アントニーニ/ムローヴァ/読響によるハイドン・ベートーヴェン(サントリーホール)

昨日10月16日は楽しみにしていたコンサートへ。

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読売日本交響楽団:第616回名曲シリーズ

ハイドンが好きな方ならよくご存知の鬼才、現在ハイドンの交響曲全集の録音に取り組んでいるジョヴァンニ・アントニーニ(Giovanni Antonini)が読響に客演するということでチケットを取ったんですが、プログラムがまた絶妙。

ハイドン:歌劇「無人島」序曲
ベートーヴェン:ヴァイオリン協奏曲
ベートーヴェン:交響曲2番

ハイドンは序曲1曲だけですが、中でも劇的な展開で知られる「無人島」序曲。それにヴィクトリア・ムローヴァを迎えてのベートーヴェンのヴァイオリン協奏曲に、おそらく火の玉のように燃え上がるであろうことが容易に想像できる交響曲2番。プログラムを見ただけでも過呼吸でした(笑)

アントニーニが取り組むハイドンの交響曲全集については、これまで逐一取り上げています。

2018/07/07 : ハイドン–交響曲 : 【新着】ジョヴァンニ・アントニーニの交響曲全集第6巻(ハイドン)
2017/11/22 : ハイドン–交響曲 : 【新着】ジョヴァンニ・アントニーニの交響曲全集第5巻(ハイドン)
2017/04/18 : ハイドン–交響曲 : 【新着】イル・ジャルディーノ・アルモニコの交響曲全集第4巻(ハイドン)
2016/10/09 : ハイドン–交響曲 : 【新着】イル・ジャルディーノ・アルモニコの交響曲全集第3巻(ハイドン)
2015/06/08 : ハイドン–交響曲 : 【新着】イル・ジャルディーノ・アルモニコの交響曲全集第2巻(ハイドン)
2014/11/08 : ハイドン–交響曲 : 【新着】イル・ジャルディーノ・アルモニコの交響曲全集第1巻(ハイドン)

リリース当初はちょっと力みも感じる演奏だったんですが、巻を重ねるごとに演奏の完成度も高まり、ここ数巻は非の打ち所のない仕上がりになっています。少し前に全集を目指して進行中だったトーマス・ファイも素晴らしかったんですが、即興性を重んじることで曲ごとにけっこうムラがあったのに対し、アントニーニは自分の理想の響きにきちんと磨き込んでくる完成度の高さがあります。今回は主兵ではない読響の客演で、どこまでアントニーニ流の響きの完成度に近づくことができるかが聴きどころと睨んでおりましたが、結論から言うと、読響がまるでバーゼル室内管になったような完成度に仕上がっていました!

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さて、いつものように嫁さんと待ち合わせて、開場時間にサントリーホールへ入ります。直前まで仕事に追われてドタバタでしたので、まずはいつものように適量のワインとビールで大脳皮質と聴覚神経を覚醒させます(笑)

この日の席はRAの前から2列目。もちろん指揮者の指示をくまなく把握しようと言うことで取った席です。アントニーニが読響初登場ということで、読響の方にもかなりの緊張感があったものと想像されます。お客さんもほぼ満席ということで注目度も十分。集客にはアントニーニもさることながらムローヴァ目当てのお客さんも少なくなかったことでしょう。この日は客演で日下紗矢子がコンサートミストレスでした。

チューニングを終え、アントニーニが登場。写真ではちょいワルおやじ風というかやさぐれおやじ風な風貌ですが、銀縁の眼鏡をかけて颯爽と登場する姿はむしろ知的な感じ。第一印象は事前の想像とはちょっと違いました。ホールが静まると、ぐっと腰を落としてかなり低い姿勢からタクトなして両手を対称に静かに振り上げ、最初の短調の「無人島」序曲の序奏に入ります。いきなりかなり引き締まった響きにただならぬ緊張感が宿り、弱音が続くなか、期待通りアントニーニのコントロールが隅々にまで行き渡ったタイトな響きに包まれます。主題に入ると予想通り爆発! かなり頻繁に腰を落として低い姿勢から伸び上がるようにオケに強奏を要求するアントニーニのアグレッシブな指揮にオケも完璧に追随してまさに鬼気迫る演奏。オケに粗はなく、読響の緊張感もひしひしと伝わります。鋭角的なアクセントや鋭い音量変化、フレーズごとに完璧に表情を変えながら劇的に展開する絶妙なコントロール。会場のお客さんもアントニーニの挨拶がわりの完璧なハイドンに仰け反らんばかり。いやいや素晴らしい。想像以上のオケの統率力を見せつけられ、こちらも仰け反りました。出会い頭にアントニオ猪木のビンタを食らったような衝撃。この曲は既発売の全集の3巻に収録されていますので帰ってから聴き直してみましたが、ライブの迫力が加わり完全に実演に軍配です。もちろん会場からは痛快すぎる見事なハイドンの序曲に拍手喝采。アントニーニも読響が意図通りに響き満足そう。何度かのカーテンコールで一旦静まり、続いてはベートーヴェン。

オケの編成が少し変わって、アントニーニとムローヴァが並んで登場。ムローヴァ、アントニーニよりも背が高く来年60歳とは思えぬすらりとした立ち姿にうっとり。再びアントニーニがぐっと沈んで、ハイドンとは異なる長い序奏にくっきりと陰影をつけながらノンヴィブラートのオケで描いていきます。先ほどのハイドンが集中度100だったとすると、こちらは80くらい。アントニーニの方はハイドンで短距離を全力疾走したので、ここは少し気合いを緩めてソロとの掛け合いを楽しむといった趣向でしょう。というかハイドンでの集中力が尋常ではなかったということでしょう。ムローヴァのヴァイオリンはいくつかの録音でかなりさっぱりしたものだという感触を持っていたので、その先入観のせいか、意外に豊穣に聴こえました。特に伸びやかな高音域が印象的。アントニーニの先鋭的な響きと伸びやかで屈託のないムローヴァの掛け合いはそれなりに面白い組み合わせ。お互いに自己主張をぶつけ合いながらも音楽としてはまとまっていました。2楽章のラルゲットでは弱音部とハーモニーの美しさをさらりと垣間見せ、フィナーレではオケが気持ちよく吹き上がるところを生かした見事なコントロール。ムローヴァの張り詰めた弓さばきもあって、お客さんも拍手喝采。アントニーニもムローヴァもニコやかに拍手に応じていました。アンコールはバッハのパルティータ第2番からサラバンド。さらりとしたサラバンドで虚飾を廃した純粋無垢、無色透明のような演奏。これはムローヴァならではですね。もちろんお客さんは大喜びでした。

