Haydn Disk of the Month - October 2015

いよいよ秋が深まってきました。東京でも広葉樹の葉が色づきはじめましたね。ついこの前まで汗ばむような日もあったんですが、季節は何事もなかったかのように変わっていきます。暑さが和らいだのを見計らって、このところ毎週末は庭の草むしりと庭木の枝払いなどに明け暮れております。毎週大きなゴミ袋に4、5袋の草を汗だくになって抜いて、ようやくひと段落。最近庭いじりというか、土と戯れるというか、そういったことが抵抗なくできるようになってきました。どちらかというと草むしりもかなりいい運動なので、健康のためにやっている感じです。父が毎日庭に出ていた気持ちがわかるようになってきました。ジジイ化が進んでいますね(笑)

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庭の小紫には鮮やかな紫の実がなってます。葉先は毛虫に食われたんでしょう(笑)

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なぜだかわかりませんが、すでに木瓜の花が数輪咲いています。枝先を詰めたからでしょうか。




さて、10月に聴いたアルバムからベスト盤を選ぶ月末恒例の企画ですが、今月はこのアルバムです。

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2015/10/23 : ハイドン–オラトリオ : 【新着】フィリップ・ヘレヴェッヘ/シャンゼリゼ管の天地創造(ハイドン)

最近はレビューする前にかなり色々聴いて、気に入ったアルバムしかレビューしておりませんので、必然的に取り上げるアルバムは皆素晴らしいものなんですが、その中でも一際気に入ったのがこちら。天地創造のアルバムは手にはいるものはほとんど手にいれており、所有盤リストに登録したアルバムは現時点で86種。その中でも最近聴いた天地創造ではピカイチの出来です。古楽器の演奏ですが、一聴して古楽器っぽい感じではなく響きはニュートラル。もともと合唱指揮者らしくコーラスは精緻で、意外と言っては失礼ですが歌手もかなりの粒ぞろい。特にバスのルドルフ・ローゼンの語り口の巧さはかなりのもの。他のどのアルバムを聴いても大なり小なり癖を感じてしまうほどにこのヘレヴェッヘの演奏はニュートラル。ハイドンの曲自体の良さを生かすための誠実な演奏が心を打ちます。録音も自然でとてもいいです。天地創造の決定盤、そして入門盤としてもいいものです。未聴の方は是非。

他のアルバムもほとんど[+++++]をつけています。それぞれ記事を読んでいただければわかると思いますが、天地創造に劣らずすばらしいものばかり。

2015/10/29 : ハイドン–ピアノソナタ : エミール・ギレリスのXVI:20 1962年ライヴ(ハイドン)
2015/10/27 : ハイドン–交響曲 : ヨーゼフ・クリップス/ウィーンフィルの驚愕、99番(ハイドン)
2015/10/20 : ハイドン–ピアノソナタ : アンドリュー・ワイルドのピアノソナタ集(ハイドン)
2015/10/08 : ハイドン–交響曲 : ローズマリー・ファーニス/ロンドン室内管の「王妃」(ハイドン)
2015/10/03 : ハイドン–協奏曲 : ペーター・アルノルトのホルン協奏曲(ハイドン)

気に入ったアルバムを聴いてレビューするのはとても楽しいですね。10月は結果的に古い演奏を多く取り上げましたが、音楽の素晴らしさを時代を超えて楽しんでいる感じです。ギレリスのハイドンはちょうど私が生まれた年の録音ということで、録音を通して時代の空気が運ばれてきたような気になり、なんとなく感慨深いものでした。

これからさらに寒くなりますね。季節が変わると沁みる音楽も変わっていきますね。来月はどんな素晴らしい演奏に出会えるでしょうか。手元の未聴盤の山を片付けなくては、、、



2015年10月のデータ(2015年10月31日)
登録曲数:1,340曲(前月比+4曲) 登録演奏数:8,695件(前々月比+50演奏)

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ゼーフリート/クリップス/ウィーンフィルの天地創造から(ハイドン)

月末ですが、もう一つ小物をとりあげます。先日取り上げたヨーゼフ・クリップスとウィーンフィルの交響曲を取り上げた際に、ネットのディスコグラフィを調べていて発見したアルバム。

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新星堂とEMIによる”栄光のウィーンフィルハーモニー管弦楽団II~その指揮者とソリストたち~”というシリーズの第24集の「ウィーン国立歌劇場の名歌手たち」というアルバム。この中に「天地創造」からガブリエルのアリアを2曲が入っています。ガブリエルはイルムガルト・ゼーフリート(Irmgard Seefried)、ヨーゼフ・クリップス指揮のウィーンフィルの演奏。このアリアの演奏は1946年11月3日、4日です。

先日クリップスの振るウィーンフィルの素晴らしいハイドンに酔いしれましたが、冒頭に書いたとおり、他に録音がないかと調べていたところ、驚くべき録音が存在することがわかりました。ハイドンはハイドンでも天地創造であり、しかもガブリエルが好きなイルムガルト・ゼーフリート! アリアの抜粋とはいえ録音は1946年と戦後間もなく。録音が古いのが嬉しいのではなく、ゼーフリートのハイドンの中では一番若い時の録音ということで、ネットで発見して、マイクロセカンド単位の早業でamazonに注文を入れました。到着がこれほど待ち遠しいアルバムはありませんでした。

これまでゼーフリートの歌うハイドンは2度ほどレビューしていますが何れも天地創造。

2011/09/22 : ハイドン–オラトリオ : オイゲン・ヨッフム/バイエルン放送交響楽団の天地創造ライヴ-2
2011/09/20 : ハイドン–オラトリオ : オイゲン・ヨッフム/バイエルン放送交響楽団の天地創造ライヴ
2011/02/20 : ハイドン–オラトリオ : マルケヴィチ/ベルリンフィルの天地創造、ゼーフリート絶唱

マルケヴィチのアルバムでのゼーフリートのガブリエルのアリアを聴いたときの衝撃は忘れられません。アリアの音程がゆっくりと上がるのに合わせてこちらも昇天。この世のものとは思えない美しさに完全にノックアウトされました。この録音が1957年ということでゼーフリートは44歳、そして次に手にいれたヨッフムのアルバム1951年録音、ゼーフリート38歳。若干古目の録音からも可憐で艶やかなソプラノに痺れたものです。そして今回のアルバムは1946年録音ということでゼーフリート33歳。ちょっと平常心を失い気味です(笑)

このアルバムに収録されているのは第1部のガブリエルの第7曲のレチタティーヴォと第8曲のアリア、そして第2部冒頭の第14曲のレチタテイーヴォと第15曲のアリアです。

Hob.XXI:2 "Die Schöpfung" 「天地創造」 (1796-1798)
(Recitativo: Und Gott sprach, Aria: Num beut die Flur)
LPから起こしたものでしょうか、わずかながらスクラッチノイズが聞こえますが、音の鮮度は悪くありません。レチタティーヴォから憧れのゼーフリートの若々しい声にうっとり。かえってノイズがノスタルジックな雰囲気を盛り上げます。ガブリエルのアリアに入ると序奏からクリップスはかなりゆっくり目のテンポでウィーンフィルからゆったりとした響きを引き出しています。それに合わせてゼーフリートも朗々とアリアを歌います。ゆったりとした静けさの支配するアリア。マルヴィッチとの歌唱は成熟した魅力に溢れていましたが、こちらは若々しく可憐な印象。声の伸びはマルケヴィチ盤ですが、この清純な感じもいいですね。最後にすっと突き抜ける高音の魅力を聴かせます。

(Aria: Auf starkem Fittige)
第二部の冒頭の序奏から入ります。クリップスは相変わらず落ち着いてウィーンフィルを捌きます。しっとりとした響きが古きよきウィーンフィルの良さ。ゼーフリートは声量を抑えて可憐に入ります。歌のテクニックは後年のものには敵いませんが、持って生まれた声の美しさで聴かせるもの。憧れのゼーフリートですが、アリアの聴かせどころの演出などは、まだまだ工夫の余地があり、やはりマルケヴィチ盤の素晴らしい完成度、ヨッフム盤の声の輝きとは一段差がありました。

若かりしゼーフリートの美声を味わえる貴重なアルバム。よくぞこのアルバムを企画してくれました。このアルバム自体は1998年のもので、リリースから17年も経ってしまったことになります。戦後のウィーンの時代の空気を味わったような暖かい心になるアルバムでした。ちなみに他にもエーリッヒ・クンツのレポレッロ、シュワルツコップのトゥーランドットなど1940年代後半の華やかなウィーン国立歌劇場のアリアを楽しめる好企画です。ハイドンのアリアは[++++]としておきましょう。

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tag : 天地創造 ヒストリカル 美人奏者

エミール・ギレリスのXVI:20 1962年ライヴ(ハイドン)

