【番外】人生50年、はじめて東京タワーに登る

今日は午前中は残った仕事を片付けに会社に。午後は母親が以前入院していた時の入院友達が再び手術とのことで、東京は愛宕山そばの慈恵大学病院まで見舞いの付き添いに。

いつものように用賀から首都高に乗って、カーナビは芝公園で降りろとの指示。このところ首都高もそれほど混んでいるわけではなく、自宅から1時間ほどで慈恵大学までスイスイ。意外とあっさりついてミッションはほどなく終了。

どこか帰りに寄りたいところはあるかと母親にたずねると、特にないとの返事。帰りはどこで高速に乗ろうかと芝公園から六本木方面に向かうと、巨大な赤い鉄塔の脚部が視野に。

(私)「おっ、東京タワーだ」
(母)「寄ってみましょう」
(私)「登るか?」
(母)「登る!」

つい先週、上野の東京国立博物館に円空を見にいったついでに東京スカイツリーに立ち寄ったばかりですが、混雑を嫌って回りを車で走ったでけで終わってました。東京タワーならばさして混雑はしていないはずということで、車を駐車場に停めて登ってみる事に。私自身は東京に生まれて50年、エッフェル塔には登りましたが東京タワーに登るのははじめてのこと。

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入場券売り場の横には巨大な赤い鉄骨が。工事中のようで足場に囲われているのがいっそうスケール感を感じさせます。でかい。

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空いていたので、エレベーターも待たずにすんなり展望フロアに登れました。エレベーターを降りると地上150mの大展望台2階に着きます。今日の東京は晴天。午後なので東側の眺望が良好。芝増上寺からレインボーブリッジまでクッキリ眺められました。

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北側にはこの写真ではほとんど姿がみえませんが、遠方中央に先週行った東京スカイツリーがうっすらと見えます。東京のビルの密集具合が一望にできます。これは夜景も綺麗なんでしょう。

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面白かったのが、NHKのたしかプロジェクトXかなにかでやっていた、震災時に曲がった鉄塔頂部の鉄骨のなかから見つかった軟式野球のボールが展示されていた事。ガラス箱の中でライトアップされて光るボール。朽ちる寸前のぼろぼろのものですがどうしてこんなところにあったのか不思議なものです。流石にNHKで放送されただけあって、多くの来訪者が「あれ、テレビでやってたボール」とこのことを知っているようすで、興味深げに立ち止まってみていました。

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大展望台の1階には床の一部がガラスになっているところがあります。もちろんガラスの強度は十分なんでしょうが、みなさん恐る恐る足を乗せてみたり写真を撮ったりしています。いちおうブログに乗せるべく私もガラスの上に立ち、1枚パチリ。母親も恐る恐る上をみながら足早に渡っていました(笑)

東京タワー Tokyo Tower オフィシャルホームページ

ホームページを見ると今年は開業55周年になるとのこと。東京見物には定番だったのでしょうが、いまとなってはレトロな雰囲気も含めて貴重なものだと思います。話題性では東京スカイツリーにかなり負けているものの、東京のランドマークとしての存在感はおとろえていないように思います。

ほんの小一時間でしたが、人生で初めて登った東京タワー、なかなか良い経験でした。

帰りは結局六本木通りから246経由で帰宅。帰りに成城学園のサミットストアで夕食の買い物。今日は巨大なイサキが2尾で680円。半額セール品をゲットです(笑)

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ビールを飲みながらつまみを。

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イサキは巨大なので身に切れ目を入れて、タマネギ、セロリ、人参、アサリ、イカとともにトマトソースで煮込みました。

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ワインはニュージーランドの白。

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そしてトマトソース煮込みのソースを漉して、お米を煮込み、リゾットに。今日もお腹いっぱいで幸せな一日でした。レビューは明日に。おやすみなさい。

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テーマ : 東京
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tag : 自宅料理 イタリアン ワイン

【番外】イクラをパスタに?

最近はもっぱらレビュー記事に集中していますが、レビューばかりしている訳ではありません(笑)

母が友人からおいしいイクラの瓶詰めをいただき、イクラでパスタをとのご注文(笑) しばし考えて、細めのフェデリーニに、イクラの塩気を考えてじゃがいもの薄切りをオリーブオイルをからめて炒めたものをあわせようということに。今日は、生ガキをつまみに南アフリカの白ワインを飲みながら料理開始です。

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ジャガイモの薄切りをオリーブオイルで炒めているあいだに、瓶詰めのイクラをちょっとつまむと、なんと、あまり塩っぱくありません。ということで、少し軌道修正して、ジャガイモにも塩をふって白ワインで酸味も加えます。アルデンテに茹でたパスタをからめて、最後に大量のイクラを乗せます。色合いは見事。ただし、途中で胡椒を振る際、蓋が取れて、適量以上に胡椒が,,,(笑) イクラのパスタは胡椒がビリリと効いたスパイシー系となりましたが、じゃがいもに胡椒は合いますので、それほど違和感わありませんでした。一応成功。

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メインはスーパーで半額になっていた大振りのいさき。ここはお腹にタイムの葉を大量に詰めて、塩をしっかり振り、香草焼きに。火加減がよかったのかイサキがしっとりふかふかに。オリーブオイルと醤油をよく混ぜたソースをからめていただきました。こちらは大成功。

