Haydn Disk of the Month - September 2017

ここにきてようやく東京も朝晩過ごしやすい気候になってきましたね。暑く雨のすくない夏から台風がいくつか駆け抜け、ようやく秋らしい気候に。音楽を楽しむには絶好の季節です。

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写真は9月初旬にワインの仕入れに勝沼にいった時のもの。膝を骨折して4ヶ月ほど7月に退院した母親の体力も徐々に回復してきたので、退院後初の遠出ということで、行き慣れた勝沼を選んだ次第。幸い天気に恵まれぬけるような青空をたのしむことができました。写っている葡萄は、勝沼のシャトーメルシャンのカフェの中庭に植えられた甲州。

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シャトーメルシャンのカフェはリーズナブルでのんびりできるのでお気に入り。車椅子の母親連れだとすぐ脇の障害者用の駐車場に車を停められ、葡萄棚の下で爽やかな風を楽しみながらランチを楽しむことができます。車椅子での生活は自宅とデイサービスの往復ばかりですので、たまには遠出して脳に刺激をあたえねばなりませんね。



さて、本題の今月のベスト盤ですが、今月はこちらを選びました。

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2017/09/21 : ハイドン–ピアノソナタ : ジュリア・クロードのピアノソナタ全集第4巻(ハイドン)

ハイドン研究の大家、ロビンス・ランドンが推すピアニストとしてこれまで3巻のソナタ集をリリースしていたジュリア・クロードですが、最後にリリースされたソナタ集から約20年の時間をおいてリリースされた第4巻。リリース自体は2009年でしたが、その存在を知ったのはつい最近で、もちろんすぐに取り寄せて聴いたところ、これが圧倒的な素晴らしさ。初期のソナタが宝石のように光り輝く一方、後期のソナタには円熟味を感じさせる見事な手腕。これはハイドンのピアノソナタ好きな方にはぜひ聴いていただきたい名盤です。



そして、今月の高評価盤というか今月レビューした一覧。それぞれの記事を読んでいただければおわかりのとおり、どのアルバムを選んでもおかしくない名盤揃いです。

2017/09/30 : ハイドン–弦楽四重奏曲 : ボロディン四重奏団のひばり(ハイドン)
2017/09/24 : ハイドン–弦楽四重奏曲 : パルカニ四重奏団のOp.54(ハイドン)
2017/09/16 : ハイドン–ピアノソナタ : アンドレ・ワッツ デビュー25周年記念ライヴ(ハイドン)
2017/09/13 : ハイドン–ピアノソナタ : シルヴィア・マーロウのハープシコードソナタ集(ハイドン)
2017/09/10 : ハイドン–室内楽曲 : ロンドン・ウィンド・ソロイスツのディヴェルティメント集(ハイドン)
2017/09/03 : ハイドン–室内楽曲 : トン・コープマンのクラヴィーア四重奏曲集(ハイドン)

9月に取り上げたアルバムを改めて並べてみると、文字どおり室内楽の秋でしたね。交響曲や協奏曲、宗教曲もいいのですが、やはりピアノソナタや弦楽四重奏曲など、少ない音符で構成された音楽こそハイドンの美しい美しいメロディーや構成の面白さが鮮明に味わえるもの。気候も良くなりこうした音楽に身をまかせて楽しむには絶好の季節な訳です。さて、10月は何を聴きましょうか、、、



2017年9月のデータ(2017年9月30日)
登録曲数:1,361曲(前月比±0曲) 登録演奏数:10,437(前月比+75演奏)

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Haydn Disk of the Month - August 2017

学生時代には8月末を迎えるとちょっと悲しい気分になったものです。夏休みが終わり、また学校に通う日々に戻るあの感触。社会人になっても、しばらくの間はそんな気持ちが続いていましたが、しばらくすると生活のテンポも変わり、特別な感慨もなくなってきました。最近では9月に入ると通勤の電車に学生が戻り、通勤時間帯が混む度合いが増すなんていうことが季節の風物詩にもなりますね。

なんてブツブツ言っている間に8月も月末を迎えることとなりました。

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写真は先日当家の玄関の門扉の上にいたカマキリの子供。発見してちょっとつつくと、いきなり戦闘モード(笑) お腹を反らして、こちらを「カーーッ」と叫びながら威嚇しています(笑) 昔は庭にカマキリなど沢山いたのですが、最近は見る機会も減ってきました。子供の頃は縁側に座っていると、トカゲやらカタツムリやらカマキリやら色々いて、子供心で色々探究したものですが、最近はトカゲを見る機会もかなり減ってしまいましたね。

今月は、新企画【ハイドン音盤倉庫特選】として、ザロモンセット各曲の名盤を選定しました。この記事を書くために久しぶりに聴き直したアルバムも多数あり、1記事を書くために多くの演奏を聴き直しました。これは夏休みの宿題的にかなりの時間がかかったため、なかなか普段は取り組めません。今後も折を見て続けて行くつもりですが、なかなか普段はできるものではありません。ということで、日常の企画に戻り、月末にはその月にレビューした中からベスト盤を選ぶいつものやつに行くことにいたします(笑)



さて、今月のベスト盤はこちら。

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2017/08/27 : ハイドン–弦楽四重奏曲 : オルランド四重奏団のOp.54(ハイドン)