珍しいギレリスのハイドン。

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エミール・ギレリス(Emil Gilels)のピアノによるハイドンのピアノソナタHob.XVI:20、ベートーヴェンのピアノソナタ23番「熱情」、ショパンのピアノソナタ2番「葬送」、ラヴエルの「高雅にして感傷的なワルツ」の4曲を収めたアルバム。ハイドンの収録は1962年、プラハでのライヴをチェコスロバキア放送が収録したもの。レーベルは東芝EMIのVatava Classics。

ギレリスは有名なピアニストなのでご存知の方も多いでしょう。ただし、ハイドンを弾くという印象はあんまりない人。以前にギレリス、コーガン、ロストロポーヴィチによるピアノトリオの演奏を取り上げています。

2011/11/08 : ハイドン–室内楽曲 : ギレリス/コーガン/ロストロポーヴィチのピアノ三重奏曲

ギレリスは前にも触れたとおり、1916年ウクライナの黒海沿岸の街オデッサの生まれ。1929年に13歳でデビュー。1930年にオデッサ音楽院に入り、1933年には全ソ連ピアノコンクールに17歳で優勝します。卒業後はモスクワに移り、リヒテルと同じくゲンリフ・ネイガウスに師事。1938年、22歳でイザイ国際コンクールで優勝し、戦後の1947年からヨーロッパでの演奏を開始、1955年にアメリカデビュー、鋼鉄のタッチと称されます。亡くなったのは1985年とのこと。

手元にあるギレリスのアルバムはハイドンのピアノトリオの他は晩年にDGに録音したベートーヴェンの「悲愴」、13番、「月光」を収めたアルバムくらい。鋼鉄のタッチというよりは枯淡の境地という印象が残ってます。

Hob.XVI:20 Piano Sonata No.33 [c] (1771)
1962年のライヴにしては透明感のあるピアノの音色。テープのコンディションからか、音程にほんのわずかの揺らぎがありますが気になるほどではありません。非常に落ち着いた入り。じっくり慈しむように入ります。鋼鉄のタッチと呼ばれた片鱗を感じる、一音一音の揺るぎないタッチ。凛とした気高さと磨き抜かれたピアノ美音を駆使してゆったりとハイドンの名ソナタのメロディーを置いていきます。遠くでわずかに会場ノイズが聞こえるのでライヴだとわかる程度。演奏自体はスタジオ録音と言われてもわからないほど落ち着いています。特に高音を美しく響かせることでクッキリとした音楽になります。曲が進むにつれて音に力が漲りさすがに名ピアニストと唸らされます。ハイドンのピアノソナタとしては異例の格調高さ。リヒテルの力感とはまた異なる品格。ここにきて鋼鉄のタッチと言われるのが腑に落ちた気がします。
好きな2楽章。響きの美しさで聴かせる演奏はこれまでにいろいろありましたが、ギレリスのピアノは音色で聴かせるのではなく落ち着き払った巨匠が繰り出す並々ならぬ迫力を聴かせるもの。静かな演奏なのにグイグイ来ます。じっくりとした音楽に不気味なほどの迫力が宿ります。やはり曲が進むにつれて、知らぬ間に力感がみなぎり、知らぬ間に圧倒されます。こんな心境になったのは初めて。
フィナーレでも落ち着きを失わず、一音一音をしっかりと演奏していきます。小細工的な要素は皆無。テンポも一貫して滔々と流れる大河のような雄大さ。しっかりとしたタッチから生まれるピアノの音の浸透力というか風圧に圧倒される感じ。ハイドンのソナタがこれほど神々しく響くとは。速いパッセージの指さばきも鮮やかなんですが、それをテクニックと感じさせない揺るぎない迫力。最後はすっと力が抜けて終わり、拍手が降り注ぎました。

いやいや、想定外の素晴らしさに驚きました。この演奏でギレリスの真価に触れた気がします。ハイドンのピアノソナタがこれほどまでに格調高く鳴り響くとは思いませんでした。まさに鋼鉄のタッチ。ギレリスの音楽の深さは、ベートーヴェンやブラームスならいざしらずハイドンの音楽をも峻厳なものにしています。ギレリスによってハイドンの名曲XVI:20の新たな魅力を知りました。もちろん評価は[+++++]とします。参りました!

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tag : ピアノソナタXVI:20 ヒストリカル ライヴ録音

ヨーゼフ・クリップス/ウィーンフィルの驚愕、99番(ハイドン)

温故知新。

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TOWER RECORDS / amazon / HMV ONLINEicon

ヨーゼフ・クリップス(Josef Krips)指揮のウィーンフィルの演奏で、ハイドンの交響曲94番「驚愕」、交響曲99番、ロンドン交響楽団の演奏で交響曲92番「オックスフォード」、104番「ロンドン」などを収めたアルバム。今日はこの中からウィーンフィルとの驚愕と99番を取り上げます。この2曲の収録は1957年9月、ウィーンのソフィエン・ザールでのセッション録音。レーベルは豪DECCAのELOQUENCE。

実はこのアルバム、ごく最近手に入れたもの。巷では有名なアルバムのようですが、手元にないと気づいていなかったもの。アルバム自体には他にロンドン交響楽団とのオックスフォード、ロンドンも収録されていますが、録音が荒く聴き劣りするため、ウィーンフィルとの2曲のみ取り上げる次第です。

ヨーゼフ・クリップスは知らない人はいないでしょう。1904年ウィーンに生まれたオーストリアの指揮者。Wikipediaなどによれば、フェリックス・ワインガルトナーの助手、合唱指揮者として、ウィーン・フォルクスオーパーで働くようになります。その後ドルトムント市立劇場、カールスルーエ歌劇場などを経て、1933年、ウィーン国立歌劇場の常任指揮者に就任し、1938年のドイツによるオーストリア併合によりオーストリアを去ることになりますが、戦後は再びウィーンでDECCAに数々の名録音を残しました。1950年から1954年、ロンドン交響楽団の首席指揮者を務め、その後渡米しバッファロー・フィルハーモニー管弦楽団、サンフランシスコ交響楽団の音楽監督を務めます。1963年にコヴェント・ガーデン王立歌劇場、1966年にメトロポリタン歌劇場にそれぞれデビュー。1968年初来日。1970年、ベルリン・ドイツ・オペラの指揮者に就任、同年から1973年までの間ウィーン交響楽団の首席指揮者を務めるなど華々しいキャリアを歩みます。1974年、スイスのジュネーブで亡くなっています。

手元にあるクリップスのアルバムはハイドンではロイヤルフィルとのロンドンが2種、今日取り上げるウィーンフィルとの驚愕も廉価盤が手元にあります。他にはコンセルトヘボウとのモーツァルトの交響曲21番から41番のボックスと、お菓子の缶のような造りのロンドン交響楽団とのベートーヴェンの交響曲全集。何も引き締まった彫刻的な演奏が印象的でした。これらの演奏を思い出しながらハイドンの交響曲を聴きますが、いやいや、これは素晴らしい!

Hob.I:94 Symphony No.94 "Mit dem Paukenschlag" 「驚愕」 [G] (1791)
若干古さを感じさせるものの、響きは全盛期のウィーンフィルの魅力満点。彫りの深い弦楽器の響き。分厚い低音弦。速めのテンポでグイグイ攻めてきます。DECCAらしい実体感ある録音。驚愕の1楽章が筋骨隆々に引き締まって素晴らしい緊張感。メガネのおじさんの棒から魔法のように繰り出される素晴らしい音楽。これぞ正統派のハイドンです。完璧なプロポーションの古流の生花を見るよう。
2楽章のビックリもこけ脅しなしの純音楽的に緊密な構成。リズムとダイナミクスの饗宴。そしてどことなくウィーンの香りが漂う高雅な演奏。変奏が進むにつれてタイトに引き締まったオーケストラの魅力が炸裂。金管、木管陣は意外にあっさりしていますが、弦楽器の分厚い響きが逆に際立って、これも見識と納得。演歌を持ち歌の本人が歌った時だけに感じるハマり感と同様、このハイドン、クリップスの振るウィーンフィルがオリジナルと思わせるなみなみならぬ説得力があります。
メヌエットも同様。なんでしょう、この有無をも言わせぬ完璧な演奏は。曲があるべき響きに完全にハマってます。自然なのに深い。深いのに自然。音楽にまったく古さを感じません。
フィナーレはことさらキレを強調せず、リズムをしっかり刻んでバランスの良い感興。ハイドンが古典派の作曲家であることを誰よりも理解するウィーンフィルならではの、あえて八分の力でのフィナーレというところでしょう。あまりに見事な演奏にしばしうっとり。

