Haydn Disk of the Month - March 2017

我が家では庭にある梅の木の開花が春の知らせ。2月から早咲きの梅が何種か咲き始め、3月に入ると遅咲きの豊後や楊貴妃が満開になります。そして木瓜の花が開くと桜のシーズンになるという具合。木瓜の蕾が開く3月末頃には足元にひっそりとハナニラが白い花をつけます。梅や桜もいいものですが、このハナニラの花がなんとも可憐で美しい。iPhoneのカメラで写真を撮ろうとすると、わずかな風に花がゆられてなかなかピタッととまらないのですが、しばらく頃合いを見計らって息を止めてパチリ。この花を楽しむのが毎年の小さな喜びです。年を追うごとに趣味が老けてきております(笑)

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さて、3月にレビューしたアルバムからその月のベスト盤を選ぶ月末恒例の企画。今月は2組選定しました。まずはこちら。

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2017/03/03 : ハイドン–協奏曲 : ファイ/シュリアバッハ室内管のピアノ協奏曲集(ハイドン)

今月は、待ちに待ったトーマス・ファイのハイドンの交響曲全集の第23巻がリリースされました。ファイが倒れる直前の録音と、ファイなきハイデルベルク響が全集の継続のために収録した新たな録音を合わせた2枚組のアルバム。もちろんこのアルバムもレビューした通り、新たな録音が期待以上に素晴らしかったんですが、選んだのはそのアルバムではありません。おそらくファイがhänssler CLASSICSに録音したハイドンのアルバムでは最も古い録音である、ゲリット・ツィッターバルトのピアノによるピアノ協奏曲のアルバム。ファイのハイドンは交響曲のイメージが強いんですが、このピアノ協奏曲集が原点といってもいいでしょう。私もこのアルバムの存在に気づいたのはつい最近。聴いてみるとツィッターバルトのピアノもキレキレ、ファイのコントロールもキレキレで、あまりの切れ味にビックリ。ファイの才能がアルバムから噴き出してくるような快演でした。このキレ味がもう録音でしか聴くことができないと思うと、残念でなりませんね。この素晴らしい録音を当ブログが世に問うべきであるとの判断での選定です。皆さんもファイとツィッターバルトの火花散る演奏をぜひ体験していただきたいですね。

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2017/03/30 : ハイドン–声楽曲 : 【新着】スーザン・ハミルトンのスコットランド歌曲集(ハイドン)

そしてもう一組は、前記事で取り上げたスーザン・ハミルトンのスコットランド歌曲集。ハイドンとフランチェスコ・ジェミニアーニの曲を組み合わせた見事な企画と、以前のANDaNTEを彷彿とさせる豪華な装丁によるブックレットが魅力的なプロダクション。もちろん聴きどころは、スコットランド出身のスーザン・ハミルトンの天使の歌声のような透き通るソプラノ。伴奏を担当するレア・フルーツ・カウンシルも古楽器による深い陰影を加えてハミルトンのソプラノが引き立ちまくり。これほど癒しに満ちた歌唱が聴けるアルバムはなかなかありません。こちらも歌曲のアルバムとしては絶対のオススメ盤。聴いているとスコットランドの風の音が聞こえてきそうになります。どうしてもシングルモルトに手が伸びてしまいますね。



この他、今月の高評価盤はこちら。

2017/03/28 : ハイドン–室内楽曲 : ドイツ・バロックゾリステンによるディヴェルティメント「誕生日」(ハイドン)
2017/03/20 : ハイドン–ピアノソナタ : カール・ゼーマンのピアノソナタ(ハイドン)
2017/03/12 : ハイドン–交響曲 : ニコラス・クレーマー/BBCフィルの哲学者、ラメンタチオーネなど(ハイドン)
2017/03/10 : ハイドン–ピアノソナタ : ベリーナ・コスタディノヴァによるピアノソナタXVI:24(ハイドン)
2017/03/06 : ハイドン–交響曲 : 【新着】ハイデルベルク交響楽団の35番、46番、51番(ハイドン)
2017/03/05 : ハイドン–交響曲 : 【新着】トーマス・ファイの交響曲全集第23巻(ハイドン)

どのアルバムも素晴らしいんですが、なかでもニコラス・クレーマーの哲学者は雑誌の付録としておくのはもったいない名演奏。日本ではあまり知られていない人ですが、この演奏を聴く限り、かなりのコントロール力のある人です。ぜひハイドンの録音を残してほしいですね。

東京はここ数日肌寒い日が続き、開きかけた桜の花も足止めをくらっている状況です。年度末のドタバタも少しおちつきましたので、4月もいいアルバムを聴いて、いいレビューができるよう精進いたします。



2017年3月のデータ(2017年3月31日)
登録曲数:1,361曲(前月比±0曲) 登録演奏数:10,047(前月比+59演奏)

(追伸)ついに登録演奏数が10,000を超えました。ハイドンのコレクションが全体の過半を超え、収納場所問題が深刻化しつつあります

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Haydn Disk of the Month - February 2017

なんだかこのところ、暖かくなったかと思えば、寒くなり、季節の変わり目とはいえ落ち着かない日々ですね。そうこうするうちに、ここ数日東京でも花粉が飛び始めたようで、目の周りがかゆいかゆい。今年も憂鬱な季節が到来しました。

先月は母親をつれて伊豆の爪木崎まで出かけ、水仙を見たり、温泉に入ったりしたんですが、その後母親をふくむ家人がインフルエンザにかかったり、母親も部屋でころんだからか脚をいためたりしたので、ちょっと歩くのも不自由になってしまいました。休みの日にもどこにも出かけることなくしばらく療養に専念しておりました。あんまり引きこもっていると体力が落ちてきますので、先週末、怪我も回復してきたので久しぶりに勝沼までドライブにでかけ、のんびりしてきました。もちろん私は今月も仕事にあけくれへとへと。私のストレス発散は当ブログの執筆と美味しいワイン探し。ということで、久々にワイナリーを訪ねていろいろ仕入れてきました。

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写真は勝沼のシャトー・メルシャンのカフェ。ここは前回車椅子で入りやすいことがわかったので再訪。ランチプレートを頼むとお安くワインの試飲ができる仕組み。もちろんドライバーの私はノンアルコールのロゼ・フリー(涙)