いやいや、今月は悩みました。ぺヌティエの素晴らしいピアノソナタ集にグラーフのフルートソナタ集、そしてこのオルランド四重奏団の弦楽四重奏曲と、どれを選んでもおかしくない状況ですが、結局このオルランドにいたします。このところのベスト盤を振り返ると、先月はマルシュナー=コッホ四重奏団、その前月はスミソン弦楽四重奏団、さらにその前はコダーイ四重奏団とこれで4ヶ月連続弦楽四重奏曲を選んでいることになりますが、これもハイドンの最高傑作が並ぶ弦楽四重奏というジャンルの面白さがあるからに他なりません。オルランドの演奏は、その弦楽四重奏曲の正攻法による最上の演奏として燦然と輝くもの。LPですが録音も素晴らしく弦楽四重奏を愛する全ての人に聴いていただきたいものです。



今月レビューした中で、評価が高かったアルバムは下記の通り。

2017/08/12 : ハイドン–室内楽曲 : 絶品! グラーフ/スタルク/デーラーによるフルート三重奏曲集(ハイドン)
2017/08/09 : ハイドン–協奏曲 : ハインツ・ホリガーのオーボエ協奏曲(伝ハイドン)
2017/08/06 : ハイドン–ピアノソナタ : ジャン=クロード・ぺヌティエのピアノソナタ集旧録音(ハイドン)
2017/08/04 : ハイドン–室内楽曲 : ドイツ弦楽三重奏団のソナタ集(ハイドン)

こちらが枯れてきたからか、室内楽のアルバムに妙に親しみを感じるようになってきましたね。先月、LPから抜け出すようなことを書きましたが、抜け出せずにおります。さて、9月はどうなることやら(笑)



2017年8月のデータ(2017年8月31日)
登録曲数:1,361曲(前月比±0曲) 登録演奏数:10,362(前月比+81演奏)

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Haydn Disk of the Month - July 2017

すでに七月も終わろうとしています。先月、梅雨にもかかわらず尾瀬や奥日光に旅した時は幸い雨も降らず好天に恵まれました。その後関東ではさしてまとまった雨も降らずに茹だるような暑い日々が続き、空梅雨気味に梅雨明けを迎えました。そんなこんななうちに今度は九州や秋田で集中豪雨による大災害に見舞われるなど、落ち着かない日々が続いていますね。

うちでは4月に膝の骨折で入院していた母親が先週ようやく退院に漕ぎ着け、また家族3人の生活に戻りました。入院中は見舞いが大変でしたが、退院すると今度は介護があり気が休まらない日々に戻りました。私は日中仕事に出ておりますが、一日家にいる嫁さんは特に大変です。入院前には使っていなかったデイサービスやショートステイなどを適度に利用しながらなんとかやっていこうと思っております。

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さて、東京は七月がお盆。父が亡くなってから月命日には毎月墓参りに行くなどお寺が身近な存在となり、お盆にはお坊さんが来てくれるので、迎え火や送り火を焚いたりしています。これも我が家の季節の節目になりつつあります。

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そして、七月といえば毎年楽しみにしているサクランボ。今年も毎年お願いしている山形はかみのやま温泉のマルホ観光果樹園から紅秀峰が届きました! 昨年よりちょっと遅めの収穫時期でしょうか。いつもながらこれは絶品。夏の楽しみの一つですね。



さて、毎月その月にレビューしたアルバムの中からベスト盤を選ぶ月末恒例の企画。今月は久しぶりに16記事も書きましたが、なぜかコンサートに4回も出かけたので、レビューは10件。それでも例月よりは多かったですね。これは意図してというよりも良い演奏に出会う頻度が高かったからに他なりません。特にLPのレビューが7件あり、そのいずれもが素晴らしい演奏だったことが大きいですね。ということで、今月のベスト盤はこちら!

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2017/07/31 : ハイドン–弦楽四重奏曲 : マルシュナー=コッホ四重奏団のひばり、皇帝(ハイドン)

前記事で取り上げたばかりのアルバム。偶然手に入れたアルバムから瑞々しい音楽が溢れ出て来ます。1960年代のドイツのクァルテットの絶妙な演奏。LPならでは素晴らしい録音によって眼前で演奏しているような迫真のリアリティが味わえます。詳しくはリンク先をごらんください。

そのほかのアルバムも非常に良い演奏ばかり。

2017/07/25 : ハイドン–協奏曲 : ローズ・マリー・ツァルトナーのピアノ協奏曲、ピアノソナタ(ハイドン)
2017/07/22 : ハイドン–ピアノソナタ : アレクサンドル・スロボジャニクのXVI:48(ハイドン)
2017/07/19 : ハイドン–交響曲 : 【新着】飯森範親/日本センチュリー響の交響曲集第2巻(ハイドン)
2017/07/13 : ハイドン–協奏曲 : ダヴィド・ゲリンガス/北ドイツ放送響のチェロ協奏曲2番(ハイドン)
2017/07/10 : ハイドン–室内楽曲 : ザロモン弦楽四重奏団らの室内楽版ロンドン、軍隊(ハイドン)
2017/07/08 : ハイドン–交響曲 : ドラティ/ロンドン響の軍隊、時計(ハイドン)
2017/07/07 : ハイドン–協奏曲 : エーリッヒ・ペンツェル/コレギウム・アウレウムのホルン協奏曲(ハイドン)
2017/07/06 : ハイドン–弦楽四重奏曲 : 【新着】キアロスクーロ四重奏団のOp.20後半(ハイドン)
2017/07/03 : ハイドン–弦楽四重奏曲 : フランチスカス四重奏団のOp.2のNo3(ハイドン)

