【番外】初冬の中部、関西紀行(その5)

その1へ)

この旅3日目の朝。前夜は岐阜長良川温泉に泊まり、豪華な食事と温泉を楽しみました。出発以来続いていた好天から曇天に変わり、この日はこの旅の目的地である淡路島に向かいます。

淡路島に向かう途中、文化財を堪能するということで立ち寄ることにしたのは京都。これまで訪れたところはいずれも紅葉の真っ盛り。旅立つ前のテレビでも京都は紅葉の盛りゆえ、どこも多くの観光客で賑わっているとのこと。もちろん観光のベストシーズンゆえ人が多いのは致し方ありませんが、それでも、知る人ぞ知るというところを探すのが渋好みの我々3人の旅の定石です。

ということで、岐阜長良川温泉の名旅館十八楼の駐車場を中居さんとハッピのおじさんたちに見送られて出発です。もちろん、いつものようにiPhoneのGoogle Mapsに京都の目的地をセットして指示にしたがって進むことにします。

まずは、前日来た長良橋南交差点に出て、金華山の下のトンネルを潜って長良川沿いを鵜飼大橋まで行き、そこから県道77号線、岐阜環状線で一ノ宮方面に向かいます。岐南インター、岐阜各務原インターから東海北陸自動車道に乗り、一宮ジャンクションからいよいよ名神高速で関西を目指します。ここまでは車が多かったものの名神高速に入ると快適なドライブ。途中米原手前の伊吹パーキングエリアで休憩して、一路京都を目指してまた出発。渋滞などすることなくスイスイ走ると米原、彦根、蒲生、栗東、瀬田、大津と関東人には聞くだけで新鮮な地名をやり過ごして、京都東インターまでたどり着きました。岐阜からここまで約2時間の旅。宿を出たのが朝8:30と早かったので、京都東インターを降りたところで10:30とまだ早い時間に到着できました。

インターを降りてから京都市内までは車が多くなりましたが、それでも流れは悪くなくありません。京都東インターから国道1号を新幹線と隣り合って京都市内まで近づきますが、Google Mapsは容赦無く細道に入るように指示して来てそれにしたがって最初の目的地についたのは10:45。予定より45分早い到着です。

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蓮華王院三十三間堂

この日京都で最初の目的地は有名な三十三間堂。嫁さんは仕事では京都に来たことはありますが、観光ははじめて。叔母もここには昔来たきりということ。駐車場に着くなり、修学旅行生が何台も連なるバスから大挙して降りて来て、なんだか凄い人混みです。我々渋好みの旅の目的地としてはかなり異例の展開。なんだかただならぬ雰囲気の中拝観入り口の団体受付とは別に個人受付で拝観料を払って入りますが、直前に修学旅行生が入ったので、肝心の三十三間堂に入るのにかなりの行列待ちとなります。意図せず牛歩のように行列で進み、観光客向けの新しい建物から、薄暗くお香の香りのする三十三間堂に入っても見えるのは修学旅行生の頭ばかり。なんとなくせっかく京都まで来たのに、大混雑に巻き込まれていきなりミスセレクトな印象が漂います。

ただ、それも含めて添乗員役の私の思う壺だったんですね(笑)

少しずつ修学旅行生の列が動いて、10分ほど経ったところでようやく三十三間堂の見所である、1001体の千手観音が見渡せる本堂の北の端までたどり着き、視界が開けると、、、 嫁さんも叔母も目をまん丸にして仰け反ってます。このお堂のものすごいインパクトが伝わったようです。恐ろしく整然とひな壇に並ぶ1001体の千手観音の圧倒的な存在感、北の隅に鎮座する国宝雷神像、そして次々と現れる国宝観音二十八部衆像。その全てが長大な空間に配置され、拝むことすら忘れさせるような迫力で迫ります。旅行前に東京国立博物館で開催された運慶展も見ているのですが、国宝の量とレベルが違います。眼前に物凄い存在感で国宝が束になって見下ろしてくる怒涛の迫力。しかもそれを収める建物のスケール感、闇の中に窓からは入る光を浴びて立つ仏像の荘厳さ、歴史の重み、そして霊気すら感じさせるような仏の気配。全てが嫁さんと叔母の想像を超えて迫ってきました。