Hob.I:99 Symphony No.99 [E flat] (1793)
驚いたのははじめて聴くこちらの99番。いやいやこれほど彫りの深い演奏とは思いませんでした。おおらかな曲調のこの曲が、彫刻的におおらか! 前曲と同じ時期の録音ですが、こちらのほうが一歩踏み込んでます。ウィーンフィル特有の深い響きの色は変わらず、バランスの良さも前曲同様ですが、陰影のグラデーションのやわらかながらクッキリとしたコントラストが見事。速めのテンポでの見通しの良さもあり、99番の魅力があらためてよくわかります。やさしくコミカルな曲調の本質を捉えた名演奏でしょう。
美しいメロディーの宝庫の2楽章。木管楽器の独特の鄙びたような音色がいい雰囲気。弦楽器の繰り出す幾重もの大波にゆられる快感。時折ホールに響き渡るチェロのメロディーはウィーンフィルならでは。これはオリジナルのLPで聴いてみたいですね。
雰囲気をさっと変えるようなメヌエット。あえて軽く、さらりとこなします。そしてフィナーレは驚愕の1楽章同様、引き締まったオーケストラの魅力を再び見せつけます。迫力もそこそこありますが、センスで聴かせる大人の技。それでも徐々にクライマックスにもっていく推移の巧さはかなりのもの。終盤に力を緩めるところも実に見事。これぞウィーンフィルのハイドンという見本のような見事なコントロールでした。

ヨーゼフ・クリップスの振るウィーンフィルによる驚愕と99番。今更ながら、あまりに見事な演奏に打たれました。ウィーンフィルによるハイドンの録音は実は多くなく、有名どころではカラヤンによる、ロンドンと太鼓連打などがありますが、クリップスによるこの録音は最もウィーンフィルらしい、古き良き時代を感じる演奏と言えるでしょう。ただし、意外にも古い感じはせず、この演奏が普遍的な魅力をもっていることがわかります。録音もDECCAらしい重厚なもの。古楽器の演奏や新たな解釈による演奏も手にはいる今においても、魅力を失わない素晴らしいアルバムですね。評価はもちろん2曲とも[+++++]とします。

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tag : 驚愕 交響曲99番 ヒストリカル

【新着】フィリップ・ヘレヴェッヘ/シャンゼリゼ管の天地創造(ハイドン)

最近リリースされた大物、ヘレヴェッヘの天地創造。

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TOWER RECORDS / amazon / HMV ONLINEicon

フィリップ・ヘレヴェッヘ(Philippe Herreweghe)指揮のシャンゼリゼ管弦楽団(Orchestre des Champs-Elysées)、コレギウム・ヴォカーレ・ヘント(Collegium Vocale Gent)の演奏で、ハイドンのオラトリオ「天地創造」を収めたアルバム。収録は2014年3月24日から26日、ベルギーのブリュッセルにあるフラジェー(Flagey)第4スタジオでのセッション録音。レーベルはヘレヴェッヘの録音を専門にリリースするφ PHI。

ヘレヴェッヘのハイドンは今日取り上げるアルバムと同じ合唱団、オケとの組み合わせで収録した「四季」を昨年5月に取り上げています。

2014/05/12 : ハイドン–オラトリオ : 【新着】フィリップ・ヘレヴェッヘ/シャンゼリゼ管の四季(ハイドン)

その時にも近いうちに天地創造もリリースされるであろうことはなんとなく予想していましたが、これほど早いリリースになるとは思ってもみませんでした。四季が未曾有の名演だったということもあり、この天地創造も期待のアルバムです。

ヘレヴェッヘの略歴などは四季のレビューの方をご参照ください。このアルバムに参加している歌手は下記のとおり。

ガブリエル/エヴァ(ソプラノ):クリスティーナ・ランズハマー(Christina Landshamer)
ウリエル(テノール):マクシミリアン・シュッミット(Maximilian Schmitt)
ラファエル/アダム(バス):ルドルフ・ローゼン(Rudolf Rosen)

歌手の方は四季とバスが違うだけで、ヘレヴェッヘのお気に入りの人でしょう。

Hob.XXI:2 "Die Schöpfung" 「天地創造」 (1796-1798)
第一部
ヘレヴェッヘらしい、ニュートラルな響きの序奏。シャンゼリゼ管は古楽器オケではありますが、低音楽器も厚みがあり、迫力も十分。同じ古楽器オケで愛聴しているクリスティ盤と比べると、クリスティの方が響きを整理して旋律がくっきりと浮かび上がる感じ。一方こちらのヘレヴェッヘ盤はまさに混沌から秩序が生まれ出てくるようすそのままのよう。響きの柔らかさ、フレージングのしなやかさはこちらの方が上。よりニュートラルといったらいいでしょうか。中庸なテンポで自然に進行、まさに中庸の美学のような演奏。ソロはバスのルドルフ・ローゼンは迫力よりも風格で聴かせる歌。四季のフローリアン・ベッシュが圧倒的な声量の存在感で聴かせたのとは異なるスタイル。テノールのマクシミリアン・シュミットは実に柔らかな声。キレのいい歌唱で、曲が引き締まります。これもヘレヴェッヘの好みでしょう。ガブリエルのクリスティーナ・ランズハマーはコケティシュといっていいほど線が細い声ですが高音の響きが美しく可憐。録音はソロがオケに溶け込みながらすっと浮かぶいいバランス。第一部の終盤のクライマックスへの道程は静寂と間を存分に活かして、やはりニュートラルなもの。力みは皆無。オケが軽々と吹け上がり、音楽のエッセンスが盛り上がることが本質だと言わんばかり。弦楽器がキレよくコーラスを伴って幾重もの波となって押しかけるよう。

第二部
ヘレヴェッヘの演奏スタイルに最もマッチしそうなのが第二部。フレーズを丁寧に描きながらテンポよく曲が進みます。第一部よりもテンポを上げ、曲の見通しをよくしようということでしょうか。ソプラノのクリスティーナ・ランズハマーは第一部よりも滑らかになり、しっとりとした美声の魅力が引き立ちます。第二部の途中でCD2に変わる一般的な区切り方。後半はラファエル、ウリエルのレチタティーヴォと美しいメロディーのアリアがつづきますが、ここにきてラファエルのルドルフ・ローゼンの語り口が実に巧い。この演奏でも歌の巧さが聴きどころ。第二部終盤の合唱、三重唱、合唱と進むところでの盛り上がりでもローゼンが絶妙な語り口を聴かせます。さっぱりとしながらもグイグイオケが攻めてくる感じはヘレヴェッヘの真骨頂というところでしょう。最後のハレルヤコーラスはコレギウム・ヴォカーレ・ヘントの透き通るようなコーラスが絶品。

第三部
ここまで、中庸の美学を保ちながら自然な演奏を繰り広げてきましたが、最後の第三部では染み入るようなしなやかな入りで緊張感が途切れません。実に美しい音楽。ウリエルのマクシミリアン・シュッミットの柔らかい歌唱が花を添えます。アダムとエヴァのデュエットはしなやかなな流れの中にパッと明かりが差したような華やかさ。長大な曲にもかかわらず、ディティールまで磨き抜かれたレベルの高い演奏。デュエットの最後の盛り上がりも一貫してしなやか。レチタティーヴォを挟んで、2番目のデュエットでもしっとりとした音楽が流れ、うっとりするばかり。金管の響きも絶妙にコントロールされていて、ところどころでアクセントをつけます。最後の合唱で再びコレギウム・ヴォカーレ・ヘントが透明な響きによる音の洪水のような素晴らしいコーラスを聴かせます。最後までしなやかさを失わない素晴らしい演奏でした。

フィリップ・ヘレヴェッヘによるハイドンのオラトリオ第二弾の天地創造ですが、聴けば聴くほど完成度の高さに唸らされる素晴らしい演奏。長大な曲があっという間に感じられるほどの夢のような時間でした。天地創造は演奏によっては力みを感じさせてしまうものですが、この演奏に力みは皆無。そして何より歌手とコーラスが素晴らしい出来です。聴き始めはバスが弱いかと思ったんですが、ルドルフ・ローゼン、実に印象的な語り口にグイグイ引き込まれます。美しいメロディーのアリアもいいのですが、表現力豊かなフォルテピアノによってレチタティーヴォも聴き応え十分。そしてヘレヴェッヘに隅から隅までコントロールされたシャンゼリゼ管も見事。天地創造の決定盤的存在と言ってもいいでしょう。評価はもちろん[+++++]とします。

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tag : 天地創造 古楽器

アンドリュー・ワイルドのピアノソナタ集(ハイドン)

旅行記にかまけておりましたので久々のレビューとなってしまいました。ハイドンを愛する正規の読者の皆さん、あいすみません。今日はピアノソナタの名盤です。

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アンドリュー・ワイルド(Andrew Wilde)のピアノによるハイドンのピアノソナタ3曲(Hob.XVI:20、XVI:42、XVI:44)とアンダンテと変奏曲(Hob.XVII:6)の4曲を収めたアルバム。収録は1991年10月、ロンドンの北東約20kmのところにあるラフトン(Loughton)のセント・ジョーンズ教会でのセッション録音。レーベルは英Collins CLASSICS。

このアルバムもしばらく前から湖国JHさんに貸していただいているもの。なぜか当家のCDプレイヤーと相性が悪く、ちょっと音飛びするところがあるのですが、試行錯誤しているとMacなら聴けることがわかりました。演奏はピアノの美しい響きと静寂の織りなす綾をうまく表現した名演盤。ハイドンのピアノソナタを謙虚に弾きつつ、その真髄を極めた演奏といっていいでしょう。