できればCDからも選びたかったんですが、キアロスクーロはOp.20の前半を以前選んでいますのでちょっと重複感があり、フランチスカスも演奏は良いものの、ハイドンが主役のアルバムではありません。飯森範親のハイドンマラソンの2巻は聴きどころの時計がちょと弱いということで選びきれませんでした。
それ以外のLPの方は正直絶品揃い。実に可憐なローズ・マリー・ツァルトナーのピアノ、スロボジャニクの霊気を帯びた迫力、若きゲリンガスの自在な弓さばき、ザロモン四重奏団の雅な響き、ドラティの全集前の覇気溢れる録音、そしてエーリッヒ・ペンツェルのあまりに見事なホルンさばき! あえてマルシュナー=コッホ四重奏団を選んだのは演奏の良さで一歩抜けていたのに加えて、それまで名盤として知られていたかどうかも影響しています。おそらくリストアップしたアルバムの中での知名度は今ひとつなのではないでしょうか。こうしたアルバムこそ当ブログがその価値を世に問うべきとの判断でした。

このところLPの素晴らしさに打たれ続けておりますので、新譜のフォローもおろそかになりがちでした。8月はちょっと意識して新譜を取り上げなければなりませんね。



2017年7月のデータ(2017年7月31日)
登録曲数:1,361曲(前月比±0曲) 登録演奏数:10,291(前月比+51演奏)

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Haydn Disk of the Month - June 2017

1日遅れになってしまいましたが、月末恒例の記事を。

いつものことながら季節の変わりは早く、6月もあっという間に終わってしまいました。今年は仕事のお休みを早めに取れたので、梅雨時ではありますが、お休みをとって尾瀬と奥日光でハイキングを楽しんできた件は記事にさせていただきました。幸いお天気に恵まれて、高原の爽やかな空気を吸って英気を養って参りました。心なしか体にも良かったようで、なんとなく旅行以降、体調は良いように感じます。

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写真は自宅の梅の木から収穫した今年の梅。自宅の梅の木は私が生まれる前に植えたとのことなので樹齢は55年以上。樹の高さは2階の軒を超える高さなので梅としては大木なんですが、そろそろ樹勢も落ちてきています。一昨年は30キロ以上の収穫があったのですが、昨年はなんと収穫ゼロ。色々本などを読んで剪定などをした結果、今年は無事実が生りました。ただ、収穫するのがちょっと遅かっため、半分くらい落ちちゃいました。それでも綺麗な実が収穫できたので良しとしました。さて、来年また収穫することができるでしょうか。



さて、本題に戻って6月にレビューしたアルバムのベスト盤を選びます。今月は4件のみのレビューですが、4件ベスト盤としたいくらい全て超絶名演。ただそういうわけにもいかず、、、

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2017/06/13 : ハイドン–弦楽四重奏曲 : スミソン弦楽四重奏団のOp.77/103(ハイドン)

選んだのはこちら。スミソン弦楽四重奏団のロプコヴィッツ四重奏曲集。もちろんOp.9の方も前記事で書いた通り、未曾有の名演奏。しかも選曲のキレを考慮するとマニア好みはOp.9の方を取りますが、多くの人に聴いていただくべき、そしてスミソン四重奏団の代表盤はどちらかと聞かれればこちらをオススメするのがよかろうということで選びました。このアルバム、現代楽器、古楽器を問わずにこの3曲のベスト盤としていいでしょう。ヴァイオリンのヤープ・シュレーダーのあまりに見事な弓さばきは鳥肌ものです。未聴の方は是非入手してみてください。Op.9の方は弦楽四重奏を聴き込んだ方にこそ聴いていただきたいアルバムですので、こちらもオススメです。

2017/06/30 : ハイドン–弦楽四重奏曲 : スミソン弦楽四重奏団のOp.9、Op.17(ハイドン)
2017/06/26 : ハイドン–弦楽四重奏曲 : ザロモン弦楽四重奏団の剃刀、ひばり(ハイドン)
2017/06/12 : ハイドン–ピアノソナタ : 【新着】フランチェスコ・コルティのソナタ集(ハイドン)

ザロモン弦楽四重奏団のLPも素晴らしいものでした。後年hyperionに録音したシリーズよりも覇気のある演奏で、私はこのクァルテットのベスト盤だと思います。そしてフランチェスコ・コルティのハープシコードによるソナタ集も若き奏者の冴え冴えとしたタッチの魅力で聴かせる名演奏。こちらも素晴らしい演奏でした。

ということで高原で養った英気を記事執筆に振り分け、7月も名盤探求の巡礼を続けようと思います。



2017年6月のデータ(2017年6月30日)
登録曲数:1,361曲(前月比±0曲) 登録演奏数:10,240(前月比+71演奏)

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Haydn Disk of the Month - May 2017

5月末日の31日はハイドンの命日なんですね。ハイドンが亡くなったのが1809年5月31日ですので、今年は208回目の命日ということになります。いつもの月ですと月末日にはその月のベスト盤を選ぶ記事を書いてアップしているのですが、このところ色々ドタバタとしているのに加え、ちょうど31日に会社の飲み会が設定されていたりして、アップするのが翌日になってしまった次第。本日は仕事を切り上げいそいそと帰って記事をまとめようとしていたところ、嫁さんから、「まとめちゃん、まだ書いてないわね」と突っ込まれました。嫁さんは月末のこの記事を勝手に「まとめちゃん」と名付けていました(苦笑)

