【新着】リッカルド・ムーティ/ウィーンフィルのマリア・テレジアライヴ!

リリースされたばかりのアルバム。

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シングルレイヤーSACD:HMV ONLINEicon / amazon / TOWER RECORDS
CD:HMV ONLINEicon / amazon / TOWER RECORDS

リッカルド・ムーティ(Riccardo Muti)指揮のウィーンフィルの演奏による、ハイドンの交響曲48番「マリア・テリジア」とベートーヴェンの交響曲3番「英雄」の2曲を収めたアルバム。収録は1992年6月21日、ムジークフェラインザールでのオーストリア放送協会によるライヴ収録。レーベルは良いライヴを次々リリースしているAltus。

このアルバム、リリースされたばかりのアルバム。当ブログで今月メジャーなオケ、指揮者によるハイドンの交響曲のアルバムを集中的に取りあげているのに合わせてリリースされた、、、わけないですね(笑)

リッカルド・ムーティは若い頃は強引な指揮が多く、あまり好きな指揮者ではありませんでしたが、最近はじっくり音楽を奏でるようになり、ウィーンフィルとの演奏などはなかなかいいものが多いですね。見直したのはPHILIPSに集中的に録音したウィーンフィルとのモーツァルトの交響曲。イタリア出身だけあって陽性の伸びやかなメロディーとウィーンフィルのしっとりとした音色、そして時折見せるちょっと強引でもある支配力のバランスが実に良く、モーツァルトの交響曲の新たな魅力を引き出していました。また、ウィーンフィルとの来日公演の放送で、ファリャの三角帽子を取りあげていましたが、これがアンセルメを彷彿とさせる絶妙のリズムと間。ウィーンフィルとは思えないラテン系の響きを聴かせていました。最近はムーティはちょっと気になる指揮者の一人です。

ムーティはハイドンの「十字架上のキリストの最後の七つの言葉」を得意にしているようで、管弦楽版の録音がDVDも含めると3種もあります。ベルリンフィルとのアルバムは以前レビューにも取りあげています。

2010/10/21 : ハイドン–管弦楽曲 : ムーティ/ベルリン・フィルの十字架上のキリストの最後の七つの言葉

ムーティ独特のダンディなカンタービレが聴かれるなかなかの名演です。今日はそのムーティがハイドンのシュトルム・ウント・ドラング期の長調の傑作交響曲をウィーンフィルのムジークフェラインでのコンサートで取りあげたライヴ。しかもSACDシングルレイヤーでもリリースされているということで、音質も期待できそうということで早速amazonに注文を入れ到着したものです。せっかくなのでSACDシングルレイヤー盤を手に入れました。

解説によれば、この演奏が録音された1992年はウィーンフィル創立150周年の記念すべき年。これまで親密だったアバドは1989年にカラヤンの後任でベルリンフィルの音楽監督になり、活動の軸をベルリンに移した事により、ウィーンフィルの主軸となる指揮者を誰が務めるかが焦点となっていたころ。スカラ座の音楽監督を務めていたムーティがその役割をになうことになったのが1992年とのことでした。この演奏は6月21日に開催された「ウィーン音楽祭終幕コンサート」で、ムーティがウィーンフィルの事実上の首席指揮者となった黄金期の模様を収めた貴重な記録と言う事です。

Hob.I:48 / Symphony No.48 "Maria Theresia" 「マリア・テレジア」 [C] (before 1769?)
会場ノイズも含めてムジークフェラインでのライヴの雰囲気が良く伝わる録音。入りはムーティらしくスタイリッシュ。速めのテンポとウィーンフィルをキリリと引き締めて推進力抜群の演奏。この時期のハイドンの曲特有の憂いのあるほのかな明るさが良く出ています。ウィーンフィルの響きは実体感があり、特に分厚い響きの金管のくすんだ音色が印象的。ヴァイオリンをはじめとした弦楽器群はウィーンフィル特有のしなやかな色香を感じさせるもので、やはりリアルな響きが良く伝わります。CDより空気感の伝わる録音の良さがあり、SACDでリリースされた意義はわかります。ムーティは凝った事はあまりせず、ハイドンの交響曲をきりっと引き締めて演奏するのを楽しむような余裕があります。
つづくアダージョはテンポは落としきらず、軽いタッチで流すような演奏。1楽章の興奮を鎮めるように流れよくさらりと仕上げるよう意図しているのでしょう。時折糸を引くように弱音を延ばして間をとります。あっさりとした表現のなかにも、所々ムーティらしい輝きが聴かれ、しっとりとした音楽のなかに一筋の光が差し込むような静かな劇性が込められているのが流石なところ。
メヌエットへの入りは意外と投げやりな印象。わざと構えなく入る意外性を狙っているのでしょうか。この辺が普通の人のハイドンと違うところでしょう。
フィナーレは足早な雰囲気で入りながら、徐々にオケに気合いが漲ってきます。スタイリッシュな荒々しさとでも言えば良いでしょうか。ムーティのタクトから生まれる華やかさは時にピニンファリーナの曲線のような優美さも、色男が見せる粗野な表情もあり、他の指揮者とは聴かせどころがちがいます。最後はオケの統率力を見せつけて適度に盛り上げて終わります。ムジークフェラインの観衆からの拍手が降り注ぎます。

リッカルド・ムーティ指揮のウィーンフィルによる記念すべきコンサートの模様を収めたライヴ盤。もちろん聴きどころは後半に置かれたエロイカでしょうが、マリア・テリジアもムーティの統率によって、ムーティらしいスタイリッシュかつ、ウィーンの伝統も引き継ぐなかなかバランスのよい演奏となっています。録音は私の好きな当日のライヴのようすがつたわる臨場感あふれるもので、SACDらしい空気感が一層リアリティを高めています。この曲のファーストチョイスではありませんが、ムーティのハイドンの良さがじわりとつたわるいいアルバムだと思います。評価は[+++++]とします。

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tag : マリア・テレジア ウィーンフィル ライヴ録音 SACD

マックス・ゴーバーマン/ウィーン国立歌劇場管弦楽団のマリア・テレジア、56番

ちょっと新着CDが続いたので、4月のテーマであるLPに戻ります。

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マックス・ゴーバーマン(Max Goberman)指揮のウィーン国立歌劇場管弦楽団(Wienna State Opera Orchestra)の演奏によるハイドンの交響曲48番「マリア・テレジア」、56番の2曲を収めたLP。収録年の記載は記載はありませんが、後記するゴーバーマンの略歴から1960年から62年にかけて録音されたと思われます。レーベルはCBS。

