パウルス・ファン・デア・メルヴェ/ヴァントのオーボエ協奏曲(伝ハイドン)

前記事でオーボエ協奏曲を取り上げたのですが、手元の未聴盤ボックスにもう一枚素晴らしい演奏がありました。

MerweOboe.jpg

ギュンター・ヴァント(Günter Wand)指揮の北ドイツ放送交響楽団(NDR Symphony Orchestra)の演奏で、バッハのヴァイオリン協奏曲(BWV1041)、伝ハイドン作のオーボエ協奏曲(Hob.VIIg:C1)、モーツァルトのセレナータ・ノットゥルナの3曲を収めたCD-R。ハイドンの協奏曲のオーボエソロはパウルス・ファン・デア・メルヴェ(Paulus van der Merwe)。ハイドンの収録は1992年1月12日とだけ記載されています。

ヴァントにはもう一枚Profilからハンスヨルグ・シェーレンベルガーのソロ、ケルン放送交響楽団の演奏による1980年の録音がありますが、今回聴き比べてみたところ、今日取り上げるアルバムの方が演奏が良いため、こちらを取り上げた次第。ヴァントはハイドンでは交響曲76番を得意としていて、ライヴでかなりの回数取り上げていたようですが、この曲も複数の録音があるということで得意としていたのでしょうか。

演奏を聴く限り、全記事のコンセルトヘボウ室内管の演奏を超えるようなオケの充実ぶり。オーボエのソロを担当するパウルス・ファン・デア・メルヴェは調べたところ、このアルバムの演奏を担当する北ドイツ放送交響楽団の首席オーボエ奏者のようです。

ご存知ヴァントは北ドイツ交響楽団とは多くの録音を残しています。ヴァントがこのオケの首席指揮者となったのは1982年、クラウス・テンシュテットの後を受けて。そして1990年にはその座をジョン・エリオット・ガーディナーに譲っています。ということで、これはヴァントが首席指揮者の座をガーディナーに譲った直後の演奏ということになります。

前記事と同じ曲ですので解説のほうは前記事を御覧ください。

Concerto per il oboe [C] (Hob.VIIg.C1)
ヴァント独特の筋骨豊かながら推進力にあふれた演奏に序奏から盛り上がります。CD-Rらしからぬ実在感あるいい録音。オケの迫力は十分。これを聴いて前記事のコンセルトヘボウ室内管が小規模オケだったと気付かされます。メルヴェのオーボエは協奏曲らしくスポットライトをあてられ、くっきり浮かび上がります。音色の変化も大きく、伸びやさも十分。ヴァントの指示がキレているのか、ソロとオケの掛け合いもリズムがピタリと合って完璧なやりとり。コンセルトヘボウ室内管も良かったんですが、このヴァントのコントロールは流石と言わざるを得ません。ゆったりとした音楽が流れながらも彫刻的に引き締まったフォルムが圧倒的。交響曲76番の名演を彷彿とさせる説得力。1楽章最後には、メルヴェが鮮やかな音階のキレとオーボエ独特の唸るような美しい音色の長大なカデンツァを披露。
2楽章は独特の香りたつような音楽。オーボエの美しい音色に縁取られた可憐な花束のよう。オーケストラが次々と響きを変化させながら伴奏していきます。メルヴェも音色ばかりではなくメロディーの起伏をかなり意識た演奏で、ヴァントに負けないほどの起伏を感じさせます。
フィナーレに入ると規則正しいリズムに乗りながらもオケの力感が湧き上がる快感に酔いしれます。中盤、響きが短調に変わり、さっと光が射すような場面の面白さがヴァントのコントロールで際立ちます。オーボエもかなりの雄弁さでオケに負けていません。実に見事な演奏でした。

伝ハイドンのオーボエ協奏曲。前記事の演奏でなんとなくその面白さがわかってから興味がでてきました。手元にあるアルバムではこのアルバムの演奏がベストではないでしょうか。コンセルトヘボウ室内管とエルネスト・ロンボーの演奏も良かったのですが、オケとオーボエのバランス、オーボエの躍動感と響きの面白さ、そしてなによりヴァントがコントロールするオケの躍動感はこちらの方が上でしょう。偽作ではあっても、これまでにその音楽の面白さを認めた録音も多数あることを考慮すると、真贋ではなく音楽自体を楽しむべきでしょう。もちろん評価は[+++++]とします。

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tag : オーボエ協奏曲 偽作 CD-R

ハイティンク/クリーヴランド管 交響曲86番1976年ライヴ(ハイドン)

最近ディスクユニオンで手に入れたCD-R。

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ベルナルド・ハイティンク(Bernard Haitink)指揮のクリーヴランド管弦楽団(Cleveland Orchestra)の演奏で、ハイドンの交響曲86番、マーラーの交響曲9番!の2曲を収めたCD-R、ハイドンの収録は1976年2月27日、クリーヴランド管の本拠地、セヴェランスホールでのライヴとありますが、裏面では何と2月11日とあります。どちらが本当かわかりません。レーベルははじめて手にする米Don Industrialeとしゃれた名前のCD-Rレーベル。

ハイティンクはハイドンの録音をほとんど残していませんが、おそらく専属契約だったPHILIPSではネヴィル・マリナーとコリン・ディヴィスの録音が大量にあり、レパートリーが重なっていたからでしょう。ただし、コンサートのライヴを記録したCD-Rはいろいろリリースされており、コンサートではハイドンをよく取りあげていた可能性があります。当ブログでも見かける度に手に入れたり借りたりしてレビューしています。

2011/07/21 : ハイドン–交響曲 : ベルナルド・ハイティンク/ベルリンフィルの95番ライヴ
2011/06/28 : ハイドン–交響曲 : ハイティンク/ドレスデン・シュターツカペレの86番ライヴ!
2011/05/12 : ハイドン–交響曲 : ベルナルド・ハイティンク/ウィーンフィルの時計ライヴ

これまで、取りあげた演奏は1989年が最も古く、あとは2000年代に入ってからのもの。今日取り上げる86番は1976年でしかもアメリカのオケということで、ハイティンクの若々しい指揮振りが聴かれるかどうかといったところがポイントでしょう。

