リンデ/カペラ・コロニエンシスの交響曲66番、90番、91番(ハイドン)

今回は鼻が利きました。前記事であまりにも素晴しいディヴェルティメントを聴かせたハンス=マルティン・リンデの未入手の交響曲の中古を注文しておいたものが早速到着。

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ハンス=マルティン・リンデ(Hans-Martin Linde)指揮のカペラ・コロニエンシス(Cappella Coloniensis)の演奏で、ハイドンの交響曲90番、66番、91番の3曲を収めたアルバム。収録は1987年から88年にかけてですが、収録場所が3曲それぞれ異なりますので、レビュー記事の中で触れましょう。レーベルは独CAPRICCIO。

前記事で取りあげた、ハンス=マルティン・リンデのディヴェルティメントのことを調べている途上、リンデの指揮で他に交響曲の録音があることを知り、気になっていました。前記事の演奏があまりにも素晴らしかったので、これは注文しないわけにはいかぬということで、即中古盤を注文。幸い国内の出荷だったので、あっという間に本日到着していたと言う流れです。

いろいろ、レビューしなければならないアルバムがありますが、気になってこのアルバムをCDプレイヤーにかけると、、、予想通り、いきなり素晴しい響きのオーケストラが部屋に出現。アドレナリン大噴出です。どうやらリンデはハイドンの肝をつかんでいるようですね。

Hob.I:90 / Symphony No.90 [C] (1788)
収録は1988年5月18日、独ケルンの東30kmほどのところにあるリンドラー(Lindlar)という街の教育センターでのセッション録音。
カペラ・コロニエンシスは古楽器オケ。このアルバムでは一番オケが遠くに定位する落ち着いた録音。キレのいい古楽器オケの響きが鮮明に録られてなかなか鮮明。ハープシコードの繊細な響きが加わり、迫力だけではなく繊細な感じもよくでています。テンポは遅めでリズムを強調したもの。ディヴェルティメント集ではのびのびとした印象が勝っていたものが、オケが古楽器だということもあり、直線的なフレージングと表情は抑えながらもリズム感を強調したオーケストラコントロール。予想よりも古楽器らしいタイトな響きです。1楽章はキレの良さとハイドンの機知のバランスの良い秀演。
2楽章のアンダンテに入るとディヴェルティメントの演奏で聴かれた起伏に富んだのどかな音楽が徐々に顔を出します。おそらくオケのメンバーの力量はリンデコンソートの方が腕利き揃いなのでしょう。ソロのフレーズの音楽の豊かさはディヴェルティメント集に軍配があがります。ただし、メロディーを楽器ごとに受け継いでいく面白さは変わらず、この辺はリンデのセンスの良さが光るところです。このアンダンテの豊かな感興はリンデならでは。
メヌエットは独特の優雅さに迫力も加わりますが、中間部に入るとオーボエの絶妙なソロに耳を奪われます。
フィナーレは他の演奏で聴きなれたテンポよりかなり遅く、フィナーレを爽快感ではなく、堅固な構造の妙を聴かせたいと言うところでしょうか。ディティールをくっきり浮かび上がらせながら、骨格を丹念に描いていきます。確かにこの曲の骨格構成はこうして解きほぐすことで、さらに魅力を帯びて聴こえます。ラトルが終わったように見せかけて続く演出を得意としている曲ですが、リンデの演奏ではそもそもそれを織り込んがハイドンの機知をきっちり描く事に集中しているよう。なかなか筋の通った解釈です。

Hob.I:66 / Symphony No.66 [B flat] (before 1779)
収録は1987年1月26日、独バーデン=バーデンとフライブルクの間にあるフリーゼンハイムのスターネンベルクホールでのセッション録音。
1曲だけ10年ほど遡った時代の曲が挟まれています。録音会場と時期が異なるため、響きは変わります。オケの実体感が上がり、響きは少し厚くなります。なにより演奏に推進力が漲り、生命力あふれる素晴しい響き。オケの奏者が前曲よりもリラックスして、音楽に弾力があります。ハイドンの中期の交響曲の魅力が満ち満ちて、1楽章は圧巻の出来。
弱音器付きの弦楽器の奏でる、アダージョのほの暗いメロディーはハイドンの真骨頂。リンデもこの曲ではドラティやアダム・フィッシャーの演奏以上の説得力をもつ自然なフレージングで、まるでハイドン自身が乗り移っているかのような素晴しい演奏。1音だけピチカートを混ぜたり、曲の調子をクイックに切り替えたり、ハイドンの曲の面白さの博覧会のような曲を、ハイドンの意図通りであるかのように演奏していきます。極上のアダージョ。
アダージョの余韻を断ち切るように、こんどは表情を抑え、リズムを強調したあえて淡々としたメヌエット。曲調にあわせて自在にスタイルを変えながらも音楽には一貫性がある素晴しい演奏。
そしてフィナーレはざわめきを音楽にしたような不可思議な雰囲気から入ります。抑えた表情の中で展開する音楽の面白さ。そして最後にコミカルに展開するメロディ。まさにおもちゃ箱のような曲の魅力が溢れた演奏でした。

Hob.I:91 / Symphony No.91 [E flat] (1788)
収録は1988年1月29日、独ドルトムントとハノーファーの間にあるビーレフェルトのルドルフ・エーテカー・ホールでのセッション録音。録音は1曲目と2曲目の間をとった感じで、バランスはこの曲が一番。
ここまでで、すでにリンデの描くハイドンの魅力に引き込まれっぱなしです。やはりリンデはハイドンの音楽のツボをおさえて、ハイドンが考えた閃き、アイデアをひとつひとつ丁寧に、しかもセンス良くこなしていくので、聴いているほうも、ハイドンの曲の魅力がよくわかる訳です。最後のこの曲でも、曲自体の創意のまま丁寧にこなしていくので、悪かろうはずもありません。序奏から、これからはじまる音楽のそわそわ感に胸が高鳴ります。奏者も力みなく実にリラックスしての演奏。八分の力でのびのびと演奏しており、余裕たっぷり。1楽章から、2楽章のアンダンテ、メヌエット、フィナーレと何れの楽章もゆったりとした演奏で、演奏する側が心から楽しんで演奏しているのが伝わってくるような演奏。このメリハリや迫力に媚びないゆったりとした音楽こそ、ハイドンの本質だと言わんばかり。特にフィナーレのゆったりとした演奏が印象的。これぞハイドンの本質なんでしょう。