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そしてこちらは、シャトー・メルシャンから車ですこし行ったところの勝沼ワイナリーマーケット。店主が書いた勝沼のワインを紹介する本を手に入れたことから知ったお店。勝沼の代表的なワイナリーはほとんど行っていますが、それでも知らないワインがいろいろあって選び甲斐があります。品揃えは素晴らしいですね。もちろんみたこともないワインを数本仕入れて帰りました。ワインが好きな方には観光地的なぶどうの丘よりもいいかもしれません。

母親も久々の遠出でしたが、徐々に体力も回復しつつありまんざらでもなかったようでした。



さて、本題の今月レビューしたアルバムからベスト盤を選ぶ、月末恒例の企画です。

2月は久々に本記事を入れると15記事も書くことができました。月に15記事も書くのはほぼ1年半ぶり。特段時間に余裕ができたというわけではなく、いいアルバムに多く巡り合ったからというのが正直なところ。日頃一番時間がかかるのがどのアルバムを取り上げるか選ぶところ。これというアルバムが決まれば、それなりにスイスイいくのですが、これぞと思うに至らないアルバムばかりがつづくことも珍しくありません。今月は素晴らしいアルバムが多かったということで、あえて絞らず、3組を選びました!



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2017/02/08 : ハイドン–ピアノソナタ : 【新着】マルクス・ベッカーのピアノソナタ集(ハイドン)

まずは新譜から、マルクス・ベッカーのピアノソナタ集。ピアノソナタはこれまでにも名演奏をいろいろ取り上げてきましたが、そんな中でも、ベッカーの演奏はハイドンのソナタの変化と機知を実に巧みなタッチで浮かび上がらせる超一級の演奏。あまりの面白さにグイグイ引きこまれます。全く未知の人でしたが、その実力は素晴らしいものがあります。ピアノが好きな方は必聴の名盤です。

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2017/02/16 : ハイドン–管弦楽曲 : ハンス・シュタトルマイア/ミュンヘン室内管の十字架上のキリストの最後の七つの言葉(ハイドン)

つづいて、ハンス・シュタトルマイアとミュンヘン室内管による「十字架上のキリストの最後の七つの言葉」。この曲も名曲ゆえ、名演盤がいろいろありますが、このシュタットルマイア盤もそのいずれにも劣らぬ素晴らしい演奏。爽やかさ、深さ、気高さが高度にバランスした入魂の演奏。入手はなかなか難しいかとは思いますが、この演奏の素晴らしさは当ブログが推さずに誰が推しましょう。絶品です。

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2017/02/25 : ハイドン–ピアノソナタ : テレーズ・デュソーのピアノソナタ集(ハイドン)

最後は、美貌のピアニスト、テレーズ・デュソーのピアノソナタ集。デュソーも未知の人でしたが、これほどまでに気品に満ちた演奏は今まで聴いたことがありません。たかがピアノですが、この楽器の表現力の奥行きを思い知らされた感じです。現代ではこうした演奏はもう聴かれなくなってしまったのでしょうか。こちらもLP故、入手は容易ではないでしょうが、良いもは良いということで選出です。機会があれば是非聴いていただきたい名盤です。



この3組を選ぶのも一苦労したほど、今月はいい演奏が目白押し。どのアルバムも素晴らしい演奏が脳裏に蘇ります。

2017/02/27 : ハイドン–協奏曲 : エリザベス・ウォルフィッシュのヴァイオリン協奏曲など(ハイドン)
2017/02/26 : ハイドン–オラトリオ : ジョン・ネルソン/オランダ放送室内フィルの「天地創造」(ハイドン)
2017/02/20 : ハイドン–交響曲 : レイモン・レッパード/イギリス室内管の哲学者、47番(ハイドン)
2017/02/18 : ハイドン–ピアノソナタ : ニキタ・マガロフのピアノソナタXVI:48(ハイドン)
2017/02/12 : ハイドン–声楽曲 : ミシェル・コルボのテレジアミサ(ハイドン)
2017/02/06 : ハイドン–室内楽曲 : エステルハージ・バリトン・トリオのバリトン三重奏曲集(ハイドン)
2017/02/04 : ハイドン–ピアノソナタ : ギルバート・カリッシュのピアノソナタ集(ハイドン)
2017/02/03 : ハイドン–ピアノソナタ : フレデリク・マインダースのピアノソナタXVI:49(ハイドン)

3月もいいアルバムに出会えますように。


2017年2月のデータ(2017年2月28日)
登録曲数:1,361曲(前月比±0曲) 登録演奏数:9,988(前月比+90演奏)

(追伸)
sifareさん、旅するドイツ語の情報ありがとうございました! 前回のアイゼンシュタットにつづきハイドンの特集も非常に面白かったです。私はアイゼンシュタットは行ったことがないので、エステルハージ宮殿の映像などは貴重でした。あと、アイゼンシュタットはワインの名産地でもあるのですね。ワイン、探してみます!

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Haydn Disk of the Month - January 2017

はい、もう月末です(笑)

今年はお正月気分も早々になくなり、なんだか仕事やら何やらでバタバタしているうちに月末になってしまいました。大寒波が押し寄せたと思うと随分と暖かい日になったりして、天気予報の精度が上がるとともに心情的な季節感が薄まっていくように感じるのは私だけでしょうか。

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このところ毎年のように1月には伊豆は下田の爪木崎の水仙を見にいくことにしています。今年はちょっと早めでしたが、1月9日の成人の日に、いつも通り嫁さんと母親の3人連れで一路下田へ。駐車場から降りるとあたりには水仙の香りが満ちていました。今年は風が強かったのか花が皆倒れ気味でしたが、やはり岬一面に咲き誇る水仙はいいですね。

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そして、下田に来ると立ち寄る、蓮台寺温泉の千人風呂が有名な金谷旅館。入り口の横の水槽に泳ぐ、この旅館の主のような鯉ですが、まだ健在でした。顔つきは鯉と見えなくはないんですが、姿は金魚。しかも非常にでかくて、近寄るとこちらを睨むような迫力は変わらず。この鯉に会うと幸運になるような、、、気がするだけです(笑)



さて、今月は手に入れたアルバムはLPを中心にかなりあるのですが、記事にした件数は6件と筆が進みませんでした。やはり、それなりにいい演奏でないとなかなか筆が進まないのが正直なところ。ということで、今月も厳選したアルバムを取り上げましたが、ベスト盤は、ハイドンへのこだわりを買って、こちらにしました!



