い。

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そして横の味処のんき亭にて、豆腐ソフトなるものがあったので、すかさずゲット(笑) 先程職人館でうまい豆腐をいただいたばかりでしたが、こういうのも旅の楽しみということでいただきます。

なんとなくいろいろ廻ったのでここらあたりで帰途についても良いのですが、今朝程は渋滞もせずスイスイ来たので、もう一風呂入ろうかと言う流れで温泉を「ガイドのとら」で探すと、この先の和田宿に共同浴場がありました!

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和田塾までは車で20分ほど。現代の中山道をスイスイ進んで、和田宿まではあっと言う間。すると、体育館やコートなどがあるスポーツ公園の一角に温泉施設がありました。

株式会社長和町振興公社:和田宿温泉ふれあいの湯

管理は第三セクターということでしょうか。地域おこしの温泉のような感じ。駐車場で車を降り、いざ温泉へ。温泉の建物の前の佇まいとバス停を見ると、どうもここも以前に来た事がある感じ。あとで思い出したのですが、ここまで来て入らずにスルーしたんですね。かれこれ10年くらい前でしょうか。

さて、温泉の方はカルシウム・ナトリウム硫酸塩泉。入ると内風呂は浴槽が2つに別れていて、小さい方が水風呂。中の説明によれば冷たい方が源泉で、暖かい方は加温したものとのこと。お湯は午前中に入った布施温泉とは異なり、カルキ臭さはなく、ちょっときしきしとした感じ。

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もちろんちょっと加温浴槽と外の露天に入った後は、源泉浴槽にじっと身を沈めてしばし沈思黙考。冷たいほどではないので、かなりの時間入ってられます。やはり温泉は疲れがとれますね。30分ほど温泉を楽しんであがります。

時間は15時前。そろそろ帰りのことを考えた方がいい時間。温泉まえの駐車場でナビに自宅をセットしてみると、帰りは和田宿から諏訪に抜け、中央高速で帰る方が近そうです。ということで、ナビの指示どおり、中山道沿いに進み、途中新和田トンネル有料道路を通って、いよいよ諏訪に抜けます。進むと何度か訪れている毒沢鉱泉の横に出て、行き馴れた下諏訪温泉街に出ます。時間に余裕があれば溺愛する菅野温泉に立ち寄ったり、その前のお土産屋さんに寄るところですが、時間もそれなりでお土産も十分買い込んだあとですので、素通りして中央高速諏訪インナーに向かいます。

諏訪インターから中央高速に乗ると、渋滞情報に小仏トンネル前で25キロとの表示! 朝方の空きっぷりから帰りの渋滞はあまり気にしてませんでしたが、やはり8月最後の日とあって、流石に夕方の上り渋滞は険しそうです。しばらく走って双葉SAで休憩。このあとの渋滞に耐えるべくちょっと横になってうつろうつろ。そしていざ出発して、談合坂あたりから25キロの渋滞を約2時間かけてやりすごします。いやいや、これが無ければ楽なんですが、致し方ありません。いつも通り小仏トンネルを通過中に渋滞は解消し、その後はスイスイ。そしていつも通り調布インターで降りて、買い物をちょっとして家に帰りついたのは8時過ぎ。

この日は同行しなかった母親のために、この日仕入れた野菜と帰りに近所のスーパーで仕入れた新秋刀魚をつかってちょいと料理。

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さんまに塩胡椒をしてちょいと置きます。

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飲めなかった自分へのご褒美にイタリアンの白を開栓。

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強力粉を叩いてバターでこんがりソテー。

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パスタは長野で仕入れたズッキーニとカニ缶でさっと和えたもの。帰ってのんびり食事を楽しんで、最後はゆっくりと音楽を楽しみました。久々の温泉に満足満足。

さて、またこれからはレビューに勤しみます(笑)

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【番外】関西・四国・中国大紀行(その13)

(つづき) その1

なんだか、だらだら続いておりますが、続けます(笑)

旅も終盤、5泊目、神戸です。出雲から東京に200kmくらいづつ近づきながら旅をしていますが、前日の三朝温泉から移動にちょうどいいということで神戸、有馬温泉、京都あたりを狙ってました。連日の旅館泊ということで、旅館の和食に飽きるだろうと踏んで、あえて神戸のホテルをとった次第。やはりじゃらんでの評価を見ると、ここオリエンタルホテルが良かろうということで予約しました。

この日姫路城に寄っていたら、もう少し遅い到着になったと思いますが、前記事に書いた通り、小野市の浄土寺に行きましたので、我々一行でもそれほど時間をとらず、神戸のホテルに明るいうちに到着。ホテル前のスタッフに誘導されるまま、地下の駐車場に案内され、車を降ります。相変わらず6泊分の大荷物を下ろします。

神戸オリエンタルホテル

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このホテル、フロントが最上階にあるとのことで、エレーベーターで地下駐車場から最上階に昇ります。エレベーターを降りると床からすべてガラス張りで、神戸の海が見えます。これまでの旅館とは異なり、流石は一流ホテル。洗練された雰囲気が漂います。

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予約した嫁さんがチェックインの手続きをして、部屋に向かいます。折角神戸の街に来たので、町歩きという手もありましたが、やはり皆さんお疲れのようす。偵察に近くまで出てみますが、毎日朝から晩まで観光づくめですので、早々に切り上げます。

やはり部屋でシャワーを浴びてさっぱりしてから一休み。ここの部屋にはホテルということで、大きなバスタブとシャワーがありますが、なかでも天井から雨が降るようなシャワーがあり快適。

ほどなく夕食の時間ということで、一同の意向をふまえ、とったのはホテルのメインダイニング。というかイタリアンレストランです。旅館の本格的な和食が続きましたので、イタリアンはなんとなくほっとします。

神戸オリエンタルホテル:メインダイニング バイ・ザ・ハウス・オブ・パシフィック

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皆がそろって写真など撮っていると、「撮りましょうか」とスタッフが近づいてきてくれたので、なんとなく一同でパチリ。モダンなホテルの最上階ですが、インテリアはクラシカルな雰囲気もあり、いい感じ。まずは、喉の乾きを癒すのに私と叔父はグラスワインの白、母親と嫁さんはグアヴァのカクテル、叔母は生ビール。料理は皆さんお任せがいいとのことで、コース料理の安い方「スタンダード」コースを頼みました。高い方のコースにはトリュフやらフォアグラなどが並びますが、前日三朝温泉の旅館大橋でのどくろの煮付けまでたどり着けなかったことを考慮すると、コースも少なめの方が良かろうとの選択。加えてスタッフにポーションを少なめにと告げると、それぞれのお料理ごとに量を抑えてくれました。これが結果的には良かったようです。

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最初はホテルからという一品。冷えた器にさらりと盛りつけられたカニなど。冷えた白ワインにぴったり合います。

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そしてイサキのカルパッチョ。甘いトマトがたっぷりとのせられてこれまた至福の一品。

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レストランに入った頃は外はまだ明るかったんですが、だんだん陽も暮れてきて、照明が落ちます。テーブルにはキャンドルが灯され、親戚一行には過度なロマンティックさですが、なんとなく落ちついていい感じです。

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そしてちょっと食べかけちゃいましたが、イカとタコをあしらったプッタネスカ。トマトのコクがそこそこあって、ワインが進みます。ワインリストをいただき、バローロなどと豪快に行こうかと思いましたが、ホテルのメインダイニングでバローロを頼むとかなりのお値段。ここはちょいと格を下げて、バルバレスコにしました。バローロほどのコクは望めませんが、ほどよい旨味と爽やかな酸味、いただいたボトルは、2009年。少し時間をおくと、香りが豊かになり、ほどほどのコク。いやいやいい感じです。

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メインは豚か牛をセレクト。私は糸島豚の香草パン粉焼き。やはり豚に愛着があります(笑)。きっちり旨味が封じこめられ、いい味。グラスワインの白をいただき、変化を楽しみます。

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嫁さんや母親たちはやはり牛。黒毛和牛のサーロインステーキ。やはり皆さん牛好き(笑) 悪かろうはずもありません。母親たちも抑え気味のポーションで頼んでいたので、ここまで無事にたどり着けました。ここまで来るとやはり満腹。のんびりと食事を楽しみ、これまでの旅を振り返りながらの談笑。いい具合に薄暗い落ち着いた雰囲気の中、食事を楽しみました。

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皆さんデザートは別腹(笑) 最後にエスプレッソをいただいてスッキリしました。


食事を終えて部屋にもどってテレビでも見ようかと思いましたが、そのままバタンと寝てしまったようで、気づくと夜中(笑) ムングリ起き上がって風呂に入ります。

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前日の大橋でもらってきた温泉の素などを入れてのんびり風呂に入ります。神戸なのに三朝のお湯(笑)で、ちょっとゴージャスな気分。翌日も長い移動がありますので、風呂から上がってもう一度眠りにつきます。