ハンス=マルティン・リンデのハイドンの交響曲集。やはりこの人、只者ではありませんでしたね。ハイドンの音楽を聴く悦びの真髄を味わえる素晴しい演奏でした。冒頭の90番の1楽章を聴いたときには、古楽器のさもありそうな演奏と聴こえたのですが、聴き進めるうちに、前記事の素晴しいディヴェルティメント集での豊かな音楽と同じ音楽が流れ出し、曲のジャンルやオケこそ違えども、リンデのハイドンの特質が一貫して感じられる素晴しい演奏となっていました。やはり、この人、ハイドンの真髄を知っていますね。評価はやはり全曲[+++++]です。特に66番、91番は決定盤といってもいいでしょう。ハイドンの交響曲の素晴しさがすべて詰まった名盤です。手に入るうちに、どうぞ。

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デニス・ヴォーン/ナポリ管の91番、オックスフォード、協奏交響曲(ハイドン)

いやいや良く降りました。東京は金曜日中から土曜の朝まで雪が降り続き、うちのまわりは30センチくらい積もってました。先週に引き続き記録的な大雪です。ということで、道やらガレージなど雪かきして、また腰が痛い(笑) ちなみに先週の雪かきで腰は少し鍛えられましたので、痛みは先週ほどではありません。要は慣れの問題でしょう。

さて、いろいろあって2日ほど明けてしまったので、レビューをしなくてはなりませんネ。

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デニス・ヴォーン(Denis Vaughan)指揮のナポリ管弦楽団(Orchestra of Naples)の演奏で、ハイドンの交響曲91番、92番「オックスフォード」、協奏交響曲の3曲を収めたアルバム。収録は1960年代の録音と記されています。レーベルは米Haydn House。

例によってこのアルバムも湖国JHさんに貸していただいているもの。指揮もオケも全く未知のものゆえ、ちょっと調べておきましょう。

デニス・ヴォーンは1926年、オーストラリアのメルボルン生まれの指揮者。メルボルン大学で音楽の学位をとり、その後イギリスの王立音楽大学でオルガンとコントラバスを学んだそう。その後オルガン奏者としてイギリスで活躍しましたが、1950年にロイヤルフィルに加わり、トーマス・ビーチャムともにアメリカツアーに参加します。1954年にはロイヤルフィルの合唱指揮者と副指揮者となり、ビーチャム合唱団を設立。他にも1950年代から60年代にかけて、彼を含む4人のハープシコード奏者で毎年コンサートを開くなど活動は多彩。指揮者としてはスカラ座、ハンブルク、ミュンヘンの歌劇場で働き、バイロイトではクナの助手を務めたり、トスカニーニの招きでクレンペラー、チェリビダッケ、バーンスタイン、マゼールらとともにイタリア、パルマの記念コンサートで指揮するなど、ずいぶん活躍したことが伝えられています。1966年にローマに移り、その後、ナポリ管弦楽団とのシューベルトの交響曲全集とハイドンのパリセット前後の12曲のを含む一連の録音によって有名になりました。このアルバムに収録されているのはまさにその一部。その後、1972年から80年までミュンヘン国立歌劇場、1981年から84年までオーストラリアのアデレード歌劇場の音楽監督を務めました。プッチーニ、ヴェルディ、ドヴォルザークの自筆譜の研究者としても知られているそう。近年では2005年にロイヤル・フェスティバル・ホールでロンドン・フィルを振っているようです。また前立腺がんであることを公表し治療にあたっているとのことです。

経歴を見る限り、若い頃は華々しい活躍をした人のようですが、現在彼のことを知るひとは少ないかもしれませんね。だからこそ、当ブログではちゃんと取りあげなくてはならないわけです。

Hob.I:91 / Symphony No.91 [E flat] (1788)
意外と言っては失礼ですが、冒頭から雄大なオケの響きに圧倒されます。ナポリ管弦楽団というよりはドイツのオケのような佇まい。オケをのびのびと鳴らし、細かいところではなく音楽の骨格を面でとらえるようなおおらかかつ豪快な演奏。いつもながらHaydn Houseの板起こしは安定度抜群で図太い音色が心地よいですね。まさにハイドン演奏の王道を行くようなおおらかな演奏。
アンダンテに入ると1楽章よりもキビキビとするという意外な展開。良く聴くと弦楽パートの伸びやかなボウイングでイタリアのオケだと納得する次第。弦楽器の分厚くのびのびとしたフレージングはこのアルバムの聴き所でしょう。続くメヌエットでも分厚いオケの迫力あるフレージングは健在。録音は近接マイクの音を主体とした実体感重視のもの。往年のDECCAを思わせる迫力重視の録音です。中間部のやわらかい音楽をじっくり聴かせるところは流石。ハイドンの音楽を良く知った人ととの印象です。
フィナーレは弦楽器群の畳み掛けるようなせめぎ合いがポイント。木管とホルンの響きがうっすらと滲んで、オケも覇気に溢れた演奏です。かなりの力感にザロモンセット作曲前夜の興奮がつたわってくるよう。

Hob.I:92 / Symphony No.92 "Oxford" 「オックスフォード」 [G] (1789)
聴き慣れたオックスフォードですが、やはり音楽の骨格をがっちりと描いていく才能を持ち合わせているようですね。テンポはやや遅めなんですが、それでも音楽がキビキビと進むように流れるあたりにヴォーンの真骨頂がありそうです。各パートの演奏のキレは素晴しいものがあります。特にヴァイオリンパートの彫刻的にさえ感じる立体感は素晴しいですね。
こちらも2楽章はテンポは落ちてもキビキビ。タイトな音楽が曲全体を引き締めます。終盤の印象的な間の取り方も絶妙。ここは聴き所でしょう。つづくメヌエットの迫力も前曲同様。引き締まったボディービルダーの筋肉を見るよう。オケの鳴りの良さが際立ちます。間奏ではハープシコードの繊細な響きが加わりえも言われぬ雰囲気になります。やはり弦の分厚い推進力溢れる響きが音楽を造っていきます。
有名なフィナーレの入りのメロディーを聴いて、デニス・ヴォーンの才能に確信がもてました。弾むような推進力とキレが高度に融合した素晴しい音楽。畳み掛けるようにオケが迫力ある響きで加わり、このフィナーレの構造の素晴しさを誇るようにアクセルをコントロールしていきます。際立つヴァイオリンのキレ。少々クラシカルではありますが、この演奏の素晴しさには目を見張るものがあります。ザクザクと切れ込む超名演です。

Hob.I:105 / Sinfonia Concertante 協奏交響曲 [B] (No.105) (1792)
一転しておおらかな響きに戻ります。ソロは下記のとおり。