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2017/01/30 : ハイドン–交響曲 : ダグラス・ボストック/ボヘミア室内管の帝国、ラ・ロクスラーヌ(ハイドン)

昨日取り上げたばかりのものですが、ハイドンの交響曲の知る人ぞ知るアルバム。ダグラス・ボストックによるハイドンの中期の交響曲2曲を収めたアルバム。他に同じ奏者でもう一枚リリースされているのですが、それを合わせてもハイドンの交響曲の中でもかなり地味な選曲。このアルバムの2曲ともいくつかのバージョン違いの楽章が収められていますが、真価はそこではなく演奏自体のキレのよさ。現代楽器によるハイドンには色々と名演奏がありますが、そのどれとも似ていない、オケをくっきりと鳴らしたオーソドックスな名演奏。これほどオケが気持ちよく響く演奏は滅多になく、逆に新鮮に感じます。この演奏によって両曲の魅力を再発見したゆえ、表彰にふさわしいと判断した次第。なお、元記事でリンクしてる指揮者本人のウェブサイトに88番の終楽章の映像がありますので、ボストックの鮮やかなコントロールを聴いてみてください。88番の終楽章の面白さのエッセンスが際立つ演奏です。



今月高評価だったものは下記の通り。

2017/01/27 : ハイドン–弦楽四重奏曲 : プラハ四重奏団の「皇帝」、「セレナード」(ハイドン)
2017/01/23 : ハイドン–ピアノソナタ : ルドガー・レミーのブロードウッドピアノによるソナタ集(ハイドン)
2017/01/21 : ハイドン–弦楽四重奏曲 : モードゥス四重奏団の五度、皇帝、ラルゴ(ハイドン)
2017/01/14 : ハイドン–オラトリオ : エノッホ・ツー・グッテンベルク/バッハ・コレギウム・ミュンヘンの「四季」(ハイドン)
2017/01/06 : ハイドン–交響曲 : ヒュー・ウルフ/セント・ポール室内管の交響曲1番(ハイドン)

皆それぞれ素晴らしい演奏なんですが、最後までボストックとどちらにするか迷ったのはルドガー・レミーのピアノソナタ集。ブロードウッドピアノというハイドンの時代のピアノで弾いたソナタ集ですが、フォルテピアノよりも力感の表現に優れた楽器で聴く晩年の3つのソナタは、楽器の進歩が曲に影響を与えいることがよくわかる演奏で、こちらも新たな発見がありました。特にXVI:50は神がかった名演です。それからヒュー・ウルフの交響曲1番も、オケのキレの良さで聴かせる名盤。また、エノッホ・ツー・グッテンベルクの四季もハイドンの曲の素朴な魅力溢れるライブ。今月はハイドンの曲自体の良さを生かした演奏に恵まれたということでしょう。

ちなみに、もう少し記事数を増やしたいとは思っているのですが、これぞというアルバムに出会わないと、なかなか筆が進まず、悩むところです。2月もいい演奏に出会えますように。ただ、花粉が飛ぶ季節なんですよね〜(涙)



2017年1月のデータ(2017年1月31日)
登録曲数:1,361曲(前月比±0曲) 登録演奏数:9,898(前月比+82演奏)

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Haydn Disk of the Month - December 2016

いやいや、気づいてみたらもう月末、、、と12回いい続けた結果、もう年末です(笑)。

私の唱える年齢相対性理論では、人は過去の記憶は一定の容量しか脳に保持できないため、年齢を重ねると過去が圧縮され、10歳の人の直近1年に比べて50歳の人の1年はおよそ5分の1の容量に圧縮の上記憶され、かくして思い起こすと5倍速の映像を見ているように感じられてしまうわけです。
こうして年々時が経つのが加速していく中、神経をを研ぎ澄まして200年以上前に作曲されたハイドンの音楽に聴き入ると、純粋に音楽の素晴らしさ、人間の創造力の偉大さにゆったりと包まれて、過ぎ行く時の流れを忘れられるんですね。

さて、現実世界は容赦なくもう年末。今年は東京は暖かい日も多かったので、このところの寒さで急激に季節が変わっていくように感じます。

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写真は東京大森の有人宅の庭先の柿の木になっていた柿から作った干し柿。半分干された状態でいただいてきて、うちでもしばらくつるしておいて出来上がり。口に含むと素朴な甘みが実に美味い。干し柿は田舎のものと思いがちですが、東京でも出来るんですね。




さて、肝心の今月のベスト盤ですが、今月は本当に名盤揃い。できれば6枚としたいところですが、そうも行きませんので2枚に絞りました。最初はバルトーク四重奏団とギレリスを選ぶつもりだったんですが、これは皆さん良さをご存知でしたので、敢えて当ブログが選ぶ価値があるものということで、下記の2点としました。

まずはこちら。

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2016/12/08 : ハイドン–ピアノソナタ : 【新着】ジョン・オコーナーのピアノソナタ集(ハイドン)

ピアノで有名なSTEINWAY & SONSレーベルが放つハイドンのピアノソナタ集。アイルランドのベテランピアニスト、ジョン・オコーナーがスタインウェイから極上の響きを紡ぎ出す名演奏。オーソドックスながら癒しに満ちた心地よい響きに溢れ、達観した耳には1/fゆらぎを感じるとのこと(笑) ハイドンのソナタは美しいメロディーとリズムの変化、巧みな構成に、意表を突くアイデアの宝庫。こうしたハイドンの音楽を最も自然に楽しめる素晴らしい演奏と言っていいでしょう。ピアノソナタの入門盤としても最適です。

もう1点はこちら。

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2016/12/27 : ハイドン–弦楽四重奏曲 : ベレヌス四重奏団の「五度」(ハイドン)

こちらは女性4名のクァルテットのデビュー盤。デビュー盤とは信じがたい堂々とした、しかも躍動感溢れる演奏。力感は女性の演奏とは思いがたいエネルギーを感じ、デュナーミクのコントロールは女性ならではのしなやかさを感じる非凡なもの。只者ではありませんね。2曲目のバルトークの4番がこれまたキレキレで覇気あふれる演奏。ハイドンとバルトークという挑戦的なアルバム構成も見事。アルバムから漂う妖気通りの素晴らしい演奏でした。クァルテット好きな方は必聴です!