気を取り直して、いつものように季節を感じる写真を一枚。

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この花は職場の近くの川沿いに咲いていた花。調べたところニオイバンマツリ(匂蕃茉莉)というそう。白と紫の花が混ざって咲く姿がなかなか可憐で美しいですね。南米原産で花は最初紫色で、だんだん白くなっていくそう。街中で見かけたと思って花屋の店頭を確認すると鉢植えも出回っているので、結構ポピュラーな花のようですね。東京でも街路樹や庭木の花が季節によって色々咲くのを楽しむことができます。そろそろ南天の花の蕾が膨らみ始め、ヤマボウシも手裏剣のような花を咲かせる季節になりました。そうこうするうちに暑い夏になっていくんですね。



さて、このところレビューする記事数も少ない中、今月もベスト盤はしっかり選びます。今月選んだのは、定番中の定番ですが、最近聴き直して、その素晴らしさに改めて驚いた一枚です。

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2017/05/17 : ハイドン–弦楽四重奏曲 : コダーイ四重奏団のOp.9(ハイドン)

ハイドンといえば弦楽四重奏曲というほど、魅力に溢れたジャンルですが、その弦楽四重奏曲の全集をリリースしている、ご存知NAXOSの看板アーティストであるコダーイ四重奏団によるOp.9の前半3曲を収めた1枚。しなやかで味わい深い演奏が特徴のコダーイ四重奏団の演奏ですが、このアルバムはその中でも絶品の1枚。聴き直してあまりの素晴らしさに圧倒されました。演奏の隅々まで心地よい緊張感に包まれ、伸び伸びとした美音とボウイングの面白さを堪能できる演奏。そしてOp.9というハイドンの弦楽四重奏曲の中では今ひとつ目立たぬ曲の面白さを再認識させてくれる素晴らしい演奏です。全集をお持ちの方も多いと思いますが、この全集の中でも指折りの名演と言っていいでしょう。お持ちの方は是非聴き直してみてください。きっと幸せな気持ちにさせてくれます。



そして、5月の高評価盤は下記の通り。

2017/05/30 : ハイドン–室内楽曲 : アンサンブル・オブ・ザ・クラシック・エラのピアノ三重奏曲など(ハイドン)
2017/05/23 : ハイドン–協奏曲 : ニキタ・マガロフのピアノ協奏曲XVIII:11(ハイドン)
2017/05/12 : ハイドン–ピアノソナタ : フランツペーター・ゲーベルスのソナタ集(ハイドン)
2017/05/05 : ハイドン–交響曲 : ハンス・スワロフスキーの交響曲集(ハイドン)

4月は新着アルバムの割り合いが多かったんですが、その反動か(笑)、5月は古い録音ばかり取り上げる事となりました。記事にした通り、どれもいぶし銀の名演と言っていい演奏でした。

最後にニュースを一つ。いつもコメントをいただくだまてらさんから先日予告があった通り、最新号のステレオサウンドに、だまてらさんの友人であるカワサキヤさんこと岡崎哲也さんが書かれた連載記事が掲載されています。ステレオサウンドの最新号である203号の発売日は6月2日とありましたが、本日本屋さんを覗いてみると、何と1日前にも関わらず最新号がすでに積んであるではありませんか! もちろん手に入れて早速見てみると、連載記事である「レコード芸術を聴く悦楽」のタイトルは、何と「ハイドンを聴く」。ハイドンの録音が取り上げられるとは聞いていましたが、まさにど真ん中の直球ストレートがミットにビシッと収まるドストレート。バックハウスの「アンダンテと変奏曲」に始まり、ザンデルリンクの「めんどり」、そしてスメタナとボロディンによる「ひばり」と名盤の名解説がずらり。たっぷり8ページ分の解説は読み応えも十分。確認してみると、ボロディン四重奏団のひばりは手元にないため、これは手に入れなければなりませんね。日本ではイマイチメジャーになりきれないハイドンですが、最近読んだ記事の中では間違いなく一番読み応えのある素晴らしい記事です。皆さんも是非ご一読を!



さて、東京もこのところ蒸し暑い日が続き、季節は夏が近づいています。夏になっても未聴盤探しの巡礼は続きます。6月はどんな名演奏に出会えるでしょうか。



2017年5月のデータ(2017年5月31日)
登録曲数:1,361曲(前月比±0曲) 登録演奏数:10,169(前月比+56演奏)

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Haydn Disk of the Month - April 2017

はや4月も終わり、新緑がまぶしい季節になりました。毎年ゴールデンウィークを迎える頃には、欅などの街路樹の葉が茂り始め、新緑がまぶしい季節になります。ゴールデンウィークが過ぎるとあっという間に鬱蒼とした濃い緑に変わってしまいますので新緑を楽しめるのも一瞬です。

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写真はうちの庭の片隅に咲く白雪芥子。特に植えたものではないのですが、見回すと周りにも数株あり、なんとなく雰囲気のある花が楽しめます。この時期はエビネや浦島草なども咲くのですが、白雪芥子は庭に咲くのははじめてでしょう。



さて、毎月恒例のその月にレビューしたアルバムからベスト盤を選ぶ月末恒例の企画。今月はビシッと1枚に絞りました。

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2017/04/09 : ハイドン–協奏曲 : 【新着】ヴィヴィアヌ・シャッソのアコーディオンによるピアノ協奏曲集(ハイドン)

ヴィヴィアヌ・シャッソのアコーディオンによるハイドンのピアノ協奏曲集。アコーディオンという楽器の機能性、音楽性がこれほどのものだったのかと認識を一新させられた驚愕の演奏。音色はオルガンと近いものの、音量、音色のコントロールの幅は驚くほど。そして何より鮮烈な反応の良さにさらに驚かされます。ハイドンの時代には考えられないアレンジですが、これをハイドンが聴いたらさぞかし驚くことでしょう。未聴の方は騙されたと思って一聴をお勧めします。

