国立劇場「三千両初春駒曳」

昨日4日は久々の国立劇場での歌舞伎見物。

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国立劇場:初春歌舞伎公演「三千両初春駒曳(さんぜんりょうはるのこまひき)」

この日の演目は辰岡万作という人が書いた「けいせい青陽●(はるのとり)」(●は集偏に鳥)という物語をもとにした通し狂言。原作の初演は寛政6年(1794年)、大阪角座。この作品自体当時は受けたもののその後上演されなくなり、部分的に歌舞伎として残りましたが、それでもその一部の最後の上演も昭和62年とだいぶ前。今回は原作をもとに1から再構成して序幕から大詰まで6幕9場の通し狂言として作り上げたもの。

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毎度こじつけで申し訳ありませんが、1794年といえばハイドンが第2回のロンドン旅行に出かけ、「時計」や「軍隊」を作曲した年であり、同じ空気のもと生まれたものでもあります。

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国立劇場はお正月らしく、華やかな雰囲気が漂っていました。国立劇場での公演はいつもの歌舞伎座とは趣向が異なり、アカデミックな印象のものが多いですね。今回の公演も新たに作り上げるのに相当な苦労が合った事と推察されます。チケットが歌舞伎座よりも安いのもいいですね。

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開演前のロビーではお囃子と獅子舞。皆さん頭を差し出し、ガブリとかまれてました(笑)
今日の席は1階花道裏。花道に役者さんが出るとスポットライトがあたりますが、それがもろにこちらに向いて眩しいいがいはなかなかみやすい席でした。

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序幕の高麗国から始まり、信長の本能寺での死以後の跡取りを巡る数奇な運命を描いた、なかなか凝った筋立ての作品。劇中では織田信長が小田信長、後継者争いをするのが真柴久吉と柴田勝重と微妙に名前を変えていますが、史実を描けない当時の観客には受けたでしょう。高麗のド派手な舞台有、午年の正月に相応しく、馬が物語に何度も登場し、歌舞伎らしいキッチュな演出も多数あり、最後は丸く収める、お正月ならではの舞台です。歌舞伎の舞台としての完成度も高く、これが江戸時代の原作を現代に再構成したものとは思えない、かなりまとまった舞台でした。

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主演は尾上菊五郎で信長の息子ですが、自ら跡取りを放棄して廓通いを決め込むなんとも菊五郎らしい役。菊五郎はやはり堂々とした風格と、かなり通る声で主役に相応しい圧倒的な迫力。柴田勝重と材木屋の田郎助の二役が尾上松緑で、いつもながらのキレのよいハッキリとした台詞ときっぷの良さ。真柴久吉と仲居頭おいちの二役が中村時蔵で、いつもの女形だけでなく、最後の場面で堂々とした男役。時蔵の男役は珍しいのではないでしょうか。

とにかく筋が入りくんており、物語もかなり激しく展開するので、イヤホンガイドは必須でしょう、とイヤホンガイドで言ってました(笑)

菊五郎一座の面目躍如のなかなか良い舞台でした。公演は27日までなので、興味のある方は是非。この機会を逃すとしばらく見る事ができない貴重な舞台でしょう。

国立劇場のパンフレットでは、松竹のものと異なり、各幕の説明書きの上に舞台帳として、舞台セットの原画が載せられていて芝居を思い出すのに非常に便利。これは良いアイデアですね。鑑賞にはこのパンフレットも必須でしょう。それから今回のイヤホンガイドもなかなか丁寧な説明で非常にわかりやすかったです。関係者の皆様のご苦労に感謝。



芝居がはけたあとは国立劇場前で都バスが待ち受けており、今日はバスで新宿まで出ました。もちろんディスクユニオンで初仕入れ(笑) 成果は別記事で!

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【番外】十二月大歌舞伎「仮名手本忠臣蔵」

ちょっと久しぶりの歌舞伎見物。歌舞伎座がリニューアルしてからしばらく通ってましたが、このところしばらく歌舞伎からご無沙汰。今日は大物「仮名手本忠臣蔵」です。

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歌舞伎美人:十二月大歌舞伎 仮名手本忠臣蔵

歴史上の忠臣蔵の吉良邸への討ち入りが元禄十五年(1702年)の12月14日、これは旧暦の日付で、本当は現在の1月であるということですが、奇遇にも今日はその12月14日に当たります。
当時世間を騒がせたこの事件あと、これを題材にした人形浄瑠璃「仮名手本忠臣蔵」が大阪竹本座で寛延元年(1748年)に初演され、これがそのあと歌舞伎に移入され、歌舞伎の人気演目となったそうです。日本人は仇討ちものが好きなので、忠臣蔵は古来人気の演目なのでしょう。

むりやりこじつけると1748年当時、ハイドンは16歳でウィーンのシュテファン寺院の少年合唱団員として活躍していた頃ゆえ、遠く離れてはいたものの同じ時代の空気を共有していたことになりますね。もちろんハイドンの絡みで取りあげた訳ではなく、私が単に歌舞伎好きだからに他なりませんが(笑)

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今月の歌舞伎座は「仮名手本忠臣蔵」を昼の部、夜の部をぶっ通しでやってます。それでも全十一段の構成からはかなりはしょったもの。今日見に来たのは夜の部で、4:30の開演から、五段目、六段目、七段目、そして討ち入りの十一段目と四幕構成。12月の忠臣蔵といいうことで、チケットも売り切れ、歌舞伎座は満席でした。

いつもよりちょっと早めに歌舞伎座についたので、向かいにある岩手県のアンテナショップ、「岩手銀河プラザ」で以前飲んで美味しかったEDEL WINEの「紫波メルロー」やせんべい汁用の南部せんべいなどを買い込みます。ならびには群馬県のアンテナショップもあるのですが、充実振りからいうと岩手の方が上ですね。あまちゃん人気もあり、お客さんでごった返してました。

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前半は五段目、六段目。
五段目は「山崎街道鉄砲渡しの場」「同二つ玉の場」。討ち入りの四十七士の人選への伏線となる劇。染五郎扮する勘平と、獅童扮する悪党斧定九郎らによる運命のいたずらに翻弄される劇。勘平は不意に出会った元同志から仇討ちの計画を知り、過去の失敗を取り戻そうと金を積んで仇討ちに加わりたいとするも、その金を作るために妻が身を売ってまで努力しているのを知らず、偶然にも妻の父を撃ってしまった思う下りまで。

続く六段目は「与市兵衛内勘平腹切の場」。勘平は妻の父を殺して得た金を供したと思い込み、またそれによって立場を失い自害するまでの話。流石に歴史にもまれてきただけあって筋書きの完成度と、静寂の多い集中度の高い舞台に場内は静まりかえり、お客さんも舞台に圧倒されていました。

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歌舞伎の休憩時間のお楽しみ、夕食は歌舞伎座向かいの木挽町辨松で買った懐石弁当(赤)。モチモチした食感が歌舞伎の幕間にいただくのにピッタリなので、お気に入り。

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後半は華やかな七段目「祇園一力茶屋の場」。ここでようやく幸四郎演ずる大星由良之助(大石内蔵助)が登場し、以後は非常に華やかな舞台。敵を欺くには味方からという言葉を地でいくように、大星由良之助が遊郭でまさに遊びに興ずるところからはじまりますが、玉三郎がいいところで絶妙の演技、そして大部屋俳優の中村小山三さんの仲居の役に拍手喝采と楽しめる舞台でした。
最後の十一段目の討ち入りの場は、筋はなく、討ち入りの大騒ぎをスペクタクルに表現した場。舞台転換と大人数による演技の迫力で押し通します。