今月のその他の高評価盤は下記の通り。

2016/12/22 : ハイドン–弦楽四重奏曲 : 絶品! バルトーク四重奏団のひばり、皇帝、日の出(ハイドン)
2016/12/18 : ハイドン–協奏曲 : 【新着】クレメンス・ハーゲン/1B1室内管のチェロ協奏曲(ハイドン)
2016/12/16 : ハイドン–ピアノソナタ : 【新着】ベルント・グレムザーのピアノソナタ集(ハイドン)
2016/12/10 : ハイドン–協奏曲 : エミール・ギレリスのピアノ協奏曲Hob.XVIII:11(ハイドン)
2016/12/06 : ハイドン–交響曲 : アントニオ・デ・アルメイダ/ハイドン協会管による交響曲集(ハイドン)

バルトークもギレリスも他の奏者には真似のできない孤高の領域の演奏。未聴の方はぜひ聴いてみてください。クレメンスハーゲンはチェロのみならず、ノルウェーの田舎町とは思えないオケの素晴らしさが印象的でした。いずれも素晴らしい演奏で、忙しい師走に至福のひとときを過ごさせてもらいました。

さて、年末ということで、今度は今年のベスト盤を選びます。記事は夜に!



2016年12月のデータ(2016年12月31日)
登録曲数:1,361曲(前月比±0曲) 登録演奏数:9,816(前月比+54演奏)

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Haydn Disk of the Month - November 2016

11月も今日で最後。毎月毎月、あっという間に月末になったと書き続けてきましたが、そうこうするうちに、そろそろ年末です。時が経つのは本当に早いものです(笑)

今年は11月から東京で雪が降るなど、一気に冬が近づいてきた感じ。調べて見ると11月に東京で積雪を観測するのはなんと54年ぶりとのこと。あまり珍しいことという印象は持ちませんでしたが、結構な異常度合いということでしょう。ふと気づきましたが、54年前というのは私の生まれた1962年。異常という印象より、個人的には不思議な巡り合わせという印象ですね。東京は翌日晴れたため、雪かきなどが必要にはならなかったのが幸い。ただ、木の葉が落ちたりして、景色も冬に向かって変わりつつあります。

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写真は庭の櫨(はぜ)の木。毎年この季節になると真っ赤に紅葉して、直後に葉が一気に落ちます。この写真は雪の後のもの。雪で葉がだいぶ落ちてしまいました。去年から結構実がなるようになり、葉が落ちた後に鳥が実をついばみに来るので、庭に鳥のフンがちります。今年は高枝斬りで実だけだいぶ落としました。効果があるのやら、葉が落ちた後に確かめてみたいと思います。



さてさて、いつも通り仕事で忙しくする中、合間を見つけて記事を書いている状態ゆえ、記事数も大したことはありませんが、毎月毎月素晴らしいアルバムには事欠きません。今月は室内楽と新譜にこだわって聴いてきました。ということで月末恒例の11月にレビューしたアルバムからベスト盤セレクトします。今月は絞りきれず2組です!

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2016/11/30 : ハイドン–弦楽四重奏曲 : 【新着】ゴルトムント四重奏団の弦楽四重奏曲集(ハイドン)

今月最後に取り上げたアルバム。コダーイ四重奏団による素晴らしい弦楽四重奏曲全集をリリースしているNAXOSレーベルが新たに弦楽四重奏曲のアルバムをリリースしてきたもの。ゴルトムント四重奏団というドイツの若手クァルテットによる弦楽四重奏曲集。聴いてみるとこれが絶品の出来。全世界に張り巡らしたNAXOSのアンテナが捉えた名クァルテットによる新たなハイドンの弦楽四重奏の決定盤的予感がします。若手らしいアイデアと創意がちりばめられながら、ハイドンらしい古典的な魅力を持った非常にバランスの良い演奏です。未聴の方は是非。

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2016/11/23 : ハイドン–弦楽四重奏曲 : 【新着】キアロスクーロ四重奏団のOp.20(ハイドン)

同じく弦楽四重奏のアルバム。ヴァイオリニストのアリーナ・イブラギモヴァ率いるキアロスクーロ四重奏団による、太陽四重奏曲集の前半3曲をまとめたアルバム。こちらもキレッキレにキレた演奏。ハイドンの弦楽四重奏曲の演奏が新時代を迎えた象徴のような演奏。あまり個性的な演奏は逆効果でハイドンの曲自体を楽しめないケースも多い中、この演奏ではそのような印象は皆無。奏者の器が違いますね。私見ですが、こちらも全集化に執念を燃やすBISレーベルということで、ちょっと全集化が期待できそうな予感。このあとが楽しみです。



その他、今月聴いて高評価だったアルバムは下記の通り。

2016/11/26 : ハイドン–弦楽四重奏曲 : シュトラウス四重奏団の騎士、皇帝(ハイドン)
2016/11/19 : ハイドン–交響曲 : 【新着】飯森範親/日本センチュリー交響楽団の交響曲集第1巻(ハイドン)
2016/11/06 : ハイドン–ピアノソナタ : ツィモン・バルトのピアノソナタ集(ハイドン)
2016/11/02 : ハイドン–ピアノソナタ : イヴォンヌ・ルフェビュールのアンダンテと変奏曲(ハイドン)

いずれも個性的で素晴らしい演奏。飯森さんのハイドンマラソンの企画も是非全集化してほしいものです。こちらも今後が楽しみな企画ゆえ、次のアルバムのリリースを楽しみに待ちましょう。



さて、いよいよ12月に突入。12月は特にテーマを設けずにいきたいと思います。皆様良い年の瀬を!

2016年11月のデータ(2016年11月30日)
登録曲数:1,361曲(前月比±0曲) 登録演奏数:9,762(前月比+73演奏)

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Haydn Disk of the Month - October 2016

室内楽の秋を楽しもうと始まった10月でしたが、結果的にはレビューは4件、そのうち2件は交響曲、室内楽は2件のみで終わってしまいました。それもこれも、仕事が忙しいのは例月通りですが、コンサートに3回出かけ、家族旅行にも出かけたというあまり後先考えずにスケジュールを入れてしまったことに原因があります。自分的には室内楽、特に弦楽四重奏曲やピアノトリオ、ピアノソナタのCDやLPを色々仕入れて楽しんではいましたが、所有版リストへの登録やレビューするのが追いつかず、手元で山になっており、読者に対する責務を果たせていない感が漂っております。そうこうしているうちに秋も深まり、近所の楠の大木の下の柿も熟して季節は流れていく今日このごろ。

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最近は仕事に出かける時間を少しはやめて効率アップを志していますが、逆に家に帰って夕食後、音楽を聴きながらパソコンに向かうと睡魔に襲われ、こっくりこっくり(笑)。ということで記事執筆がなかなか進まないわけです。いやいやこれではいけませんね。といくことで11月はレビュー数にこだわっていきたいと思っております。さて、どうなることやら。



ということで、月末恒例の10月にレビューしたアルバムからベスト盤セレクトします。今月はこれです!!