マックス・ゴーバーマンは知らない人でしたが、調べたところスゴい人でした。

アメリカ人の指揮者で、1911年、フィラデルフィアに生まれました。フィラデルフィアのカーティス音楽学校で学び、高名なレオボルド・アウアーにヴァイオリン、フリッツ・ライナーに指揮を学びます。フィラデルフィア管弦楽団のヴァイオリニストとして活動をはじめますが、ライナーの推薦により指揮をする機会に恵まれます。1939年バレエ・リュス・ド・モンテカルロのオーストラリア公演の副指揮者として参加します。1941年以降はブロードウェイでバレエの音楽監督やミュージカルの仕事等を担当するようになり、有名なところでは1944年にバーンスタインのミュージカル"On the Town"邦題「踊る大紐育(ニューヨーク)」を担当したことや、1957年に「ウェスト・サイト・ストーリー」の初演を担当したこと。他にも多くのブロードウェイミュージカルを担当したとのことです。スゴいのはここから。1960年から、彼自身の予約販売のレーベルを立ち上げ、突然ウィーン国立歌劇場管弦楽団とハイドンの交響曲全集の録音に着手。もし彼が早くに亡くならなければ、ドラティ盤より前にハイドンの交響曲全集を完成させることになったはずです。録音は40曲以上されたようで、一部は後にCBSからリリースされました。それが今日とりあげるLPということになります。一部に限られるのはセンターチャネルの存在による音質劣化であまり音質が芳しくないことによるそうです。他にもヴィヴァルディ、コレルリなどの録音プロジエクトをすすめていましたが、1962年12月31日、51歳と若くして急死したことによりすべて未完となったとのことです。

これは想像ですが、ブロードウェイの仕事で得た富を利用して好きな音楽を録音しようとしたということだと思われますが、そこでウィーン国立歌劇場管弦楽団、要はウィーンフィルを使ってハイドンの交響曲全集の録音を企てた訳です。やることがでかい。流石です。

なお、ゴーバーマンの残した録音をLPから起こして販売しているサイトがありました。これはちょっと注文してみなくてはなりませんね。

Haydn House - SDA

ここまで調べると、そのゴーバーマンの志した幻のハイドンの交響曲全集を想像しながら、マリア・テレジアを聴きたくなってきましたね。

Hob.I:48 / Symphony No.48 "Maria Theresia" 「マリア・テレジア」 [C] (before 1769?)
想像したよりいい録音。キレも定位感も悪くありません。ドラティの演奏に似たオーソドックスなのに彫りの深い演奏。この曲独特の祝祭感がうまく表現されています。テンポは中庸ですが推進力はなかなかのもの。流石ウィーン国立歌劇場管弦楽団。ヴァイオリンのキレと柔らかな響きはまさにウィーン風。ミュージカルなどを得意としていた経歴から、もうすこし演出過剰の演奏を予想したんですが、立派に古典の矜持を保っています。1楽章の中盤の盛り上がりのえも言われぬ恍惚感はハイドンのこの時期の交響曲の溌剌とした魅力に溢れています。ハイドンの交響曲全集をいきなり録るというあたり、相当ハイドンを研究してきたに違いありません。流石に読みも深く、ハイドンの交響曲演奏のツボを押さえています。
これまた素晴らしいのが2楽章のアダージョ。柔らかい音色の弦楽器がゆったりと奏でるメロディーに金属っぽいハープシコードの響きが加わり、何よりホルンが極上の音色で重なるところはこの曲の至福の瞬間。ハイドン演奏の大家の演奏といっても差し支えありません。途中かなり音を延ばして情感を煽るあたりのセンスも悪くありません。ドラティの切磋琢磨して彫り込まれた音楽よりも純粋にウィーン風と感じさせるあたりも流石。アメリカの指揮者とは思えないウィーン情緒が漂います。まさにLPならではの至福のひととき。
メヌエットはまさに王道然とした理想的な演奏。堂々としていながら、柔らかなニュアンスに富み、オケは艶やかに弾みます。ここでもホルンの美しい響きが絶品。ティンパニの芯のしっかりした打撃も曲のメリハリをクッキリとさせています。
そしてフィナーレ。エネルギー炸裂! これまでの演奏が九分の力だったと気づかされます。あまりに見事な入りに良く聴くとヴァイオリンの音階のキレは最高、これ見よがしに目立つ事なく、慎ましやかですがオケ全体の音楽の豊かさを支えています。グイグイ煽る推進力はエネルギッシュ。目の覚めるようなフィナーレにビックリ仰天です。

Hob.I:56 / Symphony No.56 [C] (1774)
シュトルム・ウント・ドラング期直後の交響曲。独特のほの暗さは薄れ、純音楽的な楽興が強くなってきた曲。前曲のエネルギーさめやらぬなか、LPをひっくり返して針を落とした途端、やはりエネルギーに満ちた響きから入ります。ウィーン国立歌劇場管弦楽団独特のしなやかな響きによって浮かび上がる優美なトスカーナ式オーダーをもつ神殿のようなフォルム。均整のとれた優美なフォルム。確かな彫刻的な立体感。気品あるディテール。大理石の透き通るような深みのある表情。これは見事という他ありません。
アダージョはファゴットとオーボエの美しい木管によるメロディーラインが曲に優しい表情を与えています。なんと癒しに満ちた表現でしょう。ゴーバーマンの表現の巧みさには驚くばかり。非常にデリケートなコントロールによってこの曲の繊細な魅力が浮かび上がります。56番のアダージョがこれほどまでに美しい曲だったかとあらためて気づかされました。
この曲のメヌエットはザクザクと険しい響きを多用したものですが、ここでもゴーバーマンの振るウィーン国立歌劇場管弦楽団の迫力はなみなみならぬもの。メヌエットの切れ込む響きの余裕ある迫力だけでも尋常ならざるもの。オーケストラの迫力に打たれる快感にアドレナリン噴出。
フィナーレもオケの響きの美しさに圧倒されます。録音会場の表記はありませんが、溶け合う残響の見事さからムッジークフェラインでの録音ではないかと想像しています。1960年代の録音にも関わらず、オケの響きがホールに広がっていく様子が鮮明に聴き取れます。しかも極上の響き。いやいや見事という他ありません。

マックス・ゴーバーマンの振るウィーン国立歌劇場管弦楽団による「マリア・テレジア」と56番。あまりに見事で腰が抜けました。ゴーバーマンが長生きしていたらハイドンの演奏史は塗り変わっていたでしょう。この演奏で聴かれるゴーバーマンのコントロールはハイドンの交響曲演奏の理想的なもの。美しいオーケストラの響きに乗って古典的均整のとれたハイドンの交響曲の晴朗、快活かつ癒しに満ちた姿がまぶしいばかりにクッキリと浮かび上がります。これほどまでの完成度とは思いませんでした。他に多くの録音を残しているそうですが、冒頭の情報によれば録音のコンディションは良くないようで、この2曲はその中でも後世に残すべき価値をもった録音だという事だと思います。出来れば復刻CDを手に入れて、ゴーバーマンの見た夢を共有したいですね。幻のハイドン交響曲全集とはこの事でしょう。手に入れてからだいぶたってからちゃんと聴いたLPですが、これは家宝、至宝、世界遺産です。評価は[+++++]以外に選択の余地はありません。

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tag : マリアテレジア 交響曲56番 LP ウィーンフィル ヒストリカル