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討ち入りで筋が締まる気がしますが、逆に討ち入り自体の筋は単調ゆえ、じっくり楽しむのは、討ち入り前の人間模様にあると言う事でしょう。やなり七段目がクライマックスと言うことになります。五段目から七段目までのストーリーは歌舞伎ならでは忠義と私欲、運命に翻弄されるドラマチックな展開。仇討ちという本意のため、それまでに起こる様々な人間模様をじっくりと描いたもの。現代日本は、さっぱりとしたおもてなし文化に象徴される国ですが、昔はちがったんですな。久しぶりの忠臣蔵でしたが、いろいろ考えさせられる舞台でした。

いつもながら、絢爛豪華な舞台が筋にそって様々に展開。長唄三味線などもじっくり楽しめ、我々のようなビギナーにもイヤホンガイドまで用意されていて、役者さん、大道具小道具などの皆様他、関係者の皆様のご尽力に頭が下がります。いつも心から楽しんで帰れます。やはり歌舞伎はいいですね。

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【番外】国立西洋美術館でミケランジェロとル・コルビュジエの真髄に触れる

土曜の東京は雨模様。晴れていれば庭の木の枝きりなどいろいろ計画はあったものの、生憎の雨。ということで上野の国立西洋美術館にて開催されている「ミケランジェロ展」に出かけることに。

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国立西洋美術館:システィーナ礼拝堂500年祭記念 ミケランジェロ展―天才の軌跡

小雨がぱらつく中、上野駅公園口目の前の国立西洋美術館に行ってみると、なんと、ル・コルビュジエ展の看板もかかっているではありませんか。事前にちゃんと調べて行ったわけではないので、ちょっと得した気分です。

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国立西洋美術館常設展:ル・コルビュジエと20世紀美術

ミケランジェロ展は入場者数が15万人を超えたとのことで、混み合うような気がしていたので、天気の悪い日を狙っていました。流石に雨の夕方の上野の西洋美術館は混み合うほどではなく、適度な人ごみ程度。ミケランジェロ展は企画展ということで地下の展示スペース。

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展示はフィレンツェにあるミケランジェロの子孫が受け継ぐ「カーサ・ブオナローティ」の所蔵品が中心。ミケランジェロ15歳の頃の大理石へ浮き彫りを施した「階段の聖母」が目玉の展示のようで、展示の終盤にどんと置かれていました。個人的に感銘を受けたのが素描の数々。空間の中にごく一部が描かれ、闇の中からアルカイックなモデルの表情が浮かび上がるようなデッサン、システィーナ礼拝堂の天上画や正面の天地創造のフレスコ画の元になった生々しい筋骨を描いた独特の素描の数々、そしてそのシスティーナ礼拝堂を最近記録した10分ほどの超鮮明な4K映像など見所は沢山ありました。システィーナ礼拝堂は学生の時と、新婚旅行の時とで2度行っているのですが、学生のときは修復前の鮮明な色彩に蘇る前の姿、そして新婚旅行の時は修復中で足場に囲まれたときだったので、この映像は貴重でした。大きなスクリーンに映された4K映像は流石に迫力が違いました。博物館で流されている映像など通り過ぎることが多いんですが、皆さん圧倒的な映像の迫力に脚を停め、しげしげと見入ってました。終盤にローマやフィレンツェに建つミケランジェロの建築の図面なども展示があり盛りだくさん。絵画、彫刻、建築にいたるミケランジェロの実際の作品はローマやフィレンツェから持ち出せない物ばかりですが、持ち出せるものがかなり来ていたのは企画サイドの努力によるものでしょう。良い展示でした。

けっこうゆっくり見て適度に疲れたんですが、ここまで来てコルビュジエ展を見ない手はありません。続いて常設展も見る事に。企画展のチケットでそのまま入れます。

こちらは、まさにル・コルビュジエの設計した西洋美術館の本館の展示スペースの展示。普段、企画展を見る事が多く、久々に本館の空間を体験。中央の吹き抜けからスロープを上がって2階のメインの展示スペースに至る動線と空間の変化、モデュロールに従っているのか、ときおり狭いスペースや低い天井など、人間の落ち着く空間を配置しているあたり、そしてコルビュジエらしいコンクリートの独特の造形など、やはり世界中に影響を与え、時代を造った人の個性とエネルギーの凄さをあらためて感じました。

展示はコルビュジエの絵画、彫刻作品が中心でしたが、同時代の画家の作品も多数展示があり見応え十分。最初の吹き抜けに置かれた抽象的なのに有機的で、カラフルかつユーモラスな彫刻が置かれ、コルビュジエの造形力の才から見せるあたり、こちらも展示企画の上手さが光ります。この西洋美術館の歴代の展示の中で、もっとも展示された作品と空間がマッチした展示だったことは間違いないでしょう。同時代の画家の作品には親交の深かったレジェなどの作品もありますが、驚いたのはピカソの作品まであったこと。それから有名なロンシャン礼拝堂の模型があったり、チャンディガールの壮大な都市計画のモニュメントの「開いた手」の模型など、こちらも盛りだくさん。見応え十分でした。

国立西洋美術館の常設展示はこれにとどまらず、下記も同時開催。

国立西洋美術館:イタリア版画展―新収作品を中心に(11月17日まで)
国立西洋美術館:ソフィア王妃芸術センター所蔵 内と外―スペイン・アンフォルメル絵画の二つの『顔』(1月5日まで)

なんと、こちらも見てしまいました。両方ともなかなか面白い、最後に本当の常設展示物もあり、今更ながら充実した展示に驚きました。普段企画展を見に行っても常設展はなかなか見ませんので、良い刺激になりました。



この日は有楽町の東京国際フォーラムでインターナショナルオーディオフェアが開催されていて、こちらにも久しぶりに立ち寄ろうかと思っていましたが、西洋美術館のあまりの充実ぶりにフルにつきあったため、時間も体力もなく、こちらはパス。そろそろいいCDプレイヤーがとの邪心もあるのですが、、、

夜は友人と待ち合わせて、嫁さんと合わせて4人で焼肉(笑)

ぴょんぴょん舎:GINZA UNA店

仙台在住時に盛岡の本店もいったことがあるぴょんぴょん舎。ここのコースは量も適度でいろいろ楽しめるので気に入ってます。

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予約してあったので、すんなり入れました。冷えたグラスに完璧な泡の帽子。まずは生ビールで喉を潤します。良く歩いたので沁みます。

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キムチやサンチュのサラダなどとユッケのように見えるのは馬刺のユッケ風。

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タン塩。最初にタン塩のデリケートな旨味が効きます。

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肉はカルビにハラミ、ホルモンなど盛りだくさん。焼肉だけでも結構おなか一杯になります。それぞれ良いお肉ででみんな美味しいです。

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そして名物冷麺。爽やかながらコクも旨味もあり、なかなかです。冷麺か石焼ビビンパなど数種から選べる仕組み。

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そしてデザート。美味しい物が適度にタイミング良く出てくるので、いつも満足度高いですね。