以前の記事でもハイティンクの略歴などにふれていなかったため、少し調べてみましょう。

1929年、オランダ、アムステルダム生まれの指揮者。アムステルダム音楽院で学び、最初はヴァイオリニストとしてオーケストラに加わっていたが、1954年から55年にかけてフェルディナント・ライトナーに師事し指揮を学んだそう。デビューは1954年、オランダ放送組合管弦楽団(現オランダ放送フィル)のコンサートで、1955年には副指揮者、1957年には首席指揮者となりました。そして、その後長年つれそうことになるアムステルダム・コンセルトヘボウ管弦楽団の指揮をはじめてまかされたのがジュリーニの代役として1956年のこと。その後1959年にエドゥアルト・ファン・ベイヌムの急死により、名門アムステルダム・コンセルトヘボウの第1指揮者に名をつらね、1961年には首席指揮者となりました。このときハイティンク32歳ということで異例の大抜擢でしょう。コンセルトヘボウとは1988年まで、その後1967年から79年までロンドンフィルの首席指揮者、1978年から88年までグラインドボーン音楽祭の音楽監督、1987年から2002年までロイヤル・オペラ・ハウスの音楽監督など著名なポストを歴任しました。2006年からはシカゴ交響楽団の首席指揮者を務めています。

このアルバムの演奏当時はアムステルダム・コンセルトヘボウ管の首席指揮者時代。一方オケのクリーヴランド管は黄金期を築いたセルが1970年に亡くなり、1972年からはマゼール時代に入り、第二の繁栄期でした。アメリカでも指折りのオケに実力派ハイティンクが客演した期待のコンサートということでしょう。

Hob.I:86 / Symphony No.86 [D] (1786)
録音はそこそこ鮮明ですが、時代なりの粗さもあります。テープヒスノイズがちょっと目立ちますでしょうか。会場の物音も程よく聴こえる臨場感を感じる録音。冒頭からハイティンクらしい筋骨隆々とした演奏。音楽の骨格をきっちり描くハイティンクならでは引き締まった音楽。オケの隅々までハイティンクのコントロールが行き届いて、音のキレは抜群。弦楽器陣のボウイングが全員きれいにそろって、統率が行き届いています。音量を上げると引き締まったリズムの刻みが痛快。巨木から鋭い鉈で彫像が一気に掘り出される瞬間を見るよう。背筋がピンと伸びる緊張感が漲ります。鉈を次々に打ち込み、彫像があらわになります。見事すぎる1楽章。50歳を前にした全盛期のハイティンクの覇気がスピーカーから伝わってきます。
つづくラルゴは緊張感を保ちながら、引き締まった音楽が続きます。ゆったりとした雰囲気はなく、一音一音に緊張感が漲ります。音量をかなり緻密にコントロールして、ダイナミクスは抑えながら、それでもなぜか彫りの深い険しい表情をつくっていきます。テンポは落としているのに、ゆったりとした音楽とは対極にある緊張感。
楽章間の咳払いと調弦のようすが、会場の緊張感をつたえます。
メヌエットもハイティンクらしい、純音楽的なもの。よく鍛えられたオケが楔を打つように音を刻んでいきます。この響きの純度の高さこそがハイティンクのもとめる音楽の骨格なんでしょう。
やはりクライマックスはフィナーレにありました。これまでの演奏も筋骨隆々としたものでしたが、フィナーレは力感が2段上がり、水際立った迫力で音塊が飛んできます。徐々にドライブがかかり、荒々しいほどのエネルギーが噴出。ハイティンクはここでも冷静沈着にオケをコントロールして、オケが乱れることもありません。クライマックスに向けて、オケは恐ろしいばかりの覚醒したようなキレを聴かせます。最後はまだ力感を増す余地があったかと驚くほどエネルギーが集中。恍惚とするほどのクライマックス。ブラヴォー!

やはりハイティンクはオケを鳴らすツボを押さえていますね。華やかさはないのですが、聴くものをグイグイと引き込む迫力ある響きを巧みに造っていきます。特にこの86番はハイティンクも得意としていたのでしょう、ハイティンクの芸風がビシッと決まる曲です。以前取りあげたドレスデン・シュターツカペレとの2004年のライヴもよかったんですが、このクリーヴランド管との76年のライヴはそれを上回る純粋な力感が楽しめます。いやいや、こうゆう86番を聴いてしまうと、古楽器や最近のオケは力感では太刀打ちできませんね。もちろん評価は[+++++]です。

ハイティンクには「悲しみ」のライヴもあるようなので、気長に探してみたいと思います。

なお、このアルバムの後半以降はマーラーの9番。これもまた鬼気迫るスゴイ演奏です。アルバムのメインはマーラーですよね、普通(笑)

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tag : 交響曲86番 ライヴ録音 CD-R

アーノンクール/ベルリンフィルの熊ライヴ(ハイドン)

9月に入りました。久々の交響曲のアルバム。先日ディスクユニオンの店頭で探し当てたもの。

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ニコラウス・アーノンクール(Nikolaus Harnoncourt)指揮のベルリンフィルの演奏で、モーツァルトの「音楽の冗談」ベートーヴェンとモーツァルトのバリトン向けアリア4曲、そしてハイドンの交響曲82番「熊」を収めたアルバム。バリトン独唱はジェラルド・フィンレイ(Gerald Finley)。収録は2001年4月29日、ベルリンフィルハーモニー大ホールでのライヴ。レーベルはCD-Rの米GNP。

この日のコンサートの記録はベルリンフィルの公式サイトのカレンダーでも確認できます。

Berliner Philharmoniker - Concert Calender - 29 April 2001

アーノンクールの演奏は天地創造の実演も聴いていますし、これまで声楽曲などを中心にいろいろ取りあげていますが、交響曲の演奏はブログをはじめた頃に簡単に取りあげたのみ。

2010/04/07 : ハイドン–交響曲 : アーノンクールの初期交響曲集
2010/02/28 : ハイドン–交響曲 : 新着! ウィーンフィルの交響曲集

今回は2001年と比較的最近、しかも相手はベルリンフィルということで、アーノンクールがベルリンフィルをどう操っているか興味津々。いつもの手兵ウィーン・コンツェントゥス・ムジクスばりに刺激音炸裂なのでしょうか。

1曲目のモーツァルトの音楽の冗談から、アーノンクールやり放題(笑) テンポをかなり自在に動かし、ベルリンフィルの奏者に好き放題にやらせてます。小節がキツいのがアーノンクール流。ただ聴いていくうちにアーノンクールの術中にハマったのか、間延び寸前のテンポが妙に心地良く聴こえるようになります。最後はめちゃくちゃな不協和音にベルリンフィルハーモニーのお客さんも笑いと拍手の嵐。真の意味での遊び心炸裂を楽しんだ事でしょう。続くベートーヴェンとモーツァルトのアリアで、コミカルな音楽の正統な魅力を再認識させ、いざ最後にハイドンの熊です。アリアのフィンレイ、かなりの役者ぶりを発揮。おそらくハイドンの交響曲はコンサートの最初に演奏される事は多いものの、最後に演奏されるのはオールハイドンプログラムくらいじゃないでしょうか。

