【番外】関西・四国・中国大紀行(その17)

(つづき) その1

ついにこの旅最後の宿です。伊勢で泊まったのはこちら。

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いにしえの宿 伊久

この宿、じゃらんで伊勢神宮近くで高評価だった宿から選んだ宿。調べてみるとビジネスホテルのドーミーインと同グループの宿で、昨年オープンしたばかりの宿。ドーミーインは仙台に転勤する前後にかなり利用して、お気に入りのビジネスホテルでした。仙台の広瀬通り添いのドーミーインにずいぶん泊まりました。街中なのに天然温泉の大浴場があり、忙しい出張の疲れを癒すのに好適。仙台で夜遅くまで飲んで、ドーミーインの大浴場に何度入ったことか(笑) 今では懐かしい思い出です。

この日は金曜だったため、伊勢で金曜泊まりということでかなり予約が入っており、選択肢はあまり多くありませんでした。場所は伊勢神宮内宮のすぐわきということで、外宮からもあっという間の距離ですが、外宮をゆったり参拝したので、車で伊久についたのはもう17時をまわっていました。車で着くと、普通は宿の人が出迎えてくれるのが常ですが、ここはちょっと違いました。駐車場の人がちょっと要領を得ない感じ。いつもどおり6泊分の大荷物を下ろして、チェックインです。

チェックインを済ませると、夕食ですが、夕食は総入れ替え制で、先着順。我々は遅く着いた方なので、夕食の開始が19:50分とのこと。なんとなく高級旅館の割にシステムが変わってます。まあ、夕食までに時間があるということで、部屋に入り、のんびりします。

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部屋には風呂があるのですが、ベランダに露天風呂がありました。こちらは温泉ではないのですが、まだ明るいので、まずはベランダの露天に入ってみようということで、給湯スイッチを押すとかなり熱いお湯がドバドバと注がれます。これはいい!
ご存知の通り、私は熱い風呂好きです。お湯が張られたところで手を入れてみると、おそらく46度くらい。適温です(笑) ザブンと風呂に体を沈めてしばし熱いお湯を楽しみます。森から鳥や虫の鳴き声が聴こえてきて、なんとなくいい雰囲気。上がって火照りを冷ますために風を浴び、もう一度ザブン。なかなかいい塩梅です。やはり部屋に露天風呂があるのはいいですね。実にゆったりとくつろげます。

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しばらくのんびりして、遅い夕食時間にはまだ間がありますので、こんどは貸し切り風呂に行ってみます。ここは4つの貸し切り風呂があり、空いていればいつでも入れます。真ん中の伊勢の湯というお風呂でこちらは温泉。アルカリ性単純泉ということで入るのヌルっとするお湯。温度は控えめで41度くらいだったでしょうか。やはり、温泉ではありませんでしたが、先程の熱いお湯の爽快感の方が好み。こちらではのんびり浸かってゆったりお湯を楽しみました。

食事前に2つのお風呂で汗を流したので、ビール注入準備オーケー。ようやく夕食の時間となりました。母親一行も1階の食事どころにあつまり、遅い夕食のはじまりです。

まずは生ビールで喉を潤します。風呂で体を絞ったのでビールが旨い(笑)

ここの夕食は5月の会席料理。

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一の膳は茶碗蒸しから。あんの乗った柔らかな口当たりのもの。ビールが沁みているので、スイスイ入ります。

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そして目の前には伊勢神宮にあやかって御三方のような白木の盆に料理が盛りつけられています。稚鮎の南蛮漬けやら蛍烏賊沖漬けなど、日本酒を注文しろといわんばかりの膳。

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もちろん、日本酒を頼みました。津の酒蔵、森本仙右衛門商店の黒松翁神力(しんりき)という純米大吟醸。神力というのは酒米の名前だそうです。大吟醸らしくフルーティなお酒。蛍烏賊の沖漬けには淡麗すぎる上品さかもしれません(笑)
加えて鮎魚女のお椀、切飯などが出てきます。品書きを見ると、かなりの品数のようですので、なんとなくペースを考えて箸を延ばします。

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ニの禅のお造りは鯛、鮪、伊勢海老なんですが、当然私のお造りは伊勢エビに代わってかんぱち。もちろん、他の者が伊勢海老の刺身を美味しそうにいただくのを眺めながら平常心でいただきます。

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煮物はニシン、芋、アスパラ。ニシンの味がアクセントになっていい旨味が出ていました。

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焼物は太刀魚の有馬焼き。有馬焼きとは山椒の香りをつけて焼く事とのこと。太刀魚は身の旨味がなかなか。お酒が進みます。奥は抹茶豆腐。なんとなくお料理にリズムがあっていい感じ。

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そして、メインとなる趣肴膳ということで選べるメニュー。松阪牛陶板焼き、伊勢海老と鮑の陶板焼き、松阪牛すき焼き、伊勢海老と鮑のしゃぶしゃぶからセレクトします。私は伊勢海老と鮑のしゃぶしゃぶを選びました。是が非でも伊勢海老をいただかねば(笑) 火さえ通せばアレルギーは問題ありません。

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伊勢海老と鮑のアップ! どうだ!

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そしてこちらが叔父や叔母が頼んだ松阪牛の陶板焼き。

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陶板の上にのせると油が滴ります。流石松阪牛。皆さんこのあたりですでにお腹が満ちてます(笑) 連日の事とはいえやはり終盤に旨いものが並ぶのが会席の習わし。母親など、「最初に松阪牛出してくれればいいのにねぇ」などとつぶやいてますが、板長の立場でそうする訳にもいかんでしょう(笑) やはり旅館のお食事で腹八分というのは、よほど指定が無いかぎり難しいでしょうね。高齢者のことを考慮すると食事に腹八分コースの指定が出来るといいかもしれません。

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このあと鳥貝の止肴などが出てきて、食事は伊勢うどん、てこね寿司、へしこ茶漬けから選べます。私は折角伊勢に来たので伊勢うどん。伊勢うどんは極太のかなり柔らかいうどんに濃い色の溜まり醤油ベースのタレをかけて食べるものとのこと。このうどんも讃岐うどんとは全く異なる柔らかい食感でした。

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こちらがへしこ茶漬け。へしことはどうやら魚を発酵させた糟漬けのようです。一行皆思考能力が極度に低下するほどの満腹感。この旅最後の夕食も、満腹に到達しました。帰って体重計に乗るのがちと怖いですな。

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デザートも選択かと思いきや、パンナコッタと岩戸餅の両方がだされましたが、こちらは皆さんいかれるんですね(笑)
いやいや、なかなかいい夕食でした。最後に明日の朝食の時間など打ち合わせて解散しました。

部屋に戻って、風呂でもいこうかと思っているうちにうとうと。目覚めると12時近くになっており、すこしブログなど書いて就寝。いやいや、6日目まで無事でなによりでした。



翌朝目覚めると、外は晴天。暑くなりそうです。

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まずは昨夜入らなかった大浴場の檜風呂杜の湯に行ってみます。朝早いせいか貸し切り状態のため、中をパチリ。お湯は昨夜入った貸し切り風呂と同じアルカリ単純泉。お湯に浸かってからだをなでるとヌルヌルします。ついでに檜風呂のため床もツルツル。油断すると転びそうです。露天に出ると外は山肌になっており、まだ涼しい朝の風を楽しみながらのんびりできます。ここのお風呂で良かったのが水風呂。露天に浸かって火照ったら水風呂に体を沈め、火照りが完全に鎮まるまで浸かり、再び露天。これを繰り返すうちになんだかリフレッシュしてきました。やはり冷たい水風呂はいいですね。

非常に爽快な気分になって部屋に戻り、ブログをちょっと書いたりしました。今回旅先でブログを書くのははじめてですが、伊勢に来て尾道ラーメンの記事を書いていたりして、やはり旅程をそのまま記載するほどのペースでは書けませんね。ということで、ブログを書くのを切り上げ、荷造りをして朝食会場に向かいます。

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朝食会場は昨夜と同じ1階の食事どころで。この日は7日目ということで、夜までに東京に戻る旅程。そして朝一で伊勢神宮内宮を参拝するということで、朝食も亜朝7:00きっかりと、一番早い時間にしました。やはり白木のお盆の上にきれいに盛りつけられた食事で、実にバランスの良いものでした。

朝食を手短に終えて、部屋に戻り、最後の荷造り。

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最後にトイレに入ると、正面にこれも白木の装飾。伊勢らしい雰囲気をうまく出していますね。ほどなくチェックアウトして、最後の宿を後にします。

普通は、宿を出る時は、何人かのスタッフが見送ってくれるものですが、ここはまったくなし。書いたように、宿の建物、食事は評価通りの素晴らしさでしたが、この宿、スタッフの教育というかお客さんのもてなしがいけませんでした。夕食についてくれたベテランの方の物腰の柔らかい対応は非常に好感が持てましたが、若いスタッフは今ひとつ。食事の配膳でもテーブルの向こうから雑に食事を出したりと、これまで泊まってきた宿とはランクがちょっと違う感じ。じゃらんの評価やお値段もそれまでの宿とはそれほど変わりません。泊まる側からすると、気持ちよく過ごせるのはスタッフの接客次第。高級旅館なのに食事が総入れ替え制だったり、献立の説明がなくメニューを選ばなくてはならなかったり、スタッフの説明も型通りでこちらの事情を解さなかったりと、かなりちぐはぐな印象でした。

逆に気づかされたのが、これまで泊まった旅館の接客が素晴しかったのは努力しているからだと言う事。いい接客に慣れてしまうと、それが当然のように感じてしまいますが、きめ細かな気配り、物言い、行動は宿の歴史やスタッフのなみなみならぬ努力の上に成り立っているんですね。

この宿贔屓のドーミーイングループの宿ということで期待しましたが、ちょっとドーミーインのブランドにキズを残してしまったかも知れません。人気観光スポットである伊勢神宮のすぐ近くの立地ということで、努力しなくても部屋が埋まるかもしれませんが、これでは長続きしないでしょう。スタッフの教育をきちんと見直した方が良いと思います。

さて、旅の最終日、宿を出たのは8時ちょっとすぎでしたが、すでに陽は高く、汗ばむような日照り。まずはすぐ近くの伊勢神宮内宮に向かいます。

次の記事で旅を締めくくりましょう。

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【番外】関西・四国・中国大紀行(その7)

(つづき) その1

案内標識に従って玉造温泉の温泉街に車を進めます。玉造温泉を訪問するのは私は3回目。1回目は学生時代にバックパッカーとして、玉造温泉駅のベンチで寝袋で一夜をすごしました。ちなみにこの翌朝起きると鼻水まみれ。私はかれこれ32,3年前、玉造温泉駅で花粉症になりました(笑)。そして2度目はこのブログをはじめる直前、ハイドンのアニヴァーサリーの2009年10月、1000円高速の時代に有福温泉、玉造温泉、城崎温泉、下呂温泉などを歴訪した時。その時はこの日に泊まる宿のすこし奥にある、巨大混浴露天風呂が有名な長楽園という宿に泊まりました。

今回予約したのはこちら。

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星野リゾート:界 出雲

有名な星野リゾートが運営する玉造温泉の宿です。玉造温泉でじゃらんで評価の高い宿を探していてみつけたもの。仕事では星野リゾートの話題は良く聞きますので、一度はどこかで泊まってみたいと思っていたのでちょうど良い機会でした。この宿、もともと別の旅館だったものを星野リゾートが再生したもの。

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松江自動車道を延々運転してきて、宿に着いたのはもう夕方5時近く。駐車場にいた案内の人に促されて車を停め、玄関に案内されると、玄関脇の紅葉に赤い花が咲き、夕日を浴びてはっとするような美しさ。紅葉の花はこの前日泊まった道後温泉の大和屋別荘でも見かけましたが、ちょうど咲く季節だったのでしょう。

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流石に星野リゾート、エントランスまわりの造りはなかなかいい雰囲気。エントランス横にある茶室ではお茶を供していたようですが、夕食までにあまり時間がなく、今回は断念。

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エントランス横の庭には蛙の石像。なぜかお賽銭が積まれていました(笑)

