Haydn Disc of the Month - February 2011

Haydn Disc of the Month - February 2011

今月ももう月末。季節が変わるのが早いですね。今月の1枚はこのアルバムです。

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2011/02/12 : ハイドン–室内楽曲 : トリオ・ヴァンダラーのピアノ三重奏曲集

今月も良いアルバムが多く、どのアルバムを選ぼうか悩みましたが、今まで室内楽の受賞がなかったことが決め手となり、トリオ・ヴァンダラーによるハイドンのピアノ三重奏曲集を選びました。現代楽器による演奏ですが、噴出する素晴らしいエネルギーと火花が散るようなアンサンブル。ハイドンの室内楽の活き活きとした魅力をつたえる素晴らしい録音です。

今月の候補は下記のとおり。すべてレビューで[+++++]の評価をした、何れも素晴らしいアルバム。賞の主旨から既に名盤と評価されているカラヤンとベルリンフィルのロンドン、シューリヒトのロンドンなどはリストアップしていません。

2011/02/27 : ハイドン–オラトリオ : フィッシャー=ディースカウフル登場、マリナー/ASMFの天地創造-2
2011/02/27 : ハイドン–オラトリオ : フィッシャー=ディースカウフル登場、マリナー/ASMFの天地創造
2011/02/20 : ハイドン–協奏曲 : アルテュール・グリュミオーのヴァイオリン協奏曲
2011/02/20 : ハイドン–オラトリオ : マルケヴィチ/ベルリンフィルの天地創造、ゼーフリート絶唱
2011/02/19 : ハイドン–室内楽曲 : モンドロシキェヴィツ/パウル・グルダのヴァイオリンソナタ
2011/02/16 : ハイドン–声楽曲 : ホルツマイア/トリオ・ヴァンダラーのスコットランド歌曲
2011/02/13 : ハイドン–室内楽曲 : アンタイ/クヴェール/ヴェルツィアーによるピアノ三重奏曲集
2011/02/07 : ハイドン–交響曲 : クリスチャン・ヤルヴィの86番
2011/02/06 : ハイドン–ピアノソナタ : アンヌ・ケフェレックのピアノソナタ集
2011/02/02 : ハイドン–交響曲 : トスカニーニのホルン信号1938年ライヴ

中でも、最後まで選考対象となったのは、同じくピアノ三重奏曲を古楽器で演奏したアンタイ/クヴェール/ヴェルツィアーのアルバム、クリスチャン・ヤルヴィの交響曲86番、マルケヴィチの天地創造、そして昨日取り上げたマリナー/ASMFによる天地創造の4組。

アンタイ/クヴェール/ヴェルツィアーのピアノ三重奏曲は古楽器による演奏ですが、受賞盤のトリオ・ヴァンダラーと遜色ないすばらしいキレが聴ける、こちらも室内楽の悦びに溢れた演奏。クリスチャン・ヤルヴィのパリセットは最近リリースされたパリセットでは一押しの名演奏。パリセットの過去の演奏の慣習を一切感じさせない斬新かつセンスの良い演奏としておすすめです。マルケヴィチの天地創造はゼーフリートの信じられないような美声とマルケヴィチの緻密なコントロール、そしてマリナーの天地創造はフィッシャー=ディースカウの圧倒的な存在感と意外ながらマリナーのメリハリに富んだオーケストラコントロールが素晴らしい演奏。どのアルバムをHaydn Disc of the Monthとして選んでも問題ない素晴らしい出来です。

今月は仕事の都合でレビュー点数は少なかったものの、室内楽を中心にいいアルバムに出会えました。手元には未登録盤の山もありますので、少しずつ聴きながらこつこつレビューを続けていこうと思います。

テーマ : クラシック
ジャンル : 音楽

tag : おすすめ盤

フィッシャー=ディースカウフル登場、マリナー/ASMFの天地創造-2

間が空いてしまいましたが、マリナーの指揮する天地創造の第二部以降をレビューしましょう。

いちおう情報をおさらいしておきましょう。

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HMV ONLINEicon / amazon

サー・ネヴィル・マリナー(Sir Neville Marriner)指揮のアカデミー室内管弦楽団と合唱団(Chorus & Academy of St Martin in the fields)によるハイドンのオラトリオ「天地創造」。ソロはガブリエル/エヴァがエディト・マティス!(Edith Mathis)、ウリエルがアルド・バルディン(Aldo Baldin)、ラファエル/アダムがディートリッヒ・フィッシャー=ディースカウ!(Dietrich Fisher-Dieskau)、最終曲のメゾがキャサリーン・デンレイ(Catherine Denly)。

第一部のレビューをアップしてから、よくメールをいただく横浜のYさんよりこのアルバムの演奏の情報をいただきました。Yさんの手元にはどうやら廉価盤ではなくオリジナルリリース盤がある模様ですね。コレクターとしてはうらやましいです(笑)。

いただいた情報によると、録音は1980年1月2日~8日、ロンドンのセントジョンズ・スミス・スクエアでとのこと。セントジョンズ・スミス・スクエアは調べてみると、ロンドンの中心部、ビッグベンのすぐそばの教会のような建物。サイトがありましたのでリンクを張っておきましょう。

St. John's, Smith Square(英文)

さて、第二部からレビューを再開しましょう。

ガブリエルのレチタティーヴォから始まる第二部。なぜかオケがフルスロットルでキレまくってます。第14曲、第15曲とガブリエルのレチタティーヴォとアリア。マティスの美声がキレたオケに乗って艶やかに響きます。
続いて第16曲、第17曲はラファエルのレチタティーヴォとアリア。フィッシャー=ディースカウの声が轟いた瞬間、全体が引き締まります。録音の関係もあるとは思いますが声量も素晴らしく、際立つ存在感。
そして第18曲、第19曲は3人のソロと合唱による第5日の終わりのクライマックス。キレのいいオケに乗ってソロと合唱が素晴らしい盛り上がり。オケも最大限に振り切れて幕を閉じます。

