【番外】越後湯沢温泉紀行

全国の温泉ファン、ロープウェイファン、ダムファンの皆さま、ご無沙汰しております。

今週水曜日の秋分の日は、先週末に墓参りも済ませているため、温泉にでも行こうということで、いつものように行き先も渋滞次第で決めるというゆるい旅に出かけました。

特に記事にするつもりもなかったんですが、嫁さんからは「あれ、ブログに書かないの? 書いとかなくちゃ忘れちゃうじゃない!」と鋭いのツッコミ。というのも、先日もはじめて訪れたつもりの温泉が、過去のブログの記事で再訪だと判明したり、旅する側の記憶力にも高齢化の足音が忍び寄っているからに他なりません。ということで、外堀を埋められてしまったので1日置いてからの執筆開始です。ちなみにダムには行ってません(笑)

この日は体調も良かったので母親同行の3人旅。いつもこのような時は渋滞を避けるため朝は5時台に出発ですが、前の晩母親が、「早起きしなくてもいいなら行く!」と、旅の行程に重大な影響のある発言(笑) 致し方なしということで7時出発との合意を取り付け就寝しますが、翌朝いつものように早めに起きると、母親はすでに起きており、加えて風呂も済ませたとのこと。早くもやる気炸裂でした(笑)

ということで、一同簡単に荷造りなどをして、無事予定の7時を前に出発できました。天気は清々しい秋晴れ。高速の渋滞情報を見ると、なんとどこも渋滞なし! 皆さん墓参りなどで遠出をしていないからかと勝手に想像してます。いつものとおり海から山まで無限の選択肢がある中、中央か関越方面に行こうということになり、近所の調布インターに向かいます。

調布インターに入ろうとすると、なんとインター入口前に車が数珠繋ぎ。電光掲示板には事故発生とのこと。調布のすぐ先の稲城での事故とのことで、離脱可能なギリギリの所で調布を諦め、先の府中まで一般道で行くことに。無事に府中から乗れましたが、確認すると渋滞は悪化し、6キロにまでなっていましたので、離脱していなかったら、出ばなを相当くじかれていたことでしょう。ギリギリセーフでした。

さて、府中から先は至って快調。渋滞もなくスイスイ進みます。いつものように最初の分岐八王子ジョンクションで、山梨方面にブドウ狩りか長野、新潟方面に温泉かの選択。山梨へは最近よく行っていたので、ここは圏央道に入り、関越を目指すことに。いつも通り圏央道狭山パーキングエリアで休憩して、そのまま関越に合流。次なる分岐は藤岡ジャンクション。今度は先日小諸方面に行ったので、新潟方面に進むことに決定。ということで、なんとなく渋川以北に進む流れになりました。日帰りであることを考慮すると行っても越後湯沢くらいかなということで、行き先は越後湯沢に自然と落ち着きました。渋滞していないことは重要ですね(笑)

ということで、家を出てから3時間弱で越後湯沢インターに到着。この時間、訪れるところといえば選択肢は絞られます。そう、もちろん先ずは温泉です。越後湯沢で温泉といえば、ここしかありません。

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越後湯沢の街はずれにある共同浴場「山の湯」。ここは越後湯沢の温泉でもお湯の質が一番良く、幾度となく来ています。

2012/09/17 : 旅行・温泉巡り : 【番外】越後湯沢・四万温泉紀行
2011/06/05 : 旅行・温泉巡り : 【番外】新潟温泉紀行-1

ブログの記事を遡ってみると、直近では2012年9月、2011年6月に来ていました。越後湯沢には以前はカヌーでの魚野川下りに何度か来ていましたが、今はそのカヌー屋さんはお店をたたんでしまいましたので、温泉やイタリアンを楽しみにたまに寄るスポットです。温泉は越後湯沢の街の至る所にありますが、お湯はかなり異なり、やはりこの山の湯が最高。町営では近くに「駒子の湯」や土樽の「岩の湯」、町営以外では越後湯沢駅前の「江神共同浴場」など、また旅館ではこの山の湯のすぐ隣にある川端康成が泊まっていたことで有名な「高半」や「中屋」といった名旅館があり、何れの温泉も入った上での結論。この山の湯のすぐ裏に源泉があり、高半や中屋は同じ源泉のようですが、この山の湯が一番お湯がシャキっとします。

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たしか2011年の震災後に来た時には節電の影響か、営業時間が短縮されていた記憶があり、10時前に到着して営業しているか若干不安がよぎったのですが、看板を見ると、現在は朝6時から営業となっており一安心。やはり田舎の共同浴場は早朝からやっていませんと落ち着きませんな(笑) 券売機で入湯券を買ってそそくさと脱衣所に進むと、見慣れた暖簾に癒されます。あの素晴しいお湯がもう目の前。久々の名湯を前に過呼吸気味(笑)

先客が数人、お湯の中で昇天しておられました! 皆さんゆったりとお湯に身を沈め放心状態。早速掛け湯をしてトロリとしたお湯に身を沈めます。いつも通りお湯は42、3度。万人にちょうど良い温度です。窓際で入ってる方が窓を開けると、サッと涼しい風が通ります。ゆったりとお湯に浸かったり湯船の縁に腰掛けたりして3時間近いドライブの疲れを癒します。いやいや極楽浄土とはこのこと。しばらくのんびりとして、いつものように最後は水を何杯かかぶって上がります。なんたる爽快感。ハイドンのアダージョのような極上の癒しに包まれます(笑)

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上がって嫁さんと母親が上がってくるのを待つ間は、いつも通り建物の前に置かれた椅子に腰掛けて、越後湯沢の街を見下ろしながら風を楽しみます。

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温泉の周りには草花が茂りいつ来ても花を楽しむことができます。こうゆう些細なことを楽しめる年齢になってきたんですね(笑)

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程なく嫁さんたちも上がって来て、時刻は10時40分くらい。早起きしてのドライブ、そして温泉ということで、いい感じにお腹も減ってきました。



越後湯沢で昼といえば、いつもここです。



ピッツェリア イル・ロカンダ・デル・ピットーレ岩原

越後湯沢市街から車でちょっと登ったところにある岩原スキー場の前にある老舗イタリアンレストラン。



この季節はもちろんスキー客はいませんので人影はまばら。目の前のスキー場は一面緑の草原。この日は抜けるような青空に草原の緑がまぶしいほど。

この閑散としたオフシーズンのスキー場に、車が集まるスポットがピットーレ。外にはピッツァを焼く石窯用の牧が積まれ、いつもながらいい雰囲気です。

この日は11時開店ということで、湯沢に着いて、山の湯でのんびりとして、ちょうど開店時間にピットーレ。予定調和的完璧さです。



開店時間少し前に着いたので、この日は一番乗り。いつもの窓際の広い席に案内されます。



まずは喉を潤したいのですが、もちろん唯一のドライバーゆえ飲めません(涙)
嫁さんと母親のグラスワインを横目にノンアルコールビールで気持ちだけ乾杯。

オフシーズンだからかいつもの巨大なお勧め料理を描いた黒板は登場せず。定番の烏賊の窯焼きにピッツァとパスタを頼んで料理を待ちます。



烏賊をハラワタごとぶつ切りにして、窯で焼いたもの。濃厚な烏賊のハラワタにニンニクの香りが乗って実に旨い。ハラワタが高プリンな感じですが、余計なことは考えず烏賊に絡めていただきます。上に乗せられたルッコラも爽やかな香りが乗っていい感じ。ピットーレの名物なのでここに来ると必ず注文しちゃいます。



烏賊を平らげのんびり話しに興じていると、いいタイミングでピッツァが運ばれてきました。今日は店員さんに勧められてハーフ&ハーフ。自家製ピーマンとサラミとシチリアーナ。玉ねぎにブラックオリーブ、アンチョビなどをあしらったもの。石窯焼きなのでピッツァはホクホク。やはりピーマンの新鮮さがポイントでした。



そしてパスタは「秋ナスの窯焼きラディアトーリ」でミートソース、ベシャメルソースでショートパスタをグラタン風に焼いたもの。こちらは、ナスの風味がありながらグラタン風の濃厚なソースの味を楽しむもの。イカとピッツァとパスタを3人でとりわけながらいただきましたが、これで満腹。いつもだとこの後ドルチェとの声が飛ぶのですが、この日はカフェラテにエスプレッソで締めました(笑)

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のんびり食事を楽しんで、さてこれからどうしようかと思案。思いついたのはこちらです。


越後湯沢の商店街から一気に湯沢高原に登るロープウェイ。

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湯沢高原 ロープェイ

うちの母親はダムマニアでかつロープウェイマニア(笑) 以前箱根の芦ノ湖でロープェイに乗ってなかなか楽しいとわかった以降、伊豆の国、赤倉などいろいろロープウェイに乗ってます。ここ湯沢高原のロープウェイは上のリンクを参照いただきたいのですが、調べたところ以前乗った伊豆の国のパノラマパークと同じ運営会社が経営していることがわかりました。

越後湯沢には何度も来ていますが、このロープウェイに乗るのはもちろんはじめてです。岩原のピットーレから再び越後湯沢の街中にもどって、ロープウェイの駅の裏の駐車場に車を停め、3人分のチケットを買います。見るとロープウェイではありますが、籠が巨大で2つしかありません。空中を進むようすは明らかにロープウェイですが、2台の籠がバランスをとって交互に上り下がりするようすはケーブルカーと同じ仕組みのようです。案内によると籠は166人乗りということで世界最大級とのこと。毎時00分、20分、40分に出発するとのことで、早速乗り込むと確かに広い!

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しかも出発するとかなりの急勾配をグイグイ昇り、あっという間に越後湯沢の街を見下ろすようになります。街を取り囲むように黄金色に稲穂が実った田んぼが取り囲む絶景。中間地点で下りの籠とすれ違いますが、間近をすれ違う様子も大迫力。なかなかです(笑)

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山頂駅に着くと、越後湯沢市街はかなり小さく見えるほど。この日は天気が良かったので眺望も抜群です。なんだかあんまりちゃんと調べてきたわけではありませんでしたので、まわりをキョロキョロすると、バスが2台停まっています。そのうちの1台の行き先に高山植物園アルプの里行きとあるので、母親に「高山植物園、行ってみる?」と聞くと、「いいわね」と好感触。早速バスに乗り込むと、山頂駅から細道を下りながら5分ほど走ったところに着きます。まわりには高山植物が咲き乱れ、綺麗な池では鴨が水浴びをしていました。流石に湯沢からさらに高度を上げてきたところだけに高原の自然は素晴しいものがあります。高山植物も多く咲いていて、なかなか見応えがあります。

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池にそって木道を散歩。

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こちらはちょっと歩いた木陰に咲いていた白のシュウメイギク。花もいいんですがつぼみの着き方が面白い。

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ちょっと奥まで歩いて行くと、ヤギが数匹いるではありませんか。これは手元のマップによると「ふれあいヤギ牧場」というところ。やはり子供たちに大人気で、葉っぱなど差し出すがヤギがむしゃむしゃ食べてくれます。なんだか焦点のさだまらないヤギの目としばらくにらめっこしたりしてのんびりします。

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さらに奥に行くとガレバハウスという売店があり、そこにジェラートの看板が!

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もちろん、女性陣はかなり乗り気ということで、4種あるジェラートから嫁さんが3つ選んで買ってきました。私はもちろん、「地酒入り八海山ミルク」。地酒といっても甘酒のような味。その他「人気No.1フレッシュミルク」に「新潟の味コシヒカリ玄米」。秋にしては汗ばむような陽射しの中をしばらく歩いたので、日陰のベンチで風に当たりながらいただくジェラートはなかなかでした。

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しばらく涼しんだので、高山植物の咲き乱れるロックガーデンを通って先程の池までのんびりと散歩。秋の花がいろいろ咲いていましたが、一際綺麗だったのがアサマフウロ。陽の光を浴びて花が輝いています。

先程バスを降りた池の淵まで戻ると、今度はベンチ式のリフトが目に入ります。結構歩きましたが母親もまだ大丈夫そうですので、乗ってみます。

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このリフト、アトラクションのボブスレーの終点から出発点に戻るリフトのよう。轟音をたてて、氷の通路を駆け抜ける本当のボブスレーをまねて、金属製の通路を車輪付きの台車で降りるアトラクション。皆さん結構楽しそうに滑ってますが、流石に母親連れではムリ(笑) 次々と滑り降りてくる台車を横目にリフトに乗ってグイグイ登ります。

リフトの終点がちょうどボブスレーのスタート地点。流石に人気で10人くらい並んで順番を待ってました。突然母親が「ボブスレーするならこれが最後ね」と意味深なことをつぶやきます(笑)。もちろん滑りませんでしたが、楽しげに台車が下って行くようすを眺めているのを見ると、本当は滑りたかったのかもしれませんね。

ボブスレー乗り場のすぐそばから、またバスが出ていて、ロープウェイの山頂駅まで、あっと言う間に戻れました。照りつける陽射しの中、高山植物やヤギまで見ての散歩。ここはなかなか遊べました。母親も満足そうでしたので、下る事にします。タイミング良くロープウェイがやってきて、往きに見下ろした越後湯沢の街を見ながロープウェイで下ります。

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往きは赤い籠で、帰りは青い籠の方に乗りました。ロープウェイを降りるとお土産屋さんになっているので、いろいろお土産を物色。特に酒どころ新潟だけあって日本酒売場は充実。自分へのお土産に買ったのはこちら。

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売店には八海山をはじめ、越後の銘酒が並びますが、東京ではあまり見かけない、巻機(まきはた)純米吟醸生詰原酒ひやおろしをセレクト。湯沢よりちょっと北の魚沼市の高千代酒造のお酒。

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それからこのお店のロゴの入ったお猪口。ぽんしゅ館というそうで、お猪口にも「ぽんしゅ」と書かれてます。風情のあるいいお猪口ですね。