3連休でしたが、スポーツクラブで2回、都合4キロ泳いだのと、家の掃除に墓参り、そして料理とのんびり休みました。

手元のハイドン・トータルやら、ティントナーをしのんでブルックナーを聴いたり、久々にくつろいだ週末でした。さて、次のレビューは何にしましょうか、、、

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iPhoneを4Sに

最近料理の記事を乗せていなかったのでちょっと一休みして堕記事を。先週ソフトバンクに予約していたiPhone4Sが入荷して機種変更。 iPhoneにしたのは一昨年の3月でしたので、来年の3月でちょうど2年でローンが終わるんですが、ソフトバンクのローンちゃらサービス(ほんとは違う名前)で前機種のローンがなくなる夢のような仕組みで、最新機種にしてみました。
もともとiPhoneというかiOSはインターフェースの完成度が高いので機種変更しても何ら使い勝ってに変更はありません。目玉の音声認識機能であるSiriも日本語が通らないのであまりインパクトはありません。機種変更の恩恵は3GSより高精細となった画面とカメラ。ということで、日曜の夕食を撮ってみました(笑)

ちなみにカメラの写りはだいぶ良くなった印象ですが、縮小してアップしてますのであんまり変わらないかもしれませんね。

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日曜はいつものとおり自宅イタリアン。なぜかもろみ味噌をつけたエシャロットがつまみ(笑) ビールを飲みながらモツァレラトマトをつまんで一息。ほんとはロッシーニのオペラでも聴きながらときたいところですが、このとき大音量で流れていたのは前記事のコッホのネルソンミサ。あんまり料理には合ってません。この他に生牡蠣と椎茸とズッキーニのグリル。

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土曜は私だけ実家で食事をしてきたんですが、その間になぜか嫁さんがステーキを買ってました。狙いはどこにあるのでしょう(笑) 安かったそうですが、うちでは肉はブタの方が多く滅多に牛のステーキ等やりません。ワインはシチリアの赤。Duca di SalaparutaのCalanica2008年、シラーとシチリア固有品種のフラッパート半々のもの。安いワインですが口当たりの良さ、抑制された果実味などはなかなかのもの。すこし寝かせておけばいい味になりそうなワインでした。

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焼くとこんな感じ。一枚を2人でわけるくらいで十分。塩胡椒だけですが、最後にオリーブオイルを少したらして、大根おろしと醤油で(笑) ステーキはやはりおろし醤油が一番。

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最後はカブとシラスのトマト仕立てのリングイネ。残り物処分という流れで、かなりのアドリブでしたが、カブの甘みとシラスの塩味、そしてトマトが良くマッチして意外と美味しい出来でした。

最近帰りが遅く、ブログの更新もすこし間が空きがちですが、あんまり無理すると長続きしませんので、のんびりやろうと思ってます。ここ数ヶ月でCDのライナーノーツの小さな字がめっきり読みにくくなりました。老眼の芽生えですね(苦笑)

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【番外】コスモス満開(昭和記念公園)

今日はニュースを見て近所に花見に。

立川の昭和記念公園は今コスモスが満開とのこと。以前にもこの季節に昭和記念公園に散歩がてらに来ています。

国営昭和記念公園

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今日は府中本町から南武線で立川に出て、青梅線に乗り換え西立川駅から昭和記念公園に入ります。入るとすぐにコスモスの丘の案内が。昭和記念公園は広くコスモスが咲く花の丘は公園の北のはずれの方なのでのんびり散歩がてら公園を北上。1.5キロほど歩くと着きます。今日は多くの人がコスモス目当て。花の丘はすでに多くの人が写真を撮ったり散歩したりと多くの人でにぎわっていました。

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写真を撮るのは先週までの方が良かったでしょう。散りはじめのコスモスはちょっと哀愁漂う感じでした。

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色とりどりのコスモス。

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多くの人がカメラを構えて写真を撮っていました。

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やはり目立つのは濃いピンク、薄いピンクの中に凛とした雰囲気でたたずむ白いコスモス。一山まるごとコスモス畑だけに、白のコスモスがアクセントを付けているようでした。

しばらくコスモスを楽しんだ後は、前回来ていない西側に。こもれびの丘のふもとを歩いていくとこどもの森と名付けられたエリアに。

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ウッドデッキが尾瀬のような感じで、しばらく歩いて行くと山小屋風の建物に。ちょっと建築的にも面白いエリアになります。歩き始めてから1時間以上たちましたので、そろそろ喉が渇いてきました。

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売店に「地ビール」とのメニューがあるの見逃すはずもありません。聞くと地ビールとは先日蔵元を訪問した「多摩の恵」です! これは注文しない訳に行きません。売店のお姉さんが手渡してくれたのは泡がこぼれそうになる、プラスチックのグラスに注がれた琥珀色の多摩の恵特有の濃い色のビール。旨いっ! 散歩でほどよく疲れた体にコクのある地ビールが染み渡ります。極楽浄土に来たような爽快感。言うことありません。売店前の建物の軒下のベンチに座ってしばし涼風とビールを楽しみました。

