クイケン/ラ・プティット・バンドのラメンタチオーネ、52番、帝国(ハイドン)

本日はなぜかクイケン/ラ・プティット・バンドの初期交響曲集。ずいぶん前に手にいれたものです。

Kuijken26.jpg
amazon / amazon(別装丁盤) / TOWER RECORDS(別装丁盤)

シギスヴァルト・クイケン(Sigiswald Kuijken)指揮のラ・プティット・バンド(La Petite Bande)の演奏で、ハイドンの交響曲26番「ラメンタチオーネ」、52番、53番「帝国」の3曲を収めたアルバム。収録は1988年3月、アムステルダム近郊のハールレム(Haarlem)にある統一メノナイト教会(Doopsgezinde kerk)でのセッション録音。レーベルはVirgin classics。

クイケンは指揮者としてもヴァイオリン奏者としても、最近はスパッラ奏者としても活躍しており、室内楽のアルバムも多数リリースしています。指揮者としてハイドンの曲を振ったアルバムだけでもこれまでずいぶんな数を取り上げています。

2016/01/05 : ハイドン–協奏曲 : エヴァルト・デマイヤー/ラ・プティット・バンドのハープシコード協奏曲集(ハイドン)
2012/11/18 : ハイドン–交響曲 : 【新着】クイケン/ラ・プティット・バンドの「朝」、「昼」、「晩」
2011/09/14 : ハイドン–声楽曲 : シギスヴァルト・クイケン/ラ・プティット・バンドのテ・デウム
2011/07/04 : ハイドン–オラトリオ : クイケン/ラ・プティット・バンド1982年の天地創造ライヴ
2010/03/22 : ハイドン–交響曲 : クイケンのザロモンセット
2010/03/21 : ハイドン–交響曲 : クイケンのパリ交響曲集

というか、クイケンの構えなく自然な演奏の中に深い音楽を感じさせる演奏、私はとても気に入っているということなんです。また、4年前にはコンサートにも出かけ、最近のクイケンのOVPPで透明度を増しながらも音楽の真髄に近付こうとする純度の高い演奏に生で触れる事ができました。

2011/07/02 : コンサートレポート : シギスヴァルト・クイケン/ラ・プティット・バンドのブランデンブルク協奏曲

クイケンを取り上げようと思ったのは、今週末に再びクイケン/ラ・プティット・バンドのコンサートに出かけるから。今週末のプログラムは、実はちょっと苦手にしているマタイ受難曲。普段は晴朗かつ変化に富んだハイドンの音楽ばかり聴いているので、バッハの中でも受難曲という重くドラマティックな曲を長時間聴き続けるのにはかなりの努力を要するわけです。ということで、クイケンのキレのいいハイドンで脳をリフレッシュしておこうという狙いです(笑)

Hob.I:26 Symphony No.26 "Lamentatione" 「ラメンタチオーネ」 [d] (before 1770)
古楽器のシャープな音色による疾走する入り。いきなり鮮度高く、キレのいい古楽器オケのタイトなアンサンブルが響きわたります。冴え冴えとしたリズムのキレが印象的。独特の仄暗さを感じさせるこの曲の1楽章をキリリと締め上げのっけから見事。
美しいメロディーが印象的な2楽章のアダージョ。哲学者の1楽章同様、淡々とメロディーを置いていきますが、その淡々としたメロディーがよく聴くと実にくっきりと浮かび上がります。単調さとは無縁の際立つ孤高感。古楽器だけにゆったりとした感じはしないのですが、逆にしっかりと引き締まった響きから詩情がにじみ出る感じ。こりゃ絶品です。
3楽章はメヌエット。かっちり引き締まったオケから、キレのいいアクセントと木管の加わった独特の響きが雰囲気を盛り上げます。この曲に宿るハイドンの時代の空気のようなものが立ち上るような感覚を覚えます。古楽器の演奏のなかでも冴え渡るオーケストラの魅力を最も感じる演奏と言っていいでしょう。

