【番外】十二月大歌舞伎「仮名手本忠臣蔵」

ちょっと久しぶりの歌舞伎見物。歌舞伎座がリニューアルしてからしばらく通ってましたが、このところしばらく歌舞伎からご無沙汰。今日は大物「仮名手本忠臣蔵」です。

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歌舞伎美人:十二月大歌舞伎 仮名手本忠臣蔵

歴史上の忠臣蔵の吉良邸への討ち入りが元禄十五年(1702年)の12月14日、これは旧暦の日付で、本当は現在の1月であるということですが、奇遇にも今日はその12月14日に当たります。
当時世間を騒がせたこの事件あと、これを題材にした人形浄瑠璃「仮名手本忠臣蔵」が大阪竹本座で寛延元年(1748年)に初演され、これがそのあと歌舞伎に移入され、歌舞伎の人気演目となったそうです。日本人は仇討ちものが好きなので、忠臣蔵は古来人気の演目なのでしょう。

むりやりこじつけると1748年当時、ハイドンは16歳でウィーンのシュテファン寺院の少年合唱団員として活躍していた頃ゆえ、遠く離れてはいたものの同じ時代の空気を共有していたことになりますね。もちろんハイドンの絡みで取りあげた訳ではなく、私が単に歌舞伎好きだからに他なりませんが(笑)

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今月の歌舞伎座は「仮名手本忠臣蔵」を昼の部、夜の部をぶっ通しでやってます。それでも全十一段の構成からはかなりはしょったもの。今日見に来たのは夜の部で、4:30の開演から、五段目、六段目、七段目、そして討ち入りの十一段目と四幕構成。12月の忠臣蔵といいうことで、チケットも売り切れ、歌舞伎座は満席でした。

いつもよりちょっと早めに歌舞伎座についたので、向かいにある岩手県のアンテナショップ、「岩手銀河プラザ」で以前飲んで美味しかったEDEL WINEの「紫波メルロー」やせんべい汁用の南部せんべいなどを買い込みます。ならびには群馬県のアンテナショップもあるのですが、充実振りからいうと岩手の方が上ですね。あまちゃん人気もあり、お客さんでごった返してました。

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前半は五段目、六段目。
五段目は「山崎街道鉄砲渡しの場」「同二つ玉の場」。討ち入りの四十七士の人選への伏線となる劇。染五郎扮する勘平と、獅童扮する悪党斧定九郎らによる運命のいたずらに翻弄される劇。勘平は不意に出会った元同志から仇討ちの計画を知り、過去の失敗を取り戻そうと金を積んで仇討ちに加わりたいとするも、その金を作るために妻が身を売ってまで努力しているのを知らず、偶然にも妻の父を撃ってしまった思う下りまで。

続く六段目は「与市兵衛内勘平腹切の場」。勘平は妻の父を殺して得た金を供したと思い込み、またそれによって立場を失い自害するまでの話。流石に歴史にもまれてきただけあって筋書きの完成度と、静寂の多い集中度の高い舞台に場内は静まりかえり、お客さんも舞台に圧倒されていました。

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歌舞伎の休憩時間のお楽しみ、夕食は歌舞伎座向かいの木挽町辨松で買った懐石弁当(赤)。モチモチした食感が歌舞伎の幕間にいただくのにピッタリなので、お気に入り。

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後半は華やかな七段目「祇園一力茶屋の場」。ここでようやく幸四郎演ずる大星由良之助(大石内蔵助)が登場し、以後は非常に華やかな舞台。敵を欺くには味方からという言葉を地でいくように、大星由良之助が遊郭でまさに遊びに興ずるところからはじまりますが、玉三郎がいいところで絶妙の演技、そして大部屋俳優の中村小山三さんの仲居の役に拍手喝采と楽しめる舞台でした。
最後の十一段目の討ち入りの場は、筋はなく、討ち入りの大騒ぎをスペクタクルに表現した場。舞台転換と大人数による演技の迫力で押し通します。

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討ち入りで筋が締まる気がしますが、逆に討ち入り自体の筋は単調ゆえ、じっくり楽しむのは、討ち入り前の人間模様にあると言う事でしょう。やなり七段目がクライマックスと言うことになります。五段目から七段目までのストーリーは歌舞伎ならでは忠義と私欲、運命に翻弄されるドラマチックな展開。仇討ちという本意のため、それまでに起こる様々な人間模様をじっくりと描いたもの。現代日本は、さっぱりとしたおもてなし文化に象徴される国ですが、昔はちがったんですな。久しぶりの忠臣蔵でしたが、いろいろ考えさせられる舞台でした。

