所有盤リストをiPhone対応に

ブログからもリンクを張ってありますが、本サイトのHaydn Recordings Archiveのレイアウトなどを修正しました。
主なポイントはiPhoneでの表示に対応させたこと。参考書やらネットの記事やらを参考に、サイトのコード(XHTML)やらスタイルシートと久しぶりに格闘。最近はネットにかなり参考になる記事があるのが助かります。
スタイルシートをPC向けとiPhone向けに切り替え、ViewpointなるiPhoneのSafari向けの設定を書き加えることで、かなり見やすくなりました。

自分の携帯をiPhoneに変えたので、iPhoneで自身のコレクションが素早く確認できると、ダブり買いのリスクが減らせます(笑)
ネットに関しては普通の携帯より遥かに便利になりますので、手持ちの盤がさくさく確認できるようになりました。

確認はこちらからも

Symphony 1
http://www015.upp.so-net.ne.jp/haydn/list/h_cdsy1.html


そうそう、HMV ONLINEの情報では、ミンコフスキのザロモンセットがリリースされるようですね、、予約せねば、、、
http://www.hmv.co.jp/news/article/1003260002/

テーマ : お知らせ
ジャンル : ニュース

読響最後のスクロヴァチェフスキ

今日は東京オペラシティーへ。

http://yomikyo.or.jp/2009/09/post-116.php

スクロヴァチェフスキが読売日本交響楽団の音楽監督をこの3月に退任すると聞き足を運びました。曲はブルックナーの8番。先日テレビで見た9番も非常に良かったので期待大です。

最近ハイドンやモーツァルトなどのコンサートばかりでしたので、ステージ一杯に広がる大編成オケの座席が妙に新鮮です。オケとコンマスがそろったところへ御大登壇で、興奮気味の拍手。1楽章、2楽章はオケが荒めで、ソロの入りが微妙にずれたりするところもありましたが、3楽章で一変、オケがタクトにぴたりとハマり、スクロヴァチェフスキ独特のタイトながら弦を目一杯歌わせるフレージングと静寂の織りなすコントラストが見事。3楽章のクライマックスの盛り上がりは圧巻でした。非常な盛り上がりの余韻を残したまま、4楽章へ。4楽章前半は逆に速めのテンポで曲の見通しよく進め、フィナーレに近づくにつれ、腰を落とし、最後は壮麗なエンディング。割れんばかりの拍手とブラヴォーの嵐となりました。アンコールがなかったのも曲の余韻が残って良かったです。

年齢が信じられないほどの機敏な指揮ぶりと、この大曲を情緒に傾かず、タイトにまとめあげる音楽性、謙虚なステージマナー。ファンがつかない訳はありませんね。斯く言う私も好きな指揮者の一人です。以前N響を振った第九の超名演を放送で見てから注目し、CDもベートーベンやブルックナー等いろいろ集めましたが、放送で感じられたライブの興奮は味わえません。今日はスクロヴァチェフスキの神髄にふれられた気がします。ハイドンばかりではなくたまにはブルックナーの爆音の滝に打たれるのもいいものです。今日は、わざわざ足を運んでよかったです。

高齢ゆえ、今後もコンサートや録音で良い演奏を続けていかれるよう祈るばかりですね。このBLOG的には、天地創造とか、ミサ曲などハイドンの曲にも手をだして欲しいものですね。


※今日は、3楽章の途中、場内が音楽に集中している絶妙なタイミングで前の方の席の年配の女性がコツコツ大きな靴音をたてて退席し、会場の緊張の糸を切る始末。体調が優れなかったとか理由はあると思いますが、あのタイミングであの無配慮な靴音はいけませんね。みなさん多忙ななか音楽を楽しみに集まってるわけですからね。

テーマ : クラシック
ジャンル : 音楽

tag : 東京オペラシティ

クイケンのザロモンセット

昨日、クイケンのパリセットを取り上げましたが、気になって、ザロモンセットの方も聴き直してみました。

KuijkenSalomonSet.jpg
TOWER RECORDS / amazon / HMV ONLINEicon

これは、BMGジャパンの企画によるこれまでリリースされた5枚の録音を4枚にまとめた廉価盤で、まさに今年の3月に発売されたばかりのもの。もともとドイツハルモニアムンディ盤では、93番、94番、95盤と96番、97番、98番で1枚ずつ、のこりは2曲で1枚づつと計5枚のリリースでした。オーケストラはすべてラ・プティット・バンド。

