【番外】府中の森芸術劇場で「毛抜」「義経千本桜」

数日ご無沙汰しています。6年振りにパソコンを換えました。古いパソコンのファイルを整理したりしていて、移行に時間がかかってしまいました。この件はまたあらためて。

今週木曜は休みをとって府中の森芸術劇場に歌舞伎見物。

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歌舞伎人:平成25年度公立文化施設協会主催 松竹大歌舞伎 東コース

この公演、昨年も7月に出かけていて、同じく府中芸術の森で、義経千本桜からの3幕を見ています。

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2012/07/22 : お出かけ・お散歩・展覧会 : 【番外】府中の森芸術劇場で「義経千本桜」

記事を読み返してみると、去年は嫁さんが入院直後だったんですね。いろいろばたばたしていた時期でした。歌舞伎の巡業公演は近所で見られるので、今回も母親同伴の3人での観劇。自宅から芸術の森のある東府中までは車で30分ほど。今回は車で向かいます。

今回の地方巡業は市川亀治郎の四代目市川猿之助襲名披露公演。猿之助といえば宙乗りや早変わりなどの外連を歌舞伎に復活させ、歌舞伎の裾野を広げた立役者。その名を継ぐということは、単に名前を次ぐということだけではなく、期待役割は大きなものがあるので、亀治郎さんこれから大変でしょう。

さて、この日の演目は、歌舞伎十八番の内 毛抜(けぬき)、口上、そして昨年の公演でも見た義経千本桜(よしつねせんぼんざくら)から川連法眼館の場の3幕。

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前半の毛抜は市川右近が主役の粂寺弾正(くめでらだんじょう)役。小野小町の末裔である小野春道の館での平安時代の出来事を描いた作品。小野家の息女錦の前との輿入れが、姫の奇病によって延期されていることを確かめようと弾正が小野家を訪れ、奇病ではなく、仕掛けだったことを弾正が暴くという探偵もののような舞台。奇病とは薄衣をとると髪が逆立つというもの。舞台上で姫の髪の毛が逆立つシーンは客席をあっと言わせる舞台の面白さが際立ちます。この髪の毛が逆立つことの謎解きから、天井裏に潜む悪者を槍で突き落とす落ちの付け方は歌舞伎の大衆演劇としての奇想天外なストーリーも楽しめる作品でした。普段は脇役の多い右近さんですが、大役を見事にこなし、堂々とした演技でした。歌舞伎は普通最後にさっと幕が引かれて終わるのですが、この舞台では幕が引かれたあと、花道で大役をつとめ終えた挨拶がありましたが、文献を紐解くと、この挨拶までこのお芝居の伝統的な演出になっているんですね。これは楽しめました。

休憩を挟んで、市川猿之助襲名披露の口上。梅玉さんが進行をつとめてました。この日出演した役者さんが順に襲名のお祝いを述べるのですが、笑三郎さん、寿猿さんの口上が秀逸でした。歌舞伎役者さんにとっても巡業は大変でしょうが、直接各地のお客さんに歌舞伎を楽しんでもらえる貴重な場。各地のお客さんとのつながりの深さを感じさせるものでした。公演地ごとに口上を考えるのも大変なんでしょうね。

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幕は福山雅治さんからのご祝儀幕。

再び休憩をはさんで、本日のメインプログラム、義経千本桜川面法眼館の場。筋は前記事に書きましたのでそちらをご覧ください。主役はもちろん亀治郎改め市川猿之助。見所はやはり偽物の忠信が狐の正体を表すところからの展開。昔見た先代猿之助の舞台を彷彿とさせますが、先代が早変わりや狐の演技を外連とも思わせない堂々とした演技として圧倒的な迫力で魅せていたのに対し、新猿之助は、演技のキレはすばらしいものの、まだ演技としてやっているようなとってつけた感がちょっと残っているように感じました。こういった演技は体のキレだけでなく、もう一段吹っ切れた心境になる必要があるのかもしれませんね。舞台としてはとても楽しめるものでしたし、前幕の口上を聞いた脇役陣の見事な演技が華を添えて、府中のお客さんも万来の拍手でした。この巡業公演、開催する側のご苦労は並のものではないと思いますが、是非来年以降も続けていただきたいものです。



さて、せっかく府中に来たので、伊勢丹でちょいと買い物をしたあと、府中に住んでいた時になじみだった、鹿児島料理のお店に。

食べログ:遊食友酒 菜

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残念ながら車なので、ビールは飲めませんので、ノンアルコールで。

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ホヤこのわた。ホヤの香りが素晴しい。純米酒でもぐっといきたいところですが、、、

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カツオのタタキ。晒したタマネギとニンニクをたっぷり乗せていただきます。薬味の利かせ方が違いますね。プロの技。

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はじめて戴く生ノリ豆腐。生ノリの風味が良く、濃厚な味。ノンアルコールビールが進みます(笑)

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最後は定番、黒豚焼きそば。豚の旨味がたまらんですね。

久しぶりの訪問でしたが、マスターも、奥さんもバイトのお姉さんもいつも通りで一安心。飲み慣れた店とでのんびりできるのは、やはり落ち着きます。この日も美味しい料理を堪能しました。

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テーマ : 歌舞伎
ジャンル : 学問・文化・芸術

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坂東玉三郎新春特別公演(ル テアトル銀座)