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2016/10/02 : ハイドン–交響曲 : 【新着】佐渡裕/トーンキュンストラー管の朝、昼、晩(ハイドン)

佐渡裕によるハイドンの初期の名交響曲、朝、昼、晩をライブ収録したアルバム。生粋の佐渡裕ファンから怒られるかもしれませんが、佐渡裕がこれほどまでに素晴らしいハイドンを演奏するとは全く思っていませんでした。記事を書いてから色々調べたところ、佐渡裕は、在りし日の御茶ノ水カザルスホールでもハイドンを振っているほか、かなり以前から得意としていたようです。このアルバムは就任直後のウィーンのトーンキュンストラー管を振ってのライヴで、有名なムジークフェラインでの収録。演奏も素晴らしいのですが、録音も絶品。万人がイメージする黄金のホールでのとろけるようなオーケストラの素晴らしい響きが味わえます。ハイドンの交響曲の入門盤としてもベスト。ハイドンの交響曲の素晴らしさが詰まった名盤です。未聴の方、必聴盤です!



そして今月レビューした残り少ないアルバムですが、もちろん全て絶品です。

2016/10/23 : ハイドン–室内楽曲 : コチアン四重奏団のOp.77、Op.103(ハイドン)
2016/10/12 : ハイドン–弦楽四重奏曲 : ファイン・アーツ四重奏団のOp.64(ハイドン)
2016/10/09 : ハイドン–交響曲 : 【新着】イル・ジャルディーノ・アルモニコの交響曲全集第3巻(ハイドン)

交響曲ではイル・ジャルディーノ・アルモニコによるハイドンの交響曲全集の第3弾がリリースされましたが、これまで3作の中でもベスト。今後が楽しみです。そしてVOXによるLPシリーズの白眉、ファイン・アーツ四重奏団のOp.64も絶品。デカニーとファイン・アーツによる全シリーズのコンプリートを目指して中古盤を集めています。そして、チェコの名クァルテット、コチアン四重奏団によるロプコヴィッツ四重奏曲も絶品。それぞれ玄人好みの素晴らしい演奏です。



11月も室内楽にこだわって取り上げていこうと思いますので宜しくお願いいたします。

2016年10月のデータ(2016年10月31日)
登録曲数:1,361曲(前月比±0曲) 登録演奏数:9,689(前月比+81演奏)

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Haydn Disk of the Month - September 2016

いつものようにあっという間に月末となってしまいました。今年の秋は台風の秋。日本に上陸した台風は数知れず、各地に大雨をもたらし、地震で被害を受けた九州にも容赦なく豪雨が遅い、各地に大きな被害をもたらしました。幸い東京では被害が出た訳ではありませんが、報道では9月としては歴史的に日照時間が少なく、野菜が高騰するなど、日常生活にも影響は出ています。

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写真は、毎年お彼岸に墓参りに立ち寄る世田谷のお寺のイチョウの大木の下に落ちた銀杏。昔は臭いとだけ思ったものですが、今はお彼岸の風物詩として、季節を楽しむ大人の感覚が身につきました(笑)。脳内では香ばしく焼けた銀杏の艶やかな実のイメージも生じて、食欲中枢のスイッチも入りますね。

私の方は、相変わらず仕事でバタバタしており、結果的にはレビューの数は多くありませんでしたが、それでもそれぞれ取り上げたアルバムは珠玉の逸品揃い。ということでいつも通りベスト盤を選ぶことといたします。今月のベスト盤はこちら。



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2016/09/07 : ハイドン–交響曲 : 絶品! ギュンター・ヴィッヒ/南ドイツ室内フィルのパリセット後半(ハイドン)

知る人ぞ知る、ギュンター・ヴィッヒのハイドン。古くはN響に客演してハイドンを振ったコンサートも放送されたことがあるそうなので、ご存知の方もあるかもしれませんね。以前にパリセット前半のアルバムも取り上げており、そちらも絶品の演奏ながら、出だしの「熊」のみ踏み込みが少々足りず損をしていました。こちらの後半3曲は文句なく全曲絶品。オーソドックスなハイドンのパリ交響曲の演奏として広く薦められる素晴らしいアルバムです。聴けば聴くほど味わい深さが染み渡る演奏ですね。残念ながらCDとしては手に入れにくいものですが、Apple Musicなどに登録されていますので楽しむことは可能です。

今月はもう一組。

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2016/09/04 : ハイドン–交響曲 : ユーリ・テミルカーノフ/レニングラードフィル室内管弦楽団の「朝」、「昼」(ハイドン)
こちらは読響にも客演しているユーリ・テミルカーノフの古い録音。メロディアのLP。意外にロシアのハイドンは素晴らしい演奏が多く、このテミルカーノフの演奏もオーソドックスながら、彫りの深い造形が素晴らしい演奏。特に昼の2楽章が絶品。この曲がこれほどまでに美しく鳴り響く演奏を聴いたことがありません。ゆったりとしながらも磨き抜かれた響きがきらめくように折り重なる至福の時間。ハイドンが書いた音楽の真の気高さを思い知らされ、打ちのめされた感じです。こちらも入手は容易ではありませんが、この音楽の頂きからの眺めの素晴らしさはハイドンファンの方にぜひ味わってほしいものです。

他にもパノハ、レスリー・ジョーンズなど素晴らしい演奏ばかりで選ぶのに苦労しました。まさに苦渋の選択。いつものように今月高評価だったアルバムを載せておきましょう。

2016/09/29 : ハイドン–弦楽四重奏曲 : フィルハーモニア・クァルテット・ベルリンの「五度」「皇帝」(ハイドン)
2016/09/20 : ハイドン–交響曲 : レスリー・ジョーンズ/リトル・オーケストラ・オブ・ロンドンのホルン信号、告別など(ハイドン)
2016/09/17 : ハイドン–弦楽四重奏曲 : パノハ四重奏団のOp.55(ハイドン)
2016/09/16 : ハイドン–ピアノソナタ : リリー・クラウスのピアノソナタXVI:52 1963年来日時のNHK録音(ハイドン)

今更ですが、新譜が全く含まれていませんでしたね。どうも最近LPや古い録音の魅力にやられっぱなし。色々と気になるアルバムがリリースされておりますので10月は意識して新譜も取り上げねばなりませんね。