演奏者のアンドリュー・ワイルドはまったく未知の人なので、ちょっと調べてみますが、ライナーノーツには奏者の情報がまったくありません。ということでいつものようにネットで調べた情報。1965年イギリス生まれのピアニストでマンチェスターのチェザム音楽学校、ロイヤル・ノーザン・カレッジで音楽を学び、ピアニストとしてはショパンを得意としている人。活動は主にイギリスやアメリカのようで、ロンドンフィルをはじめとするイギリスの主なオケとは共演履歴があります。いずれにしても日本で知っている方は少ないのではないでしょうか。

Hob.XVI:20 Piano Sonata No.33 [c] (1771)
教会での録音らしくピアノの余韻の美しい録音。ピアノの響きの透明感はかなりのもの。録音のマイク設定などが上手いのでしょう。ワイルドのピアノはオーソドックスな演奏ですが、自然な流れの中にもテンポをすっと落とすところのさりげない美しさ、高音のメロディーがすっと抜けるような爽やかさが感じられる実に品のいい演奏。よく聴くとかなりテンポを自在に操っているんですが、それと感じさせない自然さがあります。作為的に聞こえる感じは皆無。ピアノ自体が音楽を語っているような印象。速いパッセージの音階は非常に軽やかで音階の大きな起伏だけが目立ち、細かい音階は小々波のように聞こえます。このXVI:20はハイドンのソナタの中でも格別美しいメロディーがちりばめられていますが、その美しさの結晶のような演奏。1楽章から引き込まれます。
綺羅星の輝きのような美しさに打たれる2楽章。ワイルドの自然なタッチと作為のない佇まいは冒頭から澄み切った冬の夜空に天の川を眺めるがごとき至福のひととき。あまりの自然さ、凛とした美しさに言葉になりません。淡々と進むピアノから自然に詩情が滲み出てくる感じ。
その自然さをそのまま引き継いでフィナーレに入り、ピアノを美しく響かせながら自然な感興で適度にダイナミックに攻めてきます。冒頭から一貫したスタンスの演奏。川の流れのようにしなやかに表現を変えながらここまで滔々と音楽が流れます。最後はピアノ全体を鳴らしきって終了。これはいいですね。

Hob.XVI:42 Piano Sonata No.56 [D] (c.1783)
つづいて2楽章構成の曲。ピアノの響きの美しさを存分に味わえる曲。高音の響きの美しさを聴かせたかと思うと、中音、低音もそれに合わせて実に深い響きで呼応。どの音も実に立体的に鳴り響きます。鍵盤からこれほど彫刻的な音が紡ぎ出せるのが不思議なほど。音の隅々までコントロールされた至高の名演です。ブレンデル盤やアックス盤以上にピアノの響きの美しさに酔える演奏。
2楽章はあっという間に終わる短い曲ですが、忙しく上下する音階の合間に楔のように強音を挟んで、素晴らしい力感を見せつけます。あまりの展開の見事さに息を呑むほど。

Hob.XVI:44 Piano Sonata No.32 [g] (c.1771)
もう1曲2楽章構成の曲。今度は短調でリズムの面白さを聴かせる曲。なかなか巧みな選曲。ピアノの響きを美しく聴かせる曲をうまく選んでいる感じ。いい意味で弾き散らかすようなタッチの面白さを感じさせます。2楽章もリリカルな曲調が美音で際立ち、磨き抜かれた響きの中にメロディーがくっきりと漂う絶妙な音楽。ここまで完璧な演奏。この完成度は尋常ではありません。そしてピアノのコンディションも完璧。全てが調和した奇跡の瞬間のような音楽。

Hob.XVII:6 Andante con Variazioni op.83 [f] (1793)
最後は数多の名演ひしめく名曲。これまでの演奏からその出来についてはまったく不安はありません。どれほどの起伏と翳りの深さを聴かせてくれるのでしょうか。冒頭の入りはこのあとの展開を際立たせるためか、実に穏やかな入り。変奏が進むにつれて徐々に起伏が大きくなり、曲もうねりを伴って展開していきます。それでも自然さと、フレーズごとにしっかり休符をとって曲の構成を浮かび上がらせる手腕は前曲までと変わらぬレベル。オーソドックスではあってもこの名曲の名演に名を連ねるレベルに仕上がっています。

まったく未知の存在だったアンドリュー・ワイルドによるハイドンのピアノソナタ集ですが、ピアノから美しい響きを紡ぎ出すことにかけては一流どころに引けを取るどころか、十分勝負になる演奏。この人のアルバムはベートーヴェンのソナタ集の他数枚しかリリースされていないようですが、マーケットはこれほどの腕前のピアニストを見過ごしていたのでしょうか。ハイドンに関する限り、このアルバムはピアノソナタのおすすめ盤として、ブレンデルやアックス盤以上の魅力をもっています。評価は全曲[+++++]としておきます。

このアルバムをリリースしているCollins CLASSICSですが、このレーベル、ロバート・ハイドン・クラークの交響曲集など、ハイドンに関しては素晴らしいアルバムをリリースしており、ハイドンファンにはとりわけ重要なレーベルだと思います。こういう素晴らしいレーベルが生き残っていないのは大きな損失ですね。

2015/04/09 : ハイドン–弦楽四重奏曲 : ヴァンブラ弦楽四重奏団のラルゴ(ハイドン)
2010/07/19 : ハイドン–交響曲 : ロバート・ハイドン・クラークの交響曲集

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tag : ピアノソナタXVI:20 ピアノソナタXVI:42 ピアノソナタXVI:44 アンダンテと変奏曲XVII:6

【番外】秋の伊豆小旅行(その3)

(つづき) その1

夕食は部屋のすぐ向かいの懐石茶や水音で。ここの食事は前回もとても良かったので期待です。席は入ってすぐの窓側でとても良い席でした。窓の外はほんのりライトアップされたテラス。最初に飲み物を注文して、ほどなく最初の膳が運ばれてきました。

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前菜は秋刀魚、サヨリ、子持ち鮎など秋の味覚を使ったもの。すすきをあしらった盛り付けは秋らしい風情満点。一昨年、亡くなった叔父と旅行したことを思い出すと、こうした機会も貴重なものと思いながら、乾杯して料理に箸をつけます。

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やはり最初はビールです。散策して風呂に入ったのでビールが滲みます(笑)

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程なく塗りの綺麗な椀が運ばれてきます。椀は蟹真薯。枸杞の実が添えられているのが風流。昔自宅の庭にも枸杞の木があったのを思い出して母親は懐かしそう。

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続いてお造り。お造りは沼津市場直送の魚。金目鯛にさわら、ホタテ、マグロなど。皆一口づつでヴォリュームも我々にはちょうどいい感じ。

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お造りになったところで日本酒を注文。東府やのラベルのお酒ですが、醸造元を見ると富士宮市裾野の富士錦酒造のお酒。キリッとした喉越しと適度な酸味が刺身にぴったり。料理との相性が考えられているのでしょう。

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続いて鍋物。伊豆らしく伊勢海老の茸鍋。伊勢海老はプリプリの食感で、汁には海老の香りが良く乗って旨い。

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そして焼物はカマスの祐庵焼に鰻巻き。どれも味付けが濃すぎず薄すぎず、進むごとに変化があり、舌を楽しませてくれます。

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そして丸茄子をくりぬいて牛肉やトマトを詰めて焼いたもの。ここまでの料理、すべて手の込んだ丁寧なもの。肉や魚をそのままというものはなく、量も適度でちょうどいいです。微妙な味や香りの変化を楽しみながらちびちびとお酒を楽しめ、まさに食事を楽しめる感じ。

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最後に味噌汁と五穀米。ここまでいろいろ食べたのに最後にちょっとご飯が欲しくなるんですね。味噌汁にご飯は至福。日本人ですね。

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そして、スタッフの人がニコニコしながら別腹ですよともってきたデザートのメロンとアイスクリーム。母親も叔母も「別腹ね~(笑)」と言いながらペロリと平らげていました。

いろいろ昔の話などをしながらのんびり楽しめた食事。いつもは四合瓶を一本頼んで結局わたしがかなり飲んで、いい気分すぎる状態になっちゃうんですが、この日は小さい瓶一本をちょびちょび4人で飲んだので、文字通りほろ酔い加減。4人で話も弾んでいい食事でした。本当にのんびり食事ができて、周りのテーブルは皆さん撤収済みで遅くなってしまいました。

部屋に戻って、敷かれた布団にごろりと一休み、、、と思ったら、結構寝てました。嫁さんから、随分寝てたわよといわれてはじめて気づきました。目が覚めたところで部屋の半露天風呂に入ってみます。