バーンスタイン/ウィーンフィルの102番1971年ライヴ

交響曲が続きます。

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レナード・バーンスタイン(Leonard Bernstein)指揮のウィーンフィルの演奏による、ハイドンの交響曲102番、ラヴェルのピアノ協奏曲(ピアノはバーンスタイン自身!)の2曲を収めたアルバム。収録は1971年2月21日、ウィーンのムジークフェライン・ザールの大ホールでのライヴ。レーベルはDeutsche Grammophone。

このアルバムを見て懐かしいと思った方も多いのではないでしょうか。1992年にウィーンフィル創立150周年を記念してリリースされたDGのシリーズ。ウィーンフィルの創立は1842年です。モーツァルト没後200年の喧噪がさめやらぬ頃ですね。その中の1枚がこのアルバム。

実はこのアルバム、あんまりちゃんと聴いた覚えがありません。ご存知のとおり、私はバーンスタインのハイドン、特に後年のものはあまり好きなタイプの演奏ではないため、このアルバムも食わず嫌いだったのかもしれません。バーンスタインは調べてみると1969年のシーズンを最後にニューヨークフィルを離れて、活動の場をヨーロッパに移します。このアルバムの録音はそのニューヨークフィル最後のシーズンの翌シーズンの録音。ということで、バーンスタインの覇気がウィーンフィルに出会って、ヨーロッパの響きが加わったばかりの演奏でしょう。

そうこういっても、バーンスタインの演奏はこれまでに結構な数、取りあげています。当ブログとしては多い方でしょう。

2011/09/15 : ハイドン–声楽曲 : バーンスタイン/ロンドン交響楽団のテレジアミサ
2011/08/15 : ハイドン–声楽曲 : 【お盆特番5】バーンスタイン/ウィーンフィルのテレジアミサライヴ!
2011/05/08 : ハイドン–交響曲 : バーンスタイン/ウィーンフィルの88番、オックスフォード
2010/12/26 : ハイドン–交響曲 : 【新着】バーンスタイン/NYPの97番、98番DVD
2010/09/11 : ハイドン–オラトリオ : バーンスタインの天地創造DVD

なんとなくバーンスタインを取りあげた時はブログのアクセス数も伸びるような印象があります。カラヤンやショルティなどとならぶ巨匠の一人ということで、ファンの方も多いのでしょうね。

ウィーンフィルに客演し始めたころのバーンスタインが、名曲102番をどう料理するか、なぜか非常に新鮮な気分(笑)

Hob.I:102 / Symphony No.102 [B flat] (1794)
おどろおどろしい序奏。録音はあまり良くありません。会場ノイズが入るのは嫌いではありませんが、ちょっと高音にチリチリする雑音が入るのが今一。響きはムジークフェラインならではですが、高音が薄く饐えた感じ。コンディションはそれほど良くありません。しかし、問題はその演奏。バーンスタイン特有のじっくりと息の長いフレーズを奏でて進みますが、主題に入った途端、ムジークフェラインを吹き飛ばさんばかりの凄まじいエネルギーがホール充満。ゴトゴト音がするのはバーンスタインが飛び跳ねているからでしょうか。筋肉が浮かび上がるようにデヴォルメされたミケランジェロのダビデ像のような素晴らしい立体感。録音のハンディをものともしない素晴らしい充実した響き。一音一音に力が漲り、有機的に連なる音符が生き物のようにうねります。展開部ではちょっと音が飽和気味ですが、そんなことは気になりません。名手ぞろいのウィーンフィルが髪を振り乱して演奏しているような素晴らしい力感。バーンスタイン特有の表情の濃さは感じるものの、過度な感じはありません。
102番の白眉、2楽章のアダージョはウィーンフィルならではの豊かな響きに包まれます。じっくりこってりと音符を料理していきますが、間を上手く取っているので詩的な印象もあり、くどすぎることはありません。非常にロマンティックな演奏です。2楽章のこの盛り上がりはベートーヴェンを超えるような大山脈のような圧巻の迫力。
メヌエットもタクトがバックスイングを伴って振りおろされるようすを音にしたような、一音一音を慈しむような演奏。ただ迫力がある演奏とは異なり、音がホールに響き渡るようすを奏者が克明に聴きながら演奏しているよう。テンポは揺るぎなく、音塊が次々と飛んでくる感じ。ゆったりした部分の滑らかさはビロードのよう。それでいてウィーンらしい弦楽器の柔らかな響きが相俟って、まさに極上のひと時。
そしてフィナーレは嵐の予感。入りは意外と落ち着いたものでしたが、主題に入ると徐々にオケにエネルギーが満ち始め、爆発の時を待ちます。最後にウィーンフィルのヴァイオリンセクションが牙を剥きます。鬼気迫るフィニッシュ。もちろん会場から爆発のような拍手が降り注ぎます。

録音が悪いのが欠点ではありますが、おそらくこの演奏はバーンスタイン最上のハイドンの交響曲演奏の一つでしょう。後年のくどさはなく、またニューヨークフィルを自在に操っていたころの覇気があり、オケはウィーンフィルの極上の響き。言う事ありません。バーンスタインがこのコンサートに102番という傑作を選んだのも酔眼。評価はもちろん[+++++]とします。惜しむらくはこのアルバムが現役盤ではないこと。数は出たアルバムだと思いますので中古で丹念に探せば出会えるでしょう。

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tag : 交響曲102番 ウィーンフィル

クナッパーツブッシュ/ウィーンフィルの88番

今日はヒストリカルな交響曲。

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ハンス・クナッパーツブッシュ(Hans Knappertsbusch)指揮のウィーンフィルの演奏でハイドンの交響曲88番、シューベルトの「未完成」の2曲を収めたCD-R。収録は1958年11月9日。レーベルはEn LarmesというCD-Rではよく見るレーベル。

このCD-Rのジャケットには演奏はベルリンフィルで収録は1950年代と表記してありますが、クナッパーツブッシュの膨大なディスコグラフィーを整理した下記のサイトによると表記は誤りで、ウィーンフィルとの演奏で収録も上記のとおり。ディスクユニオンの店頭で見かけた時にはクナとベルリンフィルとの88番ということで、お宝発見かと思って入手したんですが、そうではありませんでした。ただウィーンフィルとの88番も未入手でしたのよしとします(笑)

Hans Knappertsbusch Discography(英文)

ウィーンフィルとの演奏は調べてみるとDreamlifeから正規盤が出ているようですね。せっかくですからリンクを張っておきましょう。

Knappertsbush88DR.jpg
HMV ONLINEicon / amazon

先のHans Knappertsbusch Discographyによるとクナの指揮による88番は4種の録音があるようですが、これで3種が入手できた事になります。以前、当ブログでクナの88番を1度取りあげていますので、クナの略歴などはそちらをご覧ください。