CDを変えるといきなりフィッシャー=ディースカウのラファエルのレチタティーヴォ。オケもフレーズを整理した響きでクッキリと浮かび上がらせるキレ。とにかくこの演奏の特徴はオケが非常にテンションが高いこと。テンポを落とすところはしっかり落としているのでただのハイテンションとは異なるもの。響きの純度も高く、アクセントも明解、そして抑えもよく効いているというのが正直なところ。デュナーミクの幅も大きく素晴らしい緊張感。
第22曲の神々しいはじまり。テンポを落とし溜めを効かせたオケが素晴らしい盛り上げ方。例のバスーンのお化けみたいな低音の号砲は非常に大人しいもの。この曲は大胆に落としたテンポで荘重さを極めようということでしょうか。ここまでテンポを落とすとは思いませんでしたが、そのテンポにピタリと合わせたフィッシャー=ディースカウが素晴らしい歌唱。
第23曲、第24曲はウリエル。第24曲は微風のような爽快さをうまく表現。やさしい声とオケの素晴らしい響き。この曲のチェロの伴奏は何度聴いても素晴らしいメロディー。
ラファエルのレチタティーヴォをはさんで第26曲の合唱、そして第27曲の3重唱、第28曲の合唱と第二部のクライマックスへのステップを刻みます。第27曲の3重唱も見事でですが、第28曲に至り、オケが最高の盛り上がりをみせ、素晴らしいクライマックスへの道程を再現。合唱も絶唱、ソロもオケも素晴らしい興奮。ハレルヤがこだまして第二部を終えます。

第三部はピチカートとフルートの美しすぎる調べを皮切りに弦が加わり、素晴らしい弛緩。途中のホルンの音色にうっとり。
そして、第三部のハイライト第30曲、アダムとエヴァのデュエット。マティスの素晴らしく艶やかな声と、ディースカウの理性を少し隠したようなバリトンの美しい響きがバックグラウンドコーラスの上に浮かび上がる様はなかなかの場面。第30曲の後半の盛り上がりは素晴らしいもの。マリナーのコントロールもキレまくってクライマックスに向けた焦点を明確にして怒濤の瞬間。今日は素晴らしい連発ですね。
第31曲はレチタティーヴォ、そして第32曲でふたたびアダムとエヴァの2重唱。マティスとフィッシャー=ディースカウの素晴らしい掛け合い。ここに至り2人の素晴らしいアンサンブルにノックアウトです。
そしてウリエルのレチタティーヴォを経て、終曲の第34曲。終曲は神々しいというよりは、おつかれさま会という風情。最後のクライマックスへ向けた最後の力。最後はアーメンで終了。

マリナーの天地創造は意外と言っては失礼ですが素晴らしい演奏でした。もちろん[+++++]という評価であり、ついでにハイドン入門者向けのタグも進呈です。マリナーのわかりやすいフレージングのオケに乗って、マティスやフィッシャー=ディースカウの素晴らしい歌唱が楽しめる名盤ですね。

テーマ : クラシック
ジャンル : 音楽

tag : 天地創造 ハイドン入門者向け

昨夜の顛末(鹿児島料理)

昨夜はFC2のダウンも知らず、いつものようにひと泳ぎしてから、近所の鹿児島料理へ。土曜は空いていることも多いんですが、昨日は2席を残して満員。ということで私たちが座って満員、ラッキーでした。

食べログ:遊食友酒・菜

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いつもののように生と生グレープフルーツサワー。マスターがひょいと顔を出し、2、3お任せで出しましょうかとと。注文せずに手早くできるものを出してくれるんですね。音もなく最初に出てきたのはツブ貝の醤油煮。酒飲みと心得ての粋な小鉢。30人くらいでごった返す店内ですが、まるで貸し切りのようにすぐ出てきます。これが美味。

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つづいてマグロのほっぺの唐揚げ。これがまたビールに合って最高。いつもながら安心して呑めます。

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つづいて黒豚大根。大根に黒豚のひき肉をあしらったあんかけがかかっているんですが、これがまたしみる味。この時点で焼酎を注文。今日は鹿児島、加世田の芋「波濤(はとう)」をロックで。芋の甘みがなかなか良いですね。今月のおすすめとのこと。

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落ち着いたところで里芋を蒸した、きぬかつぎを頼んだんですが、あいにく品切れ。砂肝と銀杏炒めでつないで、、、

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最後は黒豚焼きそば。なんかオマケでオクラとタケノコの芽が乗ってました。いつもながら素晴らしい手際で、あっという間にいい気分で満腹に。帰ってマリナーの天地創造の新盤、旧盤を聴いていたんですが、FC2の当ブログのサーバーが落ちていたので、昨日は更新できずにいた訳です。

マリナーの天地創造、素晴らしい充実度故、記事を分けてますが、ちょっと出かけて食事をしますので、残りは今夜遅くに。

テーマ : おいしい店紹介
ジャンル : グルメ

フィッシャー=ディースカウフル登場、マリナー/ASMFの天地創造

昨日はお休みで更新意欲満々でしたが、大家さんであるFC2のサーバーダウンで更新作業が出来ませんでした。気を取り直して今日は大物。

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サー・ネヴィル・マリナー(Sir Neville Marriner)指揮のアカデミー室内管弦楽団と合唱団(Chorus & Academy of St Martin in the fields)によるハイドンのオラトリオ「天地創造」。ソロはガブリエル/エヴァがエディト・マティス!(Edith Mathis)、ウリエルがアルド・バルディン(Aldo Baldin)、ラファエル/アダムがディートリッヒ・フィッシャー=ディースカウ!(Dietrich Fisher-Dieskau)、最終曲のメゾがキャサリーン・デンレイ(Catherine Denly)。録音はPマークが1980年ということで、その数年前と想像されます。最近の廉価盤には録音年やロケーションの表記がないものも多くて困ります。廉価といっても基本的な情報を書いてもらいたいものですね。どなたかオリジナル盤などをお持ちで、録音年月日やロケーションがわかる方がいらっしゃったらコメントいただけると助かります。

聴き所はもちろん、フィッシャー=ディースカウのラファエル/アダム、そしてマリナーのコントロールするオケといったところでしょう。調べてみるとマティスは天地創造をいろいろなアルバムで歌っているんですが、フィッシャー=ディースカウはこのアルバムの他にはカラヤンのDGのセッション録音でアダムを歌っているのみ。第一部から第三部までフル出場するのはこのアルバムが唯一のものとなります。(手持ちの51種の録音を対象)