いつもながら、絢爛豪華な舞台が筋にそって様々に展開。長唄三味線などもじっくり楽しめ、我々のようなビギナーにもイヤホンガイドまで用意されていて、役者さん、大道具小道具などの皆様他、関係者の皆様のご尽力に頭が下がります。いつも心から楽しんで帰れます。やはり歌舞伎はいいですね。

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【番外】柿葺落六月大歌舞伎 菊五郎土蜘に化ける

番外続きでスミマセン。今日は3ヶ月に一度の歯の定期検診があり、いつものように半蔵門へ。

おくぞの歯科クリニック

先生、お元気そうで一安心。前回ちょっと冷たいものがしみるところがあったんですが、ちょっと調整してもらっていたのを忘れてました。そう、しみなくなってたんですね。今回もチェックしてもらって、グリグリ歯石とりしてもらって、クリーニングしてもらってすっきりです。

歯の定期検診のあとは、すぐ近くのエリオで食事をするのが楽しみです。

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エリオ ロカンダ イタリアーナ

今日は嫁さんと二人だけなので予約をせずいきましたが、ギリギリで入れないところ。危ないところでした。この後友人と歌舞伎で、夜も飲む予定でしたので、選んだのはビジネスランチコース。別にビジネスではないんですが、ランチの真ん中のコースです。

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車ではありませんので、堂々とワインが頼めます。いつもの微発泡のカラブリア州の白を頼みます。ビジネスランチはアンティパストかパスタをセレクトするコース。嫁さんがアンティパスト、私がパスタを選んでシェア。こちらはアンティパストのタスマニア産サーモンのカルパッチョ、小エビと押し麦のマリネ。なんとなく味付けが繊細になってます。

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パスタはトラパネーゼのキタッラ。これが絶妙。あとで調べてみたら、トラパネーゼとはシチリア島のトラパニのソースで、アーモンド、バジル、ニンニク、トマト、揚げ茄子をつかったソース。キタッラはギターの意で、ギターのように弦を張った道具でつくるパスタ。ラザニアのような薄く延ばした生地をキタッラで細めんに仕上げたもので、表面がざらついてソースが良く絡まるということ。エリオでは揚げ茄子をオブジェのように乗せて見事なフォルム。これが香ばしいのにトマトの旨味もしっかり出ていて、濃厚かつ繊細な素晴しい味でした。このところエリオで戴いたパスタの中でも抜群の出来でした。

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メインは宮崎鶏モモ肉のトマト煮込みローマ風。ジャガイモのペーストが、ボリュームたっぷり。色鮮やか。もちろんワインをいつものカラブリアの赤に変えて、いただきます。意外にさっぱりとした味。お肉を戴いたあとにペーストをパンにつけてお皿がピカピカになるまで堪能(笑)。

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次のお客さんの予約の隙間に入れていただいたので、メインを食べ終わるとすぐさまドルチェが。いつもながら機敏なカメリエレの皆さんの素晴しい連係プレー。しかも実際は急いでいるのに、満面の笑顔で「ドルチェをゆっくり召し上がっていただきたいので、お持ちしてもいいですか?」と、完璧なフォロー。いつもながらお客さんに楽しく食事をしてもらうことが徹底されていて、こちらも優雅な気分に。ドルチェもいつもながら美味しいんですね


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最後にエスプレッソでキリッと締めて、短時間でしたが、美味しいランチと素晴しい接客でいい時間を過ごさせていただきました。エリオの皆さん、いつもありがとうございます!



お腹も満ちたところで、今日のメインイベント、歌舞伎を見に、東銀座、新歌舞伎座に向かいます。

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歌舞伎人:歌舞伎座新開場 柿葺落六月大歌舞伎

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今日は六月大歌舞伎の第二部。開演は2:40ですので、余裕があります。外が暑かったの歌舞伎座向かいの群馬県のアンテナショップ横の喫茶店でしばらく冷たいものを飲んでのんびりします。

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開場時間を過ぎたので、歌舞伎座へ。歌舞伎座前は相変わらずの大混雑。今月は大歌舞伎ですが来月から花形歌舞伎になり、ようやく杮葺落の熱気から平常に戻ります。