今日は寒い中銀座に出かけ、歌舞伎見物です。

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歌舞伎美人:ル テアトル銀座 坂東玉三郎初春特別公演

銀座のホテル西洋銀座の中にあるル テアトル銀座で1月2日から行われている坂東玉三郎の新春特別講演。昨年の同時期にもル テアトル銀座で玉三郎の公演を見ています。昨年は海老蔵騒動で玉三郎が変わりに急遽公演を担当したものでしたが、今年は、ちゃんと最初から玉三郎の主演で企画されたもの。昨年の記事はこちら。

2011/01/08 : お出かけ・お散歩・展覧会 : ル・テアトル銀座で歌舞伎見物

今日は14:00開演ということで、早めに食事をとってお昼過ぎには出かけました。会場に13:00過ぎには到着しましたが、珍しく当日券を売っていましたので、満員にはならなかったのでしょうか。

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昨年同様、普段は演劇などが中心で歌舞伎の和風の雰囲気とはほど遠いと想像されるル テアトル銀座ですが、昨年同様餅玉が飾られ新春の華やかさが感じられるようにしつらえられていました。

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早くついた時は一杯やって待つのが習わし。今日は白ワインとカンパリソーダ。ホールでカンパリソーダを出すのははじめて。これがいいバランスでちょうどいい感じ。舞台がはじまるまでのひと時を一杯やって過ごすのはいつもながら楽しい時間。

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結局会場はほぼ満員に埋まりました。今日は3幕構成。

最初の1幕目は玉三郎の口上。そのためだけに設えられた舞台で玉三郎が挨拶。今日は尾上松緑との共演ですが、現松緑の祖父にあたる松緑に鍛えられたむかし話と、昨年の震災以来、芸人は人が災難をひととき忘れて楽しめるよう、芸を究めるよう努力しているというはなし。今日の舞台も一生懸命務めますというくだりには、ちょっとぐっと来ました。皆が震災の被災者の心を今も気遣っているのがわかります。

10分の休憩をはさんで、今日は妹背山婦女庭訓(いもせやまおんなていきん)という舞台。1771年(シュトルム・ウント・ドラング期!)大阪竹本座にて初演された人形浄瑠璃。蘇我入鹿と敵対する藤原鎌足親子が蘇我入鹿を滅ぼすという筋の物語。大化の改新の頃の話なのに出演者は江戸時代のような衣装というよく考えるとおかしな設定ですが、歌舞伎舞台故のご愛嬌でしょう。

最初の幕は道行恋苧環といってイケメン烏帽子折職人求女(市川笑三郎)を巡って蘇我入鹿の妹橘姫(尾上右近)と杉酒屋の娘お三輪(坂東玉三郎)が恋争いをする幕。3人で激が進む短い幕。玉三郎のお三輪と右近の橘姫の美しい踊りが見所。

休憩を挟んで三笠山御殿の場。贅沢三昧な造りの三笠山御殿で酒宴を開く極悪非道面の蘇我入鹿(市川猿弥)に対し、藤原鎌足から和睦の酒を預ってきた使いの漁師鱶七(尾上松緑)が御殿に乗り込み蘇我入鹿との丁々発止のやりとりをする幕。前幕での恋争いから御殿にきたお三輪が嫉妬に狂い鱶七にあっけなく刺されてしまいますが、それは憧れていた烏帽子折職人求女の敵である蘇我入鹿を打つために嫉妬に狂う女の血が必要と聞いて、命を捨てるという悲劇。玉三郎のお三輪はやはり風格ある演技でしたが、後半の主役松緑は堂々とした演技ながら、力が入り過ぎのように感じました。漁師鱶七の演じ方によってはもう少し深みのある舞台になったかもしれませんね。いずれにせよ松緑は個性派の役者なので、これからいろいろな役で楽しませてくれるでしょう。

3時間少々の舞台で今年はじめての歌舞伎を楽しみました。外は冷たい雨がまだ降り続いていました。

せっかくの銀座なので、山野楽器にちょっと寄って数枚未入手のアルバムをゲット。アップルストアでiPadを買おうかと冷やかしたりしているうちにお腹が減ってきました。

今日は鹿児島料理の「いちにいさん」に。昔からちょくちょく寄る店。

食べログ:遊豚菜彩 いちにいさん 銀座店

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お店は銀座の首都高速ガード下の銀座インズの地下。このまわりの店も結構入れ替わっています。お店の前の椅子には誰もいないので並んでいないと思いきや、中の椅子に一組のお客さんが待ってました。それでも10分もかからずに席に案内されました。ハイテンションのラテン系名物マネージャーの方に案内されて席に。

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もちろん、最初は生ビールで喉を潤します。3時間の舞台とショッピングで喉が渇いていましたのでちょうどいい。お通しはいつものとおり黒豚味噌。これをなめながらお酒を飲むのがいいんですね。

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最初はマネージャーおすすめのマグロ刺。今日は月に数本しか入らない70キロクラスのマグロだそうで、脂のノリがよく肉厚の刺身がしみました。

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こちらは黒豚の角煮とごぼう、人参などを合えたもの。

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そしてなんとかサラダ。思い出せません(笑)

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ビールでつまみをいただいている間に黒豚しゃぶしゃぶが。とりあえず一人前たのみましたた、たいてい肉はおかわりします。カツオだしの利いたそばつゆとネギでいただくんですが、肉の甘みが引き立って美味しいんですね。やはり名物だけあります。