休憩後はベートーヴェンの2番。おそらくアントニーニの演奏スタイルに最も合うのが2番でしょう。これがすごかった。才気爆発のキレキレの演奏。1曲目のハイドン以上に表情の変化の幅を大きくとり、時折り楔を打つような鋭角的なアクセントを織り交ぜながらも、曲の流れをバランスよく保ちます。読響も万全の体制でアントニーニの指示に的確に応える熱演。火の玉のように燃えたぎるとはクライバーのような演奏ですがアントニーニの演奏は目にもとまらぬ速さで快刀を振り回しながらデフォルメの効いたアーティスティックな彫像を彫り出していく感じ。しかも前のめりにオケを煽る面白さに満ちていて、目で聴くという意味でも実に面白い。独特の腰をかがめて沈み込むユニークな動きに合わせてオケも沈み込んだかと思うと炸裂し、速いパッセージのキレ味も抜群。1楽章は痛快の極み。お客さんも圧倒されっぱなしな感じ。この曲はハイドンの交響曲と近い構成のため、緩徐楽章にコンパクトなメヌエット、終楽章と続きますが、聴かせどころはハイドンの録音で心得ている感じ。曲の作りがハイドンでは構成の面白さに行き、ベートーヴェンではより力感を重視している感じで、アントニーニもそれを踏まえてしっかりとスロットルをコントロールしてオケを吹きあがらせます。メヌエットの諧謔性と、フィナーレの炸裂感はアントニーニの類い稀な才能があってこそと唸らされました。読響も熱演で、オケの仕上がりは以前ファビオ・ルイージとの共演時以上の素晴らしさ。終演後の満足気なアントニーニの表情を見ると、まんざらでもないとの印象を持ったと思います。

ということで、ハイドンの演奏ではおなじみのジョヴァンニ・アントニーニによる、ハイドンとベートーヴェンは期待を大きく上回る素晴らしい演奏でした。やはりオーケストラコントロール能力は図抜けたものがあります。ハイドンの交響曲全集についてもまだまだ先が長いですが録音が完結することを祈りたいと思います。

週末に同じくアントニーニが読響を振るヴィヴァルディとハイドンのプログラムもチケットを取ってあり、こちらも今から楽しみですね。



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tag : オペラ序曲 ベートーヴェン

ダニエル・ブルグ/カメラータ・ド・ヴェルサイユのホルン協奏曲(ハイドン)

ホルン協奏曲がつづきます。こちらも先日TOWER RECORDS新宿店の店頭で発見したもの。

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HMV ONLINEicon / amazon / TOWER RECORDS

ダニエル・ブルグ(Daniel Bourgue)のホルン、アモーリ・ドゥ・クルーセル(Amaury du Closel)指揮のカメラータ・ド・ヴェルサイユ(Camerata de Versailles)の演奏で、ハイドンのホルン協奏曲(Hob.VIId:3)、歌劇「変わらぬまこと」序曲、歌劇「報いられた誠意」序曲、歌劇「薬剤師」序曲、そしてハイドン作とされていたホルン協奏曲(Hob.VIId:4)の5曲を収めたアルバム。収録は1987年5月、パリのシテ島から南に下ったパンテオンのすぐ裏にあるノートルダム・ドゥ・リバン教会でのセッション録音。レーベルは仏Forlane。

ダニエル・ブルグは1937年、南仏アヴィニョン生まれのホルン奏者。地元の音楽院でチェロやホルンを学び、国立パリ高等音楽院のホルン科を首席で卒業し、ソロ及び室内楽で活動するようになりました。その後パリオペラ座の首席ホルン奏者として活躍。教育者としてはヴェルサイユ国立音楽院の教授の他、ロサンジェルスのアメリカン大学、ポツダム、ボルチモアなどでマスタークラスを持っていたそうです。またフランスホルン奏者協会の理事長も務めているとのことで、フランスホルン界の代表的な人でしょう。

カメラータ・ド・ヴェルサイユは今日取り上げるアルバムの指揮者であるアモーリ・ドゥ・クルーセルが1982年に設立したオケ。アモーリ・ドゥ・クルーセルは1956年パリ生まれの指揮者で、フランスの他ウィーンでも学び、ハイドンをはじめとして古典派からロマン派の音楽を得意としているそう。

このアルバム、前記事のペーター・ダムほどの力強さはないものの、フランスらしいとろけるような柔らかさで、またもや素晴しい演奏なんですね。

Hob.VIId:3 / Concerto per il corno [D] (1762)
教会での録音らしく少し遠めにゆったりと定位するオケ。表情の濃さは控えめながら、速めのテンポで爽やかに流れる序奏。ブルグのホルンはフランス人らしい華やかかつ軽めの音色。レガートを強めにかける部分もあり、個性的なところもありますが、一貫してホルンもオケも爽やかな演奏。まるでモーツァルトのように転がるような音階の美しさ。カデンツァではやはりテクニックと美音が炸裂。流石にフランスホルン奏者協会の代表を務めているだけあります。
アダージョはペーター・ダムの聴かせた深い淵のような芸術性に対して、美しい花束のような華やかさのある演奏。オケのとろけるような響きも抜群。アンサンブルは素晴しい一体感。ゆったりとした呼吸が最上のくつろぎを提供します。これほどの癒しを感じる演奏はなかなかありません。
フィナーレに入ってもホルンとオケのとろけるような響きは変わりません。極上の響きに言葉が見つからないほど。カデンツァでブルグのホルンのテクニックにあらためて気づかされますが、テクニックを感じさせない音楽のしなやかさ。ペーター・ダム盤も素晴しかったですが、こちらも負けず劣らずです。