マリナーはこのアルバムの後にEMIからシュトゥットガルト放送交響楽団との天地創造も録音しています。今回両方手に入れたんですが、聴き比べたところ、旧盤であるこちらの方の出来が良く聴こえましたのでこちらを取り上げた次第。新盤はバーバラ・ボニーのガブリエル/エバの歌唱が素晴らしいものの、マリナーのコントロールが少し浮き足立つような部分があり、旧盤のじっくり落ち着いたコントロールに歩があると思います。

ついでにマリナーの振ったハイドンの曲について以前のレビューのリンクを張っておきましょう。

ハイドン音盤倉庫:リン・ハレルのチェロ協奏曲集
ハイドン音盤倉庫:マリナー/ドレスデン・シュターツカペレの戦時のミサ

マリナーの演奏スタイルは、ASMFとのモーツァルトの演奏に見られる愉悦感が満ちたような演奏と、上のリンクのドレスデン・シュターツカペレを振った時の分厚いオケの迫力ある演奏とスタイルをいくつか持っているように感じます。どちらにしてもクッキリとフレーズを浮かび上がらせ、わかりやすく曲を流れをコントロールするという特徴がマリナーならではというところでしょう。

第1曲のはじまりは、不気味な影を落とす和音と糸を引くようにつづく弦と木管。マリナーはゆったりしたテンポで弱音部のフレーズを丹念に表情づけして進めます。最後の大爆発までコーラスも含めて静寂を印象づけて、室内管弦楽団ながら素晴らしい迫力の大爆発。
第2曲のウリエルのアリア。テンポが普通にもどってマリナーらしいキレの良いフレージングに乗ってウリエルが歌います。ウリエルのバルディンはオペラ向きな表情豊かな声。ヴァイオリンのキレがフレーズをクッキリと浮かび上がらせます。
第3曲はラファエルであるフィッシャー=ディースカウの聴き慣れた声によるレチタティーヴォ。フィッシャー=ディースカウの明晰なドイツ語と体に響くその余韻。雰囲気は一気に締まりますね。
第4曲でガブリエル、エディト・マティスの登場。マティスらしい芯のしっかりした可憐な声。
第5曲から第6曲までラファエルのレシタチィーボからアリア。圧巻はフィッシャー=ディースカウのアリア。明晰さとテンポ感、完璧なコントロールで素晴らしい存在感。歌手一人で曲を完全に支配してしまったような圧倒的な迫力。マリナーもそれに応えてオケの手綱を一気に引き締めます。
第7曲から第8曲は、第1部のハイライト、ガブリエルのレチタティーヴォとアリアです。マティスの艶やかな伸びのある声が心に響きますね。カラヤン盤のヤノヴィッツ、先日とり上げたマルケヴィチ盤のゼーフリートが印象に残ってますが、このマリナー盤のマティスの艶やかさも捨て難いですね。他の盤でのマティスが今ひとつピンとこなかったんですが、このアリアはいいですね。
第9曲から第10曲は短いウリエルのレシタティーボと合唱。良く聴くとウリエル役のバルディンも良く通る艶やかな声。次第に存在感を増してきています。素晴らしいのが純度の高い合唱の響き。フレーズにアクセントがきっちりついており合唱指揮のヘルタイの面目躍如ですね。素晴らしい迫力。
そして第一部のクライマックスに至る第11曲から13曲まで。とくに第12曲の始まりの神々しさは鳥肌ものの迫力。フレーズをクッキリ描くのはマリナー流ですが、第一部の終曲に至り、リズムをカッチリ決めて推進力溢れる進行。3人のソロの重唱が続きますが、そこでもフィッシャー=ディースカウの存在感が目立っています。最後はちょっとギアチェンジしてテンポを上げでクライマックスを目指します。速いテンポとキレたオケ、分厚い合唱が渾然一体となった素晴らしいクライマックス! 

これは名盤の予感です。第二部以降は記事を分けます。

テーマ : クラシック
ジャンル : 音楽

tag : 天地創造

カテリーネ・ゴルデラーゼのピアノソナタ集

今日はピアノソナタの珍しいアルバムを。

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カテリーネ・ゴルデラーゼ(Catherine Gordeladze)の弾くハイドンのピアノソナタ集。収録曲目は収録順にピアノソナタXVI:6(1950年代作曲)、VI:37(1780年頃)、VI:30(1776年)、VI:46(1767年~70年)、VI:52(1794年)の5曲。収録は2007年2月24日から26日。レーベルはドイツのARS MUSICI。このアルバムを選んだのは昨夜ちょっと手に取ったら録音日がちょうど4年前の今日ということで。こうゆうこともあるんですね。

彫りの深い容姿とちょっと濃いめのお化粧をしたピアニスト然とした姿の写真をインパクトのあるジャケット。先日ディスクユニオンの店頭で、一目でコレクションにないアルバムと判明したため入手。これまで見知らぬ演奏家の見知らぬアルバムでも素晴らしい演奏と出会うこともたびたびあるため、CDプレイヤーにかけて最初の音をだすまで、緊張が走ります。この緊張感がたまりません。

レビューに入る前に、奏者のことを調べます。ネットに本人のサイトがありましたのでリンクを張っておきましょう。

Catherine Gordeladzeのウェブサイト(ドイツ語、英語)

最初はジョージア州出身と読んだんですが、よく読むとグルジアのトビリシ出身。黒海とカスピ海の間の国。グルジアと言えば力士の黒海や臥牙丸、栃ノ心で日本に親しまれていますね。現在はドイツに住んで活躍しているようです。ソロピアニストとして、そして室内楽の奏者としてドイツなどで知られているそうです。ピアノはアレクシス・ワイゼンベルクに師事し、現在はフランクフルトの大学での講座も持っているようですね。おそらく日本ではあまり知られた存在ではないでしょう。

ゴルデラーゼ演奏は非常にキレの良いピアノのオーソドックスなもの。ハイドンのソナタの模範的な演奏として安心して聴けるもの。非常にクリアな指使いでメロディーラインをクッキリ浮かび上がらせ、感情表現は控えめながら楽譜に書かれた音符を克明に音楽にしていくような演奏。音ではなく音楽といったのは、音楽性もそこそこあり、シンプルな表現ながら楽しめる演奏となっています。

