国立新美術館でセザンヌ展を観る

今日は半蔵門へ歯の定期クリーニングへ。前回訪問時に先生が入院中とのことでしたが、今回も代わりの先生にちょっと見てもらって、あとはクリーニング。先生も順調に回復されていると聞き一安心。次にのクリーニングの時には先生に会えるでしょうか。

歯医者さんは昼過ぎには終わって、いつものようにエリオのランチへ。このところいろいろばたばたしていたので久しぶりのちゃんとした外食です。

半蔵門:エリオ ロカンダ イタリアーナ

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いつも歯医者さんの終わりの時間が読めないので予約なしで行くのですが、だいたいすぐに入れます。今日はインド人のお客さんのパーティーが入っていたようで、満員でかつ、数組のお客さんが入口で待っていたのであきらめようかと思ったところ、次の予約のお客さんの時間まであいたテーブルなら入れるとのことで、滑り込ませていただきました。次の予約のお客さんが来るまで1時間もありませんが、問題ありませんとのこと。本当に問題ありませんでした。

今日はビジネスランチをチョイス。

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歯がすっきりしたところにいつものカラブリア州の微発泡白ワインで乾杯。穏やかなこの季節に良く冷えたワインが合いますね。満員のお客さんでごった返す店内でしたが、カメリエレの皆さんはいつになく笑顔でクイックなサービス。込み合っているのを楽しむがごとき余裕が感じられました。これぞプロフェッショナル。

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今日のパスタはカジキマグロの燻製のタリアテッレ。魚の旨味がパスタにしっかりのって絶妙。

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こちらはアンティパスティ。モンゴウイカとジャガイモをあしらったもの。いつも供されるローズマリー風味のフォカッチャがいつもながらいい香り。期待通りのしっかりとした味付け。ワインが進みます。

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そして今日のメインは豚肉のチーズ巻きのフライ。これもイタリア風のチーズと豚肉のバランスがよく。実にいい味わい。もちろんワインが進みます(笑)

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ワインはグラスの赤に変わります。こちらもオーナーの故郷のカラブリア州のNero d'Avola。落ち着いた飲み口で、ほんのり渋さを感じるバランスの良い赤。今日の豚にも意外に合いました。メインが供されるまで、30分ほど。急いで食べている感じは全くなく、カメリエレの料理の説明を聞きながら、テンポ良く料理が運ばれてくるのをいただいているだけ。これだけのお客さんを、それぞれのテンポに合わせてタイミングよく料理を出すのは素晴らしいサービス。ホールもですが、厨房のコントロールも素晴らしいですね。しかも、味も最高。今日はすべてが完璧でした。

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デザートはいつも通り。

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そして至福のエスプレッソ。おいしい料理と素晴らしいサービス。店中に笑顔が溢れているのも頷けますね。短時間のランチでしたが最高のランチでした。エリオの皆さん、いつもありがとうございます!



半蔵門から乃木坂に移り、国立新美術館へ。日経新聞からもらったセザンヌ展のチケットがありましたので、久しぶりに展覧会に足を運びました。

セザンヌーパリとプロヴァンス"Cézanne.Paris-Provence"|国立新美術館

セザンヌといえば静物画が有名ですね。今回来た作品のなかでも有名なものがこちら。

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「りんごとオレンジ」1899年(オルセー美術館蔵)

地味な印象もあるセザンヌですが、実物は違いました。今回も国立新美術館の展示は秀逸。

1章:初期
2章:風景
3章:身体
4章:肖像
5章:静物
6章:晩年

と、セザンヌの年代ごとの作品群を並べ、創作の推移を浮き彫りにしたもの。初期の緻密な静物画から晩年の静物画に至る創作上の変化が非常によくわかりました。セザンヌの生きた時代は印象派の画家の活躍した時代ですが、時代の流行に影響を受けながらも、最後は静物画や、最晩年の風景に戻っていき、最後に画壇から評価されるまでの、落ち着いた創造の変化が、セザンヌの志向を物語っています。

上に挙げた「りんごとオレンジ」も抽象画に近い鋭敏な感覚も感じさせる緊密な構成感があり、実物は素晴らしい迫力でした。この絵は学生時代と15年くらい前にパリに行った時、オルセーで見ていると思うのですが、はじめてみたような新鮮さと迫力に圧倒されました。

もう一点印象に残ったのは最後に飾られた「サント=ヴィクトワール山」。表現を極め尽くした後に水彩画のような透明感と最小限の筆の動きで好きな風景をキャンバスに収めた、枯淡の境地。じっと見ているとセザンヌの心境が伝わってくるような気がしました。

展示数も広さもほどほどで、非常に見やすい展示。解説も適度でバランスの良い展示会でした。

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疲れを癒しに地下のミュージアムショップ奥のカフェで、もちろん生ビール。

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ここは吹き抜けになっており、屋内にもかかわらずかなりの開放感。国立新美術館の展覧会は良いものが多く、楽しめますね。