旅はもう少し続きます。

その14へ)

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ワシリー・シナイスキー/読響定期演奏会(サントリーホール)

昨日5月17日は読響の定期公演を聴きにサントリーホールへ。この日の指揮はワシリー・シナイスキーということでチケットをとった次第。学生時代にFM放送で聴いたプロコフィエフの5番の演奏があまりにも素晴しかったので覚えていた人ですが、そのシナイスキーが生で聴けると言う事に加えて、プログラムはプロコフィエフにリヒャルト・シュトラウスということで、ハイドンではないのにグッときたという次第。

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読売日本交響楽団:第537回定期演奏会

ワシリー・シナイスキー(Vassily Sinaisky)は1947年、ロシア東北部のコミ共和国生まれの指揮者。レニングラード音楽院出身で、卒業後、モスクワ・フィルハーモニー管弦楽団でキリル・コンドラシンの助手として指揮をはじめたとの事。1973年に西ベルリンで開催されたカラヤン・コンクールで金メダルを受賞し、その後、1991年から96年までモスクワフィルの音楽監督、2000年から2002年までロシア国立交響楽団(ソ連国立交響楽団の後身)の音楽監督、2007年から2011年までスウェーデンのマルメ交響楽団の首席指揮者、2010年から2013年までボリショイ劇場の音楽監督として活躍しています。読響には2007年、2011年と過去2回客演しているそうです。

協奏曲のヴァイオリンソロはワディム・グルズマン(Vadim Gluzman)という人。こちらははじめて聴く人。1973年、現在紛争地になってしまったウクライナ生まれのヴァイオリニスト。米ジュリアード音楽院の出身で、日本での評判は知りませんが、世界の有名オケとの共演歴は錚々たるものです。楽器はシカゴのストラディヴァリ協会から貸与された1690年製のストラディヴァリウスということでした。

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この日は土曜だったので開演は18:00。平日ではないので、早めにアークヒルズに到着し、向かいのオーバッカナルのテラス席で風を楽しみながら一杯。夕方の爽やかな風が気持ちよい時間帯です。程なくサントリーホールの開場を知らせるパイプオルゴールが鳴り、ホール前が賑わいます。

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人の流れが一段落したところで入場。席はお気に入りのRA席です。この日のプログラムは下記のとおり。

プロコフィエフ:交響曲第1番「古典」
プロコフィエフ:ヴァイオリン協奏曲第2番
リヒャルト・シュトラウス:交響詩「ティル・オイレンシュピーゲルの愉快ないたずら」
リヒャルト・シュトラウス:歌劇「ばらの騎士」組曲

今日は8割すこしくらいの席の埋まり具合でしょうか。日本での知名度は今ひとつなのでしょう。今日来られなかった方は惜しいことをしました!

1曲目のプロコフィエフの1番は好きな曲。父がよく聴いていたのを思い出します。前衛で知られたプロコフィエフが「もしもハイドンが今でも生きていたら書いたであろう作品」として作曲した曲。ワシリー・シナイスキーは、拍手に迎えられて入場すると、さっと手を上げ、指揮棒なしでさっと合図を出して入ります。この人がこれほど指揮が上手いとは知りませんでした。体全体をゆらして、次々と奏者に非常にわかりやすく指示を出していきます。特に第1ヴァイオリンへの指示は綿密。抑えるところをかなり明覚に指示してプロコフィエフの諧謔的なメロディーにクッキリとメリハリをつけていきます。ヴァイオリンの軽やかなフレーズはヴァイオリンパート全員がシナイスキーの指示に従って異次元の軽やかさで弓を運びます。遥か昔にFM放送で聴いた鮮烈なイメージそのままでした。実に巧みなオーケストラコントロール。読響も厳しい練習を経たのか、今日はいつもよりも精度が上がりリズムのキレは抜群。そしてロシア人らしくここぞというときの迫力は流石。1楽章の小気味良い展開、2楽章の穏やかな前衛、ハイドンがメヌエットを常用した3楽章はガヴォットも本質的に機転が利いて、古典的なものへのオマージュになってます。そしてハイドンが得意とした複雑にメロディーをからめたフィナーレは、その形骸を受け継ぎ、コミカルなメロディーをテクニカルにからめた面白さに昇華。最後の吹き上がるようなアタックのキレでホールが吹き飛ばんばかり。シナイスキーのクライバー張りの見事な指揮と、読響の見事な演奏でプロコフィエフ前衛がホールに充満。1曲目から、これからさらに盛り上がる素晴しいコンサートの幕開けにふさわしい興奮に酔います。

前半2曲目はプロコフィエフのヴァイオリン協奏曲2番。個人的にはほとんどなじみのない曲ゆえ、かなり新鮮に聴く事ができました。作曲は1935年。先の古典交響曲が1916~17年ということで、だいぶ後の作曲。
1楽章はいきなりソロから入る珍しい入り。ソロのワディム・グルズマンはシナイスキーが連れてきた人でしょうか、派手さはありませんが大きな体を目一杯使って、楽器を非常に良く響かせる人。彼の使っているストラディヴァリウスは素晴しい音色。サントリー・ホールに楽器全体から発散される美しい胴鳴りが響き渡り、ちょっと聴いたことがないくらいいい音。
曲は難解というより、プロコフィエフ独特の象徴的な美しいメロディーをキーにした展開ではなく、様々な要素が渾然一体となって迫ってくるような曲。グランカッサ、トライアングル、カスタネットなどが使われ、特にグランカッサはかなり活躍。3楽章の最後には不思議なメロディーがグランカッサに乗って繰り返されプロコフィエフらしい前衛的な響きをつくっていました。グルズマンはこの難曲を軽々と弾きこなし、万来の拍手を浴びていました。何度かのカーテンコールの後、アンコールにはバッハの無伴奏ヴァイオリンソナタ1番の冒頭のアダージョを披露。響きの渦のようなプロコフィエフの興奮から一転、静謐な空間にストラディヴァリウスの惚れ惚れするような響きが満ちます。楽器の響きを活かして、鋭さはほどほど、バッハのメロディーを淡々と奏でるスタイル。堅実な演奏に好感を持ちました。なかなかいい感覚の持ち主ですね。

休憩の間に、ステージ上はこれからはじまるリヒャルト・シュトラウスに備えて席が増やされ、サントリーホールのステージが奏者席で埋め尽くされます。

後半最初の「ティル・オイレンシュピーゲルの愉快ないたずら」は圧巻の出来でした。シナイスキーの巧みなコントロールで、細かいメロディーが複雑に交錯するこの変化に富んだ交響詩が一巻の絵巻物のような構築感でまとまりました。個々のフレーズのそれぞれ明解な表情を強弱硬軟織り交ぜながら組み上げていく手腕は見事というほかありません。そしてここぞというところでのティンパニの炸裂するような一撃が加わり大オーケストラから風圧のような大音響が轟き観客を圧倒しました。プロコフィエフ目当てで来たのですが、リヒャルト・シュトラウスは完全にそれを上回る出来。最後の爆発の風圧をブラヴォーがかき消します。いやいや、今まで聴いたどのアルバムのティルよりも見事な演奏。シナイスキーのオーケストラコントロールの腕前の見事さは素晴しいものがあります。

そして、ハープやチェレスタのメンバーが加わり、最後の薔薇の騎士組曲。前曲の興奮冷めやらぬ中、シナイスキーは登場の拍手が止まぬ前から、まるでカルロス・クライバーのようにいきなり曲をはじめます。バラの騎士はカルロス・クライバーのはじめの序曲から陶酔の絶頂にいきなり放り込まれる素晴しいDVDが刷り込みですが、めくるめく感じはクライバー以上。オケの精度も完璧で大オーケストラの迫力と相俟って、前曲を超える絢爛豪華な絵巻物のような陶酔感。前半のプロコフィエフ同様、抑えるところを効果的に使って力任せではない深い陰影と、ロシア人らしいヴァナキュラーな迫力、そして曲がもつ華やかさと陶酔感が高い次元でまとまった素晴しい演奏でした。ワシリー・シナイスキー、類いまれなバトンテクニックで大オーケストラを掌握して、ホールをびりつかせる弩迫力とリヒャルト・シュトラウスの陶酔で観客を魅了していました。もちろん最後はブラヴォーの嵐。気さくにカーテンコールに応じ、主だった奏者をにこやかに紹介する様も人柄がでているようで微笑ましかったです。気さくそうに見えて、読響をこれだけの精度でコントロールするあたり、そうとう練習には厳しいのではないかと想像しています。今日の読響は私の聴いた中ではオケの精度は最高の出来でした。シナイスキー、またの来日の際には行かねばなりませんね。