ヴァイオリン:Franco Gulli
チェロ:Giacinto Caramia
オーボエ:Elio Ovchinnekoff
ファゴット:Ubaldo Benedettelli

確信に満ちた指揮にしたがってオケは盤石の安定感。4人のソロもオケの上でおおらかに戯れるように安定した演奏。1楽章は演奏見本のような素晴しい完成度。ソロのテクニックも確か。時折リズムを際立たせるような変化を聴かせますが、基本的に安定した演奏。図太いオケの響きに酔いしれます。カデンツァのヴァイオリンの美音は見事です。
アンダンテはソロの妙技のせめぎ合いのよう。良く聴くと4人とも自身の音楽をしっかり持っており、あわせると言うレベルではなく、個性のぶつかり合いから生まれる豊穣な魅力に溢れた音楽になっています。
そしてフィナーは堂々とした構築感で聴かせます。ヴァイオリンの印象的なフレーズを受けて、オケも間を工夫した受けで応えます。アルバムの終わりに相応しい高揚感。最後の音まで存分に響かせて終わります。

このアルバム、これほどの演奏だと思いませんでした。今や知る人ぞ知るデニス・ヴォーンですが、ゆったりした音楽の中にもハイドンの機知が溢れ、実に個性的な演奏となっています。特筆すべきは録音(リマスターか?)の良さ。往年のDECCAのようなオンマイクながら精緻に切れ込む、印象的な録音。ソロとオケのバランスも的確です。大波のように押し寄せるオケの響きが快感です。流石にハイドンの交響曲を12曲録音している人。評価は1曲目の交響曲91番が[++++]、その後の2曲が[+++++]とします。

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オイゲン・ヨッフム/バイエルン放送響の91番、太鼓連打

今日は手に入れたばかりのLP。

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交響曲91番-CD:HMV ONLINEicon / amazon / TOWER RECORDS

オイゲン・ヨッフム(Eugen Jochum)指揮のバイエルン放送交響楽団の演奏で、ハイドンの交響曲91番と103番「太鼓連打」を収めたLP。収録年はLP自体には記載されていませんが、同じ演奏と思われる91番の演奏のCDの記録を見ると、1958年3月とのこと。太鼓連打もおそらく同時に録られたものだと思いますが、記録はたどれません。レーベルは独Deutsche Grammophone。LPのジャケットの裏面右下には4/66と記載されていますので、1966年4月のプレスのようです。

ヨッフムのハイドンの交響曲はもちろんロンドンフィルと同じDeutsche Grammophoneに入れたものが定番でしょう。それ以外にもヨッフムのハイドンは当ブログでもずいぶん取りあげてきています。

2012/03/20 : ハイドン–交響曲 : オイゲン・ヨッフム/ウィーン響の驚愕、95番ライヴ
2012/01/25 : ハイドン–声楽曲 : オイゲン・ヨッフム/バイエルン放送響のチェチーリア・ミサ
2011/12/30 : ハイドン–交響曲 : 【600記事記念】オイゲン・ヨッフム/ロンドンフィルの「ロンドン」
2011/09/22 : ハイドン–オラトリオ : オイゲン・ヨッフム/バイエルン放送交響楽団の天地創造ライヴ-2
2011/09/20 : ハイドン–オラトリオ : オイゲン・ヨッフム/バイエルン放送交響楽団の天地創造ライヴ
2011/06/07 : ハイドン–交響曲 : オイゲン・ヨッフム/ロンドンフィルの93番
2011/05/28 : ハイドン–交響曲 : オイゲン・ヨッフム/ドレスデン・シュターツカペレの93番
2010/12/29 : ハイドン–交響曲 : オイゲン・ヨッフム/ロンドン・フィルの軍隊、時計ライヴ

冒頭にふれたロンドンフィルとのザロモンセットについては、曲ごとにちょっとムラもあり、いろいろ聴いたところヨッフムの良さはライヴ盤の方に分がありそうというのが正直なところ。また、録音年代もハイドンに限っては古いものの方が良いように感じます。モーツァルトやブルックナーの演奏では、最晩年に澄みきった素晴しい演奏を残しているのですが、晩年にハイドンを録ったものは今のところなさそうですね。

今回このアルバムはディスクユニオンで発見したもの。91番は5枚組のロンドンフィルとのザロモンセットなどを収めたアルバムに収録されていますが、太鼓連打のほうはその存在も知らなかったもの。しかも名手ぞろいのバイエルン放送響との録音とくれば、気にならないはずはありません。店頭で盤面にキズ等ないことを確かめ、他の方の視線を気にしながらすました顔でレジに向かい、内心ほくそ笑みながらお会計です。手に入れた時にはちょっと過呼吸になりました(笑)

家に帰って、食事をささっとすませて、厳かにジャケットからLPを取り出し、愛機THORENSのターンテーブルに乗せます。意外と重く厚いしっかりとしたプレス。

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Hob.I:91 Symphony No.91 [E flat] (1788)
何と瑞々しいバイエルン放送響の響き。ヨッフムのゆったりとしたコントロール。音は力強いのに力みを感じないヨッフム独特のさらりとした表現。LPの実体感のある響きで聴く実に味わい深いオーケストラの響き。リズムを練らずに流麗にまとめていくヨッフムの手腕に聞き惚れます。良く聴くと非常に鋭敏な感覚で、こともなげにハイドンの名旋律を美しくまとめあげるヨッフム全盛期の素晴しい覇気が感じられます。この完成度は素晴しい。1楽章の自然に聴こえてしまうほど精緻なコントロールにアドレナリン大噴出。すこしスクラッチノイズが目立つ部分もありますが、まったく気にする余地がないほどに演奏が充実しています。
つづくアンダンテもヨッフムらしい自然な佇まい。特に弦楽器の深みのある響きは見事。1958年とは思えない鮮烈な録音。途中からセンター奥から加わってくる木管のリアルな響きにもゾクゾクします。低音弦のカッチリとしたアンサンブルも素晴しい精度。奥行き感が非常に鮮明に表現される見事な録音。このアンダンテ、あまりの素晴しさに痺れます。広大な空間に浮かぶ弦楽器、木管、金管のアンサンブルの鮮明さは驚くほど。長岡鉄男ものけぞる鮮明さ。
アンダンテが終わって、一呼吸ついてやおらメヌエットに入る展開。ハイドンの楽章転換の面白さをよくわかった間の取り方。楽章感の無音の時間と呼吸さえも緻密にコントロールしているよう。ゆうがにざっくり入りますが、途中からテンポを落とし、実にゆったりした表情を聴かせる部分、力の抜き方や、ホルンの朗らかな重ね方が最高。やはり録音が素晴しく鮮明で聴き応え十分。
フィナーレのそよ風のような入りからの沸き上がるような高揚感とめくるめく展開、つくづくハイドンは天才だと感じる部分。ヨッフムのコントロールはここでも完璧。ヴァイオリンオ刻む音階の正確なリズムと流麗な仕上がりにただただうっとりするばかり。喉風邪気味で風邪薬を飲んでいるのでラリっているのでしょうか、今日は音楽が脳髄に直接刺さります。1曲目から完全にノックアウト。今まで聴いたヨッフムのハイドン中間違いなく最上の出来です。