「ちゅごいね〜」と嫁さん。

あまりの迫力に実際にはまだ多くの修学旅行生が周りにいるのに、すでに視界から修学旅行生は完全に消え、仏様の存在感と対峙するひとときを味わいました。ゆっくり歩いて行くと、次々と国宝観音二十八部衆像が現れますが、あれも、これも、それも皆国宝。表情を見ると昔の仏師の表現力、造形力の高さに驚きを禁じえません。このスケール感と迫力こそ、私が京都観光の最初に是非見るべき、いや、打たれるべきものとしてこの三十三間堂を選んだ狙いです。京都の社寺や文化財でこれほどの迫力を持つのはここ、三十三間堂と東寺くらいのもの。

ちょっとだけあてが外れたのは、紅葉シーズンゆえ、他の紅葉スポットにお客さんが流れて、三十三間堂はもう少し空いていると思っていたこと。やはり、修学旅行でここは外せませんね。

怒涛の迫力に打たれながら本堂を進んで、ほぼ中ほどに差し掛かると、ひときわ巨大な中尊に辿り着きます。中尊は運慶の長男、湛慶の82歳、建長6年(1254年)作とのことで、運慶展で運慶の作品をいろいろ見て来たことと繋がり、感慨一入。ど迫力に驚き感覚が麻痺しているところに、さらに渾身のアッパーカットをくらったような衝撃。図面で見ると中央の中尊の左右に仏像が並ぶシンメトリカルな静的な配置なのですが、廊を歩いて見て回る人の動線上の視野の変化は誠に劇的でダイナミック。このお堂の構想を考えた先人の緻密な設計に改めて驚きます。

このお堂の圧倒的な迫力にメロメロになりながら歩いてゆくと、さらには中尊の左右に500体ずつ並ぶ千手観音の微妙に一体一体異なる表情と、あまりにも整然と並ぶ姿の醸し出す荘厳な雰囲気にさらに追い打ちをくらい、最後の南隅の風神像を見た時には最初の雷神像の記憶もおぼろげ(笑) 迫力負けですね。

もちろんお堂自体も素晴らしく、平清盛が造進した後焼失し、文永3年(1266年)に再建されて以来700年以上経った建物の豪壮な迫力は、1000体の千手観音像を見終えて裏側に回った時の方がよく見えました。柱や梁の太さ、軒の高さ、歴史の重みを感じる荒々しい造りなど近年の建物とは迫力が違いますね。ゆったり見て回って全幅120mのお堂を一往復。いやいや、久々の訪問でしたが鎌倉時代の鋭気をたっぷりと堪能しました。

再び拝観入口の新しい建物にたどり着いて外の日の光を目にすると、下界に戻ったような心境。もちろんお堂の内部は撮影禁止ですので、リアルな景色をお伝えできないのが惜しいところ。

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外に出て、玉砂利を踏みしめながら本堂の周りを歩いてみることにしました。改めて見てみるとやはりその建物の大きさに驚きます。現代の建物でもこれだけのものを建てるのは大変。それも木造で、これだけの木材を揃えるだけで大変なことです。

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日本建築史を学ぶと、視線は軒の斗栱(ときょう)に。これは組物が二段なので二手先斗栱。肘木の下端の曲線や、部材の太さなどが時代ごとに変わっていきます。現在の本堂は鎌倉時代の建物ですが、鎌倉時代の豪壮な印象と、創建された平安時代の印象ももつ感じ。

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また、軒は大きな屋根をかけて深い庇をつくるため二軒(ふたのき)となっています。木造の寺社建築は構造と意匠が高度に融合したもので、軒の意匠は歴史を経て洗練されてきた構造の表現そのものです。またとない見事な軒を見て感慨深くなっている私を置いて、嫁さんと叔母はトコトコ先に進んでいました。

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天気は曇天なものの、ここでも紅葉は見事。

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本堂の南端まで回って千鳥破風の妻飾りを確認。懸魚が3つもついた豪華なもの。懸魚は猪の目のように彫刻がなされた猪目懸魚。

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ぐるりとまわって正面側の前を歩いて行くと、やはり紅葉があちこちにあり、華やかな印象を与えています。

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ちょうど中尊の前あたりが本来の正面玄関となります。本来はここから参拝するものでしょうが、大量の観光客を裁くには現在の北端に拝観入口を設けるしかなかったのでしょう。

ようやくぐるりと一周して三十三間堂を堪能しました。修学旅行の行列にまみれていた時の不安は払拭され、嫁さんも叔母も、流石京都と絶賛。京都で最初に訪れるべきスポットは見事にヒットと相成りました。