Hob.I:52 Symphony No.52 [c] (before 1774)
続いて52番。いきなりこの曲のリズムの面白さと素晴らしい躍動感に圧倒されます。小編成ゆえ重低音は期待できないのですが、代わりに引き締まりまくったタイトな響きの魅力は並ではありません。クイケンはオケをグイグイドライブしていきます。今更ながら古楽器オーケストラの真の魅力に触れた感じ。
続く弱音器つきの弦楽器によるアンダンテも引き締まったオケが冴え渡ります。記憶の中の演奏より数段キレています。流石にクイケンといったところ。ゆったりとした歩みなのに冴え冴えとした感覚に包まれる恍惚感、さりげないメロディーなのにものすごい立体感が見事。メロディーが繰り返されながら至福の境地に至ります。
メヌエットは深い憂いに包まれた音楽。この曲のメヌエットがここまで深みを帯びて聴こえるとは改めて驚きを感じるほど。音楽が進むにつれてしなやかに響きが変化し、起伏も大きく大胆さまで感じるほどに成長します。
フィナーレも陰りがつきまといます。冒頭から想像力の限りを尽くした展開が圧巻。このメロディーの綾を成長させて大きな流れを作っていくハイドンの筆致とそれをあまりに見事に織り上げるクイケン/ラ・プティット・バンドの演奏に圧倒されます。偉大な創造力にひれ伏します。言葉にならないほど完璧な演奏。

Hob.I:53 Symphony No.53 "L'Imperiale" 「帝国」 [D] (1778/9?)
このアルバム最後の曲。冒頭から陽光に輝く白亜の神殿のような堂々とした響きに驚きます。次々に変化するメロディーと意表をつく展開に手に汗握ります。恐ろしいばかりのハイドンの想像力。どうしたらこのような展開が思いつくのか凡人には理解できません。次々と繰り出されるアイデアが有機的に絡まり、大きな幹に育っていく様子はまさに天才的なもの。そしてクイケンもそうした創造の産物を実に巧みに織り上げ、引き締まった響きで料理していきます。この曲の面白さをあらためて認識した次第。
続くアンダンテの弾むようなリズムの活き活きとした様子はこれまた見事と思っていたら、あっという間に陰りのあるしなやかな中間部に変化しています。曲想に追いつくのに脳細胞が覚醒して対応。あまりの展開の面白さにこちらも冴え渡ります。オーケストラは楽器の音色の変化も加わることで、変化の面白さも格別。
メヌエットはオーソドックスで逆に驚きます。常に聴き手の期待の矛先をかわすいたずら心に満ちています。中間部はそれを面白がるようなコミカルな曲想。ほくそ笑むハイドンの顔が見えてきそうです。
フィナーレは流線型のフォルムに包まれた明るい音楽。フレーズごとに表情を微妙に変えながら展開、印象的な転調、はっとするような展開をいくつも経てクライマックスへ向かいますが、迫力ではなくあまりにキレたアイデアの連続に圧倒される感じ。いやいや聴き終わるとアイデアを追いかけるのに総動員した脳細胞がエクスタシー状態。ハイドンの創意にノックアウトされます。

実に久しぶりに取り出したクイケンのアルバムですが、記憶に残る演奏とは段違いのすばらしさに改めて驚きました。ハイドンのシュトルム・ウント・ドラング期からそれ以降にかけての交響曲の演奏の頂点と言ってもいい素晴らしい演奏でした。全編に冴え渡り、タイトな響きに包まれ、そしてハイドンの創意の真髄に触れる面白さ。録音も古楽器演奏の魅力を万全にとらえた見事なもの。今でこそ古楽器演奏はいろいろ選択肢はありますが、このころの演奏の中で頭ひとつ抜けた特別の存在と言っていいでしょう。評価は[+++++]に付け直しました。

さて、週末のマタイ、クイケンの現在の音楽と私の器が合いますでしょうか、、、

(追伸)Ponisさん、貴重な情報ありがとうございます!