録音は1992年から1995年にかけて、ヴァージン盤のラ・プティット・バンドのものと同様、オランダHaarlemです。
こちらの方が録音が新しい分響きの固さはなくなり、録音によるハンディはなくなりました。
演奏は、クイケン特有の端正さを保ちながら、編成が大きくなった分ダイナミックさも増しています。作為的なフレージングは一切なく、淡々と勧めていきますが、それでいて非常にニュアンスに富んでいて、高次元のバランスの良さを感じさせます。中では、96番奇跡、97番、98番、100番軍隊が気に入りました。他の曲もムラがなくいい仕上がりです。

リリース当初のジャケットものせておきましょう。

Kuijken93_94_95.jpg

Kuijjken96_97_98.jpg
amazon

Kuijken99_100.jpg
amazon

Kuijken101_102.jpg
amazon

Kuijken103_104.jpg
amazon

各曲の評価はこちらでご覧ください。

パリセットなど
http://www015.upp.so-net.ne.jp/haydn/list/h_cdsy4.html

ザロモンセット
http://www015.upp.so-net.ne.jp/haydn/list/h_cdsy5.html
http://www015.upp.so-net.ne.jp/haydn/list/h_cdsy6.html

テーマ : クラシック
ジャンル : 音楽

tag : ザロモンセット 奇跡 交響曲97番 交響曲98番 軍隊 古楽器

クイケンのパリ交響曲集

今日はクイケンのパリ交響曲集を。

KuijkenSet.jpg
HMV ONLINEicon

これは現在入手可能なヴァージンでの録音集。26番、52盤、53番と82番から92番までの録音のセットもの。なぜか82番から87番の6曲のみオケがエイジ・オブ・エンライトメント管弦楽団で、のこりはクイケンお抱えのラ・プティット・バンド。
このオケの違いが今回のポイント。

ちなみに、パリセットの方の旧盤のジャケット写真がネットでみつかりましたので、のせておきましょう。

kuijken82.jpg
こちらが、82、83、84番。

Kuijken85.jpg
こちらが84、85、86番の方。

同じヴァージンでの録音の他の曲とよく聴き比べてみると、このパリセットの2枚の出来が目立っていいんです。本来クイケンが組織したラ・プティット・バンドの方がいいのではとの憶測も働くんですが、そうではない。

両者とも古楽器での演奏とうたわれていますが、オケの奏でる音響の自然さが明らかに違います。ラ・プティット・バンドの方が明らかに弦が金属っぽい響きの癖が強い。それにつられてフレージングや響きの自然さ、ニュアンスの豊かさが違います。
パリセットはクイケンのハイドンの最上の録音なんじゃないかと思います。

もともとクイケンの指揮は、癖のない淡々とした枯淡の境地のような特徴があり、ある意味もう一歩の没入というか、踏み込みを求めてしまうところがありますが、このパリセットは、響きの自然な美しさすばらしく、またフレージンングも端正さの極みというレベルまで達しており、古楽器によるパリ交響曲集の代表的名盤といえるでしょう。

オケの違いと、もう一つは録音サイト。パリセットの方はアビーロードスタジオ。
アビーロードスタジオと言えばビートルズなんでしょうが、ウェブサイトに行ってみると巨大なオーケストラ用のスタジオもあります。スタジオ1というのがそれです。このウェブサイトの写真には音楽の生まれるプロの現場が見えてわくわくします。

http://www.abbeyroad.com/studios/studio1/

パリセットの録音はオケの美しい響きが聴かれますが、このスタジオでの録音と音響処理によるものなんでしょう。ホールの空間そのもの音響のように巧く録られていますが、うちのオーディオセットでは、アムステルダムコンセルトヘボウのような極上の響きに聴こえます。
逆にその他はオランダ、アムステルダムそばのハールレムのDoopsgezinde Gemeentekerkというところの録音。ドイツハルモニアムンディのザロモンセットの録音場所もここであることからラ・プティット・バンドのいつもの録音場所ということでしょう。ヴァージンによるこちらの録音の方は、アビーロードスタジオと比べる響きが足りず、また堅さも感じられ、逆に少々響きに不自然さを感じてしまいます。
聴いている装置にもよるとおもいますが、こうした音質の違いも演奏の評価と切り離せませんね。