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今日の第二部の出し物は一幕目が片岡仁左衛門主演の壽曽我対面(ことぶきそがのたいめん)と二幕目が尾上菊五郎主演の新古演劇十種の内土蜘(つちぐも)。土蜘は昨年2月に新橋演舞場で中村勘九郎襲名披露公演で、もの凄い脇役陣の舞台を見ています。

2012/02/12 : お出かけ・お散歩・展覧会 : 【番外】新橋演舞場で二月大歌舞伎

勘九郎の襲名披露だけあって、ちょい役に中村勘三郎、中村吉右衛門、片岡仁左衛門が登場するなど、今となっては想い出に残る名舞台と鮮明に印象が残っています。

壽曽我対面は初めて見る舞台。日本三大仇討ちの一つとして知られる曽我兄弟の仇討ちの物語。明治18年に河竹黙阿弥がまとめた台本をもとにした物語。曽我兄弟の父を以前闇討ちにした主役の工藤左衛門祐経に片岡仁左衛門、曽我兄弟の十朗祐成に尾上菊之助、五郎時致に市川海老蔵と言う布陣。

舞台は、幕が上がると浅黄幕がおろされていて、いつもの演出かと思いきや、大薩摩と三味線の二人が脇から出てきて浅黄幕の前で一曲披露。昔からの演出でしょうが、一幕一幕観客を驚かせる演出が歌舞伎の伝統を感じさせます。二人が引っ込んで浅黄幕が落とされると、絢爛豪華の限りを尽くした舞台。工藤左衛門祐経邸での祝宴の場とはいえ、真ん中に富士山、金箔張り豪華な屋敷に工藤左衛門祐経の家来が勢揃いしてこれ以上祝祭的な舞台はないほどのしつらえに観客が息を飲みます。物語はそこに現れた曽我兄弟に対し、工藤左衛門祐経が父を討ったいきさつを語り、荒ぶる曽我兄弟に盃をあたえ、要職を務め終えたら潔く討たれると諭すと言うもの。演出は様式美の表現を極めた、極度にスタティックなもの。完全に決まった舞台の圧倒的な構図を崩すことなく、舞台上の動きは最小限で、物語りが進んでいき、まさに歌舞伎座新開場にふさわしいお祭り気分。仁左衛門の存在感ある演技に対して、菊之助と海老蔵はやはり、器を感じさせてしまいます。特に海老蔵は発声が奇抜さを狙い過ぎて明らかに不自然。この辺りは経験を積みながら味わいに変化していくのでしょう。

休憩をはさんで、二幕目の土蜘。こちらは、尾上菊五郎が土蜘の精に、吉右衛門、三津五郎などの配役ですが、昨年の公演で豪華な配役だった番卒太郎、次郎、藤内はそれぞれ、中村翫雀、尾上松緑、中村勘九郎と若手のエースで固めて、これが普通の配役でしょう。狂言をもとにした舞台なので松の描かれた狂言舞台風の舞台装置の前で進みます。最初の見所は吉右衛門扮する源頼光朝臣の屋敷。体調の悪い頼光を見舞う怪しい僧、実は土蜘の精、菊五郎とのやりとり。僧に扮する菊五郎の怪しさをちらりと感じさせるドスの効いた演技。昨年の舞台では勘九郎が演じましたが、ただでさえ貫禄ある菊五郎の燻し銀の演技は次元が違います。つづく石神様を囲んでの軽妙洒脱な場面は若手ですが、なかなか味のある演技。特に勘九郎が雰囲気ある演技で良かったですね。そして最後の土蜘の精との大立ち回りの場は、菊五郎の土蜘の精のグロテスク極まりない隈取り、キッチュを通り越してヴァナキュラーな迫力を帯びる衣装、スパイダーマンよろしく糸をはきまくる外連。実際には歌舞伎の定石どおり見栄を切りながら舞台配置上での構図の美しさを決めていく連続で動きは限られたものなんですが、次々と構図が変化していくので非常にダイナミックに見える舞台でした。やはり菊五郎の土蜘の迫力は並のものではありませんでした。昨年の土蜘蛛は脇の豪華さ、今年の土蜘は本来のおどろおどろしい土蜘の迫力を味わえ、それぞれ印象に残るもの。今日も存分に楽しめる舞台でした。