ほかに会社用におかきなどを買い込んで、旅のミッション終了。湯沢高原で結構のんびりしたので、時刻は3時近く。そろそろ帰りの渋滞が心配ですので、帰途につきます。湯沢インターのそばでガソリンを補充しますが、なんと東京より安いですね。リッター155円でした。

越後湯沢インターから関越に乗り、一路東京へ。途中事故渋滞などがちょこちょこありましたが、往路の3時間プラス1時間程度で練馬に到着。今回も無事故で無事自宅までたどり着きました。

いつも通り、行き当たりばったりの旅でしたが、好天にも恵まれ、いい気晴らしになりました。温泉にイタリアンに高山植物を楽しみながらの高原散歩。母親も結構歩いたのでいい運動になったのでしょう、翌日は足が痛いと言ってました(笑)
越後湯沢は駅のまわりや温泉街ばかりではなく、湯沢高原もかなり楽しめるスポットであることがわかりました。

こんど訪れるときは、しばらく行っていないうどんすきの森瀧にも寄らなくては、、、

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【番外】信州温泉紀行-2

(前記事)2014/09/01 : 旅行・温泉巡り : 【番外】信州温泉紀行-1

突然出来た田舎の蕎麦屋さんの前の人だかりに驚いて、あわてて列に並びます。訪れたのはこちら。

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食べログ:職人館

このあたりでは有名なお店のようです。構えは民家風でお店の前に5~6台車を停めるスペースがあります。すでに車が4台並んでいて、我々が停めるともう1台停められるかどうかというところ。入口前にはすでに10人以上の人がそわそわと開店を待っている様子。ほんの30分の間に激変です(笑)

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先程電話予約をしているので、入れないことは無いだろうということで、開店までの間、まわりの畑に咲いた花などをながめてのんびりします。

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ちょうどお店の向かいには蕎麦の花が咲いていました。

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さして広い面積ではありませんが、蕎麦屋の前に蕎麦畑があるというのも乙なもの。なんとなく脳内で新蕎麦の香りが漂い、これから蕎麦を喰らうのにいい心境になってきました。

さて、開店時間の11:30になるとお店の引き戸があいて中から店員さんが出てきて最初に並んでいた人から予約の有無を確認して、店内に順番に通されます。我々の前に並んでいた人でも予約が無かった人は、少し待たされるように案内されていました。いやいや電話を入れておいて良かった。

我々も入口を入って左の椅子席に案内されます。畳敷きの部屋に小綺麗におかれた椅子とテーブル。なかなかいい雰囲気です。食べログを見て、ヴォリュームがかなりあることはわかっていたので、頼んだのはランチコースの「そばと何かほしい膳」と「館主の野遊び膳」と品数が少ない方の2つのコース。

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最初に蕎麦茶と煮た豆がでてきますが、箸置きがヤマボウシの赤い実なのがいきなり風流。何やらこの店のすごさがつたわってきますね。

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私も何か一杯飲みたいところでしたが、車ゆえぐっとこらえてノンアルコールビール。嫁さんは白のグラスワイン。ちょっと土の香りののこる甲州のようだったとのこと。

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最初に供されたのは写真は撮り忘れましたが村の豆とうふ。ちょっと固めの木綿豆腐に生姜をちょっとあしらったもの。これが実に旨い。素朴な豆腐の旨さが溢れ出してくるよう。そして目にも鮮やかなサラダ。野菜が新鮮なせいか、シャキシャキ感が半端ではありません。ドレッシングも爽やかで、野菜の香りを引き立てるよう薄味。このサラダだけでもお店の志がわかります。この不便なところにこれだけのお客さんが来る理由がわかる気がします。

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つづいて「館主の野遊び膳」だけについてくる豆の煮込み。一皿で来るのかと思いきや、一人分ずつシェアして二皿で供されます。なかなかな心遣い。

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そして蕎麦はメニューでは両方十割そばとありましたが、二種にわけて出されました。奥が十割、手前が田舎です。ピシッと目が立つような裁ち方ではなく、適当に粗い裁ち方で、手打ち感満点。どちらも香り高いのですが、とりわけ田舎そばの噛むと滲み出る旨味というか甘みが秀逸。やはり蕎麦は逸品でした。

このあと巨大な片口に薄めのそば湯がたっぷりと供され、そば湯も含めて存分に楽しめとの館主のお告げのような構成。

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デザートも「館主の野遊び膳」だけにつくものですが、ちゃんと小分けにして二皿で供されました。二人とも「館主の野遊び膳」にすればよかったと詫びると、まったく気にする必要なしとの奥さんの粋な返し。なかなかのおもてなしです。

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流石に最後の抹茶は一杯でした。嫁さんと交互にいただいて、最後は爽やかな余韻で終われました。いやいや見事な構成。ここは車でしか来にくいところですが、次回は是非、うまい酒を飲みながらこの料理を堪能したいものですね。満足。

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さて腹も満ちて、店の外に出ると入口に「笑門(しょうもん)」の木札のついたしめ縄が飾られているではありませんか。「笑う門には福来る」の意かと思っていましたが、帰って調べると、これは伊勢地方のしめ縄。伊勢では一年中しめ縄を飾る風習があり、この笑門しめ縄は伊勢のものとのこと。いろいろ由来があるようですね。詳しくは下のリンクをご参照ください。

はてなキーワード:笑門

お店を出たのが13時近く。はて、このあとどうしようということになり、満腹で血流の鈍った脳でいろいろ検討して、このあたりの酒蔵を探そうということになり、助手席の嫁さんがいろいろ検索。すると、中山道の望月宿、茂田井宿あたりにいくつか酒蔵があることがわかりました。職人館のある春日温泉から車でさほどはなれてはいません。ということで、検索して見つかった酒蔵をナビにセットして行ってみる事にしました。

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訪れたのは茂田井宿の宿場にある大澤酒造。なんと1670年(寛文10年)より当地に住まい、茂田井村の名主を代々勤めた家柄で、1689年(元禄2年)より酒造を始めたということです。街道沿いの白壁の門に、車で入るように書かれているので、車を突っ込んでみると、広い中庭があり、まずは車を停めます。

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すぐに女性の方が出てきて案内してくれました。敷地内には、しなの山林美術館、民俗資料館、名主の館書道館などがありますが、もちろんお目当ては酒です。

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中に入ると古い酒蔵の雰囲気満点。昔の徳利やら道具、資料などがところ狭しとおいてあります。すぐに冷えた試飲用のお酒をならべてくれますが、こちらは車。嫁さんに一通り味見してもらって、辛口本醸造「善光寺秘蔵酒」、契約低農薬米純米酒「信濃のかたりべ」をお土産にいただきました。

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お土産を包んでいただいている間にまわりを見渡すと、なんと「蔵人募集」と書いてあるではありませんか。この中山道の宿場街の酒蔵で米や麹と格闘する姿を空想しながら、そういう人生もあるのだと妙にしんみり。だんだん人間が枯れてきたせいか、酒蔵で働くなどということにも憧れをもつようになりました。まあ、そんなに生易しいことではないのは承知しておりますが、、、(笑)

なんとなくいい気分で酒蔵見学を終えました。後で知ったのですが、この大澤酒造の隣にも武重本家酒造という酒蔵があったんですね。お隣の酒も是非仕入れておくべきでしたが、後の祭りでした。

さて、酒蔵を後にして近くの国道142号に戻ると、すぐに農産物の直売所のようなものが目に入ります。

信州蓼科農ん喜村(のんきむら)

異常気象で野菜が高い東京とはうってかわって新鮮な野菜がかなり安く手に入ります。 ピーマンの肉厚なことといったら、、、 そして茄子、オクラ、トマトなどいろいろ大人買い。

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そして横の味処のんき亭にて、豆腐ソフトなるものがあったので、すかさずゲット(笑) 先程職人館でうまい豆腐をいただいたばかりでしたが、こういうのも旅の楽しみということでいただきます。

なんとなくいろいろ廻ったのでここらあたりで帰途についても良いのですが、今朝程は渋滞もせずスイスイ来たので、もう一風呂入ろうかと言う流れで温泉を「ガイドのとら」で探すと、この先の和田宿に共同浴場がありました!

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和田塾までは車で20分ほど。現代の中山道をスイスイ進んで、和田宿まではあっと言う間。すると、体育館やコートなどがあるスポーツ公園の一角に温泉施設がありました。

株式会社長和町振興公社:和田宿温泉ふれあいの湯

管理は第三セクターということでしょうか。地域おこしの温泉のような感じ。駐車場で車を降り、いざ温泉へ。温泉の建物の前の佇まいとバス停を見ると、どうもここも以前に来た事がある感じ。あとで思い出したのですが、ここまで来て入らずにスルーしたんですね。かれこれ10年くらい前でしょうか。

さて、温泉の方はカルシウム・ナトリウム硫酸塩泉。入ると内風呂は浴槽が2つに別れていて、小さい方が水風呂。中の説明によれば冷たい方が源泉で、暖かい方は加温したものとのこと。お湯は午前中に入った布施温泉とは異なり、カルキ臭さはなく、ちょっときしきしとした感じ。

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もちろんちょっと加温浴槽と外の露天に入った後は、源泉浴槽にじっと身を沈めてしばし沈思黙考。冷たいほどではないので、かなりの時間入ってられます。やはり温泉は疲れがとれますね。30分ほど温泉を楽しんであがります。

時間は15時前。そろそろ帰りのことを考えた方がいい時間。温泉まえの駐車場でナビに自宅をセットしてみると、帰りは和田宿から諏訪に抜け、中央高速で帰る方が近そうです。ということで、ナビの指示どおり、中山道沿いに進み、途中新和田トンネル有料道路を通って、いよいよ諏訪に抜けます。進むと何度か訪れている毒沢鉱泉の横に出て、行き馴れた下諏訪温泉街に出ます。時間に余裕があれば溺愛する菅野温泉に立ち寄ったり、その前のお土産屋さんに寄るところですが、時間もそれなりでお土産も十分買い込んだあとですので、素通りして中央高速諏訪インナーに向かいます。

諏訪インターから中央高速に乗ると、渋滞情報に小仏トンネル前で25キロとの表示! 朝方の空きっぷりから帰りの渋滞はあまり気にしてませんでしたが、やはり8月最後の日とあって、流石に夕方の上り渋滞は険しそうです。しばらく走って双葉SAで休憩。このあとの渋滞に耐えるべくちょっと横になってうつろうつろ。そしていざ出発して、談合坂あたりから25キロの渋滞を約2時間かけてやりすごします。いやいや、これが無ければ楽なんですが、致し方ありません。いつも通り小仏トンネルを通過中に渋滞は解消し、その後はスイスイ。そしていつも通り調布インターで降りて、買い物をちょっとして家に帰りついたのは8時過ぎ。

この日は同行しなかった母親のために、この日仕入れた野菜と帰りに近所のスーパーで仕入れた新秋刀魚をつかってちょいと料理。

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さんまに塩胡椒をしてちょいと置きます。

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飲めなかった自分へのご褒美にイタリアンの白を開栓。

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強力粉を叩いてバターでこんがりソテー。

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パスタは長野で仕入れたズッキーニとカニ缶でさっと和えたもの。帰ってのんびり食事を楽しんで、最後はゆっくりと音楽を楽しみました。久々の温泉に満足満足。

さて、またこれからはレビューに勤しみます(笑)

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【番外】関西・四国・中国大紀行(その17)

(つづき) その1

ついにこの旅最後の宿です。伊勢で泊まったのはこちら。

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いにしえの宿 伊久

この宿、じゃらんで伊勢神宮近くで高評価だった宿から選んだ宿。調べてみるとビジネスホテルのドーミーインと同グループの宿で、昨年オープンしたばかりの宿。ドーミーインは仙台に転勤する前後にかなり利用して、お気に入りのビジネスホテルでした。仙台の広瀬通り添いのドーミーインにずいぶん泊まりました。街中なのに天然温泉の大浴場があり、忙しい出張の疲れを癒すのに好適。仙台で夜遅くまで飲んで、ドーミーインの大浴場に何度入ったことか(笑) 今では懐かしい思い出です。

この日は金曜だったため、伊勢で金曜泊まりということでかなり予約が入っており、選択肢はあまり多くありませんでした。場所は伊勢神宮内宮のすぐわきということで、外宮からもあっという間の距離ですが、外宮をゆったり参拝したので、車で伊久についたのはもう17時をまわっていました。車で着くと、普通は宿の人が出迎えてくれるのが常ですが、ここはちょっと違いました。駐車場の人がちょっと要領を得ない感じ。いつもどおり6泊分の大荷物を下ろして、チェックインです。

チェックインを済ませると、夕食ですが、夕食は総入れ替え制で、先着順。我々は遅く着いた方なので、夕食の開始が19:50分とのこと。なんとなく高級旅館の割にシステムが変わってます。まあ、夕食までに時間があるということで、部屋に入り、のんびりします。

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部屋には風呂があるのですが、ベランダに露天風呂がありました。こちらは温泉ではないのですが、まだ明るいので、まずはベランダの露天に入ってみようということで、給湯スイッチを押すとかなり熱いお湯がドバドバと注がれます。これはいい!
ご存知の通り、私は熱い風呂好きです。お湯が張られたところで手を入れてみると、おそらく46度くらい。適温です(笑) ザブンと風呂に体を沈めてしばし熱いお湯を楽しみます。森から鳥や虫の鳴き声が聴こえてきて、なんとなくいい雰囲気。上がって火照りを冷ますために風を浴び、もう一度ザブン。なかなかいい塩梅です。やはり部屋に露天風呂があるのはいいですね。実にゆったりとくつろげます。

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しばらくのんびりして、遅い夕食時間にはまだ間がありますので、こんどは貸し切り風呂に行ってみます。ここは4つの貸し切り風呂があり、空いていればいつでも入れます。真ん中の伊勢の湯というお風呂でこちらは温泉。アルカリ性単純泉ということで入るのヌルっとするお湯。温度は控えめで41度くらいだったでしょうか。やはり、温泉ではありませんでしたが、先程の熱いお湯の爽快感の方が好み。こちらではのんびり浸かってゆったりお湯を楽しみました。