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いちおう宿につくと、ぐるりと一周廻って様子を確かめます。この宿は2階建てで中庭をロの字に客室が取り囲み、宿を一周することができますが、そこここに凝った意匠があり、演出の巧みさも手慣れたものですね。

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そしてそこここに美しい生け花。この辺もツボを押さえたもの。この宿、普通の老舗旅館とは異なり、スタッフは若い人中心。ベテランの仲居さんではなく、若いスタッフがてきぱきとお客さんもてなす姿は新鮮ですね。

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この宿、エレベーターがなく2階建てということで、母親3兄弟は1階の部屋、我々はその真上の2階の部屋をとりました。やはり階段はないにこした事はありません。部屋の前にも生け花がありました。

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ということで宿内の探索を終え、部屋に戻ると2階の部屋ではベランダに露天風呂が付いていました。ここの温泉は無色透明のナトリウム、カルシウム、硫酸塩、塩化物泉。ふたを開けると満々とお湯が張られているではありませんか。夕食前の一風呂ということで、まずはベランダの露天風呂に入ってみます。嫁さん撮った露天風呂につかっている写真もあるのですが、おじさんの入浴シーンがブログに耐えるはずもなかろうということで割愛。夕方の穏やかな日差しと風がちょうど心地よい時間帯。この日も長距離ドライブだったので、風呂で疲れを癒します。

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そんなことをしているうちに程なく夕食の時間となります。食事は食堂で。部屋から食堂に向かうと「宴」と書かれた書が迎えてくれます。

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席に案内されると、達筆で書かれたお品書きが席上におかれ、これから供されるお料理に対する期待を煽ります。これまで見たどの宿のお品書きよりも丁寧。

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まずは皆、これを美味しくいただくために温泉に入り、万全に体調を整えてきました。生ビールはブラウマイスター。良く冷えていて実に旨い。いつもながら至福のひと時。この日の料理は春の懐石。

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最初に先付けとして出されたのはもさえびのお造りですが、私が生の海老アレルギー(火を通せば大丈夫!)のため、私のみお造りではなく焼いたもの。昔は寿司屋でボタン海老の刺身を死ぬほどいただいたんですが、それがたたったのか、どうにも生の海老をいただくと喉のまわりが真っ赤に腫れ上がります。こうゆう時に限ってまわりの皆さんは実に旨そうに海老をしゃぶりますが、いつも通り平常心で焼いた海老をいただきます。もさえびをあとで調べると、猛者海老と書くそうで、クロザコエビの鳥取県での呼び名とのこと。甘エビより甘いエビですが、鮮度が落ちるのが速く地元でしか味わえないものとのこと。あとで調べて事実を知るとなおさら生で食べたかったですね(苦笑)

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そして八寸は小皿に分けられ、エビ、じゅんさい、赤貝のぬた、鱒の木の芽寿司、菜の花、合鴨など。母親が鴨好きなのでいいメニューでしたが、どうやらこれから供される予定の和牛を考慮して、箸をつけません。前日途中でお腹いっぱいになってしまったのを後悔して、すこしずつ残しながら食事をこなしています。人間、年はとっても進歩は続きます(笑)

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もちろんこの辺で日本酒にチェンジ。頼んだのは宿の名前を冠した冷酒「特別純米界出雲」。「出雲杜氏入魂の美酒」とのかなり客をあおるキャッチコピーがやる気満点。純米らしいコクがあり、爽やかさもあるバランスの良い酒でした。叔父は赤ワイン好きなので、べつに「ピノ・ノワール」を注文。本当は奥出雲ワイナリーのワインを頼みたかったんですが、なかなかいいお値段だったので、遠慮しました(笑)

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お椀は桜餅の海老射込み。要は桜餅をくりぬいて海老を入れたものを出汁で暖めたもの。上にこごみと木の芽が添えられ、温度、食感、香りの全中枢を刺激するもの。いやいやこれは見事。繊細な香りの変化は流石です。給仕をしてくれた若いスタッフも、当家一行のご意見番の皆さんの変化に富んだ質問に見事に答える懐の深さ。老舗旅館の仲居さんの燻し銀のもてなしも良いものですが、こうした若いスタッフが一所懸命にサポートしてくれるのも良いものです。

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つづいて流れるような皿にて興されたお造り。これには別にお品書きが添えられていました。白バイ貝、鯵、れんこ鯛、紅烏賊など。酢、塩、納豆醤油、酢橘などで味の変化を楽しませるもの。ヴォリューム感も適度。

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揚げ物は海老と山菜の天ぷら。こちらも抹茶塩とレモンで爽やかに。

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蒸し物は茄子と鶏そぼろですが、確か上に乗っていたのは梅味。こちらの想像をいい意味で裏切る展開は刺激たっぷり。

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そしてメインはシジミのカタプラーナと和牛焼きをセレクト。皆さん迷わず和牛ですが、私はもちろんシジミです。ここ宍道湖のほとりの玉造温泉に来てシジミを食べない訳には参りません。ご覧のように銅製の大きな鍋にシジミ、白身魚、野菜があんかけで包まれじっくり煮込まれたもの。

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スタッフの人がさらに盛りつけてくれて、こんな感じ。シジミの旨味があんかけに乗って、極楽浄土の旨さ。いやいや、まいりました。これは絶品です。ちなみに、家族旅行の常で、隣や斜め前から和牛も供されいただきますが、こちらの和牛、この旅一番の旨さ。昨日は量が多く最後までたどり着けない人続出でしたが、今日は量も適度で、展開、味も完璧。界出雲、料理は素晴しいですね。

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そしてお食事は筍ご飯、お椀、香の物。もちろんすべて平らげました。

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デザートはイチゴとチーズ。目に鮮やかで、さわやかに食事を終えられました。

いやいや、じつに見事な食事でした。ちなみにお品書きに書かれた署名は料理長の三保裕司さんと言う方。旨かったです。

豪華流麗な食事を終え、部屋で一休み。そしてこの宿の今回の目玉のもうひとつが雅楽演奏。宿のウェブサイトによると普段は日曜の夜に3名での雅楽演奏があるそうですが、この日は特別に8名。出雲の雅楽を保存する会のメンバーによる演奏で、わかりやすく丁寧な解説がついたものでした。

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開始は夜9:00。指定通りに中庭集まると、仮設のステージ上には正装した雅楽奏者がすでに鎮座しておりました。さしずめ室内アンサンブル規模の演奏。笙(しょう)、篳篥(ひちりき)、龍笛(りゅうてき)、鼉太鼓(だだいこ)、楽琵琶、和琴などによる演奏。最初に雅楽といえば皆さん聞き覚えのある曲を披露。そして、各楽器の解説。そして最後に三部構成の舞を伴う曲が披露されます。雅楽の音色が夕闇の虫の声と混じりあい、そしてクライマックスではなぜか蛙の鳴き声も加わる野趣溢れる展開。昔の演奏はこうだったのかもと、想像しながら聴く雅楽はなかなかいいものでした。演奏も旅館の催し物というレベルではなく本格的なもので、存分に楽しめました。

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涼しい屋外での雅楽鑑賞でちょっと冷えたので、部屋に帰って、一風呂、、、といいいたいところでしたが、一眠りしてブログ書いてました(笑)

旅はまだまだ続きます(記事も続きます)

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【番外】関西・四国・中国大紀行(その4)

(つづき) その1

2泊目の宿はこちら。

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道後温泉 大和屋別荘

ここは、叔母が何度か泊まって、とても良かったということで予約した宿。坊ちゃん湯のある道後温泉本館から歩いて数分のところですが、ちょっと奥まったところにある旅館。細い路地を車ですすむと、小さな入り口。まさに隠れ家っぽい造りです。

目の前に車を停めて、5名様6泊分の大荷物を車から降ろして、部屋で一休み。旅館で温泉のことを聞くと、この旅館の温泉はすぐ横にある道後温泉の椿の湯から引泉とのことでです。おそらく同じお湯なんでしょうが、やはり道後温泉本館に行ってみようということで、私と嫁さんは浴衣姿に、宿が用意してくれた湯籠をぶら下げて、本館に向かいます。

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四国松山 道後温泉物語|道後温泉旅館協同組合公式サイト

やはり、長年の歴史からくる風情はなかなかのもの。本館前には人力車がおいてあり、結構な人が乗って温泉街の探索を楽しまれていました。残念ながら母親は宿でひとやすみ。お昼の金毘羅さんの籠につづき、人力車も乗せてあげたいところでしたが、これはまたの機会に。

入り口でお風呂のみの入館料を払って、中に。道後温泉は単純アルカリ泉。男風呂は東の湯と西の湯に分かれていますが、前回訪問時に同じお湯とわかっているので、落ち着いてのんびりお湯に体をしずめてしばし目をとじてお湯を楽しみます。お湯の温度は熱くはありませんので、のんびりとお湯につかってドライブの疲れを癒やしました。こういった観光地の温泉ですが、どうやら地元の人も多いようで、世間話に興じる人もあり、こうした雰囲気も含めてのんびれ楽しみました。

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あがって嫁さんを待つ間、外の涼しい風を楽しみます。空を見上げると、本日の道中の激しい雨がうそだったかのように穏やかな夕刻の空。温泉街のお土産屋さんなどを素見しながら宿に戻ります。この宿はお風呂の前に生ビールサーバーがあり、風呂上がりにビールを楽しむことができます。旅館の風呂ではなく外湯を楽しんできたのですが、もちろんお風呂前に立寄り、さも内湯に入った雰囲気を醸し出しながら、やおら冷えた陶製のグラスにサーバーからビールを注ぎ冷えたビールを楽しみます。もちろん極楽浄土に渡った気分。最高です。

そんなことをしているうちに夕食の時間となり母親一行の部屋に集まります。老舗旅館らしく、質実正統派の懐石です。叔母からここの食事は旨いと聞いていたので、期待大ですね。

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食前酒に、先付のたこのたらこ和え。最近は旅館では甘めの食前酒がつくことが多いですね。ビールを飲んでいるのに食前酒がしみます。もちろんビールもいつものプレミアムモルツを頼んでます。

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八寸は鰻のカステラ、メロンの粕漬け、海老のベーコン巻きです。鰻の味の乗ったカステラ然としたものが美味。

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そしてお椀は鯛の真薯。冬瓜と木の芽が乗せられ、鯛の穏やかな味に木の芽の香りが加わり、香りの変化に酔います。このあたりから日本酒にチェンジ。地酒の冷酒を一本たのんだら、きれいな冷酒よう急須と切り子のおちょこで供され、いい雰囲気。

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絶品だったのがお造り。縞鰺と鯛、トロですが、どれもうっとりするほどの旨味。このあたりは魚が旨いのでしょうが、前日に続き、鯛はほんのりとした旨味、縞鰺はプリプリで日本酒が進みました。

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そして焚合せで、油目沢煮。油目とは調べたところアイナメのことのようです。これを沢山の野菜と煮たものとのこと。だんだん、ヴォリュームがおなかに効いてきますが、穏やかな味と香りの変化はなかなか。

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家喜物(やきもの)は新じゃがを使った鋳込み焼きというもの。

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蒸し物は鱸(すずき)の飯蒸し。焚合せから家喜物、蒸し物までの3品はどれも穏やかな味でしたが、この3品で相当なヴォリューム。この3品のヴォリュームが控えめだといいですね。

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ご飯と、赤だし。特に赤だしのコクの深さはかなりのものでしたが、皆さんかなり満腹状態ゆえ苦しそうでした(笑)

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そしてフルーツは琵琶とスイカ。この季節ならでは。

母親兄弟三人が一緒に旅行に出かけるのは何十年ぶりかでしょうか。料理とお酒がベテランの中居さんによって阿吽の呼吸で供され、皆、にぎやかに食事を楽しむことができました。旅の話題や、食事、素材、器などの話題であっという間のひとときでした。ほろ酔加減のいい気分で、今度は旅館の大浴場に向かいます。

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お湯は先ほどの道後温泉本館と同様でしょうが、夜の人のいない時間にゆったりと浸かるお湯は格別。またまたお湯に体を浸してのんびり。脳の癒し中枢にお湯が回っていい気分。