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ビールが空いたので鹿児島県川内市の五代をお湯割りで。やはり甘めの醤油の鹿児島料理にはイモ焼酎が合いますね。

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デザートはバナナプリンと紫芋のアイスクリーム。鹿児島料理らしいデザートで終了。

帰りは成城石井でワインなどを買い込んで帰宅。寒い一日だったので風呂に入って、ベルリンフィルのジルベスターコンサートを見ながら一杯やってます。

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パソコンを新型iMacに

今日(もう昨日)は近くのスポーツクラブがこの夏の電力削減に向けて空調設備刷新工事でお休み。ということで、うちでのんびり音楽を聴いたりして過ごしました。

家も節電対策ということで、かなり反応も鈍くなった嫁さん用のiMac G5を新型のiMacに新調。先週ネットで注文したものが昨日到着。古いiMac G5は白いプラスティック製のボディーの21inchディスプレイのもので、買ったときは速さにビックリしたものでしたが、Leopardをインストールしたとたん遅さが目立つようになりました。最近ではiPhotoで写真を編集するにもストレスを感じるようになっており、また、最近のマルチコアのものではないので、何かするとファンがブーンと音を立ててフル稼働するので、精神衛生上も今ひとつでした。

新型は21.5inchとディスプレイの小さい方にしましたが、クアッドコアなので、G5とは別次元の速さ。これでしばらくは快適でしょう。移行はFirewireで楽勝と思っていたら、新型iMacにはFirewire800のジャックしかついていず、古い方とつなげません。よく考えたらTime machineのデータから移行できるんですね。無線LAN上のTime machineヴォリュームからちょっと時間はかかりましたがすんなり移行できました。

アプリはIntel用のものを一からインストールでリフレッシュ。何事もなかったように古い環境が引き継がれ快適に動きます。もう20年以上もパソコンはMac一筋ですが、相変わらずわかりやすくインターフェースの良い造りにはうっとりです。

今日はついでに電器屋さんでLED電球や除湿器などを物色。除湿器を買おうと思ったのですが、湿度は下がりますがかなり温度が上がるそうなので、ちょっと保留。LED電球などを仕入れて帰宅。電球色で広い角度に明るいものはまだ40Wクラスの明るさしかないんですね。60Wの代替品はまだこれからですね。値段はまだまだ高いですが寿命を考えるとペイするのでしょうかね。なんとなく少しでも節電しなくてはという気にはなってますので、今後いろいろ試行錯誤ですね。



夜はいつもの鹿児島料理へ。

食べログ:遊食友酒・菜

いつものように生ビールで喉を潤して何を注文しようかと壁一杯のお品書きを眺めていると、おすすめがあるとのこと。

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今日のおすすめは、冷製の大根と黒豚の大皿。煮た大根と黒豚のひき肉とジャガイモなどを冷やしてつぶして混ぜたもの。これは焼酎に合いますね。

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それからゴーヤチャンプルーのようなもの。鹿児島料理なので苦瓜炒めでしょうか(笑)

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スイッチオンでいつものように焼酎飲み比べへ。

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今日の焼酎。「佐藤」の麦、芋は「五代」、そして黒糖の「れんと」。見慣れない黒糖ゆえちょっと調べてみたところ、奄美大島開運酒造というありがたい名前の蔵元がつくる焼酎で「れんと」は音楽用語のレントとのこと。飲んでるときはわからなかったのでレントな気分にはなれませんでした(笑)

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そして新メニュー水茄子と黒豚のあんかけ。水茄子がとってもいい味で、これもお酒が進みます。

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最後は和風パスタ。以前は麺がうどんでしたが、ほんとのパスタになってました。出汁が和風なだけでほぼ本格パスタ。これが美味い。パスタ屋さんの面目がたちませんね、鹿児島料理でこれだけちゃんとしたパスタを出されたら。今日もおいしいお酒と料理を堪能しました。

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tag : Mac 府中のお店 鹿児島料理 焼酎

近所で一杯

今週は久々に土日お休みがとれそうです。
今日は久々にプールでひと泳ぎ、そしてブログの記事を一つ書いて、いつもの近所の鹿児島料理へ。

食べログ:遊食友酒・菜

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いつものように生ビールを頼んでから、今日はホタルイカ。ワカメ、キュウリと酢みそであえて胡麻がかかってます。家では生姜醤油が多いんですが、ひと手間加えると良いですね。

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続いて合鴨の薫製とタケノコの土佐煮。春ですね。

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それからアジのゆかり揚げ。あじをシソの葉の塩漬けで巻いて揚げたもの。塩味が利いて酒のつまみにぴったりですね。

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そして本日の飲み比べ。

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左から最近の定番、麦の「おこげ」、芋の「あらわざ新技桜島」、黒糖の「あじゃ」の3種類。「おこげ」は何度か取り上げているので割愛。

「あらわざ新技桜島」は鹿児島市の本坊酒造の芋焼酎。芋のこくのある香りはするものの、えぐみが抑えられた上品な味。飲み飽きないタイプの芋ですね。ホームページへのリンクを張っておきましょう。

本坊酒造:あらわざ新技桜島

それから「あじゃ」は徳之島西川酒造の黒糖焼酎。こちらも黒糖独特のきつさが巧く抑えられた上品な味わい。今日の組み合わせは焼酎の素材の違いの対比を楽しむというより、素材の違いを巧くまとめる蔵の力量比べのような組み合わせでした。こちらは蔵のページがない(見つからない)ので販売店のページを張っておきましょう。