さてさて、コンサートも終わり、最近お気に入りのカジュアルなイタリアンで反省会です。

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食べログ:プレーツ アーク森ビル店

ここはサントリーホールの真向かいのお店。カジュアルなお店で、コンサートがはけたあとでもすぐに入れて、料理もすぐにでてきて、そこそこいい味。そのうえセットメニューはワインとコーヒーまでついてかなりカジュアルなお値段なので、コンサート後にぴったりなんですね。

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前菜盛り合わせ。鴨のハムがワインのつまみにいいですね。

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パスタはミートソースをチョイス。胡椒が利いてこれも悪くありません。

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ピッツァはマリナーラ。

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そして別に頼んだホエー豚のロースト。これは豚の旨味が濃厚で美味かった。

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そして嫁さんが頼んだデザートのプリンアラモード。ノックアウト(量)です(笑)

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ひとしきりのんびりと食事を楽しんで、サントリーホール前に戻ると、すでに人は捌け、静かな時間になっていました。いいコンサートにのんびりと食事を楽しんで、いい週末でした。

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カンブルラン/読響のマーラー4番(サントリーホール)

昨日4月17日は読響のコンサートのチケットをとってあったので、仕事をそそくさと終え、サントリーホールに向かいます。幸い会社からは30分少々で着きますので、19:00開演のコンサートに駆けつけることは問題ありません、

読売日本交響楽団:第536回定期演奏会

指揮はおなじみシルヴァン・カンブルラン(Sylvain Cambreling)でプログラムは下記のとおり。

シェーンベルク:弦楽のためのワルツ
リスト:ピアノ協奏曲第1番 ピアノ:ニコライ・デミジェンコ(Nikolai Demidenko)
(休憩)
マーラー:交響曲第4番 ソプラノ:ローラ・エイキン(Laura Aikin)

コンサートの情報をマメにチェックするほうではありませんので、わりと適当にプログラムを選びます。読響はスクロヴァチェフスキのコンサートに何回か行って以来、なんとなくいろいろ行っています。スクロヴァチェフスキのブルックナーやベートーヴェンも素晴しいのですが、カンブルランになってから、ストラヴィンスキーとかデティユーなど、ハイドンにこだわらず聴いています。

この日の目玉はもちろんマーラーの4番。カンブルランはフランス人らしい独特の色彩感を感じさせる演奏ゆえ、春にふさわしいマーラーが聴けるのではとの期待でチケットをとったという流れです。

さて、昨日の東京は春らしい好天。18時に仕事を終え、開演20分前にはホールに着きました。

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嫁さんと待ち合わせて、いつものようにホワイエでワインとサンドウィッチなどを戴き、開演前の喧噪を楽しみます。

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座席はこちらもいつも通りお気に入りの2階のRA席。今回は1列目がとれましたので、オケにかぶりつきです。サントリーホールはステージ正面の席よりもステージ横の2階席の方がオケと指揮の様子が手に取るようにわかり、お気に入りです。音も正面よりもダイレクトに聴こえるので、一等席よりもこちらの方が好みです。

プログラム上前半は前座のようなイメージですね。

1曲目目のシェーンベルクは弦楽器のみで10楽章構成のワルツ。解説によると、本来は11楽章構成とのことですが11曲目が未完だったため、通例10楽章の形で演奏されるとのこと。演奏はカンブルランらしく軽やかに弦楽器がワルツを刻むなかに、濃いめの色彩がつけられ、色彩過多なほどの芳香に満ちた華やかさ。オケも1曲目にしては良く磨かれて、かなり気合いの入った様子。コンサートマスターは超長身のクリスティアン・オスターターク。カンブルランが以前音楽監督を務めていた、バーデンバーデン&フライブルクSWR交響楽団のコンサートマスターのコンサートマスターをカンブルランがゲストとして読んだ人とのことです。力強いボウイングは流石と思わせるものがありますね。

2曲目はリストのピアノ協奏曲。私はリストはかなり苦手(笑) 普段は滅多にというかほとんど聴かないのですが、コンサートでは実演の迫力で聴けてしまいます。ハイドンの素朴な音楽に比べるとずいぶんと表現意欲の勝る音楽かと驚くばかり。ピアニストのニコライ・デミジェンコはロシアの人らしく、豪腕という言葉がぴったり。力強いタッチで難曲をこともなげに進めて行きますが、間のとりかたも上手く、落ち着いて音楽の表現の幅をフルに浸かった名演奏だったと思います。なお、鳴り止まぬ拍手に、メトネルの「おとぎ話」という曲がアンコールで演奏されました。こちらは小曲ながら音符の洪水のような難曲ですが、アンコールで演奏するだけあって得意としているよう。安定したテクニックで、しかも詩情も溢れ出す名演奏に会場は再び拍手喝采でした。



休憩を挟んで、ステージ上には所狭しと楽器が増え、マーラーの演奏に備えます。

マーラーの交響曲のなかでも優美な曲想で知られる曲で、冒頭の鈴の音が鳴った途端おとぎ話の世界に入ったような独特の雰囲気に包まれます。いつも通りオーバーアクションともとれる派手なアクションで奏者に指示を出して行くカンブルラン。予想通り、カンブルランのマーラーは速めのテンポで、やはり濃厚な色彩感に溢れたものでした。
私のこの曲の刷り込みはアバド/ウィーンフィルのLPですが、香しいメロディーが次々と楽器を変えて奏でられるこの曲を、アバドはクッキリとしながらも穏やかな暖かい音楽にしていきましたが、カンブルランの手にかかると、メロディを紡ぐ一本一本の糸が色も太さも違うところを面白く聴かせようとしているようで、2人の音楽の違いが実に興味深いですね。オケもかなり練習しているようで、かなりの精度でカンブルランの指示についていきます。よく見える位置にあるティンパニは今日も精緻、木管群の存在感のある演奏が秀逸でした。おだやかに刻む前半に対して、後半に入ると徐々にフルオーケストラが爆発し始め、ライヴならではの迫力溢れる響きに包まれていきます。ブルックナーやマーラーはやはりライヴに勝るものはありません。
2楽章に入るとコンサートマスターのオスタータークのヴァイオリンソロが冴えます。諧謔的とも思えるメロディと調の変化を繰り返しながら寄せては返す弦楽器の柔らかな波にもまれて行くような音楽。アバド盤では陰りのある優美な歌の存在を感じましたが、カンブルランの演奏では艶かしく反射する光沢のような楽器事の変化が印象的。闇のように静寂が存在するアバドとメロディーの変化のつながりの面白さに光をあてたカンブルランというところ。
この曲の聴き所のの3楽章。もう少し色を付けてくるかと思っていたのですが、かなり抑えて精妙なコントロール。やはり実演の迫力も手伝ってかアバドとウィーンフィルの天上の音楽のごとき洗練に精妙さ。帰ってアバド盤を実に久しぶりに聴き直してみましたが、ここはウィーンフィルの磨き抜かれた妙技に軍配でしょう。
つづく4楽章ではソプラノの歌があるのですが、3楽章が終わるまで、歌手が登場する気配がありません。間をおかず4楽章の序奏がはじまると袖からソプラノローラ・エイキンがようやく登場。静かに歩きながら歌の入るタイミング直前に指揮者の横に入ります。アバド盤のコケティッシュなフレデリカ・フォン・シュターデと比べると朗々としたコロラトゥーラゆえ、華やかさエイキンですね。歌手が違うと曲の印象がかなり変わりますね。4楽章はかなりの色彩感で鮮やかな印象が残ります。オケのコントロールは精妙さが上がり、静かに滔々と音楽が流れて行きます。春の泡沫の夢のような儚さ。これぞマーラーの世界でしょう。最後は本当に消え入るように儚くさを印象づけて終わります。カンブルランのタクトが降りるまで、ホールを静寂が包みます。そしてしばらくしてタクトが降りると静かに沸き上がる拍手。最後の余韻の消え入る瞬間のホールの張りつめた空気がこの日の演奏の素晴しさを物語っていました。そして徐々にブラヴォーのかけ声がこだまします。

やはりコンサートはいいですね。春のこの季節にカンブルランのフランス人らしい粋なマーラーを聴き、ゆったりと陶酔したように音楽を楽しむ事ができました。



さて、帰りは最近サントリーホールのコンサート後に良く寄るこのお店で食事をして帰りました。サントリーホールを出た正面にあるお店です。

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食べログ:ブレーツ アーク森ビル店

カジュアルなイタリアンですが、ここがいいのは、ワインなどの飲み物、前菜、パスタかピッツァ、コーヒーのセットメニューがあり、適度に美味しいこと。出てくるのクイックでコンサートの反省会に好適です。

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前菜は生ハム、サラミ、オリーブなど。

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パスタもピッツァもいくつかの中から指定できます。こちらは5種類のチーズのピッツァ。

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パスタはバジリコトマトソース。どちらもそこそこいい味でした。

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今宵も夜は更け、、、翌日も仕事なんですね(笑)