2011/03/04 : ハイドン–交響曲 : 超弩演、ハンス・クナッパーツブッシュ/ヘッセン放送響の88番

ヘッセン放送響の88盤はクナッパーツブッシュの鬼才ぶりが遺憾なく発揮された素晴らしい演奏。録音も鮮明で余人には理解できない感興とビックリするようなギアチェンジが聴き所の素晴らしい演奏。音楽とは何であるか深く考えさせる演奏と言えばいいでしょうか。そのクナがウィーンフィルを振った88番はどのような演奏ではないでしょうか。

Hob.I:88 / Symphony No.88 "Letter V" 「V字」 [G] (1787?)
分厚いウィーンフィルの響きからはじまる1楽章。クナらしい覇気が漲ってますが、主題からいきなりスローダウン。ヘッセン放送響との演奏より表現が穏やかなのはオケがウィーンフィルということででしょうか。テンポの変化は大きくないもののクナッパーツブッシュらしいざっくりしたフレージングが特徴。録音もすこし鮮明さに欠けますが十分いい録音。会場ノイズのようなものはないので放送録音かセッション録音でしょう。
2楽章のラルゴは幽玄さを感じさせるような穏やかな展開。微妙なフレージングでもなくザクザク淡々とすすめているのに慈しみ深いというクナ独特の風情。オケの精度はあまり高くありません。ワーグナーの楽劇のような重厚さを伴ってこの楽章を盛り上げます。
一番クナらしいのがメヌエット。テンポは落ち着いてクナがその場で指示しているような緊張感につつまれ、荒々しく大胆なフレーズをジェントルなウィーンフィルが演奏。意外と起伏もきっちりつけて迫力も十分。がっつり決まります。
そして期待の終楽章。入りは意外とオーソドックス。重厚なテンポでザクザク刻みながら進みますがどこでギアが変わるのか手ぐすね引いて待つ感じがたまりません。意外とそのまま普通に終わってしまうのではないかとの思いもよぎります。流石ウィーンフィルだけに伝統の重みを感じさせる重厚さ。そう思った矢先、最後の部分でやはり突然ギアチェンジしてテンポを上げ、クナのこの曲の定番、崖から転がり落ちるようなテンポでフィニッシュ。やはり一筋縄では行きませんでしたね。

クナ3種目の88番。ヘッセン放送響とのクナらしさが存分に表現された爆演と比べると穏やかではありますが、逆にハイドンのオーソドックスな演奏に近い雰囲気ながらクナらしさが表現されたバランスのいい演奏でもあります。クナらしい演奏と言う意味ではヘッセン放送響との演奏を薦めますが、こちらも悪くありません。評価は[+++++]とします。クナの88番にはもう一種未聴のものがありますので、引き続き捕獲候補リストに入れて、出会いを待ちたいと思います。

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tag : 交響曲88番 ヒストリカル ウィーンフィル CD-R

【お盆特番5】バーンスタイン/ウィーンフィルのテレジアミサライヴ!

今日はバーンスタインのCD-R。

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レナード・バーンスタイン(Leonard Bernstein)指揮のウィーンフィルハーモニー管弦楽団の演奏でハイドンのテレジアミサ。ソロはソプラノがジュディス・ブレゲン(Judith Blegen)、メゾソプラノがロザリンド・エリアス(Rosalind Elias)、テノールがデイヴィッド・レンダル(David Rendall)、バスが最近おなじみのロバート・ホル(RobertHoll)、合唱は国際青少年音楽協会(Jeunesses Musicale Chorus)。収録は1979年5月27日ライヴ。演奏会場の記録はありません。

ここ数日、ハイドンのミサ曲を集中して聴いてきていますが、あらためてその素晴らしい構成とメロディーに打たれっぱなし。今日は何を取りあげようかと思いましたが、大御所バーンスタインのアルバムを取りあげます。バーンスタインにはバイエルン放送響との「戦時のミサ」(PHILIPS盤、ドリームライフ盤雨のコンダクターDVD)やニューヨークフィルとの何曲かのミサ曲などがありますが、今日はウィーンフィルとのテレジアミサを取りあげました。

バーンスタインのハイドンは何度か取りあげていますが、何となく古い演奏のタイトな響きの方が好みで、晩年のじっくりした演奏はハイドンにはちょっと濃すぎる印象があるので、1979年のこのアルバムを選んだ次第。過去取りあげたバーンスタインの演奏は下記のとおり。

2011/05/08 : ハイドン–交響曲 : バーンスタイン/ウィーンフィルの88番、オックスフォード
2010/12/26 : ハイドン–交響曲 : 【新着】バーンスタイン/NYPの97番、98番DVD
2010/09/11 : ハイドン–オラトリオ : バーンスタインの天地創造DVD

Hob.XXII:12 / Missa "Theresienmesse" 「テレジアミサ」 [B flat] (1799)
昨日ブルーノ・ヴァイルの古楽器オケによるエネルギー爆発な素晴らしい演奏を聴いたばかりのテレジアミサ。演奏の語法が全く異なる現代楽器での、しかもじっくり型のはじまり。癒しのメロディーからのはじまりに違いはないんですが、重心を落としたオケによるリズムに乗った歌手とコーラス。ゆったりした響きに身を任せる優雅な時間。バーンスタインならではの練った静寂。

2曲目のグローリアも力感は程々に美しいメロディーをおおらかにそして彫刻的に描いていきます。ちょうど優雅な白大理石を彫ったギリシャ彫刻のようですが、置いてある場所がアメリカのメトロポリタン美術館のような風情。ヨーロッパの伝統的な演奏とはちょっと角度が違うような感じ。徹底してじっくりと滑らかなフレージング。バーンスタインらしい演出です。グローリアの中間部の歌の響宴の部分は歌手がそれぞれ巧くて絶品。ヴァイルとは聴かせどころが全く異なります。劇的にそして情熱的に描かれるハイドンの傑作ミサ曲の素晴らしいメロディーと覇気。オケはいい意味で荒れていてざっくりした響き。

つづくクレドはマーラーのスケルツォのような流れで入ります。やはりロマン派以降の音楽のような濃い情念が漂います。同じ楽譜からこれだけ異なる心情が描き出されるのが音楽の不思議なところ。クレドはマーラーの曲の一部と言っても不思議でない雰囲気が漂います。これはこれで素晴らしい出来。ウィーンフィルの最上のの響きが降りてきています。

サンクトゥスから、ベネディクトゥス、アニュス・デイへの流れはまさに天上の音楽を聴くよう。バーンスタインの天地創造や雨のコンダクターのDVDでも聴かれたジュディス・ブレゲンの響きと伸びの両立した素晴らしいソプラノ、レンダルの素晴らしい声量のあるテノールが印象的。メゾソプラノのエリアスはバランスのよい響き。コーラスはゆったりとしが余裕のある響き。最後のアニュス・デイに入ると切々たるオケの響きが心に刺さる流れ。バーンスタインはマイペースでじっくりとハイドンのメロディーに自身の音楽を乗せて最後までじっくり描いていきます。最後は拍手に包まれます。