梅屋:あじゃ

このあと高菜チャーハンをたのんで程々にお腹もみちてお店を後にしました。

さて、明日は天気もよさそうなので、近所に花見にでも行こうかと思ってますが、HMV ONLINEから荷物も届いてますので、レビューもしなくてはなりませんね。セルのボックスが届いたので手元のアルバムとの音質の違いなども確認してみたいと思ってます。

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仁左衛門悪役三昧、通し狂言「絵本合法衢」初日

今日は半蔵門の国立劇場へ歌舞伎見物へ。

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片岡仁左衛門の悪役二役主演による鶴屋南北の通し狂言「絵本合法衢」(えほんがっぽうがつじ)。今日3月5日から27日までの公演ということで、今日が初日。歌舞伎はよく行きますが初日ははじめて。休憩を含めて4時間以上に渡る4幕の大芝居。今日は絶品でした。歌舞伎の素晴らしさに酔いしれた4時間。

日本芸術文化振興会サイト:「絵本合法衢」公演情報

今日は寒かったですが、快晴のいい天気。自宅のドアを開けると真っ青な空にクッキリ浮かぶ富士山。

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早めに家を出て、開場直後のお昼前には国立劇場に到着。いつもどおりプログラムにイヤホンガイドを手にいれて席へ。

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開演前の国立劇場内。今日は1階花道脇で、花道を行き来する役者の姿を間近に眺め、舞台も俯瞰できる良い席でした。プログラムをめくりながら、今日の演目を予習と、イヤホンガイドの音声をききながらのんびりして開演を待ちます。

今日の演目である鶴屋南北の通し狂言「絵本合法衢」についてちょっと触れておきましょう。

作者の鶴屋南北(四代目)はなんと、ハイドンと同時代の人。宝暦5年(1755年)生まれで文政12年(1829年)没。ハイドンが1732年生まれですので23歳年下で、ハイドンの没後20年で亡くなっているということですね。

その南北の作による絵本合法衢は、大阪天王寺の合邦辻閻魔堂で実際におこった敵討ちを題材にした狂言で、仇討ち狂言の白眉と称される作品とのこと。原作は全7幕の大作ですが、今日の舞台は4幕にまとめたもの。この鶴屋南北の筆によるストーリーが人の心に潜む悪をえぐり出すような素晴らしいシナリオ。人を殺めまくる二人の人物を主役にして、最後の最後に殺された一族の恨みを果たす仇討ちの場面を設けて、仇討ち劇の体裁としています。実際は劇のほとんどが、敵どころか見方や手下、仲間をも私欲のために殺めていいく悪役の物語。人を殺める部分は殺陣、歌舞伎特有の様式的な演技、そしてどろどろとした太鼓の音などで表現されていますが、内容自体はスプラッター映画に近い緊迫感。映像ではなく様式美を通じて心に刺さるスプラッターという構成です。

ストーリーは下記のリンクをご参照ください。

日本芸術文化振興会サイト:「絵本合法衢」あらすじ
Wikipedia:絵本合法衢

そしてその悪役二人を片岡仁左衛門が好演。二役ですが、この芝居自体が二役を前提として書かれたもののよう。一役は近江の国多賀家の分家、左枝大学之助(さえだだいがくのすけ)。本家横領をたくらむ侍の悪役。もう一役が飛脚を生業とする立場の太平次(たちばのたへいじ)。大学の助の凛とした極悪ぶりと、太平次の町人風情のやさぐれた悪役ぶりを仁左衛門が見事に演じ分けていましたね。鼻筋のピンと通った二枚目の仁左衛門が演じる悪役の非情ぶりに客席も戦慄を感じながらも拍手喝采でした。

そして好演は、いつもは悪役の多い市川左團次が、大詰の最終幕で大どんでん返しで片岡仁左衛門演ずる大学之助を殺め、仇討ちを成し遂げるヒーロー役。独特のだみ声で迫力ある演技でした。

初日故ちょっとギクシャクするところもあったものの、ここ最近見た歌舞伎のなかではピカイチの出来。海老蔵、團十朗、玉三郎、勘三郎など座長としてお客さんを呼べるクラスの面々と比べると人気というか一般受けという意味ではちょっと影が薄い仁左衛門ですが、この本格的な舞台を見る限り、その実力は素晴らしいものがあるというのが率直なところ。初日は満員に近かったですが、ちょっと空き席もあったので、まだチケットはとれるのではないでしょうか。この演目はおすすめです。

12:30の開演でしたが、終わったのは17:00近く。薄暗くなってきたので、タクシーで有楽町に移動し、よくよる鹿児島料理、「いちにさん」へ。

鹿児島黒豚しゃぶしゃぶ「いちにぃさん」銀座店

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友人と嫁さんあわせて3人で、寒ブリ刺、キビナゴ刺、黒豚しゃぶしゃぶ、黒豚ロースかつなどを堪能。ここの豚しゃぶは薄味のそばつゆに大量の葱を浮かべて、豚をくぐらせていただきますが、この豚しゃぶが絶品。芋焼酎は島美人、桜島、黒伊佐錦などを楽しみました。黒伊佐錦がやわらかめで旨かったですね。歌舞伎の反省会やら四方山話やらでのんびり。安くて美味しい良いお店ですね。

今日はハイドンのアルバムをレビューする時間がありません、スミマセン。明日はハイドンのレビューに戻ります。

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昨夜の顛末(鹿児島料理)