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tag : ラメンタチオーネ 交響曲52番 帝国 古楽器

レイモン・レッパード/イギリス室内管の交響曲39番(ハイドン)

このところ間が空きがちになってましてスミマセン。あっという間に3月も終盤。湖国JHさんに貸していただいた3月の課題曲があと1枚のこってますので、それを取りあげましょう。

Leppard39.jpg

レイモン・レッパード(Raimond Leppard)指揮のイギリス室内管弦楽団(English Chamber Orchestra)の演奏で、交響曲39番、ハリー・ニューストン(Harry Newstone)指揮のハイドン管弦楽団(Haydn Orchestra)の演奏で交響曲46番、52番の3曲を収めたアルバム。米Haydn HouseのCD-Rなんですが、収録情報は記載されておりません。ネットでレイモン・レッパードの方を調べたところ、この39番とおそらく同時期の録音だと想像される交響曲22番と47番を一緒に収めたLPの収録がPマークが1969年、47番はPHILIPSのマリナーの名前付き交響曲集に、マリナーの録音がなかったので、穴埋めでレッパードの録音が収められており、こちらは1968年12月の録音との記載があることから、おそらく同じ1968年12月の録音であろうと想像されます。またハリー・ニューストンの録音はおそらく1950年代から60年代と想像されますが、詳細はわかりません。

レイモン・レッパードのハイドンはこれまで知らず知らずのうちに、結構な数取りあげています。

2013/06/01 : ハイドン–協奏曲 : モーリス・ジャンドロンのチェロ協奏曲1番、2番
2012/08/27 : ハイドン–交響曲 : レイモン・レッパード/イギリス室内管のラメンタチオーネ
2011/02/20 : ハイドン–協奏曲 : アルテュール・グリュミオーのヴァイオリン協奏曲
2010/11/03 : ハイドン–オペラ : ベルガンサのオペラアリア集
2010/06/05 : ハイドン–交響曲 : レイモン・レッパードのハイドン

レッパードの略歴はイギリス室内管とのラメンタチオーネの記事をご参照ください。このアルバムのオケでもあるイギリス室内管には1960年代、70年代に頻繁に客演していたそうですので、親密な関係にあったのでしょう。今一地味な存在ですが、職人気質の指揮者として、いろいろなアルバムで堅実な演奏をきかせている人ですね。

Hob.I:39 / Symphony No.39 [g] (before 1770)
そのレッパードの名曲39番。短調の疾走する曲調から入りますが、この演奏は、これまで聴いたレッパードの交響曲ではハイドンの良さを上手く表現しています。速めのテンポで畳み掛けるように入りますが、いい意味で落ち着き、バランス感覚があり余裕を感じます。リズムのキレもあり、余裕もあるという理想的な演奏。タイトながら入り込みすぎず、落ち着いたキビキビ感。曲を読みこなして、さらりと仕上げる、まさに職人の技。
つづくアンダンテに入ると、さっとテンポを切り替えて、こんどは淡々とハイドンの諧謔的なメロディーラインを奏でて行きます。淡々とはしているものの適度な彫りの深さもあり、独特の時の流れを感じさせます。この時期のハイドンの哀愁を帯びた独特の響きと間。
そして、絶妙なつなぎを経てメヌエット。メロディーが象徴的に浮かびあがり、そのメロディーの起伏だけで聴かせる圧巻のコントロール。やはり淡々としながら、音楽から立ちのぼる詩情。私の好きな素朴な演奏。ハイドンの交響曲の最も本質的な魅力が迫ってきます。主旋律の起伏だけでこれだけの聴き応えとは素晴しい。
フィナーレは予想通りバランスの良いもの。ジェントルに畳み掛けます。適度な起伏と古典の均衡の範疇での盛り上がり。迫力と均整のとれたフォルムのバランスが絶妙。これは快心の演奏!