ビールに予約特典のマッコリなどですっかりいい気分。楽しい夜でした。

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【番外】なぜか横浜港クルージング

最近こちらのブログの方には番外記事はあまり書いていませんが、適当に気晴らしはしております。

最近は週末はスポーツクラブに行って泳いだり、のんびりしたりで、うだうだしておりますが、先週末は久々のいい天気。日曜日には伸びた髪を切りに行きつけの床屋さんに行ったところ、マスターは天気がよすぎて暇だとお嘆き(笑) 髪を切ってさっぱりして自宅にもどり昼食をいただき、母親に、「天気がいいから、どっか行く?」と聞くと、「行く!」とのこと。日曜の2時過ぎから出かける支度をして出発です。

テレビでは高速の渋滞情報などが流れているので、近場の眺めがいい所にドライブでも、ということで、激近の川崎市の日本民家園などへと思って、車を進めると、駐車場には空き待ちの長蛇の列(苦笑) これでは渋滞しにきたようになってしまいます。それではと思案していると、どこからともなく「この前横浜に行った時に山下公園に行ってない!」との母親のつぶやきを嫁さんが思い出して、「横浜に行こう!」と、飛躍したアイデア。特段反対する意見もなく(笑)、急遽横浜へ向かう事になりました。

ということで、京浜川崎インターから第三京浜に乗り、なんと、全く渋滞もなく、山下公園のすぐわきの新山下まであっという間に到着。意外と運が良いようです。近くの駐車場に車を置いて、山下公園に向かいます。

山下公園に入るとなぜかもの凄い人の波。なんとフィリピン・フェスタ・バリヨなる催しが開催され、フィリピン人らしき方が大勢集まっています。なんとなく興味をそそられるところですが、母親連れでの人ごみ散策はちょっと難しいため、港に係留されている氷川丸の方へ。

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学生時代から変わらぬ姿。先日大桟橋に散歩に来た時には対岸に見えた氷川丸。間近で見るとなかなかの迫力。天気がいいので青空に映えます。

近くの看板には建造は1930年、戦争中は病院船として、戦後は引き上げ船として使われ、1953年からは唯一の外国航路用客船として横浜−シアトル間を結ぶ客船として活躍し、248回も太平洋横断したということです。1961年に横浜開港100年を記念して係留されたということです。なんとなく歴史を感じる姿ですね。

ちなみに船には「船内をご見学いただけます」との案内が掲げられていましたので、「中見てみる?」と母親にたずねると、「つかれちゃうから、いい」と意外と素っ気ない返事(笑)

ということで、山下公園をブラブラと氷川丸の裏の方に歩いていくと、、、横浜港クルージングの看板が。90分と60分のコースがあり、手頃な60分コースの出発がもうすぐ。「これなら歩かないよ」と聞くと、一転「乗る!」と積極的な返事(笑) 乗船決定です。天気が良く、夕方にさしかかって夕焼けも期待できますね。

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船は客船というより大型クルーザーと言う風情。なんとなくいい感じです。お客さんも満員と言う程でもなく、のんびりできる込み具合。

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ほどなく桟橋から出発。船はいいですね。青空と海風、そして波しぶき。氷川丸横の桟橋から横浜港に繰り出します。まずはベイブリッジをくぐって右側の本牧の方に向かいます。

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すぐに目に飛び込んでくるのが大きなコンテナ船。大きな40フィートのコンテナを巨大なクレーンで積み込んでいます。いくつもの船で荷揚げ荷下ろしの作業中。普段とは別世界の港の景色が新鮮です。

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オブジェのように林立する巨大なクレーン。クレーンマニアでもなく工場マニアでもなく、ちょっとダムマニアですが、なんとなくぐっとくる景色。白と赤のクレーンが青空に映えます。

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本牧埠頭あたりをぐるっと一周して、マニア心をくすぐると船はUターンしてふたたびベイブリッジをくぐって横浜港内に戻ります。知らぬ間に船の後ろにはカモメがついてきます。

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だんだん陽が傾いてベイブリッジが少し夕焼け色に照らされてきます。今度は本牧とは反対側の大黒埠頭側を進み、巨大な箱のような自動車運搬船などの脇を通って、瑞穂埠頭と呼ばれる米軍の施設の脇を通ります。地図で見るのとことなり海の上から見る景色、船はなんとなくいい雰囲気。そのまま横浜駅方面に進むと、ランドマークタワーや、インターコンチネンタルホテルの沖に出ます。

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だいぶ陽が傾いて夕焼けが近くなってきました。母親は果敢にも椅子から立ち上がって手摺にもたれかかって景色を楽しんでいました。気候もちょうど良く寒いわけではありません。

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ランドマークタワーあたりからレンガ倉庫の前を抜けて山下公園の方に戻ると、今度は海上保安庁の巡視船が停泊しています。海上保安庁所有の最大の巡視艇「しきしま」と「やしま」。近くで見るとなるほどでかい。ここは第三管区ということで、小笠原、南鳥島、沖ノ鳥島などまでが担任水域とのこと。ご苦労様です。

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そして最後に先日遊びにいった大桟橋の先端を回って、氷川丸脇に戻ります。

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4時過ぎの出航で、ちょど5時過ぎに戻ります。あたりは夕焼けに染まりました。約1時間のクルーズでしたが天気に恵まれて、なかなか良い想い出になりました。

山下公園では、フィリピンフェスティバルがまだまだ盛り上がっていましたが、そのまま素通り。車をとめた駐車場の近くの「やまや」でワインやらパスタやら買い込んで、帰途につきました。

突然のお出かけ、しかもかなりのアドリブでしたが、特に混雑もなく、なかなかいいお散歩でした。東京や横浜もまんざら捨てたものではありませんね。意外と近くにもいいところがあるものです。

さて、肝心のハイドンのレビューですが10月は特にテーマを設けず、淡々とやっていきたいと思います。未聴盤がわんさかある上、お借りしているアルバムもまだあります。音楽を聴くには絶好の季節です。今月も良いアルバムに出会えますように!

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【番外】東急文化村で市川海老蔵自主公演を見る

今日はチケットをとってあった歌舞伎見物に。歌舞伎座ではなく東急文化村のシアター・コクーンへ。

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ABKAI オフィシャルサイト | 市川海老蔵 自主公演 えびかい

嫁さんが取ったチケット。私が海老蔵様のご贔屓なわけではなく、母親も舞台を見た事がないとのことで、母親と嫁さんと3人で出かけました。

今日は東京は灼熱。電車で出かけたら干物になってしまいますので、車で出かけました。里帰りの人も多いのか都心は車が少なく、自宅から30分少しで渋谷に到着。文化村裏のコインパーキングに車を停めますが、降りると熱帯のような空気。危険です(笑)

少し早めについたので、文化村の地下のドゥ マゴ パリでお茶を飲んで一休み。

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外は灼熱でしたが、日陰の中にははお店の冷房がすこし流れてきて、不快な暑さではありませんので、中庭の席にすわり、アイスコーヒーで火照りを冷まします。生でもぐいっといきたい気分ですが、車ゆえ我慢我慢。

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今日は13:30開演。開場時間の13:00になると中庭に笛と太鼓の音が轟きます。フランス人建築家、ジャン・ミッシェル・ヴィルモットがデザインした建物に、笛と太鼓。歌舞伎座などでは至極当然ですが、なんとなくいい感じ。音に誘われてシアターコクーンの入口に向かいます。