バーンスタインの良い部分が出た1979年のウィーンフィルとのライヴ。これまで聴いたバーンスタインのハイドンの中では最上の出来でしょう。ハイドンのミサ曲として聴くとやはり濃いめの演出とヨーロッパの伝統からは少しはずれるような演奏ですが、バーンスタイン一流の大曲を非常に丹念に描いて一貫性ある音楽に仕立てるあたりと、メロディーラインの人間的ぬくもりは流石。バーンスタインの振るハイドンとして非常に完成度の高い演奏。このあと80年代の演奏では、ちょっとくどさも垣間見えてしまうことも多いため、これは最もバランスの良い時のバーンスタインのハイドンの演奏の録音として貴重なものでしょう。評価は[+++++]をつけます。

お盆特番としていろいろ聴いていますがもう少し続けようと思います。久々にミサ曲を集中して聴くと、その素晴らしさに惹き付けられますね。

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tag : テレジアミサ ライヴ録音 ウィーンフィル CD-R

カール・ミュンヒンガー/ウィーンフィルの小オルガンミサ

今日は久しぶりのミサ曲。

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カール・ミュンヒンガー(Karl Münchinger)指揮のウィーン国立劇場合唱団、ウィーンフィルの演奏でハイドンの小オルガンミサ、天地創造の2曲を収めた2枚組のアルバム。今日は平日故小オルガンミサの方を取りあげます。小オルガンミサは1974年12月、ウィーンのソフィエンザールでのセッション録音。ソロはエリー・アメリング(Elly Ameling)!、オルガンはペーター・プラニアフスキー(Planyavsky)という組み合わせ。レーベルはオーストラリアのユニバーサルによるDECCA ELOQUENCEシリーズ。

カール・ミュンヒンガーは有名ですが、私はあまり集中して聴いたことがありません。HMV ONLINEの情報をもとに紹介しておきましょう。1915年シュトゥットガルト生まれ。シュトゥットガルト高等音楽学校、ライプツィヒ音楽院などで学び、アーベントロートに指揮を師事、フルトヴェングラーからも影響を受けたのこと。1941年、ハノーファーのニーダーザクセン州立管弦楽団の指揮者に就任、戦後は楽員16名から成るシュトゥットガルト室内管弦楽団を結成し1945年にデビュー公演を開催。1951年に録音したヴィヴァルディの『四季』のLPがベストセラーとなりバロック・ブームの火付け役に。当初はバロック専門だったようですが1966年、45名編成のシュトゥットガルト・クラシック・フィルハーモニーを結成してレパトリーを拡大、またウィーン・フィルやパリ管弦楽団など、通常のオーケストラへ客演するように。1988年、73歳で引退するまで積極的な活動を展開し、2年後の1990年シュトゥットガルトで亡くなります。この録音は1974年ということでミュンヒンガー59歳の年の録音。

このアルバムの聴き所はもちろん天地創造ですが、まずは小オルガンミサでミュンヒンガーの音楽を把握しようという狙いです。この演奏、オケがウィーンフィルということと、ソロが名花、エリー・アメリングと万全の布陣。

Hob.XXII:7 / Missa brevis Sancti Joannis de Deo "Klein Orgelmesse" 「小オルガンミサ」 [B flat] (c.1775)
冒頭のキリエ、年代相応の録音。若干の混濁感がともない、ちょっと古びた感じもしますが、実体感のあるコーラスと厚みを感じるオケ。残響はそこそこあります。弦楽器の音色がちょっと乾き気味。テンポを揺らさずゆったりとした演奏。グロリア、クレドと続きますがテンポは揺るぎなく堂々としたもの。オケもコーラスも圧倒的な存在感。普通の演奏なのに神々しさを感じる迫力。ここにきて高音域がテープの劣化を感じさせるのが少々残念なところ。サンクトゥスはコーラスの波が次々と襲ってくる感じがなみなみならぬ迫力。もう少し軽い演奏を想像してましたが、岩のような厳格さも感じさせるもの。続くベネディクトゥスでオルガンとアメリングのソロ登場。想像どうりアメリングは絶品これ以上磨きようがないほど輝くソプラノ。ちょっと古めの録音を通してでも心にぐさりと刺さります。プラニアフスキーのオルガンは落ち着いた演奏ですがオルガン独特の陶酔感を伴うもの。ファンタジックなニュアンス醸し出されていい感じ。最後のアニュス・デイはテンポを落として威厳に満ちた、天から降り注ぐ光の中に神の姿が浮かび上がるような演奏。最後は本当に消え入るような感動的な終わり方。

私にはあまりなじみのなかったミュンヒンガーのミサ曲の演奏。ちょっと予想した演奏とは違いました。もうすこしキリッと几帳面な型にはまった演奏と想像してましたが、良い意味で期待を裏切る、堂々とした威厳に満ちた演奏。録音の粗が少々残念ですが十分現代に通用する価値のある演奏でした。評価はテープの劣化と思わせる揺らぎの分をちょいと減点して[++++]としたいと思います。

ミュンヒンガーも歴史に名を残す有名な指揮者故その演奏にも時代を超えた魅力があることがわかりました。これは天地創造もちゃんと聴かなくてはなりませんね。今月どこかで取りあげたいと思います。

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tag : 小オルガンミサ ウィーンフィル

ロリン・マゼール/ウィーンフィルの85年オックスフォードライヴ

真夏の夜のCD-R特集、、、のようになってきてしまってますが、前記事のガーディナーの指揮するウィーンフィルが良かったので、ウィーンフィルのライヴを探したところ、ありました。

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ロリン・マゼール(Lorin Maazel)指揮のウィーンフィルハーモニー管弦楽団の演奏で、ハイドンの交響曲92番「オックスフォード」とベートーヴェンの交響曲5番「運命」の2曲を収めたCD-R。演奏は1985年10月9日で、演奏場所の表記はありません。レーベルはFackmann für Klassischer Musikというアメリカのレーベル。Fkmというロゴをよく見るレーベルです。

ロリン・マゼールはカラヤンの後継者としてベルリンフィルの音楽監督の座をアバドと競ったり、ボスコフスキーのあとのウィーンフィルのニューイヤーコンサート指揮者にいきなり抜擢されたりと、いわゆるビッグネームですが、録音で聴くとなかなか癖のある演奏も多く、映像での露出とインパクトにくらべて音楽の印象を強く持っている人は少ないのではないかと想像してます。

ただ、わたしはきらいな指揮者ではなく、結構興味があり、昔からいろいろ聴いてます。マゼールと言えばやはりその緻密な指揮姿。すべての楽器のすべてのタイミングをコントロールするような指揮姿は見ていて興味は尽きません。ちょうど工事現場を見飽きないのと同様、一体どうなってんだろうというくらい、スペクタキュラーなもの。ウィーンフィルのニューイヤーコンサートをマゼールが指揮する時は、その指揮姿に釘付けです。