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90歳のスクロヴァチェフスキ/読響/サントリーホール

昨日まで、温泉旅行紀の更新にかまけておりましたゆえ、そろそろハイドンのレビューにとは思っているのですが、昨日は、チケットをとってあったコンサートに出かけました。タイトルどおりスクロヴァチェフスキと読響のコンサートです。

読売日本交響楽団:第530回定期演奏会

この秋にはアバドとルツェルン祝祭管の来日公演のチケットをとって楽しみにしていたのですが、先日書いた通り、アバドの体調不良により中止となってしまいました。それではということで、この秋のコンサートの情報をいろいろ見ていたら、スクロヴァチェフスキがまた来るではありませんか! この機を逃すまいということで急遽チケットをとった次第。

このところスクロヴァチェフスキのコンサートには毎年のように出かけています。

2012/09/30 : コンサートレポート : 東京オペラシティでスクロヴァチェフスキ/読響の英雄に打たれる
2011/12/27 : コンサートレポート : スクロヴァチェフスキ/N響の第九(サントリーホール)
2011/10/19 : コンサートレポート : スクロヴァチェフスキ、オペラシティでのブルックナー爆演
2010/03/25 : コンサートレポート : 読響最後のスクロヴァチェフスキ

もちろん高齢ゆえ、毎回これが最後かもとの思いを持ちながら聴いていますが、驚くなかれ、今回の来日時には90歳という年齢にもかかわらず、なぜか毎年エネルギッシュ度が上がっているようにも感じられるほどに元気です。しかも、毎回、毎回観客を興奮の渦に巻き込む素晴しい迫力。年齢なりの枯れた音楽ではなく、円熟を極めながらも、たたみかけるような素晴しく活気に満ちた演奏で、ブラヴォーの嵐を呼びます。

今回の来日でも、既に終わったショスタコーヴィチの5番を振ったコンサートに行かれた方の評判はすこぶる良好。今回も爆演間違いなしとの確信をもって出かけました。



曲目は、なんとスクロヴァチェフスキ自身が1995年にミネソタ管弦楽団の委嘱によって作曲した「パッサカリア・イマジナリア」と、ブルックナーの交響曲4番「ロマンティック」の2曲。「ロマンティック」は2011年10月の東京オペラシティでの公演で、ザールブリュッケン・カイザースラウテルン・ドイツ放送フィルハーモニーとの演奏を聴いていますが、そのときもホールを揺るがすような迫力と、緩急自在なスクロヴァチェフスキのコントロールにノックアウトされたものです。



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土曜日ゆえ開演時間は平日より1時間早く18:00。10月にしてはかなり気温がたかく汗ばむ陽気でしたが、陽が陰るのは確実に早くなっています。サントリーホールの前についたのは開場の17:30の5分前くらい。

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見上げるとインターコンチネンタルホテルなど、アークヒルズのビル群のネオンが夕闇に包まれ始めています。

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いつものからくり時計のようなパイプオルゴールを合図で開場。昨日は開場と同時にホールに入り、2階のドリンクコーナーへ。いつも通り適度に鑑賞神経を鋭敏にするためにワインを発注(笑) ホールのドリンクコーナーでいただくワイン、特に赤は冷え過ぎが多いんですが、流石はサントリー、赤も適温で供されてます。こうゆう気づかい、大事ですね。早めに入って開演を待つ時間、ゆっくりできるのは貴重です。

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今日の席はRAの2列目。サントリーホールは1階正面も座ったんですが、このRA、RBあたりが一番好きな席です。低音楽器は音の回り込みに問題ないので、ヴァイオリンを正面で眺められ、1階席よりもダイレクトに響きを楽しめるのと、1番は指揮者の指示がよく見えること。スクロヴァチェフスキの怒濤の煽りもよく見えます。



さて、定刻どおりオケが入場。1曲目はスクロヴァチェフスキの自作。ステージいっぱいの大編成オケ。ピアノやタムタムのような普段見ない打楽器群が配され、ちょっとワクワクします。スクロヴァ爺登場と同時に、もうホールは割れんばかりの拍手。やはり膝が悪いのか指揮台まではたどたどしく歩いてきますが、指揮台に登って観客の方に挨拶すると、終演後のように拍手がどよめきます。90歳にもなって日本に来て、しかも自作を振るこの千載一遇の機会に対する観客の期待の大きさがわかります。

「パッサカリア・イマジナリア」、神秘的な曲でした。コントラバスによって最初奏でられる、魂の吐露のような暗澹たるメロディーの変奏。大きな波のように時折オケが爆発しながら、所々打楽器群が変化を添え、決して豊穣になることなく淡々と進む曲。自作ゆえ、スクロヴァチェフスキも楽器ごとに的確に指示を出しながらの渾身の指揮でした。最後ピアニッシモで終わり、指揮棒を譜面台に置いた直後に嵐のような拍手。スクロヴァチェフスキも出来に満足したようで、活躍した打楽器陣やコントラバスから読響メンバーを讃えていました。読響メンバーは素晴らしい仕上がり。難しい現代曲ですが、フレーズのひとつひとつの表情づけも誠に丁寧で、尊敬するスクロヴァチェフスキの曲に対する読み込みの深さが感じられました。前半から素晴しい出来に、後半への期待が高まります。

しかし、後半は、期待したレベルを遥かに超える驚愕の演奏でした。

ホールに前半の興奮の余韻が残る中、休憩が終わって、ティンパニを除く打楽器が片付けられ、ステージはすっきり。ホルンは5人(プログラムには4人と記載)、トランペット、トロンボーン各3人という編成。スクロヴァチェフスキの登場で、またホールは嵐のような拍手。

後半の読響は素晴しい仕上がりでした。霧の中からホルンが響き渡る導入部の磨き込まれた響き。1楽章は落ち着いたテンポでブルックナーの大伽藍の構築感を見事に表現。特に強奏部の迫力、轟く金管の号砲、そして全奏者が髪を振り乱さんばかりに楽器を鳴らしきってスクロヴァチェフスキの指示どうり盛り上がっていくところはやはり見事。サントリーホール中の観客にエネルギーがつたわったことでしょう。最後の一音をさっと切れよく収め、静寂が戻ります。もう少し煽ってくるかと思いきや、1楽章は水も漏らさぬ堅固な構築感。
続く2楽章はヴィオラやチェロのメロディーの深い呼吸が際立ちます。ピチカートに乗って奏でられるメロディーラインがフレーズごとにきっちり表情をつけられ、スクロヴァチェフスキの真骨頂である唸るような弦の響きが印象的でした。テンポは徐々に動きを見せ、スクロヴァチェフスキの指示もテンポをすこし動かすようになってきました。
圧巻がつづくスケルツォ。はじまりは普通のテンポでしたが前半半ばを過ぎたあたりから強烈な煽りで、一気にテンポを上げ、突風が吹くがごとき。オケも必死についていきますが、そのまま金管の号砲を交えてホールを吹き飛ばさんがごときクレッシェンド。一転抑えた表情の中間部をはさみ、再び前半部の繰り返しでまたまた途中でギアチェンジ。まさに怒濤の迫力。スケルツォでここまで煽るとは思いませんでした。最後は轟音を一瞬でかき消し、静寂との対比を見事に表現。この迫力、どう転んでも家でCDでは味わえません。
フィナーレは神々しいという言葉がぴったり。1楽章の落ち着いたテンポは聴かれなくなり、すこし足早にな展開で、そこここにテンポの変化を折り込みながら進みます。ティンパニのクッキリとしたアクセントも効果的。何度も迎える緩急の変化、その度に轟く轟音、そして轟音のあとの静寂。一貫したテンポで揺るぎない迫力を聴かせる演奏も多いなか、スクロヴァチェフスキは全く逆に、自身のインスピレーションに従って、オケのアクセルを自在にコントロールして炸裂する大音響とその余韻を情感溢れる深い呼吸のメロディーでつないでいきます。ブルックナーの書いた音楽に潜む神々しさと敬虔さの真髄に触れる解釈。終盤の感動的なクライマックスに向けては、オケを実に巧みにコントロールしての演出。再びブルックナーの大伽藍が出現。最後の一音もさっと切り上げます。長い静寂ののちに、拍手をかき消すようなブラヴォーの嵐。これだけのブラヴォーは聴いた事がありません。

ホール中から降り注ぐまさに割れんばかりの拍手。もちろん最初にホルン奏者に立つように促し、金管をはじめとしてティンパニ、チェロ,ヴィオラなどの奏者をねぎらいます。スクロヴァチェフスキは拍手に誘われ何度もステージに呼び戻されますが、RA席からは舞台袖に引いた奥も見えてしまいます。2度目に戻った時に右ひざをなでて、付き人ににこりと微笑みます。膝が痛いのでしょうが、この拍手では出ない訳にいきません。何度もホール中の観客の拍手ににこやかに応じ、そして、自分ではなくオケを讃えるよう観客を促す姿がとても印象的でした。

