ハイドン展(Haydn Disk of the Month はお休みです!)

音楽ファンの皆様、ご無沙汰しております。一部の旅行記まで読んでいただけるニッチな読者の皆様、いつもお世話になります。

7月は8日から夏休みの旅に出て、その記事を書き終わったのが7月末になってしまい、レビューしたのは1組のみ。ということでその1枚も素晴らしいんですが、あまりにも出来レース的な余韻が残ってしまうため、月末恒例のベスト盤の選定はお休みさせていただき、8月と一緒に2ヶ月分で表彰したいと思います。個人のブログゆえ、ゆるゆるな進行ご容赦願いたいと思います。

さて、7月は旅行に出かけただけでなく、当ブログらしい文化的な活動もほんの少ししておりますので、穴埋めがてらご報告を。

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6月30日にハイドンフィルのコンサートに出かけたことは月初の記事に書いた通り。そのコンサートにもオーストリアのエステルハージ財団がハイドンにゆかりの品々をサントリーホールのロビーに展示していました。その展示品などが、コンサート後、麻布のオーストリア大使館に併設されたオーストリア文化フォーラムで展示されておりました。私もコンサートでその品々を見たんですが、旅から帰って7月13日に再びオーストリア文化フォーラムまで出向いて見学させてもらいました。

オーストリア文化フォーラムは、懐かしの六本木(昔六本木に職場のショールームがありました!)鳥居坂下の交差点から暗闇坂を登りかけたところにあります。この日は歌舞伎見物で銀座に出かける予定があったついでに立ち寄り。

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オーストリア文化フォーラムの入り口。看板によってそれとわかりますが、インターホンを押して人を呼ばないと中に入れない仕組み。

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インターホンを押すと「ハイドン展の見学ですか?」と聞かれ「はい」と答えると中からスタッフが出てきて中に入れてくれます。

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展示スペースはそれほど広くはありませんでしたが、サントリーホールに展示されていたもののうち一部が展示されている感じでした。

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楽譜や肖像画、当時の書類などが展示されていましたが、個人的に最も興味深くしげしげと見たものの1つが、この天地創造の1800年にブライトコプフ&ヘルテル社によって出版された百科事典のような楽譜。天地創造は1797年に作曲を始め非公開の初演は1798年。その直後にこれだけ立派な楽譜が出版されていることが目の前で確認できるということで、何か当時にトリップしたような気分。脳内にはかつらを被ったハイドンが天地創造の冒頭の混沌の場面を指揮するイメージが脳内に充満していました。

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もう一点が、ハイドンが1809年2月6日に侯爵宮廷財務所からの金銭を受け取った時の領収書。右下にあるハイドンのサインはかなり震えていることがわかります。1809年といえばハイドンが亡くなった年。ハイドンは1803年に「我が力すでに萎えたり、、、」という一文を添えて、最後の弦楽四重奏曲の最初の2楽章を書いて作曲を終えています。また調べてみると、この領収書を書いた翌日の2月7日には2回目の遺言を書いたとのこと。まさに自身の最期を悟った時期のもの。当時絶大な人気を誇ったハイドンの衰えがこのサインの震えから直に感じられ、こみ上げるものがありました。

サントリーホールの喧騒の中で見る資料と異なり、静かな展示会場で当時を想像しながら静かに資料と向き合えるということで、私にとっても貴重な体験となりました。他にもテレジアミサ、ネルソンミサの筆写譜、ハイドンの最大の理解者であったニコラウス1世の肖像画など、こちらもサントリーホールで見たものですが、ゆっくりと楽しむことができました。

暑い中わざわざ行った甲斐がありましたね。展示会場といい、あんまり宣伝をしてなかったりとはいえ、こうした地道な取り組みは色々苦労もあろうかと思いますが、非常に貴重な展示ということで、オーストリア大使館、並びに文化フォーラムの方のご尽力に感謝したいと思います。

さて、もう8月です。レビューは進んでおりませんが、仕入れは進んでおりますので、また仕事&介護&たまにレビュー生活に戻りたいと思いますので、皆様よろしくお願いいたします。



2018年7月のデータ(2018年7月31日)
登録曲数:1,363曲(前月比±0曲) 登録演奏数:10,923(前月比+53演奏)




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【1500記事記念】まだまだハイドンいきます!