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露天風呂。風が気持ちよいですね。虫の声と、温泉街の喧噪に耳を傾けていると、酔いが少し醒めてきました。

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ひとしきり温泉を楽しみながら、人気のない旅館の廊下を通って部屋に戻ろうとすると、片隅にライトを浴びて美しく輝く花が。こういうさりげないところに老舗旅館の魅力があるんですね。花を楽しむ心をもったひとが、客人をもてなすために花を生けるわけですが、こうした心のつながりが旅人を癒やすのですね。

二日目の夜は更けていきます。

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【番外】関西・四国・中国大紀行(その2)

(つづき) その1

明石大橋のたもとの道の駅あわじ、後で調べたら生シラス丼が名物なんですね。おなかに余裕があれば挑戦したいところでしたが、余裕はありませんでした(笑)

道の駅あわじ

さて、淡路島の北端から、今日泊まる洲本までは、まだ30kmくらいありましたが、好天の海沿いの道は気持ちよかろうということで、高速に乗らず、下界を進みます。やはり淡路から見る大阪湾はいいですね。好天も手伝って景色を存分に楽しみました。しばらく海沿いを南下して、洲本の街に入ったところで丘の上にはお城が見えます。後で調べたところ、洲本城というお城だったんですね。そして、洲本の街をすぎて次の港の手前が本日の宿。1泊目の宿はこちら。

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淡路島 洲本温泉 ホテル|渚の荘 花季(はなごよみ)

今回の1泊目の宿は、眺望と瀬戸内海の鯛料理目当てでネットで探してとった宿です。

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今時の宿らしく、建物自体はそれほど新しいものではなさそうですが、かなり手が入っており、あか抜けた感じに改装されていました。ロビーからも絶景の眺望。すぐに部屋に案内されます。部屋からの眺めも最高です。地図で確認すると、対岸に見えるのは大阪府の南端、阪南市から和歌山県にかけてのあたり。夕方でいい感じに空が色づき始めた時間帯で、本日の約600キロのドライブの疲れが吹き飛びます。

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夕食まで少し間がありますので、宿の冷蔵庫からよく冷えたエビスを取り出します。よく冷えたグラスがあればなお良しだったんですが、まあいいでしょう。海をバックに冷えたエビスの缶がうっすらと水滴をまとい、妙にセクシー(笑) アンディー・ウォーホールではありませんが、缶ビールの缶のフォルムが美しいと思ったのでパチり。

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部屋にはもちろんオーシャンビューの露天風呂がついており、早速ざぶんと身を沈めてしばし潮の音と風を楽しみます。いやいや、長旅のご褒美ですね(笑)

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ほどなく夕食の時間となり、夕食会場へ向かいます。まずは初日の移動を労ってもらいビールで乾杯。今日の料理は花季会席でメインは鯛しゃぶです!

最初はなかなか凝った器に盛りつけられた八寸。魚が枕で寝ているような洒落た配置。料理人、風流の心がわかる人のようですね。海の宿らしくサザエなどもあり、繊細な味と香りの変化に脳の味覚中枢が覚醒。いや、これは期待できます。

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続いて茶碗蒸し。たかが茶碗蒸しですが、八寸で舌が鋭敏になっているところに癒しのような温かさと出汁の深み。早速日本酒を注文。頼んだのはこの日、淡路島を南下する途中で蔵元が目に入った、淡路市久留麻の千年一酒造の特別純米生貯蔵酒。明石大橋のイラストが入ったボトル。すっきりした飲み口ですが、純米酒らしいコクもあり、料理にはぴったり。

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つづいてお造り。ウニ、太刀魚!、鯛、たこなどですが、やはり鯛の美味さは別格。歯ごたえと旨味のハーモニーにやられました。このあと、鯛や玉葱の宝楽焼。こちらは食べるのに集中して写真撮り忘れました。淡路島は玉葱が名産だそうですが、玉葱がこれほど美味いと思ったのは初めて。いやいやすばらしい甘みで、鯛と玉葱にやられます。

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そして、アワビが食べたいと言っていた母親のリクエストで注文していたアワビの焼き物。これも実に柔らかく、香りよくし上がって、絶品。だんだん皆、お腹いっぱいになってきて、箸を動かすスピードが落ちます(笑)

皆脇目に気になっていたしゃぶしゃぶをするための鍋がまだ控えていますが、このあとようやくメインの鯛しゃぶでした。おそらく昼の平等院ですばらしいヴォリュームの抹茶ゼリーでおなかにダメージが加わったため、肝心の鯛しゃぶに至る前に、許容範囲に至ってしまったという流れでしょう(笑)

鯛しゃぶも美味かったです。この絶品の鯛しゃぶを前にしての満腹感。翌日以降の一行の昼食のセレクトに大きな教訓を残しました。「昼は軽めに」

私は昼軽めにしておいたので、鯛しゃぶを堪能。鯛の上品な旨味に酔いますが、日本酒も皆さん結構飲んで小瓶4本目。つまり四号瓶2本分です! 高齢者中心の旅にしては飲んでます。酒と旨味に酔っていい気持ち。

そして、ご飯と赤出汁は皆さん、入っちゃうんですね。

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こちらで最後のデザート。いやいや、おいしい食事と美味い酒で満腹。幸せ中枢が満腹中枢の大きな影響で反応。お腹いっぱいなだけですが、妙に楽しい夕食でした。この日の旅、母親三兄弟にも宇治平等院は印象深かったようで、無事初日を終えられ一安心でした。

もちろん部屋に露天風呂がありましたので、一休みしてから夜の海を見ながらひと風呂楽しみました。対岸の右側は空がほんのり明るくなっていましたが、Googleマップを見てみると和歌山市街のようです。そして左側には一点明るい光が。こちらは関空のようで、飛行機が上っていくのが見えました。



翌朝は曇り。5時前には朝日が昇るとのことで、早めに目覚ましをセットしますが、年齢故、目覚ましがなる前に起きてしまいます(笑) また、ひと風呂入ってシャッキリ!

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この日は雨予報でしたが、幸いまだ降っていません。

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港の方に目をやると、海は静か。なんとなく風情がある景色。

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早起きしたので、ブログを書いたり荷物を片付けたりしながらのんびりして、ようやく朝食の時間。朝食はバイキングなんですが、昨夜の満腹感にも関わらず、みなさん、いろいろ取るうちにスイッチが入ります。やはり、どれをとっても美味い。特に美味かったのが玉葱のサラダ。新鮮な玉葱の美味さに再び感動。ほかのお料理もご飯も皆すばらしく美味かったです。

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一休みしてチェックアウト。エントランスから宿に入るときに最初に目に入る景色。最近のホテルは実によくできてます。古いホテルでもここまできれいに手が入っていると、まるで新築のホテル並みです。

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ロビーもご覧のとおり。アイキャッチを意識して、エントランス周りは非常にきれい。

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初日の宿は、料理も景色もお部屋も文句なし。中居さんたちもみな親切でいい宿でした。

さて、宿を出る頃には外は雨模様。この日は鳴門海峡経由で四国に入ります。

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【番外】母親の喜寿に伊豆旅行-5

(番外続きでスミマセン、これで最後です)

東府やの懐石茶や水音での夕食は素晴しいものでした。しかし、今回の旅の目的は母親の喜寿祝い。これで終わるわけには参りません。事前に宿にはお祝いのケーキを発注しておいたんです。もちろん母親には内緒ということで、いわゆる「サプライズ」です。

仲居さんには、事前にタイミングを言ってありましたので、懐石コースのアイスクリームが出てしばらくした絶妙のタイミングで、ケーキが出てきました。

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そして用意してあった、プレゼントなどもそのタイミングでもってきてもらって、今回の旅の最重要ミッションを遂行することが出来ました。父が亡くなってからは、何回か旅行に出かけることができ、こうやって楽しんでもらえています。体力があるうちに、もうすこしいろいろ連れていきたいですね。

仲居さんをはじめ宿のスタッフの方にはいろいろ気遣いをいただき感謝です。なかなかいい喜寿祝いができました。



さてさて、ケーキは小振りなものの、この時点でケーキが入る別腹はありません。やむなく箱にもどしてもらって、温泉で一汗流して部屋でいただこうということに。

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そこここに灯りをともした中庭を通って向かいの部屋に戻ります。お腹も満ちたので、いざ温泉です。この宿、源泉は吉奈温泉の共同源泉でどの温泉も同じ源泉のようです。部屋には半露天のかけ流し温泉、露天は離れたところに2つ。そして大浴場、くわえて貸し切り風呂などがあります。

さきほど、私だけ部屋の半露天風呂に入りましたが、今度は露天風呂にいってみようということに。この時間露天風呂は交代制。男性は玄関棟の横の「行基の湯」。翌朝女性向けに変わります。

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行基の湯へは玄関棟から一度外に出て、庭木を縫って石段をのぼったところ。なんとなく外湯に行った気にさせるアプローチ。

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幸いどなたもいらっしゃらなかったので、お風呂をパチリ。温泉はアルカリ性単純線。源泉は47度くらいあるそうですが、露天風呂は41、2度でしょうか。無色透明で、ほんのり温泉臭が漂うもの。入っているときはツルツルというより少しきしきしする感触ですが、あがったあとお肌がしっとりすべすべになる不思議なお湯。なるほど昔から有名な理由がわかりました。真横を流れる吉奈川のせせらぎと温泉が注がれる音を聞きながら、夜の温泉にのんびりと浸かってリラックスさせてもらいました。

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この宿、暗くなって気づきましたが、照明にスポットライトを多用して、非常にメリハリのあるライティング設計ですね。赤倉観光ホテルもそうでしたが、こういったところの上手さもいい雰囲気づくりには重要です。

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部屋に帰って、先程のケーキをいただく事に。ケーキやらお皿やらナイフまでちゃんとそろえてくれていましたので、温泉に入って出来た別腹にケーキがおさまります。

ドラマ好きな母親は、テレビで玉木宏主演の救命医療医のドラマに集中(笑) 喜寿祝いの夜は更けていきました。



翌朝は5時から露天風呂などがやっています。朝風呂の習慣がある母親は、朝から部屋の半露天風呂に入ってました(笑)

それではということで、5時をすぎたので私は大浴場に行ってみる事に。

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大浴場は普通の大きさで安心できます(笑) そして湯の注ぎ口は大きな石をくりぬいたもの。まるでイサムノグチの彫刻のような存在感。

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ここでもスポットライトが効果的。お湯は変わらず上がったあとのすべすべ感がいいですね。温泉につかって昨夜の酔いの余韻もスッキリ抜けました。やはり温泉はいいですね。

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温泉から上がって、部屋に帰って、デッキの椅子に座って涼みます。生憎今日は雨。朝食前に旅館内を散策しようかと思っていましたがそれはあきらめて、のんびりすることにしました。
しばし川の流れをぼぉっと眺めます。

ほどなく朝食の時間。

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昨夜と同じ、懐石茶や水音が朝食の場所。部屋の真向かいですが、雨に濡れるので廊下をぐるっと廻って向かいます。

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場所は同じですが、席が昨夜とは異なり中庭側の席。朝食もヘルシーでバランスの良いもの。海が近いところの朝食の定番、みそ汁に生海苔の香りが乗って風情があります。

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デザートとコーヒー。淡い色のデザートに赤いクコの実でしょうか。いつも色彩感を意識しているようでいいですね。昨夜ケーキまで行ったのにぺろっと美味しくいただけました。

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この懐石茶や水音、良く見てみると古い民家の骨組みだけ利用して、新たに建てられたようです。改築だったとしたら相当手を入れているはずですね。旅館の建物は雰囲気は上手く作ってあってもコストの面から建築的には興味深いものは少ないんですが、ここは木材をふんだんにつかって、なかなか唸らせる造り。

食事をいただいた席のまわりは、日本建築の軒の下にいる心地よさ。程よい間隔に配された垂木のリズム、そして程よい高さがもたらす落ち着いた雰囲気。

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中央部は茅葺き屋根。裏側の小屋組をちゃんと見せるように綺麗に仕上げてあり、豊かな空間になっています。