Hob.I:82 / Symphony No.82 "L'Ours" 「熊」 [C] (1786)
ここまでの演奏でオケが温まったのか、ベルリンフィルのキレの良さ炸裂です。アーノンクール流の癖はありますが、あまりにベルリンフィルの鳴りが良いので陶酔感すら感じる入り。最後のハイドンこそ古典の頂点とばかりにアーノンクールは厳かな印象も加え、ベルリンフィルもそれに万全に応えます。フィルハーモニーに響き渡る轟音、弾むリズム、音の塊が過ぎ行き静けさが訪れ、そして音塊が繰り返し襲ってきます。オケのあまりのキレの良さに聴き惚れます。正直これだけの威容で立ちはだかる熊の1楽章は初めて。アーノンクールは落ち着き払って、まるでハイドンが乗り移ったかのように純音楽的に澄みきります。フィルハーモニーにハイドンの圧倒的な音楽が満ちあふれ、ホール内が異様な迫力にのまれます。
アンダンテはすこし足早な穏やかさ。1楽章の火照りを鎮めるように進みますが、山は中間部にありました。鮮烈な響きを何度か響かせてアクセントをしっかりつけます。徐々にベルリンフィルの威力が増し、アーノンクールはテンポをダイナミックに変化させ、曲にメリハリをつけていきます。
メヌエットは予想通り小節を効かせたアーノンクール流のものですが、相手がベルリンフィルだけに、アーノンクールの意図を俊敏に察知して見事な反応。フィルハーモニーに響き渡る音塊が痛快。ホールがざわめきます。
クライマックスのフィナーレ。木管群の素晴しいプレゼンス。弦楽器群は唸るような弩迫力。カラヤン時代のような分厚いベルリンフィルを彷彿させる素晴しい合奏力。キレの良いアーノンクルールのコントロールにベルリンフィルが恐ろしい迫力で応じます。アーノンクールは要所でテンポと間を切り替え、鳴りまくるベルリンフィルを制御。ハイドンの楽譜に込められた機知に反応して、ベルリンフィルハーモニーを響きの渦に巻き込み、観客を異様な集中に放り込みます。最後はかなり大胆にリズムを変えて場内を圧倒。観客もここまで変化させてくるとは思わず、拍手が先走ります。いやいや圧倒的な演奏とはこのことでしょう。

流石アーノンクール。ベルリンフィルハーモニーをハイドンの熊で圧倒。世界最高峰のオケを自分がコントロールすれば、ハイドンでホールを圧倒できるのだと言わんばかり。トリックスターの面目躍如です。間違いなくアーノンクールの振るハイドンの交響曲のベストです。当日の観客はこの伝説的な演奏に酔いしれたことでしょう。録音で聴くと癖の目立ってしまう演奏が多いアーノンクールですが、この演奏はベルリンフィルという名オケとのライヴだけに、周到に準備して臨んだことでしょう。見事というほかありません。もちろん評価は[+++++]とします。

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tag : ベルリンフィル ライヴ録音 CD-R

セル/クリーヴランド管「オックスフォード」1966年ライヴ

今日は最近オークションで手に入れたCD-R。ジョージ・セルの未入手音源。

Szell92.jpg

ジョージ・セル(George Szell)指揮のクリーヴランド管弦楽団の演奏で、ハイドンの交響曲92番「オックスフォード」とシューベルトの交響曲8番「未完成」の2曲を収めたCD-R。収録は両曲とも1966年1月27日のライヴ。収録場所の記載はありませんが、シカゴでの収録でしょうか。レーベルはILLUMINATIONというCD-R専門のレーベル。

ジョージ・セルほハイドンは今までいろいろと取りあげています。端正かつタイトな響き。そして時に牙を剥く大迫力。やはりハイドンの交響曲の名演奏からセルをはずす訳には参りません。セルのハイドンはこれまでずいぶん取りあげています。

2011/04/12 : ハイドン–交響曲 : 【新着】ジョージ・セルボックスの88番比較
2011/04/10 : ハイドン–交響曲 : 【新着】ジョージ・セルのハイドン交響曲ボックス
2011/01/03 : ハイドン–交響曲 : セル/クリーヴランド管の99番(1966年2月ライヴ)
2010/08/26 : ハイドン–交響曲 : セル/クリーヴランド管の93番、驚愕
2010/08/25 : ハイドン–交響曲 : セル1954年の93番ライヴ録音2種
2010/08/17 : ハイドン–交響曲 : セル/クリーヴランド管のロンドン他
2010/08/16 : ハイドン–交響曲 : セルの1959年ザルツブルク音楽祭ライヴ

以前の記事にも書いたとおり、セルのハイドンは古い録音のものほど、エネルギー感あふれる覇気のある演奏、後年のものほど落ち着いたバランス重視の演奏になります。今回のライブは1966年と、1970年に亡くなったセルの晩年のもの。オックスフォードについては、1949年クリーヴランド管とのセッション録音、1959年フランス国立放送管とのザルツブルク音楽祭ライヴ、1961年のクリーブランド管とのセッション録音など3種の録音が手元にありますが、なかでも1959年のザルツブルク音楽祭のライヴが音質はともかくセルが最もキレた素晴しい演奏として印象に残っています。今回のものが最も録音年代が新しくなります。また、1966年の録音には、今日取り上げる録音の直後の2月16日の同じくILLUMINATIONのCD-Rで99番のライブがあり、これは晩年のセルの演奏ではなかなか素晴しいものでした。ということでこの1966年1月のライヴは期待できそうです。

Hob.I:92 / Symphony No.92 "Oxford" 「オックスフォード」 [G] (1789)
音質は聴きやすく柔らかいのですが、会場ノイズがテープヒスのようにサーっという持続した音で入ってます。それほど気になるレベルではありません。序奏は晩年の演奏らしく落ち着いて、テンポもゆったり。主題に入るとオケの力強さは流石ライヴだけあって、なかなかのもの。ゆったりしているのに力漲るオケ。セルらしい古典的均衡を感じる揺るぎない構築感、そして、弦楽器の図太い音色が素晴しい存在感。セルのあまりに王道な演奏に場内が圧倒されているよう。音楽は小細工なく、ざっくり進むんですが、ブルドーザーが轟音を立てて進むような迫力があり、響きの塊の突進に会場が静まり返ります。
続くアダージョは大波に乗っているようなおおらかな入り。オケの力感はそのままなので、太い筆でグイグイメロディーを書き上げていくような迫力もあります。特に中間部の力感は素晴しく、ザクザクと音を刻みながらホールを揺るがすように響きを満たします。そして再び安らかな大波に戻ります。テンポはほとんど揺らさず達観したかのような音楽。
メヌエットも予想通りおおらかながらザクザクと切れ込む迫力で聴かせる流れ。良い意味でざらついた弦の響きが迫力を増します。メヌエットの最後は渾身の一撃。
そして、この曲一番の聴き所のフィナーレ。有名なメロディーは軽やかにやり過ごし、すぐに怒濤の迫力、ザルツブルク音楽祭のライヴが突き抜けたキレで、CBSのセッション録音がバランスの良い感興で聴かせたのに対し、この演奏は図太いオケの怒濤の迫力がポイント。オケの存在感はなみなみならぬものがあります。クライマックスに向けて重戦車の進軍のような迫力。最後の一音が響き終わらないうちに会場の拍手にのまれます。いやいや、70歳を超えたセルが強烈なドライブをかけました。