人は90歳にもなって、これだけのエネルギーを発することができるのだと、あらためて感じ入った次第。出入りは疑ギクシャクしていたものの、指揮台に登ったあとは、年齢を全く感じさせない機敏かつエネルギッシュな動き。やはりスクロヴァチェフスキは凄かったです。ホールを後にする多くの人の興奮冷めやらぬ表情が印象的でした。また、来日の機会があれば是非聴きにいきたいですね。こころに触れる素晴しいコンサートでした。

今回のコンサートでよかったのは、いつもいただける読響の解説冊子。読響の10月のコンサートの曲目解説などを記した小冊子ですが、中の2つの記事が興味深い情報でした。1つはフレデリック・ハリスと言う人が書いた、「スクロヴァチェフスキ氏90歳のタクトに寄せて」という寄稿文。スクロヴァチェフスキ自身の言葉を含んだ冒頭の一節を紹介しておきましょう。

「指揮と言う行為は神秘的な作業だ」と、スクロヴァチェフスキ氏は語る。楽譜を完璧にに読み込むだけでは足りず、作曲家の精神まで探り当てて、読み解かねばならない、そのためには「とてつもなく堅固な信念を持って、瞬間瞬間を強力に解釈し、疑義のない状態にしなければならない」のだ。


この日の演奏を聴くと、スクロヴァチェフスキ自身の言葉の意味がよくわかります。

そしてもう一つは三男のニコラス・スクロヴァチェフスキが書いた「素顔の父・スクロヴァチェフスキ」。家族でとった普段の写真に写る気さくなスクロヴァチェフスキ。そして夕食はいつも18:00から、必ず一杯の赤ワインをともにするそうです、栄養学について詳しいらしく、自然素材の食事を好み、ポリフェノールの効果を信じて、毎日一杯の赤ワインを飲むそうです。それで90歳までこのエネルギッシュな仕事ができているというのは説得力があります。あやかりたいところですが、一杯で終わる勇気は当分もてそうにありません(笑)



さて、コンサートもはけたので、近くで食事です。先程一杯の赤ワインはいただいたのですが、上の文を読んで、もういちど一杯の赤ワインを飲みたくなりました。いつものように食べログで近くの高評価の店をさがすと、目の前にありました。

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食べログ:プレーツ アーク森ビル店

まさにサントリーホールの入口の目の前。カジュアルなイタリアンです。コンサートの反省会ということで嫁さんと入店。つくりはカジュアルでしたが、味はわるくありません。コンサート後に使えるお店ですね。紹介は簡単に。

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私は赤ワイン。嫁さんはスパークリングのロゼ。メニューからささっと適当に頼みましたが、どれもタイミングよく運ばれてきました。流石イタリアン。

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トリッパ!

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サルシッチャ!

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ピッツァ!

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パンチェッタのリングイネ!

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エスプレッソ!

カジュアルなわりに、意外と本格的な味。最後のパスタはイタリアの田舎で食べた味にちかく、パンチェッタの濃厚な油の旨味と塩味が染み込んだもの。コンサートの反省会にいいお店です。

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tag : サントリーホール イタリアン ワイン

【番外】母親の喜寿に伊豆旅行-5

(番外続きでスミマセン、これで最後です)

東府やの懐石茶や水音での夕食は素晴しいものでした。しかし、今回の旅の目的は母親の喜寿祝い。これで終わるわけには参りません。事前に宿にはお祝いのケーキを発注しておいたんです。もちろん母親には内緒ということで、いわゆる「サプライズ」です。

仲居さんには、事前にタイミングを言ってありましたので、懐石コースのアイスクリームが出てしばらくした絶妙のタイミングで、ケーキが出てきました。

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そして用意してあった、プレゼントなどもそのタイミングでもってきてもらって、今回の旅の最重要ミッションを遂行することが出来ました。父が亡くなってからは、何回か旅行に出かけることができ、こうやって楽しんでもらえています。体力があるうちに、もうすこしいろいろ連れていきたいですね。

仲居さんをはじめ宿のスタッフの方にはいろいろ気遣いをいただき感謝です。なかなかいい喜寿祝いができました。



さてさて、ケーキは小振りなものの、この時点でケーキが入る別腹はありません。やむなく箱にもどしてもらって、温泉で一汗流して部屋でいただこうということに。

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そこここに灯りをともした中庭を通って向かいの部屋に戻ります。お腹も満ちたので、いざ温泉です。この宿、源泉は吉奈温泉の共同源泉でどの温泉も同じ源泉のようです。部屋には半露天のかけ流し温泉、露天は離れたところに2つ。そして大浴場、くわえて貸し切り風呂などがあります。

さきほど、私だけ部屋の半露天風呂に入りましたが、今度は露天風呂にいってみようということに。この時間露天風呂は交代制。男性は玄関棟の横の「行基の湯」。翌朝女性向けに変わります。

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行基の湯へは玄関棟から一度外に出て、庭木を縫って石段をのぼったところ。なんとなく外湯に行った気にさせるアプローチ。

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幸いどなたもいらっしゃらなかったので、お風呂をパチリ。温泉はアルカリ性単純線。源泉は47度くらいあるそうですが、露天風呂は41、2度でしょうか。無色透明で、ほんのり温泉臭が漂うもの。入っているときはツルツルというより少しきしきしする感触ですが、あがったあとお肌がしっとりすべすべになる不思議なお湯。なるほど昔から有名な理由がわかりました。真横を流れる吉奈川のせせらぎと温泉が注がれる音を聞きながら、夜の温泉にのんびりと浸かってリラックスさせてもらいました。

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この宿、暗くなって気づきましたが、照明にスポットライトを多用して、非常にメリハリのあるライティング設計ですね。赤倉観光ホテルもそうでしたが、こういったところの上手さもいい雰囲気づくりには重要です。

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部屋に帰って、先程のケーキをいただく事に。ケーキやらお皿やらナイフまでちゃんとそろえてくれていましたので、温泉に入って出来た別腹にケーキがおさまります。

ドラマ好きな母親は、テレビで玉木宏主演の救命医療医のドラマに集中(笑) 喜寿祝いの夜は更けていきました。



翌朝は5時から露天風呂などがやっています。朝風呂の習慣がある母親は、朝から部屋の半露天風呂に入ってました(笑)

それではということで、5時をすぎたので私は大浴場に行ってみる事に。

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大浴場は普通の大きさで安心できます(笑) そして湯の注ぎ口は大きな石をくりぬいたもの。まるでイサムノグチの彫刻のような存在感。

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ここでもスポットライトが効果的。お湯は変わらず上がったあとのすべすべ感がいいですね。温泉につかって昨夜の酔いの余韻もスッキリ抜けました。やはり温泉はいいですね。

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温泉から上がって、部屋に帰って、デッキの椅子に座って涼みます。生憎今日は雨。朝食前に旅館内を散策しようかと思っていましたがそれはあきらめて、のんびりすることにしました。
しばし川の流れをぼぉっと眺めます。

ほどなく朝食の時間。

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昨夜と同じ、懐石茶や水音が朝食の場所。部屋の真向かいですが、雨に濡れるので廊下をぐるっと廻って向かいます。

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場所は同じですが、席が昨夜とは異なり中庭側の席。朝食もヘルシーでバランスの良いもの。海が近いところの朝食の定番、みそ汁に生海苔の香りが乗って風情があります。

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デザートとコーヒー。淡い色のデザートに赤いクコの実でしょうか。いつも色彩感を意識しているようでいいですね。昨夜ケーキまで行ったのにぺろっと美味しくいただけました。

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この懐石茶や水音、良く見てみると古い民家の骨組みだけ利用して、新たに建てられたようです。改築だったとしたら相当手を入れているはずですね。旅館の建物は雰囲気は上手く作ってあってもコストの面から建築的には興味深いものは少ないんですが、ここは木材をふんだんにつかって、なかなか唸らせる造り。

食事をいただいた席のまわりは、日本建築の軒の下にいる心地よさ。程よい間隔に配された垂木のリズム、そして程よい高さがもたらす落ち着いた雰囲気。

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中央部は茅葺き屋根。裏側の小屋組をちゃんと見せるように綺麗に仕上げてあり、豊かな空間になっています。

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バーカウンターも良い木をふんだんに使ったもの。表面だけではなくきっちり造っているのは流石です。メリハリのある照明とあわせて、実に居心地のよい空間になっています。こうゆう手抜きのない緻密さには最近なかなかお目にかかれなせん。食事も雰囲気もあらためて満喫。雨だったのでかえってのんびりできた気がします。

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外にでると緑がしっとりと雨に濡れて、いい雰囲気。

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食事のあとは最後に、入ってない方の露天風呂に行ってみます。こちらは「河鹿の湯」。部屋のある本館から西館にわたって抜けた先にあり、結構な距離があります。露天風呂までの動線も変化に富んでいてなかなかいい雰囲気。