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帰途につくべく南下すると、ガウディのグエル公園のような広場に出ます。こちらは蛇の口を模した砂場。

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こちらはまさにグエル公園のようなベンチ。本物のバルセロナのグエル公園には大学時代の春休みに行き、早朝にもかかわらず多くの人の憩いの場として愛されていること身をもって体験しました。こちらは国営公園の1エリアを装飾したものとの違いはありますが、スペインから遠く離れた日本のこんなところにもガウディの残像のような造形が残ること自体が独創的なガウディの影響の大きさがわかるところ。

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てくてく歩いて中央の広場に出るとこんどは黄色い花のコスモス畑が。

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帰りは西立川ではなく立川口を目指します。

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雲の多い天気から夕方は夕焼けが綺麗な空に変わり、すすきの穂が夕焼けに照らされて光り輝きます。

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ようやく昭和記念公園を抜けて、ファーレ立川に入ったところで一息入れるために喫茶店に。ほんとはビールでも飲みたいところでしたが、アルコールがないところだったので、嫁さんと2人でアイスカフェオレを注文。流石に専門店らしく美味しいコーヒーを楽しみました。

食べログ:炭火焙煎珈琲桜乃

その後、国立店が移転したディスクユニオン立川店に立ちより、ちょっと物色しましたが、クラシックは国立店の時よりだいぶ貧弱になってしまいましたね。それでも未聴盤1枚を発見して入手。まだ時間が早かったので立川高島屋の地下の食料品売り場でラムやら椎茸やらいろいろ美味しそうなものを仕入れて帰宅しました。

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帰ったら、まずはいつものプレミアムモルツを開けて一杯。はぁ。
高島屋で買った新鮮な椎茸をグリルしてちょっとバターをたらしていただきます。ペッパーの利いたハムやらホタテのオイル付けなどをつまみます。

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今日はラムなのでワインセラーから以前伊勢丹のモンテ物産の試飲会で選んで買ったものを1本開けます。Il Nero Di Casanova 2007。トスカーナのサンジョベーゼです。しばらくワインセラーに寝かせてあったので落ち着きましたね。開けるてグラスに注ぐとイタリアン特有のしっかりした果実味をベースとしながら柔らかく熟成した味わいがなかなかのもの。

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今日手にいれたラムを塩胡椒とローズマリーをまぶしてグリル。ラムとワインの相性はなかなか良いものでした。ローズマリーの香りと塩味がキリッとした食感。

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最後はアサリのパスタ。今日はアサリをトマトベースで。アサリも新鮮で美味しかったです。今日はニンニクをかりっと油になじませたあと、アサリを投入、最後にトマトピューレでなじませたかんたんレシピ。最後にベランダのバジルで香り付けですが、久しぶりのレシピも旨くバランスがとれ、平らげた後のお皿にのこるトマトソースの旨味がいとおしい仕上がりとなりました。満足満足。

今月はもうすこし弦楽四重奏曲を取りあげて行きたいと思います。

テーマ : 東京・多摩地域
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今日はお花見

今日はお花見に近所にお出かけ。

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府中は桜がちょうど満開。選挙に出かけてついでに桜見学。例年なら町中は桜まつりで出店などが出ているところですが、今年は震災のせいかお祭りは中止。競馬場も今日はお休みということで、静かな花見です。桜の花はまさに見頃。投票所の小学校の北側のさくら通りから欅並木を通って大国魂神社へ。

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大国魂神社も競馬がないせいか人通りが少ないですね。今年御鎮座壱千九百年ということで本殿の入り口の門(随神門)の改築工事などが行われていました。門は真新しい材木の樹の香りと、まだ銅そのままの色の屋根がまぶしい状況。もう少しで完成でしょうが、落ち着いた色になるには10年くらいの歳月が必要なんでしょう。

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本殿には東京の地酒が奉納されてました。府中の野口酒造の国府鶴や青梅の小澤酒造の澤乃井など10種のお酒が陳列。大国魂神社の境内には数本の桜しかありませんので、毎年裏の妙光院というお寺に花見散歩に出かけます。

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妙光院の境内には立派な竹林があり竹と桜のコントラストが良いんですね。

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ひとしきり散歩を楽しんだあとは、毎年竹林の裏の喫茶店でコーヒーを飲みます。毎年お花見の時期にしか行かないんですが、毎年行っているので妙に落ち着いた感じ。今日はお客さんで一杯でした。店内はレンガタイルの内装、窓の外は竹林となかなか良い雰囲気なんですね。店内にはジャズがながれていますが、アンプがマッキントッシュのブルーアイズメーターのものに変わってましたね。

食べログ:菩提樹

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今日はマンデリン、グァテマラとマロンケーキ。いつもここのコーヒーは美味しいんですね。ちょっとのんびり。

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お店の前の庭に黄色の綺麗な花が。菩提樹を後にして、買い物をして帰宅。

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今日は白ということで、シャブリの2009年。いつものようにズッキーニ、椎茸などのグリル、あとはブルーチーズやサーモンのパテをパンに塗ってつまみにします。シャブリはまだ若く、樹の芽のような香りのふくよかさと軽い酸味が特徴。