ジョージ・セルと手兵クリーヴランド管による1966年1月27日のライヴを収めたCD-R。あらためてセルの鬼気迫るハイドンの素晴らしさを堪能しました。壮年期のエネルギー漲るハイドンとも異なり、音楽自体は悟ったようなところもありますが、オケの煽り方は凄まじく、一音一音に漲る力感は素晴しいものがありました。CD-Rゆえ入手はしにくいかと思いますが、セルのハイドンを好む方は一聴の価値があるアルバムです。評価はもちろん[+++++]をつけます。ちなみに、ハイドンの後に置かれた未完成。神々しいばかりの超絶的な名演。ハイドンで驚いていたんですが、こちらはさらに上をいきます。当日の観客はあまりの迫力に圧倒された事でしょう。

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tag : オックスフォード CD-R ライヴ録音 ヒストリカル

マックス・ゴーバーマン/ウィーン国立歌劇場管の交響曲集

今日は、湖国JHさんからお借りしたアルバム。

Goberman48CDR.jpg

マックス・ゴーバーマン(Max Goberman)指揮のウィーン国立歌劇場管弦楽団の演奏で、ハイドンの交響曲48番「マリア・テレジア」、4番、17番、1番、そして歌劇「裏切られた誠実」序曲を収めたCD-R。収録年は不明ですが、このシリーズの録音がはじまったのが1960年、ゴーバマンが亡くなったのが1962年ということで、その間の録音。今回入手したCD-Rには録音会場の記載があり、ウィーンのコンツェルトハウスでのセッション録音。レーベルは米Haydn House。

皆様お気づきのこととは思いますが、マックス・ゴーバーマンの「マリア・テレジア」は以前LPで当ブログで紹介しました。ドラティの前にハイドンの交響曲全集の完成を目指した人。演奏も絶品でした。ゴーバーマンがもう少しだけ長生きしていれば、ハイドン演奏史が変わったかもしれない偉大な存在でしょう。今は知る人ぞ知るという存在です。

2013/04/15 : ハイドン–交響曲 : マックス・ゴーバーマン/ウィーン国立歌劇場管弦楽団のマリア・テレジア、56番

このLPは偶然手に入れたものだったんですが、上の記事で触れたHaydn Houseなるところで、CD化されていることを紹介しておりましたら、よくメールをいただく湖国JHさんが、果敢にも当記事を見て注文され、そして今回お借りした次第。私も注文しようかとは思っていたのですが、まごまごしているうちに、先に聴かれてその素晴らしさから、こちらに貸していただいたと言う流れです。Haydn Houseのリンクも再掲しておきましょう。

Haydn House - SDA

LPはゴーバーマンが興した予約販売のレーベルのものではなくCBSからリリースされているものでした。今回聴くHaydn HouseのCD-Rには「マリア・テレジア」が含まれているため、LPとの聴き比べもできます。音質が問題なければゴーバーマンの遺産を手に入れたくなってしまいますね。

Hob.I:48 / Symphony No.48 "Maria Theresia" 「マリア・テレジア」 [C] (before 1769?)
曲のレビューは前記事を参照いただくとして、ここではCBSのLPと、このCD-Rの音質の違いに触れておきましょう。ちなみにこのCD-R、ステレオLPからのいわゆる板起こしとのことですが、非常にいい音質。図太い音色で迫力十分。うちの再生環境(THORENS TD-320MkII/SME-3009 Series 2 Improved/SHURE V-15 TypeV)では余韻と奥行き、しなやかさはあるんですが音の太さはCD-Rに分があり、聴きやすい録音。LP独特の存在感はLPに分があります。CD-Rの方は途中、回転にちょっとムラがあるような部分があるようにも聴こえますが、基本的に良い録音。なにより素晴しいのはスクラッチノイズが皆無である事でしょう。要はこのCD-Rの存在価値は十分ありということです。

Hob.I:4 / Symphony No.4 [D] (before 1762)
音質がちょっと固めに変わります。古びてちょっと刺激的な成分を含む音色ですが、ザクザクと切れ込むヴァイオリンをはじめとする弦楽器の迫力は素晴しく、基本的にタイトな迫力で押し通す演奏。ヴァイオリンの弓と弦が赤熱してるのではと思わせる素晴しいテンション。ハープシコードもカッチリとした音色でオケを支えます。
2楽章のアンダンテに入ってもヴァイオリンの存在感は流石ウィーン国立歌劇場管。石のような芯のあるタイトな音色でじっくりとメロディーを奏でていきます。
フィナーレは逆に落ち着いたテンポでじっくりしたつくり。弦楽器の鋭い切れ込みが聴き所。やはり迫力はただならないものがあります。

Hob.I:17 / Symphony No.17 [F] (before 1766)
高域の混濁感が少し増しますが、これも迫力と聴こえなくはないので問題なしです。素晴しい推進力と迫力。ゴーバーマンの志の高さが乗り移ったよう。幾分ストイックに振った演奏ですが、その分曲に険しく迫る迫力と聴こえます。
2楽章のアンダンテは静かに盛り上がる情感で聴かせる演奏。なぜかハープシコードは前曲ほど目立ちません。というか前曲のみかなりはっきりハープシコードが録られていました。
フィナーレは勢いのある楷書のようにゴーバーマンがグイグイ煽ります。ハイドンの初期の交響曲としてはかなりハイテンションの演奏でしょう。一貫してテンションの高さが特徴ですね。

Hob.I:1 / Symphony No.1 [D] (before 1759)
交響曲1番は意外と皆さんおなじみでしょう。ドラティの筋骨隆々とした演奏の筋肉が鋼のような強さをもった感じ。ヴァイオリンが髪を振り乱して演奏している様子が見えるよう。オケは粗いものの一貫して怒濤の迫力で攻めて来ます。これほどのテンションの演奏は他にないでしょう。繰り返されるごとに心にザクザクと刺さっていくよう。1番は前2曲よりもしっとりとして演奏も丁寧に感じます。
アンダンテに入ると一層しっとり感が増しますが、立体感もかなりのもの。そして鮮烈なフィナーレに突入。この対比、ハイドンの仕組んだツボを押さえた見事なもの。いやいや見事な演奏。