少し前から、ブログの編集画面の記事の管理ページである数字が気になりはじめていました。そう、記事の総件数がそろそろ1500件になろうとしていたんです。最近は月間の記事投稿数も以前ほど多く投稿できなくなり、ペースダウン気味ではありますが、それでも我ながら1500という数字はちょっと感慨深くもあり、以前に1000記事記念やブログ開設5周年記念の記事を書いたことを思い出して、1500記事記念の区切りをつける記事を書こうかと思うに至りました。このところ旅行記事にかまけておりましたが、一つ前のザロモン弦楽四重奏団の記事で1499件目。ということで本記事がちょうど1500記事目と相成ったわけでございます。

2014/12/14 : ハイドン–交響曲 : 【ブログ開設5周年記念】ピノック/イングリッシュ・コンサートによる交響曲集(ハイドン)
2013/10/24 : ハイドンねた : 【1000記事記念】私はなぜハイドンにはまりつづけているのか?

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普段は仕事から帰って、嫁さんと夕食をとった後、狭いながらも専用のリスニングルームで1〜2時間選んだアルバムをのんびりと聴いたり、新たに仕入れたLPをクリーニングして聴いたりして、気に入った演奏が見つかると記事を書くというスタイルでやっています。いい演奏に出会えば、脳が冴えて、演奏者の背景を調べたり、録音場所を特定したりしながら遅くまでかかって記事を書くなんてこともあり、必然的に睡眠不足が蓄積していくわけです。そろそろいい歳ですので、のんびりと音楽を聴きながらソファで寝入ってしまうなんてことも多くなってしまいましたし、気に入った演奏に出会わない時には無理して書かないようにしてますので、必然的に記事の投稿がまばらになるといった具合なのはご承知の通り。

当ブログを書きはじめてからそんな生活が続いているわけですが、それでも飽きることなく1500もの記事を書くまで続けていられるのは、ハイドンの音楽の素晴らしさと、ブログやtwitterなどを通じてやりとりをしている読者諸兄からのツッコミや激励があってのこと。しばらく更新を絶やすと、素晴らしい演奏の新たな情報を全世界のハイドンの音楽を愛する人に届けなくてはという不思議な責務感が芽生え、いい演奏を発掘しなくてはというモチヴェーションが生まれます。あらためて、このニッチなブログの熱心な読者の皆様に御礼申し上げます。

最近は新譜よりも古いLPなどへの関心が強くなり、オークションやディスクユニオンなどでLPを物色するのも楽しみの一つ。良い演奏、良いコンディションのLPにはCDとは違った深い響きが刻まれていることも多く、同じソースでもLPの方が音楽が心に響くような気がします。ブログを書きはじめたのは2009年と最近のため、コレクションも当初はCDばかりでしたが、最近はLPが発掘対象の中心になっていますので、LPに関する記事も増えてきました。Apple MusicやNAXOSミュージックライブラリーなどのネット配信にも未聴の演奏が多く登録されているようですが、そちらへの興味よりも失われつつあるLP時代の遺産の方に関心がありますので、ネット配信される演奏を取り上げるのはもう少し先にしようと思っております。

ということでとりとめのない記事となってしまいましたが、まだまだ掘り起こすべきハイドンの素晴らしい演奏は山ほどあるに違いなく、それが尽きるまで、はたまたこちらの興味が尽きるまでは記事を書き続けたいと思いますので、読者の皆様、今後とも変わりなくツッコミと激励をよろしくお願いいたします。

2000記事記念記事はいつのことになりますやら、、、(笑)

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【1000記事記念】私はなぜハイドンにはまりつづけているのか?