Hob.XXVIII:8 / "La vera costanza" 「変わらぬまこと」 (before 1779)
アモーリ・ドゥ・クルーセルとカメラータ・ド・ヴェルサイユ、侮れません。ハイドンの小曲の楽しさのツボを押さえた素晴しい演奏。協奏曲の伴奏も良かったんですが、この序曲も、オペラの幕が上がる前のソワソワ感と、沸き上がるような推進力を実にうまく表現していて、豊かな残響に美しい音楽が漂う名演奏。3楽章構成で交響曲のようなこの曲の変化を巧みに描いていきます。

Hob.XXVIII:10 / "La fedeltà premiata" 「報いられた誠意」 (before1781)
ホルン大活躍の曲で交響曲73番の終楽章にも転用されています。アダム・フィッシャー盤のレビューでも取りあげましたし、アダム・フィッシャーの来日公演のアンコールでもとり上げられたスペクタクルな曲。クルーセルはこの曲の面白さを活かしながらもしなやかな筆致でまとめることで、曲自体をじっくり聴かせていきます。やはりオケのまとまりは見事です。

Hob.XXVIII:3 / "Lo speziale" 「薬剤師」 (1768)
3曲置かれた序曲、それぞれの曲想の面白さを描き分けてメロディーが活き活きと弾みます。この「薬剤師」序曲もよく聴くとフレーズの音階の一音一音のメリハリがかなり巧みにつけられていることで、この躍動感が出ていること気づかされます。ハイドンにたいする深い畏敬を感じる演奏です。非常に繊細なハープシコードの音色も典雅。この曲も3部構成で緩急自在。実に見事な演奏です。

この3曲を聴くと今一マイナーなハイドンのオペラの序曲はもうすこし世の中で取りあげられてもいいのではと思ってしまいます。これは傑作ですよね。誰に同意を求めているのでしょう?(笑)

Hob.VIId:4 / Concerto per il corno [D] (1781) by Michael Haydn?
最後はおそらくミヒャエル・ハイドン作であろうと考えられているホルン協奏曲。ハイドンの作としては、すこしメロディーも固く、構成の閃きも劣る感じがする曲。ただし演奏は冒頭のハイドン自身のホルン協奏曲に劣らず素晴らしい物。ホルンの安定感と、オケの一体感はやはり見事。2楽章の憂いに満ちた表現も華やかさを孕んだ次元の高い表現。ホルンは天から降り注ぐよう協奏曲を超越した演奏。フィナーレは次につづく音楽の気配のようなものを鋭敏に感じる演奏。オケの演奏も一人一人の奏者の感覚が冴え渡って、全員の感覚が鋭敏に働いているよう。聴いているこちらの感覚も冴えてくるような演奏です。最後のカデンツァはアルペンホルンのような深い響きと余韻が絶妙。こちらも素晴しい演奏。

ホルン、指揮、オケ、すべてはじめて聴くものでしたが、いやいや素晴しい。このアルバムに収められた曲を、完全に掌握して、すべて自身の音楽として弾いており、曲のまとまりは一分の隙もありません。爽快で優雅、優美。ハイドンの音楽の美しさを完璧に表現している演奏と言っていいでしょう。ホルンのダニエル・ブルグも完璧。ペーター・ダムとはまた違った華やかなホルンの響きを聴かせる人。なぜかフランスっぽく聴こえるのが伝統と言うものでしょうか。取りあげた全曲[+++++]とします。偶然ではありますが、このところ素晴しいアルバムつづきで毎晩至福のひと時を過ごしています。

今日は母親の通院付き添いで会社をお休み。夕食はきりたんぽ鍋に福井の銘酒「一本義」で、こちらも至福なんです(笑)

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tag : ホルン協奏曲 オペラ序曲

ハルトムート・ヘンヒェン/C.P.E.バッハ室内管のラメンタチオーネ、受難、悲しみ

今日はお気に入りのハルトムート・ヘンヒェンの名前つき交響曲集から。

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ハルトムート・ヘンヒェン(Hartmut Haenchen)指揮のカール・フィリップ・エマヌエル・バッハ室内管弦楽団の演奏によるハイドンの名前つき交響曲集。全6枚に交響曲18曲、序曲1曲を収めたアルバム。今日はその中からCD1の交響曲26番「ラメンタチオーネ」、49番「受難」、44番「悲しみ」、歌劇「無人島」序曲(Hob.Ia:13)の4曲を取りあげます。収録は1987年11月と手元の記録にはありますが、ライナーノーツには記載されていません。レーベルはedel CLASSICS。

このアルバムからは以前「哲学者」を取りあげていますが、すばらしい演奏でした。演奏者などの情報はこちらの記事をご参照ください。

2011/01/26 : ハイドン–交響曲 : ハルトムート・ヘンヒェンの哲学者

なんとなく交響曲のいい演奏が聴きたくなり取り出したアルバム。今日はシュトルム・ウント・ドラング期の傑作交響曲を選びました。

Hob.I:26 / Symphony No.26 "Lamentatione" 「ラメンタチオーネ」 [d] (before 1770)
柔らかい音色のオーケストラが繊細なハープシコードの響きを伴って、この曲独特のほの暗い旋律を生気溢れる演奏で描いていきます。ヴァイオリンの軽さと低音弦の迫力、リズムのキレの良さが抜群。小編成オケでしょうが響きのまとまりは非常に良く、まさにこの曲独特の雰囲気を万全に表していきます。活き活きとしたメロディ、哀愁に満ちた響き、小気味好いキレ。必要十分というか完璧です。
2楽章のアダージョは爽快さを感じさせるほどの速めのテンポ。メロディーラインの描き方が上手く、速いながらも情感は十分。こなれた音響によるすばらしい感興。録音は鮮明さは最新のものに劣るものの鑑賞には十分。繊細なハープシコードの響きが雅さを加えています。オケは奏者全員が高い音楽性を身につけているよう。
フィナーレはこれ以上ないほどの生気が漲る演奏。インテンポで入るアタックのキレが素晴らしく、肩に力が入っていないのに踊り出すような音楽。中世のバシリカの窓から差し込む光が、重厚な石積みの立体感を活き活きと浮き彫りにしているよう。ラメンタチオーネにはニコラス・ウォードの中庸の美学を極めた名演盤がありますが、このヘンヒェンの演奏も速めのテンポによる、爽快なのに実に味わい深い名演と言えるでしょう。