食事前に2つのお風呂で汗を流したので、ビール注入準備オーケー。ようやく夕食の時間となりました。母親一行も1階の食事どころにあつまり、遅い夕食のはじまりです。

まずは生ビールで喉を潤します。風呂で体を絞ったのでビールが旨い(笑)

ここの夕食は5月の会席料理。

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一の膳は茶碗蒸しから。あんの乗った柔らかな口当たりのもの。ビールが沁みているので、スイスイ入ります。

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そして目の前には伊勢神宮にあやかって御三方のような白木の盆に料理が盛りつけられています。稚鮎の南蛮漬けやら蛍烏賊沖漬けなど、日本酒を注文しろといわんばかりの膳。

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もちろん、日本酒を頼みました。津の酒蔵、森本仙右衛門商店の黒松翁神力(しんりき)という純米大吟醸。神力というのは酒米の名前だそうです。大吟醸らしくフルーティなお酒。蛍烏賊の沖漬けには淡麗すぎる上品さかもしれません(笑)
加えて鮎魚女のお椀、切飯などが出てきます。品書きを見ると、かなりの品数のようですので、なんとなくペースを考えて箸を延ばします。

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ニの禅のお造りは鯛、鮪、伊勢海老なんですが、当然私のお造りは伊勢エビに代わってかんぱち。もちろん、他の者が伊勢海老の刺身を美味しそうにいただくのを眺めながら平常心でいただきます。

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煮物はニシン、芋、アスパラ。ニシンの味がアクセントになっていい旨味が出ていました。

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焼物は太刀魚の有馬焼き。有馬焼きとは山椒の香りをつけて焼く事とのこと。太刀魚は身の旨味がなかなか。お酒が進みます。奥は抹茶豆腐。なんとなくお料理にリズムがあっていい感じ。

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そして、メインとなる趣肴膳ということで選べるメニュー。松阪牛陶板焼き、伊勢海老と鮑の陶板焼き、松阪牛すき焼き、伊勢海老と鮑のしゃぶしゃぶからセレクトします。私は伊勢海老と鮑のしゃぶしゃぶを選びました。是が非でも伊勢海老をいただかねば(笑) 火さえ通せばアレルギーは問題ありません。

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伊勢海老と鮑のアップ! どうだ!

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そしてこちらが叔父や叔母が頼んだ松阪牛の陶板焼き。

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陶板の上にのせると油が滴ります。流石松阪牛。皆さんこのあたりですでにお腹が満ちてます(笑) 連日の事とはいえやはり終盤に旨いものが並ぶのが会席の習わし。母親など、「最初に松阪牛出してくれればいいのにねぇ」などとつぶやいてますが、板長の立場でそうする訳にもいかんでしょう(笑) やはり旅館のお食事で腹八分というのは、よほど指定が無いかぎり難しいでしょうね。高齢者のことを考慮すると食事に腹八分コースの指定が出来るといいかもしれません。

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このあと鳥貝の止肴などが出てきて、食事は伊勢うどん、てこね寿司、へしこ茶漬けから選べます。私は折角伊勢に来たので伊勢うどん。伊勢うどんは極太のかなり柔らかいうどんに濃い色の溜まり醤油ベースのタレをかけて食べるものとのこと。このうどんも讃岐うどんとは全く異なる柔らかい食感でした。

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こちらがへしこ茶漬け。へしことはどうやら魚を発酵させた糟漬けのようです。一行皆思考能力が極度に低下するほどの満腹感。この旅最後の夕食も、満腹に到達しました。帰って体重計に乗るのがちと怖いですな。

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デザートも選択かと思いきや、パンナコッタと岩戸餅の両方がだされましたが、こちらは皆さんいかれるんですね(笑)
いやいや、なかなかいい夕食でした。最後に明日の朝食の時間など打ち合わせて解散しました。

部屋に戻って、風呂でもいこうかと思っているうちにうとうと。目覚めると12時近くになっており、すこしブログなど書いて就寝。いやいや、6日目まで無事でなによりでした。



翌朝目覚めると、外は晴天。暑くなりそうです。

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まずは昨夜入らなかった大浴場の檜風呂杜の湯に行ってみます。朝早いせいか貸し切り状態のため、中をパチリ。お湯は昨夜入った貸し切り風呂と同じアルカリ単純泉。お湯に浸かってからだをなでるとヌルヌルします。ついでに檜風呂のため床もツルツル。油断すると転びそうです。露天に出ると外は山肌になっており、まだ涼しい朝の風を楽しみながらのんびりできます。ここのお風呂で良かったのが水風呂。露天に浸かって火照ったら水風呂に体を沈め、火照りが完全に鎮まるまで浸かり、再び露天。これを繰り返すうちになんだかリフレッシュしてきました。やはり冷たい水風呂はいいですね。

非常に爽快な気分になって部屋に戻り、ブログをちょっと書いたりしました。今回旅先でブログを書くのははじめてですが、伊勢に来て尾道ラーメンの記事を書いていたりして、やはり旅程をそのまま記載するほどのペースでは書けませんね。ということで、ブログを書くのを切り上げ、荷造りをして朝食会場に向かいます。

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朝食会場は昨夜と同じ1階の食事どころで。この日は7日目ということで、夜までに東京に戻る旅程。そして朝一で伊勢神宮内宮を参拝するということで、朝食も亜朝7:00きっかりと、一番早い時間にしました。やはり白木のお盆の上にきれいに盛りつけられた食事で、実にバランスの良いものでした。

朝食を手短に終えて、部屋に戻り、最後の荷造り。

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最後にトイレに入ると、正面にこれも白木の装飾。伊勢らしい雰囲気をうまく出していますね。ほどなくチェックアウトして、最後の宿を後にします。

普通は、宿を出る時は、何人かのスタッフが見送ってくれるものですが、ここはまったくなし。書いたように、宿の建物、食事は評価通りの素晴らしさでしたが、この宿、スタッフの教育というかお客さんのもてなしがいけませんでした。夕食についてくれたベテランの方の物腰の柔らかい対応は非常に好感が持てましたが、若いスタッフは今ひとつ。食事の配膳でもテーブルの向こうから雑に食事を出したりと、これまで泊まってきた宿とはランクがちょっと違う感じ。じゃらんの評価やお値段もそれまでの宿とはそれほど変わりません。泊まる側からすると、気持ちよく過ごせるのはスタッフの接客次第。高級旅館なのに食事が総入れ替え制だったり、献立の説明がなくメニューを選ばなくてはならなかったり、スタッフの説明も型通りでこちらの事情を解さなかったりと、かなりちぐはぐな印象でした。

逆に気づかされたのが、これまで泊まった旅館の接客が素晴しかったのは努力しているからだと言う事。いい接客に慣れてしまうと、それが当然のように感じてしまいますが、きめ細かな気配り、物言い、行動は宿の歴史やスタッフのなみなみならぬ努力の上に成り立っているんですね。

この宿贔屓のドーミーイングループの宿ということで期待しましたが、ちょっとドーミーインのブランドにキズを残してしまったかも知れません。人気観光スポットである伊勢神宮のすぐ近くの立地ということで、努力しなくても部屋が埋まるかもしれませんが、これでは長続きしないでしょう。スタッフの教育をきちんと見直した方が良いと思います。

さて、旅の最終日、宿を出たのは8時ちょっとすぎでしたが、すでに陽は高く、汗ばむような日照り。まずはすぐ近くの伊勢神宮内宮に向かいます。

次の記事で旅を締めくくりましょう。

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【番外】関西・四国・中国大紀行(その7)

(つづき) その1

案内標識に従って玉造温泉の温泉街に車を進めます。玉造温泉を訪問するのは私は3回目。1回目は学生時代にバックパッカーとして、玉造温泉駅のベンチで寝袋で一夜をすごしました。ちなみにこの翌朝起きると鼻水まみれ。私はかれこれ32,3年前、玉造温泉駅で花粉症になりました(笑)。そして2度目はこのブログをはじめる直前、ハイドンのアニヴァーサリーの2009年10月、1000円高速の時代に有福温泉、玉造温泉、城崎温泉、下呂温泉などを歴訪した時。その時はこの日に泊まる宿のすこし奥にある、巨大混浴露天風呂が有名な長楽園という宿に泊まりました。

今回予約したのはこちら。

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星野リゾート:界 出雲

有名な星野リゾートが運営する玉造温泉の宿です。玉造温泉でじゃらんで評価の高い宿を探していてみつけたもの。仕事では星野リゾートの話題は良く聞きますので、一度はどこかで泊まってみたいと思っていたのでちょうど良い機会でした。この宿、もともと別の旅館だったものを星野リゾートが再生したもの。

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松江自動車道を延々運転してきて、宿に着いたのはもう夕方5時近く。駐車場にいた案内の人に促されて車を停め、玄関に案内されると、玄関脇の紅葉に赤い花が咲き、夕日を浴びてはっとするような美しさ。紅葉の花はこの前日泊まった道後温泉の大和屋別荘でも見かけましたが、ちょうど咲く季節だったのでしょう。

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流石に星野リゾート、エントランスまわりの造りはなかなかいい雰囲気。エントランス横にある茶室ではお茶を供していたようですが、夕食までにあまり時間がなく、今回は断念。

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エントランス横の庭には蛙の石像。なぜかお賽銭が積まれていました(笑)

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いちおう宿につくと、ぐるりと一周廻って様子を確かめます。この宿は2階建てで中庭をロの字に客室が取り囲み、宿を一周することができますが、そこここに凝った意匠があり、演出の巧みさも手慣れたものですね。

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そしてそこここに美しい生け花。この辺もツボを押さえたもの。この宿、普通の老舗旅館とは異なり、スタッフは若い人中心。ベテランの仲居さんではなく、若いスタッフがてきぱきとお客さんもてなす姿は新鮮ですね。

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この宿、エレベーターがなく2階建てということで、母親3兄弟は1階の部屋、我々はその真上の2階の部屋をとりました。やはり階段はないにこした事はありません。部屋の前にも生け花がありました。

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ということで宿内の探索を終え、部屋に戻ると2階の部屋ではベランダに露天風呂が付いていました。ここの温泉は無色透明のナトリウム、カルシウム、硫酸塩、塩化物泉。ふたを開けると満々とお湯が張られているではありませんか。夕食前の一風呂ということで、まずはベランダの露天風呂に入ってみます。嫁さん撮った露天風呂につかっている写真もあるのですが、おじさんの入浴シーンがブログに耐えるはずもなかろうということで割愛。夕方の穏やかな日差しと風がちょうど心地よい時間帯。この日も長距離ドライブだったので、風呂で疲れを癒します。

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そんなことをしているうちに程なく夕食の時間となります。食事は食堂で。部屋から食堂に向かうと「宴」と書かれた書が迎えてくれます。

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席に案内されると、達筆で書かれたお品書きが席上におかれ、これから供されるお料理に対する期待を煽ります。これまで見たどの宿のお品書きよりも丁寧。

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まずは皆、これを美味しくいただくために温泉に入り、万全に体調を整えてきました。生ビールはブラウマイスター。良く冷えていて実に旨い。いつもながら至福のひと時。この日の料理は春の懐石。

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最初に先付けとして出されたのはもさえびのお造りですが、私が生の海老アレルギー(火を通せば大丈夫!)のため、私のみお造りではなく焼いたもの。昔は寿司屋でボタン海老の刺身を死ぬほどいただいたんですが、それがたたったのか、どうにも生の海老をいただくと喉のまわりが真っ赤に腫れ上がります。こうゆう時に限ってまわりの皆さんは実に旨そうに海老をしゃぶりますが、いつも通り平常心で焼いた海老をいただきます。もさえびをあとで調べると、猛者海老と書くそうで、クロザコエビの鳥取県での呼び名とのこと。甘エビより甘いエビですが、鮮度が落ちるのが速く地元でしか味わえないものとのこと。あとで調べて事実を知るとなおさら生で食べたかったですね(苦笑)

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そして八寸は小皿に分けられ、エビ、じゅんさい、赤貝のぬた、鱒の木の芽寿司、菜の花、合鴨など。母親が鴨好きなのでいいメニューでしたが、どうやらこれから供される予定の和牛を考慮して、箸をつけません。前日途中でお腹いっぱいになってしまったのを後悔して、すこしずつ残しながら食事をこなしています。人間、年はとっても進歩は続きます(笑)

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もちろんこの辺で日本酒にチェンジ。頼んだのは宿の名前を冠した冷酒「特別純米界出雲」。「出雲杜氏入魂の美酒」とのかなり客をあおるキャッチコピーがやる気満点。純米らしいコクがあり、爽やかさもあるバランスの良い酒でした。叔父は赤ワイン好きなので、べつに「ピノ・ノワール」を注文。本当は奥出雲ワイナリーのワインを頼みたかったんですが、なかなかいいお値段だったので、遠慮しました(笑)

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お椀は桜餅の海老射込み。要は桜餅をくりぬいて海老を入れたものを出汁で暖めたもの。上にこごみと木の芽が添えられ、温度、食感、香りの全中枢を刺激するもの。いやいやこれは見事。繊細な香りの変化は流石です。給仕をしてくれた若いスタッフも、当家一行のご意見番の皆さんの変化に富んだ質問に見事に答える懐の深さ。老舗旅館の仲居さんの燻し銀のもてなしも良いものですが、こうした若いスタッフが一所懸命にサポートしてくれるのも良いものです。

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つづいて流れるような皿にて興されたお造り。これには別にお品書きが添えられていました。白バイ貝、鯵、れんこ鯛、紅烏賊など。酢、塩、納豆醤油、酢橘などで味の変化を楽しませるもの。ヴォリューム感も適度。

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揚げ物は海老と山菜の天ぷら。こちらも抹茶塩とレモンで爽やかに。

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蒸し物は茄子と鶏そぼろですが、確か上に乗っていたのは梅味。こちらの想像をいい意味で裏切る展開は刺激たっぷり。