ザロモンセットの方はレーベルが異なりドイツハルモニアムンディでもあり、録音もパリセットよりも新しいものですので、だいぶ改善されていますから、要は録り方ということなんだと思います。こちらの方はまた別の機会に取り上げましょう。

テーマ : クラシック
ジャンル : 音楽

tag : パリセット 雌鶏 交響曲84番 王妃 交響曲86番 交響曲87番 おすすめ盤 古楽器

ノリントンの新旧交響曲集

最近ヘンスラーからリリースされたノリントンのロンドン交響曲集。

Norrington.jpg
HMV ONLINEicon

悪魔博士のような風貌で、自由闊達に音楽を繰り出していくノリントン。
特に好きな指揮者なわけではないですが、ハイドン・イヤーにロンドン交響曲集をまとめてだされれば、手に入れない訳にはいきません。先日入手し、少しずつ聴いています。

2009年9月7日から12日の間のシュトゥットガルトでのライヴ録音で、拍手も入っています。曲ごとのばらつきのない仕上がり。
基本的には、ノンビブラートの弦で、最近流行のベートーヴェンの演奏のような筋肉質な構成で、ちょっと癖のあるアクセント、レガートを効かせたノリントン独特の節回しに特徴がある演奏。
個人的には、もう少しあっけらかんとしたのりの良さがあるかと思ってたんですが、意外とはじけ切らない端正な面も。もしかしたら、録音が若干デッドなところがそうゆう印象につながっているのかもしれません。
ノリントンの良さがでているのはやはり太鼓連打。無音をつんざく太鼓の連打で始まる構成、終楽章の高揚感などなかなかのもの。

ノリントンは、90年代にEMIからロンドン交響曲集の後半99番以降の6曲を3枚に分けてリリースしていました。しばらく廃盤のままで市場から消えていましたが、今回のヘンスラーのリリースに当てるかのように2枚組にまとめ直して廉価盤で再リリースされました。HMVでは4月入荷予定です。

NorringtonOld.jpg
HMV ONLINEicon

今回の旧盤リリースは、やはり新盤の出来を見越してのことでしょう。今聴き直してみると、旧盤の方が私には遥かに良くきこえます。ニュアンスのデリケートさ、響きの美しさ、ふけ上がりの良さ、ノリントン独特の面白さも旧盤の方に分があるあるような気がします。

ノリントンは最近の不景気な状況においても、かなりの数の録音のリリースが続いており、ほとんどがライヴ盤です。ノリントンの斬新な解釈はヨーロッパでは人気があるのではないかと思いますが、プロダクトとしての録音としては、昔のものの方が手間をかけて質の高いものをリリースしていたような気がします。

新盤には新盤の良さもあると思いますが、皆さんはどう感じられますでしょうか。

テーマ : クラシック
ジャンル : 音楽

tag : ザロモンセット 太鼓連打 ライヴ録音

iPhoneに変えました

先週末に携帯電話をiPhoneに変えました。
今更ながらですが、お財布ケータイの便利さになれてしまっていたので踏ん切りがつきませんでしたが、近所のコジマでポイント大出血サービスをやっていたので、ソフトバンクに乗り換えました。(もとはずっとau)
これだけポイントがつくのはそろそろ新型のリリースが近いんだと思います。現行機種の在庫処分でしょう。
iPhoneは普通の携帯とメールの概念が違うので、仕組みを把握するまで大変でした。
これはこれで非常にわかりやすいですね。使いやすいと思えるようになってきました。

thorens.jpg

iPhoneのカメラで記念に愛機THORENS TD320MkIIの何の威厳もない日常の勇姿をアップしておきましょう。
マリナーのロッシーニ序曲集4枚組のLPを肴に日本酒を飲みながら刺身をつまんでます。
やはり、LPの実体感ある音はいいですね。