Hob.I:49 / Symphony No.49 "La passione" 「受難」 [f] (before 1768)
深く沈み込むオーケストラの音色。大きく表情を浮き彫りにする素晴らしいフレージング。彫りの深い演奏はまるで部屋にパルテノン神殿が出現したよう。絶妙の呼吸とデュナーミク。暗黒の淵を覗くような深い情感。名演の予感です。冒頭から素晴らしい響き。ハープシコードもじつに効果的。1楽章は圧巻の出来です。ヘンヒェンのコントロールは情感と立体感をバランス良く表現。くどさもわざとらしさも感じさせず、見事という他ありません。
2楽章に入り速度はあまり上げませんが、やはりエネルギーが満ちてきます。高低に変化する旋律の対比がすばらしいですね。音階が音の連なりの糸を引くようなところがなく非常にキレのいいのが特徴。音色も柔らかくするところとカッチリするところメリハリが見事。なにより音楽が活き活きとしていて、ハイドンの見事な音楽がまさに生きているような進行。
メヌエットも安心して聴いていられる安定感。弦楽器に宿るうら悲しいエネルギーが顔を出すたびに、この曲がシュトルム・ウント・ドラング期の作品であることを思い起こさせます。
フィナーレは、予想していたのとは少し異なり、流すような流麗なもの。最後にこの力の抜き具合は見事です。1楽章の圧倒的な存在感がこの演奏のポイント。

Hob.I:44 / Symphony No.44 "Trauer" 「悲しみ」 [e] (before 1772)
名曲「悲しみ」。穏やかに入りますが、最初のテーマの速い音階にちょっと癖のある表情で変化をつけます。前2曲にくらべて、力が抜けた演奏と言えるでしょう。1楽章の聴き所であるヴァイオリンの音階はことさらキレを強調する事なく、音楽全体の流れを重視するようですが、音楽がすすむにつれて徐々にエネルギーが満ちていき、最後にクライマックスを持っていくあたりが流石。
メヌエットはハイドンのこの時期の交響曲のなかでも素晴らしい出来のもの。メヌエットなのに情感が溢れ出す素晴らしいもの。ヘンヒェンはこのメヌエットの魅力を余裕たっぷりに表情をつけ、じっくりと描いていきます。やはりフレージングの上手さが際立ち、さりげないのに表現の彫りの深さは素晴らしいですね。
アダージョも絶品。立ちのぼるシュトルム・ウント・ドラング期の香り。ハイドンの時代にタイムスリップしたよう。
フィナーレは弦楽器のキレが最高潮に。弦楽器のキレがメロディーを見事に浮き上がらせ、ザクザクとメロディーを刻んでいきます。最後に迫力を見せつけて終了です。

Hob.XXVIII:9 / "L'isola disabitata" 「無人島」 (1779) 序曲
最後はオペラの序曲。シュトルム・ウント・ドラング期のちょっと後の作曲。序奏から独特の劇性があり、じっくりと畳み掛ける主題、ほのかな明るさを感じさせる中間部と、なかなか聴き応えのある曲。ここでもヘンヒェンはじっくりとオペラの幕が上がる前のざわめき感を上手く聴かせて、このアルバムの素晴らしい演奏を締めくくります。

ハルトムート・ヘンヒェンとカール・フィリップ・エマヌエル・バッハ室内管弦楽団の演奏によるハイドンのシュトルム・ウント・ドラング期の傑作交響曲3曲の演奏。昔から好きなアルバムでしたが、あらためて取り出して聴くと、その素晴らしさはやはり図抜けています。やはり説得力がちがうというか、ハイドンの時代にタイムスリップしたような素晴らしい響きを聴かせてくれます。評価は序曲を含めて4曲全曲[+++++]です。

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tag : ラメンタチオーネ 受難 悲しみ オペラ序曲 ハイドン入門者向け

フリッツ・ブッシュの時計、軍隊、トランペット協奏曲

今日はヒストリカルものを。

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フリッツ・ブッシュ(Fritz Busch)指揮のウィーン交響楽団とウィーン・トンキュンストラー管弦楽団の演奏でハイドンの交響曲101番「時計」、序曲(Ia:4)、トランペット協奏曲、交響曲100番「軍隊」の4曲を収めたも。時計のみウィーン・トンキュンストラー管弦楽団で、その他はウィーン交響楽団の演奏。トランペット協奏曲のソロはアドルフ・ホラー(Adolf Holler)という人。録音はすべて1950年ウィーンで。会場名などの記載はありません。レーベルはヒストリカル復刻専門のArchipel Records。

しばらく古めのものを取り上げていなかったので、今日はヒストリカルなものでもだいぶ古いものを紹介しましょう。そういえば当ブログではフルトヴェングラーもワルターもクナッパーツブッシュもちゃんと取り上げてませんね。それぞれハイドンの素晴らしい録音が残されているので、そのうち、きちんとした形でレビューに取り上げたいと思います。

今日はフリッツ・ブッシュ。今ひとつ日本では目立たない存在ながら演奏の迫力は抜群で私は好きな指揮者。1890年生まれのドイツの指揮者で、1951年9月には61歳の若さで亡くなられています。このアルバムの演奏は亡くなる前年の演奏。