つづくハリー・ニューストンの演奏は簡単に。ネットで調べたところ2006年の訃報の記事が見つかりました。1916年にロシア移民としてカナダのウィニペグに生まれ、建築の仕事から音楽に転身、1950年頃このアルバムのオケであるハイドン管弦楽団を設立したとの事。はじめて聴く人家と思いきや、手元には伝ハイドンのオーボエ協奏曲のアルバムがありました。

Hob.I:46 / Symphony No.46 [B] (1772)
レッパードの演奏は録音は非常にバランスの良いものでしたが、こちらはそれより若干の古さを感じさせ、直接音重視で少しデッド気味。ただし音の厚みと迫力はなかなかのもの。オケはざっくりとした風合いの音色。原盤はL'Oiseau LyreのLP。オケの精度は今ひとつなところもありますが、クナの指揮のように、時にザクザクと、時にゆったりと妙に味わいを感じさせる演奏です。これは好きな人がいそうな演奏ですね。

Hob.I:52 / Symphony No.52 [c] (before 1774)
前曲と同様のサウンド。前曲よりも躍動感があり、悪くありません。推進力の1楽章に続いて印象的な静寂からはじまるアンダンテ、後半2楽章は独特の陰影の深さがある味わい深い演奏でした。

メインに聴いたレイモン・レッパードの39番は名演奏ですね。レッパードの面目躍如ですね。やはり相当ハイドンを演奏している人らしく、ハイドンの本質をよく理解して、手堅く仕上げてくるあたり、流石の手腕でしょう。評価は[+++++]とします。また、ハリー・ニューストンの2曲も悪くありません。独特のざっくりとした表情は個性的であり、味わいもある佳演。こちらは2曲とも[++++]としておきましょう。

これで湖国JHさんの3月の課題曲、終了です(笑) いつものように次の指令をお待ちしています!

さてさて、手元の未聴盤の山が、高くなったままですので、少々片付けることにしましょう。

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tag : 交響曲39番 交響曲46番 交響曲52番

ベーラ・ドラホシュ/スウェーデン室内管の50番、51番、52番

そろそろNAXOSの交響曲全集から離れようかと思っていたんですが、またも気になる1枚。

Drahos50.jpg
HMV ONLINEicon / amazon / TOWER RECORDS

ベーラ・ドラホシュ(Béla Drahos)指揮のスウェーデン室内管弦楽団(Swedish Chamber Orchestra)の演奏で、ハイドンの交響曲50番、51番、52番の3曲を収めたアルバム。収録は2000年8月23日から25日、スウェーデンのストックホルムから西方の内陸に100km以上入ったところにあるエーレブルー(Örebro)のコンサートホールでのセッション録音。

ベーラ・ドラホシュのNAXOSの交響曲全集のオケは前記事で取りあげたニコラウス・エステルハージ・シンフォニアが定番なんですが、なぜか最も新しい録音のこのVol.27のみ、スウェーデン室内管弦楽団の演奏。前記事のニコラウス・エステルハージ・シンフォニアが素晴らしい出来だっただけに、この最新の1枚の出来に、世の中のハイドンの交響曲ファンの方の注目が集まっているはず、、、 おそらく、だれも注目していなとは思いつつも、私自身が気になるので聴き直してみたくなった次第。

ドラホシュの紹介は前記事をご覧ください。

2012/03/25 : ハイドン–交響曲 : ベーラ・ドラホシュ/エステルハージ・シンフォニアのホルン信号他

オケのスウェーデン室内管は、このアルバムを録音した街のエーレブルーが本拠地。スカンジナビア半島で唯一の常設室内楽オーケストラとのこと。設立は1995年で、以降スウェーデン国内から北欧諸国、ヨーロッパ諸国にツアーを行ったとのこと。録音も活発でBIS、Hyperion、NAXOSなどのレーベルに35枚の録音があるとのことです。

ドラホシュが最後に担当したこのアルバムのみどうしてオケが変わったのかは定かではありませんが、これは比べてみたくなるのがハイドンマニアでしょう(笑)。今日はオケの違いを中心に簡単に。