マゼールの指揮する音楽で印象深いのはLPで擦り切れるほど聴いた、ベルリンフィルとのバルトークの管弦楽のための協奏曲。当時はほぼ同時にリリースされたショルティの演奏が一声を風靡していましたが、わたしはショルティのある意味鮮明かつショーマンシップに富んだ演奏よりも、マゼールの燻し銀のベルリンフィルの分厚い響きの方を愛聴したものです。あとはCDになってはじめて手に入れたホルストの惑星。我が家最初のCDプレイヤー、マランツの名機CD-34で再生したアナログとは次元の異なる度肝を抜くキレのいい低音の響きに、本当に度肝を抜かれたものです。そしてTELERCレーベルの名盤、春の祭典の後半の超低速グランカッサの11連発。そう、マゼールには度肝を抜かされるような演奏を期待してしまうんですが、実は意外にオーソドックスな演奏も多いんですね。それゆえ、いつも怖いものみたさで聴きたくなってしまう不思議な指揮者。

このアルバムの演奏はロリン・マゼールがニューイヤーコンサートにはじめて登場した1980年から5年後、ウィーンフィルのコントロールを手中に収めたマゼール絶頂期の演奏といえるでしょう。マゼールは牙を剥くでしょうか?

Hob.I:92 / Symphony No.92 "Oxford" 「オックスフォード」 [G] (1789)
意外に分厚い音色の導入部。かっちりというよりがっちりした入りで、筋骨隆々のハイドンの演奏。筋骨隆々といえば先日とりあげたハイティンクですが、マゼールの演奏はハイティンクよりもメリハリ重視で、悪く言えばドンシャリ、良く言えばダイナミックで覇気溢れる演奏。フレージングはオーソドックスですが、若干くどさを感じなくはないような節回し。そう、これがマゼール節なんでしょう。鋭い目つきと華麗なタクトさばきでウィーンフィルの隅々にまで神経を張りつめたマゼールの指揮姿が浮かんでくるような演奏。良く聴くとアクセントの部分のちょっとした溜めが、このイメージにつながっているものとわかります。1楽章はアポロン的均整のとれた見事に彫刻的な演奏。
2楽章に入るまでに十分間をとり火照ったエネルギーを冷まします。このアダージョはやはりウィーンフィルならではの木質系の弦楽器の柔らかな音色が聴き所。マゼールもことさらソフトにコントロール。中間部の盛り上がりはゆったりとした響きで迫力を演出。前記事のガーディナーがスピードとキレ、くっきりとしたフレージングが聴き所だったのとハッキリと異なる演奏。こちらはどちらかといえば重量級の演奏。
ふたたびゆったりと間をとって3楽章のメヌエットへ。録音に触れていませんでしたが、85年のライヴとしては申し分のないもの。鮮明さよりも音塊のエネルギー感に重点を置いた録音。低域が分厚いピラミッドバランスの演奏。図太い音色で聴かせる迫力のメヌエット。テンポは一貫して安定しており、フレージングもオーソドックスな範囲で極めて正統派色のつよいメヌエット。
最後はこの曲のクライマックス、冒頭の華麗なメロディーラインは流石マゼールのコントロール。軽さと跳躍感にあふれて入ります。この立体感とエネルギーは素晴らしい。とくにメロディーラインのコントロールでは、並の指揮者とはレベルが異なる安定感とキレ。ようやくマゼール牙を剥きます。完璧なオーケストラコントロール。とくにリズムのキレは流石。終楽章の複雑に絡み合うメロディーラインを完璧に再現。この交響曲がモーツァルトのジュピター同様、フィナーレの晴朗な立体感が聴き所だと教えてくれるような演奏でした。最後は大拍手。

ふと、久しぶりに取り出したマゼールのオックスフォードですが、期待通りのマゼールらしい演奏。ただ、恐いもの見たさというのもあって、もう一超え期待してしまうのも正直なところですので、評価は[++++]に留めておくことにします。マゼールクラスだと、他にもライヴ音源があるような気がしてますので、引き続きコレクション充実を図らなくてはなりませんね。

テーマ : クラシック
ジャンル : 音楽

tag : オックスフォード ウィーンフィル ライヴ録音 CD-R

ガーディナー/ウィーンフィルの90番、97番ライヴ

これはいつ手に入れたのか、記憶にありません。未登録盤を入れたボックスに長らくはいっていたもの。この夏は未聴のCD-Rをいくつか取りあげます。

GardinerWPO.jpg

ジョン・エリオット・ガーディナー(John Eriot Gardiner)指揮のウィーンフィルハーモニー管弦楽団の演奏で、ハイドンの交響曲90番、97番の2曲を収めたアルバム。90番が1995年1月15日、97番が2002年2月1日のライヴ。ホールがどこかは記載がありませんが、ムジークフェラインでしょうか。レーベルはKAPELLMEISTERというアメリカのCD-Rレーベル。

ガーディナーには天地創造や四季、後期のミサ曲など、ハイドンの声楽曲の録音があります。しかし独特のちょっとせかせかしたフレージングの多い演奏がどうもしっくりこず、ハイドンに関してはあまりいい評価をしていません。当ブログでも天地創造を取りあげておりますので、リンクを張っておきましょう。

2010/06/01 : ハイドン–オラトリオ : ガーディナーの天地創造

そのガーディナーがウィーンフィルという現代最高のオケの一つを振ったハイドンの交響曲のライヴはどうでしょうか。

Hob.I:90 / Symphony No.90 [C] (1788)
力感はあるものの若干不鮮明な、いかにもCD-Rらしい録音。ただ音楽は抜群の生気。ウィーンフィルに染み付いたハイドンの音楽をガーディナーが呼び覚ましている感じ。不鮮明な録音からでも感じるウィーンフィルの素晴らしい木質系の弦楽器の音。きっちりとした速めのテンポでくっきり浮かび上がるハイドンの名旋律。古楽器を演奏したときの堅苦しさは微塵もなく、非常にのびのびとした音楽。木管の美しさ、弦楽器の美しさ、テンポ感の良さ、くっきり浮かび上がるメロディーの美しさと申し分なし。細かい節回しの絶妙な巧さは流石ウィーンフィルというところでしょう。これはすばらしい90番の予感。
2楽章のアンダンテも木質系の弦楽器の美しい音色にうっとり。ウィーンフィルの美しい音色で、この楽章に特徴的な大きな波が押し寄せるような大迫力の音響を表現。終盤の木管楽器の絡み合う部分の美しさは素晴らしいものがあります。
メヌエットもウィーンフィルの美音が印象的。これで録音がもう少し良ければと思わざるを得ません。ガーディナーははっきりいって古楽器を振ったときよりもかなりいいです。会場のノイズもそれなりに聴こえますが、変な処理をしていない分音楽に生気があり、結果的に会場の興奮をダイレクトに伝えられているということでしょう。
フィナーレは速めのテンポで抜群の生気。この楽章のエネルギーは凄まじい迫力。ハイドンの終楽章の最上の演奏といっても過言ではありません。くっきりとしたコントロールにウィーンフィルが万全の演奏で応えます。この楽章は終わりそうで終わらないラトルの演出が記憶に新しいところですが、演出ぬきでもこの演奏のキレは素晴らしい。ベルリンフィルのある意味鋼のような合奏力と、ウィーンフィルの木質系の音楽に満ちた合奏力の違いも大きいですね。これは素晴らしい演奏。会場は拍手喝采。