2016年9月のデータ(2016年9月30日)
登録曲数:1,361曲(前月比+3曲) 登録演奏数:9,608(前月比+87演奏)

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Haydn Disk of the Month - August 2016

今年の夏は猛暑に水不足気味だったはずが、終盤は雨と台風に追われ、台風10号が日本列島を駆け抜けたところで、ようやく風に秋の気配が感じられるようになりました。今回の台風が東北地方に太平洋側から上陸するのは観測以来はじめてのことだと聞くと、地球温暖化による気候変動が徐々に進んできているのかと心配になります。

ブログには何度か書きましたが、昔2年ほど仕事で仙台に住んでいたことがあります。その頃は仙台を拠点に、週末の度に東北中の風光明媚な温泉を旅して回った思い出もあり、東京生まれ、東京育ちの私にとっては、東北は心の故郷でもあります。震災の影響がまだまだ残る中、東北の米や野菜、果物に台風の被害が及ばないことを心から祈るばかりです。

IMG_6523.jpg



さて、いつも通り、あっという間に月末となり、当ブログ恒例の、その月にレビューしたアルバムからベスト盤を選ぶ月末恒例の企画。最近、レビューする数も伸び悩む中、最近の私にしては頑張って記事を書いたつもりです。今月のベスト盤はこちら!

EinavYarden.jpg
2016/08/11 : ハイドン–ピアノソナタ : エイナフ・ヤルデンのピアノソナタ集(ハイドン)

まずは、イスラエルの美貌のピアニスト、エイナフ・ヤルデンのピアノソナタ集を取り上げないわけにはまいりません。3月に取り上げたデニス・コジュヒン盤と双璧の出来といえばわかるでしょうか。最近の若手ピアニストはテクニックも感情表現も素晴らしい人が多いですが、なぜかハイドンのソナタのツボを心得た人は多くはありません。エイナフ・ヤルデンの演奏は、ハイドンのソナタの面白さをしっかりと踏まえて、さらりとこなしながらそこここに聴かせどころを配置して、全体の見通しの良さも得られる素晴らしいもの。アムランの演奏にも近いですが、アムランがより冷静、冷徹な印象を残すのに対し、ヤルデンはしなやかさが印象的。聴けば聴くだけ味わい深さがにじみ出る演奏です。今後が楽しみなピアニストです。未聴の方は是非ヤルデンの華やかなピアノの響きをご堪能ください。

今月はもう1枚。

TrioViennarte.jpg
2016/08/07 : ハイドン–室内楽曲 : トリオ・ヴィエナルテのピアノ三重奏曲集(ハイドン)

ピアノトリオについてはこれまで色々なアルバムを取り上げてきましたが、このトリオ・ヴィエナルテの演奏は、オーソドックスなタイプ。が、3人の呼吸の合い方が尋常ではなく、まさにトリオの理想形というレベルに到達している演奏。火花散る演奏という意味ではこれよりスリリングな演奏は色々ありますが、演奏の完成度ということでいうと、このアルバムを超えるものは多くはないでしょう。特にピアノのマリア・ロムのタッチのキレは出色。聴き進んでいくうちにハイドンの音楽にどっぷりと浸ることができます。このアルバムももっと着目されるべき価値があるということでの選定です。



今月のレビューを読んでいただいた方はお分かりの通り、いつもながらですが、どのアルバムも素晴らしい演奏ばかり。今月高評価だったアルバムは下記の通り。

2016/08/30 : ハイドン–弦楽四重奏曲 : デカニー四重奏団のOp.9(ハイドン)
2016/08/26 : ハイドン–室内楽曲 : ムジカ・ドメスティカのフルート三重奏曲集(ハイドン)
2016/08/22 : ハイドン–声楽曲 : カスタリアン・バンドのスコットランド歌曲集(ハイドン)
2016/08/15 : ハイドン–弦楽四重奏曲 : ドロルツ四重奏団の「皇帝」(ハイドン)
2016/08/08 : ハイドン–交響曲 : ジュリーニ/フィルハーモニア管1956年の「驚愕」(ハイドン)
2016/08/03 : ハイドン–ピアノソナタ : アンジェラ・ヒューイットのソナタ集(ハイドン)

最後に聴いたデカニーのOp.9は世界遺産クラスの素晴らしさ。あえて私が推すまえからその価値は知られているのだと思いまいます。そういった意味では、ドロルツの皇帝、ジュリーニの「驚愕」なども同じ扱いです。選ばなかったムジカ・ドメスティカもカスタリアン・バンドもアンジェラ・ヒューイットもハイドンの演奏としては一歩抜けた素晴らしいものでした。

あと、今月は当ブログのディープな読者が集まって初めてオフ会なるものを開催し、同好の士だけの楽しい酒を酌み交わしました。日頃コメント中心のつながりではありますが、ここまでニッチなテーマでブログをやっていると、皆さんも激ニッチな方ばかり。もちろんツーと言えばカーと世の中では全く通じるはずのない話題に全員完全追従(笑) 楽しいひと時でした。今後も開催したいと思いますので、皆さんよろしくまたよろしくお願いいたします。

そういえば、当ブログの読者の間では、相当謎めいた存在である、湖国JHさんが9月に上京されるとの話があるんですが、時間に余裕があれば、、、と無茶振り、、、(笑) 万一時間が取れるようでしたら、、、皆さんどうですか?



2016年8月のデータ(2016年8月31日)
登録曲数:1,358曲(前月比±0曲) 登録演奏数:9,521(前月比+73演奏)

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Haydn Disk of the Month - July 2016

あっという間に月末です(笑)。今月はレビューが少ない上に後半は旅行出かけ、旅行記事の執筆にかまけておりましたゆえ、この企画をどうしようか、ちょっと考えました。レビューしたのはたった4組。ただどのアルバムも見事な出来栄えゆえ選定は成り立つと勝手に判断して企画を実行することといたしました。

IMG_6459.jpg

旅行記事については、書き始めるとなんだかダラダラ書いてしまいますが、家族や知り合いは読んでゲラゲラ笑ったり動静がつたわったりするので、なんだかやけに細くなってしまいます。個人のブログゆえお許しいただきたいと思います。