昨夜はFC2のダウンも知らず、いつものようにひと泳ぎしてから、近所の鹿児島料理へ。土曜は空いていることも多いんですが、昨日は2席を残して満員。ということで私たちが座って満員、ラッキーでした。

食べログ:遊食友酒・菜

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いつもののように生と生グレープフルーツサワー。マスターがひょいと顔を出し、2、3お任せで出しましょうかとと。注文せずに手早くできるものを出してくれるんですね。音もなく最初に出てきたのはツブ貝の醤油煮。酒飲みと心得ての粋な小鉢。30人くらいでごった返す店内ですが、まるで貸し切りのようにすぐ出てきます。これが美味。

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つづいてマグロのほっぺの唐揚げ。これがまたビールに合って最高。いつもながら安心して呑めます。

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つづいて黒豚大根。大根に黒豚のひき肉をあしらったあんかけがかかっているんですが、これがまたしみる味。この時点で焼酎を注文。今日は鹿児島、加世田の芋「波濤(はとう)」をロックで。芋の甘みがなかなか良いですね。今月のおすすめとのこと。

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落ち着いたところで里芋を蒸した、きぬかつぎを頼んだんですが、あいにく品切れ。砂肝と銀杏炒めでつないで、、、

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最後は黒豚焼きそば。なんかオマケでオクラとタケノコの芽が乗ってました。いつもながら素晴らしい手際で、あっという間にいい気分で満腹に。帰ってマリナーの天地創造の新盤、旧盤を聴いていたんですが、FC2の当ブログのサーバーが落ちていたので、昨日は更新できずにいた訳です。

マリナーの天地創造、素晴らしい充実度故、記事を分けてますが、ちょっと出かけて食事をしますので、残りは今夜遅くに。

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マルタン・ジュステルのオルガン曲集-2

さて、前の記事の続きです。

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マルタン・ジュステル(Martin Gester)のオルガン、指揮でハイドンのオルガンの入る曲を集めたアルバム。収録順に、サルヴェ・レジーナ(XXIIIb:2)、ピアノ(オルガン)ソナタ(XVI:37)、オルガン協奏曲(XVIII:7)、音楽時計のための曲5曲、オルガン協奏曲(XVIII:8)。オケはル・パルルマン・ドゥ・ムジーク(Le Parlement de Musique)、収録は1992年9月、フランス北部のランス近郊の街、フェール=アン=タルドゥノワの教会(Eglise Saint-Mâcre)で。

今日はオルガン協奏曲(XVIII:7)からですが、先に音楽時計のための曲を取り上げましょう。

いつものように大宮真琴さんの「新版ハイドン」を紐解くと音楽時計のための曲の解説がありました。音楽時計(Flötenuhr)は、鋲つきの円筒、鞴(ふいご)、調律済みのパイプ列、捻子(ねじ)または錘り(おもり)で動作するオルガンのようなもので、オルゴールのオルガン版のようなものでしょうか。この装置にハイドンの音楽を刻んだものがいくつか残っており、そこに刻まれた音楽が音楽時計のための曲という訳です。ということでその再現はオルガンを演奏するということになります。

ハイドンの音楽を音楽時計に刻んだのは1780年にエステルハージ家の図書館長及び礼拝堂の司祭となったヨーゼフ・プリミティヴス・ニーメチェという人物で、ハイドンに作曲を学び、様々な楽器を演奏できた模様。彼が制作した音楽時計は3台が知られており、1789年製、1792年製、1793年製。その中に32曲の音楽が残されていたが、後に研究者のフェーダーによって26曲がハイドンの作とされた。後にもう1台1796年製の音楽時計もあること判明し、現在の音楽時計のための音楽が確定したようですね。

このアルバムにはその中から5曲がとりあげられており、収録順にXIX:10、XIX:11、XIX:15、XIX:27、XIX:28です。それぞれ1分から長くても3分弱の小曲ですが、これが音楽時計から聴こえてくるところを想像しながら楽しむのはなかなか乙な気分。サーカスで自転車につまれた手回しの自動オルガンの演奏のような風情。音域も限られたもので、テンポもゆらすべきものではありませんが、そのような限定のある中でも音楽として充実したものがあるのは驚きです。特殊な音楽であるのは正直なところですが、ハイドンの機知をつたえる貴重な録音ということができるでしょう。

そして最後に残ったオルガン協奏曲を2曲。まずは先に収録されたXVIII:7。

オルガン協奏曲といっても昨日の記事の冒頭で触れたサルヴェ・レジーナと同様のヴァイオリンが2人である以外は各楽器が1人というコンパクトな編成ゆえ、オケの響きは純粋そのもの。オルガンの圧倒的存在感が際立ち、リズムもオルガンが先導する感じですね。テンポは中庸、響きの透明度は最高、古雅な音色による落ち着いた演奏です。ヴァイオリンの奏でるメロディーラインとオルガンの決してスリリングという感じではない落ち着いた掛け合いが聴き所でもあります。
2楽章はオルガンの奏でる素朴なメロディーの美しさが非常に印象的。弦は完全に脇役にまわってます。決して広い音域を使っている訳ではありませんが、音楽の浸透力は流石。オルガンの響きの中に引き込まれそうです。
3楽章は厳かなテンポによる重厚な入り。決してまくることはなく、落ち着いた範囲での速めのテンポでフレーズを楽しみながら演奏している感じがよくでています。もともとリズミカルな曲想故推進力は必要十分。