そのほか、今月高評価だったアルバムは下記の通り。

2017/04/29 : ハイドン–オラトリオ : 【新着】カロリーネ・フィッシャーのピアノソナタXVI:39(ハイドン)
2017/04/18 : ハイドン–交響曲 : 【新着】イル・ジャルディーノ・アルモニコの交響曲全集第4巻(ハイドン)
2017/04/12 : ハイドン–オラトリオ : 【新着】絶品! ミヒャエル・シェーンハイトの天地創造ライヴ(ハイドン)
2017/04/05 : ハイドン–室内楽曲 : 【新着】フィンランド・バリトン三重奏団のバリトントリオ(ハイドン)

相変わらず仕事でドタバタとしながらも母親が骨折して入院していて、なかなか記事数を伸ばすことはできませんでしたが、いつも通り厳選したアルバムを取り上げていますので、皆素晴らしい演奏ばかりで、それぞれお勧めできるものばかりです。気づいてみると全て新着アルバムでしたね。この間、LPなどもいろいろ仕入れていますので、5月は少し古い録音なども織り交ぜていきたいと思います。

ゴールデンウィークは渋滞しますので、近場で遊ぶ計画です。皆様も良いお休みをお過ごしください!



2017年4月のデータ(2017年4月30日)
登録曲数:1,361曲(前月比±0曲) 登録演奏数:10.113(前月比+66演奏)

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Haydn Disk of the Month - March 2017

我が家では庭にある梅の木の開花が春の知らせ。2月から早咲きの梅が何種か咲き始め、3月に入ると遅咲きの豊後や楊貴妃が満開になります。そして木瓜の花が開くと桜のシーズンになるという具合。木瓜の蕾が開く3月末頃には足元にひっそりとハナニラが白い花をつけます。梅や桜もいいものですが、このハナニラの花がなんとも可憐で美しい。iPhoneのカメラで写真を撮ろうとすると、わずかな風に花がゆられてなかなかピタッととまらないのですが、しばらく頃合いを見計らって息を止めてパチリ。この花を楽しむのが毎年の小さな喜びです。年を追うごとに趣味が老けてきております(笑)

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さて、3月にレビューしたアルバムからその月のベスト盤を選ぶ月末恒例の企画。今月は2組選定しました。まずはこちら。

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2017/03/03 : ハイドン–協奏曲 : ファイ/シュリアバッハ室内管のピアノ協奏曲集(ハイドン)

今月は、待ちに待ったトーマス・ファイのハイドンの交響曲全集の第23巻がリリースされました。ファイが倒れる直前の録音と、ファイなきハイデルベルク響が全集の継続のために収録した新たな録音を合わせた2枚組のアルバム。もちろんこのアルバムもレビューした通り、新たな録音が期待以上に素晴らしかったんですが、選んだのはそのアルバムではありません。おそらくファイがhänssler CLASSICSに録音したハイドンのアルバムでは最も古い録音である、ゲリット・ツィッターバルトのピアノによるピアノ協奏曲のアルバム。ファイのハイドンは交響曲のイメージが強いんですが、このピアノ協奏曲集が原点といってもいいでしょう。私もこのアルバムの存在に気づいたのはつい最近。聴いてみるとツィッターバルトのピアノもキレキレ、ファイのコントロールもキレキレで、あまりの切れ味にビックリ。ファイの才能がアルバムから噴き出してくるような快演でした。このキレ味がもう録音でしか聴くことができないと思うと、残念でなりませんね。この素晴らしい録音を当ブログが世に問うべきであるとの判断での選定です。皆さんもファイとツィッターバルトの火花散る演奏をぜひ体験していただきたいですね。

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2017/03/30 : ハイドン–声楽曲 : 【新着】スーザン・ハミルトンのスコットランド歌曲集(ハイドン)

そしてもう一組は、前記事で取り上げたスーザン・ハミルトンのスコットランド歌曲集。ハイドンとフランチェスコ・ジェミニアーニの曲を組み合わせた見事な企画と、以前のANDaNTEを彷彿とさせる豪華な装丁によるブックレットが魅力的なプロダクション。もちろん聴きどころは、スコットランド出身のスーザン・ハミルトンの天使の歌声のような透き通るソプラノ。伴奏を担当するレア・フルーツ・カウンシルも古楽器による深い陰影を加えてハミルトンのソプラノが引き立ちまくり。これほど癒しに満ちた歌唱が聴けるアルバムはなかなかありません。こちらも歌曲のアルバムとしては絶対のオススメ盤。聴いているとスコットランドの風の音が聞こえてきそうになります。どうしてもシングルモルトに手が伸びてしまいますね。



この他、今月の高評価盤はこちら。

2017/03/28 : ハイドン–室内楽曲 : ドイツ・バロックゾリステンによるディヴェルティメント「誕生日」(ハイドン)
2017/03/20 : ハイドン–ピアノソナタ : カール・ゼーマンのピアノソナタ(ハイドン)
2017/03/12 : ハイドン–交響曲 : ニコラス・クレーマー/BBCフィルの哲学者、ラメンタチオーネなど(ハイドン)
2017/03/10 : ハイドン–ピアノソナタ : ベリーナ・コスタディノヴァによるピアノソナタXVI:24(ハイドン)
2017/03/06 : ハイドン–交響曲 : 【新着】ハイデルベルク交響楽団の35番、46番、51番(ハイドン)
2017/03/05 : ハイドン–交響曲 : 【新着】トーマス・ファイの交響曲全集第23巻(ハイドン)