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部屋に風呂があるとこうゆう時いいですね。ざぶんとつかって実にいい気分。窓越しに吉奈川のせせらぎを聞きながら、湯に体を沈めてしばし静寂を楽しみます。湯口からトロトロと注がれる温泉のおとが風呂場に響き、川のせせらぎがBGM。いやいや温泉はいいものです。もちろん、上がったらすぐにぐっすり休みました。

朝は川のせせらぎで目が覚めました。

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窓を開けると吉奈川。赤い花のように見えるのはナナカマドの葉先が紅葉しているもの。この日は曇りでしたが、窓から入る風はさすがに爽やか。まずは風呂です。

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朝風呂は本館から道を渡り廊下で渡った西館の端にある河鹿の湯に行ってみます。河鹿の湯へは本館内をクネクネ、途中上の階に上がって渡り廊下を渡り、西館で1階に降りてからまたクネクネ。遠いというより、動線に沿って変化する館内の様子や景色を楽しめという感じ。最後の西館の廊下は、すぐ脇を道路が通っていること気づかせないよう、深い軒でうまく処理して視線を庭と池に集中させるよう仕組んであります。写真の軒のところは石垣の上に道路が走っています。実にうまい設計。

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そしてようやく突き当たりが河鹿の湯。緑の中にある一軒家風の入り口。ランプが私を呼んでいます(笑)

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こちらも昨夜同様どなたもいらっしゃらなかったので、中をパチリ。簾をうまく使って外からの視線を遮ってますが、すぐ横は吉奈川。こちらも昨夜入った行基の湯とお湯は変わらないよう。適度な温度で朝風呂にぴったり。本当はキリッと熱い湯にザブンと入るとよりスッキリするのですが、旅館ではこれが万人向けでいいでしょう。湯に半身沈めながら簾越しに吉奈川の景色を楽しみながらのんびりと温泉を楽しみました。

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お風呂の中には枯れ枝にスポットライトをあてて、変化をつけています。これがあるなしで雰囲気がかなり違います。

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湯から上がると緑の間を抜ける風が心地よいですね。

のんびり朝風呂に浸かって、目が覚めました(笑) 部屋に戻って着替えて、荷造りなどをしているうちに朝食の時間となります。昨夜はお腹いっぱいいただいたのですが、この時間になると不思議と朝食を迎える準備万端(笑)

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昨夜と同じ、部屋の向かいの懐石茶やに向かいます。母親も叔母も昨夜はゆっくり休めたようで、シャキッと元気そう。

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朝食ももちろん豪華ですが、量も味も我々向けで程よいもの。中でも中央の木の箱が海苔で、中に線香のようなものが入っていて、ほんのりと海苔があったまって出されます。のりがパリッと焙りたてのようになって香りも良いのでご飯が進みます。旅館食は朝もお腹いっぱいになっちゃうものが多いんですが、これはちょうどいいですね。

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食後はフルーツ入りのヨーグルトにコーヒー。叔母も母親も食後にコーヒーが飲みたいと言っていたのでちょうど良かったです。

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朝食後は母親の体調が良かったので、昨日我々と叔母で散歩した庭園に行ってみることにします。行ったのは昨日と同じコースなので景色は省略。母親は花があるといろいろ詳しいので、庭園に咲いていた花の写真を紹介しておきましょう。

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本館の廊下の脇に配された蹲(つくばい)には椿の切り花が浮かべられて実に風流。

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東京では散ってしまった曼珠沙華。庭園の植え込みの根元にひっそりと咲いていました。

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そして庭園のそこここに咲く杜鵑草(ホトトギス)。自宅の庭にも咲いているので、なんとなく親近感のある花。

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こちらは紅要黐(ベニカナメモチ)でしょうか。葉先の鮮やかな赤がアクセント。

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そして椿。うちの庭の椿もそろそろ開花です。

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滝の前にあった赤い小さな花芽。これはなんでしょうか。調べてもわかりませんでした。

昨日同様コースで大正館芳泉、ベーカリーの前を通って、庭園の一番はじの滝の前までまでゆっくりと散歩してきました。幸い母親も薬が効いていて結構な距離の散歩ができました。我々の世代にはこうして緑の中をのんびり散歩するのが一番の楽しみ。一昨年はまったく庭園に入りませんでしたので、これでようやくこの宿の魅力がわかった気がします。

部屋に戻ってあとはチェックアウトするのみ。フロントでお土産と地元野菜をちょっと買って、宿を後にしました。いやいや今回も実に楽しめました。前回同様温泉も食事ももてなしも最高。スタッフの人もいろいろ気遣ってもらって助かりました。母親も叔母もそれぞれ誕生日を満喫したようで何より。この旅のメインのミッションが終了です。

それぞれ一泊にしては大きな荷物を車に積み込み、宿を後にします。

宿を出たのが10:30くらい。この日は私の所用で16:00くらいまでに東京にもどらなくてはなりませんでしたので、ホテルでのんびりしたので伊豆観光をするにはちょっと時間がありません。そこで、昼をどこかで食べてすんなり帰ることにしますが、伊豆に来た時の食事とお土産の定番は、小田原の鈴廣かまぼこの里。一同に聞くと異議なしということで吉奈温泉でカーナビに鈴廣かまぼこの里をセットして出発します。

下田街道を北上して、途中修善寺から修善寺道路、伊豆中央道、伊豆縦貫道を通って三島まで出て、三島から国道1号を通って箱根越え。芦ノ湖半から箱根新道に入って、1時間ちょいで鈴廣かまぼこの里のある風祭まで到着しました。

まずは腹ごしらえに、以前入って良かったかまぼこの里の中にあるお蕎麦屋さんに。

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食べログ:千世倭樓 そば 美蔵

ついたのがお昼直前でしたが、平日なのでさほど混んでなかろうと高を括っていましたが、着いたら満席です。どうやら団体客が入っているようで店内はにぎやか。

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幸運にも1席だけ空いていましたので、すぐに座れました。もちろん朝、旅館食で皆それなりの腹具合ですので、そばだけ頼みます。

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こちらが季節のメニュー、きのこそばと季節の天ぷら。

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こちらが名物のかまぼこかき揚げ。有名店だけあって、いつも手馴れた美味しさです。

食事を終えると、道の向かいの鈴廣でお土産を買います。お目当てはかまぼこではなく干物。ここの干物はお手頃で美味しいんですね。カマスやらえぼ鯛やらの干物に、塩辛、なぜかいつもいなごの佃煮などを買い込んで旅のお土産にします。ここは広くて綺麗なので買い物がしやすくお気に入りです。

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鈴廣の駐車場の脇に咲いていた秋明菊。

お蕎麦も買い物も意外にすんなり終えられあとは帰るだけ。駐車場から出るとすぐに高速入り口なのも便利です。小田原厚木道路から東名高速、首都高を経て、叔母の家のある新宿へ。普段は厚木から町田までダラダラ渋滞するのですが、平日なのと時間が早かったので一切渋滞なし。渋滞がないとあっという間に着きます。土日もこうだといつも楽なんですが、それは致し方ありませんね。

新宿で叔母を下ろして、自宅にすんなりもどって、今回の旅も終了。叔母も母親も楽しんでもらえたようでなにより。そして無事故でミッションを終了でき、こちらもほっとしました。今回の母親と叔母の誕生日を祝う旅、今年亡くなった叔父も10月生まれだったので、なんとなくその供養でもあったような気がします。母親も叔母も立派な高齢者。われわれもいい歳ですので、こうした機会はますます貴重になってきますね。また来年もどこかに出かけられるといいですね。

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自宅に戻ったあと、用事をすませてゆっくり夕食。先ほど鈴廣で自分へのご褒美に手にいれたイナゴをつまみに日本酒を一杯やってのんびり旅の余韻に浸りました。

さて、手元にはハイドンの未聴盤がエベレスト山、もといチョモランマのごとく積み上がっており、大物もちらほら。早く日常に復帰しないと読者の皆さんのお叱りを受けかねません。さっそくレビューに戻ります!