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今日はニジマスのソテー。お腹を出してローズマリーをつめ、強力粉をはたいてオリーブオイルとバターでソテー。最後にワインでフランベして酸味を少し加えます。イタリアンパセリをまぶしてレモンとオイルをかけていただきます。今日はニジマスが新しかったので淡白な中にもこくのある味で美味しかったです。

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最後はパスタで、今日はホタルイカとチリメンジャコのリングイネ。いつものようにネギで爽やかさを加えます。

今日は久しぶりの土日休みということで、久々にのんびりしました。いつも通り花見シーズンでしたが、町中はやはり例年より賑わい感がないですね。買い物客は多いんですが、出店や競馬がない分街に活気がありません。余震続きだったり原発事故だったり停電だったり、いろいろあるのでまだまだ平時のようにはいかないのでしょうね。

明日からまた仕事ですので、忙しい日常に戻ります。

テーマ : お散歩・お出かけ
ジャンル : ライフ

tag : 府中 自宅料理

LES FORTS DE LATOUR 2002

昨夜は記念にと秘蔵ワインの栓を抜きました。

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ボルドー、ポイヤックの一級シャトー、ラトゥールのセカンドラインワイン。以前ボルドーの一級ワインのセカンドラインの5本セットを伊勢丹府中店の記念アイテムとして売り出したときに買ったものの残り。我が家の小さなワインセラーの一番下の一等席に何年か眠っていたもの。結婚20周年ということで、せっかくだから開けようかということになりました。ネットで検索すると15000円から20000円くらいなんですね、今は。買った時の何倍かになってます。

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まずは、いつものプレミアムモルツで椎茸のグリルやらバジルとトマトのサラダやらをつまんで喉を潤します。焼いた椎茸にちょっとオリーブオイルとバターと醤油をたらしていただくだけなんですが、これがいつも美味しいんですね。

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次は嫁さん特製のポロネギのスープ(実はポロネギではなくタマネギと長ネギ!)が出たところでおもむろに抜栓。コルクが柔らかくいつもの栓抜きのスクリューがすっと入ります。意外に滑らかに栓があいて、いつも飲むワインとは明らかに違う香りが。
普段使いのグラスではなくリーデルのヴィノム・ボルドーをおもむろに出し、ワインを注ぎます。いつもの赤から紫系の色ではなく、年を経たワイン特有のレンガ色っぽい赤。落ち着かせるためにすこしグラスをまわして香りを確認。やはり香りが違う、、、ような気がします。
一口口に含むと意外と穏やかな味。超滑らかな舌触り。良いボルドーに特有の熟成され、角が取れた非常に滑らかな甘み。ほのかに感じる果樹味、鉋屑のような香りがちょっとします。この滑らかさが並のワインとの大きな違い。
スープを飲みながらワインをちびちび。ゆったりとワインを楽しみます。

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今日は赤と決めていたのでメインはラム。いつものように塩胡椒とローズマリーをまぶしてグリル。ワインの格が高すぎてミスマッチのような気がしますが、気のせいでしょう(笑)
意外と時間が経っても味の変化が小さく香りが開いてくる感じはしません。温度も程よく絶妙な味わい。
ラムもいつもより塩や香草を抑え気味の味付けで肉の柔らかな味が引き出されています。ワインとの相性も保たれている感じ。いつものカジュアルなイタリアワインならもう少しはっきりとした味付けの方が合うんでしょうが、流石嫁さん心得てます。

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メインの後にパスタをいただくのが当家流。最後はアサリとトマトのリングイネ。アサリは大粒でいい味を出しています。アサリを炒めてイタリアンパセリ、ざく切りトマトなどを加えて好みの煮込み具合のちょっと前でゆであがったリングイネを投入。オイルを加えてしっかりソースと絡ませます。王侯貴族であれば、ここでラトゥール級の白を開けるところですが、庶民の結婚祝いとしてはかなりの奮発ゆえ、そのままラトゥールを続けます。というかワインが赤ゆえ、パスタにトマトを絡めて少し酸味と甘みを出したので、それほど相性は悪くありません。ワインをゆっくり楽しみながらの久々の落ち着いた夕食でした。

久々に開けた良いワイン。20年の思い出とともにゆったり楽しみました。ワインの本当のつまみは昨夜取り上げたピノックのラメンタチオーネでした。

良い気分で記事を書いていたら、またがたがたと地震が。落ち着かない日々がつづきますが、被災地の方の安全を祈るばかりですね。

テーマ : ワイン
ジャンル : グルメ

tag : ワイン 自宅料理

昨夜の顛末(メバルを煮込み)

雪がしんしんと降ってますね(笑)
今日はお休み(有休消化!)ゆえ、家でのんびりしています。

昨夜は久しぶりにメバルでした。いつものようにひと泳ぎして買い物に出かけると、新鮮なメバルが意外に安く並んでます。それからイカもなかなか。なんとなくメバルとイカ、アサリなどを手に入れて帰宅。
いつものように落合シェフの料理の本などをちらちら見て、「ズッパ・ディ・ペッシェ」に決定。

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そうと決まればまず一杯。今日は白の残り少ない在庫から、サントリーの「JAPAN PREMIUM 甲州 2008」を開けました。甲斐市登美の丘産甲州100%とのことですが、わりとはっきりとした酸味をかんじる辛口。サラミやら缶詰のムール貝やらをつまみに一杯。

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なぜか買ってきたイカの身は2杯分刺身で。乱盛りはご愛嬌(笑)ちょっと今日のワインの酸味が強く刺身には合いませんが、ここでワインを変えるほど呑めませんので現実を楽しみます。イカも新鮮だったので甘みがあってなかなかでした。

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ニンニク、タマネギ、セロリを炒めたところにメバル投入。なかなか良いメバルでしょ?