日曜の昼の公演らしく、ほぼ満席。今日の出し物は2つ。席は2階席の中央で舞台が俯瞰できるなかなか良い席でした。

歌舞伎十八番の内「蛇柳(じゃやなぎ)」
初演は1763年(シュトルム・ウント・ドラング期直前!)の作品ですが、直近の上演は昭和22年まで遡り、それ以降は上演されていない作品とのことです。初演時のわずかな資料から台本を書き起こしたそうです。今日はいつもたよりのイヤホンガイドがありません。芝居の直前に時代背景やら見所やらを聞いて芝居をみられるのは貴重ですね。パンフレットにもあらすじなどがなく、ちょっとこれは手抜きかしら。
蛇柳というのは高野山にあった柳の木のことで、その昔弘法大師空海が法力を以って蛇を柳の木に変えたものとののこと。海老蔵扮する丹波の助太郎と愛之助扮する住僧定賢のやり取りが、最初は能舞台のような場面から、徐々に歌舞伎の荒事に変わっていくというもの。やはり筋書きをきちんと読んだ上で見たいものです。
海老蔵はいつものちょっと違和感のある裏声風の台詞がいつもより気にならず、主演公演としてかなり稽古をつんだよう。華やかな舞台でした。

新作歌舞伎「疾風如白狗怒涛之花咲翁物語~はなさかじいさん~」
休憩をはさんで、新作歌舞伎で、宮沢章夫の脚本、宮本亜門の演出ということで、新作歌舞伎というより、歌舞伎風の演劇といった方が通りがいいでしょう。花咲か爺さんをテーマにしたものですが、桃太郎も一寸法師もでてくる奇想天外なストーリー。舞台装置がめまぐるしく変わり、照明や映像などもふんだんに使った舞台。あまりネタを明かすとこれから見られる方に悪いので、お楽しみということにしておきましょう。
こちらも海老蔵が早変わりで何役もこなし、愛之助や片岡市蔵、上村吉弥などが好演。とくに「虫」役の子供の演技がなかなか良かったですね(笑)
歌舞伎の舞台はさっと幕を引いて終わるのが粋なんですが、この舞台は演劇のように何度もカーテンコールと最後まで仕掛けづくしで、ちょっと歌舞伎とはかなり違う趣向。ただ、お客さんはサービス満点の舞台に拍手喝采、母親も「わかりやすくて、面白かった」と気に入ったよう。これがなによりです。

十分楽しんだところで、シアターコクーンから中庭に出ると、何と雨ではありませんか。歌舞伎を見ている間に天候急変でした。ということで、こんどはロビーラウンジの方で、一休み。

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頼んだのは煎茶セット(笑) 歌舞伎のあとの休憩としては極めて真っ当なものですが、ジャン・ミッシェル・ヴィルモットのデザインした空間で、あんみつと煎茶をいただきます。調べてみたら、東急文化村は出来てからもうすぐ25年だそうです。管理が良いのか、古さを感じさせませんね。

雨も上がって、帰途につきますが、先週から母親がなぜかロイヤルホストにいきたいといっていたので、帰りに馬事公苑のロイヤルホスト寄って早めの夕食です。

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ドライブ時の掟、ノンアルコールビール。やはり飲んでいるという気分が大切なんです(笑) もちろん母親は生ビール、嫁さんは白ワイン(涙)

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カレーフェアというメニューを見て、迷わずカレーに。私は国産牛のSpicyカレー、嫁さんがカシミールビーフカレー、母親がポークときのこのポルチーにクリームスパゲティ! 

久々に入りましたが、ファミレスとしては美味しいですね。しばらくいかない間に味良くなってました。

今日も無事帰着。明日から1週間仕事ですが、その次の週は休暇をとってます。夏の温泉旅行を計画中です。

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【番外】府中の森芸術劇場で「毛抜」「義経千本桜」

数日ご無沙汰しています。6年振りにパソコンを換えました。古いパソコンのファイルを整理したりしていて、移行に時間がかかってしまいました。この件はまたあらためて。

今週木曜は休みをとって府中の森芸術劇場に歌舞伎見物。

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歌舞伎人:平成25年度公立文化施設協会主催 松竹大歌舞伎 東コース

この公演、昨年も7月に出かけていて、同じく府中芸術の森で、義経千本桜からの3幕を見ています。

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2012/07/22 : お出かけ・お散歩・展覧会 : 【番外】府中の森芸術劇場で「義経千本桜」

記事を読み返してみると、去年は嫁さんが入院直後だったんですね。いろいろばたばたしていた時期でした。歌舞伎の巡業公演は近所で見られるので、今回も母親同伴の3人での観劇。自宅から芸術の森のある東府中までは車で30分ほど。今回は車で向かいます。

今回の地方巡業は市川亀治郎の四代目市川猿之助襲名披露公演。猿之助といえば宙乗りや早変わりなどの外連を歌舞伎に復活させ、歌舞伎の裾野を広げた立役者。その名を継ぐということは、単に名前を次ぐということだけではなく、期待役割は大きなものがあるので、亀治郎さんこれから大変でしょう。

さて、この日の演目は、歌舞伎十八番の内 毛抜(けぬき)、口上、そして昨年の公演でも見た義経千本桜(よしつねせんぼんざくら)から川連法眼館の場の3幕。

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前半の毛抜は市川右近が主役の粂寺弾正(くめでらだんじょう)役。小野小町の末裔である小野春道の館での平安時代の出来事を描いた作品。小野家の息女錦の前との輿入れが、姫の奇病によって延期されていることを確かめようと弾正が小野家を訪れ、奇病ではなく、仕掛けだったことを弾正が暴くという探偵もののような舞台。奇病とは薄衣をとると髪が逆立つというもの。舞台上で姫の髪の毛が逆立つシーンは客席をあっと言わせる舞台の面白さが際立ちます。この髪の毛が逆立つことの謎解きから、天井裏に潜む悪者を槍で突き落とす落ちの付け方は歌舞伎の大衆演劇としての奇想天外なストーリーも楽しめる作品でした。普段は脇役の多い右近さんですが、大役を見事にこなし、堂々とした演技でした。歌舞伎は普通最後にさっと幕が引かれて終わるのですが、この舞台では幕が引かれたあと、花道で大役をつとめ終えた挨拶がありましたが、文献を紐解くと、この挨拶までこのお芝居の伝統的な演出になっているんですね。これは楽しめました。

休憩を挟んで、市川猿之助襲名披露の口上。梅玉さんが進行をつとめてました。この日出演した役者さんが順に襲名のお祝いを述べるのですが、笑三郎さん、寿猿さんの口上が秀逸でした。歌舞伎役者さんにとっても巡業は大変でしょうが、直接各地のお客さんに歌舞伎を楽しんでもらえる貴重な場。各地のお客さんとのつながりの深さを感じさせるものでした。公演地ごとに口上を考えるのも大変なんでしょうね。

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幕は福山雅治さんからのご祝儀幕。

再び休憩をはさんで、本日のメインプログラム、義経千本桜川面法眼館の場。筋は前記事に書きましたのでそちらをご覧ください。主役はもちろん亀治郎改め市川猿之助。見所はやはり偽物の忠信が狐の正体を表すところからの展開。昔見た先代猿之助の舞台を彷彿とさせますが、先代が早変わりや狐の演技を外連とも思わせない堂々とした演技として圧倒的な迫力で魅せていたのに対し、新猿之助は、演技のキレはすばらしいものの、まだ演技としてやっているようなとってつけた感がちょっと残っているように感じました。こういった演技は体のキレだけでなく、もう一段吹っ切れた心境になる必要があるのかもしれませんね。舞台としてはとても楽しめるものでしたし、前幕の口上を聞いた脇役陣の見事な演技が華を添えて、府中のお客さんも万来の拍手でした。この巡業公演、開催する側のご苦労は並のものではないと思いますが、是非来年以降も続けていただきたいものです。