このところ仕事で夜遅いやら、携帯変えてあたふたするやらで更新が間延びしてます。ハイドンの録音は、ちみちみ集め続けて、紹介するネタはぼちぼちありますので、少しずつアップしていこうと思います。
つまんないネタですいません。

もう一つ。
にほんブログ村に登録してみました。
ブログ自体にようやく慣れてきたのが正直なところで、いまひとつ要領を得ていませんが、少しずつ充実させていこうと思いますので長い目で見ていただければと思います。

ご来訪の際は、右のアイコンをクリックしてお仲間のブログもお楽しみください。

テーマ : iPhone
ジャンル : 携帯電話・PHS

tag : オーディオ

響き冴え渡る! エマニュエル・アックス

今日はエマニュエル・アックスを取り上げましょう。

http://ja.wikipedia.org/wiki/エマニュエル・アックス

今まで全く無警戒でした。
もろアメリカンなおじさん丸出しの風貌が災いしてなのか、雑誌やネットでもめったに取り上げられることがなく、ハイドンのソナタの録音も、ごく最近になるまで手を伸ばしていませんでした。

Wikipediaの記事によると、実はアメリカ人ではなくポーランド生まれとのこと。そして、やはりリリースされている録音も今は少なくなってしまっているようですので、露出も少ない訳です。ヨーヨーマなどとの録音によって知られているという面もあるかもしれません。

ハイドンのソナタ、協奏曲はそうしたアックスの現状からすると、重要なレパートリーと言えるかもしれません。
現在手に入るのは、協奏曲集1枚(3曲)、ソナタ集3枚(計13曲)の4枚。

Axcon.jpg
HMV ONLINEicon / amazon

Ax33.jpg
HMV ONLINEicon / amazon


Ax29.jpg
HMV ONLINEicon / amazon

Ax32.jpg
HMV ONLINEicon / amazon

これらのアルバム、どれも文句なくすばらしいです。
ピアノの響きの美しさが冴え渡り、ハイドンの曲想を存分に楽しむことが出来ます。
ゆったりとした自然なテンポ。流れるようなタッチ。悟りきったかのような無欲なフレージング。そしてピアノの特に高音の響きの美しさ。まさにピアノによる理想的な演奏といえるんじゃないでしょうか。
私の好きなXVI:20(33番)の2楽章などこれ以上の演奏は望む必要がないほど。テクニックや欲を超えた音楽性を感じます。

アイドル系ピアニストがこれほどの演奏をしたなら、さぞかし人気がでることでしょうが、地味な存在であるアックスが、このような自然な、というより、個性が際立つ訳ではない演奏をしているということで、地味な存在になってしまているんだと思います。
しかし、わかる人には「わかる」と思います。この良さが。

皆さんは、どう感じられるでしょうか。

テーマ : クラシック
ジャンル : 音楽

tag : ピアノソナタ おすすめ盤 ハイドン入門者向け

ブルーノ・ヴァイル、ザロモンセットへ

今日の一枚はブルーノ・ヴァイルのザロモンセットのライヴ録音集。

WeilNew.jpg
HMV ONLINEicon

ブルーノ・ヴァイルはターフェルムジークという古楽器オケでハイドンのパリセットや疾風怒濤期の交響曲やミサ曲集などの録音があり、これらの録音はハイドンの古楽器による演奏で、私が最も好んで聴いている演奏です。
既に古楽器の演奏で幾多の演奏があるハイドンの交響曲ですが、演奏に生気があるという意味ではヴァイルが最右翼ではないかと思います。ピノックの演奏にも同様のエネルギーを感じますが、やや型にはまったところがあり、ブリュッヘンでは鬼気迫る分厚い音響の迫力を感じるものの生気と言うか生き生きとした感じが後退してしまってます。ホグウッドは典雅に傾き、グッドマンはコントラストをつけすぎて固さが目立ち、鈴木秀美は指揮者の過剰コントロールで生気が抜けてしまっているようにきこえてしまいます。
そう、わたしにはヴァイルがとてもバランスよくハイドンの曲を楽しめる演奏なんです。