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【番外】秋の伊豆小旅行(その2)

(つづき) その1

修善寺の中伊豆ワイナリーヒルズでランチなどをのんびり楽しんだので、本日の宿に向けて出発しました。ワイナリーヒルズから別荘地をクネクネ車で下り、修善寺市街に出たところで下田街道を南下します。もう、すぐそこは宿ですが、チェックインが3時からということで、ちょっと早い(笑)

ということで、宿の入り口である吉奈入口で曲がらず、そのまま南下。向かったのはこちらです。

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一昨年、伊豆に来た時に立ち寄った浄蓮の滝。ただし今回は滝は見ません(笑)。

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お目当ては、浄蓮の滝の駐車場に面したお土産やさんの一角にある、わさびジェラートのお店。先ほどのワイナリーのレストランのランチではデザートがなかったので丁度いいということで、一昨年にも寄ったこのお店に来た次第。たかがジェラートですが、生わさびを練り込んだジェラートということでなんとなくまた食べたいということになりました。

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いろいろ種類があるのですが、頼んだのはこの店一番人気の「味くらべ」。ちょい辛、中辛、超辛の三種入り。おまけにスプーンのさきっちょに茎入り激辛がちょっと盛ってあるという丁寧さ。

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これが「味くらべ」の勇姿。店員さんの勧めで、辛い方(緑色の濃い方)から食べるようにとのこと。おそらく最後に辛いのが残ると余韻が悪いということではないかと想像(笑) ちなみに母親は言われたとおり辛い方から食べてましたが、「そんなに辛くないわよ~」と余裕の発言。わさびの爽やかな辛味を堪能しました。

浄蓮の滝は、この駐車場からかなりの段数階段を降りたところにあります。「降りててみるか?」と母親に尋ねると、言い終わらぬうちに「降りない!」とピシャリ(笑)。そうです、我々は滝ではなくジェラートを目当てに来たわけですので、滝は見ずにここを後にしました。

さて、時刻は2:40と、これからホテルに向かうと丁度チェックインの時刻。先ほど来た下田街道を北上し、吉奈入口を曲がって、ようやく本日の宿に到着。

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静岡県 伊豆 吉奈温泉 | 東府やResort&Spa-Izu

一昨年、母親の喜寿祝いで泊まってとても良かった東府やという宿。もともと、その前に新潟などを旅した際に泊まった妙高の赤倉観光ホテルに泊まったご縁で、同じ系列の東府やの割引きプランの案内が送られてきたのがきっかけ。今回も東府やからのリピーター向けのプランの案内を見てここに来ようと思ったという流れなので、このホテルのリピーター向けマーケティングにことごとくやられちゃっているということになります。そもそも泊まって良かった体験があり、その後色々なプランを案内すればリピーターは増えるというもの。おそらくこの東府やもリピーター率が高いと思います。

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吉奈入口からしばらく細道を進むと左側に東府やの入口があり、すでにお客さんを迎えるべくスタッフが何人も待ち構えていました。車寄せに車を停めて、荷物を降ろしてホテルに入ると、以前と変わらぬ垢抜けた佇まい。ここはロビーと売店のみの建物。

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ロビーで簡単なホテル内の説明を受けるとすぐに部屋に案内されました。

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玄関棟を出ると、すぐに吉奈川のせせらぎを聞きながら渡り廊下で本館まで渡ります。スポットライトを活かしたセンスの良い空間構成は前回泊まりに来た時の記憶のまま。

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本館に入って、しばらくいったところが今回の部屋。なんと、前回泊まった部屋と同じ部屋にその隣の部屋が今回の部屋でした。前回は3人でしたので一部屋でしたが、今回は叔母がいるので二部屋。脚の悪い母親連れということで、食事をするところに近い部屋を用意してくれたのでしょう。廊下のそここに生花が配され、客人をもてなす雰囲気満点。

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部屋に入ると中にも生花。

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それもひとつひとつ生け方たセンスが良い。私もその昔、大学生の頃日本美を極めるため古流の生花をやっていたので、こうした花ひとつひとつを生ける大変さ、難しさがわかりますので、かなりの手間をかけていることがわかります。

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誕生祝いの旅行と告げてあったので母親と叔母の泊まる部屋には丁寧な書き置きがありました。

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窓の外は吉奈川の清流。川の流れる音が常に聞こえます。水面をよく見ると鮎でしょうか、流れの中に泳いでいるのが見えます。紅葉にはまだ早いじきでしたが向かいの崖には所々葉先の赤くなったナナカマドがあり、雰囲気満点。

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紅葉もほんのりとですが色づきはじめたというところ。部屋について一休みしたので、広いホテルの庭に出てみようということに。前回の旅行は生憎雨だったので、この宿自慢の庭園を見ていません。母親は少々お疲れということで部屋でのんびりしていることにして、叔母と3人でホテル内を散策することにしました。

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この東府や、建物の配置、軒を実にうまくつかった景色の切り取り方、そして灯りや花の配置が実に巧み。こうしたところに凝るとどうしてもそれが目立ってしまうのですが、実に自然で、センスが良いですね。歩き回る楽しみがあります。

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私たちの泊まる部屋の真向かいが食事の場所になる懐石茶や水音。

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その前のテラスを超えていくと吉奈川を渡る橋があります。

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いつかけられたものでしょうか。作りは古く、朽ちかけたコンクリートの欄干には「芳泉橋」とあります。このホテル自体は現在の経営となってかなり手が入り、建物は新しいものも多く非常に綺麗です。温泉は奈良時代行基によって発見された伊豆最古の温泉とのことで、江戸時代には徳川家康の側室お万の方がこの温泉に入り子宝を授かったと伝えられる温泉。幕末には米国公使ハリスの侍女となった「唐人お吉」が晩年に逗留した歴史をもつ宿です。幕末までは遡らないでしょうが、この橋の造りを見ると、この宿の歴史に触れたような気分になります。

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橋を渡って振り返ると先ほどの懐石茶やが茅ぶきだったことがわかります。こちらも手入れが大変でしょう。

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橋からしばらく歩くと、右側に大正館芳泉という建物があります。先ほどの橋が芳泉橋で、大正館と名付けられているところみると、この建物は大正時代に建てられたものなのでしょうか。

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目の前にはクラシックカーが置かれ、これ一台でいい雰囲気。ちなみにこの写真では小さくしか写ってませんが、車の向こうに植木職人が木の刈り込みをしています。最近自宅の庭木がぼうぼうに茂っているので、週末は草むしりに庭木の手入れに奔走していますが、植木職人さんの見事な刈り込みの技術を盗みとろうと、クラシックカーそっちのけで植木職人さんのアーティスティックなハサミの入れ方をしばし凝視。いい勉強になりました(笑)

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前に来た時は玄関でウエルカムドリンクが供されたような気がしますが、今回はここ大正館芳泉までくると宿泊者にはドリンクが供されるということになっています。庭園に客人を誘導するというねらいでしょう。広大な庭園ですので、ここも見所ということでしょう。スパークリングワインに生ビール。私は生ビールでドライブの疲れを癒します。大正館芳泉の中はこの建物そのままの風情のカフェや、アールデコ風に手が入れられたところなどありますが、新しく手をいれたところよりも古い風情の空間の方が落ち着きますね。

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しばらく散策したところで、一杯飲んだのでしばらく叔母とおしゃべりに興じてのんびりくつろげました。

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大正館を出ると、空は夕方に差し掛かり、すこしひんやりしてきました。抜けるような秋の空に、夕方の陽の光が射し込んでいい雰囲気。

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さらに進んでいくとまた古い橋がかかっていました。欄干には「み登里(みどり)の橋 昭和3年竣功」とあります。こちらは年代がわかりました。昭和3年といえば父が生まれた年。1928年ですから今から87年前になるわけですね。この橋を渡ったところにこのホテルのベーカリー「Bakery & Table 足湯テラス」があります。さきほどビールやスパークリングワインをいただいたばかりですので、ここは素通り。

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そしてさらに吉奈川沿いもホテルの庭園になっていて、滝や魚釣りができる場所があります。のんびりと散歩を楽しみましたので、そろそろ部屋に戻ることにします。

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庭園はよく手入れされていて、秋の草花が楽しめます。これはテラスにあった萩。秋の風情を感じさせます。

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部屋にもどると、のんびりくつろいでいたはずの母親が、心配顔。考えてみれば随分のんびり散歩していましたので、どこにいったのか心配していたとのこと。ちなみにわれわれ家族の携帯は皆ソフトバンクで、このホテルの周りは電波が届きません。「電話したけど出ないから川に流されたと思ったわよ」とは母親の弁。散歩に興じていたとわかって一安心。

一休みして、ようやく風呂に。この宿にはいろいろお風呂がありますが、私はこの時間男性専用だった行基の湯へ。

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ホテルに着いたとき渡ってきた渡り廊下はいい感じになってます。

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玄関棟の脇にある行基の湯。玄関棟を出て石段をちょっと昇るサバイバルコースです。遠景は私たちの泊まっている部屋。

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幸いどなたもいらっしゃらなかったので、お風呂の様子もパチリ。川沿いの露天なのでせせらぎの音を聞きながらのんびり湯につかります。お湯の温度は41度くらいでしょうか。のんびりと浸かれる温度、泉質はアルカリ性単純泉なので無色透明で、肌に染み込む感じの湯ざわり。お湯を楽しむという以上にこの川沿いの風情を楽しめるいいお風呂です。湯につかってしばらくぼーっとしてリフレッシュ。

涼しい風を楽しみながら部屋にもどってしばらくすると夕食の時刻です。

(つづく)

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【番外】秋の伊豆小旅行(その1)