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このあと白ワインを注いで煮詰まる寸前まで火を通したあと、アサリ、ホールトマト、水を加えて半量になるまで煮込み、最後にイカのゲゾやエンペラを加えて一煮立ちします。

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イタリアンパセリを散らして出来上がり。田舎料理の店のようなてんこ盛り(笑)

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魚とアサリ、野菜から濃厚ないい出汁が出て、美味しいんですね。メバルの身の香りも穏やかで煮込みにぴったり。パンに汁をしませてぱくぱく。ワインは最後は濃いめの出汁に合って、結果オーライでした。

今日は未整理箱のアルバムの整理などをして、何枚かレビューしたいと思います。

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アンヌ・ケフェレックのピアノソナタ集

今日は整理したばかりのピアノソナタの最近入手したアルバムを。

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アンヌ・ケフェレック(Anne Queffélec)の弾くハイドンのピアノソナタ集。収録曲目は収録順にピアノソナタ(XVI:52)、アンダンテと変奏曲(XVII:6)、ピアノソナタ(XVI:34)、ピアノソナタ(XVI:40)の4曲。録音は2001年9月30日、10月1日、スイスのモントルー東方の街、シオンのティボール・ヴァルガホールでのセッション録音。レーベルはフランスのMIRARE。

ピアニストのアンヌ・ケフェレックは私は初めて聴く人。1948年パリ生まれのフランスのピアニスト。パリ音楽院でピアノを学び、その後パウル・バドゥラ・スコダ、イェルク・デームス、ブレンデルにピアノを学び、ミュンヘン国際音楽コンクールで優勝したとのこと。ということで、現在63歳、このアルバム収録時は53歳ということになります。意外なところでいうと映画「アマデウス」でマリナーの指揮でピアノ協奏曲の演奏を担当していたということ。

ケフェレックの演奏は一言で言うと女流ブレンデルという感じです。ブレンデルのハイドンは既に何度か触れていますが、ハイドンのピアノソナタの響きの変化を自在に表現し、PHILIPSの名録音による静寂の空間にピアノの美音を響き渡らせるもの。特に左手の力感はハイドンの演奏においても重要な役割を担っており、ハイドンのソナタに潜む力感を抜群の起伏で聴かせると言うもの。ブレンデルにピアノを学んだこともあるというケフェレックですが、その響きの本質にはブレンデルのソナタのイメージが大きく影響しているように聴こえます。ただし、ピアノのならし方は女性ならではというか、女性の力感の限界も感じさせてしまいます。悪い意味ではなく、やはり感じるのはブレンデルの線の太さに対し、繊細さ。そう、あのブレンデルの純度の高い響きが繊細さを伴って表現されているんですね。

1曲目はハイドンのピアノソナタの最高峰XVI:52。

ピアノを存分にならしきった冒頭の入り。速いパッセージの指のキレも十分で、ブレンデルより少し低音の厚みというか、響きの揺るぎなさが弱いように感じますが、純度ではもしかしたら上回るような非常に磨き抜かれた響き。弱音のフレーズの線の細い繊細さがもしかしたら一番の特徴かもしれません。テンポは結構ゆらして、特に休符を効果的に使ってフレーズの変化を付けていきます。2楽章は女性ならではの優しい、けれどもどこか厳しさのあるタッチが美しい演奏。後半の音量を落としたところの詩情は、ケフェレックの良さがとてもでていますね。3楽章はピアノの響きの自在さをフルに使った名演。ブレンデルが太い指で弾く音だとすれば、ケフェレックは細い指で奏でる繊細さと、鋼のような強さをみせる音もあり、音色上の面白さが際立ちます。特に最高音分のキラメキ感はブレンデルの演奏を上回るもの。この曲、存分に楽しめる名演だと思います。

続いてアンダンテと変奏曲。

冒頭からピアノの美音に打たれる名演奏。最初の入りの旋律は氷の微笑のような厳しさと暖かさを兼ね備えたもの。この曲はケフェレックの表現にマッチしていますね。フレージングは弾き進むうちにケフェレックの個性が徐々にでてきます。ゆったりとしたフレーズの最後をちょっと早めにたたむ感じです。変奏がすすむにつれ険しさが増す感じも悪くありません。美しいメロディーラインを抑制した表現を旨く使いながら絶妙の間で表現していきます。トレモロで弾かれるメロディーのちょっと不安を含む表情が素晴らしい。途中から右手の奏でるメロディーが宝石のごとき輝き。この曲はケフェレックの良さが存分に発揮されていますね。右手の美音の連なりは息を飲むほど。後半の盛り上がりも曲の構造をよく把握してうまくこなしています。この曲は私はブレンデル以上の感動を覚えました。