以前、熱心に集め、よく聴いたヴァイルがザロモンセットの録音に突入していることは、このブログを始める頃まで気づいていませんでした。HMV ONLINEで見つけてようやく最近入手しました。
曲目はザロモンセットの作曲順?の最初の3曲である96番奇跡、95番、93番。2枚組で2枚目はヴァイルによるオケを使った演奏をともなった解説が含まれています。SACDハイブリッドです。

肝心の演奏は、期待が大きかった分、思ったよりおとなしいものと感じました。コンサートライヴの録音で、以前の録音より編成が大きい分スケールは大きくなりましたが、きびきびとしたタイトな感じよりは、かなり自然な節回し。オケも響きの反射音を楽しんでいるような演奏です。中では冒頭の奇跡がいちばん乗っている感じです。
2枚目の解説はドイツ語なので私もわかりませんが、この解説の所々に差し込まれる断片の演奏が、1枚目の演奏より生々しくて、意外と面白いです。

これから、ザロモンセットのこりの9曲がリリースされるのを楽しみに待ちましょう。

テーマ : クラシック
ジャンル : 音楽

tag : 交響曲93番 交響曲95番 奇跡 ライヴ録音 SACD

ANDaNTE:懐かしの名演奏集

今日の1枚はANDaNTEレーベルのハイドンの交響曲と協奏曲の名演集。

Andante.jpg

ANDaNTEレーベルは、黒の渋いジャケットに豪華な製本作りのセットものをだすレーベルとして知られておりましたが、どうやら最近はCDのリリースから撤退している模様です。本家のウェブサイトでもCDのコレクションのことは触れられていません。

http://www.andante.com/

最近ショップでは在庫整理でバーゲンなどの棚に並ぶことが多くなっているようです。このレーベルのコレクションはリリース当時、ずいぶん値が張っていたため(1枚あたり2~3000円くらいしたと思います)、在庫処分価格で入手できるのはありがたいことです。ただし、私がこのアルバムを手に入れたときは高いときでした。

さて、含まれる演奏は次のとおり。詳しくは右の曲目リストでAN 1180で検索してみてください。

シモン・ゴールドベルクのバイオリン協奏曲(1947)
ランドフスカのピアノ協奏曲(1937)
フォイアマンのチェロ協奏曲(1935)
トスカニーニ/NBCのV字(1938)
ワルター/パリ音楽院管のオックスフォード(1938)
クーセビッツキー/ボストン響の驚愕(1945)
トスカニーニ/NBCの98番(1945)
ミュンシュ/パリ音楽院管の協奏交響曲(1938)
クーセビッツキー/ボストン響の102番(1936)
ビーチャム/ロンドンフィルの99番(1935、36)
トスカニーニ/NYPOの時計(1929)
ワルター/ウィーンフィルの軍隊(1938)

ライヴではなくスタジオ録音で、すでに他のレーベルからリリースされているものがほとんどです。いわば20世紀前半から半ばにかけてのハイドンの名演奏をひとまとめにしたものです。
このアルバムがいいのは各録音の音質がそろっていてとても聴きやすく仕上がっていること。そしてプロダクトとしてとても丁寧な作り。日本語はありませんが、解説も非常に丁寧で古い写真がたくさんちりばめられています。

既にほとんどの録音は他のレーベルで聴いたことがあるものが多かったですが、このアルバムで見直したのは、クーセビッツキーの交響曲2曲とゴールドベルクのヴァイオリン協奏曲です。
クーセビッツキーにはあまり注目していなかったので、これまであまり聴いてきませんでしたが、これはいいですね。102番は名演です。推進力も歌う部分も響きも申し分なしです。1936年にもどって生で体験したいものです。

古い録音はスタイルこそ古いものがありますが、これだけ時間が経過しても聴き続けられるべき価値があるという意味で、時代を代表する演奏という価値があり、そこには今の演奏にはない何かがあるわけです。
私自身はこうしたヒストリカルな演奏から最近の演奏まで、どちらが好きということもなくまんべんなく聴きますし、古いものにも新しいものにも好きな演奏があります。いろいろ聴いて初めてわかる違いがあって、興味は尽きないですね。

いいアルバムなので、中古や在庫処分を見かけたらお見逃しなく!