気づいてみると、当ブログもこの記事で公開した記事がちょうど1000記事目となりました。

ハイドン没後200年のアニヴァーサリーの年の2009年12月に思い立ってこのブログをはじめて、もうすぐ丸4年となります。この間書きつらねた記事がちょうど1000件ということで、飽きっぽい性格の自分としては、かなり長続きしていると、あらためて感慨一入。

ハイドンと道楽記事ばかりのこのような激ニッチなブログでも、最近は愛読いただく人も増え、コメントや拍手もちょこちょこといただけるようになり、それが励みで書き続けられているというのが正直なところ。好きな演奏について、ああいい、こういいと思う事を書くと、同じように思う方がいたり、全く違う視点でコメントをいただいたり、それはそれで刺激的な毎日です。良いと思った演奏を聴いていただいた方から賛同や感謝のコメントをいただくことは、最近は無上の喜びを感じるようになってきました。なんとなくレビューのスタイルも自然に固まってきたので、このスタイルでしばらく続けていきたいと思います。



私がハイドンにはまった経緯については、ブログの最初期に触れていますので、読んでいただいた方もいるかもしれません。

2010/01/24 : ハイドンねた : 私はなぜハイドンにはまったのか?-3
2010/01/23 : ハイドンねた : 私はなぜハイドンにはまったのか?-2
2010/01/21 : ハイドンねた : 私はなぜハイドンにはまったのか?

これらの記事を書いてからほぼ4年。ブログを書くようになってからは、なんとなく記事を書く義務感からか、ハイドン以外の音楽を聴く頻度もかなり落ちて、ハイドン漬けの日々。仕事から遅く帰っても、今日は何をとりあげようとあれこれアルバムを聴いて、アルバムが決まると、いろいろ調べながら繰り返し聴くというような毎日です。なんとなく飽きたり、興味を失ったりするような危惧もありましたが、これが不思議と楽しくて飽きません。

というのも、すべてのアルバムが最上の演奏ではありませんが、時折出会う心を揺さぶる素晴しい演奏と、それを記事にして人に伝えられる悦びというか、使命というか、そういった気持ちにたびたびなれるからでしょう。本当は毎日記事を書けば良いのですが、無理してまとめようとすると、なんとなく良い記事にならないのが不思議なところ。良いと素直に思えるアルバムを探し、良いと思ったことを素直に書く、気に入らなければあきらめるということを守っていることが、長続きしているポイントなのかなと思うようになりました。いろいろ書いていますが、途中でアップを断念した記事もけっこうあります。

それもこれも、やはりハイドンの音楽に仕組まれた微笑ましい創意と時に激しい情熱があってこそでしょう。日常楽しむために書かれた音楽だからこそだと思います。これがモーツァルトでも、ベートーヴェンでも、マーラーでも、ブルックナーでも、一人の作曲家の音楽について、平常心をもって書き続けるのは難しいと思います。ある意味平常心を超えた芸術性で一線を越えてしまった人たちの音楽ですから。このような素朴な魅力に溢れたハイドンの音楽にテーマを絞っているからこそ、同好の士の方にも興味をもっていただけるのかもしれません。

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日頃から当ブログに訪問いただく皆様にあらためて感謝申し上げます。できればマイペースで今後も書き続けていきたいと思いますので、今後とも、寛大な心で見守っていただけますよう、お願いいたします。

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ハイドンの人気は?

日本では今ひとつマイナーな存在のハイドンですが、世界的にはどうなんでしょうか。
Googleトレンドで検索してみました。

Googleトレンド:Haydn, Mozart, Beethoven

Googleにおいてハイドン、モーツァルト、ベートーベンの検索された割合を時系列に視覚化したものかと思います。
たいていの国では、大方の想像通りモーツァルト、ベートーベン、ハイドンの順で、モーツァルトとくらべると、だいたい数分の一から数十分の一の人気。世界的にもハイドンはマイナーな存在ということでしょう。

ただし、オーストリアでは事情はことなり、なんと、ハイドンはベートーベンを超える検索数。隣国のハンガリーもハイドンの人気は高いようですが、それでもベートーベンを超えるような存在には至っていません。
オーストリアではハイドンはベートーベン以上の存在というのがすばらしいですね。

調子にのってこんな比較もしてみました。

Googleトレンド:Haydn, Mahler, Bruckner

おおっ、意外といい勝負ですね。
マーラーのほうがやや検索数が多いものの、モーツァルトとほどの差はありません。ブルックナーには大差で完勝といった感じでしょう。というか日本が特殊なのかもしれませんね。
裏を取るために次の検索を。

Googleトレンド:ハイドン、マーラー、ブルックナー

なんと、日本でもブルックナーよりもハイドンの方が検索数が勝っているという結果。まんざらでもないんですね。
ハイドンの魅力に魅せられた私としては、日本におけるハイドンの人気上昇に貢献しなくてはなりませんね。

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今最も重要なレーベルは?