肝心なレビューの方は最近LPに関する記事が増えています。それもこれも新譜以外のCDの未入手盤に出会う機会が少なくなっていることと、VPIのレコードクリーニングマシーンを手に入れてから、少々コンディションの悪いアルバムでもかなり綺麗に洗浄されて、いいコンディションで聴けるようになるということが大きいですね。また、CD化されていない中にも魅力的な演奏が埋もれているからに他なりません。ここにきてのLPブームもこうしたことに影響されていることと思います。



さて、今月のベスト盤ですが、こちらを選定しました。

TriodeBassetto.jpg
2016/07/11 : ハイドン–室内楽曲 : バセットホルン三重奏によるバリトントリオ(ハイドン)

ハイドンのバリトントリオというかなり特殊な曲を、バリトンではなくバセットホルンなどで演奏した、かなりの変わりダネのアルバム。一歩間違うとゲテモノになってしまいますが、どっこいこのアルバムは聴いていただくとわかりますが、バセットホルンやグラスハープで演奏する必然性を感じる非常に優れた企画。ハイドンのバリトントリオがいかに優れた曲かを楽器を変えて世に問うアルバムといったもの。1曲だけアダージョをグラスハープで演奏していますが、これもモーツァルトのグラスハーモニカのためのアダージョに勝るとも劣らぬ繊細な響きを聴かせます。これはハイドンの室内楽を愛する全ての人に聴いていただきたい名盤です。

他にリンゼイ四重奏団がもっとも油ののった時期のトスト四重奏曲、堅固なジュリアード四重奏団のトスト四重奏曲、そしてカイルベルト渾身の時計に王妃と並びましたが、それぞれ知っている人にとってはすでに評価が確立しているアルバムということで、上記アルバムを優先した次第。それぞれのアルバムのすばらしさは記事をよんでいただけれが伝わるかと思います。

2016/07/09 : ハイドン–交響曲 : ヨーゼフ・カイルベルト/バンベルク響の時計、王妃(ハイドン)
2016/07/03 : ハイドン–弦楽四重奏曲 : リンゼイ四重奏団のOp.54(ハイドン)
2016/07/02 : ハイドン–弦楽四重奏曲 : ジュリアード弦楽四重奏団のOp.54(ハイドン)

さて、来月は夏真っ盛り。仕事も多少余裕がでてくるはずですので、1件でも多くレビューできるよう頑張らせていただきます。皆様もいろいろあろうかと思いますが、楽しい夏をお過ごし下さい。



2016年7月のデータ(2016年7月31日)
登録曲数:1,358曲(前月比±0曲) 登録演奏数:9,448(前月比+37演奏)

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Haydn Disk of the Month - June 2016

このところ仕事やら飲み会つづきで、重要な月末のイベントが1日遅れになってしまいました。昨日も遅くに帰ってパソコンの前に座ってはみるものの、うとうとして記事を書くというには程遠い状態(笑) 個人のブログということで、このマイペースな更新をお許しください。

IMG_6020_20160701220700269.jpg

6月はサクランボのシーズン。贔屓の山形かみのやま温泉のマルホ観光果樹園に今年もサクランボを注文して、先日紅秀峰が届きました。粒ぞろいの贈答品クラスではありませんが、味は一級品。毎年この季節ならではの楽しみです。

2015/08/13 : 旅行・温泉巡り : 【番外】夏の東北温泉紀行(その6)



さて、6月は大した数のアルバムをレビューしたわけではありませんが、今月もしっかりベスト盤にふさわしいアルバムはあるわけです。今月のベストはこちら。

MoraviaQ.jpg
2016/06/12 : ハイドン–弦楽四重奏曲 : モラヴィア四重奏団の「十字架上のキリストの最後の七つの言葉」(ハイドン)

「十字架上のキリストの最後の七つの言葉」は緩徐楽章ばかりで劇的なメロディーに満ちた曲ですが、それだけに演奏の方も力の入った演奏が多いものです。ただこの曲の深淵な魅力を十分に味わうには、逆に淡々と演奏したもののほうが、かえって劇性が増すのが不思議なところ。このチェコのモラヴィア四重奏団の演奏は、まさにじっくりとこの名曲を料理した圧巻の演奏。曲が進むごとにグイグイとこの曲の魅力に引き込まれていく名演奏です。記事にも書いたように、このアルバム、おそらく入手は容易ではなとは思いますが、その素晴らしさにケチがつくものではありません。こうしたアルバムこそ、当ブログがスポットライトを当てるべきとのことで、今月のベスト盤に選定いたしました。見かけられたら、是非入手していただきたいアルバムです。



今月高評価のアルバム(=取り上げたアルバム)は下記のとおり。

2016/06/21 : ハイドン–室内楽曲 : ラ・ガイア・シエンツァによるフルート三重奏曲と室内楽版「驚愕」(ハイドン)
2016/06/16 : ハイドン–交響曲 : オットー・クレンペラーの定番「軍隊」(ハイドン)
2016/06/09 : ハイドン–ピアノソナタ : 【新着】ヴィニシウス・ペレスのリュートによるソナタ(ハイドン)
2016/06/06 : ハイドン–協奏曲 : ロベール・ヴェイロン=ラクロワ/オーリアコンブ/トゥールーズ室内管の協奏曲集(ハイドン)

ラ・ガイア・シエンツァのフルート三重奏曲集もベスト盤に匹敵する出来でしたが、僅差でモラヴィア四重奏団を選んだ次第。またヴィニシウス・ペレスのリュートによるピアノソナも好楽家向けの逸品。そしてLPでその真価を知ったクレンペラーの軍隊など、今月も良い演奏に出会いました。

これから暑い夏に突入ですが、これ以上レビューのテンポが落ちないよう頑張りたいと思います。



2016年6月のデータ(2016年6月30日)
登録曲数:1,358曲(前月比±0曲) 登録演奏数:9,411(前月比+58演奏)

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Daisy


Author:Daisy

なぜかハイドン(Franz Joseph Haydn)が特に気に入り膨大な録音をコツコツ集めてレビューしております。好きなものはお酒全般(ワイン、日本酒、モルトなど)、美味しいものを食べること、料理、鄙びた温泉めぐり、歌舞伎見物、スポーツクラブで泳ぐこと(美味しいお酒を呑むため!)などなど。東京在住のごく普通のサラリーマンです。