Hob.I:97 / Symphony No.97 [C] (1792)
こちらはだいぶ新しく2002年2月の演奏で、録音のクリアさは上がってるんですが、冒頭1楽章の出だしで何度か録音レベルが明らかに変わります。まあ、CD-Rということでご愛嬌ですが、ウィーンフィルの美しい響きがより鮮明に聴こえるようになり、細かいことは気になりません。ガーディナーは97番という曲の曲調もあって、1楽章は落ち着いた入り。ウィーンフィルの標準的な演奏という感じですが、それだけで十分に美しい演奏。やはりハイドンのことを熟知したウィーンフィルならではの演奏ということができるでしょう。ありがたくて拝みたくなるような演奏。弦楽器の響きは最高です。技術ではなく音楽がそこにあります。1楽章は威風堂々とした素晴らしい彫刻的な仕上がり。
つづくアダージョはちょっと速めで弦楽器のさざ波のような音楽が心地良い演奏。中盤以降のオケの爆発時にホール内に響き渡るオケの音が痛快。何となくムジークフェラインのような気がします。後半ヴァイオリンの音がはっきりと鮮明さを増します。何か奏法を変えているのでしょうか。ここでもハイドンの機知に唸るばかり。2楽章の録音は安定しています。
3楽章のメヌエットはちょっとリズムに変化を持たせて表現の幅を広げます。比較的じっくり構えた演奏。97番というおおらかな曲調を踏まえたものでしょう。途中のヴァイオリンのソロの美しさも流石ウィーンフィル。
予想通りフィナーレも飛ばさず、じっくりいきます。前曲の暴風のような素晴らしい盛り上がりもいいものですが、97番のフィナーレはじっくり行ってほしい方ですので、いい方に振れてます。前曲よりもウィーンフィルがリラックスして弾いていることがわかります。最後に消え入るような静寂をはさんで、響きの海に。こちらも万雷の拍手に包まれますが、拍手のフェードアウトがあっという間なのがご愛嬌。

90番は素晴らしいエネルギーに溢れた名演。97番はウィーンフィルがオーソドックスに演奏したハイドンですが、両者とも結果的にはライヴ好きの私には素晴らしい演奏。両曲ともに[+++++]としました。ガーディナーの汚名挽回ですね。ちなみに巷では評判の演奏が多いガーディナーですがいまひとつ古楽器の演奏で没入できるものに出会いません。今回の演奏は古楽器風の演奏でもなければノンヴィブラートの演奏でもありません。いわゆる普通に現代楽器を振った演奏として素晴らしいということ。ガーディナーの素顔はどこにあるのでしょうか。

今回のアルバムでちょっと興味をもち直しましたので、HMVの40%OFFセール便乗で、未入手の四季を注文しちゃいました。こちらは届いてよかったらレビューします。

テーマ : クラシック
ジャンル : 音楽

tag : 交響曲90番 交響曲97番 ウィーンフィル CD-R ライヴ録音

フルトヴェングラー/ウィーンフィルの驚愕

今日はフルトヴェングラー。

Furtwangler21.jpg
HMV ONLINEicon / amazon

今日は未入手だったヴィルヘルム・フルトヴェングラー(Wilhelm Furtwängler)指揮のウィーンフィルの演奏でハイドンの交響曲94番「驚愕」の演奏を。アルバムはEMIからいろいろリリースされているようですが、私が今回入手したのは、最近発売されたばかりの、フルトヴェングラー生誕125周年企画の新たにアビーロード・スタジオでリマスターされたベートーヴェン交響曲全集とブラームス交響曲全集の計8枚を含む21枚組ボックス。21枚組とは言っても、最近のアルバムのこと故、HMV ONLINEで4千円少しで手に入れられます。極楽浄土のような素晴らしい時代ですね。

驚愕の録音は1951年1月11日、12日、17日ウィーンのムジークフェラインザールでのセッション録音。これまでフルトヴェングラーのハイドンの録音は下記の3回にわたって取りあげてきました。

2011/04/27 : ハイドン–交響曲 : フルトヴェングラー/RAIトリノ交響楽団の88番ライヴ
2011/04/26 : ハイドン–交響曲 : フルトヴェングラー/ウィーンフィルの88番ライヴ
2011/04/25 : ハイドン–交響曲 : フルトヴェングラー/ベルリンフィルの88番

中でも素晴らしかったのが、ベルリンフィルとのセッション録音の88番。今日取り上げる演奏も昔からリリースされているアルバムのようですが、私がその存在を知ったのは最近のことで、しかもウィーンフィルとのセッション録音ということで、その良さが期待できる録音として注文していたもの。もちろんこの21枚組には、ベートーヴェンやブラームスの交響曲全集なども含まれているので、一般的に聴き所はハイドンではないのは明白なところですが、当ブログとしては巨匠フルトヴェングラーのハイドンの演奏を3次元デジタル的に解きほぐすというミッションがあります故、今日は驚愕の演奏のみ取りあげます。(なんと贅沢な!)

交響曲94番(Hob.I:94)1791年作曲
冒頭の序奏の響きは意外とまろやかな柔らかい音響。ムジークフェラインザールのウィーンフィルの録音にふさわしい美音。メリハリを強調するというよりは自然な流れと角のとれたフレージングが心地よいコントロール。主題に入ると迫力ある音響ですが、前記事のミュンシュの演奏のようなコントラストが鮮明な陰影の深さではなく、流麗なメロディーに宿る深遠さを感じさせるような神々しい感じが早くも迸っています。柔らかなデュナーミクの表現が秀逸。良く聴くとインテンポで煽る感じはするんですが、すべての角が柔らかく面取りされているため、しっとり感があり、他の演奏とその表現を異にしています。強音のあとの抑えた音の表現が音楽の本質をえぐるように心に響きます。カラヤンとはまったくちがうレガートで旋律を磨き込み、1楽章の最後はじわりと迫る柔らかな迫力で閉じます。

2楽章のビックリアンダンテ、爆発までの抑えた部分とビックリの強音のどちらもレガートで磨き込まれて、音量差ではなく、柔らかな表情の方に驚愕させられるという感じ。この曲でこのような表現はあまり聴いたことがありません。通常は楽譜の表面的な理解にもとづき大音量にはっとさせるというのが仕掛けでしょうが、フルトヴェングラーともなると、そのような表面的なことを狙うのではないとでも言いたそうな表現。ビックリな部分を過ぎてからは通例ザクザクとした鉈を振るうような迫力で聴かせる演奏が多いのですが、この演奏はそこに至るまでのつ凪の部分の孤高な感じと、ザクザクしたあとの弦楽器のレガートの極みのような流麗なフレーズにスポットライトを当て、聴き尽くした感もある驚愕の曲の明らかに違う角度から光を当てたような個性的な解釈。と言っても不自然さは皆無で、ハイドンの名曲がブラームスのような燻し銀の演奏に聴こえるマジックですね。