4月から豪華キャストで続いてきた歌舞伎座新会場の記念公演も6月で最後です。この時しか見られない豪華な配役ということで、貴重なものでしょう。



さて、別の席で見ていた友人と落ち合って、反省会ということで、三原橋交差点からちょっと入ったところにある九州料理のお店に入ります。

食べログ:九州黒太鼓 紅葉の里

以前、このあたりで飲んだ時に知人からいい店だと聞いていた店、と思って入ったんですが、どうやら違うお店でした。結果的にはいいお店だったので結果オーライです(笑)

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なんと、お通しから、凝った演出で、店員さんが竹のザルに乗せた九州各県の名産のお通しをもって現れ、この中から一人二品選ぶというシステム。私はメヒカリにキビナゴ(笑)メヒカリは竹串に刺さっていて、火鉢の上の陶板で暖めていただきます。なかなか憎い演出。とりあえず生ビールを飲んでいましたが、すぐに空けて、焼酎を注文するよう促されちゃった感じ。

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こちらは馬肉の馬フィレレアステーキ。いいですね(笑) クレソンを添えるあたりにセンスを感じます。

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ビールのお供の定番、博多鉄鍋餃子。

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焼き鳥。ネギマ、ハラミなど。七味唐辛子が手放せません(笑)

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半熟卵を乗せたサラダ。大盛りです。

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なぜか、デザートまで突入してます。

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コースターが粋なデザインだったので、もらってきました(笑)

生ビールのあと、料理につられて芋のロックをくいくい行って、実にいい酔い心地。歌舞伎話に花が咲きながら美味しい料理も堪能。店員さんも気さくでいいお店でしたね。またいきたいお店です。



ちょっと数えてみると、今月は番外が多いですね。後半はレビューで挽回しませんと、当ブログの存在意義にかかわります。まあ、好きな事をやってないと長続きしませんので無理は禁物なんですが、、、

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【番外】柿葺落五月大歌舞伎第三部へ

今日は仕事を5時きっかりに無理矢理切り上げて新歌舞伎座へ。先日第二部を見たばかりですが、今日は第三部、夜の部です。

歌舞伎人:歌舞伎座新開場 杮葺落五月大歌舞伎

第三部の開演は18:00。少し前に地下鉄東銀座駅につきます。

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日が長くなってきたので、18時にならんとするのに、明るいですね。平日に歌舞伎を見て帰れるというのは、いいものです。第三部の出し物は次の二幕。

梶原平三誉石切(かじわらへいぞうほまれのいしきり) 鶴ヶ岡八幡社頭の場
京鹿子娘二人道成寺(きょうかのこむすめににんどうじょうじ) 道行より鐘入りまで

梶原平三誉石切は中村吉右衛門が主役のお話。通称石切梶原。一昨年の6月に新橋演舞場で同じく吉右衛門の石切梶原を見ています。

2011/06/26 : お出かけ・お散歩・展覧会 : 新橋演舞場へ六月大歌舞伎、染五郎、吉右衛門、仁左衛門!

主人公の梶原景時の情にあふれた人物像が魅力の舞台ですが、やはり景時は長谷川平蔵を演じる吉右衛門が当たり役でしょう。以前見たときも吉右衛門の余裕ある至芸に痺れましたが、今日も同様。相手役の大庭三郎景親はくだけた役が似合う菊五郎にはちょっと固い役でやりにくそうでしたが、やはり柿葺落公演ならではの豪華な配役ということでしょう。あらすじは歌舞伎人のサイトに譲るとして、見所は景時が刀の鑑定を決めるときの場内の視線を釘付けにする完璧な見栄、その刀のキレ味を証明するために人を二人重ねて切る「二つ胴」という試し切りの場面の意外なアクション、そして、最後にその刀が本当に名刀であることを証明するために石の手水鉢をまっぷたつにぶった切るという意表をつく設定の場面など、大道具、小道具を交えた場面の面白さにあります。源氏びいきの江戸時代に好まれた筋立てなど時代背景などもありますが、こうした演劇としてのわかりやすい面白さがこの石切梶原の魅力であり、人気作品となった理由でもありますね。明後日29日が千秋楽なので、舞台はきっちり仕上がっており、吉右衛門、菊五郎、そして脇役の人たちも含めて完成度の高い舞台でした。

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休憩をはさんで次の幕へ。お弁当は久しぶりの木挽町辨松。いつもながら味の沁みた煮物など、歌舞伎見物の楽しみのひとつ。前回売り切れてましたので、嫁さんが電話予約しておいたので、ありつけました。