Hob.XXVIII:5 / "L'infedeltà delusa" 「裏切られた誠実」 (1773)
最後はオペラの序曲。これがまた素晴しい高揚感。なぜかこの曲のみタイミング表示がありません。トラックが3つに切られ、アレグロ:ポコ・アダージョ:プレストと言う構成で交響曲のようにも聴こえます。これも見事。

マックス・ゴーバーマンのハイドンの交響曲の録音はこのほかにCD-Rで10枚、合計11枚もリリースされており、今日取りあげた1枚を聴くと、他のものも聴いてみたくなるのが正直なところ。11枚セットを注文することにしましょうか。演奏の評価は以前のLPの記事と同様、ゴーバーマンの見た夢を共有するような素晴しいもの。録音のコンディションは正直1962年頃のものとしては良くはありませんが、板起こしとしては優秀というところでしょう。評価は全曲[+++++]とすることと致します。

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tag : マリア・テレジア 交響曲4番 交響曲17番 交響曲1番 裏切られた誠実 ヒストリカル CD-R

クーベリック/バイエルン放送響の99番1982年9月7日ライヴ

昨日につづいてライヴCD-R。

Kubelik99.jpg

ラファエル・クーベリック(Rafael Kubelik)指揮のバイエルン放送交響楽団の演奏で、ヘンデルのコンチェルト・グロッソOp.6-6、ハイドンの交響曲99番、ドヴォルザークの交響曲8番の3曲を収めたアルバム。収録は1982年9月7日のライヴ。収録会場の表記はありませんが、コンサートプログラムをそのまま収録したものだと思われます。レーベルはこちらもCD-Rでは良く見かける米GNP。

ラファエル・クーベリックはおなじみかと思いますが、一応Wikipediaから略歴をさらっておきましょう。1914年チェコのビーホリー (Býchory) 生まれの指揮者、作曲家。1996年にスイスのルツェルンで亡くなっています。父は世界的なヴァイオリニスト、ヤン・クーベリック。プラハ音楽院でヴァイオリン、作曲、指揮を学び、1934年にチェコ・フィルハーモニー管弦楽団を指揮してデビュー。1936年にチェコ・フィルの常任指揮者、1939年にブルノの国立歌劇場の音楽監督に就任。そして1942年、指揮者ヴァーツラフ・ターリッヒがナチス政権に反抗して解任された後をうけ、チェコ・フィルの首席指揮者に就任。1948年にチェコスロバキアで共産党を中心とした政権が成立すると、チェコの共産化に反対し同年のエディンバラ音楽祭へ参加するために渡英し、そのままイギリスへと亡命しました。1950年から1953年までシカゴ交響楽団の音楽監督、1955年から58年までコヴェント・ガーデン王立歌劇場の音楽監督を務めました。1961年にはこのアルバムで演奏するバイエルン放送交響楽団の首席指揮者に就任し、この録音の直前の1979年までその任にありました。この間クーベリックと楽団は1965,75年の2回の来日公演を含む、全世界規模での海外ツアー、ドイツ・グラモフォン、アメリカCBSなどへの多くの録音を実現し同楽団を世界的水準のオーケストラとしました。クーベリックの録音はこの頃のものが多く残っているのでおなじみの方も多いでしょう。

当ブログではクーベリックの演奏を3度取りあげています。

2012/01/27 : ハイドン–声楽曲 : クーベリック/バイエルン放送響の「戦時のミサ」
2010/10/11 : ハイドン–協奏曲 : フルニエ/クーベリックのチェロ協奏曲2番
2010/05/24 : ハイドン–オラトリオ : クーベリックの天地創造

クーベリックのハイドンはまさに中庸の美学そのものの演奏。録音は多くないものの虚飾なし、誇張なし、充実した響きを伴ったタイトな演奏。この99番には同じバイエルン放送響を振った、1982年5月4日のライヴもあり、クーベリックが99番を得意としてたことが窺えます。

Hob.I:99 / Symphony No.99 [E flat] (1793)
CD-Rらしからぬ図太く実体感満点のオーケストラの序奏。まさにクーベリックらしいアポロン的中庸さを体現した演奏。内声部の響き合う美しさ、中庸なテンポの安心感、安定感抜群のオケの信頼感の塊のような演奏。適度な推進力と適度な抑揚、これ以上オーソドックスな演奏はあり得ないほどの揺るぎないバランス感覚。99番という燻し銀のような美しさをもった曲の演奏としては理想的なもの。ライヴである事を忘れてしまうほどの演奏の完成度。支えているのは磨き込まれた弦楽セクションを中心としたバイエルン放送響の手堅い演奏。良く聴くとヴァイオリンのキレの良さ、各楽器のクッキリと立体感溢れる演奏が素晴らしいですね。1楽章は鉄壁の出来。
この曲の白眉2楽章のアダージョ。いきなり息の長い木管楽器が息を飲むような美しさで迫ります。そして弦楽器群による大波がつぎつぎと襲ってくる部分。外洋の大きなうねりに浮かんで身を任せているような自然の迫力を重力と静かなうねりの中に感じるようなじわりとつたわる迫力。絶品。
アダージョの火照りを鎮めるようなさっぱりとしたメヌエット。ここでも感情はおさえつつ、音楽的なエネルギーの高まりをふつふつと感じさせる絶妙のコントロール。中間部の滑らかなメロディーが表現に変化を与えますが、ふたたびさっぱりとキレの良い舞曲に戻ります。この辺の表情の変化はまさに通好みのところでしょう。
フィナーレはこれまでの抑えた表現の中での音楽の展開から解き放たれるような位置づけ。じわりとつたわる良さを聞き続けてきた耳には、フィナーレの主題以降の展開は微妙ながらも吹っ切れたもの感じさせます。まさに表現のデリカシーを感じる部分。決して爆発したような吹っ切れ方ではないものの、フィナーレの、表現上の爆発ではなく音楽の爆発をじわりと聴かせる素晴らしい演出。まさに違いのわかる人にはたまらない演奏。最後は嵐のようなブラヴォーに迎えられます。

まさに99番の美点を完璧に表現した演奏。ライヴとしては完璧な演奏、録音。おそらくクーベリックの演奏するハイドンの曲ではこれまで聴いた中ではベスト盤と言っていいでしょう。このあとおかれたドヴォルザークの8番もライヴとしては神憑ったような素晴らしい演奏。CD-Rとはいえ、このアルバムはクーベリックの素晴らしさを伝える貴重なものでしょう。評価はもちろん[+++++]。これは痺れました。