どのアルバムも素晴らしいんですが、なかでもニコラス・クレーマーの哲学者は雑誌の付録としておくのはもったいない名演奏。日本ではあまり知られていない人ですが、この演奏を聴く限り、かなりのコントロール力のある人です。ぜひハイドンの録音を残してほしいですね。

東京はここ数日肌寒い日が続き、開きかけた桜の花も足止めをくらっている状況です。年度末のドタバタも少しおちつきましたので、4月もいいアルバムを聴いて、いいレビューができるよう精進いたします。



2017年3月のデータ(2017年3月31日)
登録曲数:1,361曲(前月比±0曲) 登録演奏数:10,047(前月比+59演奏)

(追伸)ついに登録演奏数が10,000を超えました。ハイドンのコレクションが全体の過半を超え、収納場所問題が深刻化しつつあります

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Haydn Disk of the Month - February 2017

なんだかこのところ、暖かくなったかと思えば、寒くなり、季節の変わり目とはいえ落ち着かない日々ですね。そうこうするうちに、ここ数日東京でも花粉が飛び始めたようで、目の周りがかゆいかゆい。今年も憂鬱な季節が到来しました。

先月は母親をつれて伊豆の爪木崎まで出かけ、水仙を見たり、温泉に入ったりしたんですが、その後母親をふくむ家人がインフルエンザにかかったり、母親も部屋でころんだからか脚をいためたりしたので、ちょっと歩くのも不自由になってしまいました。休みの日にもどこにも出かけることなくしばらく療養に専念しておりました。あんまり引きこもっていると体力が落ちてきますので、先週末、怪我も回復してきたので久しぶりに勝沼までドライブにでかけ、のんびりしてきました。もちろん私は今月も仕事にあけくれへとへと。私のストレス発散は当ブログの執筆と美味しいワイン探し。ということで、久々にワイナリーを訪ねていろいろ仕入れてきました。

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写真は勝沼のシャトー・メルシャンのカフェ。ここは前回車椅子で入りやすいことがわかったので再訪。ランチプレートを頼むとお安くワインの試飲ができる仕組み。もちろんドライバーの私はノンアルコールのロゼ・フリー(涙)

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そしてこちらは、シャトー・メルシャンから車ですこし行ったところの勝沼ワイナリーマーケット。店主が書いた勝沼のワインを紹介する本を手に入れたことから知ったお店。勝沼の代表的なワイナリーはほとんど行っていますが、それでも知らないワインがいろいろあって選び甲斐があります。品揃えは素晴らしいですね。もちろんみたこともないワインを数本仕入れて帰りました。ワインが好きな方には観光地的なぶどうの丘よりもいいかもしれません。

母親も久々の遠出でしたが、徐々に体力も回復しつつありまんざらでもなかったようでした。



さて、本題の今月レビューしたアルバムからベスト盤を選ぶ、月末恒例の企画です。

2月は久々に本記事を入れると15記事も書くことができました。月に15記事も書くのはほぼ1年半ぶり。特段時間に余裕ができたというわけではなく、いいアルバムに多く巡り合ったからというのが正直なところ。日頃一番時間がかかるのがどのアルバムを取り上げるか選ぶところ。これというアルバムが決まれば、それなりにスイスイいくのですが、これぞと思うに至らないアルバムばかりがつづくことも珍しくありません。今月は素晴らしいアルバムが多かったということで、あえて絞らず、3組を選びました!



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2017/02/08 : ハイドン–ピアノソナタ : 【新着】マルクス・ベッカーのピアノソナタ集(ハイドン)

まずは新譜から、マルクス・ベッカーのピアノソナタ集。ピアノソナタはこれまでにも名演奏をいろいろ取り上げてきましたが、そんな中でも、ベッカーの演奏はハイドンのソナタの変化と機知を実に巧みなタッチで浮かび上がらせる超一級の演奏。あまりの面白さにグイグイ引きこまれます。全く未知の人でしたが、その実力は素晴らしいものがあります。ピアノが好きな方は必聴の名盤です。

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2017/02/16 : ハイドン–管弦楽曲 : ハンス・シュタトルマイア/ミュンヘン室内管の十字架上のキリストの最後の七つの言葉(ハイドン)

つづいて、ハンス・シュタトルマイアとミュンヘン室内管による「十字架上のキリストの最後の七つの言葉」。この曲も名曲ゆえ、名演盤がいろいろありますが、このシュタットルマイア盤もそのいずれにも劣らぬ素晴らしい演奏。爽やかさ、深さ、気高さが高度にバランスした入魂の演奏。入手はなかなか難しいかとは思いますが、この演奏の素晴らしさは当ブログが推さずに誰が推しましょう。絶品です。

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2017/02/25 : ハイドン–ピアノソナタ : テレーズ・デュソーのピアノソナタ集(ハイドン)

最後は、美貌のピアニスト、テレーズ・デュソーのピアノソナタ集。デュソーも未知の人でしたが、これほどまでに気品に満ちた演奏は今まで聴いたことがありません。たかがピアノですが、この楽器の表現力の奥行きを思い知らされた感じです。現代ではこうした演奏はもう聴かれなくなってしまったのでしょうか。こちらもLP故、入手は容易ではないでしょうが、良いもは良いということで選出です。機会があれば是非聴いていただきたい名盤です。