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バーカウンターも良い木をふんだんに使ったもの。表面だけではなくきっちり造っているのは流石です。メリハリのある照明とあわせて、実に居心地のよい空間になっています。こうゆう手抜きのない緻密さには最近なかなかお目にかかれなせん。食事も雰囲気もあらためて満喫。雨だったのでかえってのんびりできた気がします。

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外にでると緑がしっとりと雨に濡れて、いい雰囲気。

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食事のあとは最後に、入ってない方の露天風呂に行ってみます。こちらは「河鹿の湯」。部屋のある本館から西館にわたって抜けた先にあり、結構な距離があります。露天風呂までの動線も変化に富んでいてなかなかいい雰囲気。

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河鹿の湯は露天ながら屋根があるので、雨でも問題ありません。御簾がまわりに張り巡らされ、半透明のスクリーンのようになっており、光がさざめく感じが面白い効果。

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ここでも面白い造形がスポットライトで浮かび上がる心憎い仕掛けが。お湯は同じですが、空間構成に変化があり、いろいろな温泉に入る楽しみを演出しています。やはり空間構成は見事。ちなみにお風呂に置いてあるシャンプー等はローズマリーの香りのするもので、赤倉観光ホテルと同じ物のようです。

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この宿最後の一風呂を浴び。帰りの廊下の脇の池の横で涼しい風を楽しみます。いやいや、とても癒されました。



部屋に帰ってのんびりしながら荷物をまとめてます。ここは12時チェックアウトなので、かなりのんびりできます。ゆっくり玄関棟に向かいチェックアウト。お土産を買ったり、お土産用に宿が用意してくれた野菜等をいただき宿を後にしました。

夏に泊まった赤倉観光ホテルも良かったですが、こちらはさらに上。宿全体にリラックスできるホスピタリティが満ちていました。母親も楽しんでくれたようでなにより。良い喜寿祝いとなりました。たまには贅沢してみるものですね。想い出に残る旅行となりました。東府やのスタッフの皆さん、ありがとうございました。



本当は広い宿の中を散策したかったのですが、雨が結構強く、あきらめて帰途に。

帰りは天城峠をこえて、河津に出て、伊豆東海岸経由ということにしました。天城峠までかなりの雨脚でしたが、トンネルを抜けて河津側に出ると、道は濡れておらず、雨は降っていません。宿のひとも天城峠で天気が変わるといってましたが、まさにがらっと変わります。

宿を出たのがお昼近くでしたので、走り続けて途中で昼食の場所を探します。食べログを伊豆で検索して、評価の高い所を探していると、高級なイタリアンがヒット。母親はパスタ好きですので、「パスタは?」と聞くと、ニッコリ(笑)。まだまだ戦闘意欲ありそうですので、ここに決めます。到着が1時半くらいになりそうなので、お店に電話を入れてみると、大丈夫なようです。

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お店はこちら。伊東の南、川奈にあるイタリアン。カーナビにセットして、食べログの高評価のみをたよりにやってきましたが、駐車場に入るなり、激クラシカルな洋館にビックリ。隣は名門川奈ホテルのゴルフコースです。

食べログ:ラ・ヴィータ・エ・ベッラ

入ると、すぐに受け付けですが、前はステンドグラスの装飾品がごっちゃり。違うお店に入ってしまったかと受付の人にたずねると、レストランは1階下の地下一階。1階の入口は伊豆高原ステンドグラス美術館でした。それにしても、洗練を極めた宿に泊まったあとだっただけに、ごちゃごちゃとステンドグラスがひしめく入口にはビックリしました。

この建物自体が石造りの洋館でかなりクラシカル。一体何の建物だったのでしょうか。レストランとして建てられたとはとても思えません。

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レストランの入口まえもご覧のような感じ。おそらく結婚式やパーティーニーズにあわせたものなのでしょうが、かなりごてごてした感じです。レストランに入ると、月曜日の1時半過ぎなせいか、先客は3組ほどで空いていました。メニューを見ると、パスタランチと本格ランチコースがありますが、もちろん今日は軽めにパスタランチ。ゴージャスな店の雰囲気とは異なり、値段はリーズナブルです。

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女性諸氏はそれぞれ赤ワインと白ワインをグラスで。まだまだ戦闘意欲十分です(笑)
私はもちろんノンアルコールのスパークリングワイン。こうゆうものがあるのは本当に助かります。アクア・ミネラーレをいただくのとはやはりちょっとちがいます。

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パスタランチには小さな前菜がついています。今日の前菜はデザートでよくだされるパンナコッタを塩味でつくった、塩パンナコッタにトマトソース。これが実に繊細な味。インテリアのくどい感じとは全く異なり、実に旨い。食べログの評価に偽りなしです。

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パスタは、私は魚介類のスパゲッティサルソマッジョーレ風。サルソマッジョーレ風とは何だかわからなかったので頼んでみましたが、見た目は魚介の普通のスバゲティです。ムール貝とアサリですが、ムール貝の出汁がよくパスタに染み込んで、旨味満点。しかもオイルっぽさがまったくなくあっさりいただけます。あとで調べてみるとサルソマッジョーレとはイタリアの生ハムで有名なパルマの少し西にある街。予想に反して海沿いではありません。この街で良く造られるという意味でしょうか。あんまりよくわかりませんが、美味しかったのでオッケー。

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嫁さんはウズラとクルミのラグー タリアテッレほうれん草のクレーマ。こちらもウズラの肉の旨味がタリアテッレにしみこんでグー。こちらもくどさはなく、旨味のハーモニーが心地よい味。

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そして、母親はカボチャのニョッキ グアンチャーレとトマトのソース パルミジャーノがけ。ニョッキの食感が気に入ったようで、美味しいと連発。舌鼓連打です。ちょっともらいましたが、こちらも繊細な味わいで、なかなかの味。パスタはどれも非常に美味しかったですね。

これにパンとコーヒーがつきますが、パンも焼きたてで美味しかったです。食べログの高評価が頷けるいいお店でした。食事を終えて前庭に出ると、曇りながら太平洋と、ゴルフコースが目の前に。

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ガーデンウエディングにも対応できそうな庭。庭だけ見るとイタリアの様な気がしなくもありません。パラディオの居館の庭野用に思えなくもありません。

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ところどころにストレチアが咲いていて、華やいだ気分になります。月曜日の昼下がりにのんびりとランチを楽しむ事ができました。建物と入口のごてごて感にちょっとビックリしましたが、味は行く甲斐のあるお店です。お近くに行った際には試してみてください。



さて、あとは無事東京にかえるだけ。伊東から熱海、小田原と海沿いを走りますが、最後に母親から注文が。「かまぼこパラダイス(笑)に寄ってちょうだい」 

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我々がかまぼこパラダイスと呼んでいるのは、もちろん、先日箱根に行ったさいに立ち寄った風祭にある、鈴廣かまぼこ本店です。広くて綺麗な店内に、箱根のお土産と蒲鉾などがいろいろあり、最後のお土産調達にもってこいです。

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お目当ては干物。ここの干物は新鮮で美味しいということが前回わかりましたので、かます!、えぼ鯛、アジをゲット。いや、脳内には香ばしく焼いたかますで一杯やるイメージが充満。過呼吸になりそうです(笑)

他にもイナゴの佃煮、神奈川の日本酒、かまぼこなどを仕入れて、この旅のミッションはすべて終了。ここから自宅へは、すぐわきのインターから小田原厚木道路、東名高速経由であっという間にかえれます。幸い渋滞もまったくなくスイスイ。無事に帰宅する事ができました。

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ちなみに、かえった後の夕食はさっぱりとそうめんに、先程ゲットしたかます!、イナゴ!、塩辛!
カマスの香ばしい香りでいただく日本酒。いやいや幸せです(笑)



たかが1泊2日の旅行に5記事も使ってダラダラと旅行記を書かせていただきましたが、最近は旅行のあとにこうやって書いておくと、あとで自分で確認できて、いろいろと便利なんですね。母親も知り合いにこのブログを見せたりしてまんざらでもなさそう。昔は旅の想い出は心の中と数枚の写真がすべてでしたが、こうして書いておくと風化することもありません。

ハイドンのレビューのブログなので、そろそろ本題にもどりませんと、少ないコアな読者の信頼を損ねてしまいますので、、、

詰まらん記事におつきあいいただきました皆様ありがとうございました。

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【番外】母親の喜寿に伊豆旅行-4

湯の国会館でゆっくりして、この日は中伊豆のイコンをいやと言うほど満喫しました。あとは車で10分くらいのところにある、本日予約してある宿を目指すだけ。



今日泊まる宿は、吉奈(よしな)温泉、東府や。この温泉紀行の最初の記事に書いた通り、妙高高原の赤倉観光ホテルと同じ系列のホテルです。

吉奈温泉 東府や Resort&Spa-Izu

ウェブサイトを見ていただくとわかるとおり、素晴しい造りの宿。

調べてみると、この地、吉奈温泉のお歴史は古く、724年、この温泉街にある善名寺を建立した僧行基が発見したと伝えられ、地元では子宝の湯として知られていたそう。地元での評判を聞いて徳川家康の側室お万の方が子宝祈願で滞在し2児を授かったことから全国的に有名になったという由緒正しい温泉です。

宿の東府やの前身は吉奈温泉の名主邸、そしてその後旅館となり東府屋と名付けられましたが、家康が晩年隠居した静岡市の駿府城(別名府中城)の東にあるころから、東府屋と名付けられたそうです。この旅館、明治時代には「唐人お吉」も晩年2年間逗留したとされ、館内には唐人お吉館という施設まであります。こちらももの凄い由緒正しい旅館のようです。

もうすこしネットを調べてみると、もともと東府屋という旅館はごく最近の2010年5月に破産したそうで、現東府「や」は赤倉観光ホテルの運営会社、R&Mリゾートと言う会社が破産後の東府屋を買い取って、再生させたものとのこと。どうりで綺麗な訳です。赤倉観光ホテルも同様、R&Mリゾートが再生させたものということで、その再生手腕の素晴しさは赤倉で実体験済みです。

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前振りが長くなりましたが、垢抜けた東府やの玄関に、色だけ派手な普通の大衆車で乗り付けると、中から宿の方がでてきてご挨拶。荷物を車から降ろして中に入ります。ここは玄関だけの玄関棟なのに広大な空間。和風の小屋組なんですが、ちょっとフランク・ロイド・ライト設計の邸宅を思い起こさせる、豊穣なテイストも重なり、最初から豪華な雰囲気に圧倒されます。

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ソファに座るように促され、チェックインの説明をまっていると、ウェルカムドリンクはスパークリングワイン。いろいろ選べるようでしたが、母親も迷わずワインをご発注(笑)

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ソファに座りながら大きな窓の外を見ると、ウッドデッキに池、綺麗に手入れされた植栽、そして旅館の中を吉奈川が流れていくのが眺められ、リラックス感は言うことなし。

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ウェルカムドリンクを飲みながら、館内の説明をうけていると、敷地が恐ろしく広大で、富士山を眺められる富士見平というところまで1時間近く散歩できそうなほど。先ほど触れた唐人お吉館とかベーカリー&カフェ、足湯等まであり、館内を巡るだけでも相当時間がかかりそうです。ここまで大きいことを事前に把握していたら、湯の国会館をパスして早めにチェックインしていても良かったですね。まあ湯の国会館も寄るべき価値のある温泉でしたので良しとしましょう。

赤倉もそうですが、この広大さは旅館でもそうあるものではありません。玄関棟はほぼ新築なんでしょう、空間構成の巧みさと、日本建築の本質的な動線設計の良さを取り入れた建物構成は赤倉観光ホテルと共通するものを感じます。なかなか巧みです。

荷物を運んでもらいながら、部屋に向かいます。

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廊下には品の良い日本画がそこここに掛けられており、優雅なこと限り無し。要所の生け花も素人離れした華やかな設え。

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部屋は玄関棟から吉奈川を渡った本館の1階、水音テラスのすぐ脇の和室。和室と言っても数寄屋のような典雅な雰囲気の部屋。

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床の間には立派な掛け軸に生け花。旅館全体にセンスの良さが行き渡っています。

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そして部屋のお茶菓子は、このあたりでは有名なのでしょう、伊豆名物「猪最中」。調べてみたら、この宿の
すぐ近くに製造元があるようです。