つづいてピアノソナタXVI:34。この曲はいつもコメントをいただくyoshimiさんがいろいろな奏者の演奏を比較した含蓄に富んだ記事を書かれていますのでそちらもご覧いただいた方がいいと思います。

気ままな生活:ハイドン ~ 短調のピアノ・ソナタ(1) Hob.XVI:34

この曲はブレンデルのアルバムでも最もよく聴くアルバムの冒頭を飾る曲だけにその刷り込みの印象も大きいんですね。そのアルバムを紹介した記事もリンクを張っておきましょう。

ハイドン音盤倉庫:絶品、ブレンデルのピアノソナタ

この曲でケフェレックの個性がよくわかりました。起伏よりもメロディーの線の美しさの表現の表現が彼女の特徴なんでしょう。特に右手のキラメキ感を主体としたガラス細工にも似た繊細さが持ち味。もちろん師であるブレンデル同様の響きの変化、純度の高い音という共通する要素があるものの、その中でもケフェレックの魔法のような右手のキラメキ感の存在感は際立ちます。

つづくXVI:40でも同様。このアルバムを聴いて感じるのは曲ごとの出来、不出来の差が極めて小さいこと。セッション録音でも曲ごとにかなりムラのある演奏も多いもの。最後のXVI:40まで緊張が張りつめているのもこのアルバムの良いところですね。これまでの3曲とは異なるくだけた曲想ですが、その曲想を旨く表現できていると思います。

このアルバム、非常に気に入りました。評価は全曲[+++++]です。ハイドンのソナタの美しいキラメキ感を旨く表現した佳演という位置づけでしょう。このアルバムもいままで聴いていなかったのが、ハイドンのアルバムを聴き通す当ブログの主旨から言うと惜しまれるもの。もっと早く手に入れているべきすばらしいアルバムでしたね。ピアノ好きな方には是非聴いていただきたい良い演奏です。



今日はスポーツクラブで泳いでから家でのんびり。

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夕食は鳥のハムと、スペイン産のムール貝の缶詰をつまみにビールから。(後で確認したら、メキシコ産でした)

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いろいろつまんで、今日はスペインTORRESの白ワインで。

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伊勢丹で豚の良い肉を見つけたのでいつものように塩、胡椒、強力粉をはたいてソテー。厚みがあったので弱火でじっくりソテーのうえ、ファイアー、もといフランベです。

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今日はいつものセージではなくたっぷりとタイムの香りを油に移して、爽やかな香りでいただきました。明日からまた仕事が忙しいです。なるべく更新したいんですが、ちょっと間が空くかもしれませんのでよろしくお願いいたします。

テーマ : クラシック
ジャンル : 音楽

tag : ピアノソナタXVI:52 ピアノソナタXVI:34 ピアノソナタXVI:40 アンダンテと変奏曲XVII:6 自宅料理 イタリアン

ロス=マルバ/カタルーニャ室内管弦楽団の十字架上のキリストの最後の七つの言葉

今日はシャルランレコードの復刻盤。

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最近、リリースされ始めたシャルラン・レコードの復刻版。今日はその中から管弦楽版のハイドンの「十字架上のキリストの最後の七つの言葉」。指揮はアントニ・ロス=マルバ(Antoni Ros-Marba)で、オケはカタルーニャ室内管弦楽団。1965年12月、バルセロナのノートルダム教会での録音。

シャルランレコードのLPは自身で聴いたころはありませんが、古くは新堀ギターの創始者、新堀寛己氏が愛好しているとの雑誌のコラムで読んだのが最初に興味を持ったきっかけ。およそ30年前でしょうか。その後シャルランレコードのことを意識することはありませんでしたが、最近シャルランレコードの録音がCDで復刻されると聞いて、遥か昔の記憶が蘇った次第。味わい深いフランスのエスプリを感じる録音なんでしょうか。

指揮者のロス=マルバは1937年、バルセロナの隣町ロスピタレート・デ・リョブレガート(L'Hospitalet de Llobregat)生まれのスペインの指揮者。バルセロナの音楽学校で音楽を学び、指揮はなんとチェリビダッケやジャン・マルティノンに学んだとのこと。1966年にマドリードに創設されたRTVE交響楽団の首席指揮者に1967年にコンペティションに勝って就任とのこと。その後バルセロナのオケやスペイン国立管弦楽団などの指揮者として活躍、近年はスペインのサンティアゴ・デ・コンポステーラのロイヤル・フィルハーモニア・デ・ガリシアの指揮者として活躍している模様。オフィシャルホームページがありますのでリンクを張っておきましょう。

アントニ・ロス=マルバ公式ウェブサイト(英文)