1曲目のXVI:6はかなり初期の作品。シンプルな曲想をテンポよくクッキリと弾いていきます。晴朗感、弾む感じが曲想にあっていて良い演奏。1楽章、2楽章は若干平板な印象もありますが、3楽章のアダージョはすこしリラックス度があがり、情感が深くなります。なかなか良い演奏。終楽章ふたたびクリアな音響。

2曲目は名曲XVI:37。全曲のアダージョが良かっただけに、有名な2楽章のラルゴの情感は期待できそうですね。1楽章は前曲の速い楽章にすこし固さが見られたのとは変わり、メリハリと変化もついてなかなかいい感じ。元々右手の輝き感は美しいだけに、この曲の特徴的なメロディーをクッキリ浮かび上がらせて、なかなかいい感じです。1楽章の後半に不思議なアクセントをつけてちょっとトランス状態に入りそうな規則的なアクセントの繰り返し。面白い解釈です。期待の2楽章。クッキリとしながらゆったりとして期待通りの美しさ。抑えた部分もクッキリしながら音量を落とせるので変化の幅もいいですね。フィナーレも右手の輝きでクリアな響き。この人の演奏は色っぽい感じはしないんですが、健康的な響きの中にほのかなおしろいの香りのような優美さが感じられるというの特徴ですね。

3曲目のXVI:30、4曲目のXVI:46も基本的に同様の傾向の演奏ということで、ちょっと割愛。

最後の大曲XVI:52。これまでの曲とはスケール感の表現要求が一段階変わります。1楽章はこれまでの曲よりも起伏をつけているように感じます。聴き進めていくうちにちょっと感じたのが師であるワイゼンベルクの影響。すべての指の音をクリアに響かせるワイゼンベルクの音の特徴がゴルデラーゼの弾くピアノの特徴にもなっているように感じます。音色の特徴は感じるものの、曲のスケール感を表現するにはフレージングが若干平板な印象を与えてしまうのも正直なところ。2楽章のアダージョは持ち前の呼吸の良さが活きて良い演奏。フィナーレもアダージョの良い流れを受け継いで程よい流れ。

このアルバムの評価はXVI:6とXVI:52が[+++]、その他の曲が[++++]としました。全体にクッキリした響きとキレの良さが、そしてゆったりした部分にはうっすらと良い詩情を伴う演奏ですが、曲のメリハリと言うか、特に速い楽章のフレージングが若干単調さを感じさせるところがあり、そのあたりの音楽性が豊かになってくると評価も上がるのではないかと思います。

テーマ : クラシック
ジャンル : 音楽

tag : ピアノソナタXVI:6 ピアノソナタXVI:37 ピアノソナタXVI:30 ピアノソナタXVI:46 ピアノソナタXVI:52

シューリヒト/ウィーンフィル1956年のモーツァルトライヴ

今週の仕事もようやく終わりました。今日は前記事、前々記事とシューリヒトのロンドンを取り上げた勢いで、シューリヒトの好きなアルバムを取り上げます。

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1956年といえばモーツァルト生誕200年のアニヴァーサリー。ザルツブルクのモーツァルテウムで行われたモーツァルト週間のコンサートを収めたアルバム。オケはウィーンフィル!、録音は1956年1月26日モーツァルテウムの大ホールにて。収録曲目はモーツァルトの交響曲23番KV181(162b)、ピアノ協奏曲22番KV482(独奏:タチアナ・ニコラーエワ)、交響曲35番「ハフナー」KV385の3曲。レーベルはINTERNATIONALE MOZARTEUM STIFTUNG MOZUARTEUM SALZBURG(国際モーツァルテウム基金ザルツブルク)。センスのいいジャケットが印象的なアルバム。

このアルバムを手に入れたのは10年以上前。シューリヒトの凄さを思い知ったアルバムで、これ以降シューリヒトの演奏をいろいろ集めはじめたという思い出のアルバム。

今日はこの中から冒頭に収められた大好きなモーツァルトの交響曲23番を取り上げます。

いつもの大宮真琴さんの「新版ハイドン」と同じシリーズの海老沢敏さんの「モーツァルト改訂」を紐解くと、この交響曲23番は1773年にザルツブルクで作曲したもの。1773年といえばハイドンは41歳、エステルハージ家の楽長に就任し7年目と円熟期で、マリア・テレジアがエステルハーザを訪れた年。一方のモーツァルトは17歳。以前のイタリア旅行の際に依頼されていた「ルーチョ・シッラ」の初演のためにミラノを目的地とした3回目のイタリア旅行。この直後にザルツブルクでこの曲を書いたとのこと。

曲は鮮烈な響きから、スリリングな展開で主題に入る、天真爛漫なモーツァルトらしい1楽章から始まる曲。この曲は意外と名演奏が少なく、曲の本質を捉えた演奏にはあまりお目にかかれませんが、シューリヒトの演奏は曲のイメージにピタリとハマるテンポ、フレージング、粗さ。テンポも比較的自由度が高いですが、何といってもいいのは筆の勢いに溢れた草書の書のような風流な風情。しかもテンポを自在にゆらし、継ぎ目なく演奏される3楽章のこの小交響曲に非常に味わい深い印象を残していること。最初に聴いたときには、何と可憐なフレージングかと何度も聴き入ったものです。曲が始まってからフィナーレまで10分程度の小曲ですが、モーツァルトの玉が転がるような名旋律と深い闇をも垣間見せる情感、そして器楽の醍醐味を聴かせる快速なフィナーレまで一気に聴かせます。

1956年、そしてザルツブルクでの演奏という記念性、そしてウィーンフィルという素晴らしい組み合わせがこの日の感動を約束したようなコンサートの記録として、掛け替えのない価値をもつアルバムと言えるでしょう。

録音も鮮明さはほどほどながら、聴きやすい良い録音。拍手も演奏を盛り上げます。

今週もハードな一週間でしたが、最後にシューリヒトの名演奏をゆったりと楽しむ余裕くらいはとれました。平日更新できなかった分、週末には何枚か取り上げたいと思いますので、よろしくお願いいたします。

テーマ : クラシック
ジャンル : 音楽

tag : モーツァルト ウィーンフィル ヒストリカル ライヴ録音 おすすめ盤

シューリヒトの「ロンドン」(MEMORIES REVERENCE)

今日は昨日につづきシューリヒトの「ロンドン」。

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昨日書いたように手元にはシューリヒトのロンドンは3組のアルバムがあります。