Hob.I:103 / Symphony No.103 "Mit dem Paukenwirbel" 「太鼓連打」 [E flat] (1795)
遠雷タイプの太鼓連打。実に厳かな導入。ちょっとスクラッチノイズが多いですが、ノイズの奥から聴こえてくる響きは前曲同様、広大な空間の中にオケが鮮明に定位した素晴しい録音。瑞々しさはこちらの方が上かもしれません。骨格は細めなのに響き自体には力があり、しなやかに展開する音楽。非常にノーブルな響き。オケも軽さとしなやかさを活かしながら美しいメロディーを紡いでいきます。ヴァイオリンの響きは艶やかさの限りを尽くし、木管楽器は空間にぱっと浮かんだ花のよう。要所で沸き上がるオケ。音量を落とした静かな部分に宿る凄み。もの凄い演奏です。
アンダンテに入ると、テンションを保ちながら音量を抑えて、穏やかな表情を見せます。各楽器のさらりとしているのに陰影が濃い響きによって、穏やかなのに深みのある音楽が淡々と流れます。
メヌエットに入ると、オケの響きの柔らかい部分が一層ゆったりと響き、まさにヨッフムのコントロールにオケが自在に反応してえも言われぬ感興。艶やかなオケの柔軟かつ俊敏な反応の快感に襲われます。
フィナーレに至るまで艶やかさは変わらず。こちらもヨッフムのハイドンの交響曲では最上のものの一つといって良いでしょう。

偶然出会ったヨッフムとバイエルン放送交響楽団によるハイドンの交響曲91番と太鼓連打のLP。このLPの1958年録音とは思えない素晴しい録音により、ヨッフムの最上のハイドンの交響曲の演奏が蘇りました。特に91番の素晴しさは筆舌に尽くし難いもの。ザロモンセット直前の目立たない曲ながら、この演奏で聴く91番はザロモンセットに全くひけをとらぬばかりか、独特の面白さが際立つ名演です。ヨッフムも全盛期の素晴しい覇気漲る演奏。この演奏を埋もれさせておくのは人類の損失です。最新の5枚組のCD(上記リンク参照)には91番は含まれていますが、手元にあるのはその一つ前の4枚組のアルバム。CDの録音状態はわかりません。やはりそのうち手に入れなければならないのでしょうね。今日の両曲はもちろん[+++++]です。

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ルネ・ヤーコプス/フライブルク・バロック・オーケストラの「オックスフォード」等

しばらく前に手に入れたアルバムでしたがレビューに取りあげていませんでした。前記事と同じフライブルク・バロック・オーケストラのアルバム。

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HMV ONLINEicon / amazon / TOWER RECORDS

ルネ・ヤーコプス(René Jacobs)指揮のフライブルク・バロック・オーケストラ(Freiburger Barockorchester)の演奏でハイドンの交響曲91番、ベレニーチェのシェーナ「ベレニーチェ、何をしようとしているのか?」(Hob.XXIVa:10)、交響曲92番「オックスフォード」の3曲を収めたアルバム。収録は2004年2月、バーデン・バーデンのロズバウド・スタジオでのセッション録音。レーベルは前記事のゴルツのアルバムと同じHarmonia Mundi。

前記事のゴルツのコントロールがちょっと硬直感のある演奏だったんですが、同じオケでも指揮者が変わると表情がかなり変わるんですね。

ルネ・ヤーコプスは言わずと知れた古楽器界の巨人。私が最初に聴いて感銘を受けたのはモーツァルトの「コジ・ファン・トゥッテ」。まさに生気の塊のような溌剌とした演奏でコジのイメージが変わりました。これまで、古楽期オケの演奏では、ホグウッドやピノックなどによるキビキビした爽やかさ、ブリュッヘンによるおどろおどろしい迫力、アーノンクールによる刺激的でさえある祝祭感などなど新しい価値観がもたらされてきましたが、ヤーコプスの演奏には、颯爽とした劇性のようなものがあり、古楽器演奏の新たな地平を開いたように感じました。久しぶりに「コジ・ファン・トゥッテ」もちょっと聴いてみましたが、ハイドンのレビューを忘れてしまいそうな素晴らしさ。

ヤーコプスのハイドンは以前に「天地創造」を取りあげています。

2010/07/04 : ハイドン–オラトリオ : ルネ・ヤーコプスの天地創造

個人的にはヤーコプスの演奏は好きな方なんですが、この「天地創造」は前記事に書いたとおり、迫力不足がよくも悪くも特徴となる演奏。まだレビューは書いていませんが、「四季」は素晴らしい演奏だっただけに惜しいところです。そのヤーコプスが満を持して録音した交響曲。しかも91番と92番という絶頂期ザロモンセット前夜の2曲と、声楽曲1曲という非常にマニアックな選曲のアルバム。果たしてヤーコプスの本領が発揮されるでしょうか?