小戸橋製菓:猪最中

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嫁さんが宿に母親の喜寿祝いでと伝えてあったので、机には宿からなのお祝いが置いてありました。ベーカリーで焼いたクッキーと祝いのメッセージ。もの凄い達筆です。母親もこれにはビックリ。こうゆうきめ細かい心配りはうれしいものですね。

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テラスに出ると、吉奈川のせせらぎが目の前。よく見ると鮎だかニジマスだかわかりませんが、魚が泳いでいるのがみえます。あちこち巡ってどたばたとここまで来ましたが、部屋に入ってようやく落ち着きました。女性陣はチェックイン時に浴衣をえらべますので、選んだ浴衣に着替えます。母親はお祝いなのでかなり派手目な浴衣で、ちょっと落ち着かない様子(笑)

普通だったら、ここでまず温泉にいくのですが、先程近くの温泉に入ったばかり、しかも夕食の時間もちかいので、風呂は夕食のあとにすることにしました。ただ、ここは部屋に半露天風呂があります。私だけちょっと入って汗をながします。ああ至福(笑)

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夕食は、部屋のすぐ目の前の「懐石茶や水音」で。深くいい雰囲気の軒があって、前のテラスから適度な距離感が感じられる落ち着いた配置。日本建築の最も象徴的な軒の佇まいがとても上手く活かされていて、設計者の良心を感じさせます。

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夕食は懐石料理なので凄い品数です。といってもどのお皿も適度な量で、味の変化を次々と楽しめます。うちの席を担当してくれた仲居さんも、物腰のやわらかな落ち着いた笑顔が素敵な方でした。一皿一皿丁寧に説明があり、料理をいただく前に脳の味覚中枢が全開になります。料理を楽しむには接客もポイントですね。

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もちろん、まずは生。ドライブで飲めなかった(ウェルカムドリンクはいただきました!)分、染み渡ります。絶妙な泡のクリーミーさが嬉しいですね。このシズル感、たまりません。

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前菜は、栗豆腐、松茸、秋刀魚の梅煮、サーモンの手鞠寿司と銀杏等。非常に繊細な味の変化。サーモンの手鞠寿司に添えられた山椒の葉の香りが柔らかい味の組み合わせを引き締めます。

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お椀はホタテ、冬瓜、白玉とこれまた絶妙に繊細な味ですが、こちらもスダチの香りがこの繊細さを引き立てます。ビールには繊細すぎるので、やはり日本酒を発注。

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日本酒は古今東西いろいろなお酒がそろえられていたんですが、リーズナブルな宿オリジナルの冷酒を薦めてくれましたので、まずはそれをいただきます。流石にオリジナルだけあって、料理の繊細さを引き立てる、穏やかな喉越しの冷酒。既に冴え渡った味覚中枢がさらにアドレナリン、もといアルコールで満たされます(笑)

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お造りのお刺身も言うことなし。女性に人気なんですと仲居さんが言う通り、ガラスの器に盛られたお刺身はどれも新鮮、目と舌からの刺激は十分。あまりに美味しそうなので、写真を撮る前に食べちゃいました。ガラスの器には良い色のマグロがあったんですが、既に嫁さんの腹の中(笑) 手前の器には海苔が添えられ、これも味の変化を感じさせるいいアイデア。次から次へと運ばれてくる料理に舌鼓連打です。

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煮物は胡麻だれでいただくしゃぶしゃぶ。愛鷹牛という牛。もちろんしゃぶしゃぶは美味なんですが、しゃぶしゃぶをいただいた後の水菜とレタス、しめじ、舞茸などの野菜が、甘みがでて最高。なんと母親から、「お肉少ないわね〜」とのコメント。このあとご飯やデザートまで食べきれないぞと指導(笑) よほどお肉が美味しかったのでしょう。まだまだやる気満点です。

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焼物はかますですが、柚子の香りをつけたもの。そして上には松茸。ここまできても多彩な香りが十分刺激的。最初にいただいた松茸が絶妙。香りのハーモニーに酔いしれます。ちょっと酔っぱらってもきましたが、冷酒をおかわり(笑)

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つづいて出てきたのは強肴(しいざかな)というお皿。強肴とは懐石で八寸の後に出す肴とのこと。先程のかますが杉の素木の四角い板に乗って出てきたので八寸でしょう。海老と芋でつくった軽羹風のものにカニの餡をからませたもの。やはりかにの風味がほどよく香ります。

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そしてようやくご飯と赤出汁。ご飯は入口にあった釜戸で炊いた伊豆のコシヒカリの新米だそうです。ご覧の通り完食。これだけの品数をいただいたのにお腹の張りはそうでもありません。旅館の夕食はともすると苦しいくらいにお腹いっぱいになってしまったりするものも多いですが、この適度な感じは、我々の年代や母親の年代にはいいですね。

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最後はデザート。デザートも余裕で楽しめる適度な腹具合。アイスクリームで酔いが覚め、穏やか気分になるんですね。

食事はご覧のとおりの素晴しさ。味は言う事なしですが、見た目にも非常に鮮やかで、接客も完璧。そしてゆったりと広い空間。外は夕闇に流れる吉奈川の静けさ。母親もとても楽しんでもらったようで何よりです。

ただし、これでは終わらないんですね(笑)

(スミマセン、まだつづきます)

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【番外】長野新潟群馬 夏の温泉紀行−3

上信越道の妙高高原インターを降りて、カーナビの指示通り、高原へ向けて山をどんどん登っていきます。赤倉温泉に入ると、カーナビのゴールはまだ先ながら、赤倉観光ホテルの門が出現します。そう、このホテル、敷地が広大なんですね。門を入ってからホテルに着くまで、10分くらい走ったでしょうか。

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妙高高原 赤倉温泉 赤倉観光ホテル

ホテルは15時からチェックイン可能ですが、ホテルについたのは15時前。嫁さんが予約の際、このホテルの横の妙高高原スカイケーブルの割引券が着いているとの情報を覚えていて、それではそれでは乗ってみようということにしました。フロントで割引チケットを買って、先程登ってきたホテルの敷地内の道を下ります。先程入ったホテルの門のところにスカイケーブル乗り場があります。以前箱根の芦ノ湖で駒ヶ岳ロープェーに乗って以来、この手のものは乗る事にしています(笑)

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この日は月曜ということもあり、晴天にも関わらず人は多くありませんので、すぐに乗る事ができました。ゴンドラは6人乗りくらいの小さなもの。下を見ていた方が景色が良かろうということで、後ろを見る方向に3人で乗り込みます。これが後ろ向きに進むので、支柱を乗り越える度にガッコンと揺れて、程よい迫力(笑)

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約11分間の乗車ですが、景色と揺れを堪能できます。この日は晴天だったため、妙高高原から野尻湖まで一望できます。だいぶ上がったところでの写真ですが、先に見える小さな赤い屋根が赤倉観光ホテル。

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頂上駅に着くと、ちょっと下ったところに展望レストランがあり、バルコニーで一休みです。標高1,256mまで来ると流石に風もさわやかです。

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レストランのバルコニーにはここから展望できる山々の名前が記された看板がつけられていました。ちょっとしたことですが、目の前に見える山の名前がわかるのは貴重な情報。右の支柱のあたりにこんもり見えるのは妙高高原の向かいの斑尾山です。

しばらく涼しい風を楽しんでのんびりしました。この何もしない時間が貴重ですね。そして再びスカイケーブルで下山。今度も下向きに乗りますが、今度は進行方向を見ていますので往路より揺れが気になりません。



無事下山して、ふたたびホテルの敷地内のクネクネ山道を上り、ようやくチェックイン。このとき16時くらいでした。このホテル、かなり高級なホテルですが、嫁さんが探したお得プランで普段よりお安く泊まれた次第。外観はチロル風で歴史を感じさせるもの。泊まったのは古い本館ですが、部屋は今風に改装され非常に綺麗。前夜の松之山温泉もそうでしたが、最近綺麗にリニューアルしたようですね。

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チェックインして部屋に入って荷物等を片付けたあと、館内をぶらりとすると、流石に伝統あるホテル。内装も重厚かつクラシカルで、なかなかのもの。ホテルの歴史はこちらのページをご覧ください。

赤倉観光ホテル:赤倉観光ホテルの歴史

創建は昭和12年、オリジナルな本館の設計は高橋貞太郎と言う人だそうです。残念ながら1965年に焼失し、翌年に前ホテルを模して立て直されたものとのことです。昭和天皇も泊まられたのですね。

ちょっとのんびりして、やはり夕食前に温泉に入らなくてはということで、温泉に向かいますが、大浴場のある新館が凄い。本館1階から新館への動線は雄大な妙高高原を眺めながらのもので、新館に入ると圧巻のアクアテラスがあります。

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フロアレベルに水を張り巡らし、水盤が景色に溶け込むよう。時は夕方、雄大な景色をこれほど美しく見せる仕掛けはなかなかありません。この新館の設計はホテルなどを得意とする東京の石井建築事務所というところのようです。

しばし景色に見入りますが、まずは温泉です。大浴場はまさに高級ホテルのよう。流石にパチパチ写真は撮れませんので、ホテルのウェブサイトをご覧ください。

赤倉観光ホテル:源泉掛け流し天然温泉のご案内

そういいながらも、人のいないところでiPhoneで景色をパチリ。

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こちらは脱衣場外のデッキから露天風呂の隅をパチリ。

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そしてデッキからの展望。

お湯は妙高山から2キロほど引いてきたかけ流しのもので、白い湯の花が舞う硫酸塩泉。泉質も景色もインテリアも文句なし。サウナと水風呂もあり、完璧です。お湯で火照ったらデッキのソファで景色を眺めたり、水風呂で火照りを鎮めたりと、リラックスするツボを完全に把握していますね。参りました。

お風呂から上がって先程のアクアテラスに戻ると、今度は浴衣のお姉さんが飲み物とつまみを進めてくれます。17時を回っていましたので、噂のハッピーアワーです。

サングリアや地元の野菜などが無料で供されていますが、やはりちゃんと飲みたい(笑) となりのバーから白州のハイボールをとってもらいます。

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つまみは地元のキュウリとトマトなど。傾きかけて和らいだ日差しが徐々に弱まるのを眺めながら、良く冷えたハイボールをちびりちびりとやります。ソファに腰掛けながら風を楽しみます。これぞ極楽浄土。ゆったりとした時間が流れます。

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ほどなく嫁さんと母親も風呂から上がってきて合流。嫁さんはサングリアをもらってきましたが、母上は生ビールを注文(笑) 流石です。夕暮れの妙高高原をバックに母親が飲む前の生ビールをパチリ。これほどまでに詩情溢れる生ビールの写真は撮った事がありません。3人でのんびりした贅沢な時間をすごしました。

ほろ酔い加減で実に良い気分。時計を見ると、そろそろ夕食の時間です。

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夕食は和食も選べたのですが、せっかくなのでフレンチを。メインダイニングの「ル・ソルビエ」に。18:30の少し前にソルビエに行くと、すでに多くの人が集まって食事を楽しんでいるよう。こちらは本館ですので、クラシカルモダンなインテリア。

席に着くと早速メニューの説明。スープやメインなどを選びます。

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そしてワインリストを渡されますが、なかなか良い値段のものまであり、結局季節のオススメワインリストからこのレストランでは安めの「プティ・ブルジョア・カベルネ・フラン2011」を選びました。軽めのロワールの赤です。

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料理はやはり地元野菜などを積極的に使ったもの。こちらは前菜で、カジキを炙ったもの(だったかしら)に北信で作られているワッサークィーン(白桃とネクタリンを交配したもの)をあしらったもの。

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そして珍しいニンジンのポタージュ。

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タマネギのグリル。焼く事で甘みが良く出ています。。

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私はメインをポークにしました。流石に旨味の濃い良い肉。

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そしてデザートはユーモラスなしつらえのケーキ。ここも料理自慢の宿故、味、演出、料理が供されるタイミングのどれを文句なし。母親も完食して、明日に備えます。

食事のあとは、今一度大浴場に向かい、陽の暮れた妙高高原の風を楽しみながら、またのんびり。やはり一所にとどまってのんびりするのが一番の楽しみですね。風呂に入っている間に雨が振り出し、雨がガラスに吹き付ける音が大きくなってきました。