今日の席は三階の三列目。上から舞台を眺めるので、全体の構成がよくわかります。花道のスッポンもよく見えます。この席、いいです。何が良いかと言うと、音響。次の京鹿子娘二人道成寺はお囃子大活躍の幕。1階席に比べると、音響はむしろこちらのほうが良いくらい。お囃子が鮮明に聴こえ、大太鼓(グランカッサ?)はズドンと腰に来ます。新歌舞伎座、音響は以前よりもだいぶ良くなっている印象です。こうした鳴りものも歌舞伎を魅力的にしている大きな力がありますね。

京鹿子娘二人道成寺は娘道成寺を坂東玉三郎と尾上菊之助の2人で踊るもの。いやいや、この舞台は素晴しかった。この作品も人気作であることがよくわかりました。あらすじは下記のとおり。

僧に恋をした清姫が、夫婦となる約束を取り交わしたがその約束を反故にされ、その恨みのため蛇となって、僧が逃げ込んだ道成寺の鐘に巻き付き、鐘の中に身を隠した僧を鐘ごと焼き殺し、清姫も命を断ちます。そのため、道成寺には鐘がありませんでしたが、その鐘が新造され、供養が執り行われる場面からはじまり、菊之助と玉三郎演ずる白拍子花子が再興した鐘を拝みたいと訪れ、舞を奉納する事を条件に入山を許されました。その白拍子花子が浄瑠璃や長唄に乗って数々の舞を披露しますが、結局白拍子花子は清姫の亡霊だったというお話。

見所はなんといっても、次々と衣装を変え、優美な踊りを見せる玉三郎と菊之助。シンクロナイズドスイミングを見ているような完璧なシンクロ度合い。そして踊りの合間に長唄やお囃子が朗々と雅な音楽を奏でていきます。さながら手に汗握る和製ミュージカルといったところでしょうか。新歌舞伎座になって、お祭りムードもありましたが、この舞台の出来は圧倒的でした。歌舞伎座の底力を見た気がします。踊りの合間に見栄を切るところで場内は拍手喝采。前の席に座っていた外人君も手を振り上げての拍手を繰り返してました。私たち日本人のDNAに仕組まれた日本らしさを感じる感性にぐさりと刺さりました。玉三郎も菊之助もかなり長時間踊る事になりますが、最後まで指先まで神経が張りつめた素晴しい舞台でした。これはまた見たいですね。

満員のお客さんも満足そうに歌舞伎座を後にしていました。幕があがるまえのざわめきと、幕がおりたあとの賑わい。いやいやいいものですね。6月公演も楽しみです。

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【番外】柿葺落五月大歌舞伎第二部へ

土曜日は歌舞伎座へ。新歌舞伎座になってから三度目の歌舞伎見物です。

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歌舞伎人:歌舞伎座新開場 杮葺落五月大歌舞伎

4月の杮葺公演から三部構成になっていますが、この日は第二部(昼の部)に出かけました。演目は下記の二つ。

伽羅先代萩(めいぼくせんだいはぎ)御殿、床下
夕霧 伊左衛門 廓文章(くるわぶんしょう) 吉田屋

伽羅先代萩は歌舞伎ではおなじみの演目。奥州五十四郡の大守である足利頼兼が、お家横領をたくらむ仁木弾正の甘言に惑わされ、香木の伽羅の木で作った下駄を履き、廓通いの遊興に耽っていたことが将軍家の知るところとなり、頼兼は隠居を命じられ、家督は嫡子の鶴千代が相続することになった。その鶴千代の命を狙う弾正一味と命を守ろうとする乳人政岡が御殿で繰り広げる物語が最初の御殿の場。政岡が人間国宝坂田藤十郎、弾正の妹八汐が中村梅玉と凛々しい演技が特徴の梅玉さん珍しく悪役。この日も子役が熱演。鶴千代に差し出された毒入りの菓子を、日頃から鶴千代を守るため毒でも喰らうよう厳しく言いつけられている政岡の子千松が、毒と知って自ら食べ、そして若君の菓子を食べたと刺されてなぶり殺されていしまうあたりくだりは、歌舞伎独特の淡々とした台詞から迫真の演技が伝わってきます。藤十郎も燻し銀、そして梅玉さんは悪役ぶりもなかなかでした。結局政岡が襲いかかる弾正の妹八汐を刺し、お家横領を企てた証拠の連判状も手に入れて、めでたしとなるところで、一匹の鼠が連判状をくわえて床下に去ってしまいます。舞台全体が迫り上がって床下の場にうつり、中村吉右衛門演じる荒獅子男之助が鶴千代を守っていたが、そこに連判状を加えた鼠が通りかかり、妖術で鼠に姿を変えていた松本幸四郎演じる仁木弾正にもどります。この場は短いのですが、なんと松本幸四郎は台詞なし。花道の迫りからおどろおどろしい姿で競り上がってきたかと思うと、ロウソクの灯りのみの幽玄な雰囲気のなか、厳かに花道を去るのみ。しゃべらずに妖気のみを感じさせる流石の演技でした。最近ロウソクの灯りのみの照明が使われるようになりましたが、昔はこうだったのかと思えるなかなかいい演出ですね。