まずは時計から。テープの関係か若干音程が落ち着かないところがありますが、1950年として水準レベルの録音。穏やかな序奏から主題に入るところで振り切れます。独特のオケの乾いた音が響き渡ります。それほど大時代的でもなく、録音の古さを脳内補正して聴くと、インテンポで畳み掛けるような演奏。1楽章を聴くだけで度肝を抜かれるような迫力と古典のバランス感覚が同居する素晴らしいコントロール。テープの劣化に伴う音程の不安定さが惜しいですが、解像度や迫力はこの年代の録音としては申し分なし。
2楽章は少し速めに時計のリズムを刻みます。オーボエの正弦波実験音のような特徴的な持続音を効果的に加え個性を際立たせます。途中から1楽章同様素晴らしい迫力のオケの熱演。吹き上がるオケの響きの快感。キリッとした時計のリズムに支えられ、安定したテンポ感で演奏も破綻せず、2楽章も素晴らしい盛り上がり。特にヴァイオリンのキレが抜群ですね。
3楽章のメヌエットは絶妙の力加減。強すぎもせず抑え過ぎでもない9分の力で堂々したメヌエットを奏でます。弦楽器の張りのある音色が素晴らしいですね。途中のフルートのソロ部分では音量をかなり絞った静寂を巧く使ってフルートを浮き立たせるなどの効果的な演出もあり、力ばかりでなく抑えた部分の表現も秀逸。このメヌエットは素晴らしいですね。
フィナーレはこれまでの演奏からの期待を裏切らない素晴らしい演奏。最初の序奏からフォルテッシモに至るまでの部分は十分を抑制を利かせて対比を明確化。フォルテッシモからは文字通り畳み掛けるような素晴らしい迫力と高揚感。ブッシュがオケをあおってちょっと前のめりになる部分も散見されるほど。すべての楽器が振り切れるまで弾ききっている感じがよく伝わります。ハイドンの巧みなフィナーレの楽譜をザクザクに弾きまくるような素晴らしい迫力で曲を閉じます。
時計は導入部のテープの問題による音程が落ち着かないと言う録音の傷など何も気にならないような、快演。時計の楽譜の神髄に迫る素晴らしい演奏ですね。

つづいて序曲(Ia:4)。この曲は1784年頃の作曲。この曲からオケはウィーン交響楽団。4分弱の曲ですが、この曲も度肝を抜くような演奏。冒頭から滑稽なリズムで始まりますが、途中から鋼のようなヴァイオリンのメロディーが圧倒的な存在感。間の取り方がうまく、曲のおもしろさも十分表現されていますね。このヴァイオリンのフレージングの迫力は素晴らしいですね。

次はトランペット協奏曲。トランペットが入る前にオケだけで観客をなぎ倒さんばかりの、素晴らしい迫力。聴き慣れたメロディーですが、魂入ってます。トランペットはふつうの入り、というか1950年の演奏とは思えない素晴らしいコントロールです。アドルフ・ホラーというトランペット奏者は初めて聴く人ですが、非常に巧いです。ただし、冒頭からブッシュの指揮するオケの、これまた度肝を抜く迫力に終始圧倒されている感じ。ブッシュのオケのアクセントの影響からかホラーも割と明確なアクセントをつけていき、オケと張り合う展開に。火花散る感じも出てきてなかなかスリリングな演奏。1楽章のカデンツァでは仕返しとばかりに突き抜けるような美音を大迫力で奏でやり返します。良い勝負。
2楽章のアダージョはオケが少々控えめになり、トランペットに主役を譲ります。音色からか多少古風に聴こえる部分もありますが、トランペットの奏でる旋律の朗々とした響きは見事。腕利き同士のがっぷり四つのアンダンテ。
3楽章は意外に柔らかいオケの入り。トランペットも最初は軽々と吹き、オケの出方をうかがうような展開。途中までおたがいに様子見で不気味な静けさ。途中でトランペットがテンポを極端に落としたりしてあおります。結局最後に爆発して終了。
この曲も見事!

最後は軍隊。大爆発にかなり期待が高まります。
序曲以降の音質はほぼ一定ですのでまとめてされた録音なんでしょうか。1楽章の序奏から最初の盛り上がりまでの流れは手に汗握る緊張感。最初の主題からもぞくぞくするような緊張感が持続します。途中弦楽器のレガートを強調するようなフレーズがあったり、音量を落とす部分の静寂感を強調したり、演出上手は時計の時と同様。すっかりブッシュの術中にハマっている感じ。1楽章は迫力で聴かせるのではなく演出の巧みさにやられた感じです。終盤ヴァイオリンのキレが押し寄せ、迫力のうちに終了。ちょっと音飛びのような録音の傷があります。
2楽章はサカサカ速めに入ります。期待とはうらはらに大爆発とはなりません。不思議と速めのテンポによる旋律の美しさが印象に残る演奏。ファンファーレから太鼓に連なる部分もある意味あっさりこなしていき、最後のフィニッシュの部分の音階を強調するなど、意図的なコントロールでしょう。
3楽章のメヌエットもやや速めの入り。こちらもアクセントのつけ方が巧いのか、旋律の美しさが非常に印象に残ります。軍隊の楽譜から爆発ではなく旋律の美しさを浮き彫りにするとは素晴らしい視点。
フィナーレに至ってブッシュの読みが見えました。ここに至ってフルスロットルになります。素晴らしいフィナーレの展開を楽しむようなブッシュのコントロールが冴え渡り、フレーズ単位の演出の変化が痛快。軍隊のフナーレのこれほど豊かな楽想を表現した演奏は今まで聴いたことがありません。感服です。最後素晴らしい盛り上がりも聴け大満足です。

評価はもちろん全曲[+++++]です。録音の傷など、何も問題ありません。ハイドンの楽譜からこれだけの音楽を引き出せる魔法のような指揮。いやいや久しぶりに取り出して聴いたフリッツ・ブッシュは爆演でした。ヒストリカルものが好きな方は必聴のアルバムです。モノラルだったり音が悪いアルバムが苦手な方も、この録音の奥から聴こえる素晴らしい音楽に是非打たれてみてください。やめられなくなります。(悪魔の誘いです、笑)

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tag : 時計 オペラ序曲 トランペット協奏曲 軍隊 ヒストリカル おすすめ盤

マンフレート・フスのオペラ序曲集2

今日は昨日のマンフレート・フスとハイドン・シンフォニエッタ・ウィーンによるオペラ序曲集のつづき。

6曲目は「神々の忠告」序曲。作曲は1773年。この曲は前曲のマリオネット・オペラ「フィレモンとバウチス」の序劇として作曲され、序曲と「女神ディアナの入場の音楽」のみが残っています。序曲は交響曲50番に転用され、マリア・テレジアの前で演奏された可能性があるとのこと。どおりで聴いたことのあるメロディーですね。