この演奏は1965年12月なので指揮者のロス=マルバが有名になる前の、28歳の時の演奏。この演奏が28歳の演奏であることが、まずは驚き。非常に成熟した響き。

序章の冒頭の音響は教会の内部に広がるゆったりとした、しかも力強いオケの響き。ワンポイントマイクに収録された音響は分厚いオケの厚みと、素晴らしい定位感、そして柔らかさを併せ持った素晴らしい音。この曲がそもそも作曲されたのは演奏されたバルセロナと同じスペインですが、遥か南のアフリカに近いカディスの教会の委嘱によるもの。ゆったりしたテンポでじっくりとしたフレージング。宗教行事のための曲ということと、演奏年代の影響からでしょうか、非常に慈しみ深い、磨き込まれたフレージングが印象的。序章のみならず、全編に共通する特徴。音が直裁に弾かれることはなく、すべて滑らかに面取りされているので、非常に円熟を感じる響き。

2曲目のソナタIから8曲目のソナタVIIまでの演奏は基本的に序章と共通する、じっくりと歩みをすすめるオーケストラを極上の響きでとらえた録音。指揮者の演奏当時の年齢が信じられないほど、落ち着ききったコントロール。この曲が宗教音楽であることを考えるとこの演奏の視点は非常に曲の本質を捉えたものとみなすことができます。どこにも刺々しいところはなく、繰り返しになりますが、じっくり、ゆったりな演奏。トラック8のソナタVIIに至り、希望の一筋の光が教会のステンドグラスから差し込むところを描いたような明るさがじんわりと感じられる暖かい音楽に変わっていきます。

そして終曲の地震。若干高域の音が詰まり気味に聴こえますが、これまでの演奏の総決算のようなオケの盛り上がり。スペインのオケらしく響きに色づけというか香りがあり、高雅な印象。最後はダイナミックな印象を残しますがそのダイナミックさも程よい範囲のものなのがいい感じ。

昔は謎めいていたシャルランレコードの復刻版ですが、しっかりした音響の、非常に良い演奏。この「十字架上のキリストの最後の七つの言葉」は気に入りました。評価は[+++++]です。この曲のスタンダードな名演として推すべき良い演奏だと思います。



今週は仕事がハードでしたので、ちょっと寝坊してのんびりくつろぎました。朝から日本酒を一杯飲んでいい気分。つまみはじゃこ天。よく働いた自分にご褒美です(笑)

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午後はいつも通りスポーツクラブでひと泳ぎ。寒いのに沢山の方が泳ぎにきてます。サウナで汗をながしたので、家でまた一杯。

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最初はいつもどおりプレミアムモルツで喉を潤します。今日はオイル・サーディンと椎茸を炙ったものをつまみに。

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嫁さんが密かに買ってきた、閉店間際の半値セール品の牛肉。聞いたら高い山形牛でした。半値でも良い値段だけに炙っても美味しかったです。

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最後はうちの定番、カブとかぶの葉をオリーブオイルで炒めて、しらす干しで塩味とコクをくわえたパスタ。今日はリングイネで。カブの甘みとしらす干しのコクのバランスがよく、美味しいんですね。鷹の爪でキリッとした感じと、檸檬で爽やかさをプラス。

さきほどまでテレビでトム・クルーズの宇宙戦争を観てました。さきほどブログを仕上げた次第です。さてさて、明日は何を取り上げましょうか、、、

テーマ : クラシック
ジャンル : 音楽

tag : 十字架上のキリストの最後の七つの言葉 自宅料理

シュミット=ゲルテンバッハ/ワルシャワ・シンフォニアの悲しみ

今日は超マニア向けのアルバム。

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先日ディスクユニオンで手に入れたアルバム。ジャケットから怪しい妖気が漂っていたのでゲットといういつもの流れ。眼鏡をかけた中年の指揮者らしき男声が花畑のまえにたたずむ写真を配した、不思議なジャケット。apertoというベルリンにある未知のレーベルのアルバムで、収録曲目はハイドンの交響曲44番「悲しみ」とモーツァルトの交響曲29番というなかなかの組み合わせ。指揮はフォルカー・シュミット=ゲルテンバッハ(Volker Schmidt-Gertenbach)でオケはワルシャワ・シンフォニア(Sinfonia Varsovia)。録音は1991年4月、ポーランドのワルシャワ国立ラジオスタジオでのセッション録音。

このアルバムを取り上げたのは、ジャケットに妖気が漂っていただけではなく、驚愕の演奏の出来から。最初に言っておきますが、このアルバムの演奏は見事の一言。出会い頭に衝撃的な演奏とはこのことです。

演奏者の解説をライナーノーツから拾うと、まずオケのワルシャワ・シンフォニアは1984年4月にユーディ・メニューインがポーランドを訪れた際に、当時の若手の有能な演奏集めて結成されたオーケストラ。その時のリハーサルやコンサートの出来がよかったので常設オケとするようになったもの。当時聴衆や批評家から熱烈に賞賛され、テレビやラジオにも大きく露出されたようです。以来世界にツアーを組むなど知名度を高めてきたとのこと。このアルバムでも抜群の精度の演奏を聴かせています。

指揮者のフォルカー・シュミット=ゲルテンバッハについては多くの情報が書かれていません。HMV ONLINEを検索するとARTE NOVAレーベルなどに何枚かアルバムがあります。普通の見栄えのいわゆるおじさんですが、ただのおじさんではありませんでした。