ここ三十三間堂の駐車場は無料ですが、車を停めた時に40分以内でお願いしますと声をかけられていましたが、この時すでに小一時間経過していて、時刻は11:30。そそくさと駐車場に戻って、次のスポットへ向かいます。



朝食は長良川温泉でしっかり食べて来ましたので、まだお昼をいただくには早いということで、もう一箇所寄ってみることにします。続いて狙いを定めていたのはこちら。

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六波羅蜜寺

三十三間堂の駐車場から車で北に5分ほど行ったところにある六波羅蜜寺。もちろんGoogle Mapsに行き先を仕掛けると、京の町屋の中を巧みにやり過ごしてすぐに着くことができました。私は4度目の訪問。三十三間堂で同行者の度肝を抜くことに成功した勢いで、今度は、燻し銀の文化財で旅の奥行きを出そうというコンセプトです(笑)

ご存知の方も多いと思いますが、ここ六波羅蜜寺にも素晴らしい文化財があります。六波羅蜜寺については、こちらもお寺の前に掲示してある京都市の案内看板の文面がわかりやすいので掲載しておきましょう。

天暦5年(951年)、疫病平癒のため空也上人により開創された真言宗智山派の寺院で、西国三十三箇所観音霊場の第十七番札所として古くから信仰を集めている。空也上人の自刻と伝えられる十一面観音立像(国宝)を本尊とする。
空也上人は醍醐天皇の第二皇子で、若くして出家し、歓喜踊躍しつつ念仏を唱えたことで知られ、今に伝わる六斎念仏の始祖である。
往時は寺域も広く、平家の邸館や鎌倉幕府の探題が置かれるなど、源平盛衰の史跡の中心でもある。宝物館には定朝の作と言われる地蔵菩薩立像のほか、空也上人立像、平清盛坐像、長快作の弘法大師像など数多くの重要文化財を安置し、境内の十輪院が仏師運慶一族の菩提寺であったことから、本尊の脇に祀られていたという運慶・湛慶坐像も所蔵している。(後略)


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お目当てはこの空也上人立像。寺の入り口にもポスターが貼られているほど。先ほど三十三間堂では圧倒的な数の仏像を見て来ましたが、存在感はこちらも圧倒的なんです。

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お寺のすぐ脇の駐車場に車を停めて、さほど広くない境内に入ると、先ほどの三十三間堂とは打って変わって、観光客もまばら。我々が期待した静けさがありました。ようやく我々の旅に相応しいマイナー感が漂い、嫁さんも叔母も安心したよう(笑)

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まずは本堂にお参り。この本堂は南北朝時代の貞治2年(1363年)に再建されたもので重要文化財。ということで先ほど拝観した三十三間堂の本堂より約100年後のものですが、極彩色が残っているためか印象が全く違います。また、先ほどの紹介文にある本尊の空也上人の自刻と伝えられる十一面観音立像は秘仏とのことで、本堂中央の厨子に安置され12年に一度辰年にのみ開帳されとのこと。

ということで本堂はそこそこに、お目当ての文化財がある本堂裏の宝物館に向かいます。ここのみ拝観料が必要ですので入り口で拝観料を払ってパンフレットをいただき中に入ると、さほど広くない部屋に仏像がひしめくように並んでいます。そのほとんどが重要文化財。国宝こそありませんが、一体一体の存在感は素晴らしいものがあります。

お目当ての空也上人は左手奥にひっそりと展示されていました。何と言ってもインパクトがあるのは口から仏様を吐いている異様な姿。この像の存在を知ったのは幼少期で、父が持っていた仏像辞典を見ていた時に一際異彩を放つこの像だけが鮮明に頭に刻み込まれました。以降、なぜかこの像を見てみたくなり、高校時代、大学時代、仕事で京都に来た時、そして今回の訪問となったわけです。この像は運慶の四男康勝の作。胸に金鼓、右手に撞木、左手で鹿の杖をつき、膝を露に草鞋をはき、念仏を唱える口から六体の阿弥陀が現れたという伝承のままに洗練された写実彫刻とのことです。ガラス越しに見る像からは平安時代に生きた僧のただならぬ気配が今も変わらず感じられ、この彫刻が空也上人の業績を後世にしっかり伝えていることがわかります。