ハイドンの録音をリリースするレーベルの中で、今最も重要なレーベルはどこでしょう?

それはもちろんBRILLIANT CLASSICSです。

他のレーベルの録音を再リリースしたり、もちろん独自の新録音も多くリリースしてますが、特徴はなんといっても激安価格。そして、ハイドンについては安かろう悪かろうということはなく、むしろ、安いのに良い録音が目白押しです。

Baryton.jpg
HMV ONLINEicon / amazon / TOWER RECORDS

なんといっても最近の目玉はバリトントリオをはじめとするバリトン曲集21枚組。
おそらくハイドンの膨大なバリトントリオが全曲録音されるとは誰も思わなかったでしょう。これまでもバリトントリオは様々なレーベルから数枚リリースされていましたが、断片まで含めての完璧な録音。そして演奏も極上。文句なしにおすすめ盤です。一枚一枚に室内楽の悦びが溢れています。

ScottishSongsSet.jpg
HMV ONLINEicon / amazon / TOWER RECORDS

そしてスコットランド歌曲全集。こちらも今まで録音が一部しかなかったスコットランド歌曲の全集。わたしは分売もので集めましたが全曲そろったものがリリースされてます。こちらも素朴な民謡をベースとしたハイドンの歌曲が存分に楽しめます。Vol.1の一枚目をかけた瞬間しびれました。18枚すべて濃いです。

Oort.jpg
HMV ONLINEicon / amazon / TOWER RECORDS

それからピアノ小品集。ピアノソナタ以外の小品などの5枚組。こちらもあまり録音のない曲までふくめてきちんと録音されており、演奏もフォルテピアノの古雅な響きを楽しめます。

これらの他にも先日紹介したアダム・フィッシャーの交響曲全集など、資料的価値の高い、きちんとしたプロダクツとして仕上がってます。このようなすばらしいCDが昔では考えられない価格で手に入ります。
これからもBRILLIANT CLASSICSからは目が離せません!

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tag : バリトン三重奏曲 スコットランド歌曲 ピアノ小品 おすすめ盤

私はなぜハイドンにはまったのか?-3

新鮮でした。モーツァルトにちょっとあきた耳に疾風怒濤期のハイドンの交響曲集は。
天真爛漫の限りを尽くしたモーツァルトの初期の交響曲に対して、何かほの暗い響きの中に明確な構成を感じさせる簡潔なのに複雑でもあるメロディ。ラメンタチオーネ、受難、悲しみ、告別、そして火事、マーキュリー、マリアテレジア。

いきなり、すっかりはまりました(笑)

ピノックの交響曲集がでる度に手に入れ、そして、大山脈のようなドラティの全集へ。
当時DECCAの輸入盤がCD4枚組がだいたい6400円くらいで店頭に並んでおり、1巻づつわくわくしながら買い集めました。ピノックの颯爽たる演奏とはうって変わって、古老の楷書の達筆のようなドラティの全集は、全く異なる魅力を放ってました。
そして、ウィーンコンツェルトハウスの四重奏曲集やリヒテルのピアノソナタ、カラヤンの天地創造などハイドンの様々な魅力を知るにつれ、ようやくジュピターレコードの奥さんが言われていたハイドンの魅力がわかった気がしました。

もとより、気に入るとのめり込む性格ゆえ、以降ハイドンの膨大な作品の膨大な演奏を少しずつ集め続けています。
モーツァルトでは一度明らかに飽きたんですが、ハイドンは不思議と飽きることなく、聴き続けてます。

おそらくモーツァルトに比べて作品の幅が広く、時代やジャンルにより曲調も変化があるのが一因じゃないかと思ってますが、一番大きいのは、素朴かつ暖かみ、人間味あふれ、几帳面かつ努力家であったであろうハイドンの本質的な魅力が、私にとってはモーツァルト以上に価値があると思えるからなんじゃないかと思ってます。