さて、せっかく府中に来たので、伊勢丹でちょいと買い物をしたあと、府中に住んでいた時になじみだった、鹿児島料理のお店に。

食べログ:遊食友酒 菜

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残念ながら車なので、ビールは飲めませんので、ノンアルコールで。

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ホヤこのわた。ホヤの香りが素晴しい。純米酒でもぐっといきたいところですが、、、

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カツオのタタキ。晒したタマネギとニンニクをたっぷり乗せていただきます。薬味の利かせ方が違いますね。プロの技。

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はじめて戴く生ノリ豆腐。生ノリの風味が良く、濃厚な味。ノンアルコールビールが進みます(笑)

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最後は定番、黒豚焼きそば。豚の旨味がたまらんですね。

久しぶりの訪問でしたが、マスターも、奥さんもバイトのお姉さんもいつも通りで一安心。飲み慣れた店とでのんびりできるのは、やはり落ち着きます。この日も美味しい料理を堪能しました。

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【番外】柿葺落六月大歌舞伎 菊五郎土蜘に化ける

番外続きでスミマセン。今日は3ヶ月に一度の歯の定期検診があり、いつものように半蔵門へ。

おくぞの歯科クリニック

先生、お元気そうで一安心。前回ちょっと冷たいものがしみるところがあったんですが、ちょっと調整してもらっていたのを忘れてました。そう、しみなくなってたんですね。今回もチェックしてもらって、グリグリ歯石とりしてもらって、クリーニングしてもらってすっきりです。

歯の定期検診のあとは、すぐ近くのエリオで食事をするのが楽しみです。

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エリオ ロカンダ イタリアーナ

今日は嫁さんと二人だけなので予約をせずいきましたが、ギリギリで入れないところ。危ないところでした。この後友人と歌舞伎で、夜も飲む予定でしたので、選んだのはビジネスランチコース。別にビジネスではないんですが、ランチの真ん中のコースです。

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車ではありませんので、堂々とワインが頼めます。いつもの微発泡のカラブリア州の白を頼みます。ビジネスランチはアンティパストかパスタをセレクトするコース。嫁さんがアンティパスト、私がパスタを選んでシェア。こちらはアンティパストのタスマニア産サーモンのカルパッチョ、小エビと押し麦のマリネ。なんとなく味付けが繊細になってます。

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パスタはトラパネーゼのキタッラ。これが絶妙。あとで調べてみたら、トラパネーゼとはシチリア島のトラパニのソースで、アーモンド、バジル、ニンニク、トマト、揚げ茄子をつかったソース。キタッラはギターの意で、ギターのように弦を張った道具でつくるパスタ。ラザニアのような薄く延ばした生地をキタッラで細めんに仕上げたもので、表面がざらついてソースが良く絡まるということ。エリオでは揚げ茄子をオブジェのように乗せて見事なフォルム。これが香ばしいのにトマトの旨味もしっかり出ていて、濃厚かつ繊細な素晴しい味でした。このところエリオで戴いたパスタの中でも抜群の出来でした。

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メインは宮崎鶏モモ肉のトマト煮込みローマ風。ジャガイモのペーストが、ボリュームたっぷり。色鮮やか。もちろんワインをいつものカラブリアの赤に変えて、いただきます。意外にさっぱりとした味。お肉を戴いたあとにペーストをパンにつけてお皿がピカピカになるまで堪能(笑)。

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次のお客さんの予約の隙間に入れていただいたので、メインを食べ終わるとすぐさまドルチェが。いつもながら機敏なカメリエレの皆さんの素晴しい連係プレー。しかも実際は急いでいるのに、満面の笑顔で「ドルチェをゆっくり召し上がっていただきたいので、お持ちしてもいいですか?」と、完璧なフォロー。いつもながらお客さんに楽しく食事をしてもらうことが徹底されていて、こちらも優雅な気分に。ドルチェもいつもながら美味しいんですね


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最後にエスプレッソでキリッと締めて、短時間でしたが、美味しいランチと素晴しい接客でいい時間を過ごさせていただきました。エリオの皆さん、いつもありがとうございます!



お腹も満ちたところで、今日のメインイベント、歌舞伎を見に、東銀座、新歌舞伎座に向かいます。

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歌舞伎人:歌舞伎座新開場 柿葺落六月大歌舞伎

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今日は六月大歌舞伎の第二部。開演は2:40ですので、余裕があります。外が暑かったの歌舞伎座向かいの群馬県のアンテナショップ横の喫茶店でしばらく冷たいものを飲んでのんびりします。

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開場時間を過ぎたので、歌舞伎座へ。歌舞伎座前は相変わらずの大混雑。今月は大歌舞伎ですが来月から花形歌舞伎になり、ようやく杮葺落の熱気から平常に戻ります。

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今日の第二部の出し物は一幕目が片岡仁左衛門主演の壽曽我対面(ことぶきそがのたいめん)と二幕目が尾上菊五郎主演の新古演劇十種の内土蜘(つちぐも)。土蜘は昨年2月に新橋演舞場で中村勘九郎襲名披露公演で、もの凄い脇役陣の舞台を見ています。

2012/02/12 : お出かけ・お散歩・展覧会 : 【番外】新橋演舞場で二月大歌舞伎

勘九郎の襲名披露だけあって、ちょい役に中村勘三郎、中村吉右衛門、片岡仁左衛門が登場するなど、今となっては想い出に残る名舞台と鮮明に印象が残っています。

壽曽我対面は初めて見る舞台。日本三大仇討ちの一つとして知られる曽我兄弟の仇討ちの物語。明治18年に河竹黙阿弥がまとめた台本をもとにした物語。曽我兄弟の父を以前闇討ちにした主役の工藤左衛門祐経に片岡仁左衛門、曽我兄弟の十朗祐成に尾上菊之助、五郎時致に市川海老蔵と言う布陣。

舞台は、幕が上がると浅黄幕がおろされていて、いつもの演出かと思いきや、大薩摩と三味線の二人が脇から出てきて浅黄幕の前で一曲披露。昔からの演出でしょうが、一幕一幕観客を驚かせる演出が歌舞伎の伝統を感じさせます。二人が引っ込んで浅黄幕が落とされると、絢爛豪華の限りを尽くした舞台。工藤左衛門祐経邸での祝宴の場とはいえ、真ん中に富士山、金箔張り豪華な屋敷に工藤左衛門祐経の家来が勢揃いしてこれ以上祝祭的な舞台はないほどのしつらえに観客が息を飲みます。物語はそこに現れた曽我兄弟に対し、工藤左衛門祐経が父を討ったいきさつを語り、荒ぶる曽我兄弟に盃をあたえ、要職を務め終えたら潔く討たれると諭すと言うもの。演出は様式美の表現を極めた、極度にスタティックなもの。完全に決まった舞台の圧倒的な構図を崩すことなく、舞台上の動きは最小限で、物語りが進んでいき、まさに歌舞伎座新開場にふさわしいお祭り気分。仁左衛門の存在感ある演技に対して、菊之助と海老蔵はやはり、器を感じさせてしまいます。特に海老蔵は発声が奇抜さを狙い過ぎて明らかに不自然。この辺りは経験を積みながら味わいに変化していくのでしょう。