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そしてメインはシジミのカタプラーナと和牛焼きをセレクト。皆さん迷わず和牛ですが、私はもちろんシジミです。ここ宍道湖のほとりの玉造温泉に来てシジミを食べない訳には参りません。ご覧のように銅製の大きな鍋にシジミ、白身魚、野菜があんかけで包まれじっくり煮込まれたもの。

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スタッフの人がさらに盛りつけてくれて、こんな感じ。シジミの旨味があんかけに乗って、極楽浄土の旨さ。いやいや、まいりました。これは絶品です。ちなみに、家族旅行の常で、隣や斜め前から和牛も供されいただきますが、こちらの和牛、この旅一番の旨さ。昨日は量が多く最後までたどり着けない人続出でしたが、今日は量も適度で、展開、味も完璧。界出雲、料理は素晴しいですね。

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そしてお食事は筍ご飯、お椀、香の物。もちろんすべて平らげました。

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デザートはイチゴとチーズ。目に鮮やかで、さわやかに食事を終えられました。

いやいや、じつに見事な食事でした。ちなみにお品書きに書かれた署名は料理長の三保裕司さんと言う方。旨かったです。

豪華流麗な食事を終え、部屋で一休み。そしてこの宿の今回の目玉のもうひとつが雅楽演奏。宿のウェブサイトによると普段は日曜の夜に3名での雅楽演奏があるそうですが、この日は特別に8名。出雲の雅楽を保存する会のメンバーによる演奏で、わかりやすく丁寧な解説がついたものでした。

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開始は夜9:00。指定通りに中庭集まると、仮設のステージ上には正装した雅楽奏者がすでに鎮座しておりました。さしずめ室内アンサンブル規模の演奏。笙(しょう)、篳篥(ひちりき)、龍笛(りゅうてき)、鼉太鼓(だだいこ)、楽琵琶、和琴などによる演奏。最初に雅楽といえば皆さん聞き覚えのある曲を披露。そして、各楽器の解説。そして最後に三部構成の舞を伴う曲が披露されます。雅楽の音色が夕闇の虫の声と混じりあい、そしてクライマックスではなぜか蛙の鳴き声も加わる野趣溢れる展開。昔の演奏はこうだったのかもと、想像しながら聴く雅楽はなかなかいいものでした。演奏も旅館の催し物というレベルではなく本格的なもので、存分に楽しめました。

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涼しい屋外での雅楽鑑賞でちょっと冷えたので、部屋に帰って、一風呂、、、といいいたいところでしたが、一眠りしてブログ書いてました(笑)

旅はまだまだ続きます(記事も続きます)

その8へ)

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【番外】関西・四国・中国大紀行(その4)

(つづき) その1

2泊目の宿はこちら。

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道後温泉 大和屋別荘

ここは、叔母が何度か泊まって、とても良かったということで予約した宿。坊ちゃん湯のある道後温泉本館から歩いて数分のところですが、ちょっと奥まったところにある旅館。細い路地を車ですすむと、小さな入り口。まさに隠れ家っぽい造りです。

目の前に車を停めて、5名様6泊分の大荷物を車から降ろして、部屋で一休み。旅館で温泉のことを聞くと、この旅館の温泉はすぐ横にある道後温泉の椿の湯から引泉とのことでです。おそらく同じお湯なんでしょうが、やはり道後温泉本館に行ってみようということで、私と嫁さんは浴衣姿に、宿が用意してくれた湯籠をぶら下げて、本館に向かいます。

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四国松山 道後温泉物語|道後温泉旅館協同組合公式サイト

やはり、長年の歴史からくる風情はなかなかのもの。本館前には人力車がおいてあり、結構な人が乗って温泉街の探索を楽しまれていました。残念ながら母親は宿でひとやすみ。お昼の金毘羅さんの籠につづき、人力車も乗せてあげたいところでしたが、これはまたの機会に。

入り口でお風呂のみの入館料を払って、中に。道後温泉は単純アルカリ泉。男風呂は東の湯と西の湯に分かれていますが、前回訪問時に同じお湯とわかっているので、落ち着いてのんびりお湯に体をしずめてしばし目をとじてお湯を楽しみます。お湯の温度は熱くはありませんので、のんびりとお湯につかってドライブの疲れを癒やしました。こういった観光地の温泉ですが、どうやら地元の人も多いようで、世間話に興じる人もあり、こうした雰囲気も含めてのんびれ楽しみました。

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あがって嫁さんを待つ間、外の涼しい風を楽しみます。空を見上げると、本日の道中の激しい雨がうそだったかのように穏やかな夕刻の空。温泉街のお土産屋さんなどを素見しながら宿に戻ります。この宿はお風呂の前に生ビールサーバーがあり、風呂上がりにビールを楽しむことができます。旅館の風呂ではなく外湯を楽しんできたのですが、もちろんお風呂前に立寄り、さも内湯に入った雰囲気を醸し出しながら、やおら冷えた陶製のグラスにサーバーからビールを注ぎ冷えたビールを楽しみます。もちろん極楽浄土に渡った気分。最高です。

そんなことをしているうちに夕食の時間となり母親一行の部屋に集まります。老舗旅館らしく、質実正統派の懐石です。叔母からここの食事は旨いと聞いていたので、期待大ですね。

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食前酒に、先付のたこのたらこ和え。最近は旅館では甘めの食前酒がつくことが多いですね。ビールを飲んでいるのに食前酒がしみます。もちろんビールもいつものプレミアムモルツを頼んでます。

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八寸は鰻のカステラ、メロンの粕漬け、海老のベーコン巻きです。鰻の味の乗ったカステラ然としたものが美味。

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そしてお椀は鯛の真薯。冬瓜と木の芽が乗せられ、鯛の穏やかな味に木の芽の香りが加わり、香りの変化に酔います。このあたりから日本酒にチェンジ。地酒の冷酒を一本たのんだら、きれいな冷酒よう急須と切り子のおちょこで供され、いい雰囲気。

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絶品だったのがお造り。縞鰺と鯛、トロですが、どれもうっとりするほどの旨味。このあたりは魚が旨いのでしょうが、前日に続き、鯛はほんのりとした旨味、縞鰺はプリプリで日本酒が進みました。

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そして焚合せで、油目沢煮。油目とは調べたところアイナメのことのようです。これを沢山の野菜と煮たものとのこと。だんだん、ヴォリュームがおなかに効いてきますが、穏やかな味と香りの変化はなかなか。

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家喜物(やきもの)は新じゃがを使った鋳込み焼きというもの。

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蒸し物は鱸(すずき)の飯蒸し。焚合せから家喜物、蒸し物までの3品はどれも穏やかな味でしたが、この3品で相当なヴォリューム。この3品のヴォリュームが控えめだといいですね。

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ご飯と、赤だし。特に赤だしのコクの深さはかなりのものでしたが、皆さんかなり満腹状態ゆえ苦しそうでした(笑)

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そしてフルーツは琵琶とスイカ。この季節ならでは。

母親兄弟三人が一緒に旅行に出かけるのは何十年ぶりかでしょうか。料理とお酒がベテランの中居さんによって阿吽の呼吸で供され、皆、にぎやかに食事を楽しむことができました。旅の話題や、食事、素材、器などの話題であっという間のひとときでした。ほろ酔加減のいい気分で、今度は旅館の大浴場に向かいます。

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お湯は先ほどの道後温泉本館と同様でしょうが、夜の人のいない時間にゆったりと浸かるお湯は格別。またまたお湯に体を浸してのんびり。脳の癒し中枢にお湯が回っていい気分。

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露天風呂。風が気持ちよいですね。虫の声と、温泉街の喧噪に耳を傾けていると、酔いが少し醒めてきました。

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ひとしきり温泉を楽しみながら、人気のない旅館の廊下を通って部屋に戻ろうとすると、片隅にライトを浴びて美しく輝く花が。こういうさりげないところに老舗旅館の魅力があるんですね。花を楽しむ心をもったひとが、客人をもてなすために花を生けるわけですが、こうした心のつながりが旅人を癒やすのですね。

二日目の夜は更けていきます。

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【番外】関西・四国・中国大紀行(その2)

(つづき) その1

明石大橋のたもとの道の駅あわじ、後で調べたら生シラス丼が名物なんですね。おなかに余裕があれば挑戦したいところでしたが、余裕はありませんでした(笑)

道の駅あわじ

さて、淡路島の北端から、今日泊まる洲本までは、まだ30kmくらいありましたが、好天の海沿いの道は気持ちよかろうということで、高速に乗らず、下界を進みます。やはり淡路から見る大阪湾はいいですね。好天も手伝って景色を存分に楽しみました。しばらく海沿いを南下して、洲本の街に入ったところで丘の上にはお城が見えます。後で調べたところ、洲本城というお城だったんですね。そして、洲本の街をすぎて次の港の手前が本日の宿。1泊目の宿はこちら。

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淡路島 洲本温泉 ホテル|渚の荘 花季(はなごよみ)

今回の1泊目の宿は、眺望と瀬戸内海の鯛料理目当てでネットで探してとった宿です。

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今時の宿らしく、建物自体はそれほど新しいものではなさそうですが、かなり手が入っており、あか抜けた感じに改装されていました。ロビーからも絶景の眺望。すぐに部屋に案内されます。部屋からの眺めも最高です。地図で確認すると、対岸に見えるのは大阪府の南端、阪南市から和歌山県にかけてのあたり。夕方でいい感じに空が色づき始めた時間帯で、本日の約600キロのドライブの疲れが吹き飛びます。

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夕食まで少し間がありますので、宿の冷蔵庫からよく冷えたエビスを取り出します。よく冷えたグラスがあればなお良しだったんですが、まあいいでしょう。海をバックに冷えたエビスの缶がうっすらと水滴をまとい、妙にセクシー(笑) アンディー・ウォーホールではありませんが、缶ビールの缶のフォルムが美しいと思ったのでパチり。

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部屋にはもちろんオーシャンビューの露天風呂がついており、早速ざぶんと身を沈めてしばし潮の音と風を楽しみます。いやいや、長旅のご褒美ですね(笑)

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ほどなく夕食の時間となり、夕食会場へ向かいます。まずは初日の移動を労ってもらいビールで乾杯。今日の料理は花季会席でメインは鯛しゃぶです!

最初はなかなか凝った器に盛りつけられた八寸。魚が枕で寝ているような洒落た配置。料理人、風流の心がわかる人のようですね。海の宿らしくサザエなどもあり、繊細な味と香りの変化に脳の味覚中枢が覚醒。いや、これは期待できます。

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続いて茶碗蒸し。たかが茶碗蒸しですが、八寸で舌が鋭敏になっているところに癒しのような温かさと出汁の深み。早速日本酒を注文。頼んだのはこの日、淡路島を南下する途中で蔵元が目に入った、淡路市久留麻の千年一酒造の特別純米生貯蔵酒。明石大橋のイラストが入ったボトル。すっきりした飲み口ですが、純米酒らしいコクもあり、料理にはぴったり。

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つづいてお造り。ウニ、太刀魚!、鯛、たこなどですが、やはり鯛の美味さは別格。歯ごたえと旨味のハーモニーにやられました。このあと、鯛や玉葱の宝楽焼。こちらは食べるのに集中して写真撮り忘れました。淡路島は玉葱が名産だそうですが、玉葱がこれほど美味いと思ったのは初めて。いやいやすばらしい甘みで、鯛と玉葱にやられます。

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そして、アワビが食べたいと言っていた母親のリクエストで注文していたアワビの焼き物。これも実に柔らかく、香りよくし上がって、絶品。だんだん皆、お腹いっぱいになってきて、箸を動かすスピードが落ちます(笑)

皆脇目に気になっていたしゃぶしゃぶをするための鍋がまだ控えていますが、このあとようやくメインの鯛しゃぶでした。おそらく昼の平等院ですばらしいヴォリュームの抹茶ゼリーでおなかにダメージが加わったため、肝心の鯛しゃぶに至る前に、許容範囲に至ってしまったという流れでしょう(笑)

鯛しゃぶも美味かったです。この絶品の鯛しゃぶを前にしての満腹感。翌日以降の一行の昼食のセレクトに大きな教訓を残しました。「昼は軽めに」

私は昼軽めにしておいたので、鯛しゃぶを堪能。鯛の上品な旨味に酔いますが、日本酒も皆さん結構飲んで小瓶4本目。つまり四号瓶2本分です! 高齢者中心の旅にしては飲んでます。酒と旨味に酔っていい気持ち。

そして、ご飯と赤出汁は皆さん、入っちゃうんですね。

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こちらで最後のデザート。いやいや、おいしい食事と美味い酒で満腹。幸せ中枢が満腹中枢の大きな影響で反応。お腹いっぱいなだけですが、妙に楽しい夕食でした。この日の旅、母親三兄弟にも宇治平等院は印象深かったようで、無事初日を終えられ一安心でした。

もちろん部屋に露天風呂がありましたので、一休みしてから夜の海を見ながらひと風呂楽しみました。対岸の右側は空がほんのり明るくなっていましたが、Googleマップを見てみると和歌山市街のようです。そして左側には一点明るい光が。こちらは関空のようで、飛行機が上っていくのが見えました。



翌朝は曇り。5時前には朝日が昇るとのことで、早めに目覚ましをセットしますが、年齢故、目覚ましがなる前に起きてしまいます(笑) また、ひと風呂入ってシャッキリ!