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tag : 交響曲99番 ライヴ録音 CD-R

チェリビダッケ/ミュンヘンフィルの「ロンドン」1983年7月3日ライヴ

今日は久々のCD-Rのライヴもの。しかも巨匠チェリビダッケです。

Celibidache1983fkm.jpg

セルジュ・チェリビダッケ(Sergiu Celibidache)指揮のミュンヘン・フィルハーモニー管弦楽団の演奏で、モーツァルトの交響曲35番「ハフナー」とハイドンの交響曲104番「ロンドン」の2曲を収めたCD-R。収録はモーツァルトが1991年6月21日、ハイドンが1983年7月とだけの表記ですが、チェリビダッケの演奏を詳細にリスト化したCeLISTを参照すると、ハイドンの演奏は1983年7月3日、ミュンヘンのヘラクレス・ザールでの録音のようです。レーベルはCD-Rでは良く目にするFkm。

ついでにCeLISTを紹介しておきましょう。

Celibidache - CeLIST - Hippo.'s web site

このアルバム、最近ディスクユニオンで見かけて手に入れたもの。手元には同じ演奏者による2日違いの録音7月5日の録音が同じくCD-Rでありますが、聴き比べたところ、こちらは録音がちょっとボンついて、テンポもかなり遅めなので、Fkm盤を取りあげた次第。

チェリビダッケの演奏する交響曲については過去に2度ほど記事にしています。

2010/11/11 : ハイドン–交響曲 : チェリビダッケ、RAIナポリの102番、ロンドンライヴ
2010/05/04 : ハイドン–交響曲 : 磨き抜かれた逸品、チェリのロンドン

チェリビダッケの演奏は晩年は非常に遅いテンポの演奏になりましたが、壮年期はやはり実力者らしく覇気溢れる演奏が聴かれました。今回取りあげる演奏は1983年のライヴということではありますが、聴いたところ、かなり耽美的な美しさを持った演奏。ロンドンから迫力ではなくちょっと艶やかな響きを引き出したということで、気になる演奏です。

Hob.I:104 / Symphony No.104 "London" 「ロンドン」 [D] (1795)
響き自体は鮮明な録音に聴こえますが、時折テープのコンディションが悪いのか、ちょっと音が揺れるところがあります。まあ、それほど気になるレベルではありません。序奏はチェリビダッケらしく、高音がクッキリとしたオーケストラが実に厳かにテンポを落として堂々と奏でたもの。主題に入るとテンポは上げずにテンションはしっかり主題らしくなります。主題のメロディーはまさにチェリビダッケ節で荘重、鮮明、ワイドレンジなもの。アクセントはあまりつけずにフレーズの流麗さに焦点を合わせた演奏。ヴァイオリンの高音は天にも昇りそうな伸び。構築感も素晴らしいですが、大理石の大神殿というよりはガラスでできた光輝く荘厳な神殿と言う趣。
2楽章のアンダンテは少し溜めを効かせてしっかりリズムを刻みながら入ります。ここでも弦楽器のバランスは高音の伸びやかさにポイントを置き、やはり耽美的な余韻を聴かせます。磨き抜かれた響きの切々としたメロディーラインが続き、本当にガラスのような輝きに満ちた演奏。息の長いフレーズの盛り上がりもチェリビダッケならでは。アンダンテとしては壮大な盛り上がりを聴かせて、器の違いを見せつけます。チェリの美学といったところでしょう。カラヤンの演奏とは異なり、不自然な感じは伴いません。
この演奏の聴き所はメヌエット。メヌエットでさえもチェリビダッケは磨き尽くして、まさにクリスタルの輝き。ハイドンの曲なのにヴァイオリンのこの輝かしく、艶かしい響きはなんでしょうか。チェリビダッケの魔法にかかってしまったよう。
フィナーレはこれまでの流れから期待される通りの演奏。ことさら弦楽セクションの絶妙なバランスの響きが主体となって、ロンドンのフィナーレ独特の郷愁溢れるメロディーを全奏者が完璧なアンサンブルとバランスで畳み掛けます。輝く黄金の波が次から次へと迫ってくるよう。最後は絶妙な力の抜きを見せて終了。観客が待ちきれずに拍手を降り注ぎます。

チェリビダッケと手兵ミュンヘンフィルによる1983年7月のライヴ。これまで聴いたチェリビダッケのどの演奏よりも響きを磨き込んだ、ハイドンとは思えないような艶かしい輝きを放つロンドン。CD-R故録音には多くは望めませんが、この美しい演奏は録音のあらも気にならないほどの完成度。他の指揮者とは目指す完成度の高さが確かに違います。前におかれたハフナーも怪しい迫力をもつ名演ゆえチェリビダッケファンの方は必聴のアルバムでしょう。評価は[+++++]とします。

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tag : ロンドン ライヴ録音 CD-R

オイゲン・ヨッフム/ウィーン響の驚愕、95番ライヴ

今日はライヴのCD-R。

Jochum94CDR.jpg

オイゲン・ヨッフム(Eugen Jochum)指揮のウィーン交響楽団(Wienna Symphony Orchestra)の演奏でハイドンの交響曲94番「驚愕」と交響曲95番の2曲を収めたCD-R。収録は1982年5月20日のライヴ。収録場所等の情報は記載がありません。レーベルはCD-Rではおなじみのアメリカのsardana records。

ヨッフムのハイドンは当ブログでも何度か取りあげています。

2011/12/30 : ハイドン–交響曲 : 【600記事記念】オイゲン・ヨッフム/ロンドンフィルの「ロンドン」
2011/06/07 : ハイドン–交響曲 : オイゲン・ヨッフム/ロンドンフィルの93番
2011/05/28 : ハイドン–交響曲 : オイゲン・ヨッフム/ドレスデン・シュターツカペレの93番
2010/12/29 : ハイドン–交響曲 : オイゲン・ヨッフム/ロンドン・フィルの軍隊、時計ライヴ

ヨッフムにはロンドン・フィルとのDeutsche Grammophoneへの録音の他に、ドレスデン・シュターツカペレへの録音やいくつかのライヴ盤がありますが、このCD-Rはその中でも最も最近の1982年5月の録音。ヨッフムが亡くなったのは1987年ですので、晩年の録音ということになります。
ヨッフムの晩年のモーツァルトやブルックナーの素晴らしい録音に近い達観と透明感が聴かれるでしょうか。