テーマ : クラシック
ジャンル : 音楽

tag : 交響曲102番 驚愕 ヴァイオリン協奏曲 チェロ協奏曲 軍隊 時計 交響曲88番 オックスフォード ヒストリカル ライヴ録音

NAXOSのミサ曲全集

今日の一枚はNAXOSのミサ曲全集。

Mass.jpg
HMV ONLINEicon

いつもは1枚ずつ発売して、あとからまとめて発売するのが常套手段のNAXOSですが、これはいきなり8枚組の全集で発売され、ちょっとびっくりしたものです。指揮は2曲を除いてJ. Owen Burdickという人で、天地創造ミサとテレジアミサののみJane Gloverで、オケは古楽器のRabel Barque Orchestra。

演奏はどの曲も古楽器の響きの良さが感じられる、非常に自然な演奏。あえていえばグラヴァーの2曲はそれに柔らかさが加わり、一つ格上の出来。ミサ曲を聴くためのファーストチョイスとしてお勧めできる演奏です。録音も自然でとてもいいです。
ライナーノーツは目次から始まり曲の解説、歌詞、演奏者紹介、指揮者のコメント、全録音のオケや合唱団のメンバー一覧まで含まれていて、とても廉価盤とは思えない丁寧な作り。箱もしっかりしたつくりでとても廉価盤とは思えない力の入れようです。

先日Brilliant Classicsを取り上げたばかりですが、廉価盤のもう一方の雄のNAXOSも負けてはいられないといった気迫が感じられるセットです。

ちなみにNAXOSの方では、先日ピアノソナタのおすすめで触れたYandoのピアノソナタ全集や、コダーイクアルテットによる弦楽四重奏曲全集、多数の指揮者で作り上げた交響曲全集、オラトリオ全集などいろいろとリリースされていますが、このミサ曲全集はピアノソナタ全集とならんでハイドンの良さを伝える双璧と言える存在です。

(BLOGメンテ情報)
今週一段落したピアノソナタの整理ですが、右のPiano Sonata 3のファイル容量が大きく膨らみ、携帯等からのアクセスに支障を来す可能性があるため、Piano Sonata 3と4に分割しました。
あと、最近調べたところ、Wikipediaの情報もそれなりに情報が充実してきているためリンク先に加えました。

テーマ : クラシック
ジャンル : 音楽

tag : ミサ曲全集 古楽器

プロフィール

Daisy


Author:Daisy

なぜかハイドン(Franz Joseph Haydn)が特に気に入り膨大な録音をコツコツ集めてレビューしております。好きなものはお酒全般(ワイン、日本酒、モルトなど)、美味しいものを食べること、料理、鄙びた温泉めぐり、歌舞伎見物、スポーツクラブで泳ぐこと(美味しいお酒を呑むため!)などなど。東京在住のごく普通のサラリーマンです。