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この日は雨予報でしたが、幸いまだ降っていません。

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港の方に目をやると、海は静か。なんとなく風情がある景色。

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早起きしたので、ブログを書いたり荷物を片付けたりしながらのんびりして、ようやく朝食の時間。朝食はバイキングなんですが、昨夜の満腹感にも関わらず、みなさん、いろいろ取るうちにスイッチが入ります。やはり、どれをとっても美味い。特に美味かったのが玉葱のサラダ。新鮮な玉葱の美味さに再び感動。ほかのお料理もご飯も皆すばらしく美味かったです。

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一休みしてチェックアウト。エントランスから宿に入るときに最初に目に入る景色。最近のホテルは実によくできてます。古いホテルでもここまできれいに手が入っていると、まるで新築のホテル並みです。

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ロビーもご覧のとおり。アイキャッチを意識して、エントランス周りは非常にきれい。

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初日の宿は、料理も景色もお部屋も文句なし。中居さんたちもみな親切でいい宿でした。

さて、宿を出る頃には外は雨模様。この日は鳴門海峡経由で四国に入ります。

その3へ)

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【番外】桜を求めて高遠まで

新年度に入って、仕事もいろいろ忙しく、そろそろ温泉にでもいきたいところと思っておりました。昨日土曜は東京はあまり天気がよろしくない予報だったので、どうしようかと逡巡しておりましたが、前日に、「どこか」に行こうとだけ決めておきました。

いつものように早朝起きると曇り空。iPhoneで渋滞情報を見てみると、いつものように関越道に少し渋滞の気配がある以外は混みそうなようすもありません。以前の旅行で富士山の姿を見ると感慨深そうな母親のことを思い出し、最近行っていない富士五湖方面にでも行ってみようかと言う事で自宅を出発。

いざ調布インターから中央高速に乗ります。渋滞もなくスイスイ進み、いつものように自宅近くのファミマで買ったおにぎりなどを食べながら八王子ジャンクションを超えて、大月ジャンクションに近づいて行きますが、途中どうも空模様がよろしくない。雲が重くたれ込めどんより。これでは富士山の近くに向かっても良い景色は期待できそうもないため、軌道修正の決断を下します。

ということで、大月ジャンクションで富士山方面に曲がらず中央高速をそのまま進みます。甲府手前の境川パーキングエリアに立ち寄り、休憩がてらネットをいろいろ検索。温泉、ワイナリー、酒蔵など想像力の限りを尽くして脳内にイメージして検討しますが、途中勝沼のあたりで桃や桜の花が咲き乱れているのを見て、東京では終わってしまった桜を見るのもよいと、電球マーク(アイデアの意)が閃きます。中央高速沿いで桜といえば、高遠。ネットの情報によれば、まさに今が満開とのこと。私も未踏の地ゆえこれはいいということで、行き先決定です。

ということでナビに高遠城址公園をセットして境川パーキングエリアを出発です。諏訪南インターで降りて峠を越えるのと伊那まで中央高速で行く経路がありますが、若干時間が短いということで伊那まで行く経路を選択。諏訪を超えて名古屋方面に向かって走って行くと、なんと天気が良くなり、青空に! 私と嫁さんと母親のうち、誰かの普段の行いが良いのか、天気の神様が微笑んでくれました。辰野を超えて伊那に近づくと、中央高速の両脇にびっしり植えられた桜は満開! 高遠を訪れる人の期待を煽るかのように、満開の桜が出迎えてくれます。この高速脇の桜もスバラシイ!!

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インターを降りて、セブンイレブンに立ち寄り、休憩がてら伊那の地酒などを仕入れます。最近セブンイレブンにはそれぞれ地域の代表的な地酒がおいてあるとわかり、最近よくセブンイレブンのマーケテイィングにハマって(店側の企画意図通りに買ってしまう市民の役を演じるの意)しまってます。

セブンイレブンを出るといよいよ高遠が近づいてきますが、沿道には満開の桜がそこここにあり、期待は最高潮。ちょっと丘を超えて、視界に入ったのは全体が桜色に染まった山というか城趾。ヒマラヤの山を越えてエベレストが見えた瞬間、フランスのモン・サン=ミシェルが突如視界に入った瞬間、はたまた古代進がワープを繰り返してようやくイスカンダルを見た瞬間に近い驚き(わたしはどれも直接見た事はありません、、、)。車のなかにどよめきが走ります。これはスゴイ。山、街全体が桜色に染まってます。わざわざ遠くから人が見に来る理由がわかりました。

まさに絶好の花見のタイミング。ここまでの道は混雑していたわけではありませんが、流石にこの桜、駐車場に停めるのにしばらくかかるのではとの覚悟もありましたが、そこは年に一度の高遠のお祭りの時期、沿道に立つ街の案内の人に誘導されるままに野球場のグランドにすぐに停められました。街中の広場が駐車場となり、もの凄い台数が停まってます。

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しかも街の案内の方が皆さん笑顔でとても優しい。おまけに駐車場は無料。普通はこのハイシーズゆえ有料にするのでしょうが、なんとなく車を駐車したところから、心を洗われるような清々しい気持ちになります。この週末、桜を見に来られる観光客のために、とても多くの方が働いていることだと思いますが、ご苦労様なことです。

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臨時に駐車場に仕立てられた野球場ですが、野球場のまわりも桜でむせ返るような桜色。空にはヘリコプターが飛んでいますが、これはこの時期だけの遊覧飛行だということがわかりました。

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野球場の横で高遠城趾公園までの地図や循環バスの地図などをいただき、のんびり散歩しながら城趾を目指します。野球場を出てすぐのところには三峰川にかかる古い吊り橋。吊り橋を渡らずにそのまま城趾を目指しますが、街中は伊那の田舎の風情がたっぷり。

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吊り橋のたもとには庚申塚が。石がいくつも積み上がって、なかなかの迫力。

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道ばたにも桜の木が沢山あり、野球場にあったのとは異なる桜です。あとでわかかったのですが、これは高遠のみでみられるコヒガンザクラという種類だそうです。ソメイヨシノよりも少しピンクが濃く、花がたわわにさくのが特徴。先程道すがら城趾が桜色に染まっていたのは、このコヒガンザクラのたわわな花が満開になったからということですね。

しばらく歩くと高遠公園下の交差点に出て、ここから城趾に急坂と階段で登る事になります。母親に「登れるか?」と聞くと、「ここまで来て行かないわけにはいかないでしょ!」と、やる気満点です。ということで交差点の脇でにぎわうお土産屋さんで桜餅、くるみ餅などを買っていただきます。糖分補給で戦闘態勢に。

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城趾の階段を中程まで登ったところで下を振り返ると街中の桜が一望できます。まさに絶景。今朝程富士山に向かうのを断念させた曇天はどこへやら。絶好の花見日和です。

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階段を上がりきったところは天国のようでした。桜の木が林立して、まさに満開。どの木もまさに桜の花がこぼれんばかりにたわわに咲いています。これはすごい。

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碧々と晴れ渡る空にカメラを向けてパチリ。別世界ですね。訪れているお客さんもみな笑顔。日本人のDNAに仕込まれた、桜を見ると癒されてしまうスイッチが全員オン!

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写真では伝わりにくいでしょうが、満開の桜と青空、そして美しい桜に酔いしれる人々。いやいや高遠の桜が見事とはきいていましたが、これほどとは思いませんでした。千鳥ヶ淵や上野公園に咲くソメイヨシノの儚い美しさとはまったく違う風情です。桜の花の洪水のよう。

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桜林立の広場を抜けてさらに進むと、途中脇に進徳館なる建物が。

伊那市:進徳館のご案内

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進徳館は万延元年3月(1860年)に当時の高遠藩主によって設立された学問所で元、三の丸学問所と呼ばれた施設。石段を登るとここにも見事な桜の木があり、桜攻めにあっているよう。古い建物と桜は似合いますね。この桜はこの建物が建った時代にあったものなのでしょうか。

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進徳館裏にまわると黄色い水仙が桜に集中している視線を戻すようにぽつぽつと咲いており、こちらも今が盛りですね。広場を抜けるとそして、やはり高遠城趾の桜は凄いなと思いつついると、実は今まで見たのは、まだ城趾に入るまえの前座だったんです!

進徳館を出て、さらに人が進む方に歩いて行くと、この時とばかりに沢山の露天が出ていますが、よく見ると右手の堀の向こうにさらにスゴイ桜が見えるではありませんか。しかも目の前に高遠城趾公園入口と書いた看板! すでにスゴイと思っていた桜は前座、本番前です!

登録有形文化財「高遠閣」のところで入場券を買って、本丸高遠城趾公園に入ります。高遠閣は木造のなかなか味のある建物。ネットの情報によれば昭和11年に、観光客の休憩所や町内の集会所として高遠城内に建てられた建物とのこと。そして入口を入ると中は多くの観光客で既にフェスティバル状態。そう、上野公園のように人々がシートを敷いて酒盛りしています。ここではじめて、高遠の桜がコヒガンザクラだと知りました。

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コヒガンザクラの碑。なにやらつくった人の創意爆発の印象的な碑ですが、正面には昭和35年にコヒガンザクラが長野県の天然記念物に指定されるまでの経緯が書かれています。

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そして、高遠公園碑。先程の広場で桜の写真をいろいろ撮ったのと、城趾内の人の多さで、被写体はこのようなものが中心。圧倒的な桜の存在感。園内を一巡りして、さくらまんじゅうをお土産に仕入れて城趾をあとにします。車を置いた駐車場からずいぶん登ってきたので、帰りは循環バスに乗る事にします。先程の高遠閣から出てしばらくで臨時のバス乗り場があるとのことなので、そちらに向かいます。循環バスはここから車を停めた野球場のすぐ近くの高遠駅に向かうとのこと。高遠駅とのことで母親に電車が通っているのかと聞かれネットを見てみると、やはりバスの駅とのことでした。

結構な距離を歩いてきたので、帰りのバスは助かりました。高遠についたのが10時ころで、すでにお昼をすぎていましたので2時間以上散策したことになります。もちろんお腹も減っていたのであたりで美味しい蕎麦屋さんなどを探すと、何件か見つかります。高遠駅からすぐの蕎麦屋さんがあり、行ってみますが、店主さんが骨折のため1日40食で蕎麦終了とのこと。すでに蕎麦は売り切れておりました。やはり時刻は13時近いため、この人出では美味しい店はどこも満員でしょう。蕎麦屋の隣の酒屋で高遠と伊那の地酒を仕入れてお茶を濁しました。

そこで方針転換、さきほどから近くに温泉の看板が目に入ってましたので、温泉に行くことに。温泉の食堂などでB級路線で行くことにしました。

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伊那市観光株式会社公式ホームページ - 高遠さくらの湯

高遠駅から車で丘を少し登って数分のところにあるさくらの湯。あとで調べたら第三セクターの運営でしょうか。

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駐車場に車を停めると、その脇にも桜。まさに街中桜だらけですね。陽の光を浴びて花が輝いてます。街中に桜の花の癒しが溢れています。入口で食堂があるかをたずねると「あります」との嬉しい返事。入館料を払っていそいそと中に入り、お風呂ではなくまず食堂に。

行ってみると食堂というより大広間。いわゆる温泉の休憩所。既にお風呂に入った地元の人らしき人たちがのんびりと横になりくつろいでます。これだけの人出にもかかわらず、この温泉、がら空きです!

これ幸いと、メニューを見ると予想通りB級なメニューの数々。ラーメン、カレー、蕎麦などいろいろありますが、頼んだのはこちら。

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先程高遠城趾公園内の出店でもノボリがたっていた「ローメン」。なんと伊那地方特有の麺料理とのこと。くわしくはリンク先をご覧ください。

Wikipedia:ローメン

食堂のおばちゃん曰く、薄味に仕立ててあるので好みで調味料を足してとのことで、言われるまま、ニンニク、ラー油、ソース、酢をかけて最後に七味を一振り。これこそB級グルメの帝王のような存在感。麺のコシを味わうなかなかのもの。

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こちらは妙に食べたくなったチャーシューメン。海の家や温泉で食べると妙に美味いんですが、ここのもなかなか良かったです。

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そして母親は山菜そば。この手のものは業務用のレトルトパックなどでつくるのでしょうが、最近のは美味く出来ていますね。なかなか美味い。

お腹が空いていたのもあり、大変美味しくいただけました。この食堂、外は大きな窓であたりの桜が眺められるなかなかいいロケーション。お腹も満ちて、いざ温泉です。

ちゃんと調べてきた訳ではなく、アドリブで立ち寄った温泉ゆえ、たいして期待もせずお湯に入りましたが、入ってビックり。特に露天は絶品です。まずは露天にも桜の大木があり、花吹雪のなか風呂を楽しめます。湯船に桜の花びらが浮かび風流この上なし。しかもお湯がいい。かなりのヌルヌル度で、以前入った宮城の東鳴子温泉のうなぎの湯琢秀クラスのヌルヌル度。泉質を見てみるとやはり高PHのアルカリ泉でした。加えて温度が絶妙。のんびり浸かっていられるギリギリの高温。激熱温泉好きの私ですが、桜を眺めながら勝負するような高温の湯に入るのは野暮。のんびり浸かってひらひらと浮かぶ桜の花びら共々ゆったりとお湯を楽しみました。これはいいですね。

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上がって嫁さんたちを駐車場で待つ間も風と花を楽しめるなかなかいい温泉。写真は駐車場の脇でこれから咲くだろうモモのつぼみです。ただ、なんとなく経営が役所っぽいというか、もうすこしいろいろ工夫すればもっとお客さんも来るだろうと思う事しきり。最近どこの温泉に行っても皆さんとっても工夫していることを考えると、ちょっと経営を考えた方がいいかもしれませんね。まあ、今回は空いていてのんびり楽しめたのでよしとしましょう。

ほどなく嫁さんたちも上がってきて、時刻は14時半。今日はだいぶ歩いたので、母親も疲れたようすでしたので、まだ時間が早いのですが帰途につくことにします。カーナビに自宅をセットしようと地図を見ていると、、、

なんと高遠湖と高遠ダムなるものがあるではありませんか!