Hob.I:91 / Symphony No.91 [E flat] (1788)
同じオケ、そして同じharmonia mundiの録音ながら、響きが美しく溶け合った古楽器オケの音色が印象的。序奏の一音目から音にエネルギーが満ちています。ヤーコプスらしくテンポを自在に変化させながらダイナミックかつ鮮烈に91番のメロディーラインを奏でていきます。普通とは異なるアクセントを巧みに織り交ぜるとともに非常に緻密にデュナーミクとテンポを変化させ、刺激的な音は一切出しません。丁寧に面取りされた響き。音響的なデリカシーの密度が素晴らしい。ヤーコプスのコントロールが行き渡り、アーティスティックなエネルギーが噴出。素晴らしい充実感。同じ古楽器では最近ファイが素晴らしい演奏を聴かせていますが、ファイがかなり攻めた前衛を目指しているのに対し、ヤーコプスの演奏には根底にこれまでの伝統を踏まえた前衛のような違いがあり、鮮烈な響きの奥には、伝統を踏まえた良識のようなものを感じます。1トラック目の91番の1楽章から圧巻の充実ぶり。
2楽章はアンダンテ。穏やかな入りから、徐々にオーケストラにエネルギーが満ちてくるようすが手に取るようにわかる楽章。リズムと強弱の変化が巧みで単調な印象は皆無。ヤーコプスのコントロールは見事の一言。
続くメヌエットも、リズムの刻みと中間部のホルンの音色が柔らかく被さる部分の表現の対比がしっかりと決まって夢のような仕上がり。このメヌエットの出来は凡庸さとは対極にある音楽はリラックスしていながら表現の限りを尽くした素晴らしいもの。
フィナーレは超絶的名演。時折入るざわめくような弦の秀逸な表現と、鮮烈なのに落ち着いたじっくりとしたメロディーラインの対比、寄せては返す波のような強弱の表現、どれをとっても素晴らしい精度。音楽が自律的な推進力を得て飛び跳ね、強弱の波を完璧に表現しているようです。ハイドンのフィナーレとしてこれ以上の出来はないでしょう。1曲目から完璧な出来。

Hob.XXIVa:10 / Scena di Berenice "Berenice, che fai" ベレニーチェのシェーナ「ベレニーチェ、何をしようとしているのか?」 [D-f] (1795)
ソプラノ用のアリア。メゾソプラノはベルナルダ・フィンク(Bernarda Fink)。フィンクのハイドンは以前に一度取りあげています。

2011/07/03 : ハイドン–声楽曲 : ベルナルダ・フィンクの「ナクソスのアリアンナ」など

豊かに響く低音域と艶のある高音域が特徴の人。オペラのレチタティーヴォのような曲調ですが、ハイドンがロンドンの演奏会のために書いた曲。有名な「ナクソスのアリアンナ」よりも後に書かれた曲です。非常に劇的な展開がまさにオペラのよう。オケも大活躍で激しい曲調から場面が幾度か変わり、転調の面白さもあります。フィンクの歌唱はメゾならではの情感溢れる歌唱。非常に激しい曲を渾身の力で歌い上げる感じ。ヤーコプスのコントロールするオケの波に乗ってはち切れるような歌を披露します。12分弱の曲は非常に聴き応えがあります。

Hob.I:92 / Symphony No.92 "Oxford" 「オックスフォード」 [G] (1789)
最後におかれた名曲オックスフォード。1楽章は古楽器の音色を生かした精妙な序奏から入りますが、主題に入ると痛快そのものの推進力で攻めに入ります。キレもエネルギーも最高。ハイドンの書いた楽譜からこれほどのリズムの躍動を表現できるとは。素晴らしいコントロールに脱帽です。聴き慣れたオックスフォードの1楽章の旋律が、抜群の立体感で眼前に姿を現します。強弱のコントラストがかなり明確につけられており、ミケランジェロの彫刻のようなデフォルメによる圧倒的な存在感。流石ヤーコプス。
怒りを鎮める癒しのような非常に抑えた入りの2楽章。精妙に変化する響きの美しさに耳を奪われます。聴き慣れたメロディーが響きの核だけになってゆったりと響きます。この抑えは秀逸ですね。そして中間部は一転、リズムの乱舞。静かな海にクジラがジャンプしていきなり波が立ったような衝撃。ふたたび抑えたメロディーにもどるという、コントラストが素晴らしい効果を挙げています。
メヌエットは速めのテンポで流すように入ります。終楽章の推進力溢れる姿を引き立たせるためか、メヌエットはほどほどの力加減で響きの変化を楽しむような余裕が感じられます。そのままいくかと思いきや、最後にちょっとテンポを大胆に揺らす変化を効かせてビックリさせます。
終楽章有名な入りはなんと抑えた超快速。すぐに嵐が到来したような凄まじいエネルギーが宿ります。ティンパニがちょっとついていきそこねるほどの快速。すべての楽器が速めのテンポをながらリズムの変化を付けていく様子が素晴らしい緊張感を生んでいます。特にティンパニの活躍が目覚ましいところ。ヤーコプスのコントロールはここでも見事。これだけの速さでこれだけの豊かな表情をつくっているのは流石。速さがまったく上滑りしていないのはオケが相当鍛錬を積んでいるからに他ならないでしょう。圧倒的な演奏のままフィニッシュ。風圧を感じるような演奏でした。

古楽器の巨人、ルネ・ヤーコプスの交響曲と歌曲を収めたアルバム。以前取りあげた「天地創造」の鬱憤をはらす快心の演奏と言えるでしょう。特に交響曲2曲の演奏は、まさに快刀乱麻の出来。ハイドン交響曲のスペクタクルな面白さを素晴らしいテクニックのオケが吹き抜ける風のように表現。ハイドンの交響曲をこれほどのキレで表現できる人はそういないでしょう。キレという意味ではファイも敵わないかもしれません。地味な2曲から入りましたが、続く録音が待たれるところ。評価は交響曲2曲が[+++++]、ベレニーチェの方は[++++]としました。

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tag : 交響曲91番 オックスフォード 古楽器 ハイドン入門者向け

ブリュッヘンの90番、91番、オックスフォード

今日は3月最初のアルバム。今日はブリュッヘンのハイドンです。

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フランス・ブリュッヘン(Frans Brüggen)指揮の18世紀オーケストラ(Orchestra of The 18th Century)の演奏で、ハイドンの交響曲90番、91番、92番「オックスフォード」の3曲を収めたアルバム。すべて1994年から95年にかけてのライヴ収録。収録日とロケーションは曲ごとのレビューと一緒に記載します。

このアルバムを取り上げたのは、アルバム自体を最近手に入れたため。ブリュッヘンのハイドンの交響曲はほとんど所有していたのですが、このアルバムに収められた91番、92番のみ未入手でした。90番は他の曲とセットでリリースされたものを入手していました。ブリュッヘンのハイドンはひところ全録音を収めたボックスセットが販売されていたんですが、あと2曲のところだったので、買わずにじっと我慢しているうちにPHILIPSレーベル自体がDECCAに統合となり、ブリュッヘンのボックスもいつしかあまり見ないようになってしまい、どうしたものかと思っていたところ、ディスクユニオンでようやくこのアルバムを見かけたもの。ブリュッヘンのハイドンのコンプリート、だいぶかかりました(笑)

最近ネット上でレビューなどされていますが、ブリュッヘンは先月新日本フィルを振ってベートーヴェンの交響曲やバッハのロ短調ミサなどを演奏して話題になったよう。まったく無防備でしたので、コンサート情報も知らず、従って公演にも顔を出しておりません。演奏のようすなどは稲毛海岸さんのブログにくわしくありますのでそちらをご参照ください。

音楽の都:ブリュッヘン/新日本フィル(2011/2/17)

リンクした記事の他にもコンサートのレビューが豊富でとても読み応えがあります!