7曲目はオラトリオ「トビアの帰還」の序曲というより第1曲。オペラの序曲集に入れるのはちょっと違う気がしますが、このアルバムはほぼ作曲年代順に曲が並んでおり、ここでハイドンの1曲目のオラトリオが作曲されたという年代検証的座標軸から見ると、一定の意義もあるでしょう。後の天地創造や四季とは曲の深さも展開も異なります。曲が作られる目的がオペラとは異なり、慈善目的であり、曲調も異なります。
演奏はフスの勢いの良さがよく出ていて、オペラの序曲に挟まれていても聴き劣りしません。

8曲目は「大火事」序曲。この曲はエステルハーザ宮の劇場の火事(1779年11月)にちなんだもののようですが、序曲はハイドンの作曲かどうか疑わしく、3部構成の1楽章、2楽章はプレイエル作曲で、3楽章はプレイエルかハイドンか不明。そういわれて聴いても、1楽章の構成は見事に火事のような慌てふためきで、微笑ましい感じ。ちょっと滑稽な序奏に微笑ましい流麗な主題が喜劇の始まりを告げる感じ。2楽章はちょっと単調な構成に聴こえます。哲学者の2楽章にちょっと似た雰囲気ですがあっという間に終わります。3楽章はハイドンらしく聴こえますがこちらもあっという間に終了。

9曲目は「突然の出会い」序曲。1775年8月29日にオーストリアのフェルデンンド大公(マリア・テレジアの王子)とマリア・ベアトリーチェ・デステ大公妃のエステルハーザ宮訪問の際に初演されたもの。オケの強奏から入る迫力満点の曲。トルコ風を意識したような打楽器の派手な用法が印象的な曲。大迫力の演奏にエステルハーザ宮を訪れた客人もビックリしたでしょう。18世紀後半に流行したトルコ・オペラ。モーツァルトでいうと後宮からの逃走のような位置づけなんでしょうか。フスのコントロールによる演奏は素晴しい迫力。吹き上がるオケの抜けが最高。これだけノリがいいと有無を言わせぬ説得力がありますね。中間部はシンプルでのどかなメロディーをゆったり楽しめます。再びトルコ風の強烈な演奏で締めくくります。

最後は「月の世界」序曲。1777年作曲でニコラウス・エステルハージ伯爵とマリア・アンナ・フランチェスカ・フォンヴァイセンヴォルフ伯爵令嬢との結婚祝賀に上演されたもの。この序曲は交響曲63番の第1楽章に転用されました。この曲はアバドとヨーロッパ室内管弦楽団の交響曲集にも収められて、キレの良い響きを聴かせたもの。フスの演奏は古楽器でのハ長調の明る響きと抜群の推進力を楽しめます。ティンパニの連打が祝祭感を際立たせていますが、ちょっと単調な面も魅せてしまいます。エンディングはフスによってコンサート用に編曲されたものです。

今日の5曲の評価は「トビアの帰還」と「月の世界」が[++++]で、その他を[+++++]としました。フスの序曲集と言うアルバムとしてはもちろんおすすめ盤です。
今回取り上げたのはツイッターでbakisoさんがよく聴いているのを見かけて、そのうち取り上げなくてはと思っていたから。ハイドンのオペラの魅力を伝えるという意味では意義深いアルバムであることに変わりありません。

なお曲の情報は大宮真琴著の「ハイドン新版」から引用しました。この本も今では手に入りませんね。

テーマ : クラシック
ジャンル : 音楽

tag : オペラ序曲 古楽器 おすすめ盤 ハイドン入門者向け

マンフレート・フスのオペラ序曲集

今日は軽めのものということで、ハイドンのオペラ序曲集。

HussOverture1.jpg
amazon

上はオリジナルのKOCH SCHWANNのアルバム。ハイドンの序曲全集の第1巻。

HussOvertureNew.jpg
HMV ONLINEicon / amazon / TOWER RECORDS

こちらはBISレーベルに移って第2巻とセットにした2枚組の現役盤。(私はこちらは持ってません)

今日は、オリジナルの第1巻を取り上げます。演奏はマンフレート・フス(Manfred Huss)指揮のハイドン・シンフォニエッタ・ウィーンで、1994年の9月、11月、ウィーンのCasino Zogernitzでのセッション録音。

収録曲目は次の通り。
「アチデ(とガラテア)」序曲 (Ia:5-1762/73)
「薬剤師」序曲(Ia:10-1768)
「漁師の娘たち」序曲(I:106-1769/70)
「裏切られた誠実」序曲(Ia:1-1773)
「フィレモンとバウキス」序曲(Ia:8-1773)
「神々の忠告」序曲(XXIXa:1a-1773)
「トビアの帰還」序曲(Ia:2-1774)
「大火事」序曲(XXIXa:4-1776/77)
「突然の出会い」序曲(Ia:6-1775)
「月の世界」序曲(XXVIII:7-1777)

指揮のマンフレート・フスは以前、ハイドンのオペラのアリア集のBIS盤を取り上げました。

ハイドン音盤倉庫:アリアの洪水!

マンフレート・フスはウィーン生まれの指揮者、ピアニスト。幼少期はウィーン少年合唱団の団員だったようですね。その後、チェロや作曲を学び、17歳からハンス・スワロフスキーについて指揮を学ぶように。ピアニストやフォルテピアノ奏者としてヨーロッパに知られるようになったとのこと。1984年に自らハイドン・シンフォニエッタ・ウィーンを創設。1993年にKOCH SCHWANNレーベルと長期契約を結び、ハイドンのレコーディングに着手したようです。

この序曲集もそうした契約に伴うものでしょう。演奏は以前も触れたとおり、オペラの興奮を伝える素晴しいもの。曲を追って触れていきましょう。

1曲目の「アチデとガラテア」はニコラウス・エステルハージ侯爵の長男アントン侯とニコラウス・エルデーティ伯爵の令嬢マリー・テレーゼとの結婚祝賀のために作曲されたオペラ。序曲は3部構成の華麗なもの。ハイドン・シンフォニエッタ・ウィーンの迫力溢れる古楽器のオーケストラが痛快。冒頭から速めのテンポぐいぐい攻めるのと、あまり細かいフレージングに拘ることもなく、臨場感溢れるオーケストラの魅力炸裂です。生気溢れるとはこのことですね。中間部はアンダンテ。ノンヴィブラートっぽい弦の純粋な響きが心地よいですね。弦の弓使いがのびのびとしてフレージングも開放感溢れてます。フィナーレはホルンのアクセントが効いて痛快ですね。

2曲目は「薬剤師」序曲。この曲は19世紀末に改作版で復活上演され、長らくハイドンのオペラの代表作のように愛好されてきた作品とのこと。1768年の作曲で、新築されたエステルハーザ宮殿歌劇場で初演。ぐっとオペラティックな雰囲気に。これから幕が上がる興奮のようなものを感じる、臨場感溢れるいい演奏。古楽器のオケでこれだけの臨場感は素晴しいですね。まるでクライバーの薔薇の騎士の序曲がなっているような雰囲気!(ほめ過ぎか!)