このあとディスクユニオンにたちより、いろいろ物色してきました。戦利品はレビューで紹介しようと思います。

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テーマ : 美術館・博物館 展示めぐり。
ジャンル : 学問・文化・芸術

tag : 国立新美術館

オルセー&ユトリロ

今日はお散歩ついでに都内美術館巡り。半蔵門で用事をすませて、お昼は久しぶりにイタリアンの名店、エリオ・ロカンダ・イタリアーナへ。

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エリオ・ロカンダ・イタリアーナ ウェブサイト
昔この近くに勤めていたことがあり、そのころに行っていた店。イタリアンとしては昔から有名なお店です。

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今日はランチの1600円のコース。

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最初はレンズ豆のスープ。野菜の旨味があふれてさっぱりしているのに濃厚。このあとサラダ。

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パスタは海老のトマトソース。家でもつくりますが、なかなかここまでの味は出せません。完璧な茹で加減のパスタに濃厚な海老の香りがのったトマトソース。しっかりした味付けで絶品の仕上がり。

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デザートはパンナコッタ。舌触りが絶品。

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そして、至福のエスプレッソ。体中に幸せが満ちあふれてきますね(笑)
旨いものを食べる幸せ。

久しぶりでしたが、エリオのイタリアンを満喫。いつも通りテキパキしたギャルソンが絶妙のタイミングで料理を運んできます。今日も満員のところタイミングよくすぐ座れましたが、あっという間に料理が運ばれ、気持ちよく食事が出来ました。

お腹がいっぱいになったところで、乃木坂の国立新美術館へ。
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今は亡き黒川紀章の晩年の代表作。

黒川紀章のウェブサイトの国立新美術館のページ

黒川紀章の作品に共通するのはマクロ的な発想、コンセプトとアクの強い独特のデザインアクセント。この国立新美術館はアクの強さが影を潜め、美術館としてなかなかまとまった作品に仕上がりました。
プランは箱形の特に工夫のないものですが、ロビー部分の空間と大地に楔を打つようなレストランなどの構成が斬新です。

展覧会のウェブサイト:オルセー美術館展2010

肝心の展示ですが、流石にビッグネーム、オルセーということで、人が多くてつかれました。パリのオルセーには3度も足を運んでいるので、作品は見ているはずですが、本場のオルセーの膨大な作品にまみれて、記憶もおぼろげ。
今回の展示は、モネ、セザンヌ、ゴーギャン、ゴッホ、ルソー、ピカソなど一流どころの有名な作品を含む100点以上の作品。

特に心にのこったのが、セザンヌの静物と同じ展示室にあったピカソのキュビズム期の静物。そしてルソーの2枚の大作。ルソーはイラスト調の作風という先入観から、あまり本格派として見ていませんでしたが、実物を見てその迫力を肌で感じることが出来ました。この印象は本や写真集では得ることが出来ないんですね。やはり、本物はいいものです。

国立新美術館が混んでいてあまりゆっくり見られなかったので、以前に招待券をもらっていた、新宿の損保ジャパン東郷青児美術館で開催されているユトリロ展へ。

モーリス・ユトリロ展 -パリを愛した孤独な画家-

こちらは、西新宿損保ジャパン本社ビル(旧安田火災本社ビル)の42階にある美術館。
意外といっては失礼ですが、ユトリロの多数の作品がゆったり見られて、非常に満足。パリのモンマルトルの風景を中心に、多数の油絵、グワッシュ画などが展示され、まるでモンマルトルを歩いているような風情。
ユトリロは若くしてアル中になり、その治療のために絵を描き始めたと知りビックリ、ただ、治療中もその後も自由の身とはほど遠く、一生拘束され生きたとのこと。

ほの暗いパリの風景。風景の中に描かれる人はほとんど後ろ姿の女性。絵のテーマは常に街角と風景でした。詩情溢れる画風の陰に、画家の孤独な人生があることを知りました。

展示は良かったものの、損保ジャパン本社ビルはちょっと古さが目立ちました。これより古い近くの三井ビルは非常に管理が行き届いており、1972年竣工とは思えない綺麗さ。建設時に日本建築学会賞(作品賞)を受賞した高層ビルの足下広場の空間構成、動線設計の素晴らしさが今も変わらず楽しめます。高層ビルはビルの形ばかりに目がいきますが、三井ビルの足回りの空間設計は日本の大規模事務所の力を示した傑作だと私は思ってます。

展覧会のはしごで疲れたので、居酒屋で一杯。ディスクユニオンとジュンク堂でいろいろ物色してさきほど帰宅。

ハイドンのCDもいろいろ仕入れましたので、追って紹介することといたしましょう。

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Daisy


Author:Daisy

なぜかハイドン(Franz Joseph Haydn)が特に気に入り膨大な録音をコツコツ集めてレビューしております。好きなものはお酒全般(ワイン、日本酒、モルトなど)、美味しいものを食べること、料理、鄙びた温泉めぐり、歌舞伎見物、スポーツクラブで泳ぐこと(美味しいお酒を呑むため!)などなど。東京在住のごく普通のサラリーマンです。

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