休憩をはさんで、二幕目の土蜘。こちらは、尾上菊五郎が土蜘の精に、吉右衛門、三津五郎などの配役ですが、昨年の公演で豪華な配役だった番卒太郎、次郎、藤内はそれぞれ、中村翫雀、尾上松緑、中村勘九郎と若手のエースで固めて、これが普通の配役でしょう。狂言をもとにした舞台なので松の描かれた狂言舞台風の舞台装置の前で進みます。最初の見所は吉右衛門扮する源頼光朝臣の屋敷。体調の悪い頼光を見舞う怪しい僧、実は土蜘の精、菊五郎とのやりとり。僧に扮する菊五郎の怪しさをちらりと感じさせるドスの効いた演技。昨年の舞台では勘九郎が演じましたが、ただでさえ貫禄ある菊五郎の燻し銀の演技は次元が違います。つづく石神様を囲んでの軽妙洒脱な場面は若手ですが、なかなか味のある演技。特に勘九郎が雰囲気ある演技で良かったですね。そして最後の土蜘の精との大立ち回りの場は、菊五郎の土蜘の精のグロテスク極まりない隈取り、キッチュを通り越してヴァナキュラーな迫力を帯びる衣装、スパイダーマンよろしく糸をはきまくる外連。実際には歌舞伎の定石どおり見栄を切りながら舞台配置上での構図の美しさを決めていく連続で動きは限られたものなんですが、次々と構図が変化していくので非常にダイナミックに見える舞台でした。やはり菊五郎の土蜘の迫力は並のものではありませんでした。昨年の土蜘蛛は脇の豪華さ、今年の土蜘は本来のおどろおどろしい土蜘の迫力を味わえ、それぞれ印象に残るもの。今日も存分に楽しめる舞台でした。

4月から豪華キャストで続いてきた歌舞伎座新会場の記念公演も6月で最後です。この時しか見られない豪華な配役ということで、貴重なものでしょう。



さて、別の席で見ていた友人と落ち合って、反省会ということで、三原橋交差点からちょっと入ったところにある九州料理のお店に入ります。

食べログ:九州黒太鼓 紅葉の里

以前、このあたりで飲んだ時に知人からいい店だと聞いていた店、と思って入ったんですが、どうやら違うお店でした。結果的にはいいお店だったので結果オーライです(笑)

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なんと、お通しから、凝った演出で、店員さんが竹のザルに乗せた九州各県の名産のお通しをもって現れ、この中から一人二品選ぶというシステム。私はメヒカリにキビナゴ(笑)メヒカリは竹串に刺さっていて、火鉢の上の陶板で暖めていただきます。なかなか憎い演出。とりあえず生ビールを飲んでいましたが、すぐに空けて、焼酎を注文するよう促されちゃった感じ。

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こちらは馬肉の馬フィレレアステーキ。いいですね(笑) クレソンを添えるあたりにセンスを感じます。

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ビールのお供の定番、博多鉄鍋餃子。

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焼き鳥。ネギマ、ハラミなど。七味唐辛子が手放せません(笑)

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半熟卵を乗せたサラダ。大盛りです。

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なぜか、デザートまで突入してます。

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コースターが粋なデザインだったので、もらってきました(笑)

生ビールのあと、料理につられて芋のロックをくいくい行って、実にいい酔い心地。歌舞伎話に花が咲きながら美味しい料理も堪能。店員さんも気さくでいいお店でしたね。またいきたいお店です。



ちょっと数えてみると、今月は番外が多いですね。後半はレビューで挽回しませんと、当ブログの存在意義にかかわります。まあ、好きな事をやってないと長続きしませんので無理は禁物なんですが、、、

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【番外】柿葺落五月大歌舞伎第三部へ

今日は仕事を5時きっかりに無理矢理切り上げて新歌舞伎座へ。先日第二部を見たばかりですが、今日は第三部、夜の部です。

歌舞伎人:歌舞伎座新開場 杮葺落五月大歌舞伎

第三部の開演は18:00。少し前に地下鉄東銀座駅につきます。

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日が長くなってきたので、18時にならんとするのに、明るいですね。平日に歌舞伎を見て帰れるというのは、いいものです。第三部の出し物は次の二幕。

梶原平三誉石切(かじわらへいぞうほまれのいしきり) 鶴ヶ岡八幡社頭の場
京鹿子娘二人道成寺(きょうかのこむすめににんどうじょうじ) 道行より鐘入りまで

梶原平三誉石切は中村吉右衛門が主役のお話。通称石切梶原。一昨年の6月に新橋演舞場で同じく吉右衛門の石切梶原を見ています。

2011/06/26 : お出かけ・お散歩・展覧会 : 新橋演舞場へ六月大歌舞伎、染五郎、吉右衛門、仁左衛門!

主人公の梶原景時の情にあふれた人物像が魅力の舞台ですが、やはり景時は長谷川平蔵を演じる吉右衛門が当たり役でしょう。以前見たときも吉右衛門の余裕ある至芸に痺れましたが、今日も同様。相手役の大庭三郎景親はくだけた役が似合う菊五郎にはちょっと固い役でやりにくそうでしたが、やはり柿葺落公演ならではの豪華な配役ということでしょう。あらすじは歌舞伎人のサイトに譲るとして、見所は景時が刀の鑑定を決めるときの場内の視線を釘付けにする完璧な見栄、その刀のキレ味を証明するために人を二人重ねて切る「二つ胴」という試し切りの場面の意外なアクション、そして、最後にその刀が本当に名刀であることを証明するために石の手水鉢をまっぷたつにぶった切るという意表をつく設定の場面など、大道具、小道具を交えた場面の面白さにあります。源氏びいきの江戸時代に好まれた筋立てなど時代背景などもありますが、こうした演劇としてのわかりやすい面白さがこの石切梶原の魅力であり、人気作品となった理由でもありますね。明後日29日が千秋楽なので、舞台はきっちり仕上がっており、吉右衛門、菊五郎、そして脇役の人たちも含めて完成度の高い舞台でした。

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休憩をはさんで次の幕へ。お弁当は久しぶりの木挽町辨松。いつもながら味の沁みた煮物など、歌舞伎見物の楽しみのひとつ。前回売り切れてましたので、嫁さんが電話予約しておいたので、ありつけました。

今日の席は三階の三列目。上から舞台を眺めるので、全体の構成がよくわかります。花道のスッポンもよく見えます。この席、いいです。何が良いかと言うと、音響。次の京鹿子娘二人道成寺はお囃子大活躍の幕。1階席に比べると、音響はむしろこちらのほうが良いくらい。お囃子が鮮明に聴こえ、大太鼓(グランカッサ?)はズドンと腰に来ます。新歌舞伎座、音響は以前よりもだいぶ良くなっている印象です。こうした鳴りものも歌舞伎を魅力的にしている大きな力がありますね。

京鹿子娘二人道成寺は娘道成寺を坂東玉三郎と尾上菊之助の2人で踊るもの。いやいや、この舞台は素晴しかった。この作品も人気作であることがよくわかりました。あらすじは下記のとおり。