そして最後はXVIII:8。前曲と曲想が似ており、ほとんどの要素が重なります。冒頭少し後に音程が少々ふらつく部分がありますが、こちらもそこそこ良い演奏。オルガン主体の協奏曲の良い演奏と言えるでしょう。

この記事で取り上げた曲の評価は、すべて[++++]というところでしょう。音楽時計のための曲は珍しいものですが、ハイドンの遊び心を感じるほのぼのとした曲。オルガン協奏曲の方は、小編成のオケによるオルガン協奏曲の模範的演奏という位置づけと感じました。



今日は雪の中仕事にでかけて、夕刻帰ってきました。先週とおなじく近所の鹿児島料理屋さんに直行。

食べログ:遊食友酒・菜

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雪でさむかったので暖かいものを頼もうかと思ったのですが、結局生ビールに。嫁さんはしその焼酎、鍛高譚のお湯割りを。今日は白子ポン酢から。

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今日のおすすめは水餃子。水餃子といっても本格的なものではないんですが、スープの中に豆腐や餃子、わかめ、葱などがこれでもかというほど入っていて、量は鍋2人前(笑)。暖まりました。

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こちらは豚モツ炒め。ホルモンの歯ごたえがなかなか。

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そしてたらの芽の天ぷら。先週と同じ銘柄の呑み比べを頼んで、程よくいい気分に。そろそろマスターか奥さんがこのページの存在に気づくはずなんですが(笑)

さきほど帰って、風呂に入りました。久しぶりに一時話題になった草津温泉ハップを入れて入浴。体が心から温まりますね(笑)

今週もハードでしたので今日は早めに休むことに致しましょう。

テーマ : クラシック
ジャンル : 音楽

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ピアノソナタのユーザータグを曲ごと

以前からユーザータグを交響曲やクァルテットなどを中心に曲ごとにつけるよう手直していましたが、ピアノソナタはまとめて「ピアノソナタ」とまとめたタグのままでした。曲ごとにレビューを見たいとのご指摘もあり、ピアノソナタをホーボーケン番号ごとに振り直しました。

PC用のブログの左ペイン中程のユーザータグに「ピアノソナタXVI:52」などと曲ごとのタグが出現数順にならんでます。レビューのない曲にはタグはついていません。



昨日夕方スポーツクラブに出かけようと玄関のドアを開けると、沈みかける夕日が。

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本当はもっと赤く劇的な夕日だったんですが、iPhoneのカメラのズームを目一杯望遠にしたらあんまり綺麗に撮れませんでした(笑) デジタルズームなので致し方ありませんね。

昨夜はいつもの近所の鹿児島料理にいって美味しいものを堪能。

食べログ:遊食友酒・菜

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いつものとおり私が生、嫁さんが生グレープフルーツサワーで、おすすめのおつまみがごぼうの素揚げ。太めのごぼうの短冊を揚げて塩と青のりを振りかけただけのようなんですが、これが絶妙に旨い。ごぼうの旨味と塩味がビールのつまみにぴったりです。

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鹿児島料理なのにジャガイモがおすすめ、良いジャガイモが手に入ったとのことで、つぶしじゃがバター。こちらもマスターのおすすめ。小さめのジャガイモを茹でて、そのまま豪快につぶし、バターをのせただけのものですが、これも旨い。つまみには量が多いんですが、このお店、手加減ないポーションが魅力の一つでもあるので、ホクホクしながらいただきます。皮の味も含めてバターといいコンビネーション。

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そしておすすめ三連発の最後はアコウダイの干物。焼く前の干物を手にマスターが近づいてきて、「これ旨いけど食べる?」と不敵な笑みをうかべながら問いかけられれば、「食べます!」と答えざるをえません。市場で見つけてあまりに旨そうなので買い占めたとのこと。やはりマスターの厳しい選択眼に適った干物だけあって、旨味あふれるいい味。すかさず次のお酒。

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いつものように、焼酎の呑み比べ。

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今日の銘柄は写真のとおり。真ん中の「千鶴」は前回来た時と同じ銘柄の芋。左は麦の「おこげ」。大分県日田市の老松酒造のもの。右は泡盛の残波。それぞれ呑んでも旨いんですが、3っついっぺんにでてきて、呑み比べられるのがいいところ。確かに「おこげ」はお焦げの良い香りが感じられるんですね。いずれにせよアコウダイの干物にぴったり。

老松酒蔵:商品一覧

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つぶしじゃがバターがボリュームがあったので、今日の締めはさっぱりとニシン蕎麦。なぜかこれも美味しいのでよく頼みます。おそば屋さんのニシン蕎麦との違いは、関西風のうす味の出汁。醤油味ではありません。これが旨いんですね。ニシンの旨味も加わっていい感じに。さっぱりお腹を満たしていい締めになります。

今日もこれからひと泳ぎ。夜は何をレビューに取り上げましょうか。

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【番外】諏訪の鄙びた温泉集中攻略

今日は予定通り諏訪に温泉めぐりに。好天に恵まれて良い一日でした。

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朝6時半頃府中を出発して一路中央高速を長野方面に。朝早かったので混むこともなくスイスイと。車窓から雪をいただいた南アルプスがまぶしいですね。