私がハイドンにはまるきっかけをいただいたジュピターレコードのご主人と奥さんはどうされているのやら。もう30年もまえのことでもあり、当時確か定年近い年齢でお店を開かれたようなお話だったゆえ、お元気だったとしてもかなりのお年だと思います。
どうか、お元気でいらっしゃいますように。

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tag : カラヤン ジュピターレコード

私はなぜハイドンにはまったのか?-2

(昨日のつづき)
実はジュピターレコードでハイドンのレコードを買ったのは数枚で、それも今思うとずいぶん特殊なものだったので、奥さんが言われたハイドンの面白さを自ら実感することはありませんでした。
大学に入って代々木を離れた以降も、時折ジュピターレコードに通い、バイト代やら奨学金やらでモーツァルトなどを中心にずいぶんLPを集めました。しかし、その後時代は徐々にCD時代に突入。ジュピターレコードもLPの衰退とともにお店をたたまれる決断をされるなど、大きな変化の時代となりました。

会社に勤めるようになってからは、当時のクラシックの殿堂であった今は亡き六本木WAVEがジュピターレコードに代わるお気に入りの立寄りスポットに。当時はモーツァルトの盤のみあつめたモーツァルトコーナーやすぐ隣に現代音楽のコーナーがあり新たな刺激をうけるように。モーツァルト没後200年の1991年頃までには、モーツァルトのほとんどの曲のCDを手に入れ、まさにモーツァルト漬けの状態。特に以前数枚のLPでその素晴らしさを知ったホグウッドのモーツァルト交響曲全集や、ガーディナーとビルソンのピアノ協奏曲全集で、モーツァルトの初期の曲の面白さにめくるめく喜びを感じて聴きまくってました。何たる響きの変化!

しかし、その頃あまりにモーツァルトに偏って聴いていたためか、当然のごとく、反動で次第に飽きるようになってしまい興味も次第に薄れてしまいました。

そんな状態のなか、ふとした弾みで買ったアルヒーフのピノックのハイドンの疾風怒濤期の交響曲集の1枚が、その後ハイドンにのめり込む決定的なインパクトをもたらしました。(まだつづく)

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tag : モーツァルト ジュピターレコード

私はなぜハイドンにはまったのか?

禅問答のような、来訪者の素朴な疑問のようなこの質問にこのBlogの著者として答えておくべきなんでしょう。質問への正直な答えを、時代をさかのぼりながらたどってみましょう。

親の影響もあり、クラシック音楽への興味は小学生の頃からありました。家には普通の家庭にしては十分立派なオーディオセットと多数のLPがあり、見よう見まねでレコードを聴いたりしていました。

自分自身で一番最初に買ったLPはカラヤンのブルックナー4番の国内盤LPでした。
高校受験の帰りの開放感から、当時の小遣いからすると大枚はたいた感満点の買い物です。針を落とした瞬間の驚きは今でも忘れません。スピーカーの遥か奥からベルリンフィルの透明な弦のさざ波とホルンの旋律がきこえた瞬間、FMでエアチェックしたコンビチュニーの同曲との解釈の違いに腰を抜かしたものでした。
すぐに感化され、当時メジャーだった、カラヤンとかベームとかメータやらのLPを少しずつ買い集めて楽しんでいました。

そんなこんなで少しづつベートーベンやら、マーラーやらいろいろLPを買い集めるなか、大学受験で浪人し、代々木の予備校に1年間通うことになりました。
代々木に毎日通ううち、当時代々木駅のすぐ近くビルの3階にあった、クラシック輸入盤の専門店「ジュピターレコード」を知り、予備校帰りによく寄り道するようになりました。それほど広くない店内でしたが、今まで見たこともない輸入盤の数々に目のくらむ想いでした。ほどなく店内のビクターSX-3から流れるモーツァルトの調べに魅せられるようになり、モーツァルトに感心を持つようになりました。
小さなレコード店の良さで、ジュピターレコードのご主人がお客さんに「これはいい」とか、「これも聴いてみてください」というように気さくに話してくれるので、このお店でいろいろ教えてもらいました。ショルティの魔笛のドイテコムの夜の女王のアリアや、オワゾリールからリリースされ始めたのホグウッドの初期交響曲集の新鮮な響きなど、すばらしい演奏を教えていただきました。店内ではハイドンの曲も時折流れており、奥さんがハイドンはとてもいいと言われていたのが、何かとても気になっていました。(つづく)