僧に恋をした清姫が、夫婦となる約束を取り交わしたがその約束を反故にされ、その恨みのため蛇となって、僧が逃げ込んだ道成寺の鐘に巻き付き、鐘の中に身を隠した僧を鐘ごと焼き殺し、清姫も命を断ちます。そのため、道成寺には鐘がありませんでしたが、その鐘が新造され、供養が執り行われる場面からはじまり、菊之助と玉三郎演ずる白拍子花子が再興した鐘を拝みたいと訪れ、舞を奉納する事を条件に入山を許されました。その白拍子花子が浄瑠璃や長唄に乗って数々の舞を披露しますが、結局白拍子花子は清姫の亡霊だったというお話。

見所はなんといっても、次々と衣装を変え、優美な踊りを見せる玉三郎と菊之助。シンクロナイズドスイミングを見ているような完璧なシンクロ度合い。そして踊りの合間に長唄やお囃子が朗々と雅な音楽を奏でていきます。さながら手に汗握る和製ミュージカルといったところでしょうか。新歌舞伎座になって、お祭りムードもありましたが、この舞台の出来は圧倒的でした。歌舞伎座の底力を見た気がします。踊りの合間に見栄を切るところで場内は拍手喝采。前の席に座っていた外人君も手を振り上げての拍手を繰り返してました。私たち日本人のDNAに仕組まれた日本らしさを感じる感性にぐさりと刺さりました。玉三郎も菊之助もかなり長時間踊る事になりますが、最後まで指先まで神経が張りつめた素晴しい舞台でした。これはまた見たいですね。

満員のお客さんも満足そうに歌舞伎座を後にしていました。幕があがるまえのざわめきと、幕がおりたあとの賑わい。いやいやいいものですね。6月公演も楽しみです。

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【番外】初夏の神代植物公園 シャクヤク、バラ、ユリノキ

今日は母親のリクエストで近くの神代植物公園に。先々週深大寺蕎麦を食べにきた時はあいにくの雨だったため、植物公園の見学はあきらめましたが、この時期は有名なバラ園のバラが見頃、土日は朝8時開園ということですので、今日は朝から張り切って出かけました。神代植物公園に出かけるのは「ゲゲゲの女房」が放送され、深大寺周辺が観光スポットとして賑やかだったころ以来です。

神代植物公園|公演へ行こう!

家を出たのが8時過ぎ。道もそれほど混まずに30分もかからず神代植物公園の北の正門前の駐車場に到着。駐車場が混雑しているかと思いきや、まだそれほど車は停まっていませんでした。

駐車場の入口ゲートで、強面のおじさんが駐車券を機械からとってぶっきらぼうに手渡してくれながら、「今日も暑くなりそうだから木の下に停めた方がいいよ」と優しい一言。確かに大木の木陰にまだ空きがありました。車を停めてまだ人もまばらな正門へ。入園料は大人500円ですが、母親は65歳以上なので250円。この広大な敷地をこの入園料で維持できるのかは疑問なほど廉価です。

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入るとすぐに良く手入れされた花々が。よく見ると、まわりの木々の枝もかなり手入れが行き届いています。以前はそんなところに目が向かなかったのですが、最近自宅の庭の木々の剪定などもしなくてはならないため、木の枝ぶりには格別感心があります(笑)

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お目当ての一つであるバラ園へと思ってましたが、正門から左(東)側に「国際ばら新品種コンクール」の入賞作が展示されていたので、それにそって進みます。バラは花の形、色、香りまでふくめて膨大な種類があり、新品種も次々とでているのですね。バラを趣味にしている人も多いとのことで、奥が深い趣味なのでしょう。花につけられた名前と色や形を見比べるのも想像力がかきたてられます。

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神代植物公園のすばらしいのは、木々のひとつひとつに名札がつけられていること。街中で綺麗な花など見かけても名前がわからない事も多いので、これは役に立ちます。こちらは葉の色の変化が美しい「ヒュウガミズキ」

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しばらく木々の間を散策して楽しんだあと、いざバラ園と思って南下すると、その前にボタン・シャクヤク園がありました。シャクヤクも見頃なんですね。

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色とりどりの大輪のシャクヤクが今が盛りと咲き誇っていました。こちらも花の名前の札がそれぞれつけられています。見頃を終えた花を切りとったり、葉の手入れをしたりとかなりの手間をかけているようです。

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こちらは流れるような変わった花の形のシャクヤク。まさに今日が見頃といったタイミング。東京は20度少しと5月下旬にしては少し肌寒い気候でしたが、散歩をするにはちょうど良い気候でした。

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そしてようやくバラ園。バラももの凄い種類の花がまさに満開。池を囲うように作られた長方形のフランス式庭園にバラの花が咲き乱れるよう。

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このように一つの花にグラデーションがついている品種もあります。どのようにしたらこのような品種ができるのでしょうか。

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本当はかなり鮮明な赤なんですが、iPhoneのカメラだと赤が飽和しちゃってつぶれてしまいますね。

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ほんとうに色とりどりのバラがあり、ひとつひとつがかなり手入れされているのを見ると、この季節を迎えるまでにかなり手間をかけているのでしょう。頭が下がります。

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バラのいい香りのなか、一通りバラ園を散策したので、バラ園横の売店でバラのソフトクリームとローズティーで休憩。日陰に入ってソフトクリームを食べていたら寒くなるくらい、今日は涼しい日でした。

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バラ園を後に、母親が園内にユリノキがあり、今が見頃なはずと言うので、今日のもう一つのお目当てのユリノキを探します。

Wikipedia:ユリノキ

ネットやら園内地図を調べると公園の東端のハナミズキ園のまわりにあるとわかりましたので、バラ園から東に進みます。木の立て札などをみながらうろうろしていると、ありました。超巨木です!

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樹高は20メートル以上ありそうな勢い。よく見るとまわりに何本もあり、チューリップに似た花が咲いていますが、もう花は終わり頃。先々週に来ていれば満開だったかもしれませんね。

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よく見るとこれは東京国立博物館の中庭にも生えている木ですね。巨木から枝が八方に伸び、枝先にはぽつぽつと花が付き、巨木に似合わぬ可憐さ。紅葉も美しいとのことで、秋にも見に来なくてはなりませんね。

今が盛りのシャクヤクとバラとユリノキを堪能。早起きだったので、だんだんお腹が減ってきました。まだ11時前でしたがいったん植物公園を出て、先日とは違う深大寺蕎麦を食べにいこうということになりました。

駐車場にもどり、車をゲートから出そうとすると、先程の強面のおじさん、またしても機械の前でぶっきらぼうに駐車券とお金をやりとりして、機械の操作をしてくれます。丁寧におつりをもらったあと、小声で「またのご来園をお待ちしてます」とひとこと。多くの車を淡々とこなす大変な仕事でしょうが、なんとなく印象に残るサービスでした。最近どこに行っても丁寧な言葉や笑顔は当たり前ですが、マニュアルチックであまり心に響きません。強面のおじさんとのじつに素朴なやり取りのなかにサービスの本質があるような気がします。おじさん、また来ますよ!