・Schuricht, Suttgart Radio Symphony Orchestra (10 September 1952) [7'23/6'45/4'52/5'06] DISQUES REFRAIN DR 920027
・Schuricht, Orchestre National de L'ORTF (September 1955/Live) [11'02/11'27/8'04/7'14] MEMORIES REVERTENCE MR 2020/21
・Schuricht, Orchestre National de France (September 1955) [8'04/7'14/4'50/4'49] VIRTUOSO 94012

今日はその2番目の演奏。フランス国立放送管弦楽団との演奏で1955年9月のパリでのライヴを収めたもの。ちなみに3番目の演奏は同じオケですがオケ自体の名称が1975年に変わり、現在はフランス国立管弦楽団となっていますので両者は同じオケの当時の名称と現在の名称のちがい。同年同月の演奏ですが、ジャケットに表記されたタイミングがだいぶ前者の方が遅い演奏です。これだけタイミングが違うとさぞかし異なる演奏だろうと両方を比べてみると、、、 ほとんどと言うか、全く同じ演奏に聴こえます。もしやと思い実際の演奏時間をCDプレーヤーの時間表示とにらめっこで確認してみると、2番目のアルバムの演奏時間は間違っており、ほぼ3番目のアルバムと同じタイミングと判明。よって両者は同じ演奏ということとみなして良さそうです。所有盤リストのタイミング表記を直さなくてはなりませんね。よって上のリストのタイミングを直した表記を並べると下記のようになります。

・Schuricht, Suttgart Radio Symphony Orchestra (10 September 1952) [7'23/6'45/4'52/5'06] DISQUES REFRAIN DR 920027
・Schuricht, Orchestre National de L'ORTF (September 1955/Live) [8'04/7'14/4'50/4'49] MEMORIES REVERTENCE MR 2020/21
・Schuricht, Orchestre National de France (September 1955/Live) [8'04/7'14/4'50/4'49] VIRTUOSO 94012

2番目と3番目の演奏は録音状況がかなり似ているので、レビューは入手しやすい現役盤である2番目の演奏を取り上げましょう。

最も気になるのは昨日取り上げたシュトゥットガルト放送響との演奏、録音の違いですね。録音から言うと、昨日の演奏の方が鮮明度は上ながらちょっと音が固く、厚みにかける印象があります。今日取り上げるフランス国立放送管の方が、少しこもり気味ながら、厚みとスケール感、やわらさかを感じる録音。どちらもモノラルながら聴きやすい音なので鑑賞に問題ありません。どちらかというと今日取り上げたフランス国立放送管盤の方が曲調に合っているという印象が残ります。
演奏自体もタイミングを見てわかるとおり、若干フランス国立放送管盤のほうが前半2楽章がゆったり目で、終楽章は逆に早めとなるなど、テンポのメリハリをつけた演奏になります。厚めの音響のせいか、余裕ある音響でロンドンの風格も表現しているようですね。

1楽章はフレージングはシュトゥットガルト放送響盤と非常に似ていますが、厚みと余裕はフランス国立放送管盤が上回る感じです。厳かな雰囲気の序奏が進み、主題に入るところは昨日の微風とは異なり非常にテンポを落としてゆったり感満点の入り。主題の提示以後は徐々にテンポを戻して、少し溜を効かせながらクライマックスまで持っていきます。
2楽章のアンダンテは、何もしていないようで微妙なニュアンスが千変万化する素晴らしいアンダンテ。シューリヒトの自然な魅力と天才がもっともよく現れた楽章だと思います。オケも粗いことは粗いですが、その粗さがマイナスに働かないのが凄いところ。全員でごしごし弾いている感じとソロがひっそり弾く部分との対比がとってもいいです。これ以上自然な演奏は無理なのではと思わせる無為さ。
3楽章のメヌエット。2楽章の集中を持続したままオケがテンションを上げています。自然さが基調をなす演奏。この演奏の聴き所はメリハリではなく、アクセントをつけないメロディーの部分の素朴な美しさにあると言えるでしょう。
フィナーレは遠くから聴こえてくるメロディーがこだまするように始まりますが、作為のない素朴で自然な演奏。テンポも程よく上がり勢いもまずまず。

昨日取り上げたシュトゥットガルト放送響との演奏とはまた聴き所が異なる演奏。シューリヒトの特徴である無為ともいえる究極の自然さ、ゆったりしたオケの奏でる盛り上がり、一貫した表情、そして終楽章の盛り上がりなどは今日のアルバムの方の演奏の美点。昨日は泣く泣く[++++]としましたが、この演奏は[+++++]とします。人によってはタイトなシュトゥットガルト盤を推す人もあるかもしれませんが、私はパリ国立放送管盤を推したいと思います。

テーマ : クラシック
ジャンル : 音楽

tag : ロンドン ヒストリカル おすすめ盤

シューリヒトの「ロンドン」(DISQUES REFRAIN)

今日は至宝、シューリヒトのロンドンを取り上げます。

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手元にはシューリヒトのロンドンは3組のアルバムがあります。

・Schuricht, Suttgart Radio Symphony Orchestra (10 September 1952) [7'23/6'45/4'52/5'06] DISQUES REFRAIN DR 920027
・Schuricht, Orchestre National de L'ORTF (September 1955/Live) [11'02/11'27/8'04/7'14] MEMORIES REVERTENCE MR 2020/21
・Schuricht, Orchestre National de France (September 1955) [8'04/7'14/4'50/4'49] VIRTUOSO 94012

1番目はシュトゥットガルト放送交響楽団との1952年の録音ですが、2番目の3番目はおそらく同じオケではないかとおもわれるものの、ジャケットに表記されたタイミングがあまりに異なります。この3種の出来を集中的に聴いて違いを探ろうと言う企画。今日はこの中から、今日は1番目のDISQUES REFRAIN盤を取り上げます。一番最初に入手したので一番聴き込んだアルバム。

シューリヒトのハイドンは以前に一度、軽く取り上げています。

ハイドン音盤倉庫:枯淡、シューリヒトのハイドン

シューリヒトは1880年、ドイツのダンツィヒ生まれの指揮者。アンセルメの要請で、1944年、スイスロマンド管弦楽団に客演した際、スイスに亡命。その後、ウィーンフィル、ベルリンフィルなど世界的なオケに客演し、名声を博すに至ります。シューリヒトは高齢になってからその世界的名声を手に入れることとなった人。晩年はリウマチに悩まされたとのことで、亡くなったのは1967年です。