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諏訪インターで降りて、ドライブの疲れを癒すべくすぐに上諏訪の国道20号沿いのNTTのすぐ近く、精進湯に。以前にも一度訪れたことがある銭湯のような温泉。このへんの温泉はみな朝5時台からやっているのと、料金が200円台と格安。真向かいの駐車場に車を停め、さっそく温泉に入ります(笑)

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脱衣所でパチリ。まだ9時ちょっと過ぎ。ここは以前、諏訪湖が凍る極寒の時期に訪れたとき、熱めの湯がとてもよかった温泉。今日もお客さん数人がのんびりと湯につかってました。無色でほんのりと温泉らしい香りが漂う温泉で、温度計を見ると45度。私にはちょっとぬるめですが、運転の疲れを癒すには絶好の湯。しばし湯につかり、時折地元の方が湯をかぶる音以外は無音の浴室で極上の時を過ごします。

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まだまだ時間が早いのでもう一件、今度は車で下諏訪に移動して、下諏訪駅の諏訪大社秋の宮とは反対側の住宅地にある「みなみ温泉」に。ここははじめて訪れる温泉ですが、今日一番の良いお湯。下諏訪の温泉は狭い範囲に良い温泉が沢山あります。「旦過の湯」が熱くて良いお湯なのが有名で前に訪れたことがありますが、ここもいいお湯です。住宅地の中にあってちょっと場所が分かりにくいんですが、温泉の目の前の駐車場に車を停めて温泉内に。

建物は古びた造りですが、お湯は極上でした。温度はおよそ46度前後。お湯につかってしばらくして、湯船の横にあぐらをかいてお湯を時折あびて、再度お湯につかってと繰り返すこと30分ほど。さきほどの精進湯よりも明らかにお湯の鮮度が高い感じで素晴しいお湯。この温泉220円です。まさに極楽浄土とはこのことでしょう。

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まだ11時前ですが、2つ温泉にゆっくりつかったので、下諏訪駅の反対側に移動して、諏訪大社秋の宮に参拝。駐車場の横には龍の口から水が出る神社によくある風景ですが、なんと口から出てるのは温泉(笑) 流石温泉が豊富な下諏訪ならでは。

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昨年の御柱祭りで使ったものか、境内奥には図太い御柱が両隅に鎮座。

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肝心の社殿は修繕工事中で仮囲いの中。ただ仮囲いには社殿の写真がプリントされ、ヴァーチャル社殿になってました(笑)

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ちょうど11時を過ぎたあたりで門前の蕎麦屋さんの「山猫亭」へ。本店ではなく秋の宮からちょっと歩いた支店の方へ。このお店は今日次に入るすぐそばの菅野温泉の番台のおばさんに以前来たときにすすめられて行って、蕎麦が非常に美味しかったお店。今回で3度目の訪問。今日は天ざる、ねぎ蕎麦などをいただきました。いつもながら蕎麦は香りがよく美味しいですね。

信州下諏訪宿・石臼挽手打ち蕎麦 山猫亭

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デザートの蕎麦チチ。おそばでつくったデザート。美味しいのでいつももらいます。

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山猫亭まえのバス停の看板。いい味ですね(笑) バスは少ないんですが、看板が街に微笑みを振りまいています。

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ちかくのお土産屋さんでお土産などいろいろ買って車に戻り、次の温泉「菅野温泉(すげのおんせん)」に。こちらも3回目の訪問。下諏訪温泉の良心のような温泉。古びたつくりに時が止まったようなゆったりとした時間が流れます。美味しいお蕎麦でおなかがいっぱいになり、ゆったりとお湯につかります。さきほどのみなみ温泉よりも少し温度は低め。おそらく45度ほどでしょう。こちらも無色透明の温泉ですがほんのりと温泉の香りがあり、こちらも極上の湯。下諏訪の温泉は丸い湯船に中心の柱からお湯が注ぐかたちの湯船が多いですが、同じ大工さんというか職人の手によるものなんでしょうか。

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温泉から上がって熱冷ましに付近を散歩。「御湖鶴」で有名な菱友醸造。もちろん一本お買い上げ(笑) 下諏訪に来たら御湖鶴は必ず買って帰ります。東京ではなかなか見かけないので。

菱友醸造株式会社

さてさて、こころも体も心もぽかぽかになったんですが、勢いついてもう一軒。

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下諏訪からちょっと山の中に入り、御柱祭りのメインイベントである柱落としをする坂のそばにある、毒沢鉱泉「神の湯」に。こちらは以前に泊まったことがあります。坂をだいぶ上った山の中の一軒宿。

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こちらは公衆浴場的なものではなく、旅館なので日帰り入浴は700円。

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市内の温泉とは異なり茶褐色に濁った温泉で、アルミ系の温泉。湯船も脱衣所も綺麗で、良いのは湯船の横に井戸水らしいキンキンに冷えた水風呂があったり、周囲の森の中をのぞむベランダに出られること。お湯はぬるめでおそらく42、3度。よく温まる湯です。お湯と水風呂とベランダを何度も往復して至福のひととき。これはいいですね。温泉はかなり癖のある温泉ですが、横の水風呂がいい。1分くらい浸かっているとキンキンに冷えてあの世が見えてきます。やおらお湯にもどって体中に温度がもどる瞬間は極上の時間ですね。

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毒沢鉱泉でゆっくり温まったところで、ふたたび下諏訪から上諏訪方面に向かおうと諏訪湖畔を走っていると渋滞してきたので、ちょいと路地を入ったら、「ヌード劇場フランス座」の看板が。温泉街らしい風情ですね。前を車で通りかかる際にパチリ。