さて、ブリュッヘンのハイドンですが、当ブログでは3度に渡って取り上げています。

2010/11/01 : ハイドン–交響曲 : ブリュッヘンの88番、89番、協奏交響曲
2010/10/20 : ハイドン–管弦楽曲 : ブリュッヘンの十字架上のキリストの最後の七つの言葉
2010/04/04 : ハイドン–交響曲 : ブリュッヘンのザロモンセット

ブリュッヘンのハイドンは古楽器の中では異色ともいえる分厚い迫力のある響きで描くスケール感と古楽器の雅やかさの相俟った素晴らしいものですが、曲によって出来にムラがあるのも正直なところ。最近聴いた中では上記記事でふれた88番が素晴らしい出来だったのが記憶に新しいところ。ブリュッヘンのハイドンの残された未入手盤、今日は時間もあるため90番から92番まで3曲ともレビューすることとしましょう。

いつもの大宮真琴さんの「新版ハイドン」によれば、この3曲は作曲の経緯から3曲セットのもので、フランスのドーニ伯爵からの依頼により作曲されたもの。3曲とも自筆譜が存在し、ドーニ家の蔵書印が押されているとのこと。作曲は1788年~89年にかけて。ハイドンはその後1791年にロンドンを訪問した際、第1回のザロモンコンサートで演奏されたのが92番「オックスフォード」で、この曲の呼び名は1791年7月にオックスフォード大学から名誉音楽博士を授与された際の記念音楽会で演奏されたことに因んだものとのこと。

まずは90番。(1994年5月オランダ、ユトレヒトのVredenburgでのライヴ)

このアルバムでもっとも鮮明な録音。冒頭の序奏からブリュッヘン特有の図太く邪気に溢れた古楽器の響きが殺気に近い緊張感。ちょっとくどさを感じる寸前までアクセントを強調して、じっくりしたテンポでぐいぐい進めます。ブリュッヘンのハイドンの最も素晴らしい面がでた演奏。この迫力は古楽器では誰も真似ができないでしょう。木管楽器の柔らかい音色と畳み掛ける弦の対比が素晴らしい効果。リズムは朴訥に近いんですが、それが迫力をさらに増しているといったところでしょう。1楽章から怒濤の迫力!
2楽章はアンダンテ。ブリュッヘンのゆったりした楽章はあっさり気味に演奏することが多いんですが、この楽章も練ることもなくあえてさくさく進め、途中の盛り上がりの迫力で聴かせるパターン。途中楔が打たれるようにはいるアクセントの迫力は1楽章に続き流石のもの。途中顔をだす木管やホルンの響きは極上ゆえ、ざらついた弦とのコントラストは最高。
3楽章のメヌエットは遅めのテンポでじっくりとしたメヌエット。中間部のオーボエがこれまた美しい音色で彩りを加えます。
フィナーレはブリュッヘンの真骨頂、素晴らしいキレで分厚いオケをコントロール。この終楽章は見事の一言。以前ラトルとベルリンフィルのアルバムでも触れましたが、この楽章は終わったと見せかけて繰り返しが始まるような曲。ただし、ラトルがそれを演出として使っているのに対し、ブリュッヘンはああくまでも正統派で曲自体の魅力をフルに表現。素晴らしい演奏ですね。

続いて91番。(1995年5月オランダ、エンスヘーデの音楽センターでのライヴ)

ロケーションが変わって、ドイツ国境に近いエンスヘーデでのライヴ。前曲のキレまくりの演奏とくらべると、曲調も手伝って若干大人しめの演奏。録音は前曲よりも若干デッドでちょっと潤いに欠ける印象。会場ノイズの除去の処理の影響でしょうか。演奏自体は迫力に溢れたものですが、キレたところと抑えたところの対比が若干劣るせいか、フレージングの締まりが弱くなっている印象もあります。あくまで前曲比で、それなりに良い演奏である前提です。
2楽章のアンダンテは前曲同様あっさりした入りで途中に図太い楔をあしらった構成。ただしフレージングのきれがちょっと落ちて、つなぐ部分を引きずるようなところがあり、前曲ほどの迫力には至りません。
3楽章のメヌエット、今度は普通のテンポ。前半後半の舞曲の迫力はブリュッヘンならでは。この楽章は中間部の柔らかい表現がなかなか良いです。
フィナーレはやはりブリュッヘンの特徴がよく出たもの。細かいアクセントやリズムとコントラストの変化をちりばめながら、基本的にはオケの迫力溢れる音色で聴かせるもの。

最後は92番「オックスフォード」。(1995年1月オランダ、ユトレヒトのVredenburgでのライヴ)

ふたたびユトレヒトでのライヴ。こちらも残念ながら90番の素晴らしいキレの音響とは少し差があります。90番と比べて低音よりの録音。全体的に流れに乗った演奏。90番が明確なアクセントと間を最大限に生かしてすばらしい迫力を生んでいたのに対し、オックスフォードの方はある意味普通の演奏に近く、90番ほどテンポを落とさずブリュッヘンにしてはメロディーが流れています。
第2楽章のアダージョは基本的にあっさりした感じのものながら、これまでよりもデュナーミクの幅を大きめにとり、丹念な表情づけを意識しているよう。つづく3楽章のメヌエットも比較的あっさりした展開。
最後のフィナーレは速めのテンポで抑え気味に有名なメロディーから入りますが、すぐにブリュッヘンらしく分厚いオケの響きで一気に迫力を増します。この曲は明確に終楽章の盛り上がりに焦点を合わせた演奏。終楽章に入り一気に気合いが漲ります。第2、第3楽章が比較的あっさりしていたのは、ここにポイントを合わせていたからでしょう。速めのテンポのまままくしたてるように進め、フィナーレのクライマックスまで持っていきます。この楽章の迫力は流石ブリュッヘンというところでしょう。

評価は、90番が[+++++]、91番とオックスフォードが[++++]ということとします。このアルバムの聴き所はやはり抜群の出来の90番。その直後におかれた91番、オックスフォードも良い演奏なんですが、90番のすばらしさとはやはり差がつくところ。