このアルバムのシューリヒトのロンドン、出来映えはどうでしょうか。

1楽章は岩のようにゴロついたオケが奏でる序奏から入ります。音はモノラルながら鮮明なもの。シューリヒトらしく整理された響きで序奏のメリハリを表現。ティンパニがアクセントを強めに表現。主題に入るところは微風のような弦の入り。テーマの表現は意外と溜をたっぷりとってメリハリを十分つけます。灰汁の強いアクセントをつけながら、侘び寂びも感じる枯淡の表現と言ったら良いでしょうか。非常にクッキリしたメリハリをつけているにも関わらず枯れているのがシューリヒト流。1楽章の最後はゆったりとしたテンポに移りますが、テンションは高いまま。不思議なテンションでが、味わい深さは絶品。
2楽章は中庸なテンポで進めます。メリハリは抑え気味ながら素朴な遅さで進めます。途中の展開部で突如テンポを上げる部分がありますが、さらっとした変化で意外性はなし。このへんの独特の表情付けがシューリヒトならではという雰囲気を醸し出しているんでしょう。ときおりレガートを利かせたり、テンポに変化をつけたりと、ワルター等にも見られる変化をつけますが、この変化の付け方がファンを引き込むポイントかも知れません。非常に落ち着いたアンダンテですね。
3楽章のメヌエット。最も変化の少ない楽章です。最初から一定のテンポであまり大きく表情づけをすることなく淡々と進めます。
フィナーレは出だしのフレーズの枯れた表情が印象的。次々と重なる楽器が枯れた表情のなか厚みを増していきます。古い演奏らしく、ヴァイオリンのキレにはそうとう気を使っていることが窺われます。ヴァイオリンの音階のキレは抜群。途中のザクザク進む部分のアクセントとオケの巻き込み方は流石というレベル。終盤のメロディーラインは慌てるそぶりも見せず、落ち着き払ったフィナーレ。流石シューリヒトと言うべきでしょう。

この演奏の評価は[++++]。実は好きな演奏だっただけにもう一超えといきたかったんですが、最近触れる様々な演奏の素晴らしさとの関係もあり、控え目にしました。1番のポイントは生気というかキレの部分。これがシューリヒトのスタイルと言われればその通りなんですが、あともう一キレする余地もありそうですね。曲がロンドンだけに、その感はなおさらです。
もちろんシューリヒトの良さを知る音楽ファンの方にはおすすめできる良い演奏です。シューリヒトの演奏と言えば滋味溢れる演奏というのが衆目の一致するところ。このアルバムには他にハイドンの交響曲86番、95番が含まれており、昔はシューリヒトのハイドンの代表的なアルバムとの位置づけでした。

明日は上のリストの2番目、3番目の演奏を取り上げ、演奏と録音の違いを詳らかにしたいと思います。

テーマ : クラシック
ジャンル : 音楽

tag : ロンドン ヒストリカル

アルテュール・グリュミオーのヴァイオリン協奏曲

さきほど実家から戻ってきました。程よく酔っぱらっていましたが、覚めてきてもいます(笑)
今日最後の更新はこのアルバム。未整理盤ボックスに入っていたCDです。

Grumiaux.jpg
amazon / HMV ONLINEicon(ほぼ同内容の輸入盤)

いくつか前の記事で、フリードリッヒ・グルダの息子であるパウル・グルダとグリュミオーの弟子であるモンドロシキェビィツのヴァイオリンソナタの演奏を取り上げましたが、久々にグリュミオーの図太いヴァイオリンの音色を聴いてみたいと思い、探していたところちょうど未整理のものがあったので取り上げたという訳。

アルテュール・グリュミュオー(Arthur Grumiaux)のヴァイオリン、レイモン・レッパード指揮のイギリス室内管弦楽団の演奏でハイドンのヴァイオリン協奏曲1番(Hob.VIIa:1)、同じくオケのみニュー・フィルハーモニア管弦楽団の演奏でハイドンのヴァイオリン協奏曲4番(Hob.VIIa:4)、他にミヒャエル・ハイドンのヴァイオリン協奏曲の3曲を収めたアルバム。ミヒャエル・ハイドンの方はエド・デ・ワールト指揮のロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団の演奏。録音は1番が1964年6月、4番が1967年4月5日~11日、何れもロンドンでとだけ表記されています。手元のアルバムは1998年発売のPHILIPSの国内盤CDになります。

グリュミオーはご存知の方が多いと思いますが、1921年ベルギーに生まれたヴァイオリニスト。幼い頃からヴァイオリンとピアノを学び、11歳でヴァイオリンを志すように。その後パリに留学しジョルジュ・エネスコに教えを乞いヴァイオリンの腕を磨いたようです。戦後名声を博するようになり、クララ・ハスキルと組んでリサイタルを開くなどして活躍した人。亡くなったのは1986年。

グリュミオーと言えばハスキルとのモーツァルトのヴァイオリンソナタ。この演奏を超える演奏はぜったいにあり得ないような奇跡的な演奏といえばいいでしょうか。PHILIPSの名録音もあって、手元の2枚のアルバムは宝物のような存在です。ハスキルの詩情溢れるピアノとグリュミオーの図太い美音。典雅とはこの演奏のためにあるような言葉でしょう。