翌日は今回の「センチメンタル・ジャーニー(続編)」の目的地、志賀高原に行く予定ですが、少々天気が心配になってきました。



翌日も朝早く目覚めましたので、まずは風呂です。前夜にお酒を楽しんだアクアテラスに人影はないものの、どうやらカギはかかっていないので入れるようです。朝日が上がって、また昨夜とは異なる表情の風景画広がっていました。

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やはりこの景色は貴重ですね。のんびりと朝風呂に浸かって汗を流します。朝から温泉と水風呂を往復して体をリセット。風呂からあがって昨夜の「ル・ソルビエ」で朝食です。

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朝食は2種から選べます。こちらはどちらにもついているサラダ。

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こちらは野菜中心の「ヘルシーブレックファースト」。嫁さんと母親はこちらをセレクト。

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そしてこちらがホテルの定番「アメリカンブレックファースト」。食べる前に写真撮り忘れて、ちょっと食べかけスミマセン(笑) これにトーストやホテルで焼いたパンなどがついて、結構お腹一杯になりました。

外は雨が降ったりやんだりで、落ち着かない天気です。食事後部屋に戻って荷物を片付けていると、雨も上がってきましたので、すぐに出発することとしました。いつもより少し上のランクのホテルでしたが、流石に名門ホテル。非常にリラックス出来ました。母親が元気だったら、来年また来てこの絶景をもう一度見せてあげたいですね。



さて、この日は今回の旅「センチメンタル・ジャーニー続編」の目的地、志賀高原に向かいます。実は母親は私が生まれる前、ということは50年以上前に、この赤倉にも来た事があるとのこと。この旅で初めて聞きました。

カーナビに志賀高原をセットすると、赤倉からはそう遠くありません。赤倉から坂道を降りて妙高高原インターに向かい、上信越道に乗ります。平日故全く混む事なくスイスイ進み、あっという間に信州中野インターに到着。カーナビの指示通り進みますが、母親が志賀高原に行ったときは長野電鉄湯田中駅からバスで志賀高原に行ったとのことで、湯田中駅のまわりに立ち寄ります。

母親が訪れた頃とは様子が少し違うようで駅前のことはあまり覚えていない様子。湯田中温泉は駅に併設された湯田中駅前温泉楓の湯に以前入ったことがあります。「温泉入っていく?」と聞くと、温泉はいいそう。それではということで湯田中温泉街の細道を上り、さらに渋温泉の温泉街の細道を通ります。渋温泉も以前泊まって2日がかりでへろへろになりながら初湯から九番湯までの外湯めぐりをしたことがあります。登録有形文化財の金具屋の前を通って温泉街の景色を楽しみます。

温泉街を抜けて、いよいよ志賀高原にさしかかります。整備された坂道をグイグイ登っていくと程なく丸池に。母親は「ここ、滑った事ある」と割とはっきり覚えているようです。そして丸池から奥志賀方面に入り、とりあえずこれまで入ったことのない発哺温泉に向かいます。発哺温泉は以前志賀高原に冬に来た際、団体客の貸し切りで温泉に入れなかったので、よければ入ってみようという流れです。

途中発哺温泉への分岐を左に折れ、どんどん下っていくと発哺温泉に駐車場に出ます。よく見るとゴンドラがあるではありませんか! 天気が良かったら乗ったところですが、あいにく曇りで霧も出ていますので眺めは期待できません。駐車場で温泉に入ろうかとネットなどを確認していると、なぜかカフェの店員らしい女性が近づいてきます。

なんでも、学生のプロジェクトで近くのホテルでカフェをやっているとのこと。天気も悪く車もまばらな駐車場で客引きです(笑)

ゴンドラも温泉も今ひとつ乗り気がしなかったので、ここは客引きに乗ってみようということで、車を近くのホテルに移動します。

文教大学 カフェ 森の案内所 - 志賀高原カフェプロジェクト2013

駐車場のすぐ脇にあるホテル東館(ひがしだて)のロビーでカフェは営業していました。ただし天気が今一な平日の午前中ということで他にお客さんもありません。

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古いホテルの一角を借りて学生がカフェをやるというのはなかなかの経験でしょう、しかも駐車場に客引きに来る度胸はいいですね。変わった香りの紅茶をいただきながらしばし学生さんと談笑。上のウェブサイトのスタッフののページを確認すると、我々を案内してくれたのは鈴木梨夏さんと言う方でした。なんと、担当は財務! 3人でのんびりお茶を楽しんで、しかもクッキーまで出していただいて、1050円。財務は大丈夫でしょうか(笑)
この夏は良い経験になるでしょう。がんばってください。

さて、お茶をのんでのんびりしましたので、出発です。結局発哺温泉には入らず。ここまで来たら、これまで未踏の奥志賀まで行ってみたくなります。志賀高原からは1日目に道の駅に立ち寄った長野県栄村に抜ける事ができます。ここは未踏路ゆえ行ってみたい所ですが、再び鬼門の国道405号に立ち入る勇気もなく、奥志賀高原まで行ってやめておきます。

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奥志賀高原ゴルフ場の前の道路標識。秋山郷との表記が郷愁をそそります。いつかはこの道から秋山郷にアタックしたいものです。

来た道を引き返して、ふたたび丸池に。そして、草津方面を目指して進みます。そろそろ温泉に入りたい気分になってきましたので、緑のお湯で有名な熊の湯温泉に立ち寄ります。ちょうどお昼頃で、温泉の営業時間をネットで調べると13時からとのこと。お昼を食べている間に温泉もはじまるだろうということで、車を降りて熊の湯ホテル
に入ります。

入りますが、人気がありません。奥でだれか電話をしているようですが、ホテルなのに誰もいません。外の看板にはレストランもあるとのことですが、なんとなく寂れた感じ。以前来た時には多くの人でにぎわっていたんですが、夏休みのこの時期にこの人気のなさは気になります。

熊の湯は母親も来た事があり、スキーや温泉を楽しんだそう。母親も乗り気でしたが、これではいただけませんのでやむなくホテルを出て先に進みます。久しぶりに緑のお湯を楽しむ気でいたのですが、残念。

さらに先に進むと眼前に横手山がそびえてきました、クネクネ道をドンドン登っていくとちょうど峠あたりの所にドライブインがあり、こんどは車が沢山とまっています。お腹も減ってきたので入ってみることに。

横手山ドライブイン|志賀高原リゾートエリア

やはり、人が多いのには理由があります。このドライブイン、絶景な上に、食事もなかなか美味しかった。

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こちらは食券売り場のおじさん一押しの根曲がり竹定食。根曲がり竹の炊き込み御飯がなかなか美味。量もかなりあり、これを頼んだ嫁さんも食いきれず、おこぼれ頂戴いたしました。

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食券売り場で、「志賀高原まできてカツもな~」とつぶやいた所、食券売るおじさんがすかさず、「うちのカツは旨いぞ~」と間の手を入れてきます。このツッコミに乗らないわけにはいりません。ということで私はソースかつ重。昨夜から高級フレンチとホテルのブレックファーストをいただいてきながら、今度はB級ソースかつ重。なかなかギャップ激しいです(笑) このソースかつ重、悪くありませんでした。ソースの染み度合いが絶妙。

そして母親は根曲がり竹かき揚げ天麩羅そば。こちらもいい味。

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窓際の眺めのいい席でしばしゆったり。ただし、入った時には曇天でしたが、出る頃には霧と雨で視界も悪くなってきました。せっかくの志賀高原ですが、眺めを楽しむのはあきらめざるを得ませんね。

急いで車に乗り込み、先に進みます。白根山も雨に煙っていましたのでやり過ごすのみ。そして草津まで一気に降りて、草津の道の駅でお土産のを少々。草津で温泉に入ってもよかったのですが、ここまで来たら、今日の温泉はしばらく入っていない激熱の名湯へ。そう、沢渡温泉です。

途中、良く立ち寄る道の駅六合で野菜をいろいろ物色。秋にはキノコが沢山並ぶのですが、この季節はネギ、茄子、トウモロコシなどが中心。いろいろ仕入れてきました。そして暮坂峠を超えて沢渡温泉へ。

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きました。実に久しぶりの沢渡温泉。ここは草津の上がり湯として栄えた温泉。温泉街はかなり廃れましたが、お湯が良いせいか共同浴場は人気が絶えません。番台のおばちゃんによると4年前に改装して綺麗になったとのこと。

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ここは浴槽が2つあり、奥の広い方が熱い湯、手前が激熱い湯という構成(笑) 既にわかっていますので、激熱い湯から何杯か湯を浴び、やおら身を沈めます。この日は47度くらいでしたでしょうか、入っているうちにスーッとそよ風のような爽やかさに襲われます。何度か入って、今度は奥の浴槽へ。なんと入ってみると期待した温度よりだいぶ低い普通の温度。ちょうどタイミング良く番台のおばちゃんが入ってきて湯加減をみます。「奥の方、昔より温度下げたの?」と尋ねると、すかさずおばちゃん、素足を湯につけます。「こりゃ温いね(笑)、だれかうめたわ」とのこと。やはり沢渡温泉、普通の温度ではいけません。おばちゃん、お湯の蛇口をぐっとひねってにっこり。

熱い湯は堪能しましたので、冷や水を崇拝浴びて火照りを冷まします。この湯にはじめてきたと言う年配のおじさんと水を浴びながら談笑。お風呂でのむかし話に花が咲きました。この素朴さがたまらないですね。お湯良し、お客さんよし、おばちゃんよしと鄙びた共同浴場のポイントがきちんと押さえられています。やはり沢渡温泉は絶品でした。

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脱衣所には昔の沢渡温泉の様子を伝える額がかけられ、しばし見入ってしまいました。昔も熱い湯にふぅふぅ良いながら入ったんでしょうね。

時刻は16時前。良い時間になってきました。名残惜しいですが、カーナビに自宅をセットして帰途につきます。ここからの帰りは慣れた道。まずは関越渋川インターをめざします。最後にインターそばの最近よく寄る、道の駅こもちでお土産などを買おうと立ち寄りますが、なんと今日は定休日! 道の駅がお休みとはビックリ。途方に暮れる他のお客さんを横目に、すぐわきにあるベイシアに寄って群馬土産はないかと尋ねますが、そういったものはサービスカウンターにあるだけですとのことで、サービスカウンターに立ち寄ります。しかし、気が利いたものはありません。広大なベイシアの売り場ですが、これはいけませんね。

仕方なく関越道に乗り、駒寄パーキングエリアにより、会社への土産等を買って最後のミッションも終了。あとは無事に帰るのみ。関越はいつもの自然渋滞が少しと、練馬出口が少し混んでいるくらいで、さほど時間もかからず無事自宅に帰着できました。

夏休みの温泉旅行も無事楽しむ事ができました。母親連れでない時には鄙びた温泉に入りまくるのが定番の旅。2泊で10から15カ所の温泉を楽しむのが常ですが、父が亡くなってからは、なるべく母親をつれて、元気なうちにいろいろ楽しんでもらおうと言う旅に変わりました。いつもながら行き当たりばったりですが、旅行自体をのんびりと楽しむ事ができ、これもなかなか良いものです。旅の記憶はすぐに薄れてしまうものですが、こうして旅行から帰って、ちょっと行った所の情報などをあらためて調べながら書いておくと、記憶もより鮮明に残るようになります。今年の夏の、貴重な想い出、ようやく刻み終わりです。



あまり温泉紀行にかまけておりますと、ハイドンファンの方の期待を裏切る事になりますゆえ、普段のレビューに戻りたいと思います。

まだまだ暑い夏、集中豪雨等の情報も絶えませんが、皆様にとっても良い夏でありますように。

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tag : 温泉 カフェ フレンチ 和食

【番外】初夏の小野、那須、会津、新潟−2

二日目の朝。前夜はぐっすり休んだので朝早くに目覚めました。もちろん朝も温泉に浸かって体も覚まします。

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朝食はパンと目玉焼き、サラダ、ソーセージ、ヨーグルトなど。昨夜と同様奥さんとお子さんが運んでくれます。パンはどれも香ばしく、目玉焼きも那須御養卵などこだわった卵を使ったもので美味しかったです。