久々にブリュッヘンのハイドンを堪能です。今度来日するときには是非生を聴いてみたいと思います。

テーマ : クラシック
ジャンル : 音楽

tag : 交響曲90番 交響曲91番 オックスフォード ライヴ録音 古楽器 おすすめ盤

カール・ベーム/ウィーンフィルの交響曲集-2

昨日のベームの交響曲集の続き。

Bohm88.jpg

さて、前記事に続いてCD-1の2曲目の89番。例の「しょ、しょ、しょじょじ」です。88番と同時期の録音だけに気合いの充実は同レベル。1楽章はゆったりしたテンポで入り、いきなり主旋律のメロディーとアクセントの面白さを見せつけられます。オケの集中力とキレともに素晴しいもの。木管楽器のソロなどもそれぞれすばらしい腕前。響きの豊かさとソロのキレは流石ウィーンフィルですね。
2楽章は1楽章からさして変化のないテンポで自然に入ります。奇を衒ったところは一切なくメロディーを自然に奏でるだけでこの楽章の素晴しさが伝わります。
3楽章のメヌエットは力を抜いた良さが味わえます。88番の気迫漲るメヌエットとは異なり、素朴な響きが特徴。
フィナーレはすこし溜の効いたフレージング。弦楽器の響きの美しさで一気に聴かせます。
この曲は88番同様鮮度の高いオーケストレーションと自然な響きの結晶のような演奏ですね。

続いて、90番。ラトルが得意としてよく取り上げている曲ですね。この曲は前2曲の翌年1973年5月の録音。1楽章は冒頭の一音から迫力の音響。非常に遅いテンポの序奏。主題に入り一気にテンポが上がりフルスロットルに。調律の関係かオケの音色が前2曲より若干濁ってます。迫力は今までで一番。オケに力が漲ってます。
2楽章は前曲同様、ベームの自然なコントロールが美しい演奏。途中のフルートのソロが非常に美しいですね。
3楽章のメヌエットは力みがちょっと目立ちますでしょうか。
フィナーレは非常に明確なメリハリをつけて迫力も十分ですが、ちょっと型にはまった印象もあり、生気と言う意味では後退でしょうか。
90番は迫力十分なんですが、ちょっと固さ気になる演奏です。

CD-2に移って91番。私の好きな曲。1楽章は非常にゆったりしたテンポで入ります。幸せに満ちる時間。素晴しい序奏。ゆったりとした演奏が曲想に合ってます。ベームのコントロールはこの交響曲集の中ではオケに任せている部分が多いように聴こえます。わりと自然なフレージングが多く、流れるような演奏。
2楽章は極上。作為のない自然な流れで曲の盛り上がりを表現。
3楽章は大きな構えで、小節を効かせながらも力みはなく、雄大なオケと中間部の押さえた表現の対比が見事。
フィナーレも自然な流れで徐々にクライマックスにむけて盛り上げていき、最後は秩序と混沌の坩堝のような複雑な音符を見事に表現して終了。やはり91番は名曲です。

続いて92番「オックスフォード」。入りは超スローに非常に押さえた入り。主題に入りフルスロットル。フレージングがちょっと固いところがあるのは前曲同様。ほんのちょっと小節を押さえればいい感じなんですが、この辺は紙一重のちがいといったところでしょう。迫力は素晴しいんですが、力んでオケを鳴らしすぎている感じもしないでもありません。フレーズ全体の有機的なつながりがちょっと弱い感じです。
2楽章は超滑らかな開始で、1楽章の力みが消え、柔らかいウィーンフィルの響きを楽しめる楽章。
続く3楽章も自然さを保ちます。途中のホルンの印象的な響きがムジークフェラインにこだまする美しさ。
やはり「オックスフォード」聴き所は4楽章です。入りのリズムは何と速めで、いきなりフルオケで畳み掛ける素晴しい迫力。大編成オケらしいふけ上がりが見事。音量の対比がこれだけの幅にもてるとフィナーレの盛り上がりも素晴しい迫力。途中の押さえた部分にもピンとはりつめた緊張感。最後は振り切れて終了。
「オックスフォード」は1楽章がちょっとくどいのが欠点。これがなければ良い演奏なんですが。

最後は協奏交響曲。これは90番と同時期の録音。ソロはウィーンフィルのメンバーでしょう。ヴァイオリンはおなじみライナー・キュヒル(Reiner Küchl)、チェロはロベルト・シャイヴァイン(Robert Scheiwein)、オーボエはカール・マイヤーホーファー(Karl Mayrhofer)、ファゴットはディートマール・ツェーマン(Dietmar Zeman)。1楽章はゆったりとした入り。ウィーンフィルの弦楽セクションの素晴しい響きをゆったり楽しめます。すぐにソロが一通り顔を出しますが、まずはキュッヒルの艶やかなヴァイオリンの音色に圧倒されます。それからシャイヴァインの極上のチェロの響き。ソロの巧さは流石ウィーンフィルですね。ゆったりとした時の流れに乗ってソロが自由に歌う感じです。オケの方も特にヴァイオリンの弓さばきがキリッとエッジがついて鮮明なオケの響きを特徴づけています。1楽章の最後のカデンツァはクアルテットのような緊密な掛け合いを楽しめます。素晴しい1楽章です。
つづく2楽章は、いきなりソロの魅力炸裂。オーボエとチェロの響きにうっとり。これだけソロが楽しめるこの曲も珍しいですね。ウィーンフィルの名人芸堪能楽章とも言えるでしょう。チェロのシャイヴァインが時折流れるような滑らかな音階で聴かせどころ作ります。時折押し寄せるオケの波が心地よいですね。
3楽章はオケの柔らかく分厚い響きとソロの対比が見事。途中のチェロの鳴きが印象的。極上のウィーンフィルの響きとソロの名人芸による至福の瞬間。

このアルバムの前記事で取り上げた88番以外の評価は89番、90番、92番「オックスフォード」が[++++]、90番が[+++]、91番と協奏交響曲は[+++++]ということに。このアルバムの聴き所は88番、91番と協奏交響曲です。

ベームの交響曲はパリセットもザロモンセットもなく、その間をつなぐこのセットのみ。コンサートではどうだったのでしょうか。このセットではベームの全盛期の覇気と極上のウィーンフィルの響きを堪能できる名盤ということができるでしょう。今まであんまりちゃんと聴いてこなかったアルバムゆえ、いまさら感がありますが、皆さんにお薦めしたい名盤と言うことが出来るでしょう。

さて、今日もこれからスポーツクラブでひと泳ぎして、昨夜の焼酎を流してきます(笑) 今日はラックの掃除でもしましょうか。テレビでは東京競馬場のジャパンカップが。ブエナビスタ強いですね。府中は道が混みますね(笑)