手元の未聴盤の山もいろいろあるのですが、また珍道中の旅行記にお付合いください。

今年の8月、母と叔母をつれて灼熱の東北旅行に出かけた件はブログの記事にしておりますが、そのとき日光の湯ノ湖が存外に良かったので、また出かけようという相談をしていました。そして今月は母親と叔母の誕生月。母親この10月で79歳、叔母は75歳になります。我々夫婦は50代と人生後半もいいところにさしかかっております。ということで、皆にとって貴重な誕生日ということで母親と叔母の誕生祝いに旅行に出かけるという企画にして湯ノ湖の宿などを調べ始めたところ、一昨年母親連れで泊まって良かった伊豆の東府やからもDMが届き、そちらも捨て難いということで迷った挙句、母親の希望で東府や再訪、再び伊豆旅行にすることにしたという次第です。

一昨年の旅行記はこちら。

2013/10/08 : 旅行・温泉巡り : 【番外】母親の喜寿に伊豆旅行-1

出かけたのは10月4日の日曜から1泊。人気の宿ゆえ日祝前日はなかなか予約がとれないので、日曜夜狙いで予約して決めた日程。ということで5日の月曜は会社をお休みしての旅行です。

出発の日はいちおう日曜なので渋滞を避けるため、早朝に出発です。いつものように朝6:00過ぎに自宅を出発。新宿で叔母をピックアップして、初台でコンビニに寄ってから首都高に乗り、いざ伊豆を目指します。

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シルバーウィークと3連休の合間の日曜だからか、天気もいいのに渋滞もなくスイスイ進みます。厚木を過ぎると最近のドライブでは曇りがちで見えなかった富士山がくっきり見えるようになります。この写真は大井松田あたりから見た富士山。10月初旬ということでまだ雪はありません。

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1時間ほど走っていつも休憩する鮎沢パーキングエリアで一休み。

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見上げると空は秋晴れ。ドライブ日和ですね。しばらく休んで出発、いつも通り新東名に入り、長泉沼津まであっと言う間に到着。いつもながら新東名は道がきれいで走りやすいです。以前伊豆に来たときには韮山の反射炉、伊豆の国パノラマパークのロープウェイに乗ってますので、同じ轍は踏めません。事前に母親に聞いても違うところがいいということで、散策好きな叔母の好みを考えて選んだ最初の行き先はこちら。

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三島のすこし南にある柿田川公園。伊豆観光地をいろいろ調べている際に探しあてた地味な観光地。先ほど休憩した鮎沢パーキングエリアでカーナビに目的地をセットしてあったので、苦労せず到着。ちょっと山のなかにあるようなイメージだったんですが、実は国道1号線沿いで向かいには大手家電量販店があるという意外に街中な立地。ただし、入ってみるとこれがなかなかなところでした。この公園については下記のサイトに詳しいのでご覧ください。

静岡県清水町:柿田川関連情報

この柿田川は全長1.2kmの川で狩野川に合流して沼津港で駿河湾にそそぎます。水源がは「わき間」と言って湧き水ですが、その水量は1日70万トンから100万トンとものすごい水量。そのわき間が見所です。

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駐車場についたのが朝9:00過ぎ。まだまだ人も少ないですが、駐車場にはすでに何台も車が停まっており、観光客もちらほら。駐車場の看板を見て、今来た道や今日泊まる東府やはこの辺とか母親に教えるとしげしげと見ていました。

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この公園、湧水地のまわりに木道などが整備され、適当に散歩できるようになっています。脚がわるい母親にもこれなら大丈夫そう。少し階段を降りて歩いていくと、さっそくわき間がありました。以前は産業用に使われていたためか、丸い土管のようなものの中からこんこんと水が湧いています。この柿田川の水は環境省から名水100選に選ばれ、現在はこのあたりの水道水の水源となっているとのこと。

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ここ柿田川の湧水地にこれほどの湧き水が湧くのは、今から8500年前の富士山の爆発で流れ出した三島溶岩流という大量の溶岩によるもの。溶岩自体は多孔質で水を通し、その下の地盤は水を通さないため、富士山の雪解け水などが三島溶岩流を通ってここに水を大量に湧き出させているということ。公園内のそこここから水がこんこんと湧きだしているのはそうゆうわけからです。三島市とこの清水町にはそういった湧き水が湧く場所が他にも多数あるそうです。

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整備された木道を歩くと、柿田川の清流をいろいろ眺められて、とても国道1号のすぐ脇とは思えません。この一帯、砂地のほうぼうから水が湧き出し、まわりにはその清流に合った植物が茂っています。

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途中木道の脇にあった木の実。調べてみるとシロタモのよう。写真に撮っておくとあとで調べられるんですね。

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しばらく散策して、今度は国道1号沿いの方に歩いてみると、第1展望台、第2展望台との案内がありました。ちょっと階段があったので、母親をベンチで休んでもらって第2展望台に降りてみると、ここがメインのわき間でした。直径5m以上はあろうかという巨大な土管の底から砂を巻き上げながら水がこんこんと湧いています。湧いた水が隅から川に注ぐところの水量はかなりのもの。見ていると自然の神秘を感じるよう。昔見た忍野八海と同じような感じですが、忍野八海は富士山のすぐ近く。こちらほもう駿河湾のちょい手前ということで、これだけ離れたところにこれだけの水が湧くというのが本当に不思議なものです。しばし見とれて、今度は第1展望台まで行ってみます。

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第1展望台はもう国道1号のすぐ脇。富士山の雪解け水が多くなると国道1号の地盤が心配なくらいの近さです。こちらは瀬のようなところから水が湧き出していきなり川になっています。流れを良く見ると魚が泳いでいたりして、なんとなく涼やかな気分です。

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ひとしきり散策して、母親の待つベンチにもどろうとすると、大きな石碑が目に入ります。「霊峰富士山の名水 柿田川 守り続けて 子や孫に」とあります。確かに富士山の雪解け水を溶岩で何重にも濾過した名水がこれだけの量湧きだしている貴重な自然の恵み、次の世代にも残していかなくてはなりませんね。

来てみるまでわからなかったのですが、ここは寄ってみた甲斐がありました。小一時間の散策でした皆楽しんだようで、今回も出だしから幸先よい旅となりました。この時点で10時くらい。もう少し時間がかかると踏んでいたので、昼に寄ろうと考えていた沼津の和食屋さんに行くには時間が早い。ということでネットでいろいろ調べていると、なかなかいいところが見つかりました。

向かったのはこちら。

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中伊豆ワイナリー シャトーT.S.

普段ワインは好きなので、勝沼や長野などでいろいろワイナリー巡りはしているのですが、伊豆にワイナリーがあるとは失礼ながら知りませんでした。先ほど寄った柿田川公園の駐車場でネットをいろいろ調べて、このワイナリーのレストランが評判が良さそうということを探り当てて、目的地にした次第。柿田川公園から中伊豆を修善寺まで南下し、修善寺から東の山に登ってしばらくいったところにあります。

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別荘地を抜けると垣根仕立ての広大なブドウ畑が出現。着いてビックリ。まずはブドウ畑の素晴らしいこと広さといい手入れが行き届いていて整然とした感じといい、これまでに見たどの畑よりも整っています。早速駐車場に車を停め、石城のような建物に入り、ベランダに出ると広大なブドウ畑を見渡せます。

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ベランダにはどのエリアにどのブドウが植えられているかを示すマップがあり、カベルネ・ソーヴィニオン、メルロー、シャルドネ、プティ・ヴェルドなどの欧州系品種に加え、信濃リースリングやヤマブドウとカベルネ・ソーヴィニオンの交配種であるヤマ・ソーヴィニオンなども植えられていて、かなり本格的。まずはブドウ畑で度肝を抜かれました。

玄関を入ってうろうろすると、すぐにワインの有料試飲コーナーがありましたので、このワイナリーの代表的なワインらしきものを赤、白選んで頼んでみます。それぞれ20mlということでワイングラスに少々の量。もちろんまわし飲みで、わたしも最後に香りと舐めるくらいいただいてみます。ワインのラベルには「志太」と記されています。白は志太シャルドネ2014、赤は志太シンフォニールージュ2013。白は非常にマイルドに仕上がったシャルドネ。赤も穏やかな柔らかを感じるもので、それぞれなかなかの出来。ここでなんとなく気づいたのですが、ここはシダックスの所有するワイナリーだったんですね。ワインのラベルの志太はシダックスの社長の名の志太。まったく予備知識なしに訪れたので、ブドウ畑の素晴らしさ、ワインの出来に嬉しい驚きを感じました。

その後ブドウ畑などを見ながらのんびりしているうちにレストランを予約した時間になりましたので、建物の4階にあるナパ・バレーというレストランに行ってみます。レストランに入ると窓際の席に通され、窓からは先ほど眺めたブドウ畑がさらに雄大に感じられる絶景。天気も良かったのでなおさら気分がいいです。一つ下の階のベランダではまさに結婚式の真っ最中。なるほどワイナリーでの結婚式とはいいものです。

中伊豆ワイナリーヒルズ:レストラン紹介 ナパ・バレー

頼んだのはパスタランチ。4人それぞれ別々のパスタを頼んでみました。サラダにカボチャのスープ、パスタ、そしてコーヒーに加えて、グラスワインもついています。ちなみに運転手向けにこちらのワイナリー製のブドウジュースもセレクト可能(涙)。そして同行者向けに先ほど有料試飲して美味しかったワインをいくつか頼んでみます。