休憩を挟んで後半は、上方歌舞伎の代表作、廓文章から吉田屋。良家のぼんぼん藤屋伊左衛門が片岡仁左衛門、遊女扇屋夕霧が坂東玉三郎と、現在望みうる最高の配役でしょう。廓通いが過ぎて借金がかさみ、家からも勘当され貧乏人となった伊佐衛門と、お気に入りの伊左衛門が来なくなって病にまでなってしまった遊女夕霧の再会を描いた一幕もの。イヤホンガイドの解説によれば、江戸歌舞伎のいさましい荒事(あらごと)に対し、上方歌舞伎ではどくとくの弱々しい主人公を描いた和事(わごと)が好まれ、好対照をなしたとのこと。廓文章は和事の代表作。伊左衛門は和事の「やつし」を象徴する役所。やつしとは本来身分の高いものが何らかの事情で零落している様子を演じることとのこと。普段はビシッと決まる仁左衛門ですが、この日は登場からコミカルなボンボンを好演。二枚目なのに贅沢わがまま三昧の放蕩息子役がピタリと決まります。紙衣(かみこ:紙でできた着物)で登場し、傘をはずして、最初に見せた顔の滑稽さが見事。この役は相当の演技力を要しますね。また夕霧役の玉三郎はいつもの息を飲むような美しさ。やはりこうゆう役は玉三郎に限ります。やはり仁左衛門の軽妙洒脱な演技が素晴しい舞台でした。

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この日も歌舞伎座の前は見物客でごった返していました。これだけの人が集まるということで、歌舞伎座のまわりにも活気が戻ってきているでしょう。

今日は嫁さんと二人で母親は置いてきたため、近くの三越の地下でお弁当を買ってかえりました。

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三越の地下も歌舞伎にあわせて歌舞伎用のお弁当コーナーがあったりします。この日はなぜか「サーロインステーキ弁当」と地方物産売り場で、山中温泉の温泉卵、石巻白謙の笹かま、新島のムロアジのくさやなど珍しいものを買って帰りました。

5月はあと1回、第三部もチケットをとってあります。それはまたの機会に。

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【番外】杮葺落四月大歌舞伎 第三部へ

本日は平日にもかかわらず、仕事を17時過ぎに切り上げて、新歌舞伎座へ。

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歌舞伎美人:歌舞伎座新開場 杮葺落四月大歌舞伎

先日は昼間に第二部を見たのですが、やはり本命は第三部(夜の部)です。

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第三部の開演は18:10。なんとか開演に間に合うようにたどり着きます。今日は三階席の最前列。花道から舞台全体を見渡せる席です。

第三部の演目は片岡仁左衛門、中村吉右衛門らによる盛綱陣屋(もりつなじんや)と、松本幸四郎、尾上菊五郎、中村梅玉らによる歌舞伎十八番の内 勧進帳(かんじんちょう)。