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材料にはいろいろこだわりがあるようですので、宿のウェブサイトを見てみてください。(リンクは前記事)

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お腹も満ちて、宿をあとにします。出がけにご主人が泊まったお客さんの写真を撮ってくれます。こちらも宿のご夫婦と一緒にパチリ。家族総出の心のこもったサービスが印象的ないい宿でした。



さて、この日は晴天。せっかく那須湯本温泉の近くに泊まりましたので、高温温泉マニアとしては鹿の湯に行かない訳にはまいりません(笑) 幸い鹿の湯は朝8:00からということで、この時間でも営業しています。宿から鹿の湯までは車で10分もかかりません。朝早いので空いているかと思いきや、駐車場は満車寸前! これはいけません、出遅れてます(笑)

那須温泉 鹿の湯 | 千三百年続く静寂と癒しの湯

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上に紹介した鹿の湯のウェブサイト、なかなかいいです。鹿の湯は那須の硫黄臭のする温泉ですが、男湯は41度から48度まで6つの浴槽が温度別になっていて、熱い温泉にじわっと浸れる事で有名なお湯。訪問は今回で3回目になりますでしょうか。いつ来ても武者震いのするいい温泉です。

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この日は朝からかなりの人。男湯に入ると、すでに6つの浴槽のまわりに座って、お湯に入ったり、お湯のまわりにすわっておしゃべりに興じたりするひとでほぼ満員。日曜日ということですが、この時間を考えると素晴しい集客力です。熱い掛け湯を何杯かかぶって、まずは42度のお湯に入って体をならします。そして、左奥の46度の浴槽へ。一人二人入ったりしてますが、皆さんぐっと我慢して入ってます。隙をうかがって46度のお湯に身を沈めますが、高音湯には慣れていますので、しばらく入って体の火照りと、静けさを楽しみます。やはり高温のお湯から上がった爽快感は得難いもの。そして、48度の浴槽を見ると、先程からベテランの方と見受けられる人が身を沈めて微動だにしません。かなりの時間つかって、やおら上がると、体は真っ赤。まるで熱さを楽しんでいるがごとき風情。まわりのおじさんたちにかなりのプレッシャーを与えていました。なんとなくタイミングを察して、48度のお湯にさっと入ります。46度よりは熱いものの、我慢できない熱さではありません。しばらく身を沈めてこの貴重なお湯と雰囲気を楽しみます。1〜2分でしょうか、上がる時のお湯の揺らぎが熱いんですね、さっと上がるのがコツです。そして浴槽の脇の板に腰掛けて、しばらく風にあたります。この時間がいいんですね。

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高温の温泉ということでは飯坂温泉の奥の穴原温泉や、草津手前の沢渡温泉、下諏訪旦荷の湯、島根温泉津温泉と48度クラスの温泉はいろいろ行ってますが、ここ鹿の湯は温度表示と修行のような浴槽構成が高温湯マニアにとっては聖地のような存在。やはりいいものです。

母親は体力のこともあり、温泉前でのんびり待ってました。朝一から温泉を楽しみ、小野新町ミッションは昨日こなしましたので、今日は旅程に余裕ができました。那須は観光地でガソリンが高いということで、ちょっとだけ足して、那須甲子道路から、甲子トンネル経由で会津に入ります。長い甲子トンネルを抜けて下郷町に入り、湯野上温泉あたりにさしかかったところで、お腹も減ってきたので、大内宿で蕎麦でも戴こうかと言う流れに。

大内宿観光協会

大内宿はこちらも流石の集客力。日曜日のお昼とあって、駐車場にはかなりの車が停まっており、会津とは思えないほど観光客でごった返していました。

食べログ:大内宿 分家玉屋

お腹が減っていたので、宿場町に入ってすぐ右にあるお蕎麦屋さんに一目散に入ります。幸いすぐに座れました。古い民家をきれいに維持して、お蕎麦屋さんとして利用しています。

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まずはノンアルコールビールで喉を潤します。頼んだのは店の前でおじさんが炭火で焼いているお腹に味噌をつめた岩魚、お蕎麦など。モロキュウはサービスです(笑)

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お店の中にはお客さんでそこそこ一杯でしたが、段取りがいいようであっという間に注文の品が届きます。お蕎麦には蕎麦粉を団子にして揚げたものがついていますが、これがホクホクして美味。田舎料理の豊かさを思い知る一品でした。

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そしてお蕎麦は歯ごたえのある太めの田舎蕎麦。これも実に素朴でいい味。お蕎麦をいただいて、お茶を飲んでしばらく風にあたってのんびり。この時間が貴重ですね。

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お腹もみちて、店の前でパチリ。この日は日なたは汗ばむほどの陽気でしたが、お店の中が涼しいのはやはり茅葺き屋根のおかげでしょうか。

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食事だけと思いましたが、やはり街道筋はお土産を売っているお店が並び賑やか。道の両脇を清流がながれ、その流れでラムネを冷やしていたり、このお水で打ち水をして涼感を演出したりと、昔そのままの過ごし方。こうしたところが観光客の人気のポイントなのでしょうね。

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母親も知人へのお土産など少し買い込んだりして楽しんだようでした。意外にいろいろ歩き回って大内宿を満喫しました。時刻は2時をまわろうとするくらい。駐車場に戻ってカーナビに今夜の宿である新潟県三条市の嵐渓荘をセットすると、意外と時間がかかることがわかりました。本当は会津若松で鶴ヶ城か栄螺堂にでもよってみようかと思っていましたが、ちと余裕がないようなので、この足で嵐渓荘を目指すことにしました。



大内宿から会津若松市内に出ると、ガソリンスタンドの値段がぐっと下がりましたので、またちょっと給油して、会津若松インターから磐越道に乗ります。一路新潟県五泉市近くの安田インターに向かい、そこから、五泉、加茂を経て三条の奥地を目指します。カーナビの所用時間よりは早くつきましたが、ついたのは17時過ぎ。

越後長野温泉 嵐渓荘(らんけいそう)

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ここ嵐渓荘は2年前の6月に一度泊まっています。

2011/06/06 : 旅行・温泉巡り : 【番外】新潟温泉紀行-2

ここは前回泊まった時の直後の集中豪雨で宿の1階部分まで浸水し、名物だった吊り橋も流されてしまったことを宿のブログで見ていて、ちょっとビックリしていまいした。被災直後から急ピッチで修復が進み、またいかなくてはと思っていたところ。今回は嵐渓荘の近くに住む、クラヴィコード製作者の高橋さんの工房見学という予定もあり、嵐渓荘への再訪となりました。

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嵐渓荘の駐車場脇の土手にはこのあたりを代表するひめさゆりの花が、木漏れ日の中で輝いていました。淡いピンク色の花が印象的なヒメサユリ。今が旬の時期でしょう。

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チェックインして、まずは庭を散策。

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見る限り洪水の爪痕は宿の中には見当たりません。ところどころ建物の下見板のペンキが1階部分のみ塗り直されているなどの痕跡はありましたが、旅館はずいぶん手間をかけたのでしょう、甚大な被害の爪痕はほぼなくなっていました。逆に脇を流れる守門川の方は、護岸がコンクリートになったり、工事用のダンプが頻繁に往復するなどまだまだ復興はこれからと言ったところでした。

庭を散歩している間に、明日訪問予定の高橋さんから宿に電話が入り、福岡から新潟に戻る飛行機が欠航となったため、明日は不在とのことで明日の予定のキャンセルのご連絡をいただきました。せっかくの機会でしたが、飛行機が飛ばないのはやむを得ませんね。

しばらく庭を散策したあと、お風呂に向かいます。ここのお湯はちょっと塩っぱい強食塩冷鉱泉。お湯の温度も40度くらいと、普通の人には適温でしょう。入るとぬるっとするお湯。ドライブ疲れを癒します。

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風呂上がりにはラウンジで生のハートランドビールが戴けるのは、前回から変わりません。クリアな味のビールを冷えたビアマグで戴くのは悪くありません。

夕食は広い別の個室にあつらえるスタイル。前回の訪問時の記事や写真と見比べると、夕食のメニューはほぼ同じです。前回もそうでしたが、非常にバランスの良い食事。

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最初に並ぶお皿の数々。

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定番鯉の洗い。氷にのって身が締まっていますので、コリコリとした食感が絶品。新鮮なのでクサミもなくスルスルいけます。

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そして鮎の塩焼き。これが絶妙の火加減。鮎のシズル感が引き立ちます。

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お酒は地元三条の五十嵐川(いからしかわ)吟醸。かなりフルーティな飲みやすいお酒。鮎にぴったりです。

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そして山菜の天ぷら。

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牛肉の石焼。こちらも前回と同じですが、適量の牛肉がいいです。ほんの少しでいいんですね。

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そして、ふきご飯とお吸い物。これでも控えめコース。母親や嫁さんにはこれでも多いようです。私も最近は食が細くなりましたので、これでお腹一杯。いい温泉においしい食事、そしてのんびりとした時間。やはり旅はいいですね。今回の旅行の二日目もほろ酔い加減で床につきました。

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tag : 蕎麦 和食 温泉

シュミット=ゲルテンバッハ/ワルシャワ・シンフォニアの悲しみ

今日は超マニア向けのアルバム。

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先日ディスクユニオンで手に入れたアルバム。ジャケットから怪しい妖気が漂っていたのでゲットといういつもの流れ。眼鏡をかけた中年の指揮者らしき男声が花畑のまえにたたずむ写真を配した、不思議なジャケット。apertoというベルリンにある未知のレーベルのアルバムで、収録曲目はハイドンの交響曲44番「悲しみ」とモーツァルトの交響曲29番というなかなかの組み合わせ。指揮はフォルカー・シュミット=ゲルテンバッハ(Volker Schmidt-Gertenbach)でオケはワルシャワ・シンフォニア(Sinfonia Varsovia)。録音は1991年4月、ポーランドのワルシャワ国立ラジオスタジオでのセッション録音。

このアルバムを取り上げたのは、ジャケットに妖気が漂っていただけではなく、驚愕の演奏の出来から。最初に言っておきますが、このアルバムの演奏は見事の一言。出会い頭に衝撃的な演奏とはこのことです。

演奏者の解説をライナーノーツから拾うと、まずオケのワルシャワ・シンフォニアは1984年4月にユーディ・メニューインがポーランドを訪れた際に、当時の若手の有能な演奏集めて結成されたオーケストラ。その時のリハーサルやコンサートの出来がよかったので常設オケとするようになったもの。当時聴衆や批評家から熱烈に賞賛され、テレビやラジオにも大きく露出されたようです。以来世界にツアーを組むなど知名度を高めてきたとのこと。このアルバムでも抜群の精度の演奏を聴かせています。

指揮者のフォルカー・シュミット=ゲルテンバッハについては多くの情報が書かれていません。HMV ONLINEを検索するとARTE NOVAレーベルなどに何枚かアルバムがあります。普通の見栄えのいわゆるおじさんですが、ただのおじさんではありませんでした。

1曲目に配された、ハイドンの交響曲44番「悲しみ」。腰を抜かさんばかりの名演奏でした。

現代楽器のおそらく小編成のオケ。1楽章はいきなり抜群に精度の高い導入部。驚くべきはヴァイオリンパートの素晴らしいキレ。全員が完全にボウイングが一致しているような素晴らしいキレ。いや、ほんとうに素晴らしいんです。ヴァイオリンが火花を吹きながら克明に音階を再現。弦があまりに素晴らしいことを知ってか、金管はオフ気味に収録されています。これほどまでに冴え渡ったヴァイオリンパートは今まで聴いたことがありません。ベルリンフィルも真っ青、まさに驚愕の出来。オケのトレーニングを恐ろしくしているのではないかとの想像が働きます。このヴァイオリンの燃えたぎる演奏だけでもこのアルバムの存在価値がありますが、全体の構成も生気も見事の一言。1楽章だけでノックアウトです。
2楽章のメヌエット。速めのテンポでかなり攻めを感じるインテンポ。この楽章の魅力を疾風のように表現。相変わらず弦セクションは抜群の出来でフレーズをクッキリ浮かび上がらせ、曲想の面白さを際立たせます。
驚いたのが3楽章のアダージョ。完璧な弛緩。1楽章の素晴らしい力感から想像するにもうすこし角ばった演奏家と思いきや、抑えた表現も秀逸。何と素晴らしい情感。この楽章もノックアウト。シュミット=ゲルテンバッハ、恐ろしい才能の持ち主と見ました。ハイドンの音楽の深遠な魅力を素晴らしいフレージングで再現。神々しいとはこのこと。
そしてフィナーレ。キレまくったヴァイオリンパートがふたたび降臨。このヴァイオリンの素晴らしさは筆舌に尽くし難いですね。1楽章よりもダイナミックさが増してまさに荘厳さすら感じるフィナーレ。