Hob.I:94 / Symphony No.94 "Mit dem Paukenschlagk" 「驚愕」 [G] (1791)
出だしはゆったりとした響き。ムジークフェラインでしょうか、ゆったりしてはいても覇気は失われていません。録音はリアリティがあり十分。ヴァイオリンの音がちょっと乾き気味な感じがするものの十分以上な鮮明さ。低音弦の迫力はかなりのもの。オケはライヴらしく気合いのこもった響き。リズムがヨッフムにしては重めですがじっくり噛み締めるようで逆に鬼気迫るようなな1楽章の展開。いやいや、これはヨッフムのベストな演奏な予感。流麗なロンドンフィルとの演奏とは異なり、渾身の迫力のライヴ。コンディションもかなりのものです。堂々たる1楽章。
2楽章のビックリはじわりとこころに響く強音。オーソドックスな演奏の中に、長年ハイドンを演奏をし続けた巨匠のこだわりが聴こえてくるよう。ビックリのメロディーを発展させた変奏ではそこここにメリハリをつけて聴衆の期待に応えようとするヨッフムの鋭い眼光が見えるよう。後半の激しい部分もゆったりとしたテンポながら迫力は素晴らしいものがあります。
メヌエットはざっくりしたオケの感触が最高。リズムの刻みの深さが音楽の深さに直結。流石ウィーン交響楽団といえるまろやかなオケの響きがあってのゆったりしながらも迫力を感じる演奏。
フィナーレはテンポが上がって入りから畳み掛けるような素晴らしい感興が見事。ハイドン演奏のツボを押さえたヨッフムの素晴らしいコントロール。極上のコンサートを聴いているような素晴らしい録音。オケの息吹がスピーカーをつたって部屋に噴出するようです。最後にテンポを落として粋な演出。そのご荒れ狂うティンパ二とオケを聴かせて終了。会場の割れんばかりの拍手とブラヴォーに包まれます。

Hob.I:95 / Symphony No.95 [c] (1791)
短調の険しいメロディーからはじまるこの曲。レガートを効かせてフレーズに変化をつけて入ります。録音は変わらずリアリティの高いライヴとしては十分なクオリティ。この曲でもヨッフムのスタンスは変わらず、ハイドンのザロモンセット演奏の王道を行くような堂々としたもの。墨をたっぷりと含んだ極太の筆、流れるように濃淡をつけて各達筆の書の様な演奏。短調のこの曲での険しい表情はヨッフム渾身のコントロールでしょう。
2楽章のアンダンテ・カンタービレはこんどはやさしい素朴な表情。弦楽器の奏でるメロディーラインは素朴そのもの。あえて楽器の音が溶け合わないようにさらりとした演奏を意図しているよう。後半の展開部に至り、ザクザクと各パートが鬩ぎあって盛り上げます。
メヌエットも渾身の演奏。気合い入りまくってます。奏者が一つになってハイドンの名旋律を演奏している姿が目に浮かびます。響きのひとつひとつに宿るエネルギーが伝わります。間奏部は逆にチェロが訥々とピチカートに乗って逆に火照りを鎮めるような演奏。再びエネルギーが勃興。
フィナーレは吹き上がるオーケストラの魅力炸裂。この曲のフィナーレはハイドンの交響曲のフィナーレの中でも最も盛り上がりの見事なもの。ヨッフムはやはり勘所を押さえて素晴らしい吹き上がりを演出。ライヴだけあって素晴らしい感興。最後はあまりの迫力にフライング気味で拍手が降り注ぎます。

ようやく出会えたヨッフム渾身のハイドン。以前から何度か取りあげている記事で触れているように、ヨッフムののハイドンの交響曲の演奏は、晩年のブルックナーやモーツァルトの澄み切った心境と比べると一歩及ばないものが多かったんですが、このライヴは素晴らしい。ハイドンを知り尽くしたヨッフムが大胆に振ったハイドンのライヴをそのまま記録した理想的なライヴ盤です。評価は両曲とも[+++++]とします。

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tag : 驚愕 交響曲95番 ライヴ録音 CD-R

クナッパーツブッシュ/ウィーンフィルの88番

今日はヒストリカルな交響曲。

Knappertsbusch88ELM.jpg

ハンス・クナッパーツブッシュ(Hans Knappertsbusch)指揮のウィーンフィルの演奏でハイドンの交響曲88番、シューベルトの「未完成」の2曲を収めたCD-R。収録は1958年11月9日。レーベルはEn LarmesというCD-Rではよく見るレーベル。

このCD-Rのジャケットには演奏はベルリンフィルで収録は1950年代と表記してありますが、クナッパーツブッシュの膨大なディスコグラフィーを整理した下記のサイトによると表記は誤りで、ウィーンフィルとの演奏で収録も上記のとおり。ディスクユニオンの店頭で見かけた時にはクナとベルリンフィルとの88番ということで、お宝発見かと思って入手したんですが、そうではありませんでした。ただウィーンフィルとの88番も未入手でしたのよしとします(笑)

Hans Knappertsbusch Discography(英文)

ウィーンフィルとの演奏は調べてみるとDreamlifeから正規盤が出ているようですね。せっかくですからリンクを張っておきましょう。

Knappertsbush88DR.jpg
HMV ONLINEicon / amazon

先のHans Knappertsbusch Discographyによるとクナの指揮による88番は4種の録音があるようですが、これで3種が入手できた事になります。以前、当ブログでクナの88番を1度取りあげていますので、クナの略歴などはそちらをご覧ください。

2011/03/04 : ハイドン–交響曲 : 超弩演、ハンス・クナッパーツブッシュ/ヘッセン放送響の88番

ヘッセン放送響の88盤はクナッパーツブッシュの鬼才ぶりが遺憾なく発揮された素晴らしい演奏。録音も鮮明で余人には理解できない感興とビックリするようなギアチェンジが聴き所の素晴らしい演奏。音楽とは何であるか深く考えさせる演奏と言えばいいでしょうか。そのクナがウィーンフィルを振った88番はどのような演奏ではないでしょうか。