3曲目は「漁師の娘たち」序曲。1770年9月にエステルハージ侯爵の姪ランベルク伯爵礼状とボッジ伯爵との結婚祝賀のため上演されたもの。ガツンとアクセントを効かせた始まりから、わくわくするような曲の展開に。フスの確信犯的劇画タッチの演奏が興奮を煽ります。

4曲目は「裏切られた誠実」序曲。この曲も3部構成。冒頭から快速に飛ばすオケ。ティンパニのアクセントに弦の勢いに乗ったフレージングが痛快! 素晴しい推進力と漲る生気! 中間部はポコ・アダージョで素朴な静寂で対比を鮮明に。フィナーレは短いながらもハイドンのフィナーレの魅力満載。テーマとそのエコーのようなフレーズの応酬。

5曲目は「フィレモンとバウキス」序曲。「フィレモンとバウキス」はマリオネットオペラ。この序曲は2部構成。冒頭は短調の緊張感溢れた開始。時折楔を打つような旋律がアクセントに入り、緊張感を高めます。後半は非常にシンプルなメロデーながらやはりオペラの興奮を想起させる心を打つ旋律ですね。

5曲目まで来ましたが、あんまり面白くて聞き惚れちゃいました。このまま今日中にレビューが終わりそうにありませんので、残りは明日に持ち越したいと思います。

もちろん、今日の5曲は[+++++]。フスのこのシリーズは何度聴いても飽きるどころか、ますます惹き付けられます。ハイドンのオペラの素晴しい興奮を序曲だけからも伝える名演奏でしょう。

テーマ : クラシック
ジャンル : 音楽

tag : オペラ序曲 古楽器 おすすめ盤 ハイドン入門者向け

ロバート・ハイドン・クラークの交響曲集

昨日より料理や食事をしながら聴いていたロバート・ハイドン・クラークのハイドンの名前付き交響曲集。
単なる廉価盤と思いきや、さにあらず。あまりに素晴らしい演奏なので、ブログに取り上げましょう。

HaydonClark.jpg

Collins Classicsというレーベルの1990年、91年のプロダクション。
ロバート・ハイドン・クラーク(Robert Haydon Clark)指揮のコンソート・オブ・ロンドンの演奏。名前にハイドンとあるところにただならぬ運命を感じさせますが、つづりには作曲家ハイドンとはちがい、”o”が入っています。

収録曲目は次の通り(収録順)
<CD1> オペラ「月の世界」序曲、48番「マリア・テレジア」、92番「オックスフォード」(1990年1月録音)
<CD2> オペラ「アルミーダ」序曲、49番「受難」、100番「軍隊」(1989年5月録音)
<CD3> 94番「驚愕」、96番「奇跡」、45番「告別」(1990年7月録音)
<CD4> オペラ「オルフェオとエウリディーチェ、または哲学者の魂」序曲、103番「太鼓連打」、104番「ロンドン」(1990年1月録音)

ネットで調べたところ、Collins Classicsは1989年の創業ですが、1998年に廃業したとの記述がありました。まさにこのアルバムが創業時に録られたものでしょう。この演奏のすばらしさは個人的にはレーベルを興すのに十分なインパクトがあると思いますが、アルバムが売れるかどうかは演奏者の知名度をはじめとして、広告やPR、プロダクトデザイン、流通、価格などブランディングに関する様々な要素が影響するゆえ、商業的な面では課題を解決できなかったのでしょう。惜しいレーベルをなくしたものです。

演奏ですが、現代楽器による極めて正統なハイドンの交響曲の演奏。これといって個性的な部分はあまりありませんが、凡庸な普通の演奏とのわかる人にはわかる大きな違いは、溢れんばかりの生気と、力感と弛緩の絶妙のバランス感覚。そして驚くべきは各曲のムラのない仕上がり。そしてハイドンを知り尽くした曲順の設定。月の世界の序曲からはじまり、ロンドンで幕を閉じる構成は見事。3枚目が告別で終わるところも最高。各CDの冒頭に序曲がおかれているのもよく考えられています。
オケは非常にうまく、テンポ感も素晴らしいです。そしてそれらの長所を引き立てる素晴らしく自然な録音。この録音も鑑賞という視点からは素晴らしいものです。このアルバムの制作に関わった人の気合いすら感じます。

中でもおすすめは、、、これはすべての曲がおすすめです。
似たタイプにテイトの交響曲集がありますが、私自身はテイトよりいいと思います。

肝心の指揮者のロバート・ハイドン・クラークですが、このアルバムのライナーノーツにはひところもふれられていません。ネット上にもほとんど情報がありませんが、他にハイドンのトランペットコンチェルトなどの録音があるようです。タワーレコードでのふりがなはハイドンではなくヘイドンとなっていました。

すでに廃業してしまったレーベルですが、私自身はこの入魂の素晴らしいアルバムによって深く心に刻まれました。今はこの会社から離れて違う仕事をしている人も多くいるかと思いますが、このアルバムの制作に関わったすべてのひとに感謝を。

これだからアルバム収集はやめられません。

テーマ : クラシック
ジャンル : 音楽

tag : オペラ序曲 マリア・テレジア オックスフォード 受難 軍隊 奇跡 驚愕 告別 太鼓連打

アバドの「奇跡」

いろんなところで何回か書いていますが、アバドのハイドンはキレてます。

Abbado.jpg
TOWER RECORDS / amazon / HMV ONLINEicon

アバドがヨーロッパ室内管を振ったハイドンの交響曲と協奏交響曲などで、これまで4枚のアルバムがリリースされましたが、一部を除いて入手困難な状態が続いていました。それらの録音をまとめて最近ボックスでリリースされ、名録音がふたたび手に入るようになりました。