テーマ : クラシック
ジャンル : 音楽

tag : 交響曲89番 交響曲90番 交響曲91番 オックスフォード 協奏交響曲 おすすめ盤 ハイドン入門者向け

オルフェウス室内管弦楽団の60番、91番

今日は、最近ディスクユニオンで手に入れた廃盤ものを。

Orpheus60.jpg

以前も取り上げた、オルフェウス室内管弦楽団のハイドンの交響曲集。
収録曲目は収録順に交響曲60番「迂闊者」、オペラ「アルミーダ」序曲、交響曲91番。91番は先日ラトル/ベルリンフィルの演奏が記憶に新しいところ。録音は1992年の3月、ニューヨークでの録音です。

交響曲60番は6楽章構成の変則構成。手元の資料によれば、1774年にエステルハーザで戯曲「迂闊者」を上演した際の劇の付随音楽と幕間音楽として作曲されたとのこと。「迂闊者」の愛称はハイドン自身がつけたも。6楽章構成はハイドンの交響曲では唯一のもの。

オルフェウス室内管の演奏は小気味好い俊敏な反応を楽しめる演奏。編成が小さいだけに迫力の方は今ひとつながら、フレーズの表情付けが巧いため曲の面白さを楽しめます。
聴き所は4楽章プレストの弦の強奏による劇的な演出と5楽章の叙情的はアダージョの対比。5楽章はアダージョの間に象徴的な中間部を挟んだ形。心にのこるメロディーですね。
最後の6楽章は弦楽器が調弦する場面などをふくむ演出満点の構成。いやはや、アイデア満点の曲。コンサートで取り上げたらさぞかし受けることでしょう。オルフェウス室内管の機知も最高ですね。

アルミーダ序曲は爽快な曲。録音のせいか若干軽い印象もありますが、曲のおもしろさを十二分に表現した演奏。

交響曲91番は、個人的には先日のラトル/ベルリンフィルの演奏よりも楽しめる演奏。小編成オケの反応の良い響きを十分楽しめる演奏です。キビキビした展開で小規模ながら曲全体の構造をよく見渡せます。東武ワールドスクエアに行ったような気分にさせられる演奏ですね。

評価は3曲とも[++++]としました。[+++++]としたいところもありましたが、軽めの音響がスケール感不足にも感じられかねず、ちょっと減点というところでしょうか。
オルフェウスのハイドンは気に入りましたので、入手済みの3点以外のアルバムも見つけ次第手に入れたいと思います。

テーマ : クラシック
ジャンル : 音楽

tag : 迂闊者 交響曲91番

ラトル/ベルリンフィルの交響曲集-3

なぜか、その3まで引きずっていますが、サイモン・ラトルのハイドンの交響曲集のつづきを。忘れそうなので、ジャケットをもう一度(笑)

RattleBPO88.jpg
HMV ONLINEicon

今日はCD2の91番から。昨日触れた通りなぜかCD2の方が実体感ある録音。91番の冒頭の一音からぐっと沈み込む音響。音がちがうだけで迫力も違います。91番は私のお気に入りの曲。86番と同様純音楽的なメロディーの愉悦に浸れる曲。1楽章の途中に郷愁を誘うようなメロディーがちりばめられていますが、これらのメロディの絡みをある意味クッキリ浮かび上がらせるラトルのコントロールは本アルバムのなかで最も曲にマッチしたもの。2楽章のシンプルなメロディーをもとにした変奏の構成も同様。3楽章はラトルのハイドンの特徴である、旋律ごとの演出の切り替えを楽しめる展開。そして終楽章オケの合奏精度が素晴らしいですね。本アルバムの中で一番の出来だと思います。

92番オックスフォードは、先日のセルをはじめとして名盤ひしめく状態。音響は91番とさして変わらないんですが、91番のシンプルな曲想を生かす場合とは異なり、いろんな演奏の刷り込みからか、やはり踏み込み不足に聴こえてしまうのが不思議なところ。1楽章はすこし駆け足な展開に聴こえます。一転、2楽章は深い呼吸の妙を楽しめます。3楽章、終楽章はまた駆け足な印象。フィニッシュの畳み掛けの迫力はベルリンフィルならではですが、オックスフォードとしては演奏の設計が浅い印象を残してしまいます。

協奏交響曲は、オーボエ、ファゴット、ヴァイオリン、チェロの4楽器を独奏とした協奏曲。この4楽器の掛け合いはスリリングというより、オーボエ、とくにファゴットの音色に支配されて木管の独特の暖かみをもつ旋律の絡み合いが特徴。ベルリンフィルのソロ陣はヴァイオリンが安永徹、チェロがゲオルク・ファウスト、オーボエがジョナサン・ケリー、ファゴットがステファン・シュヴァイゲルト。
1楽章はキレのいい弦楽合奏とソロの絡みの妙を楽しめる安定した出来。2楽章はのんびり縁側でくつろぐ趣。程よくリラックスした演奏。そして3楽章はこちらも合奏精度を楽しめます。総じて良い出来ですね。

評価は91番、協奏交響曲が[++++]、92番オックスフォードが[+++]としました。
本アルバムは録音の出来不出来の演奏への影響の大きさを思い知らされるものとなりました。

2枚組のアルバムの紹介に3日を要したのははじめてのこと。こちらの時間の都合もありますが、ラトルのハイドンとなると、構えて聴かなくてはとの気負いもありますね(笑)

その2で触れた、CD-R盤は週末にでも取り上げさせてもらいます。ラトル起死回生の一枚となりますかな。
明日は、勝沼へワイナリー試飲ツアー。先日来,日本のワインの質にも興味がわき、各地の温泉旅行のついでに買い求めてますが、このたびはワイナリーへの訪問。周到な準備のうえ電車で出かけます。飲むぞとの気合い十分です(笑)
こちらも、レビューをお楽しみに!

テーマ : クラシック
ジャンル : 音楽

tag : 交響曲91番 オックスフォード 協奏交響曲 ライヴ録音 ベルリンフィル

プロフィール

Daisy


Author:Daisy

なぜかハイドン(Franz Joseph Haydn)が特に気に入り膨大な録音をコツコツ集めてレビューしております。好きなものはお酒全般(ワイン、日本酒、モルトなど)、美味しいものを食べること、料理、鄙びた温泉めぐり、歌舞伎見物、スポーツクラブで泳ぐこと(美味しいお酒を呑むため!)などなど。東京在住のごく普通のサラリーマンです。

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