最新記事
カテゴリ
タグリスト
クリックするとそのタグに関する記事が表示されます。特定の曲に関する記事の表示ができます。

モーツァルトチェロ協奏曲1番東京オペラシティ交響曲86番十字架上のキリストの最後の七つの言葉交響曲10番交響曲9番交響曲11番交響曲12番ヒストリカル太鼓連打ロンドン交響曲2番古楽器交響曲15番交響曲4番交響曲37番交響曲18番交響曲1番ひばり弦楽四重奏曲Op.54SACDピアノソナタXVI:12ピアノソナタXVI:32ピアノソナタXVI:25ピアノソナタXVI:14ピアノソナタXVI:8ピアノソナタXVI:20ピアノソナタXVI:42ピアノソナタXVI:46ピアノソナタXVI:2LPライヴ録音ピアノソナタXVI:48ピアノソナタXVI:4ピアノソナタXVI:5ピアノソナタXVI:1ピアノソナタXVI:3天地創造ディヴェルティメントリヒャルト・シュトラウス東京芸術劇場交響曲102番軍隊交響曲99番時計奇跡交響曲95番交響曲98番交響曲97番交響曲93番驚愕ピアノソナタXVI:37ピアノソナタXVI:7ピアノソナタXVI:49ピアノソナタXVI:36ピアノソナタXVI:35フルート三重奏曲ロッシーニオーボエ協奏曲ドニぜッティライヒャピアノソナタXVI:34弦楽三重奏曲皇帝ピアノ協奏曲XVIII:3ミューザ川崎ストラヴィンスキーシェーンベルクマーラーチェロ協奏曲東京文化会館フルート協奏曲ホルン協奏曲弦楽四重奏曲Op.20弦楽四重奏曲Op.2弦楽四重奏曲Op.9弦楽四重奏曲Op.17剃刀弦楽四重奏曲Op.103弦楽四重奏曲Op.77ピアノソナタXVI:318人のへぼ仕立屋に違いないファンタジアXVII:4ピアノソナタXVI:26パレストリーナモンテヴェルディアレグリバードタリスすみだトリフォニーホールピアノ協奏曲XVIII:11アンダンテと変奏曲XVII:6ピアノソナタXVI:6告別美人奏者ピアノソナタXVI:39四季交響曲70番迂闊者アコーディオンピアノ協奏曲XVIII:4ピアノ協奏曲XVIII:7バリトン三重奏曲スコットランド歌曲ヴェルナーガスマンベートーヴェンシューベルトピアノソナタXVI:38交響曲80番ラメンタチオーネ交響曲67番哲学者ピアノソナタXVI:24交響曲51番交響曲46番交響曲35番ヴァイオリン協奏曲協奏交響曲DVDピアノソナタXVI:52交響曲47番テレジアミサピアノソナタXVI:28ピアノソナタXVI:21ピアノソナタXVI:23アリエッタと12の変奏XVII:3ピアノソナタXVI:40サントリーホールラ・ロクスラーヌ帝国ハイドンのセレナード弦楽四重奏曲Op.76ピアノソナタXVI:50ピアノソナタXVI:51五度ラルゴピアノ三重奏曲日の出弦楽四重奏曲Op.64ピアノソナタXVI:44ラウドン将軍弦楽四重奏曲Op.1弦楽四重奏曲Op.33弦楽四重奏曲Op.74騎士交響曲17番ピアノソナタXVI:27シベリウス武満徹時の移ろい交響曲42番無人島ベルリンフィルホルン信号交響曲19番弦楽四重奏曲Op.55王妃交響曲87番トランペット協奏曲ピアノソナタXVI:29リュートピアノソナタXVI:10ピアノ五重奏曲ピアノとヴァイオリンのための協奏曲XVIII:6チェチーリアミサ東京国際フォーラムラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン雌鶏交響曲39番冗談英語カンツォネッタ集ナクソスのアリアンナアレルヤピアノ協奏曲XVIII:5ピアノ協奏曲XVIII:9ヴァイオリンソナタバッハ交響曲52番ピアノ協奏曲XVIII:2交響曲78番交響曲79番交響曲81番ロンドン・トリオブルックナー交響曲88番オックスフォードモテットオフェトリウムドイツ国歌カノンスタバト・マーテル弦楽四重奏曲Op.50よみうり大手町ホールクラヴィコードパッヘルベルアダージョXVII:9受難パリセット交響曲84番ブーレーズベルク交響曲全集主題と6つの変奏弦楽四重奏曲Op.71オペラアリアスクエアピアノピアノソナタXVI:41ショスタコーヴィチ交響曲68番交響曲57番リラ・オルガニザータ協奏曲悲しみリーム交響曲89番交響曲50番偽作CD-Rトビアの帰還ホルン三重奏曲薬剤師ヴァイオリンとヴィオラのためのソナタオルガン協奏曲火事交響曲38番リベラ・メピアノ協奏曲XVIII:10交響曲34番交響曲77番温泉フルートソナタドイツ舞曲誕生日交響曲90番校長先生ピアノ小品音楽時計曲ピアノソナタXVI:11ピアノソナタXVI:47bisカートリッジ雅楽プロコフィエフヘンデルサン=サーンス交響曲36番リストオーディオバリトン二重奏曲交響曲75番交響曲66番交響曲91番長岡鉄男歌舞伎おすすめ盤ピアノソナタXVI:47読売日響第九オペラ歌舞伎座スケルツァンド弦楽四重奏曲op.33ザルツブルク音楽祭ピアノソナタXVI:22変奏曲XVII:7オペラ序曲天地創造ミサジャズネルソンミサ弦楽四重奏曲Op.42交響曲76番ピアノソナタXVI:43古楽器風東急文化村ノットゥルノヴェーベルン哲学者の魂、またはオルフェオとエウリディーチェライヴ府中の森芸術劇場裏切られた誠実マリア・テレジアバリトン五重奏曲ハイドン入門者向け歌曲ピアノソナタXVI:G1ウィーンフィル月の世界交響曲72番建築ファリャマリアテレジア交響曲56番交響曲27番2つのホルンのための協奏曲展覧会ピアノソナタXVI:19弦楽四重奏曲全集シャンゼリゼ劇場皇帝讃歌交響曲24番大オルガンミサ小オルガンミサ新橋演舞場交響曲5番サルヴェ・レジーナテ・デウムカッサシオン室内楽曲ピアノソナタXVI:45ベトナム料理国立新美術館高音質CDドビュッシー交響曲28番交響曲13番交響曲108番変わらぬまこと交響曲62番交響曲107番ジプシー・ロンドチェンバロ四重奏曲交響曲3番スカルラッティカンタータ声楽曲戦時のミサ珍盤ザロモンセットN響ハルモニーミサミサ曲全集NHKホールハインリッヒミサピアノソナタ全集ジュピターレコードマーキュリー管弦楽曲室内楽変奏曲XVII:5交響曲54番交響曲41番ギターピアノソナタXVI:33府中交響曲58番ピアノソナタXVI:30カラヤンスウェーリンク書籍交響曲65番ニコライミサ交響曲71番アプラウスピアノソナタXVI:13魂の歌仙台ヤナーチェク現代音楽Blu-ray狩りピアノソナタ