いやいや、参りました。何気なく手に入れた一枚のアルバムですが、ここまでの素晴らしい出来を聴かされたら他の演奏も探してみたくなります。ちなみに2曲目のモーツァルトの交響曲29番も速めのテンポでヴァイオリンキレまくりの素晴らしい演奏。この才能を大手レーベルは見抜けないのでしょうか。もちろん評価は[+++++]以外につける余地なし。圧倒的な名演として広く皆さんにお薦めしたい内容ですが、おそらくこのアルバムを手に入れるのは非常に難しいのではないかと思います。私もハイドンについてはいろいろなお店やネットで探し続けてきましたが、初めて見るアルバムゆえ、数もほとんど出回ってないと思います。広く入手できればもちろん「ハイドン入門者向け」タグも進呈ですが、入手できないアルバムを進める訳には参りません。このアルバムが多くの皆さんに聴いていただけないのは人類の損失です(笑) 

昨日紹介したウィスキー評論家のマイケル・ジャクソンに習えば、ハイドンの良い演奏を多くの皆さんに紹介するということを旨とする当ブログ、レーベルが有名かどうかなどに関わりなく、過去にリリースされた素晴らしい演奏については、その質の高さが皆さんに伝える価値さえあれば、きちんと取り上げてレポートしなくてはなりませんね。フォルカー・シュミット=ゲルテンバッハの素晴らしい演奏、私がその素晴らしさを歴史に残します。



今日はいつものように、午後スポーツクラブで泳いだあとは、近くで買い物をしてから家で夕食。昨日美味しい熱燗を呑んだので、伊勢丹で熱燗向きの酒をチョイス。久しぶりに徳利に注ぎ、50度前後の温めの燗にして楽しみました。

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お酒は「純米原酒 環日本海 超辛口+15」というもの。伊勢丹酒売り場で入手。島根県浜田市の日本海酒造のもの。つまみはいつものように生ガキ、厚揚げ、漬け物など。

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今日は寒かったので湯豆腐。今日行った近所の床屋さんに、家で栽培した水菜をいただいたので、椎茸、春菊などといっしょに湯豆腐に。家ではポン酢と新潟の辛み調味料「かんずり」が湯豆腐や水炊きの定番。独特の辛みが食欲をそそります。床屋さん自家製の水菜はシャキシャキ感があってとっても美味しかったです。このあと銀ダラの幽庵焼きでご飯をいただいて終わり。寒い日の湯豆腐は最高ですね。

いつもコメントいただくyoshimiさんのブログ「気ままな生活」で当ブログを紹介していただきました。yoshimiさんはピアノの演奏について相当の造詣の持ち主。いつもいろいろ参考にさせていただいてます。いつもありがとうございます。

テーマ : クラシック
ジャンル : 音楽

tag : 悲しみ おすすめ盤 自宅料理 和食 日本酒

アンタル・ドラティ/ロイヤル・フィルの「トビアの帰還」2

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HMV ONLINEicon / amazon

昨日のアンタル・ドラティ/ロイヤル・フィルの「トビアの帰還」第1部のレビューで終わってましたので、残りを。昨日歌手の紹介をきちんとしてませんでしたので、途中に写真を貼っておきましょう。

第2部

トラック4:レシタティーヴォ「ああ、敬虔な信仰心の驚くべき結果!」(アンナ/サーラ/ラファエッレ)
第2部も冒頭から艶やかのオケの響きが絶妙の美しさ。女声3声の微妙な声の違いを楽しむ風情。

トラック5:アリア「天の使いが皆さんに語っているものとして」(ラファエッレ)
アリアの伴奏に共通する、晴れ渡った空のようなオケが奏でるメロディー。バーバラ・ヘンドリクスの天上に突き抜ける高音の魅力をたっぷり堪能。それにても高音域に音が上がる時の伸びは素晴らしいですね。夜の女王張りのアリアに痺れます。ヘンドリクス絶唱です。

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バーバラ・ヘンドリクス(Barbara Hendricks)

トラック6:レシタティーヴォ「アザリーアの顔にはこんなに明るいまなざしが輝き」(アンナ/サーラ)
ふたたびリンダ・ゾーバイとデッラ・ジョーンズの掛け合い。

トラック7:アリア「私には思えません」(サーラ)
またまた至福のアリア。ハイドンの暖かく、優しく、非常にデリケートの旋律にノックアウトですね。ピチカートや木管の加わり方が絶妙で、幸福感が満ちあふれてきます。ドラティ、怖い顔でここまでデリケートに歌手を支えるのは流石です。ハイドンのすべてを知る男ゆえの怪演でしょう。リンダ・ゾーバイは抑えた音の美しさと中音域の独特の響きが魅力ですね。

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リンダ・ゾーバイ(Linda Zoghby)

CD-3
トラック1:レシタティーヴォ「何と優しい言葉!」(アンナ/トビア)
短いレシタティーヴォ。

トラック2:アリア「船乗りが幸せにも、遠くから」(トビア)
またまた、ドラティのコントロールするオケの極上の響きからフィリップ・ラングリッジの良く通るテノールがキングスウェイ・ホールに響き渡ります。後半は難易度の高い旋律を安定したテクニックでこなし、音楽的な完成度を上げています。

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フィリップ・ラングリッジ(Philip Langridge)

トラック3:レシタティーヴォ「もっともな望みを早く実行しなさい」(アンナ)
短調の曲調のレシタティーヴォ。

トラック4:アリア「夢の中で、一群が私の前に現れた時」(アンナ)
嵐の到来を告げるような不安な曲調ではじまり、デッラ・ジョーンズは髪を振り乱さんばかりの激しい歌唱。この曲では珍しい激しいアリア。後半は明るい曲調に転じて曲を閉じます。

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デッラ・ジョーンズ(Della Jones)

トラック5:合唱「一瞬にして消え失せるもの」
続いてコーラスの大波。前曲につづいて素晴らしい緊張感が続きます。ソロは休憩という楽章でしょうか。途中から音量を抑えてデリケートな情感を讃えた美しいメロディーの中間部に。何と美しいメロディー。時間が止まりそうな恍惚感。再度コーラスの大波をへて、最後はまた美しいメロディーに移って終了。

トラック6:レシタティーヴォ「ああ、急いでどこへ、父上?」(トビア/トービト/ラファエッレ)
男声2声と女声1声による掛け合い。レシタティーヴォはどこか後年の天地創造を思い起こさせる展開が多いですね。

トラック7:アリア「そう求めても駄目だ、友よ」(トービト)
バスのラクソンのアリア。これまた至福のアリア。ラクソンの艶やかなバスが、賢者が諭すような歌を朗々と歌います。10分を超える大曲。

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ベンジャミン・ラクソン(Benjamin Luxon)

トラック8:レシタティーヴォ「何と、思ってもみなかった雷撃」(トビア/アンナ)
トビアとアンナの掛け合い。

トラック9:ニ重唱「さても、ああ、神よ、私は」(トビア/アンナ)
静かな伴奏に乗って、ラングリッジの神々しいソロが入ります。非常にゆったりしたテンポのオケの伴奏。ソロの美しさを一際浮き彫りにするドラティ渾身のコントロール。つづいてアンナ役のデッラ・ジョーンズのふくよかな声。二人の歌声がからまり素晴らしいデュエットに。

トラック10:レシタティーヴォ「ここでは死ぬお話が出ていますが」(サーラ/アンナ/トビア/トービト/ラファエッレ)
終盤にさしかかってオケの迫力が尋常ならざるレベルに。全ソロが絡む激しいレシタティーヴォ。オケがキレまくって大爆発ですね。ヘンドリクスのソプラノもふたたび突き抜けます!

トラック11:合唱「とても目を上げることができない」(ヘブライ人たち/トービト/アンナ/サーラ/トビア)
終曲。全曲を結ぶ曲はさりげない序奏から入り、まずコーラスが大爆発。コーラスがキングスウェイ・ホールの壁を打ち破らんばかりの大迫力。途中からフーガのような波の繰り返しとなり、壮麗なコーラスの響きに包まれて終了。

いやいや、「トビアの帰還」素晴らしいです! 晦日と大晦日をかけてじっくり聴きましたが、あまりに美しいアリアの数々にうっとりする、素晴らしい演奏です。これはハイドン没後200年記念としてリリースされるべき素晴らしいアルバムであることは間違いありませんね。昨日フライング気味に評価を先に書いてしまいましたが、後半を含めて[+++++]であることに変わりはありません。

この演奏、オラトリオという言葉のもつ襟を正した雰囲気がもしかしたら購買層を限定しているかもしれません。ドラティの演奏から素直に感じるこの演奏のキャッチは、「ハイドンが最も創意を持って作曲していた時代のイタリアオペラのアリア集のようなオラトリオ」というところではないでしょうか。中野博詞さんの「ハイドン復活」には「晩年の2大オラトリオとはまったく異なる、華やかなコロラトゥーラが織り込まれたアリアを中心とする、ナポリ派オラトリオのスタイル」との記述があり、まさにそのとおりの曲。もっと多くの人に聴いていただきたい名曲、そしてドラティの素晴らしい指揮を堪能できる名演奏ということが出来るでしょう。



昨夜はドラティのトビアの帰還を楽しみながら、どうしても一杯飲みたくて、いつものプレミアム・モルツを。風邪で美味しくなければ、それでやめたんですが、染み渡るような爽快感(笑)

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お店もお正月仕様になっていますので、和食に。ハタハタ寿司やらハムやらをつまみに一杯。いつもながら至福のひと時。食欲はあるんですね(笑)

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嫁さんが巨大なホタテを買ってきましたのでグリルして。このあと残りの浦霞禅にいっちゃいました。

今日は、いつもの年ならば都内の私の実家に行って大晦日を迎えるんですが、まだ熱もあり、のどがだいぶガホガホしますので、自重して、自宅で過ごすことに。正月から親に風邪を移すのもへまなので。



今日は昼過ぎからBS-hiで「秩父山中 花のあとさき ムツばあさんの秋」を再放送してましたね。秩父山中で暮らしてきた老夫婦にNHKが長期にわたって取材した歳時記のような番組なんですが、忘れかけてしまった日本人のつましい暮らしと心のありかたを思い出させてくれる番組。もう3回くらい見てますが、みるたびに心を洗われるような純粋な気持ちになります。主人公のムツさんが昨年亡くなったと聞いて感慨深いものがあります。番組作りをしたスタッフの方の素晴らしい視点に何時も感動させられます。夕方また続編を放送するようですので楽しみにしてます。
以前秩父の温泉巡りをしたときにムツさんの紅葉を見に行こうとしたんですが、迷って近づけませんでした。こんどまたトライしてみたいと思います。

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テーマ : クラシック
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tag : トビアの帰還 おすすめ盤 自宅料理 和食 ビール 日本酒

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Daisy


Author:Daisy

なぜかハイドン(Franz Joseph Haydn)が特に気に入り膨大な録音をコツコツ集めてレビューしております。好きなものはお酒全般(ワイン、日本酒、モルトなど)、美味しいものを食べること、料理、鄙びた温泉めぐり、歌舞伎見物、スポーツクラブで泳ぐこと(美味しいお酒を呑むため!)などなど。東京在住のごく普通のサラリーマンです。

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2016年9月のデータ(2016年9月30日)
登録曲数:1,361曲(前月比+3曲) 登録演奏数:9,608(前月比+87演奏)
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