Hob.I:50 / Symphony No.50 [C] (1773)
冒頭の音の鮮度を聴く限り、2000年録音ということで鮮度は十分。これまでのドラホシュの演奏よりはミュラー=ブリュールの落ち着いた運びながら鮮度感を大事にした演奏に近く聴こえます。低音弦の厚みはあるものの、フレージングはやはりニコラウス・エステルハージ・シンフォニアには敵いません。オケの腕はニコラウス・エステルハージ管に軍配でしょう。こちらは録音の鮮度と演奏自体のフレッシュさが印象的ですが、表現の柔らかさというか、各ソロが淡白な印象で、深みは今一歩。
2楽章のアンダンテ・モデラートもリズムのキレはいいんですが、若干フレージングの単調さを感じてしまいます。同じ指揮者のオケ違いの演奏を聴くと、やはりオケは重要だとわかります。
3楽章のメヌエットまでほぼ直裁な印象で通してきたこの曲。ここまでくると一本筋が通っているように聴こえるから不思議なもの。
フィナーレは正統的なオーケストレーションを堪能できます。低音弦の迫力あるあるアタックが迫ります。素直な音色に素直な響きでなかなかの迫力。ドラホシュのコントロールは前記事同様ナチュラルさを狙ったものですが、オケの味わいが少し薄い分、若干淡白な印象を残してしまいました。

Hob.I:51 / Symphony No.51 [B flat] (before 1774)
傾向は前曲の印象に似ていますが、踏み込みが少し深くなり、迫力も増して来ているように聴こえます。曲想も変則的なメロディーをベースとしたもので、オケとの関係がすこし打ち解けてきたのでしょうか。録音順がわからないので、あくまでも勘ですが、オケの緊張がとけ、表現の幅が少し大きくなったようです。
2楽章はホルンのソロがコンチェルト並みに目立ちます。ソロのそれぞれは上手いんですが、フレーズの受け渡しなどの安定感と音楽性はやはりニコラウス・エステルハージ・シンフォニアの方が一枚上手ですね。
メヌエットは力感とキレは文句なし。やはり音楽性の部分ではオケの柔らかな手触りやフレーズのつなぎ等、前記事の演奏とは差があるのは仕方ありません。
フィナーレは迫力はそこそこ、ただしリズムが少々重くなり、推進力にやや難ありといったところでしょう。

Hob.I:52 / Symphony No.52 [c] (before 1774)
このアルバム最後の曲。短調でシュトルム・ウント・ドラング期の余韻の残る曲。ようやくドラホシュの本領発揮。スイッチが入ってきました。ハイドンの深い情感が顔を出し始め、曲の推進力も本格的に。
2楽章のアンダンテも抑えがよく効いて沈み込む曲想をじっくり描いていく感じが良く出ています。
3楽章は非常に変わったメヌエット。ハイドンの創意ここに極まる感じ。このメロディを良く思いつくものです。モーツァルトとは全く違う意味でメロディを自在に操る才能を感じます。交響曲1曲1曲に込められた素晴らしい創意に脱帽。このメロディは浮かんでは来ません、凡人には。
フィナーレもビックリの展開。抑えた入りからメロディが育って知らぬ間に晴朗な青空が見えているような流れ。この曲を久しぶりに聴いて、その音楽の冴え渡る創意にあらためて圧倒されました。

ベーラ・ドラホシュの素晴らしいハイドンの演奏が、オケが変わるとどうなるのかという興味で聴き直したこのアルバム。ドラホシュのナチュラルなコントロールは健在ながら、オケの力量の差はやはり小さくないとあらためて感じたこのアルバム。評価は最後の52番が[++++]、その他は[+++]としたいと思います。推測にしか過ぎませんが、このアルバムは収録順に録音されたような気がします。徐々にオケが慣れて表現の幅が大きくなっているように聴こえます。やはり豊かな音楽は優秀なオケがあっての事とあらためて感じました。このスウェーデン室内管が悪いと言っているのではなく、いつものニコラウス・エステルハージ・シンフォニアが如何に素晴らしいかということが言いたい訳です。

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tag : 交響曲50番 交響曲51番 交響曲52番

プロフィール

Daisy


Author:Daisy

なぜかハイドン(Franz Joseph Haydn)が特に気に入り膨大な録音をコツコツ集めてレビューしております。好きなものはお酒全般(ワイン、日本酒、モルトなど)、美味しいものを食べること、料理、鄙びた温泉めぐり、歌舞伎見物、スポーツクラブで泳ぐこと(美味しいお酒を呑むため!)などなど。東京在住のごく普通のサラリーマンです。

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