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tag : カラヤン オーディオ ジュピターレコード

プロフィール

Daisy


Author:Daisy

なぜかハイドン(Franz Joseph Haydn)が特に気に入り膨大な録音をコツコツ集めてレビューしております。好きなものはお酒全般(ワイン、日本酒、モルトなど)、美味しいものを食べること、料理、鄙びた温泉めぐり、歌舞伎見物、スポーツクラブで泳ぐこと(美味しいお酒を呑むため!)などなど。東京在住のごく普通のサラリーマンです。

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英語カンツォネッタ集ピアノ協奏曲XVIII:4ピアノ協奏曲XVIII:3ピアノ協奏曲XVIII:11ピアノ協奏曲XVIII:1弦楽四重奏曲Op.20ラメンタチオーネ古楽器アレルヤ交響曲3番交響曲79番交響曲88番チェロ協奏曲1番オックスフォード驚愕交響曲27番交響曲58番交響曲19番アンダンテと変奏曲XVII:6ベートーヴェンショスタコーヴィチ紀尾井ホールストラヴィンスキーラヴェルドビュッシーピアノ三重奏曲ミューザ川崎LP協奏交響曲オーボエ協奏曲日の出ヴァイオリンとヴィオラのためのソナタピアノソナタXVI:40ピアノソナタXVI:49ピアノソナタXVI:32ピアノソナタXVI:50ピアノソナタXVI:29ピアノソナタXVI:20ピアノソナタXVI:38サントリーホールスタバト・マーテルピアノソナタXVI:39ピアノソナタXVI:46ピアノソナタXVI:48ピアノソナタXVI:37ブルックナーマーラー十字架上のキリストの最後の七つの言葉ヒストリカル交響曲90番告別交響曲97番交響曲18番奇跡交響曲99番ひばり弦楽四重奏曲Op.64フルート三重奏曲悲しみ交響曲102番交響曲86番モーツァルトヴァイオリン協奏曲哲学者小オルガンミサミサブレヴィスニコライミサ交響曲95番交響曲93番交響曲78番時計軍隊ピアノソナタXVI:23王妃ピアノソナタXVI:52武満徹SACDライヴ録音チェロ協奏曲交響曲81番交響曲80番交響曲全集マリア・テレジア交響曲21番豚の去勢にゃ8人がかりクラヴィコード無人島騎士オルランドBlu-ray東京オペラシティ交響曲10番交響曲9番交響曲12番交響曲11番太鼓連打ロンドン交響曲4番交響曲2番交響曲15番交響曲37番交響曲1番弦楽四重奏曲Op.54ピアノソナタXVI:42ピアノソナタXVI:25ピアノソナタXVI:2ピアノソナタXVI:14ピアノソナタXVI:8ピアノソナタXVI:12ピアノソナタXVI:3ピアノソナタXVI:4ピアノソナタXVI:1ピアノソナタXVI:5天地創造ディヴェルティメント東京芸術劇場リヒャルト・シュトラウス交響曲98番ピアノソナタXVI:35ピアノソナタXVI:7ピアノソナタXVI:36ライヒャロッシーニドニぜッティピアノソナタXVI:34弦楽三重奏曲皇帝シェーンベルク東京文化会館フルート協奏曲ホルン協奏曲弦楽四重奏曲Op.2弦楽四重奏曲Op.9弦楽四重奏曲Op.17剃刀弦楽四重奏曲Op.77弦楽四重奏曲Op.103ピアノソナタXVI:26ピアノソナタXVI:31ファンタジアXVII:4バードモンテヴェルディパレストリーナアレグリタリスすみだトリフォニーホールピアノソナタXVI:6美人奏者四季交響曲70番迂闊者アコーディオンピアノ協奏曲XVIII:7バリトン三重奏曲スコットランド歌曲ヴェルナーガスマンシューベルト交響曲67番ピアノソナタXVI:24交響曲35番交響曲51番交響曲46番DVD交響曲47番テレジアミサピアノソナタXVI:21ピアノソナタXVI:28アリエッタと12