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そろそろ帰途にと思って諏訪インターに向かおうとしていたんですが、まだ時間に余裕があるので、何ともう一件、本日5湯目の温泉です。今日最初に入った精進湯のすぐそばで、線路の反対側にある「衣温泉」です。ここも3度目の訪問。こちらは、近くの精進湯とは全く違う泉質。温度はかなりぬるめでおそらく40度ないくらい。緑色がかっていてモール臭のような独特の匂いがします。こちらも鄙びてる度合いは最高。ぬるめのお湯は仕上げにぴったり。上がったら体中温泉臭(笑)

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衣温泉の前の川には鴨が数尾休んでました。

上諏訪、下諏訪は狭いエリアに良い温泉が多数あって、夢の国のようなところ。今日は天気もよく気温も温かかったのでドライブ日和でしたね。もう少し寒くなると温泉のぬくもりがさらに心地よいんでしょう。

3時には帰途につき、5時過ぎには無事府中に帰着。途中渋滞もなくドライブも楽しめました。



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帰って先週も行った近所の遊食友酒・菜に。今日はカンパチではなく鰤の刺身。諏訪に行ったので上諏訪の銘酒、真澄をいただきながら。いろいろ頼んだのですが今日は簡単に。

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今日は〆はキムチチャーハン。ドライブと温泉疲れをお酒とおしゃべりで癒してさきほど帰宅。今日も良い一日でした。車中のBGMはハイドンではなくクィーンと清志郎でした(笑) 明日はレビューに戻ります!

テーマ : 温泉
ジャンル : 旅行

tag : 温泉 外食 府中のお店 鹿児島料理 蕎麦 焼酎

近所で一杯のはずが、、、

昨日はスポーツクラブで泳いだあとは、近所のいつもの居酒屋で一杯。一杯飲んでベームの交響曲集の続きをアップする予定でしたが、一杯では終わらず、、、(笑)

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いつもの近所の鹿児島料理店へ。

食べログ:遊食友酒・菜

今日は混んでました。まずはビールとカンパチ刺から。カンパチは脂がのって美味。

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定番、マグロとアボカドのサラダ。刺身用の良いマグロがたっぷり入って、ネギ、レタス、海苔、胡麻などをサラダにしたもの。

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つづいて豚モツ味噌炒め。焼酎が飲みたくなってきました(笑)

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生ガキ塩炒め。まぶされたネギが良い香り。

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今日の「飲み比べ」を注文。お店の入口に陳列された焼酎3種をロックで出してくれます。たいてい、芋、麦、米の組み合わせなんですが、今日は芋、麦、栗でした。それぞれお酒は変わりますので、同じお酒を飲むことはまずありません。今日のは3点とも極上。この時点でスイッチ・オンです(笑)

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いつもは、銘柄など気にすることなく、うまいうまいと飲むだけなんですが、今日は劇旨だったので、陳列された飲み比べのボトルをパチリ。
左から、芋の「千鶴」、麦の「吾空」、栗の「おくりおくら」、一番右はボトルが空いたら次に加わるボトルなんでしょうか。あんまり旨かったのでちょっと調べてみました。

神酒造株式会社 商品のご紹介 千鶴
芋のやさしい甘さが特徴。喉にくるきつさはまったくなく非常に美味。この感じは以前鹿児島三越で買い求めた甑島の「六代目百合」以来。旨いです。

株式会社喜多屋是空 吾空 皆空
麦の素晴しい香りがきちんと残る素晴しい味。蔵は福岡県八女市で日本酒も創る蔵ですね。吾空は麦の長期樫樽熟成麦焼酎とのこと。なるほどウィスキーのような香りの芽が感じられた訳です。このお酒はJAL国際線エグゼクティブクラスでもサービスされているとのこと。この喜多屋さんのサイトはいろいろ酒造りのこだわりが感じられ読みがいがあります。

株式会社媛囃子ネットショップ:おくりおくら
栗の甘みとこくがすっきり出た栗焼酎。こちらも3年熟成とのこと。四国愛媛の蔵元のようですが、なぜか蔵元のページに「おくりおくら」がありません。自社ではなく卸専用商品ということなんでしょうか。

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飲み比べでいい気分になったので、最後は目の前にディスプレイされていた青ヶ島(東京都!)の「あおちゅう」。ずいぶん前(インターネットがなかった頃)にニフティのフォーラムFSAKEの焼酎関係のオフなんかで焼酎を飲みにいったときに飲んで以来。酸味に近い不思議な味とやはり芋とわかる旨味の余韻。旨いですね。飲んだボトルが古いものだったのか、現在ネットで確認できる「あおちゅう」とは名前もラベルも異なります。お宝ボトルなんでしょうね。

青ヶ島酒造合資会社

小一時間なんですが、結構いい気分で帰宅。それからベーム盤のレビューの続きを書き始めましたが、途中で寝てしまったという次第。今日はつづきを書いてアップします!

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プロフィール

Daisy


Author:Daisy

なぜかハイドン(Franz Joseph Haydn)が特に気に入り膨大な録音をコツコツ集めてレビューしております。好きなものはお酒全般(ワイン、日本酒、モルトなど)、美味しいものを食べること、料理、鄙びた温泉めぐり、歌舞伎見物、スポーツクラブで泳ぐこと(美味しいお酒を呑むため!)などなど。東京在住のごく普通のサラリーマンです。

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