空也上人以外にも素晴らしいものが山ほどあります。写真はもちろん撮れませんので、ネットなどで姿を見ながら読んでいただくと私の感じた印象がわかるかと思います。

まずは運慶とその息子湛慶の坐像。この像がひときわのインパクトを感じさせるのは、旅行前に運慶展を見て、運慶の作った多くの仏像を見ていることに加え、先ほど三十三間堂で湛慶作の巨大な中尊を拝観しているからに他なりません。顔をみると穏やかで達観したような姿なのは当たり前ですが、彫り上げた仏像の素晴らしさを知るだけに、二人の人となりを想像してしまうわけですね。木彫ですが非常に穏やかな表情が実にうまく表現された見事な像です。

それから経を読む平清盛の坐像。妙に目に力があり、往時の隆盛よりも悟りきったような姿が印象的。

他に弘法大師像、閻魔大王像などや入り口右手には薬師如来坐像とその周りを取り巻く多聞天、広目天、持国天、増長天の立像があります。

運慶作の地蔵菩薩立像は国立博物館の運慶展に貸し出し中との札がかかって展示されていませんでしたが、こちらは東京ですでに拝んで参りましたので問題なしです。

狭い展示スペースにところ狭しと置かれた重要文化財の数々に、嫁さんも叔母も、重要文化財が無造作に展示されていること自体に驚いていました。これが京都のすごさでしょう。観光客も我々の他に数組。宝物館も実にゆったりと鑑賞できたということで、2人とも満足げにしていました。宝物館から外に出ると、、、

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ここにも見事に手入れされた紅葉が目を楽しませてくれます。ふとしたこのようなひと時がいいんですね。

京都2軒目の観光スポットもご満足いただいたということで、そろそろお腹もいい具合に減って来ました。時刻はそろそろ12過ぎということでランチスポットに向かうことにします。この日、前夜に調べておいたお店に向かいます。

六波羅蜜寺は京都独特の碁盤の目のように縦横に走る細道に面していますので、よそ者が運転するにはかなりの土地勘が必要ですが、いつも通りGoogle Mapsに目的地をセットすると、細道を我が物顔で走れるようになります。指示通りに細道を進み、すぐに東大路通に出ます。

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そこから北上すると、先日ブラタモリで放送された八坂神社前の交差点に差し掛かります。なんとなく知った景色を見ると落ち着くものです(笑) さらに北上して、東山三条を右折してしばらくのところに目的地がありました。

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そば処桝富

前日長良川温泉で翌日のランチスポットを色々調べていて発見したお店。鴨せいろで有名なお店とのこと。我々の旅の「昼は軽めに」という掟に従ってのセレクトです。お店についたのが12:30で混んでいるかと心配しましたが、幸い5分くらい待ったところで座ることができました。

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もちろん頼んだのが鴨せいろに鴨南蛮、叔母は京風きつね蕎麦。京風ということで出汁が醤油ベースではないのは予想済みでしたがこの出汁の味が深い。ちょっと濁り気味の出汁と蕎麦が実に合うんですね。店内は満席にも関わらず、注文するとそれほど待たずに出てくるのも流石なところ。やはり食べログで評判のいい店だけあって味に抜かりはありません。

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こちらは嫁さんが頼んだ鴨南蛮。こちらも出汁の深さが印象的でした。我々には量もちょうど良く、お昼も狙い通りで、皆満足。

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お店を出ると真向かいがうつわ屋さん。なんとなく京都らしい品のいい店構えとウィンドウ越しに見える蕎麦猪口や徳利などを物色していると、嫁さんから「入ってみる?」と声がかかりますが、この日は淡路島までたどり着かねばならず、この後ももう1箇所くらい京都観光をセットすべしと目論んでいた添乗員のプライドで、ぐっとこらえてお店を後にしました。

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桝富の並びのお店。なんとなくいい雰囲気ですね。この辺りが京都らしいところでしょう。

さて、駐車場で車に乗り込んで、もう一箇所どこに行こうか算段。お蕎麦やさんに入る時から雨がぱらつきはじめましたので、散策するには微妙な天気となって来ましたので、京都の東山あたりをまずは車で流してみることにします。