Hob.I:88 / Symphony No.88 "Letter V" 「V字」 [G] (1787?)
分厚いウィーンフィルの響きからはじまる1楽章。クナらしい覇気が漲ってますが、主題からいきなりスローダウン。ヘッセン放送響との演奏より表現が穏やかなのはオケがウィーンフィルということででしょうか。テンポの変化は大きくないもののクナッパーツブッシュらしいざっくりしたフレージングが特徴。録音もすこし鮮明さに欠けますが十分いい録音。会場ノイズのようなものはないので放送録音かセッション録音でしょう。
2楽章のラルゴは幽玄さを感じさせるような穏やかな展開。微妙なフレージングでもなくザクザク淡々とすすめているのに慈しみ深いというクナ独特の風情。オケの精度はあまり高くありません。ワーグナーの楽劇のような重厚さを伴ってこの楽章を盛り上げます。
一番クナらしいのがメヌエット。テンポは落ち着いてクナがその場で指示しているような緊張感につつまれ、荒々しく大胆なフレーズをジェントルなウィーンフィルが演奏。意外と起伏もきっちりつけて迫力も十分。がっつり決まります。
そして期待の終楽章。入りは意外とオーソドックス。重厚なテンポでザクザク刻みながら進みますがどこでギアが変わるのか手ぐすね引いて待つ感じがたまりません。意外とそのまま普通に終わってしまうのではないかとの思いもよぎります。流石ウィーンフィルだけに伝統の重みを感じさせる重厚さ。そう思った矢先、最後の部分でやはり突然ギアチェンジしてテンポを上げ、クナのこの曲の定番、崖から転がり落ちるようなテンポでフィニッシュ。やはり一筋縄では行きませんでしたね。

クナ3種目の88番。ヘッセン放送響とのクナらしさが存分に表現された爆演と比べると穏やかではありますが、逆にハイドンのオーソドックスな演奏に近い雰囲気ながらクナらしさが表現されたバランスのいい演奏でもあります。クナらしい演奏と言う意味ではヘッセン放送響との演奏を薦めますが、こちらも悪くありません。評価は[+++++]とします。クナの88番にはもう一種未聴のものがありますので、引き続き捕獲候補リストに入れて、出会いを待ちたいと思います。

テーマ : クラシック
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tag : 交響曲88番 ヒストリカル ウィーンフィル CD-R

コリン・デイヴィス/バイエルン放送響の「ロンドン」ライヴ

だんだん寒さが身にしみる季節になってきましたね。このところ仕事やら飲みやら帰宅が遅く更新が途絶えがちです。今日は心機一転交響曲のライヴ。

Davis104.jpg

サー・コリン・デイヴィス(Sir Colin Davis)指揮のバイエルン放送交響楽団の演奏で、ハイドンの交響曲104番「ロンドン」とエルガーのエニグマ変奏曲の2曲を収めたCD-R。収録は1990年代としか記載されていませんのでロケーションも不明です。レーベルはLIVE SUPREMEというCD-Rでは良く見かけるレーベル。

このアルバムは最近オークションで手に入れたもの。コリン・デイヴィスのハイドンはこれまで5回取りあげていますがセッション録音の交響曲は今ひとつリズムのキレが悪いところがあり、素直におすすめできないのですが、ライヴの方は流石に古典的な均整のとれた素晴らしい盛り上がりが聴かれ、セッション録音とは次元の異なる仕上がりを感じさせます。私の印象はライヴの人。過去の記事はこちら。

2011/08/19 : ハイドン–交響曲 : コリン・デイヴィス/アムステルダム・コンセルトヘボウ管弦楽団の熊、雌鶏
2011/08/13 : ハイドン–声楽曲 : 【お盆特番3】コリン・デイヴィス/バイエルン放送交響楽団のネルソンミサ
2011/06/16 : ハイドン–オラトリオ : コリン・デイヴィスの天地創造ライヴ-2
2011/06/14 : ハイドン–オラトリオ : コリン・デイヴィスの天地創造ライヴ-1
2010/07/17 : ハイドン–交響曲 : コリン・デイヴィスの時計ライブ

そのデイヴィスの「ロンドン」のライヴということで手に入れた次第。このアルバムは期待通り、コリン・デイヴィスのジェントルなスタイルの中での程よい盛り上がりが聴かれるなかなかの演奏。名盤「春の祭典」を振ったデイヴィスに再会した気持ちになります。

Hob.I:104 / Symphony No.104 "London" 「ロンドン」 [D] (1795)
聴き慣れたメロディーですが、冒頭から気合い漲る渾身の序奏。デイヴィスらしい古典的均整のとれた素晴らしい立体感ある音響。デイヴィスの演奏に期待される響きが姿を現します。中庸なテンポながら軽快なリズム感とちょっと跳ねるような弾力のある進行。徐々に表現の幅が広がって行き、知らぬ間にオケもフルスロットルに。威風堂々とした主題と変奏。一貫して自然なテンポと流麗なフレージングで1楽章の終結に向けて起伏を大きくしていきます。録音は若干安定感に欠けるような印象の部分もありますが、基本的に聴きやすいもの。
アンダンテは抑制を効かせた表現ながら、間のとり方がうまく燻し銀のような玄人好みの演奏。やはりデイヴィスならではのしっかりとした芯のある音響。ヴァイオリンをはじめとした弦楽器の艶やかな響きの美しさが印象的。
メヌエットもテンポ感のよい流麗なもの。このほとんど溜めのないすっきりとしたフレージングがコリン・デイヴィスの特徴。テンポの自然さ、揺るぎない構成感に流麗なメロディー。言う事ありません。
そして、それに力感が加わったフィナーレ。少しざっくりした荒々しさを加えて、オケに迫力を宿します。均整のとれたギリシャ彫刻のような美しい力感。ヴァイオリンのフレーズは流麗さを極め、異次元の美しさ。最後はデイヴィスがオケを煽ってテンポを上げ、素晴らしいクライマックス。拍手はなく会場ノイズなどもないことから放送用の録音でしょうか。

サー・コリン・デイヴィス渾身のロンドンです。これまでのデイヴィスの交響曲の録音の中では一押しの出来。流石に録音はCD-Rだけあって同時代のセッション録音よりは少し落ちますが、演奏の迫力を聴くには十分なものです。まさに大理石の透明感まで味わえる大神殿のようなロンドンでした。評価はもちろん[+++++]とします。

10月も残り数日となってきましたので、そろそろ今月の一枚をどうするか考えながら週末にレビューするアルバムを選びたいと思います。

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tag : ロンドン ライヴ録音 CD-R

プロフィール

Daisy


Author:Daisy

なぜかハイドン(Franz Joseph Haydn)が特に気に入り膨大な録音をコツコツ集めてレビューしております。好きなものはお酒全般(ワイン、日本酒、モルトなど)、美味しいものを食べること、料理、鄙びた温泉めぐり、歌舞伎見物、スポーツクラブで泳ぐこと(美味しいお酒を呑むため!)などなど。東京在住のごく普通のサラリーマンです。

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Joseph Haydn Discography at H. R. A.
所有盤をジャンル別にリスト化しています。基本的に録音年順とし、録音年不明のものは末尾に記載。演奏者名はジャケットなどの表記に合わせています。

2017年7月のデータ(2017年7月31日)
登録曲数:1,361曲 登録演奏数:10,291
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