さて今日取り上げるハイドンのヴァイオリン協奏曲2曲もグリュミオーの美しいヴァイオリンの音の魅力に溢れたものでした。

まずは1番の方から。冒頭からグリュミオーにしか出せない伸びも厚みもある美音のヴァイオリンに釘付けです。特に糸を引くような高音域の伸びは素晴らしいですね。テンポは中庸、あわてずゆったり過ぎず、レッパードもグリュミオーの演奏に合わせることを主眼におくような落ち着いた伴奏。残響が比較的多めでゆったりしながらもヴァイオリンの存在感はカチッと決まった録音。主役は完全にグリュミオー。テンポや勢いではなく美音の存在感で際立つ感じですね。フレージングは少しあっさりしているように感じなくはないですが、この美音に小細工は不要だと思います。カデンツァはグリュミュオー自身のもので転調を巧く使ったなかなかのもの。1楽章は落ち着いて終了。
2楽章のアダージョはグリュミオーの美音の魅力が最大限に発揮されたもの。冒頭から弦のピチカートにのって流麗なヴァイオリンによるメロディーが続きます。ヴィブラートかかったヴァイオリンのメロディーの美しさは異次元のもの。この楽章はトゥオネラの白鳥のような宇宙すら感じさせる究極の美音を堪能。最後は静寂の中にヴァイオリンが消え入ります。
3楽章はレッパードの率いるオケが少し前に出て、ヴァイオリンをキレの良いオケで支えます。次第にヴァイオリンの美音の存在が前に出ていき、主導権を握るようになります。オケとの掛け合いも落ち着いた中での掛け合いといった範疇ゆえ、スリリングという感じではありません。テンポもまくることなくヴァイオリンのひたすら美しい音に打たれながらフィニッシュです。

もう一曲の4番の方も続けてレビューしようと思ったのですが、日をまたいでしまいそうなので、今日は1曲のみにしておきましょう。評価は2曲とも[+++++]としておきます。よく聴くと協奏曲の伴奏を担当するオケの方は最高評価というレベルではないんですが、この演奏はやはりグリュミオーの美音を堪能すべき演奏ですので、先の評価としておきます。

明日からまた忙しそうですので更新は毎日とは行かないと思いますが、なるべく良い演奏を取り上げていきたいと思いますので、皆様よろしくお願いいたします。

テーマ : クラシック
ジャンル : 音楽

tag : ヴァイオリン協奏曲 おすすめ盤

マルケヴィチ/ベルリンフィルの天地創造、ゼーフリート絶唱

未整理盤箱から気になったアルバムをチョイス。久々の大物。

MarkevitchCreation.jpg
HMV ONLINEicon (廃盤)/ amazon

国内盤で発売されていたイーゴリ・マルケヴィチ(Igor Markevitch)とベルリンフィルの演奏によるハイドンの最高傑作「天地創造」。歌手はガブリエルとエヴァがイルムガルト・ゼーフリート(Irmgard Seefried)、ウリエルがリヒャルト・ホルム(Richard Holm)、ラファエルとアダムをキム・ボルイ(Kim Borg)、合唱がベルリン聖へドヴィッヒ大聖堂聖歌隊という布陣。1957年、ベルリンのイエス・キリスト教会でのセッション録音です。

このアルバム自体、最近手に入れたものですが、ビニール袋もはがさぬまま未整理盤を入れた箱にいれたまま聴いていませんでした。封を開けてCDプレイヤーにいれて聴き始めたところ、名演の予感。ゼーフリート来てます。

イーゴリ・マルケヴィチはウィキペディアによれば、1912年、ロシア(現ウクライナ)のキエフに生まれた指揮者、作曲家。生まれてすぐに家族に連れられスイスに移住。アルフレッド・コルトーに楽才を認められ、パリにつれていかれ、多くの著名な演奏家、作曲家を教育したことで知られるナディア・ブーランジェのもとで作曲やピアノを学ぶ。作曲家としても若くして名を馳せストラヴィンスキーと同じ名前であることから「イーゴリ2世」と呼ばれた。1930年に18歳の若さでロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団を振って指揮者デビュー。指揮者としてはフランスもの、ロシアもの、現代音楽などを得意としていたようです。日本にもたびたび訪れたので、年配の方の中には生の演奏を聴かれた方もいらっしゃるのではないかと思います。亡くなったのは1983年ですので、もう30年近くなります。

マルケヴィチといえば私はハスキル、コンセール・ラムルー管弦楽団とのモーツァルトのピアノ協奏曲の深い情感をたたえた名盤と、ストラヴィンスキーの「兵士の物語」が思い出深いですね。「兵士の物語」はジャン・コクトーやピーター・ユスチノフの前衛的な語りとマルケヴィチのコントロールによる前衛を絵に描いたような小編成のオケの鋭い響きが印象に残っていますが、自身が作曲家としても時代に影響を与えるほどの存在だったことを知ると迫真の演奏に合点が行きます。

ソリストの方に触れておきましょう。

まずはシュワルツコップ、ギューデンと並びウィーンの三名花と呼ばれたイルムガルト・ゼーフリート。1919年生まれのソプラノ歌手。様々なアルバムがリリースされていることからご存知の方も多いでしょう。シュワルツコップの表情の濃い歌と比べると一層引き立つ透明感溢れる声。天地創造の演奏時には39歳ということで全盛期と言って良いでしょう。ゼーフリートの手元のシュワルツコップとのデュオのアルバムの並んでとられたジャケット写真を貼っておきましょう。こちらのアルバムでは最後に収められた「薔薇の騎士」の熟れたデュエットがカラヤンの伴奏もあって最高の聴きもの。

SeefriedSchwrtzkopf2.jpg

ウリエル役のリヒャルト・ホルムはドイツのシュトゥットガルト生まれのテノール。手元には彼の歌うハイドンはこのアルバムのみ。ニュルンベルクやハンブルクのオペラでの活躍のあとミュンヘン州立歌劇場でモーツァルト歌いの立場を確立。その後世界の歌劇場で活躍したとのこと。

そしてラファエルとアダム役のキム・ボルイ。1919年、ヘルシンキ生まれのバス。名前からするとスウェーデン系なんでようか。ヘルシンキのシベリウスアカデミーで理論や作曲、スウェーデンのストックホルムで声楽を学び、北欧各地の歌劇場で活躍の後、1959年にニューヨークのメトロポリタン歌劇場にセビリアの理髪師のアルマヴィーヴァ伯爵役でデビュー。1980年に引退するまで各地の歌劇場で活躍。亡くなったのは2000年です。

このアルバムの聴き所はマルケヴィチのコントロール、ゼーフリートをはじめとする歌手の出来、そしてこの演奏の2年前である1955年からカラヤン体制となったベルリンフィルの迫力はいかほどかというというところでしょう。