当ブログの意味もなくコアな読者の皆さんは、我々がなぜかダム好きに進化して行った歴史的経緯までふくめてご存知のことと思います。ということで、母親に「ダム、見て行く?」とたずねると、ニコリ(笑) まだ、やる気残ってました。

ということでさくらの湯から、高遠公園下を通ってダムの方に車を進めます。トンネルを抜けて左折するとダムがあるはずなのですが、この桜見物の観光客対策のためか、曲がる角で交通整理の方に止められてしまいます。どうやらダムには近づけない様子だとわかり、車を進めてどこかでUターンしようと走ると、また、桜、桜、桜。道の両側にあらん限りの桜の木々が林立。これだけでも十分な花見ができる桜の数々。見納めにとしばらく行ったところで道を右に折れ住宅街でUターン。この辺の個人宅の庭にも立派な桜の木があり、うらやましい限り。ということで住宅街の細道をクネクネと走りながら花見を楽しみました。

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こちらは細道の脇にあるお社のまわりの桜。どれもスバラシイ花のつき具合。花を求めて細道をクネクネ行きつづけると遠くに巨大な枝垂れ桜が見えます。近づこうとすると進入禁止の立て看板が何枚かあり、近づけません。おかしいなと思っていると、これは勝間薬師堂の枝垂れ桜という有名なスポットでした。ちょっと離れた高遠湖畔の駐車場から歩いて見物に来るようになっているようでした。

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ということで湖畔の駐車場に再び車を停めますが、今日は母親も結構歩いたので、勝間薬師堂に行くことはあきらめ、駐車場のまわりの湖畔の桜をちょっと見物。というか湖畔の桜ももの凄いことになっていて、これはこれでスバラシイんですね。これは見納めの桜。湖畔にはコヒガンザクラも枝垂れ桜もあり、ここも見応え十分。すぐ横には高遠さくらホテルがあり、先程のさくらの湯と同じく伊那市観光株式会社が運営しているようです。

さくらを眺めて最後に車に乗り込む時、母親が名残惜しそうに「見納めね」と言っていたのがなんとなく気になりました。今度は本当に帰途につきます。帰りは伊那ではなく茅野方面に進みますが、高遠を離れても沿道には桜がそこここにあり、帰り道も花見が楽しめました。この道は杖突街道というそうで、茅野の寸前に杖突峠があります。峠を過ぎると茅野というか諏訪に行くときに降りる諏訪南インターがすぐそば。ということで、インターそばのいつも立ち寄るスポットへ。

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地酒の信濃屋

はい、地酒をそろえた酒屋さんです。長距離ドライブの自分へのご褒美として、ダイヤ菊、御渡などの春の特別酒などをゲット。一人酒屋の中でにんまり。

ここからは、いつも通り諏訪南インターから中央高速に乗り、東京を目指します。幸い小仏トンネルの渋滞も流れよくほとんど渋滞せずに帰る事ができました。なんと帰りは雨でした。

今回の旅は、まったく予定を立てずというのはいつも通りでしたが、事前に予想だにしなかった展開で高遠を訪れ、高遠の桜のすばらしさを満喫することができました。行きの曇天から富士山をあきらめ高遠に。そしてピーカンの好天に恵まれ、まさにジャストタイミングの花見。そして帰りは雨。何の運命か、不思議と運の良い旅でした。これほどの桜はなかなか見る事ができないでしょう。嵐のように咲き誇る桜を前に、母親も感慨深げ。この桜がまた見られるといいですね。心に残る素晴らしい桜でした。

明日からまた仕事。働きましょう(笑)

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【番外】春の秩父紀行

最近年度末で忙しい時期が続き、ドタバタとしていましたので、29日(土)は久しぶりの温泉旅行に出かけました。旅先は近いのに行った事がなかったので秩父を選定。

いつものように渋滞を避けて早朝6:00頃自宅を出発。秩父に行くにはいろいろルートがありますが、この日は高速が意外にも年度末にもかかわらずそれほど混んでいませんでしたので、中央道、圏央道経由の関越道花園インター経由で行くことにしました。

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途中圏央道狭山パーキングエリアで一休み。鶴ヶ島の合流後少々渋滞したものの流れは良く、あっという間に花園インターに到着。降りてからもまったく混む様子はなく、寄居あたりの国道を西に向かって進みます。ナビの指示に従って、皆野寄居有料道路に入りると、いくつかトンネルを抜け、長瀞の入口、皆野に到着。インターを降りるとすぐに道の駅みなのという看板が目に入りましたので休憩がてら寄ってみます。

野菜の納品らしい農家の軽トラックが頻繁に出入りして活気がありますが、よく見ると営業時間は朝8:30からで、オープンまでまだ20分くらいあります。しょうがなく、目的地である、宝登山神社に向かいました。

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秩父 長瀞 寶登山神社

流石は神社、こちらは朝早くからやってました(笑)
宝登山神社は秩父三社の一つ。他は秩父神社、三峯神社ということですが、以前秩父三社を訪れた会社の上司が宝登山神社がいちばん見応えがあったと言っていたのが記憶にのこっていたので、この日はカーナビの目的地を宝登山神社に設定していたのでした。

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もちろん、朝早いので境内は人もまばら。幸い好天で気分の良い朝です。車を駐車場の置いて、玉砂利を踏みしめながら、境内に入ると手水舎には清め方を丁寧に説明する看板が貼ってあったので、みんな指定通りに完璧に清めました(笑)

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本殿に至る石段を登って行くと馬酔木(アセビ)の花がいい雰囲気。大きな木なんですが花は可憐ですね。調べたら馬が葉を食べたら酔ったようにふらつく事から馬酔木の名がついたとのこと。

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石段を登りきると、狛犬像と壮麗な本殿が目に入ります。権現造りの本殿は神社としては普通ですが、軒の枓栱や彫り物が極彩色。

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日光東照宮ほどの絢爛豪華さというか過剰感はなく、通常の権現造りの本殿の適度な色彩感、装飾感を加えた感じ。また、手入れと言うか清掃が行き届いているので清々しい感じがします。

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調べてみると神社の創建はなんと、西暦110年(今からおよそ1900年前)の第12代景行天皇のころとのこと。現在の本殿は弘化4年(1847)から明治7年(1874)にかけて再建されたものとのこと。

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拝殿の海老虹梁のそり方はまさに明治時代のもので、東本願寺の本堂などとほぼ一緒のそり方。

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まだ9時前の境内にはゴミひとつ落ちていず、また宮司さんが拝殿などの扉を開けたり、壁をぞうきん掛けしているなど、本殿、境内を綺麗に保つ努力はかなりのものお見受けしました。

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嫁さんと母親がお札などを買っている合間に本殿裏に廻ると菅原道真を祀ったとされる天満神社というのがあり、一枚パチリ。既に学業の向上を求める世代ではないですから、お賽銭は入れませんでした(笑)

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お札を買っていた嫁さんたちによると、宝登山には奥宮があるそうで、ロープウェイで行けるそうでしたが、この日の始発は10:00ということで、かなり時間があるため見合わせました。

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最後にお札を持って手水舎の前まで降りてきたところで一枚パチリ。空いていたのも幸い、のんびりお参りできました。元上司のコメントどおり、宝登山神社はなかなか見応えのあるものでした。



さて、時刻はまだ9時をすこしまわったところ。先程やり過ごした道の駅が気になり、ふたたび皆野寄居有料道路の皆野長瀞インターのそばの道の駅に戻ってみました。

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こちらは2012年10月と比較的最近できた道の駅のようですが、地元の野菜が山のように売られていて、なかなかの品揃え。地方の温泉巡りの楽しみの一つは道の駅での新鮮な野菜の仕入れ。ここは葉もの野菜がかなりあり、値段も都心のスーパーとはかなり違いますので食指が動きます。地元野菜に秩父の地酒などを仕入れて、朝から山ほどお土産を仕入れてご満悦です。時間は10時近くなり、そろそろこのあたりの温泉施設も開く時間となり、ネットでいろいろ見て、温泉を探します。

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選んだのはこちら。この辺りでは有名な施設でしょう。

奥長瀞秩父温泉 満願の湯

普段の温泉旅行ではもうすこしマイナーで知る人ぞ知る温泉を選ぶんですが、母親連れの旅ですので、やはり安全策が重要です。

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結構大きな施設で、大きな内風呂に雰囲気の良い露天風呂が2つ、そしてサウナに水風呂! 言う事なしですね。母親連れですのでゆっくり時間をとっての入浴で、内風呂で少々暖まったあとは、露天風呂で湯船に浸かったりあがったりを繰り返し、そしてサウナで汗ををかいて水風呂で火照りをさまし、それから露天の長椅子で風を楽しみました。ほんのりと硫黄臭というか温泉臭が漂い、ちょっとぬるっとするアルカリ泉。鉱泉のようで沸かしているようですが、お湯は悪くありません。なにより良く冷えた水風呂があるのがありがたい。サウナで火照った後、水風呂で体を冷ますと内側からぽかぽかと温まり、風をあびるのが気持ちよい事。これぞ至福ですね。1時間ばかりお風呂を楽しむと時刻は11:30。嫁さんたちが上がってくるのを待つ間に食べログで近くのランチスポットを検索します。そして選んだのがこちら。

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食べログ:もみの木 - 上長瀞

秩父鉄道上長瀞駅前のお蕎麦屋さん「もみの木」。食べログの評価が高かったので選んで、満願の湯の駐車場でナビにセット。すぐに到着しますが、着いてみると構えは蕎麦屋さんというよりペンションのよう。良く手入れされた花が店の前で咲き誇ってました。

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どうやら胡桃だれの蕎麦が名物のようなので、天ざる(醤油だれ)、天ざる(胡桃だれ)、姫天ざる(胡桃だれ)を注文。

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出てきてビックリの天ぷらの盛り。基本的にキノコと野菜の天ぷらなんですが、かなりのヴォリューム。母親の頼んだ姫天ざるは天ざるの天ぷらがキノコを除いたものなんですが、それでもかなりのヴォリューム。帰りにお店のおばさんが「蕎麦屋で満腹にして返すのはうちくらいよ(ハート)」とにこやかに応じてくださったのが印象的。これは確信犯ですね(笑)
野菜の天ぷらはやはり野菜が新鮮なのか、どれも美味い。人参は甘みが出て、また舞茸の天ぷらもしゃきしゃき感が残っていい具合。お蕎麦も胡桃だれに合う、いい喉越し。いやいや、これは名物になりますね。店の前の花同様、店主の心意気のつたわるなかなかいいお店でした。



お腹も満ちて、次の目的地をどこにしようかと思いましたが、先程道の駅で、秩父ワインが並んでいたんですが、近くにあるなら行ってみることもできるかと思い、道の駅では手を出しませんでした。そこでiPhoneで調べてみると、さほど遠くないではありませんか。ワインはお店で買うのもいいですが、ワイナリーに行って手に入れると妙に記憶に残り、愛着も沸くもの。ここは折角ですので秩父ワインを目指す事としました。長瀞からは車で30分ほどで小鹿野町にある秩父ワインに到着です。

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源作印の秩父ワインということで、東京のお店でも良く見かけるものですが、今まで買ったことはありませんでした。

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調べてみると、創始者の浅見源作といいう人の名からとったようです。駐車場の向かいに直売所の看板があり入ってみると、ここでつくられているワインが並べられており、試飲させてもらいました。もちろんドライバーの私は試飲できないので嫁さんと母親の国語力によって伝えられる味を手がかりに脳内で味を想像。いろいろ逡巡して、源作印のGKTというボトルを赤、白一本づつと嫁さんの友人用にGKTの赤のハーフボトル1本をいただきました。

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やはりワイナリーまで来ると、そのワイナリーの歴史が感じられて、なんとなく美味そうに思えてくるのが不思議なところ。我々の他にお客さんもなく、丁寧に説明してくれて、のんびりとさせてもらいました。



さて、秩父も小鹿野までくるとなかなか鄙びた感じです。一旦秩父駅まででてみようということで、ナビに秩父駅をセットして戻ります。駅のまわりは、秩父としては近代的。ビルが建ち並んで、想像よりは開けた街でした。友人からのFacebook情報で、本日から秩父鉄道のSLが走るとのことで、ネットで調べてみると、あと30分ほどでSLが通る時刻ではありませんか。ということで、本日は秩父から山梨に抜ける雁坂トンネル経由で帰ろうとしていたので、SLを途中迎え撃つべく、山梨側にむけて車を走らせます。SLの時刻表からこの辺りで遭遇すると思われる、街道沿いに目を向けると、すでに三脚と一眼レフを構えて待ち受ける鉄道写真マニアの方々の姿が目に入り始めます。途中の踏切でと思いましたが、道路から線路を見下ろす場所があったので、ちょっと引き返して待ち受けると、数分で汽笛の音が聴こえ始めます。むむむ。

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やはり電車とは迫力が違います。汽笛を轟かせながら煙を吐いて突進してくるSL。だんだん近づいてくるのを何枚か写真に収める事ができました。機関車が通りすぎるとあたりは煙にまみれ、石炭の燃えた匂いが漂っています。いまでは電車が普通になってしまってますが、昔の鉄道はさぞかし大変だろうと感慨深くなってしまいました。



さて、3時も近くなってきて陽も傾き始めてきましたので、一路帰途を考えながら山梨方面に向かおうとしますが、道筋には「浦山ダム」の看板が!
以前小河内ダムに行った時以来、母親がダムは面白かったと言っていたことを考慮し、すぐ近くそうだったので浦山ダムに行ってみました。

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独立行政法人水資源機構:荒川ダム総合管理所(浦山ダム・滝沢ダム)

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後で調べてみると、完成は平成11年と比較的最近。重力式コンクリートダムで堤高156m、堤頂長372m、総貯水量5,800万㎥とかなりの大きさでした。

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ダム中央部から下流側にカメラを突き出し、お約束の下流ショット! かなりの高低差に足がすくみます(笑)
やはりダムは巨大構造物の迫力と言う意味ではかなり見応えがありますね。30分ほど散歩を楽しんで、先を急ぎます。



秩父から山梨に抜ける道は、以前奥多摩から大菩薩峠を通った道の一つ外側を通る道。未踏破の道はやはり残しておく訳には参りませんね。浦山ダムから三峯神社方面に進むと、三峯口駅の先に、またダムがありました。特に寄るつもりはなかったんですが、道すがらループ橋を登りながらダムを見せられる造りになっており、ここまで来ると寄らざるを得ません(笑)

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つづいて立ち寄ったのは滝沢ダム。先程リンクを貼った水資源機構荒川ダム総合管理所が管理するもう一つのダムです。

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完成は平成20年とこちらはつい最近。重力式コンクリートダムで堤高132m、堤頂長424m、総貯水量6,300万㎥と浦山ダムより一回り大きなダムでした。ダムには満々と水がたたえられ、湖面には流木などが浮かんでいました。先程の浦山ダムも人影はまばら。ベンチで本を読む人や何をするでもなくたたずむ人など、なぜか落ち着く場所なのでしょうね。ちょっと立ち寄っただけで、すぐに出発。

このダムを越えると、国道140号はぐっと山道になります。グイグイ高度をあげていき、しばらくで雁坂トンネルに入ります。天気は雲が重く立ちこめてきました。



長い長いトンネルを抜けると山梨県。天気は今度は日差しが眩しいくらいですが、まわりを見ると、先日山梨を数日間孤立させたほどの大雪の痕跡があちこちに見られます。まだ根雪で溶けてない部分もあります。しばらく下ると、なんとまたダムが!!