アバドのハイドンの特徴は、小編成のオケの俊敏な反応を楽しむような切れのいい演奏。
それぞれの曲がこれまで演奏されてきた、いわゆる伝統的な演奏の型のようなものの存在を一切感じさせず、楽譜から純粋無垢な音を紡ぎ出したような音楽です。同じような感覚はアバドのドン・ジョバンニや魔笛を聴いたときにも感じましたが、ここまで無垢な音楽を奏でられるという感覚に天才を感じます。
どちらかというと、かなりあっさりとしたフレージングで、きびきびとしたダイナミックな展開、爽やかさが心情です。ハイドンの曲の構造の見事さを俯瞰すると同時にオケの巧さを楽しむにもいい演奏です。

このアルバムの中で1曲挙げろといわれれば、迷わず96番「奇跡」です。奇跡のベストを挙げろといわれたら、まずアバドです。このアルバムの中でもオケの俊敏さはぴか一。まさに火を噴くような演奏です。それから、「時計」「太鼓連打」協奏交響曲などがおすすめです。

おそらくアバドに今後ハイドンの録音は期待できないでしょうから、この演奏が途絶えず販売し続けられることを望むばかりです。

テーマ : クラシック
ジャンル : 音楽

tag : 交響曲93番 奇跡 時計 協奏交響曲 太鼓連打 交響曲102番 軍隊 オペラ序曲 おすすめ盤

アダム・フィッシャー全集その後

アダム・フィッシャーが全集以降、新たな交響曲の録音をリリースしています。
リリースされていたのは知っていましたが、手をだしてませんでした。

昨年末、サントリーホールの来日コンサートに行って、なんとなくフィッシャーの振るハイドンの良さを実感したのでHMV ONLINEでリリースされている3枚を注文し、入荷した下の2枚をゲット。

Fischer92_94.jpg
HMV ONLINEicon

Fischer88_101.jpg
HMV ONLINEicon

アダム・フィッシャーといえば、ドラティに次いで第2のハイドンの交響曲全集を完成させた指揮者。
当初Nimbusというレーベルでリリースして、私もNimbusででてた盤はすべて手に入れましたが、その後Nimbusはつぶれてしまったようで、完結しませんでした。

全集が危ぶまれましたが、オランダの格安盤レーベルであるBrilliantが残りの録音をまとめて全集としてリリースし、格安プライスもあって多くの人が手に入れたのではないでしょうか。
私も2/3くらいダブってますが、Nimbusとしてリリースされていなかった残りを手に入れる術がなかったので、Brilliant盤を入手。
ただし、純粋にCDとして聴いたNimbus盤はなんとか方式というマイクを巧みに組み合わせた録音に少々くせがあるよう感じて(なんか逆相っぽい音が混じって聞こえる)あまり手に取ることはなかったためか、Brilliant盤もあまり真面目に聴き込んでいませんでした。まあ、なんとなくビリッとくるものがないと感じていた訳です。

Brilliant盤のライナーノーツにはプロジェクト開始時の若さみなぎるアダム・フィッシャーの写真と老い感じさせるプロジェクト終了時の小さな写真が対になって載っていて、ハイドンの全交響曲を振るということは人生をすり減らすほどの時間と労力がいるものと感じ入った次第です。

サントリーホールの来日コンサートでは、時計、トランペット協奏曲、ロンドン、そしてアンコールには「報いられた誠意」序曲に告別のフィナーレとハイドンの有名曲に生の迫力で接し、フィッシャーとハイドンフィルの生気あふれる演奏の良さを実感しました。時計とロンドンは何度か実演を聴いていますが、トランペット協奏曲ははじめて。とくにソロトランペットソロは荒削りなところもあったものの、その音量、迫力、存在感に圧倒されました。また、アンコールの選曲がハイドンのスペシャリストならではで、「報いられた誠意」序曲ではホルンがホールのあちこちから響く演出付きでとても楽しめました。
今回のコンサートでなんとなくつかんだアダム・フィッシャーの音楽の手応えを得て、Brilliant盤を何枚か聞き直し、CDの音だけからはつかみきれていなかった魅力を再発見した次第です。

全集については年末より少しずつ聞き直し、評価をつけ直しました(笑)、今まですいませんでした(ちょっと低めに評価してました!)

さて、肝心の今回入手の2枚ですが、オケはハイドンフィル、ロケーションもエステルハージ宮と全集と同じです。
演奏はビブラートを押さえた古楽器風の奏法を取り入れたものであり、ある意味今風に変化しています。特筆すべきは録音の良さで、実演に近いダイナミックさを保っていて、実演の響きがよみがえります。オックスフォードと驚愕の盤の冒頭にはあの「報いられた誠意」の序曲がおかれ、距離を置いたホルンの響きと畳み掛けるティンパニー痛快です。

2枚に共通するのは速めに畳み掛けるテンポとダイナミクスでしょうか。ハイドンの交響曲の生気がうまく表現されています。
もう1枚リリースされていますが、注文からずいぶんたっても入荷せず。待ち遠しいです(笑)

テーマ : クラシック
ジャンル : 音楽

tag : オックスフォード 驚愕 交響曲88番 時計 オペラ序曲 おすすめ盤

プロフィール

Daisy


Author:Daisy

なぜかハイドン(Franz Joseph Haydn)が特に気に入り膨大な録音をコツコツ集めてレビューしております。好きなものはお酒全般(ワイン、日本酒、モルトなど)、美味しいものを食べること、料理、鄙びた温泉めぐり、歌舞伎見物、スポーツクラブで泳ぐこと(美味しいお酒を呑むため!)などなど。東京在住のごく普通のサラリーマンです。

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Joseph Haydn Discography at H. R. A.
所有盤をジャンル別にリスト化しています。基本的に録音年順とし、録音年不明のものは末尾に記載。演奏者名はジャケットなどの表記に合わせています。

2017年7月のデータ(2017年7月31日)
登録曲数:1,361曲 登録演奏数:10,291
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