まずはちょと北に進むとすぐに京都国立博物館の前に出ますが、その前をやり過ごして、今度は南禅寺前の交差点へ。白川通に入り北に進むと、前を走っていた観光バスが右に曲がるではありませんか。ちょっと気になってついて行ってみると、どうやら永観堂に向かっているよう。狭い道を観光バスがこともなげに進み、周りは永観堂に行こうとする人が多くなって来ました。入り口前はバスと人でなんだか三十三間堂の二の前になりそう。雨もぱらついていましたので、やり過ごして、永観堂入り口前の鹿ヶ谷通を北上します。そうすると、今度は哲学の道との看板が目に入り、脳内に電球が灯りました! 車内一同に「哲学の道を少し歩いてみようか」と尋ねると、「それはいいわね」との賛意が得られましたので、少し走った先のコインパーキングに車を停めて、少し散歩してみることにしました。

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鹿ヶ谷通沿いの駐車場から東に50mほど入るともうそこは哲学の道でした。

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私は高校の修学旅行で銀閣に行ったとき以来。雨がぱらつく中でしたが散策する人は少なくありません。なかなかいい雰囲気でしたのでこのまま哲学の道を散策してみてもよかったのですが、私は、気になるシグナルを見落としませんでした。

哲学の道の脇に「秋の特別公開霊鑑寺」と書かれた看板が立てられており、矢印が哲学の道を渡った奥を指しています。同行一同に「霊鑑寺に行ってみる?」と聞くと、「それ何?、有名なの?、行ったことあるの?」と不信感に満ちた質問が寄せられます。もちろん私も行ったこともなければ情報もなし。いわゆる霊感です(笑) 同行一同にとっては誰でも知っている「哲学の道」というネームバリューに対して、誰も知らない「霊鑑寺」というのは不安な訳ですね。

なんとなく気まずい雰囲気を感じながらも添乗員特権と、特別公開というプレミアム感、そして我々の好みに適合するだろうという憶測を頼りに、霊鑑寺に向かうことにしました。

向かう道も完全な住宅街で、なんとなくマイナー感が漂います(笑) 哲学の道から5分くらいのところに霊鑑寺の入り口と、特別公開を案内する看板が立てられていました。

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京都観光Navi 霊鑑寺

もちろん、観光客もまばらで、あいにくの霧雨模様。入口で拝観料を払って、中に入ると、見事な紅葉に目を奪われるではありませんか! この後、この霊鑑寺の素晴らしさに一同うっとり。またしても事前の不安をバッサリ断ち切り、京都の真髄を味わうことができたんですね。添乗員役の私の霊感がピタリと当たった訳です。

この模様は次の記事で(笑)

Google画像 霊鑑寺

次の記事をアップするまで、Googleの画像でお楽しみください。

旅は続きます。

その6へ)

(私伸)
sifareさん、大森の大家さん、イタリア語通訳さん、お寺の娘さん、猫好きさん購読ありがとうございます(笑)

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テーマ : 国内旅行
ジャンル : 旅行

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No title

Daisyさん こんにちは。

京都には、15年ほど前に、仕事で半年余り住んでいたので、当時は、メジャーな場所から、
マイナーな場所まで、あちこち行きまくっていました。

六波羅蜜寺の口から仏様を吐いている空也上人像や、六波羅蜜寺近くの六堂珍皇寺にある
あの小野篁が現世と地獄とを行き来したという井戸、三十三間堂のたくさんの千手観音像
など、みな懐かしいです。

三十三間堂のすぐ隣にある養源院の血天井は、霊気・妖気漂うものがあった事を思い出し
ました。

Re: No title

Haydn2009さん、返信遅くなりました。

京都にお住まいになられたことがあるんですね。京都に住むと休みの日はいろいろ行くところがあって楽しかったことでしょう。観光で行くスポットとは異なり、住むといろいろなことがわかりそうですね(笑) 京都は街並みにも歴史の年輪を感じますし、特に昔からの碁盤の目のような街並み、路地が基本になっているので生活も歴史に溶け込んでいるように感じます。東京ではそのように感じさせるところは少なくなりつつありますね。機会があれば、今度は京都だけゆっくり歩いてみたいと思っています。
プロフィール

Daisy


Author:Daisy

なぜかハイドン(Franz Joseph Haydn)が特に気に入り膨大な録音をコツコツ集めてレビューしております。好きなものはお酒全般(ワイン、日本酒、モルトなど)、美味しいものを食べること、料理、鄙びた温泉めぐり、歌舞伎見物、スポーツクラブで泳ぐこと(美味しいお酒を呑むため!)などなど。東京在住のごく普通のサラリーマンです。

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