さて、車で深大寺のある側まで回って、先日とは逆に東のはじのお蕎麦やさんに行ってみる事に。今日も飛び込み。11時を少し回ったところですが、お店に入ってしばらくすると満員になります。タイミングが良かったですね。

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食べログ:多聞(調布・深大寺)

今日のお店は多聞。このあたりのお店は何となく風情があります。適度な散歩で喉も乾き気味。車でなければグビッと生でもいきたいところですが、そうは参りません。

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頼んだのはつまみに味噌おでん。

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私がなめこおろしそば、嫁さんと母親が天ざるです。このお店、蕎麦の盛りが多いです(笑)。天ざるについた蕎麦が山盛り。嫁さんと母親は目が白黒。お蕎麦自体は太めの平打ちの乾麺のような歯触り。長さがかなりの長さなのも珍しい感じ。この長さなので生麺なんでしょうが不思議な食感。美味しかったのが天ぷら。これは蕎麦屋の天ぷらとしてはかなりのレベル。野菜も海老も美味。嫁さんも母親も食べきれず、私に回ってくるとの読みで、私はなめこおろしにしているんです(笑) このお店、値段も安く盛りも良いので人気があるのでしょう。深大寺のまわりにはまだまだお蕎麦やさんがありますので、季節毎に花を楽しみながらいろいろな店でお蕎麦をいただくなどと言う楽しみもありますね。

お腹も満ちたので、途中で夕食の買い物などをして帰宅しました。



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今日は仙川のクィーンズ伊勢丹で、新鮮なイワシが手に入りましたので、夜はイワシの香草焼き。塩こしょうをしたイワシの開きに強力粉を叩き、ニンニクオイルでかりっと焼き目をつけ、裏返したら香草と白ワイン、レモンでふんわり仕上げます。今日は塩加減がドンピシャで、新鮮なイワシが見事に仕上がりました。ワインは北イタリアのSOAVE。さっぱりとした風味にほんのりと酸味があり、イワシと合います。

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パスタは有り合わせのひき肉でミートソース。落合シェフのレシピ本どおり、ひき肉に強火でしっかり焦げ目をつけるくらいまで火をいれてからトマトと煮込むようにして、肉の旨味がいつもより濃くでました。セロリと人参を多めに入れたので、香りの良いミートソースとなり、こちらも大成功。本当はワインを赤に変えたいのですが、飲み過ぎになっちゃいますのでSOAVEで我慢(笑)

夜は入手したばかりで、昨日2曲取りあげたデルジャヴィナ盤をいろいろ聴いて、所有盤リストに登録していました。曲によって演奏のばらつきも多く、いい演奏もありますね。あらためて違う曲も取りあげる必要ありですね。

※当初ボタンと書いていたのはシャクヤクでした!(訂正しました)

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【番外】柿葺落五月大歌舞伎第二部へ

土曜日は歌舞伎座へ。新歌舞伎座になってから三度目の歌舞伎見物です。

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歌舞伎人:歌舞伎座新開場 杮葺落五月大歌舞伎

4月の杮葺公演から三部構成になっていますが、この日は第二部(昼の部)に出かけました。演目は下記の二つ。

伽羅先代萩(めいぼくせんだいはぎ)御殿、床下
夕霧 伊左衛門 廓文章(くるわぶんしょう) 吉田屋

伽羅先代萩は歌舞伎ではおなじみの演目。奥州五十四郡の大守である足利頼兼が、お家横領をたくらむ仁木弾正の甘言に惑わされ、香木の伽羅の木で作った下駄を履き、廓通いの遊興に耽っていたことが将軍家の知るところとなり、頼兼は隠居を命じられ、家督は嫡子の鶴千代が相続することになった。その鶴千代の命を狙う弾正一味と命を守ろうとする乳人政岡が御殿で繰り広げる物語が最初の御殿の場。政岡が人間国宝坂田藤十郎、弾正の妹八汐が中村梅玉と凛々しい演技が特徴の梅玉さん珍しく悪役。この日も子役が熱演。鶴千代に差し出された毒入りの菓子を、日頃から鶴千代を守るため毒でも喰らうよう厳しく言いつけられている政岡の子千松が、毒と知って自ら食べ、そして若君の菓子を食べたと刺されてなぶり殺されていしまうあたりくだりは、歌舞伎独特の淡々とした台詞から迫真の演技が伝わってきます。藤十郎も燻し銀、そして梅玉さんは悪役ぶりもなかなかでした。結局政岡が襲いかかる弾正の妹八汐を刺し、お家横領を企てた証拠の連判状も手に入れて、めでたしとなるところで、一匹の鼠が連判状をくわえて床下に去ってしまいます。舞台全体が迫り上がって床下の場にうつり、中村吉右衛門演じる荒獅子男之助が鶴千代を守っていたが、そこに連判状を加えた鼠が通りかかり、妖術で鼠に姿を変えていた松本幸四郎演じる仁木弾正にもどります。この場は短いのですが、なんと松本幸四郎は台詞なし。花道の迫りからおどろおどろしい姿で競り上がってきたかと思うと、ロウソクの灯りのみの幽玄な雰囲気のなか、厳かに花道を去るのみ。しゃべらずに妖気のみを感じさせる流石の演技でした。最近ロウソクの灯りのみの照明が使われるようになりましたが、昔はこうだったのかと思えるなかなかいい演出ですね。

休憩を挟んで後半は、上方歌舞伎の代表作、廓文章から吉田屋。良家のぼんぼん藤屋伊左衛門が片岡仁左衛門、遊女扇屋夕霧が坂東玉三郎と、現在望みうる最高の配役でしょう。廓通いが過ぎて借金がかさみ、家からも勘当され貧乏人となった伊佐衛門と、お気に入りの伊左衛門が来なくなって病にまでなってしまった遊女夕霧の再会を描いた一幕もの。イヤホンガイドの解説によれば、江戸歌舞伎のいさましい荒事(あらごと)に対し、上方歌舞伎ではどくとくの弱々しい主人公を描いた和事(わごと)が好まれ、好対照をなしたとのこと。廓文章は和事の代表作。伊左衛門は和事の「やつし」を象徴する役所。やつしとは本来身分の高いものが何らかの事情で零落している様子を演じることとのこと。普段はビシッと決まる仁左衛門ですが、この日は登場からコミカルなボンボンを好演。二枚目なのに贅沢わがまま三昧の放蕩息子役がピタリと決まります。紙衣(かみこ:紙でできた着物)で登場し、傘をはずして、最初に見せた顔の滑稽さが見事。この役は相当の演技力を要しますね。また夕霧役の玉三郎はいつもの息を飲むような美しさ。やはりこうゆう役は玉三郎に限ります。やはり仁左衛門の軽妙洒脱な演技が素晴しい舞台でした。

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この日も歌舞伎座の前は見物客でごった返していました。これだけの人が集まるということで、歌舞伎座のまわりにも活気が戻ってきているでしょう。

今日は嫁さんと二人で母親は置いてきたため、近くの三越の地下でお弁当を買ってかえりました。

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三越の地下も歌舞伎にあわせて歌舞伎用のお弁当コーナーがあったりします。この日はなぜか「サーロインステーキ弁当」と地方物産売り場で、山中温泉の温泉卵、石巻白謙の笹かま、新島のムロアジのくさやなど珍しいものを買って帰りました。

5月はあと1回、第三部もチケットをとってあります。それはまたの機会に。

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プロフィール

Daisy


Author:Daisy

なぜかハイドン(Franz Joseph Haydn)が特に気に入り膨大な録音をコツコツ集めてレビューしております。好きなものはお酒全般(ワイン、日本酒、モルトなど)、美味しいものを食べること、料理、鄙びた温泉めぐり、歌舞伎見物、スポーツクラブで泳ぐこと(美味しいお酒を呑むため!)などなど。東京在住のごく普通のサラリーマンです。

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Joseph Haydn Discography at H. R. A.
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2017年7月のデータ(2017年7月31日)
登録曲数:1,361曲 登録演奏数:10,291
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