1曲目に配された、ハイドンの交響曲44番「悲しみ」。腰を抜かさんばかりの名演奏でした。

現代楽器のおそらく小編成のオケ。1楽章はいきなり抜群に精度の高い導入部。驚くべきはヴァイオリンパートの素晴らしいキレ。全員が完全にボウイングが一致しているような素晴らしいキレ。いや、ほんとうに素晴らしいんです。ヴァイオリンが火花を吹きながら克明に音階を再現。弦があまりに素晴らしいことを知ってか、金管はオフ気味に収録されています。これほどまでに冴え渡ったヴァイオリンパートは今まで聴いたことがありません。ベルリンフィルも真っ青、まさに驚愕の出来。オケのトレーニングを恐ろしくしているのではないかとの想像が働きます。このヴァイオリンの燃えたぎる演奏だけでもこのアルバムの存在価値がありますが、全体の構成も生気も見事の一言。1楽章だけでノックアウトです。
2楽章のメヌエット。速めのテンポでかなり攻めを感じるインテンポ。この楽章の魅力を疾風のように表現。相変わらず弦セクションは抜群の出来でフレーズをクッキリ浮かび上がらせ、曲想の面白さを際立たせます。
驚いたのが3楽章のアダージョ。完璧な弛緩。1楽章の素晴らしい力感から想像するにもうすこし角ばった演奏家と思いきや、抑えた表現も秀逸。何と素晴らしい情感。この楽章もノックアウト。シュミット=ゲルテンバッハ、恐ろしい才能の持ち主と見ました。ハイドンの音楽の深遠な魅力を素晴らしいフレージングで再現。神々しいとはこのこと。
そしてフィナーレ。キレまくったヴァイオリンパートがふたたび降臨。このヴァイオリンの素晴らしさは筆舌に尽くし難いですね。1楽章よりもダイナミックさが増してまさに荘厳さすら感じるフィナーレ。

いやいや、参りました。何気なく手に入れた一枚のアルバムですが、ここまでの素晴らしい出来を聴かされたら他の演奏も探してみたくなります。ちなみに2曲目のモーツァルトの交響曲29番も速めのテンポでヴァイオリンキレまくりの素晴らしい演奏。この才能を大手レーベルは見抜けないのでしょうか。もちろん評価は[+++++]以外につける余地なし。圧倒的な名演として広く皆さんにお薦めしたい内容ですが、おそらくこのアルバムを手に入れるのは非常に難しいのではないかと思います。私もハイドンについてはいろいろなお店やネットで探し続けてきましたが、初めて見るアルバムゆえ、数もほとんど出回ってないと思います。広く入手できればもちろん「ハイドン入門者向け」タグも進呈ですが、入手できないアルバムを進める訳には参りません。このアルバムが多くの皆さんに聴いていただけないのは人類の損失です(笑) 

昨日紹介したウィスキー評論家のマイケル・ジャクソンに習えば、ハイドンの良い演奏を多くの皆さんに紹介するということを旨とする当ブログ、レーベルが有名かどうかなどに関わりなく、過去にリリースされた素晴らしい演奏については、その質の高さが皆さんに伝える価値さえあれば、きちんと取り上げてレポートしなくてはなりませんね。フォルカー・シュミット=ゲルテンバッハの素晴らしい演奏、私がその素晴らしさを歴史に残します。



今日はいつものように、午後スポーツクラブで泳いだあとは、近くで買い物をしてから家で夕食。昨日美味しい熱燗を呑んだので、伊勢丹で熱燗向きの酒をチョイス。久しぶりに徳利に注ぎ、50度前後の温めの燗にして楽しみました。

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お酒は「純米原酒 環日本海 超辛口+15」というもの。伊勢丹酒売り場で入手。島根県浜田市の日本海酒造のもの。つまみはいつものように生ガキ、厚揚げ、漬け物など。

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今日は寒かったので湯豆腐。今日行った近所の床屋さんに、家で栽培した水菜をいただいたので、椎茸、春菊などといっしょに湯豆腐に。家ではポン酢と新潟の辛み調味料「かんずり」が湯豆腐や水炊きの定番。独特の辛みが食欲をそそります。床屋さん自家製の水菜はシャキシャキ感があってとっても美味しかったです。このあと銀ダラの幽庵焼きでご飯をいただいて終わり。寒い日の湯豆腐は最高ですね。

いつもコメントいただくyoshimiさんのブログ「気ままな生活」で当ブログを紹介していただきました。yoshimiさんはピアノの演奏について相当の造詣の持ち主。いつもいろいろ参考にさせていただいてます。いつもありがとうございます。

テーマ : クラシック
ジャンル : 音楽

tag : 悲しみ おすすめ盤 自宅料理 和食 日本酒

プロフィール

Daisy


Author:Daisy

なぜかハイドン(Franz Joseph Haydn)が特に気に入り膨大な録音をコツコツ集めてレビューしております。好きなものはお酒全般(ワイン、日本酒、モルトなど)、美味しいものを食べること、料理、鄙びた温泉めぐり、歌舞伎見物、スポーツクラブで泳ぐこと(美味しいお酒を呑むため!)などなど。東京在住のごく普通のサラリーマンです。

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