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今度は笛吹川の上流にある広瀬ダムというダムでした。こうなったら自棄のやんぱち、勢いで車を降り、見学です(笑)
なんと、湖面はまだ半分凍ってました。高度の違いか、秩父側よりも確実に平均気温は低そうです。

山梨県:ようこそ広瀬ダムへ

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やはり調べてみると完成は古く昭和50年。下流域の洪水被害を避けるためにつくられたダムとのこと。中央遮水壁型ロックフィルダムという形式で、堤高72m、堤頂長255m、総貯水量1,430万㎥と、前2つのダムよりはかなり小振り。しかもダム自体は石積みということで、ダムにもいろいろあるのだと妙に納得します。

通りすがりではありますが、立続けにダムを3つも見学してしまいました。

この広瀬ダムから笛吹川にそって下って行くと、以前2度ほど入ったことがある三富温泉白龍閣の前を通り、さらに下ると勝沼方面への分岐があり、そこからは広域農道を通って勝沼まで30分ほど。もう17時近い時間ゆえ、あまり寄道もせず走ります。ただ、もう一風呂入りたいということで、ほったらかし温泉か、ぶどうの丘の天空の湯ですが、手軽さをとって天空の湯を選択。いつものようにぶどうの丘の奥、天空の湯の前の駐車場に車を停め、ふと駐車場の脇に目をやると、、、

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タンポポでしょうか、なんとなくいい感じに斜面に花が咲いているではありませんか。

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あたりは既に夕刻。夕闇がせまる甲府盆地をパチリ。ここまで来る途中、ぶどう畑のなかを通ってきましたが、先日の大雪の影響か、枝の折れた木、ビニールの全く残っていない温室などが多く、心が痛みましたね。やはり長年手塩にかけてきた葡萄や果物の木が自然災害とはいえ傷つくのは農家の方にとっては大打撃でしょう。やはり美味しい果物やワインを一日も早く出荷できるよう祈るばかりですね。

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天空の湯は、いつも通り、ぬるっとしたアルカリ性のお湯らしいいい湯触り。ちょっとカルキ臭いのはこの手の施設のご愛嬌ですが、温めのお湯に浸かりながら夕闇せまる甲府盆地をぼんやり眺められるのは貴重なこと。しばしドライブの疲れを癒しました。

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上がって天空の湯の入口前の木を仰ぎ見ると、遠くには飛行機雲。この写真ではあまりわかりませんね。今日は秩父でワインを仕入れ、先を急ぐためワインショップには立ち寄らず、すぐに中央高速に乗って帰途につきます。幸い小仏トンネルの渋滞もたいした事なく切り抜け、ほどなく帰宅できました。

今まで近いのに未踏だった秩父を少し楽しめた小旅行でした。沢山仕入れた新鮮な野菜と秩父の地酒、ワインが楽しみですね。今回も無事でなにより。いい旅でした。



さてさて、まごまごしているうちに月末です。なんと3月31日はハイドンの誕生日なんですね。なにをしようかしら、、、

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【番外】早春の群馬温泉紀行

先週の土曜日は天気もよかったので、温泉でも行ってみようかということになり、いつものように何の前振りもなく出かける事にしました。なんとなく最近群馬方面に行っていないということで、漠然と群馬あたりを狙っていました。

母親には、群馬方面に出かけたときに良く寄る天ぷらのお店の話をして、「美味い天ぷら食べにいく?」と聞くと、「行く(笑)」と、やる気あり(笑)

それではということで、いつものように朝早く出発しようとしますが、iPhoneで渋滞情報を見ると朝6:00にもかかわらず、関越道は鶴ヶ島前後でかなりの渋滞。中央道も少し渋滞が出ているではありませんか。ちょっと逡巡しましたが、脳内には既に美味い天ぷらのイメージが充満、たまには渋滞もよいかということで、思い切って関越道に乗る事にしました。

家を出たのが6:30くらいで、関越練馬までもちょっとダラダラして、関越に乗ってからも所沢を越えたあたりから混みはじめ、途中渋滞に備えて三芳で早めに休憩をとり、嵐山あたりまで20キロほどダラダラ走り、ようやく渋滞解消。道がすいていれば渋川あたりまで一気に行こうと思っていたのですが、高崎から先も渋滞の表示が出ていたので、高崎でまずは降ります。時刻は9時半過ぎ、自宅から高崎まで3時間ほどかかったことになります。ドライブの疲れもあり、まずは温泉ということで、向かったのがこちら。

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まえばし駅前天然温泉ゆ〜ゆ

ここは、おそらく4回目くらいの訪問。群馬は奥までいくといろいろいい温泉がありますが、高崎、前橋あたりだとここが一番。以前温泉マニアの郡司勇さんが激賞していたのを見て行って以来、お湯の良さに引かれて、良く立ち寄っています。まさに前橋駅の目の前にある温泉施設なんですが、何といってもお湯がいい。

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入口を入り、温泉のある2階に上がる階段に、この温泉を紹介した新聞記事が誇らしげに飾られていました。記事のとおり源泉かけ流し。泉質は表記によるとナトリウムー塩化物泉。ほんのりと茶色く濁ったお湯に湯の花が無数に浮かび、浴槽の縁には温泉の濃さを物語る堆積物がびっしり。なめると柔らかみのある塩っぱい温泉。温度も42、3度でのんびり入るのにぴったり。

今回は母親連れということで、安心して入れる温泉ということで選びましたが、あとで嫁さんから聞くと、お湯にゆったりつかって気に入ったよう。

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私は内風呂、露天とゆったり入って、その後サウナと水風呂を往復。水風呂がキリリと引き締まる冷たさで最高。普段だったらサクッと入って上がるところですが、嫁さんと母親を待つのでゆったりお風呂が楽しめました。10時の開店直後だったので、地元の年配の方がのんびりと楽しまれていました。ここはオススメです。



さて、時計を見ると11時過ぎ。ドライブの疲れもとれて、風呂にゆっくり入ったので、お腹も減ってきました。再び脳内に天ぷらのイメージが出現。行きつけの天ぷら屋さんに向かいます。

食べログ:喜作 - 高崎/天ぷら

目的地は高崎駅の駅ビル5階にある天ぷら屋さん。前橋から高崎までもどって、駅の横の駐車場にいれて、やおら食堂街のフロアとなる5階に向かいます。

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確かエスカレーターを上がった目の前だったはずと、くるくる見回してみますが、それらしい店が見当たりません。ちょっといやな予感がよぎり、すぐに食べログを検索してみると、、、「閉店」とあるではありませんか!!!

よく見ると、前に天ぷら屋さんがあったところには、上の写真のとおり「とんかつ専門店とん豚」と暖簾がかかっています。よくよく見ると店構えが前の天ぷら屋さんと同じ。やはり本当に閉店して他のお店になっていました。ハイドンの名盤が廃盤になっていた事を知る以上の空虚感。

ここにあった「喜作」という天ぷら屋さん、単なる駅ビルに入っている天ぷら屋さんという風情でしたが、味は素晴しかったんです。職人肌のオヤジさんが頼むとサラッと揚げてだしてくれる天ぷらが、非常に軽い揚がりでネタも抜群。それで値段は庶民的ときていたので、私は高崎に来る度に寄っていました。最初に来たのはおそらく2003年くらいだったでしょうか。あまりの美味さに驚いた記憶があります。たまにしか寄らなかったんですが、なんとなくオヤジさんに顔を覚えられて、来る度に一言かけてくれてました。あのオヤジさんの腕がなければ成り立たないでしょうから、何かあったんでしょうか。東京からわざわざ天ぷらを食べにきたわけですから、ここが閉店となった穴は大きいです。母親にも美味い天ぷら食べてもらいたかったですね。

気を取り直してまわりを見ると、お昼の時間で人も多くなってきたので、このフロアでお店を探しますが、天ぷら屋さんあらためとんかつ屋さんのとなりにカジュアルなレストランがありましたので、そちらに入る事にしました。

高崎と言えば大盛りスパゲティが有名と知っていたので、ここは一発試してみようと言う流れです。

食べログ:日本橋ボンテ 高崎店 高崎/洋食

(私) 「やっぱり、高崎はパスタだよね!」
(嫁) 「お店に日本橋ってついてるから東京のお店じゃない?」
(私) 「@_@」

なんとなく激カジュアルなお店ですが、それはさておき頼んだのは下記。

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母親のリクエストでスバゲティ・ナポリタン!
あまり期待していなかった分、意外と美味しくいただきました。かなりの大盛りを想像していたんですが、東京でいう大盛りくらいで、一安心。

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こちらは洋食の定番、オムライスでデミグラスソース仕立て。なんと中のご飯が白いご飯。チキンライスではありませんでした。こちらもなかなかいける味。

この他サラダなどを頼んでシェア。一人一品頼んで死ぬほどお腹いっぱいになるのを避けるよう頼みましたが、これが正解。我々の年代には高崎の盛りはハードです(笑)

天ぷら屋さんには行けなかったものの、お腹も満ちて落ち着きました。たしか駅ビルの1階にはお土産を売っているコーナーがあったと、エスカレーターを降りてみますが、それもスーパーに変わっている模様。なんとなくいろいろ変わって、時代の流れを感じましたね。



ということで、お土産などを買いたいということで、群馬でお土産を買い慣れている、渋川インターを降りてすぐの道の駅こもちを目指す事に。新鮮なネギやキノコ等を以前も手に入れていますので、高崎インターから渋川へ。流石に渋滞もなくなり、あっという間に到着。インターからすぐの道の駅に立ち寄り、野菜を中心にいろいろ仕入れました。この時点で14時くらい。帰りの渋滞も激しそうかもしれないと頭をよぎりますが、渋滞情報を見ると全く渋滞なし。ちょっと気が大きくなって、このあとの予定を検討。やはりここまで来たら、湯かけ祭りをテレビのニュースで見たばかりの川原湯温泉に行ってみようと言うことになり、渋川から草津方面に向かう事にしました。

渋川から中之条を経て、吾妻渓谷に入ります。川原湯に近くなってくると、ダムが出来た時に両岸をつなぐコンクリート製の巨大な橋が目に入るようになります。以前川原湯に来たのもおそらく10年以上前。その時の景色とは変わっていましたね。川原湯の現状はこちらをご覧ください。

川原湯温泉協会

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川原湯温泉の駅の横から坂道を上がっていき、上がりきったところにある、共同浴場「王湯」。この前で湯かけ祭りが行われます。今年の湯かけ祭は去る1月20日だったとのこと。王湯を訪れるのは2回目。以前は2002年くらいだったでしょうか。まわりには古びた旅館が何軒か建っていたんですが、いまはもう取り壊されて、基礎部分の残がいがわずかに見えるのみ。

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入口で300円の入浴券を買い、やおら露天に向かいます。露天へは渡り廊下のようなところを通っていきますが、その渡り廊下から王湯の前の道の寂しげな風景。既にこのあたりには王湯に来る人以外に人影はまばら。

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渡り廊下で、これから露天を攻めに入る母親と嫁さん。

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幸い露天に先客はなく貸し切り。以前訪れたときと全く変わりない、静かな時間が流れていました。狭い露天ですが、谷底と樹林を眺める素晴しい風情。黄色いケロリンのオケが絶妙にマッチします。

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陽が傾きかけた静かな温泉街の木立の間に、注ぎ口からお湯がトロトロと流れる音が癒すように響きます。源泉は70度以上でナトリウム・カルシウム硫酸塩塩化物泉とのこと。源泉と水が同量くらい注がれています。隣の女湯からも景色を楽しむ嫁さんと母親の声が聴こえます。温度はちょうど良く、風にあたりながらしばし至福のひと時。

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見上げれば木立が風にそよいています。間もなく取り壊されダムに沈んでしまうこの貴重な空間。お湯の質も大事ではありますが、この風情と抜群のロケーションは貴重ですね。新たな共同浴場が4月にはオープンするとのことでしたが、この貴重な雰囲気はダムに水が満ちるまで営業を続けてほしいものです。

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注ぎ口から流れ出るのはお湯ばかりではなく、歴史とここで癒されてきた多くの人の気持ちかもしれません。貴重な温泉に感謝です。

ほどなく、母親と嫁さんもあがってきましたが、母親もこの温泉は気に入ったよう。ここは特別な温泉ですね。

上がって王湯のまわりをひとまわり散歩。そして王湯の奥の道を登っていく途上で、ダムの底に沈む川原湯温泉駅の移転先の駅が見え、トンネルをくぐると新たに造成された川原湯温泉の街がほぼ出来上がっていました。都会の新興住宅地のような整然とした区割りの街。新たにダムが観光資源となるでしょうが、王湯の露天のあの風情を再現することはできないでしょう。これから何年もかけてダムをつくり、その間も人が暮らし、生まれ、死んで行くことを考えると感慨深いものがありますね。