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河鹿の湯は露天ながら屋根があるので、雨でも問題ありません。御簾がまわりに張り巡らされ、半透明のスクリーンのようになっており、光がさざめく感じが面白い効果。

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ここでも面白い造形がスポットライトで浮かび上がる心憎い仕掛けが。お湯は同じですが、空間構成に変化があり、いろいろな温泉に入る楽しみを演出しています。やはり空間構成は見事。ちなみにお風呂に置いてあるシャンプー等はローズマリーの香りのするもので、赤倉観光ホテルと同じ物のようです。

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この宿最後の一風呂を浴び。帰りの廊下の脇の池の横で涼しい風を楽しみます。いやいや、とても癒されました。



部屋に帰ってのんびりしながら荷物をまとめてます。ここは12時チェックアウトなので、かなりのんびりできます。ゆっくり玄関棟に向かいチェックアウト。お土産を買ったり、お土産用に宿が用意してくれた野菜等をいただき宿を後にしました。

夏に泊まった赤倉観光ホテルも良かったですが、こちらはさらに上。宿全体にリラックスできるホスピタリティが満ちていました。母親も楽しんでくれたようでなにより。良い喜寿祝いとなりました。たまには贅沢してみるものですね。想い出に残る旅行となりました。東府やのスタッフの皆さん、ありがとうございました。



本当は広い宿の中を散策したかったのですが、雨が結構強く、あきらめて帰途に。

帰りは天城峠をこえて、河津に出て、伊豆東海岸経由ということにしました。天城峠までかなりの雨脚でしたが、トンネルを抜けて河津側に出ると、道は濡れておらず、雨は降っていません。宿のひとも天城峠で天気が変わるといってましたが、まさにがらっと変わります。

宿を出たのがお昼近くでしたので、走り続けて途中で昼食の場所を探します。食べログを伊豆で検索して、評価の高い所を探していると、高級なイタリアンがヒット。母親はパスタ好きですので、「パスタは?」と聞くと、ニッコリ(笑)。まだまだ戦闘意欲ありそうですので、ここに決めます。到着が1時半くらいになりそうなので、お店に電話を入れてみると、大丈夫なようです。

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お店はこちら。伊東の南、川奈にあるイタリアン。カーナビにセットして、食べログの高評価のみをたよりにやってきましたが、駐車場に入るなり、激クラシカルな洋館にビックリ。隣は名門川奈ホテルのゴルフコースです。

食べログ:ラ・ヴィータ・エ・ベッラ

入ると、すぐに受け付けですが、前はステンドグラスの装飾品がごっちゃり。違うお店に入ってしまったかと受付の人にたずねると、レストランは1階下の地下一階。1階の入口は伊豆高原ステンドグラス美術館でした。それにしても、洗練を極めた宿に泊まったあとだっただけに、ごちゃごちゃとステンドグラスがひしめく入口にはビックリしました。

この建物自体が石造りの洋館でかなりクラシカル。一体何の建物だったのでしょうか。レストランとして建てられたとはとても思えません。

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レストランの入口まえもご覧のような感じ。おそらく結婚式やパーティーニーズにあわせたものなのでしょうが、かなりごてごてした感じです。レストランに入ると、月曜日の1時半過ぎなせいか、先客は3組ほどで空いていました。メニューを見ると、パスタランチと本格ランチコースがありますが、もちろん今日は軽めにパスタランチ。ゴージャスな店の雰囲気とは異なり、値段はリーズナブルです。

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女性諸氏はそれぞれ赤ワインと白ワインをグラスで。まだまだ戦闘意欲十分です(笑)
私はもちろんノンアルコールのスパークリングワイン。こうゆうものがあるのは本当に助かります。アクア・ミネラーレをいただくのとはやはりちょっとちがいます。

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パスタランチには小さな前菜がついています。今日の前菜はデザートでよくだされるパンナコッタを塩味でつくった、塩パンナコッタにトマトソース。これが実に繊細な味。インテリアのくどい感じとは全く異なり、実に旨い。食べログの評価に偽りなしです。

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パスタは、私は魚介類のスパゲッティサルソマッジョーレ風。サルソマッジョーレ風とは何だかわからなかったので頼んでみましたが、見た目は魚介の普通のスバゲティです。ムール貝とアサリですが、ムール貝の出汁がよくパスタに染み込んで、旨味満点。しかもオイルっぽさがまったくなくあっさりいただけます。あとで調べてみるとサルソマッジョーレとはイタリアの生ハムで有名なパルマの少し西にある街。予想に反して海沿いではありません。この街で良く造られるという意味でしょうか。あんまりよくわかりませんが、美味しかったのでオッケー。

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嫁さんはウズラとクルミのラグー タリアテッレほうれん草のクレーマ。こちらもウズラの肉の旨味がタリアテッレにしみこんでグー。こちらもくどさはなく、旨味のハーモニーが心地よい味。

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そして、母親はカボチャのニョッキ グアンチャーレとトマトのソース パルミジャーノがけ。ニョッキの食感が気に入ったようで、美味しいと連発。舌鼓連打です。ちょっともらいましたが、こちらも繊細な味わいで、なかなかの味。パスタはどれも非常に美味しかったですね。

これにパンとコーヒーがつきますが、パンも焼きたてで美味しかったです。食べログの高評価が頷けるいいお店でした。食事を終えて前庭に出ると、曇りながら太平洋と、ゴルフコースが目の前に。

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ガーデンウエディングにも対応できそうな庭。庭だけ見るとイタリアの様な気がしなくもありません。パラディオの居館の庭野用に思えなくもありません。

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ところどころにストレチアが咲いていて、華やいだ気分になります。月曜日の昼下がりにのんびりとランチを楽しむ事ができました。建物と入口のごてごて感にちょっとビックリしましたが、味は行く甲斐のあるお店です。お近くに行った際には試してみてください。



さて、あとは無事東京にかえるだけ。伊東から熱海、小田原と海沿いを走りますが、最後に母親から注文が。「かまぼこパラダイス(笑)に寄ってちょうだい」 

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我々がかまぼこパラダイスと呼んでいるのは、もちろん、先日箱根に行ったさいに立ち寄った風祭にある、鈴廣かまぼこ本店です。広くて綺麗な店内に、箱根のお土産と蒲鉾などがいろいろあり、最後のお土産調達にもってこいです。

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お目当ては干物。ここの干物は新鮮で美味しいということが前回わかりましたので、かます!、えぼ鯛、アジをゲット。いや、脳内には香ばしく焼いたかますで一杯やるイメージが充満。過呼吸になりそうです(笑)

他にもイナゴの佃煮、神奈川の日本酒、かまぼこなどを仕入れて、この旅のミッションはすべて終了。ここから自宅へは、すぐわきのインターから小田原厚木道路、東名高速経由であっという間にかえれます。幸い渋滞もまったくなくスイスイ。無事に帰宅する事ができました。

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ちなみに、かえった後の夕食はさっぱりとそうめんに、先程ゲットしたかます!、イナゴ!、塩辛!
カマスの香ばしい香りでいただく日本酒。いやいや幸せです(笑)



たかが1泊2日の旅行に5記事も使ってダラダラと旅行記を書かせていただきましたが、最近は旅行のあとにこうやって書いておくと、あとで自分で確認できて、いろいろと便利なんですね。母親も知り合いにこのブログを見せたりしてまんざらでもなさそう。昔は旅の想い出は心の中と数枚の写真がすべてでしたが、こうして書いておくと風化することもありません。

ハイドンのレビューのブログなので、そろそろ本題にもどりませんと、少ないコアな読者の信頼を損ねてしまいますので、、、

詰まらん記事におつきあいいただきました皆様ありがとうございました。

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tag : イタリアン 日本酒 和食 温泉

【番外】柿葺落六月大歌舞伎 菊五郎土蜘に化ける

番外続きでスミマセン。今日は3ヶ月に一度の歯の定期検診があり、いつものように半蔵門へ。

おくぞの歯科クリニック

先生、お元気そうで一安心。前回ちょっと冷たいものがしみるところがあったんですが、ちょっと調整してもらっていたのを忘れてました。そう、しみなくなってたんですね。今回もチェックしてもらって、グリグリ歯石とりしてもらって、クリーニングしてもらってすっきりです。

歯の定期検診のあとは、すぐ近くのエリオで食事をするのが楽しみです。

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エリオ ロカンダ イタリアーナ

今日は嫁さんと二人だけなので予約をせずいきましたが、ギリギリで入れないところ。危ないところでした。この後友人と歌舞伎で、夜も飲む予定でしたので、選んだのはビジネスランチコース。別にビジネスではないんですが、ランチの真ん中のコースです。