盛綱陣屋は初めて見る舞台でしたが、これが面白かった。もちろん贔屓の仁左衛門目当てですが、時代物の浄瑠璃で、鎌倉時代の近江の国を舞台とした、敵味方に別れた兄弟を軸に、子供の切腹あり、首実検ありの重厚な舞台。筋が複雑ですが、解説本を読みながら見ていると実に良く出来た筋書き。先日見た第二部が杮葺落公演の賑やかな舞台だったのと対照的な、本格的な心理劇に引き込まれました。珍しく吉右衛門が赤塗りの顔で豪快な弟和田兵衛秀盛と仁左衛門は冷静な兄佐々木三郎兵衛盛綱のキレのいい演技で舞台が締まります。こうゆう劇だと脇役の上手さも重要で、今日も篝火の時蔵、盛綱の母微妙の東蔵など、いつもながらの円熟の演技でよかったですね。涙をさそったのが切腹してしまう小四郎の松本金太郎。子役としては完璧な演技でした。もう一つ舞台を引き締めたのが浄瑠璃と三味線。クライマックスの首実検の場面の迫真の演技を静寂のなかに響き渡る三味線が絶妙にサポート。これもまさに生の良さを感じる素晴しい演奏でした。音楽や鳴りものも歌舞伎の楽しみの一つですね。

休憩でお弁当をいただいて、後半は勧進帳。何回か見ている舞台なので筋はだいたいわかっているのですが、今日はイヤホンガイドの小山観翁さんの解説が面白かった。物語りの背景から、長唄のくだりまで丁寧な解説で非常によくわかりました。これだからイヤホンガイドはやめられない訳です。配役は豪華で、弁慶が幸四郎、義経に贔屓の梅玉さん、富樫に菊五郎、四天王に左團次、勘九郎、松緑、染五郎と一流どころがずらり。以前見た舞台では梅玉さんの清々しい富樫が印象的でしたが、今日は大御所菊五郎の富樫。同じ富樫でもだいぶ印象が異なりますね。菊五郎はくだけた役で本領発揮ですが、凛々しい富樫役もなかなかの好演。やはり見所は幸四郎の弁慶役の見事な台詞まわし。かなりの量の台詞を流れるように鮮やかにこなし、最後の飛六方の退場まで大熱演。

18時過ぎから22時前までの舞台でしたが、飽きることもなく一気に見る事ができました。四月公演も今週末が千秋楽。杮葺落公演も大詰めですね。

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【番外】新歌舞伎座で杮葺落四月大歌舞伎を見物

昨日月曜はようやく建替えが完了した新歌舞伎座へ。

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歌舞伎美人:歌舞伎座新開場 杮葺落四月大歌舞伎

3年あまりの期間、建替えのため閉じていましたが4月2日から開場した新歌舞伎座。この日は月曜にもかかわらず、仕事を午後お休みして、新歌舞伎座の四月公演に。チケットが休みの日に取れなかったのと、母親連れには土日の混雑はむずかしいということで、敢えて平日に出陣です。

事前の調査で歌舞伎座のまわりに安い駐車場も見つけたため、お昼過ぎに会社から戻り、車で出かけました。
今日は三部構成の第二部、14:40開演です。道がそれほど混んでいなかったので、13時過ぎには銀座について車を駐車場に停めて、いざ歌舞伎座へ。

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すると歌舞伎座の前は黒山の人だかり。まさに新開場の賑わいに溢れていました。カメラを構えて新たな歌舞伎座の姿を撮影する人でもみくちゃ。新たな観光名所といった風情です。

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後ろにビルは建って、設備は近代化したものの外観は昔の歌舞伎座とそっくり。東京のイコンとしての歌舞伎座は継承された形ですが、隈研吾さんという建築家が関与した建物としては、伝統と現代の融合した新たな価値を求めたかったところ。歌舞伎のための箱としての歌舞伎座は進化を控えてかなり保守的な変化にとどまりました。おそらく純粋な歌舞伎ファンの方からは評判は良く、建築関係者からは冷静な見方が多いのではと想像しています。

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とはいっても、劇場のミッションはやはりお客さんを入れる事。椅子を大きくしたり、バリアフリーだったり、地下鉄直結の交通アクセス等、地味な改良を積み重ねていると同時に、観光資源となるべく、歌舞伎稲荷大明神なる神社を配したりするあたりは、新たな東京のランドマークとしてお客さんを楽しませる仕掛けを随所に設ける等、商業施設としてはよく考えられているのも確かです。

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こちらは地下鉄直結の地下のお土産売り場。歌舞伎座に入場しなくてもお土産が買えるという点では間口を広げたことになりますね。隈研吾さんということで期待したアーティスティックな部分よりは、だいぶビジネスサイドのコンセプトが強い建物となったようですね。おそらくそもそもの松竹の依頼もそういった部分が強かったのではないかと想像しています。本質的な文化のあり方に対して鋭敏な欧米の建築評がどのように論じるのか、楽しみではあります。