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最後はふたたび川原湯の通りを戻る途上で、壊された旅館の跡の向こうにコンクリートの橋が見える一枚。川原湯温泉。あと一度くらいあの露天に入りにきたいですね。



陽はすっかり傾き、いい時間になりましたので、川原湯から渋川に戻ります。帰りの関越はさぞかし混むだろうと思っていたところ、まったく渋滞なしですんなり帰れました。帰ってのんびり一杯のみながら夕食。ドライブは飲めない(当たり前)のが玉にキズですが、帰ってゆっくり飲んで、川原湯の余韻に浸る事ができました。母親も日帰りで2つ温泉に入っても極めて元気。これがなによりでしょう。今回もいい旅でした。

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【番外】奥多摩から甲斐路へ

番外つづきでスミマセン。

最近なぜか母親が「奥多摩に行ってみたい」と神の啓示のようなことをつぶやきます。
「奥多摩で何見るの?」
「小河内ダム! 行ったことないから」

母親がダムマニアだと人生51年目にはじめて知りました(笑) ということで、日曜日は早起きして奥多摩に行ってみようということになりました。

いつものように朝6時過ぎには家を出ます。中央高速と圏央道で青梅まで行っても良かったんですが、中央高速は早くも渋滞情報が出ており、たまには一般道でということで、国道20号で行くことに。こちらは幸い渋滞する事なくスイスイ。国道20号から新奥多摩街道を経て、小作から吉野街道へ。ここを走るのはかなり久しぶりで新鮮です。途中吉川英治記念館のそばのコンビニで一休み。そのまま吉野街道で川井まで進み、青梅街道に合流。小河内ダムまで一気に行こうかと思いましたが、奥多摩駅のちょっと手前左側に小さなダムが見えるではありませんか。すかさず脇道に入り立ち寄る事に。

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このダム、白丸ダムと言うそう。

Wikipedia:白丸ダム

駐車場もあったので停めてみると、まず看板が目を引きます。読んでみるとダムを魚が通り抜けられるように魚道というものが整備されているそう。ダムの下から緩やかな階段状の流れが整備され、ダム湖とつながっているそう。よく考えてみると、流石に魚もダムの段差を超えることは出来ないでしょうから、この仕組みは生態系の維持には必要な物なのでしょうね。

看板を読んで妙に納得して、ダムの方を見ると、どうやら階段で降りられるようです。ダム湖は熊の湯温泉のような深い緑色。そしてまわりの木々は紅葉がはじまって色鮮やか。

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情報サイトを見ると重力式コンクリートダムとのことで、規模は小さいながら、構造物としての迫力はなかなかのものがあります。あとで母親も、小河内ダムよりも最初のダムの方が良かったと、「ダムマニア」な発言(笑)

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ダムへ降りる階段を降りてみると、傍らのイチョウの木がこれから真っ黄色に変わろうと色づきはじめています。ダム湖のグリーンに黄色く変わり始めたイチョウの色合いがなんともいい感じ。このイチョウの木の下に小さな慰霊碑が建てられており、裏面には2名の殉職者の名前が刻まれていました。現在のように建設機械が発達していなかった時代の工事故、このようなダムの工事にも危険がつきまとっていたのでしょう。

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ダムまで降りて、下流側を臨むと、説明書きにあった魚道が見えます。ダムの下から階段状の水路が一旦下流川に上り、折り返して川岸沿いにダム側にさらに登ってくる構造。後でネットで調べたら土日は魚道の中に入って見学できるようですが、まだ9時前ということでこちらは叶いませんでした。



朝一番からダム見学ということで、さい先いいんでしょうか(笑)

白丸ダムを出ると小河内ダムはもうすぐそこ。あっという間についてしまいます。幸い朝早いせいか駐車場も空いていて、まだ人も多くありません。

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奥多摩湖畔の駐車場に車を停めてまわりを見渡すと、色づきはじめた紅葉に混じって、不思議な花が見えます。これ、桜の花に見えます。狂い咲きなのでしょうか、それとも今咲く別の花? 詳しい事はよくわかりません。

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隣には紅葉し始めた柿の木が。紅葉した柿と桜が隣同士で咲いているのは、なんかちょっと違和感があります。例年もこうなんでしょうか。

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大きさは先程みた白丸ダムとは段違い。白丸ダムの総貯水量が89万㎥だったのに対し、小河内ダムは約1億9千万㎥と200倍以上の大きさ。大きすぎてなんだか良くわかりませんが、ダムにかかる水圧は恐ろしいものでしょうから、このダムを造るには相当な工事だったことが予想されます。竣工は昭和32年(1957年)ということで、今から56年前。ダムのコンクリートの耐用年数はいったいどのくらいなのでしょうか。

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ダムの脇を歩いて手前の端まで出た所で下流側を覗くとこんな景色。下に見える建物のうち白い四角いのは東京都交通局の多摩川第一発電所。なかなか面白そうな建物ですが、近づくことはできませんでした。先に見える建物は調べてみると小河内浄化センターという施設。ここから、谷に響き渡るような轟音をたててヘリコプターが離陸するところでした。

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巨大なダムの姿。先程の白丸ダムが建築的にもなかなか面白い造形だったのに対し、小河内ダムの方はのっぺりしていて、頂部に2本の白い塔(奥が展望台)が立っているのみで、造形的には今ひとつな感じがします。

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ダム中央部から下を眺めた所。先程の白丸ダムを見下ろしたところとそっくりな景色なんですが、白丸ダムでは魚道だったものが、こんどは普通の道です。スケール感もまるで違います。ダムの上に2本立つ白い塔のうち奥側は展望台になっているのですが、営業時間は10:00からということで、まだだいぶ前。ということでダムを渡って向こう側まで行ってみます。

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向こう岸から駐車場側を見返します。グーグルマップで距離を計ってみると、車を停めたあたりから歩いて900mくらいありますので、ウロウロしている分、往復2kmくらいの散歩になりますね。

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ダムを渡った側には、ここにも慰霊碑があり、あとで調べてみると、ダム建設工事で87名もの方が亡くなられたそうです。ダム工事とは本当に危険なものだったのですね。竣工は昭和32年、工期はなんと19年、このあたりにあった小河内村の945世帯が移転したとのこと。いまや平和な観光地ですが、歴史の重みを感じざるを得ないところもありますね。

慰霊碑のまわりの木々は紅葉が綺麗。早くも燃えるような赤に染まっていました。

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さて、せっかくここまで来たのでということで、記念撮影。母親も薬が効いているせいか、意外に元気です。

穏やかな朝の日差しの中、いい感じの散歩になったので、ゆっくり歩いて駐車場に戻ります。駐車場の横には「奥多摩 水と緑のふれあい館」なる施設があり、売店や食堂もあるのですが、1階に奥多摩の歴史に触れた展示のコーナーがあり、古来この場所(旧小河内村)の生活がどうだったかや、関連する古文書まで展示してある、なかなかのもの。良い企画だと感じ入った次第。少しの時間でしたが、この場所のオリジンに触れられた気がしました。



このまま東京に戻るルートもありましたが、せっかくここまできましたので、青梅街道をさらに進み、山梨県の塩山に至る道を通ってみようということになり、小河内ダムから奥多摩湖沿いをさらに進む事にしました。奥多摩湖のまわりは、特にイチョウの木の色の変わりかたが見事。きっともう少しすると赤や黄色に変色した森がさらに美しさを増す事になる予感がします。

奥多摩湖を離れるとすぐに山梨県の丹波沢村(たばさわむら)に入ります。途中一際紅葉が綺麗な所で何度か車を停めてちょっと歩いたりしてみました。

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その中の一つがこちら。道の一角に車を停めるスペースがあり、降りてみるとなにやら記念碑が。これは尾崎行雄水源調査記念碑と記載されていました。明治42(1909)年5月、当時の東京市長の尾崎行雄が、多摩川の荒廃した水源地帯を踏査し、これを買収して水源のかん養を自ら行うことを決断、給水100年の計を樹立したとのことで、この記念碑は昭和38(1963)年、この尾崎市長の功績に対し、東京都民の感謝の意を永遠に伝えるために、市長が踏査されたこの地に設置されたものとのことでした。奥多摩湖からさらに奥に位置するこのあたりの森の保全、かん養に務めるとは、どれほどの見識でしょう。記念碑があってもおかしくないですね。似たように何組かの人が車を停め、記念碑やまわりの紅葉を見入っていました。

休憩しながらでしたが、かなり急勾配の青梅街道をさらに進むと、一番高度が高い柳沢峠というところに至ります。峠を越えると、いきなり正面に雄大な富士山の姿が見えるようになります。この日の富士山は頂上あたりに傘のような雲をかぶり、それはそれで幻想的な姿。母親もなにか霊感を得たように、今日の富士山は良かったとしきりに言っているのが印象的でした。

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クネクネ道が続いたので、嫁さんはちょっとグロッキー気味。ちょっと休みながらすすきの穂を摘んだりして、青梅街道の秋を満喫。柳沢峠を超えると急な下りがずっと続き、時刻もお昼頃。ちょうど通りかかったところが、大菩薩の湯という山梨県甲州市が運営する温泉施設。そろそろ温泉の虫がうずいていましたので、ちょうどいいとばかりに立ち寄ってみる事にしました。

甲州市:交流保養センター・大菩薩の湯

幸い食堂があり、小河内ダムの散歩やら紅葉巡りでお腹も減ってましたので、食事をすることに。やはりここは山梨、名物を喰らいます。

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酒は飲めませんが、馬刺をいただかないわけには参りません。新鮮なんでしょう、絶妙な旨さの馬刺!

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そしてほうとう。ワイン豚のほうとうと、普通のほうとう、なぜか母親は鍋焼きうどん!
これがどれも非常にいい味。食堂が満席だったので、ロビーのテーブル席でいただきましたが、丁寧に案内してくださり、なかなかのサービス。座敷の店内よりも椅子席のほうが母親も楽でしたのでかえってよかったです。ここのほうとうは旨い! オススメです。

食事をして満腹になったので、やおら温泉に入ります。露天風呂もちゃんとしたものがあり、しかも泉質もよし。高アルカリ性泉で入るとお肌にまとわりつくぬめりがあり、至極快適。露天も良い泉質ですし、なによりサウナと水風呂もあるなどツボを押さえたつくり。ゆったり温泉を楽しんで、サウナで汗をかき、源泉の水風呂に浸かって至福のひと時。ドライブの疲れが癒えますね。

一休みして、塩山のあたりを通り、このあたりで寄るべきところということで、勝沼のぶどうの丘に行きます。

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流石に連休中の午後とあってぶどうの丘はかなりの人出。いつも立ち寄るワインショップで、勝沼のワインをみつくろって仕入れます。既に今年の新酒が並んでいました。

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そして、先日勝沼に来た時にも訪れたハーブ園。駐車場のわきに大きな黄色い実のなる木があります。最初はレモンかと思いましたが近寄ってみると明らかにちがいます。カリンのようでしたが、どうやらマルメロだとわかりました。なかなか風情があります。このハーブ園、ハーブはもちろんですが、薔薇やコスモスなどの花が咲き乱れてなかなか見応えがあります。なんとなく母親もいろいろな木々や花を眺めて楽しそうでした。

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以前来たときも池の鯉がしきりに餌をねだってあつまってましたが、これにさらにこどもが群がって、どうやら人気スポットのよう。人がくると口を大きく開けて餌をねだります。のんびり庭園散策を楽しみました。



最後に立ち寄ったのはハーブ園のすぐ近くのグレイスワインで知られる中央葡萄酒のショップ。

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GRACE WINE:勝沼・グレイスワイナリー

最近いろいろ取りあげられて、ちょっと話題になっていた「グリド甲州」がぶどうの丘のワインショップで見当たらなかったので立ち寄ってみた次第。カーナビにグレイスワインと打ち込むと、すぐにセットされ、ぶどうの丘からそれほど遠くありません。ちなみに前出のハーブ庭園は、グレイスワインに行く途中にあったので立ち寄ったもの。勝沼の等々力という交差点のすぐ脇でした。建物にはびっしり蔦がからまり、何となく雰囲気のある建物です。

狭い入口から案内表示に従い暗い階段を2階に上がって行くと、ワインショップが。

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カウンターで何人ものかたが試飲しています。こちらは車のため試飲は出来ません(涙) 車での旅行ゆえ仕方がありませんが、ここでいつもはおとなしくしている嫁さんと母親が「私たちだけ試飲するっていう手もあるわね」と不敵な笑みを浮かべているではありませんか。気づいてみると試飲グラスに何杯か試飲してました(笑) だんだん活動が大胆になってきてます。どうゆう事でしょう。

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ワイナリーのショップでは作り手の貴重な話が聞けるとあって、多くのひとが訪れていました。お目当てのグリド甲州やら何本かいただいて、グレイスワインを後にしました。



意外とのんびり過ごしましたので、夕方も良い時間。おそらく3連休中で帰りの中央高速も渋滞が予想されますので、この辺で切り上げることに。すでに勝沼インターに行く一般道が込み始めていましたので、ちょっと回り道をして勝沼から中央高速に乗って帰途に。渋滞といっても流れが良かったので、それほどストレスにはなりませんでしたが、途中久しぶりに談合坂サービスエリアに入ったら、こちらは大混雑。一休みしたのは良いのですが、サービスエリアから出るまでが大変でした。やはり皆考えることが一緒なんですね。東京まで一息というところで休みたくなっちゃうんです。

そしてなんとか無事帰宅。今回もダム、紅葉、ほうとう、温泉、ワインと言うことなしの旅でした。

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なぜかハイドン(Franz Joseph Haydn)が特に気に入り膨大な録音をコツコツ集めてレビューしております。好きなものはお酒全般(ワイン、日本酒、モルトなど)、美味しいものを食べること、料理、鄙びた温泉めぐり、歌舞伎見物、スポーツクラブで泳ぐこと(美味しいお酒を呑むため!)などなど。東京在住のごく普通のサラリーマンです。

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