この3組を選ぶのも一苦労したほど、今月はいい演奏が目白押し。どのアルバムも素晴らしい演奏が脳裏に蘇ります。

2017/02/27 : ハイドン–協奏曲 : エリザベス・ウォルフィッシュのヴァイオリン協奏曲など(ハイドン)
2017/02/26 : ハイドン–オラトリオ : ジョン・ネルソン/オランダ放送室内フィルの「天地創造」(ハイドン)
2017/02/20 : ハイドン–交響曲 : レイモン・レッパード/イギリス室内管の哲学者、47番(ハイドン)
2017/02/18 : ハイドン–ピアノソナタ : ニキタ・マガロフのピアノソナタXVI:48(ハイドン)
2017/02/12 : ハイドン–声楽曲 : ミシェル・コルボのテレジアミサ(ハイドン)
2017/02/06 : ハイドン–室内楽曲 : エステルハージ・バリトン・トリオのバリトン三重奏曲集(ハイドン)
2017/02/04 : ハイドン–ピアノソナタ : ギルバート・カリッシュのピアノソナタ集(ハイドン)
2017/02/03 : ハイドン–ピアノソナタ : フレデリク・マインダースのピアノソナタXVI:49(ハイドン)

3月もいいアルバムに出会えますように。


2017年2月のデータ(2017年2月28日)
登録曲数:1,361曲(前月比±0曲) 登録演奏数:9,988(前月比+90演奏)

(追伸)
sifareさん、旅するドイツ語の情報ありがとうございました! 前回のアイゼンシュタットにつづきハイドンの特集も非常に面白かったです。私はアイゼンシュタットは行ったことがないので、エステルハージ宮殿の映像などは貴重でした。あと、アイゼンシュタットはワインの名産地でもあるのですね。ワイン、探してみます!

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Haydn Disk of the Month - January 2017

はい、もう月末です(笑)

今年はお正月気分も早々になくなり、なんだか仕事やら何やらでバタバタしているうちに月末になってしまいました。大寒波が押し寄せたと思うと随分と暖かい日になったりして、天気予報の精度が上がるとともに心情的な季節感が薄まっていくように感じるのは私だけでしょうか。

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このところ毎年のように1月には伊豆は下田の爪木崎の水仙を見にいくことにしています。今年はちょっと早めでしたが、1月9日の成人の日に、いつも通り嫁さんと母親の3人連れで一路下田へ。駐車場から降りるとあたりには水仙の香りが満ちていました。今年は風が強かったのか花が皆倒れ気味でしたが、やはり岬一面に咲き誇る水仙はいいですね。

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そして、下田に来ると立ち寄る、蓮台寺温泉の千人風呂が有名な金谷旅館。入り口の横の水槽に泳ぐ、この旅館の主のような鯉ですが、まだ健在でした。顔つきは鯉と見えなくはないんですが、姿は金魚。しかも非常にでかくて、近寄るとこちらを睨むような迫力は変わらず。この鯉に会うと幸運になるような、、、気がするだけです(笑)



さて、今月は手に入れたアルバムはLPを中心にかなりあるのですが、記事にした件数は6件と筆が進みませんでした。やはり、それなりにいい演奏でないとなかなか筆が進まないのが正直なところ。ということで、今月も厳選したアルバムを取り上げましたが、ベスト盤は、ハイドンへのこだわりを買って、こちらにしました!



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2017/01/30 : ハイドン–交響曲 : ダグラス・ボストック/ボヘミア室内管の帝国、ラ・ロクスラーヌ(ハイドン)

昨日取り上げたばかりのものですが、ハイドンの交響曲の知る人ぞ知るアルバム。ダグラス・ボストックによるハイドンの中期の交響曲2曲を収めたアルバム。他に同じ奏者でもう一枚リリースされているのですが、それを合わせてもハイドンの交響曲の中でもかなり地味な選曲。このアルバムの2曲ともいくつかのバージョン違いの楽章が収められていますが、真価はそこではなく演奏自体のキレのよさ。現代楽器によるハイドンには色々と名演奏がありますが、そのどれとも似ていない、オケをくっきりと鳴らしたオーソドックスな名演奏。これほどオケが気持ちよく響く演奏は滅多になく、逆に新鮮に感じます。この演奏によって両曲の魅力を再発見したゆえ、表彰にふさわしいと判断した次第。なお、元記事でリンクしてる指揮者本人のウェブサイトに88番の終楽章の映像がありますので、ボストックの鮮やかなコントロールを聴いてみてください。88番の終楽章の面白さのエッセンスが際立つ演奏です。



今月高評価だったものは下記の通り。

2017/01/27 : ハイドン–弦楽四重奏曲 : プラハ四重奏団の「皇帝」、「セレナード」(ハイドン)
2017/01/23 : ハイドン–ピアノソナタ : ルドガー・レミーのブロードウッドピアノによるソナタ集(ハイドン)
2017/01/21 : ハイドン–弦楽四重奏曲 : モードゥス四重奏団の五度、皇帝、ラルゴ(ハイドン)
2017/01/14 : ハイドン–オラトリオ : エノッホ・ツー・グッテンベルク/バッハ・コレギウム・ミュンヘンの「四季」(ハイドン)
2017/01/06 : ハイドン–交響曲 : ヒュー・ウルフ/セント・ポール室内管の交響曲1番(ハイドン)

皆それぞれ素晴らしい演奏なんですが、最後までボストックとどちらにするか迷ったのはルドガー・レミーのピアノソナタ集。ブロードウッドピアノというハイドンの時代のピアノで弾いたソナタ集ですが、フォルテピアノよりも力感の表現に優れた楽器で聴く晩年の3つのソナタは、楽器の進歩が曲に影響を与えいることがよくわかる演奏で、こちらも新たな発見がありました。特にXVI:50は神がかった名演です。それからヒュー・ウルフの交響曲1番も、オケのキレの良さで聴かせる名盤。また、エノッホ・ツー・グッテンベルクの四季もハイドンの曲の素朴な魅力溢れるライブ。今月はハイドンの曲自体の良さを生かした演奏に恵まれたということでしょう。