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こちらはサラダにカボチャのスープ。どちらもこなれた出来。

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4人で違うパスタを選んで取り分けていただきましたが、こちらはヤリイカと春菊のラグーレモン風味。しっかり塩味がのってイカの旨味がでてます。

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こちらは地元駿河湾産のしらすと大葉のぺペロンチーノ。おそらく生しらすから炒めているのかしらすの香りがパスタによく乗ってうまかった。

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自家製ベーコンと季節野菜のアラビアータ。

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国産牛スジ肉と茄子のボロネーゼ温泉卵添え。どれも具材の香りがしっかりパスタに乗っていい出来。旅行時の昼は軽めにとの教訓があるのですが、皆さん綺麗に平らげました。

パスタセットについてきたグラスワインはどれもこのワイナリーのものですが、店員さんのお勧めで頼んだ白の甘口ワインに母も叔母も舌鼓。普段甘口ワインは飲まないんですが、ちょっと舐めてみると、ほんのりと程よい甘さ。冷やして飲むと美味しいとの勧めのとおり、これはこれでいけます。最後にコーヒーで落ち着いてのんびり食事を楽しみました。

お腹も満ちたところで屋上に出てみます。

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屋上に出ると塔屋に鐘があり、昇ると突けるようで、皆さん鐘を鳴らしています。もちろん満腹の我々高齢者一向は階段はパスして周りのブドウ畑の景色を楽しみます。

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先ほど見たブドウ畑の景色ですが、屋上からだと一層雄大。このブドウ畑、あとでわかったのですが、シダックスの社長がナパ・バレーのオーパス・ワンに惚れ込んで、道楽で始めたものとのことですが、道楽というレベルではありません。食を業とする企業のプライドと執念の塊のよう。これだけの畑を維持しながらワインを作り、われわれ観光客をもてなすという志の高さに打たれます。

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すこし左をみると下には三角屋根のチャペルがあります。この景色の中での結婚式はいいですね。

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ひとしきりのんびりしたので、今度は1階(ロビーは2階)の志太コレクションワインセラーなどを見てまわります。一転して暗く静かな地下蔵。

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このワイナリーは今年で15周年とのこと。すでに歴史の重みを感じる雰囲気があります。

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ワインセラーの壁にはブドウの収穫を楽しむ志太社長の写真が飾ってありました。いやいやあっぱれです。気になってオーパス・ワンをネットで調べてGoogle Earthで空から見てみると、広大なブドウ畑の真ん中にワイナリーの建物がある構成は瓜ふたつ。志太社長、本当にオーパス・ワンを手本に本格的なワイナリーを作ってしまい、15年かけてこれほどまでに育てあげたわけです。愛読する日本のワインを紹介する山本博さんのシリーズ本の中の1冊「日本のワインを作る人々 東日本のワイン」で、このワイナリーは「規模とその内容から日本屈指のワイナリーの一つ」と評されるほど本格的なものです。当初はマンズワインの技術指導を受けたとのことで、このまま成長することで、オーパス・ワンと肩を並べるまでに成長することも夢ではないような気がします。

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ワインセラーの中にはオーパス・ワンをはじめとするこのワイナリーのコレクションワインが静かに眠っていました。ワインセラーのフロアの周りにはワインを醸造する工場、樽詰めワインを保管する蔵などがあり見学することができます。

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再び外にでてまじまじとブドウ畑に見入ります。いやいや、東京からこんな近くにこれほどまでのワイナリーがあるとはまったく知りませんでした。一通り見学して母親も叔母も大満足。ロビーに戻って、もちろんショップでお土産にワインを購入。先ほどレストランでいただいて良かったので、珍しく甘口の白もお土産に加わりました。ワイナリーを思い出しながら飲むワインもいいものです。帰ってからのんびり楽しむことにしましょう。

さて、この時点で13:30くらい。先に進むことにいたしましょう。

(つづく)

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ローズマリー・ファーニス/ロンドン室内管の「王妃」(ハイドン)

久々の交響曲のアルバム。

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TOWER RECORDS / amazon

ローズマリー・ファーニス(Rosemary Fursiss)指揮のロンドン室内管弦楽団(London Chamber Orchestra)の演奏で、ハイドンの交響曲85番「王妃」他、指揮者を変えてモーツァルトのピアノ協奏曲12番(K.414)、ベートーヴェンの交響曲8番の演奏を収めたアルバム。ハイドンの収録は2007年2月28日、ロンドンのセント・ジョンズ、スミス・スクエア(St. John's, Smith Square)でのライヴ。レーベルは英signum CLASSICS。

白地に赤い四角と丸をあしらった品のいいデザインのジャケット。LCO Liveと記されたロンドン室内管のライヴをまとめたシリーズの1枚。なんとなく興味を惹かれて手に入れました。

ロンドン室内管は1912年設立のイギリスでも最も歴史ある室内管弦楽団。今日取り上げるハイドンの指揮を担当するローズマリー・ファーニスは、このアルバムに記載されている略歴ではロンドン室内管のコンサートマスター(ミストレス?)となっており、ヴァイオリニストとして活躍している人とのこと。ユーディ・メニューヒン・スクールの設立時の生徒でその後フィラデルフィアのカーティス音楽院で学び、シャーンドル・ヴェーグ、ピンカス・ズーカーマンらに師事。ロンドン室内管のウェブサイトを見ると、その現在の芸術監督、首席指揮者はこのアルバムでベートーヴェンの8番を振るクリストファー・ウォーレン=グリーン。当のローズマリーは、ローズマリー・ウォーレン=グリーンと名前が変わっていて、ロンドン室内管の教育担当となっていますので、録音後、クリストファーと夫婦となったのでしょう。

小編成オケでのハイドンの王妃の最近のライヴということで、見通しのよい軽快な響きが楽しめる演奏でした。

Hob.I:85 Symphony No.85 "La Reine" 「王妃」 [B flat] (1785?)
教会での録音らしく響きが溶け合ってオケが柔らかく響きますが、適度に鮮明。しかも響きに力強さがあります。ライヴといっても会場ノイズはほとんど目立ちません。冒頭から非常にバランスよく、しかもキビキビとした推進力が心地良い演奏。メニューヒン・スクール出身のファーニスのコントロールは弦楽器のボウイングが見事に揃っていてメロディーがくっきりと浮かび上がります。ヴィブラートは抑え気味で透明感ある響きはトレンドを踏まえたものでしょう。全編に漂う爽やかな印象。しかもキリリとアクセントがつけられ実にキレの良い演奏。木管陣も美しい音色で躍動感に花を添えます。1楽章からライヴとは思えないほどの集中力と緊張感が見事。爽やかな彫りの深さが印象的。
つづく2楽章でもキレの良いアクセントが表現の基調となっての展開。弦楽器の表現力で聴かせる演奏。ローズマリー・ファーニスの統率力あっての表現でしょう。2楽章ではフルートの軽やかなソロが見事。やはりフルートの表現力があると音楽が躍動します。オケは腕きき揃いですね。
メヌエットでも一貫して軽やか。低音弦の反応がいいからこそ軽やかな響きが生み出されることがわかります。さりげないフレーズひとつひとつの表情が非常に豊か。それらが響きあってオーケストラの響きが豊かに感じるわけです。非常にクオリティの高い演奏。
フィナーレでも豊かな表情と多彩な響きに耳を奪われます。自在にテンポを動かし、オケは巧みにスロトットルをコントロール。軽やかに吹き上がり、鮮やかに響きます。最後に拍手に包まれることでライヴだと気づかされるほど演奏中のノイズは抑えられた見事な録音です。

このあとメルヴィン・タンの弾き振りによるモーツァルトのピアノ協奏曲12番、クリストファー・ウォーレン=グリーン指揮によるベートーヴェンの8番と続きますが、オケの響きの多彩さはハイドンが一番。やはりローズマリー・ファーニスのきめ細やかなコントロールの賜物でしょう。

久々に取り上げた交響曲ですが、オーケストラの豊かな響きを隅々までコントロールして得られる快感を堪能できました。一聴して爽快な演奏なんですが、よく聴くと本当に隅々まで表情豊かな名演です。腕利き奏者をきっちりコントロールした正統派の名演奏とはことのことです。王妃にまた一枚愛聴盤が増えました。評価は[+++++]とします。

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tag : 王妃 ライヴ録音

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Author:Daisy

なぜかハイドン(Franz Joseph Haydn)が特に気に入り膨大な録音をコツコツ集めてレビューしております。好きなものはお酒全般(ワイン、日本酒、モルトなど)、美味しいものを食べること、料理、鄙びた温泉めぐり、歌舞伎見物、スポーツクラブで泳ぐこと(美味しいお酒を呑むため!)などなど。東京在住のごく普通のサラリーマンです。

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