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車ではありませんので、堂々とワインが頼めます。いつもの微発泡のカラブリア州の白を頼みます。ビジネスランチはアンティパストかパスタをセレクトするコース。嫁さんがアンティパスト、私がパスタを選んでシェア。こちらはアンティパストのタスマニア産サーモンのカルパッチョ、小エビと押し麦のマリネ。なんとなく味付けが繊細になってます。

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パスタはトラパネーゼのキタッラ。これが絶妙。あとで調べてみたら、トラパネーゼとはシチリア島のトラパニのソースで、アーモンド、バジル、ニンニク、トマト、揚げ茄子をつかったソース。キタッラはギターの意で、ギターのように弦を張った道具でつくるパスタ。ラザニアのような薄く延ばした生地をキタッラで細めんに仕上げたもので、表面がざらついてソースが良く絡まるということ。エリオでは揚げ茄子をオブジェのように乗せて見事なフォルム。これが香ばしいのにトマトの旨味もしっかり出ていて、濃厚かつ繊細な素晴しい味でした。このところエリオで戴いたパスタの中でも抜群の出来でした。

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メインは宮崎鶏モモ肉のトマト煮込みローマ風。ジャガイモのペーストが、ボリュームたっぷり。色鮮やか。もちろんワインをいつものカラブリアの赤に変えて、いただきます。意外にさっぱりとした味。お肉を戴いたあとにペーストをパンにつけてお皿がピカピカになるまで堪能(笑)。

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次のお客さんの予約の隙間に入れていただいたので、メインを食べ終わるとすぐさまドルチェが。いつもながら機敏なカメリエレの皆さんの素晴しい連係プレー。しかも実際は急いでいるのに、満面の笑顔で「ドルチェをゆっくり召し上がっていただきたいので、お持ちしてもいいですか?」と、完璧なフォロー。いつもながらお客さんに楽しく食事をしてもらうことが徹底されていて、こちらも優雅な気分に。ドルチェもいつもながら美味しいんですね


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最後にエスプレッソでキリッと締めて、短時間でしたが、美味しいランチと素晴しい接客でいい時間を過ごさせていただきました。エリオの皆さん、いつもありがとうございます!



お腹も満ちたところで、今日のメインイベント、歌舞伎を見に、東銀座、新歌舞伎座に向かいます。

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歌舞伎人:歌舞伎座新開場 柿葺落六月大歌舞伎

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今日は六月大歌舞伎の第二部。開演は2:40ですので、余裕があります。外が暑かったの歌舞伎座向かいの群馬県のアンテナショップ横の喫茶店でしばらく冷たいものを飲んでのんびりします。

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開場時間を過ぎたので、歌舞伎座へ。歌舞伎座前は相変わらずの大混雑。今月は大歌舞伎ですが来月から花形歌舞伎になり、ようやく杮葺落の熱気から平常に戻ります。

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今日の第二部の出し物は一幕目が片岡仁左衛門主演の壽曽我対面(ことぶきそがのたいめん)と二幕目が尾上菊五郎主演の新古演劇十種の内土蜘(つちぐも)。土蜘は昨年2月に新橋演舞場で中村勘九郎襲名披露公演で、もの凄い脇役陣の舞台を見ています。

2012/02/12 : お出かけ・お散歩・展覧会 : 【番外】新橋演舞場で二月大歌舞伎

勘九郎の襲名披露だけあって、ちょい役に中村勘三郎、中村吉右衛門、片岡仁左衛門が登場するなど、今となっては想い出に残る名舞台と鮮明に印象が残っています。

壽曽我対面は初めて見る舞台。日本三大仇討ちの一つとして知られる曽我兄弟の仇討ちの物語。明治18年に河竹黙阿弥がまとめた台本をもとにした物語。曽我兄弟の父を以前闇討ちにした主役の工藤左衛門祐経に片岡仁左衛門、曽我兄弟の十朗祐成に尾上菊之助、五郎時致に市川海老蔵と言う布陣。

舞台は、幕が上がると浅黄幕がおろされていて、いつもの演出かと思いきや、大薩摩と三味線の二人が脇から出てきて浅黄幕の前で一曲披露。昔からの演出でしょうが、一幕一幕観客を驚かせる演出が歌舞伎の伝統を感じさせます。二人が引っ込んで浅黄幕が落とされると、絢爛豪華の限りを尽くした舞台。工藤左衛門祐経邸での祝宴の場とはいえ、真ん中に富士山、金箔張り豪華な屋敷に工藤左衛門祐経の家来が勢揃いしてこれ以上祝祭的な舞台はないほどのしつらえに観客が息を飲みます。物語はそこに現れた曽我兄弟に対し、工藤左衛門祐経が父を討ったいきさつを語り、荒ぶる曽我兄弟に盃をあたえ、要職を務め終えたら潔く討たれると諭すと言うもの。演出は様式美の表現を極めた、極度にスタティックなもの。完全に決まった舞台の圧倒的な構図を崩すことなく、舞台上の動きは最小限で、物語りが進んでいき、まさに歌舞伎座新開場にふさわしいお祭り気分。仁左衛門の存在感ある演技に対して、菊之助と海老蔵はやはり、器を感じさせてしまいます。特に海老蔵は発声が奇抜さを狙い過ぎて明らかに不自然。この辺りは経験を積みながら味わいに変化していくのでしょう。

休憩をはさんで、二幕目の土蜘。こちらは、尾上菊五郎が土蜘の精に、吉右衛門、三津五郎などの配役ですが、昨年の公演で豪華な配役だった番卒太郎、次郎、藤内はそれぞれ、中村翫雀、尾上松緑、中村勘九郎と若手のエースで固めて、これが普通の配役でしょう。狂言をもとにした舞台なので松の描かれた狂言舞台風の舞台装置の前で進みます。最初の見所は吉右衛門扮する源頼光朝臣の屋敷。体調の悪い頼光を見舞う怪しい僧、実は土蜘の精、菊五郎とのやりとり。僧に扮する菊五郎の怪しさをちらりと感じさせるドスの効いた演技。昨年の舞台では勘九郎が演じましたが、ただでさえ貫禄ある菊五郎の燻し銀の演技は次元が違います。つづく石神様を囲んでの軽妙洒脱な場面は若手ですが、なかなか味のある演技。特に勘九郎が雰囲気ある演技で良かったですね。そして最後の土蜘の精との大立ち回りの場は、菊五郎の土蜘の精のグロテスク極まりない隈取り、キッチュを通り越してヴァナキュラーな迫力を帯びる衣装、スパイダーマンよろしく糸をはきまくる外連。実際には歌舞伎の定石どおり見栄を切りながら舞台配置上での構図の美しさを決めていく連続で動きは限られたものなんですが、次々と構図が変化していくので非常にダイナミックに見える舞台でした。やはり菊五郎の土蜘の迫力は並のものではありませんでした。昨年の土蜘蛛は脇の豪華さ、今年の土蜘は本来のおどろおどろしい土蜘の迫力を味わえ、それぞれ印象に残るもの。今日も存分に楽しめる舞台でした。

4月から豪華キャストで続いてきた歌舞伎座新会場の記念公演も6月で最後です。この時しか見られない豪華な配役ということで、貴重なものでしょう。



さて、別の席で見ていた友人と落ち合って、反省会ということで、三原橋交差点からちょっと入ったところにある九州料理のお店に入ります。

食べログ:九州黒太鼓 紅葉の里

以前、このあたりで飲んだ時に知人からいい店だと聞いていた店、と思って入ったんですが、どうやら違うお店でした。結果的にはいいお店だったので結果オーライです(笑)

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なんと、お通しから、凝った演出で、店員さんが竹のザルに乗せた九州各県の名産のお通しをもって現れ、この中から一人二品選ぶというシステム。私はメヒカリにキビナゴ(笑)メヒカリは竹串に刺さっていて、火鉢の上の陶板で暖めていただきます。なかなか憎い演出。とりあえず生ビールを飲んでいましたが、すぐに空けて、焼酎を注文するよう促されちゃった感じ。

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こちらは馬肉の馬フィレレアステーキ。いいですね(笑) クレソンを添えるあたりにセンスを感じます。

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ビールのお供の定番、博多鉄鍋餃子。

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焼き鳥。ネギマ、ハラミなど。七味唐辛子が手放せません(笑)

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半熟卵を乗せたサラダ。大盛りです。

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なぜか、デザートまで突入してます。

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コースターが粋なデザインだったので、もらってきました(笑)

生ビールのあと、料理につられて芋のロックをくいくい行って、実にいい酔い心地。歌舞伎話に花が咲きながら美味しい料理も堪能。店員さんも気さくでいいお店でしたね。またいきたいお店です。



ちょっと数えてみると、今月は番外が多いですね。後半はレビューで挽回しませんと、当ブログの存在意義にかかわります。まあ、好きな事をやってないと長続きしませんので無理は禁物なんですが、、、