の変奏XVII:3ラ・ロクスラーヌ帝国ハイドンのセレナード弦楽四重奏曲Op.76ピアノソナタXVI:51五度ラルゴピアノソナタXVI:44ラウドン将軍弦楽四重奏曲Op.33弦楽四重奏曲Op.1弦楽四重奏曲Op.74騎士交響曲17番ピアノソナタXVI:27シベリウス時の移ろい交響曲42番ベルリンフィルホルン信号弦楽四重奏曲Op.55交響曲87番トランペット協奏曲ピアノソナタXVI:10リュートピアノ五重奏曲ピアノとヴァイオリンのための協奏曲XVIII:6チェチーリアミサ東京国際フォーラムラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン雌鶏交響曲39番冗談ナクソスのアリアンナピアノ協奏曲XVIII:9ピアノ協奏曲XVIII:5ヴァイオリンソナタバッハ交響曲52番ピアノ協奏曲XVIII:2ロンドン・トリオカノンドイツ国歌オフェトリウムモテット弦楽四重奏曲Op.50よみうり大手町ホールパッヘルベルアダージョXVII:9受難交響曲84番パリセットベルクブーレーズ主題と6つの変奏弦楽四重奏曲Op.71オペラアリアピアノソナタXVI:41スクエアピアノ交響曲57番交響曲68番リラ・オルガニザータ協奏曲リーム交響曲50番交響曲89番偽作CD-Rトビアの帰還ホルン三重奏曲薬剤師オルガン協奏曲交響曲38番火事リベラ・メピアノ協奏曲XVIII:10交響曲34番交響曲77番温泉フルートソナタドイツ舞曲誕生日校長先生ピアノソナタXVI:11ピアノ小品音楽時計曲ピアノソナタXVI:47bisカートリッジ雅楽プロコフィエフヘンデルサン=サーンス交響曲36番リストオーディオバリトン二重奏曲交響曲75番交響曲66番交響曲91番長岡鉄男歌舞伎おすすめ盤ピアノソナタXVI:47第九読売日響オペラ歌舞伎座スケルツァンド弦楽四重奏曲op.33ザルツブルク音楽祭変奏曲XVII:7ピアノソナタXVI:22オペラ序曲天地創造ミサジャズネルソンミサ弦楽四重奏曲Op.42交響曲76番ピアノソナタXVI:43古楽器風東急文化村ノットゥルノヴェーベルン哲学者の魂、またはオルフェオとエウリディーチェライヴ府中の森芸術劇場裏切られた誠実バリトン五重奏曲ハイドン入門者向け歌曲ピアノソナタXVI:G1ウィーンフィル月の世界交響曲72番建築ファリャ交響曲56番マリアテレジア2つのホルンのための協奏曲展覧会ピアノソナタXVI:19弦楽四重奏曲全集シャンゼリゼ劇場皇帝讃歌交響曲24番大オルガンミサ新橋演舞場交響曲5番テ・デウムサルヴェ・レジーナカッサシオン室内楽曲ピアノソナタXVI:45ベトナム料理国立新美術館高音質CD交響曲28番交響曲13番交響曲108番交響曲107番交響曲62番変わらぬまことジプシー・ロンドチェンバロ四重奏曲スカルラッティカンタータ声楽曲戦時のミサ珍盤ザロモンセットN響ハルモニーミサミサ曲全集NHKホールハインリッヒミサピアノソナタ全集ジュピターレコードマーキュリー管弦楽曲室内楽変奏曲XVII:5交響曲54番交響曲41番ギターピアノソナタXVI:33府中ピアノソナタXVI:30カラヤンスウェーリンク書籍交響曲65番交響曲71番アプラウスピアノソナタXVI:13魂の歌仙台ヤナーチェク現代音楽狩りピアノソナタ

ハイドン所有盤リスト
Joseph Haydn Discography at H. R. A.
所有盤をジャンル別にリスト化しています。基本的に録音年順とし、録音年不明のものは末尾に記載。演奏者名はジャケットなどの表記に合わせています。

2017年7月のデータ(2017年7月31日)
登録曲数:1,361曲 登録演奏数:10,291
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