3楽章のメヌエットは迫力を増していますが、やはりレガートを基調とした不思議な感じ。明らかに他の指揮者とは異なる音楽性を感じさせます。やはりフルトヴェングラーは違いますね。いろんなお店で飲むお吸い物ですが、老舗料亭の出汁は味わいがちがっていたというような感じ。鮮明とは言えない録音の向こうから聴こえる濃厚な音楽。一筆書きのような一気に書き上げた一体感が見事。

フィナーレもその勢いそのままに素晴らしい有機的なフレーズが次々と襲いかかる驚きに満ちた時間。精度が高い演奏ではないんですが、その連続性というか有機的つながりというか流麗さは素晴らしいもの。一連の音符のすべての音に表情が与えられ、すべて異なる音量で、すべて異なる表情を与えられ、それらの音で構成されるメロディーは活き活きとしたつながりと素晴らしいスピードを与えられ、ダイナミックで劇的に響きます。最後は流麗であっても腰にくるような図太い迫力の音響で曲を閉じます。

今更ながらですが、フルトヴェングラーの素晴らしさに打たれましたね。やはり常人には演奏し得ない閃きと濃い音楽。ハイドンの演奏としてどうかとの視点もなくはありませんが、音量、迫力、荒々しさ、精度といったような単純な音楽的要素ではなくまさにマルチヴァレントな音楽。複雑で深くそして心地よく神々しい音楽。評価はもちろん[+++++]としました。この神々しさ、ハイドン入門者向けのタグも進呈です。フルトヴェングラーのファンの方からしたら、何を今更と言われそうですね。このアルバムにはフルトヴェングラーの国宝級の演奏が沢山詰まってますので、のちほどゆっくり楽しみたいと思います。

このような素晴らしい演奏が、このような値段で買えるようになった文明、文化、産業の進化に感謝しなくてはなりませんね。世知辛い時代でもありますが、意外と良い時代でもありますね。捨てたもんじゃありません。

テーマ : クラシック
ジャンル : 音楽

tag : 驚愕 ウィーンフィル ヒストリカル ハイドン入門者向け

ベルナルド・ハイティンク/ウィーンフィルの時計ライヴ

今日は珍しいハイティンクのハイドン。

IMG_1577.jpg

ベルナルド・ハイティンク(Bernard Haitink)指揮のウィーンフィルの演奏でモーツァルトの交響曲35番「ハフナー」、ハイドンの交響曲101番「時計」、リヒャルト・シュトラウスの「ドン・ファン」の3曲を収めたCD-R。演奏は2000年12月17日のウィーンでのライヴ。ホール名は記載されていませんのでわかりません。レーベルはGNPというCD-R専門のレーベル。CD-Rはたいていはディスクユニオンで入手しています。

ハイティンクのハイドンはほとんど録音がないような気がしていますが、このアルバムは数少ないハイティンクのハイドンの録音の一つでしょう。

ハイティンクはきらいな指揮者ではありませんが、決定盤的な演奏もあまり思い浮かばず、堅実な職人気質な指揮者という印象。手元にはベートーヴェンの交響曲全集とかウィーンフィルとのブルックナー、アムステルダム・コンセルトヘボウ管弦楽団とのマーラー、ファルスタッフのDVDなどがありますが、どれもそこそこ良い演奏ながら、突き抜けた名演、これぞハイティンクというような経験はあまりありません。好きな人も多い指揮者だとは聞いていますが、今ひとつとらえどころがないという印象も否めません。

交響曲101番「時計」(Hob.I:101)1793/4年作曲
冒頭から非常に瑞々しいウィーンフィルの音色が冴えます。ハイティンクらしいちょっと無骨さを感じさせる筋骨隆々な時計の1楽章。やや速めなテンポでオーケストラの響きは引き締まった素晴らしいテンション。一音一音の力感は素晴らしいものがあります。ウィーンフィルの美しい響きは感じられるものの、目立つのはボディービルダーの鍛えられた肉体のような力感の美しさ。この力感は流石。1楽章は素晴らしい盛り上がりで終えます。
有名な2楽章の時計のメロディ。こちらも速めかつあっさり目で、力感溢れる演奏。練らず緩まずでこちらも引き締まった美しさ。徐々に盛り上がって響きの渦に。素晴らしい感興。このあっさりとしたテイストを残しながらこれだけの大波のような盛り上がりを演出するところがハイティンクらしいところ。オケの団員は弾く悦びを満喫しているんじゃないでしょうか。
じっくり間をとって3楽章のメヌエットへ。これまでの演奏からはメヌエットの盛り上がりとオーケストラの響きの険しさが期待できますが、意外にゆったりとした入り。そこそこの迫力ですが、むしろ前楽章より力が抜けている感じ。途中のフルートのソロは響きは美しいもののちょっと拍子がおくれてたどたどしいところもあり、期待と異なる枯れた感じに近いメヌエット。
そしてフィナーレ。入りはしばらく抑えたコントロールですが、すぐにフルスロットルへ。圧倒的な音響で聴かせようというよりは楽譜の指示に忠実な適度な爆発感。ここでも筋骨隆々なオケの骨格が非常に良く出た音響。ミケランジェロの彫刻のような天才的な造形と彫り込みの深さというよりは無名の彫刻家のよく見ると素晴らしくできた筋骨美しい彫像のような趣。最後は無駄なく盛り上がって会場の拍手を誘います。

やはりこの演奏のポイントはタイトな力感でしょう。ただ、3楽章とフィナーレはそういうノリで通すという感じでもなく、少し緩んでしまいます。評価は[++++]としたいと思います。

このアルバム、じつは冒頭のハフナーが意外にいい出来。こちらの方がタイトな演奏の魅力がストレートに出た演奏。こちらはおすすめの演奏ですね。

ハイティンクのハイドンの演奏はベルリンフィルとの95番(所有)の他に、当ブログの読者の方からの情報ではドレスデン・シュターツカペレとの86番もあり、今回ネットで調べたら他にクリーヴランド管との86番やシカゴ響との44番「悲しみ」等のライヴ盤があることがわかりました。このあたりも機会があれば聴いてみたいと思ってます。なんとなくもう一超えした突き抜けたハイティンクの演奏があるような気がしてなりません(笑)

テーマ : クラシック
ジャンル : 音楽

tag : 時計 ライヴ録音 ウィーンフィル CD-R

プロフィール

Daisy


Author:Daisy

なぜかハイドン(Franz Joseph Haydn)が特に気に入り膨大な録音をコツコツ集めてレビューしております。好きなものはお酒全般(ワイン、日本酒、モルトなど)、美味しいものを食べること、料理、鄙びた温泉めぐり、歌舞伎見物、スポーツクラブで泳ぐこと(美味しいお酒を呑むため!)などなど。東京在住のごく普通のサラリーマンです。

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