ちなみに、もう少し記事数を増やしたいとは思っているのですが、これぞというアルバムに出会わないと、なかなか筆が進まず、悩むところです。2月もいい演奏に出会えますように。ただ、花粉が飛ぶ季節なんですよね〜(涙)



2017年1月のデータ(2017年1月31日)
登録曲数:1,361曲(前月比±0曲) 登録演奏数:9,898(前月比+82演奏)

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Haydn Disk of the Month - December 2016

いやいや、気づいてみたらもう月末、、、と12回いい続けた結果、もう年末です(笑)。

私の唱える年齢相対性理論では、人は過去の記憶は一定の容量しか脳に保持できないため、年齢を重ねると過去が圧縮され、10歳の人の直近1年に比べて50歳の人の1年はおよそ5分の1の容量に圧縮の上記憶され、かくして思い起こすと5倍速の映像を見ているように感じられてしまうわけです。
こうして年々時が経つのが加速していく中、神経をを研ぎ澄まして200年以上前に作曲されたハイドンの音楽に聴き入ると、純粋に音楽の素晴らしさ、人間の創造力の偉大さにゆったりと包まれて、過ぎ行く時の流れを忘れられるんですね。

さて、現実世界は容赦なくもう年末。今年は東京は暖かい日も多かったので、このところの寒さで急激に季節が変わっていくように感じます。

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写真は東京大森の有人宅の庭先の柿の木になっていた柿から作った干し柿。半分干された状態でいただいてきて、うちでもしばらくつるしておいて出来上がり。口に含むと素朴な甘みが実に美味い。干し柿は田舎のものと思いがちですが、東京でも出来るんですね。




さて、肝心の今月のベスト盤ですが、今月は本当に名盤揃い。できれば6枚としたいところですが、そうも行きませんので2枚に絞りました。最初はバルトーク四重奏団とギレリスを選ぶつもりだったんですが、これは皆さん良さをご存知でしたので、敢えて当ブログが選ぶ価値があるものということで、下記の2点としました。

まずはこちら。

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2016/12/08 : ハイドン–ピアノソナタ : 【新着】ジョン・オコーナーのピアノソナタ集(ハイドン)

ピアノで有名なSTEINWAY & SONSレーベルが放つハイドンのピアノソナタ集。アイルランドのベテランピアニスト、ジョン・オコーナーがスタインウェイから極上の響きを紡ぎ出す名演奏。オーソドックスながら癒しに満ちた心地よい響きに溢れ、達観した耳には1/fゆらぎを感じるとのこと(笑) ハイドンのソナタは美しいメロディーとリズムの変化、巧みな構成に、意表を突くアイデアの宝庫。こうしたハイドンの音楽を最も自然に楽しめる素晴らしい演奏と言っていいでしょう。ピアノソナタの入門盤としても最適です。

もう1点はこちら。

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2016/12/27 : ハイドン–弦楽四重奏曲 : ベレヌス四重奏団の「五度」(ハイドン)

こちらは女性4名のクァルテットのデビュー盤。デビュー盤とは信じがたい堂々とした、しかも躍動感溢れる演奏。力感は女性の演奏とは思いがたいエネルギーを感じ、デュナーミクのコントロールは女性ならではのしなやかさを感じる非凡なもの。只者ではありませんね。2曲目のバルトークの4番がこれまたキレキレで覇気あふれる演奏。ハイドンとバルトークという挑戦的なアルバム構成も見事。アルバムから漂う妖気通りの素晴らしい演奏でした。クァルテット好きな方は必聴です!



今月のその他の高評価盤は下記の通り。

2016/12/22 : ハイドン–弦楽四重奏曲 : 絶品! バルトーク四重奏団のひばり、皇帝、日の出(ハイドン)
2016/12/18 : ハイドン–協奏曲 : 【新着】クレメンス・ハーゲン/1B1室内管のチェロ協奏曲(ハイドン)
2016/12/16 : ハイドン–ピアノソナタ : 【新着】ベルント・グレムザーのピアノソナタ集(ハイドン)
2016/12/10 : ハイドン–協奏曲 : エミール・ギレリスのピアノ協奏曲Hob.XVIII:11(ハイドン)
2016/12/06 : ハイドン–交響曲 : アントニオ・デ・アルメイダ/ハイドン協会管による交響曲集(ハイドン)

バルトークもギレリスも他の奏者には真似のできない孤高の領域の演奏。未聴の方はぜひ聴いてみてください。クレメンスハーゲンはチェロのみならず、ノルウェーの田舎町とは思えないオケの素晴らしさが印象的でした。いずれも素晴らしい演奏で、忙しい師走に至福のひとときを過ごさせてもらいました。

さて、年末ということで、今度は今年のベスト盤を選びます。記事は夜に!



2016年12月のデータ(2016年12月31日)
登録曲数:1,361曲(前月比±0曲) 登録演奏数:9,816(前月比+54演奏)

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Author:Daisy

なぜかハイドン(Franz Joseph Haydn)が特に気に入り膨大な録音をコツコツ集めてレビューしております。好きなものはお酒全般(ワイン、日本酒、モルトなど)、美味しいものを食べること、料理、鄙びた温泉めぐり、歌舞伎見物、スポーツクラブで泳ぐこと(美味しいお酒を呑むため!)などなど。東京在住のごく普通のサラリーマンです。

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登録曲数:1,361曲 登録演奏数:10,291
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