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【番外】初夏の小野、那須、会津、新潟−3

この旅三日目の朝。嵐渓荘で目覚めると同時に水を一杯飲んで温泉に向かいます。昨夜は大浴場に入りましたが、朝は露天の石湯へ。少し温めですが、やはり風が気持ちいいですね。しばらくゆったりお湯につかってのんびり。露天の脇のエゴノキの花びらがそこここ落ちていい風情。

風呂からあがって身支度などしながら朝食の時間を待ちます。朝食は昨夜と同じく別に食事が用意された部屋でいただきます。

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朝食も前回同様、温泉で炊き込んだおかゆや山菜、茶碗蒸しなど。おかゆは塩分の濃い温泉で炊き込んでいるのでまろやかな塩味があってこれが美味しい。量も適量、いろいろなものの微妙な味の変化が楽しめていい朝食です。

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部屋に戻って守門川を見ると工事用のパワーショベルやダンプカーが忙しく行き来しはじめました。そう、この日は月曜日です。洪水の爪痕を直すため、護岸工事が急ピッチで進んでいるようですね。

ちょうど9時半を回ったところで宿の売店でお土産など買って、チェックアウト。嵐渓荘の庭には色とりどりの木々が花を咲かせていて、これだけでも楽しめます。ひめさゆりに鉄線、アヤメ、ヤマボウシなど初夏の美しい花々がそこここに咲いています。

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こちらは駐車場脇のエゴノキ。先程露天風呂の脇にあったものと同じ木。

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そして、前庭にあるアヤメでしょうか。紫と白のコントラストが美しいですね。

今回も嵐渓荘は満足の一泊でした。ロケーションよし、料理よし、温泉よし、そしてヒメサユリをはじめとして美しい花の数々。日頃の疲れを癒すことができました。体力を心配した母親も楽しく過ごすことができたようで何よりです。



宿を後にして、本来ならば近所のクラヴィコード製作者の高橋さんのところをたずねる予定でしたが、昨夜の連絡でキャンセルとなったため、嵐渓荘のある旧下田地区の名所を回ってみようということに。

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下田(しただ)は漢学の里とよばれていますが、それは大修館の大漢和辞典全15巻を75年かけて完成させた諸橋轍次博士の生まれ故郷だからとのこと。母親は以前、目の不自由な方向けに朗読のボランティアをしていたので、漢和大辞典には親しみがあるのでしょう、「諸橋先生にはお世話になったので、記念館に行ってみましょう」と、一歩踏み込んだ姿勢(笑)。それではということで、漢学の里の看板を目印に、諸橋轍次記念館に向かいます。

諸橋轍次記念館 - 三条市

iPhoneで開館時間をしらべて9時からやっていることは確認しましたが、大事なポイントが抜けてました。この日は月曜日。博物館、記念館にありがちな月曜は休館日でした。残念。

ということで、向かいの道の駅 漢学の里しただに方向転換。こちらはやってましたので、地元の野菜やら花やらを少し買って、一休み。あたりは田植えをしてしばらくした田んぼ。

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やまなみロードの入口付近から名勝八木ヶ鼻を望みます。実にのどかでいい雰囲気。こののどかな雰囲気をより楽しもうと、先程道の駅の前にあった地図に「北五百川の棚田」というのがあったのが気になっていたので、こちらも行ってみようということに。棚田を見に行くのはバリ島ウブドゥ以来(笑)

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棚田の近くに行っても一向にそれらしい雰囲気になりませんが、車でグルグル回っていると、「棚田歩行者入口」という看板を見つけました。その近くに車をおいて、農業用の坂道をてくてく登っていくと、ありました!

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あいにくこちらも農道の工事中で最上部まで上がれませんでしたが、母親の体力を考慮するとちょうどいいところまで上がり、田植えを終えたばかりの棚田を望む高台を楽しむ事ができました。

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写真やテレビで見るのとは異なり、実際の棚田は、草の香りと、田植えの大変さが想像できるリアルなものでした。張られた水の中をよく見ると、いますいます、オタマジャクシがわんさか! アメンボやゲンゴロウなども沢山。東京の狛江あたりも昔は田んぼが沢山あり、同じような風景が広がっていましたが、今の東京でこうはいきません。オタマジャクシの大群を見ながらここでものんびり。気持ちのいいそよかぜを感じながらの棚田見物でした。

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最後は名勝八木ヶ鼻の守り神、崖の麓にある八木神社へ。ここもこの一角だけ杉がうっそうと茂り、古くからの氏神様という風格がただよう構えでした。

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帰りの旅の安全を祈り、お賽銭をチャリン。何となく下田詣でを終えた気分になり、この旅の帰途につきます。あとは昼食をどこで戴くかですが、関越を通って東京に帰るとなると、越後湯沢のいつものところに寄らざるを得ませんね。



やまなみロードから栃尾、守門を経由して小出に出て、関越道に乗って湯沢インターで一旦降ります。向かったのはもちろんこちら。

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ピッツェリア ラ・ロカンダ・デル・ピットーレ岩原

この辺りに来る時には必ずと言っていいほど寄っているお気に入りのイタリアン。ついたのは13時頃でしたが、平日にも関わらずかなりの賑わい。あいかわらずの人気です。

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やはり、ここに寄らなくては旅がおさまりません。いつものようにオススメメニューを書いた黒板がやってきます。この時期はアスパラなどの野菜を使った品がオススメのようですね。

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とりあえず、私はノンアルコールビールで喉を潤します。嫁さんはノンアルコールのモヒート。ミントの香りが広がります。そしてなんと母親は生ビール。まだ戦闘力十分です(笑)

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そしてピットーレといえば、こちら。イカをワタごと窯で焼いたもの。行者ニンニクも効いてます。あとでパンに旨味の出たオイルをつけて食べるとこれまた美味。濃厚な味の一品。

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パスタは、こちらも行者ニンニク入りのリガトーニとフジッリのコンビネーション。こちらは爽やかな味。

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そして、ピットーレの名物石窯で焼いたピッツァはアスパラスペシャル。初夏ならではの組み合わせですね。卵のまろやかさと生ハムの塩気、アスパラのしゃきしゃき感がえも言われぬ組み合わせ。この季節はこれに限ります。やはりピッツァはピットーレならではの味。

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最後に珈琲等をたのんで締めます。目の前の岩原スキー場には山菜摘みと思われる人影がちらほら。スキー場ですが初夏にも楽しみがあるのですね。

お腹も一杯になってあとは帰るのみですが、ここに来たら一風呂入りたくなります。いつもの山の湯にいけばいいのですが、以前から時間が合わずに未踏となっていた、越後湯沢駅前の民間の共同浴場、江神温泉共同浴場へ行ってみる事に。

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越後湯沢駅の東口の目の前にある共同浴場ですが、営業時間が午後1時からということで、以前は時間が合わずに目の前まで来ながら入れなかった共同浴場。幸い人がいなかったため、浴室をパチリ。入ると温度は比較的温めで40度くらいでしょうか。温泉は越後湯沢の透明の温泉でかすかに卵臭がするもの。循環のようで塩素臭もわずかにしますが、気になるほどではありません。ここのいいのは清掃が行き届いて隅から隅までピカピカなこと。新しい施設ではありませんが、この維持管理は立派です。お湯にゆったりつかって帰りの運転の英気を養います。

これで越後湯沢の主立った共同浴場はほぼ制覇しましたが、やはり一番は山の湯、つぎはこの江神共同浴場としてもいいのではないかと思います。駒子の湯は観光客向けの循環でいまひとつ。あとは旅館高半の新鮮なお湯が記憶に残る良さでした。

この旅最後のドライブは湯沢インターから自宅まで。途中高坂サービスエリアで一休みしましたが、基本的に渋滞なく東京に無事帰着することができました。八木神社のご利益がありましたでしょうか(笑)

今回の「センチメンタル・ジャーニー」、今まで一度も聞いた事のなかった母親の疎開時代のことを聞けたと言う意味では私にとっても想い出深い旅になりました。私たち夫婦だけだったら、朝から晩まで日帰り温泉巡りというのが常套ですが、温泉も入り、観光地も適当に楽しみ、なにより、ゆったりとした旅程でのんびりと旅をすることができたのは大きな収穫。母親が元気なうちに、行きたいところにまた旅に出たいと思います。

そろそろハイドンのレビューに戻らないと、、、(笑)

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Author:Daisy

なぜかハイドン(Franz Joseph Haydn)が特に気に入り膨大な録音をコツコツ集めてレビューしております。好きなものはお酒全般(ワイン、日本酒、モルトなど)、美味しいものを食べること、料理、鄙びた温泉めぐり、歌舞伎見物、スポーツクラブで泳ぐこと(美味しいお酒を呑むため!)などなど。東京在住のごく普通のサラリーマンです。

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