さて、前置きがだいぶ長くなりましたので演奏のレビューを。

冒頭の音響は流石ベルリンフィルという緊張感をたたえたもの。フレーズのコントロールが非常に緻密でマルケヴィチの制御力が際立ちます。1957年の録音としては驚くほどの鮮明さ。厚みはそこそこながら繊細感はかなりのもの。モノラルですが鑑賞には差し支えないどころか十分楽しめる録音。ラファエルの第一声は音程の確かな艶やかな声。続くウリエルのホルムは存在感のある朗々とした声量のあるテナーを聴かせます。
第2曲のウリエルのアリアは若干直裁な印象のあるホルムの歌と合唱。マルケヴィチのコントロールは非常に繊細な表情付けをする一方、全体の設計は揺るぎない安定感をもっているように聴こえます。
第3曲のラファエルのレチタティーヴォはボルイのヴィブラートの利いた艶やかなバスの安定感が見事。前半はラファエル役の締まり方で曲の印象が大きく影響を受けますが、ボルイのバスは見事ですね。
そして期待の第4曲、ゼーフリートのアリアの一発目。コケティッシュにちかい透明な声が魅力的ですね。マルケヴィチの伴奏も抜群のキレでそれを支えます。
出だしから第4曲目まででソリストの特徴をつかむまでいつものようにじっくり聴きます。

第6曲のラファエルのアリア「泡立つ波をとどろかせて」は、ボルイの声の存在感が素晴らしい。ボルイがグイグイ引っぱり、マルケヴィチがそれに応えてオケをコントロール。レチタティーヴォにつづく第8曲は前半最大の歌の聴き所、ガブリエルのアリア。ゼーフリート絶唱。なんという美しい声。カラヤン盤のヤノヴィッツの声も捨て難いんですが、このゼーフリートの艶やかでかつ透明感溢れる声には参りました。最後の上下する音階に至り感極まれリ。このアルバムの最も素晴らしい聴き所に違いありません。つづく第3日の最後の第10曲はオケとコーラスの聴かせどころですが、残念ながら1957年という録音年代ゆえおそらく大爆発していだろうベルリンフィルの大波のようなうねりまで伝わってきませんので想像力で補いながら聴きます。マルケヴィチのコントロールは見事なもの。そして、第1部の最後のクライマックスに至る第12曲、第13曲。第12曲のはじまりからオケと奏者が後光につつまれ神々しいまでの緊張感を帯びてきている様子がてにとるようにわかります。マルケヴィチの険しい視線が全奏者にむけられ、張りつめた空気になっていることでしょう。そして第13曲。悟りきったかのような表情ではじまり、徐々に力感を増しながらクライマックスに近づいていきますが、途中に印象的な休符をはさみ、熱気を沈めます。現代音楽をも得意としていたマルケヴィチだけに一筋縄では行きません。ただのクライマックスというより、すべての感覚を駆使して、引き締まったクライマックスへコントロールしているようです。流石ですね。

第二部は、いきなりゼーフリートの美声から。第15曲のガブリエルのアリア、ゼーフリートの声の美しさは筆舌に尽くし難いほど。いきなり昇天寸前です。それからレチタティーヴォを経て、第5日のクライマックスへ・第18曲ガブリエル、ウリエル、ラファエルの三重唱はゼーフリートからホルム、ボルイへと歌をつないでいく名曲。若干ホルムが単調で聴き劣りがしますが、問題ない範囲。特徴的な低音部の伴奏はなんとほとんど聴こえないように抑えます。マルケヴィチのことゆえ面白く聴かせることと期待していただけに、拍子抜けですが、歌を浮かび上がらせようという意図なんでしょうか。そして第19曲で第5日のクライマックス。爆発感よりもメロディーの線のつながりが見事な展開。非常に知的なコントロールを感じます。

CDを換えてCD2へ。長くなりましたので後半は簡単に。

第22曲は輝かしい伴奏が非常に特徴的なアリア。途中にでっかいバスーンのような楽器の低音の号砲が入りますが、今度はびしっと入ります。それにしてもボルイのバスは朗々として見事。天地創造のバスは曲の印象に大きく影響するだけに、この図太く朗々としたボルイのバスは素晴らしい。第24曲はウリエルのアリア、今度はホルムは表情豊かな歌を聴かせます。そして第26曲から第28曲までの第二部のクライマックスへの合唱、三重唱、合唱の流れ。マルケヴィチによるコントロールは前にも触れたとおりメロディーの線を浮き彫りにするような作曲家視点のコントロール。音量で迫力を演出するということではなく、曲の構成をすべてつまびらかにするようなアプローチ。最後のハレルヤの盛り上がりは素晴らしいものがあります。

そして最後の第三部。有名な第30曲、第32曲のアダムとエヴァのデュエットは、マルケヴィチの刻むようにゆっくりとしたテンポに乗って、ゼーフリートとボルイのまさに至芸。二人の体を通して響いてくる声の余韻に酔いしれます。そして最後の第34曲は、終曲に相応しく神々しい合唱とスイッチの入ったベルリンフィルによる峻厳な大音響で始まります。イエスキリスト教会の内部に充満するエネルギーが伝わってきます。最後は壮麗なソロ、オケ、合唱の響きが教会にこだまして終了。素晴らしい演奏でした。



マルケヴィチの天地創造は、ゼーフリートとボルイの絶唱にささえられた、素晴らしいものでした。情に流されないマルケヴィチのコントロールが見事。もちろん評価は[+++++]。これは素晴らしい演奏。モノラルが気にならなければすべての人にお勧めしたい名盤という位置づけでしょう。ゼーフリートもほれぼれするような素晴らしい歌。もちろんゼーフリート好きな方には必聴のアルバムです。

今日はこれから実家に出掛けて飲みです。平日更新できないことも多いので帰ってからもう一枚くらい取り上げたいのですが、果たしてその余裕が残っているでしょうか。

テーマ : クラシック
ジャンル : 音楽

tag : 天地創造 ヒストリカル ベルリンフィル

プロフィール

Daisy


Author:Daisy

なぜかハイドン(Franz Joseph Haydn)が特に気に入り膨大な録音をコツコツ集めてレビューしております。好きなものはお酒全般(ワイン、日本酒、モルトなど)、美味しいものを食べること、料理、鄙びた温泉めぐり、歌舞伎見物、スポーツクラブで泳ぐこと(美味しいお酒を呑むため!)などなど。東京在住のごく普通のサラリーマンです。

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2017年7月のデータ(2017年7月31日)
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