ハイドン所有盤リスト
Joseph Haydn Discography at H. R. A.
所有盤をジャンル別にリスト化しています。基本的に録音年順とし、録音年不明のものは末尾に記載。演奏者名はジャケットなどの表記に合わせています。

2017年7月のデータ(2017年7月31日)
登録曲数:1,361曲 登録演奏数:10,291
月別(表示数指定)
リンク
全記事表示リンク

全ての記事を表示する

カウンター
カレンダー
02 | 2010/03 | 04
- 1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30 31 - - -
ブログ内検索
Translation(自動翻訳)
ブログランキング等
当Blogへお越しの際は、下のバナーをクリックの上お仲間のBlogも是非お楽しみください。
クラシック音楽鑑賞の情報満載。
にほんブログ村 クラシックブログ クラシック音楽鑑賞へ

クラシックの膨大なブログランキング。更新もクイック。
人気ブログランキングへ

音楽家、音大生、音楽愛好家のブログランキング。
音楽ブログランキング

このブログの成分解析。キーワードによるブログランキング。
blogram投票ボタン

大家さんFC2のクラシックブログランキング。


おすすめ(音楽)
ハイドンの超厳選名演盤。
AdamFischer97.jpg
沸き上がる興奮(Blog記事

Gloukhova2.jpg
ピアノソナタ新風(Blog記事

RialAria.jpg
恋人のための...(Blog記事

書籍もCDも送料1点から無料。配送クイック。


クラシックのアルバム・日本語解説が一番充実。
HMVジャパン
HMV ONLINEでハイドンのアルバムを検索icon
HMV ONLINEでハイドン関係書籍・楽譜を検索 icon

クラシックの独自企画・復刻盤は要注目。


おすすめ(音楽以外)




アクセスランキング(FC2)
[ジャンルランキング]
音楽
163位
アクセスランキングを見る>>

[サブジャンルランキング]
クラシック
11位
アクセスランキングを見る>>
twitter
ブログの更新情報などをつぶやいています。
最新コメント
最新トラックバック
メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

RSSリンクの表示
Powered By FC2ブログ

今すぐブログを作ろう!

Powered By FC2ブログ