さて、歌舞伎座のまわりを一通り見て回ったところで、開場までまだ時間があるので近所の喫茶店で一休み。開演30分前となり、いざ入場。

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今日は1階やや後方の通路の前。足が楽な席でした。内部も元の歌舞伎座そのままの印象。座席が若干大きくなったりしている以外は、元の歌舞伎座にいるのではないかと錯覚するほどそっくりな内装。

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今日の舞台は、河竹黙阿弥作の「弁天娘女男白波(べんてんむすめめおとのしらなみ)」と常磐津連中「忍夜恋曲者(しのびよるこいはくせもの)将門」の2幕。今の歌舞伎を支えるオールキャストのような、豪華な配役の賑やかな舞台でした。それぞれのあらすじは上のリンク先をご覧ください。」

「弁天娘女男白波」は市川左團次扮する若党四十八のと尾上菊五郎扮する早瀬主水の娘お浪が鎌倉雪ノ下の呉服屋浜松屋の店頭で繰り広げるドタバタ劇。娘の婚礼の品を買いにきて、わざと万引きをしたように見せかけ、実は万引きではないということで、店に多額の金を要求するくだりからはじまります。こうゆう役をやらせたら、左團次と菊五郎の右に出るものはいませんね。結局見破られ、開き直るところで繰り出される「知らざぁ言って聞かせやしょう」からはじまる、河竹黙阿弥の七五調の名台詞が有名なもの。この台詞を語る寸前まで観客の期待を煽る菊五郎の実にくだけたセリフ回しが見事でした。黙阿弥の名台詞が活き活きと語られ、台詞の魅力を堪能。また、万引きと見誤った番頭役の橘太郎は彼にしかできない名脇役。他に吉右衛門、三津五郎、時蔵など豪華な布陣で、舞台も鮮やかでした。

これまでの序幕の雪下浜松屋見世先の場から、白浪五人男が勢揃いして名乗りを上げ、捕手とのドタバタを描く稲瀬川勢揃いの場、菊五郎演じる弁天小僧菊之助が極楽寺の大屋根で捕手と大立回りを演じる極楽寺屋根上の場、舞台がせり上がって極楽寺の山門で、白浪五人男の頭、日本駄右衛門が攻められる山門の場、そして最後に、山門脇の滑川の土橋で自首しようとした日本駄右衛門に対して、それを中村梅玉扮する青砥左衛門藤綱が見逃す場面とつづき、クイックに場面転換しながら、華やかな舞台が続きます。新歌舞伎座では新しく舞台中央にできた大きな迫りがなかなか効果的。舞台転換の面白さもアップしました。

「忍夜恋曲者 将門」は坂東玉三郎と尾上松緑の舞台。最初に場内が暗闇になり、ロウソク2本で玉三郎の演じる如月という妖術使いの怪しげな踊りを見せるくだりからはじまる演出。結局大立ち回りもあり、蝦蟇も飛び出すスペクタクルな舞台した。

新歌舞伎座新開場を記念する、豪華な配役と、派手な舞台が印象的な公演でした。個人的には菊五郎、左團次、梅玉、橘太郎の燻し銀の演技が印象に残りました。

久々の歌舞伎座、やはり華やかさは歌舞伎座ならではということでしょう。母親と嫁さんと友人を合わせて4人での観劇でした。

第二部が終わったのが17:30ごろ。お腹も適度に減ったので、ここは定番、ナイルレストランへ。

IMG_4337.jpg

四人でおまかせコースを注文。

IMG_4336.jpg

前菜にカレーに、最後は名物ムルギーランチでお腹いっぱい(笑) いつもの歌舞伎見物といつもの食事を3年振りに楽しみました。歌舞伎座はしばらくはお祭りムードでいろいろ名舞台が目白押しゆえ、他の部も見なくてはなりませんね。

テーマ : 歌舞伎
ジャンル : 学問・文化・芸術

tag : 歌舞伎 歌舞伎座

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Author:Daisy

なぜかハイドン(Franz Joseph Haydn)が特に気に入り膨大な録音をコツコツ集めてレビューしております。好きなものはお酒全般(ワイン、日本酒、モルトなど)、美味しいものを食べること、料理、鄙びた温泉めぐり、歌舞伎見物、スポーツクラブで泳ぐこと(美味しいお酒を呑むため!)などなど。東京在住のごく普通のサラリーマンです。

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