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美人奏者ピアノソナタXVI:39四季迂闊者交響曲12番古楽器交響曲70番ライヴ録音天地創造太鼓連打東京芸術劇場マーラーピアノ協奏曲XVIII:4ピアノ協奏曲XVIII:11アコーディオンピアノ協奏曲XVIII:3ピアノ協奏曲XVIII:7SACDバリトン三重奏曲スコットランド歌曲ディヴェルティメントヴェルナーガスマンベートーヴェンシューベルトモーツァルト東京オペラシティLPピアノソナタXVI:38ヒストリカルピアノソナタXVI:31アンダンテと変奏曲XVII:6哲学者ラメンタチオーネ交響曲80番交響曲67番ピアノソナタXVI:24交響曲35番交響曲46番交響曲51番協奏交響曲ヴァイオリン協奏曲DVDピアノソナタXVI:49ピアノソナタXVI:52ファンタジアXVII:4交響曲47番ピアノソナタXVI:48十字架上のキリストの最後の七つの言葉テレジアミサピアノソナタXVI:46ピアノソナタXVI:23ピアノソナタXVI:34ピアノソナタXVI:21ピアノソナタXVI:28ピアノソナタXVI:40ピアノソナタXVI:20アリエッタと12の変奏XVII:3サントリーホール帝国ラ・ロクスラーヌ弦楽四重奏曲Op.76皇帝ハイドンのセレナードピアノソナタXVI:51ピアノソナタXVI:50五度ラルゴ交響曲1番ピアノ三重奏曲ひばり日の出弦楽四重奏曲Op.64チェロ協奏曲ピアノソナタXVI:32ピアノソナタXVI:44ピアノソナタXVI:36ラウドン将軍弦楽四重奏曲Op.33弦楽四重奏曲Op.77弦楽四重奏曲Op.1リヒャルト・シュトラウス軍隊騎士弦楽四重奏曲Op.74弦楽四重奏曲Op.20交響曲17番ピアノソナタXVI:1ピアノソナタXVI:27弦楽四重奏曲Op.103シベリウス武満徹交響曲4番時の移ろい無人島交響曲42番ベルリンフィルホルン信号交響曲19番告別弦楽四重奏曲Op.55弦楽四重奏曲Op.54交響曲86番王妃交響曲87番弦楽四重奏曲Op.9フルート三重奏曲トランペット協奏曲ピアノソナタXVI:26ピアノソナタXVI:25ピアノソナタXVI:29驚愕時計ロンドンピアノソナタXVI:10リュートピアノ五重奏曲ピアノとヴァイオリンのための協奏曲XVIII:6チェチーリアミサ東京国際フォーラムラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン雌鶏交響曲39番冗談ナクソスのアリアンナ英語カンツォネッタ集アレルヤピアノ協奏曲XVIII:5ピアノ協奏曲XVIII:9ヴァイオリンソナタバッハ交響曲52番ホルン協奏曲ピアノ協奏曲XVIII:2交響曲78番交響曲79番交響曲81番交響曲99番ロンドン・トリオブルックナー交響曲88番オックスフォードカノンモテットオフェトリウムドイツ国歌ピアノソナタXVI:37スタバト・マーテルピアノソナタXVI:42弦楽四重奏曲Op.50よみうり大手町ホールクラヴィコードパッヘルベル弦楽四重奏曲Op.17交響曲102番アダージョXVII:9受難ピアノソナタXVI:35交響曲84番パリセットベルクブーレーズピアノソナタXVI:6交響曲全集主題と6つの変奏弦楽四重奏曲Op.71オペラアリアスクエアピアノピアノソナタXVI:41ショスタコーヴィチ交響曲68番交響曲57番リラ・オルガニザータ協奏曲オーボエ協奏曲悲しみリーム交響曲89番交響曲50番CD-R偽作トビアの帰還ホルン三重奏曲薬剤師ヴァイオリンとヴィオラのためのソナタオルガン協奏曲火事交響曲38番リベラ・メピアノ協奏曲XVIII:10奇跡交響曲97番交響曲18番交響曲34番交響曲77番ストラヴィンスキー温泉フルートソナタ交響曲98番ドイツ舞曲誕生日交響曲90番校長先生交響曲93番ピアノソナタXVI:47bis音楽時計曲ピアノソナタXVI:11ピアノ小品カートリッジ雅楽プロコフィエフヘンデルサン=サーンス交響曲36番シェーンベルクリストピアノソナタXVI:14オーディオバリトン二重奏曲交響曲75番交響曲66番交響曲91番長岡鉄男歌舞伎おすすめ盤ピアノソナタXVI:47読売日響第九オペラ歌舞伎座スケルツァンド弦楽四重奏曲op.33ザルツブルク音楽祭ピアノソナタXVI:12変奏曲XVII:7ピアノソナタXVI:22オペラ序曲天地創造ミサジャズネルソンミサ弦楽四重奏曲Op.42交響曲76番ピアノソナタXVI:4ピアノソナタXVI:43古楽器風東急文化村ノットゥルノピアノソナタXVI:2ヴェーベルン哲学者の魂、またはオルフェオとエウリディーチェライヴ府中の森芸術劇場裏切られた誠実マリア・テレジアバリトン五重奏曲ハイドン入門者向け歌曲ピアノソナタXVI:G1ピアノソナタXVI:8ウィーンフィル月の世界交響曲72番建築ファリャマリアテレジア交響曲56番交響曲27番2つのホルンのための協奏曲展覧会ピアノソナタXVI:19弦楽四重奏曲全集シャンゼリゼ劇場8人のへぼ仕立て屋に違いない弦楽四重奏曲Op.2皇帝讃歌交響曲24番大オルガンミサ小オルガンミサ新橋演舞場交響曲5番交響曲10番テ・デウムサルヴェ・レジーナカッサシオン室内楽曲ピアノソナタXVI:45ベトナム料理国立新美術館高音質CD剃刀ドビュッシー交響曲28番交響曲13番交響曲95番交響曲107番変わらぬまこと交響曲108番交響曲62番ジプシー・ロンドチェンバロ四重奏曲交響曲9番交響曲3番交響曲2番スカルラッティカンタータ声楽曲戦時のミサ珍盤ザロモンセットN響ハルモニーミサミサ曲全集NHKホールハインリッヒミサピアノソナタ全集ジュピターレコードマーキュリー管弦楽曲室内楽変奏曲XVII:5交響曲54番交響曲41番ギターピアノソナタXVI:33府中交響曲58番ピアノソナタXVI:30カラヤン弦楽三重奏曲スウェーリンク書籍交響曲65番ニコライミサ交響曲71番アプラウスピアノソナタXVI:13魂の歌仙台ヤナーチェク現代音楽Blu-ray狩りピアノソナタ

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